韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!セリフを題材にした文法解説も

トライアングル11話あらすじ&日本語訳vol.2

   

ジェジュン、イ・ボムス、イム・シワン、ペク‥チニ出演「トライアングル」11話の後半に進みます。

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「私、ホ・ヨンダルさんのせいですごく腹が立つし、失望してるんです」
「ホ・ヨンダルさんにはギャンブルに人生を賭けてほしくありません」

ジョンヒの言葉がしきりに思い出され、ヨンダルは運動場の隅でぼんやりと考えに耽っていた。
そこへジャンスたちが浮かない顔でやってくる。

ジェリー「兄貴、マンボン兄貴が呼んでる」
ヨンダル「…。」

ヨンダルの視線の先に、集団でこちらを見ているマンボンたちの姿があった。
マンボンはヨンダルを見ると、人差し指で「来いよ」と合図をする。
ヨンダルは立ち上がった。

ジャンス「俺たち、今日も殴られなきゃなんないのか?毎日殴られるくらいなら死んだほうがマシだ。こんなの耐えられないよ」
ヨンダル「…。」
ジャンス「なぁヨンダル、教官に全部話して助けてもらったらどうかな?」
ジェリー「バカ言うな。そんなことしたら仕返しされるに決まってる!誰も気づかないうちに刺されて死んじまうぞ!」
ジャンス「だからって毎日殴られっぱなしでいいのか?!」
ヨンダル「お前らには悪いが、どうしようもない。殴られるしか道はないんだ」
ジャンス「…。」
ヨンダル「クズみたいに生きてきた罰だと思って、黙って殴られるさ」

ヨンダルは歩き出す。

ジャンス「おい!それじゃ俺は?俺はなんで罰を受けなきゃいけねーんだよ!」
ジェリー「(ジャンスの肩を叩く)兄貴はさ、クズのそばで人生を浪費した罪だ」
ジャンス「(ジェリーの額をペシッ)冗談言ってる場合かよ!」

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「どうだ?俺の金を取り戻す方法、考えてみたか?」マンボンが言う。

ヨンダル「今のところは方法がありません」
マンボン「チャンスをくれって言うからやったんだぞ。それなのに、クソ食らえってか?」

マンボンは笑った。

ヨンダル「…。」
マンボン「まだ殴られ方が足りねーようだ。いい方法を思いつくまで殴られ続けるしかないわな」

マンボンはそう言って作業場から出て行く。
「喧嘩でもないし、殴るのに飽きるなんて初めてだ」ヨンダルと同室の受刑者が手に持った角材を眺めてぼやいた。

「跪け」床に這いつくばったヨンダルたちの体を、受刑者たちが一斉に打った。

何度も何度も殴られながら、ヨンダルはジョンヒの言葉を一心に思い出す。

ジョンヒ「私、ホ・ヨンダルさんが本当に恥のない人生を送るかどうか見守るつもり。だから、私に悪いなんて思わなないで、元気に健康でいてください」

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ジョンヒの祖母は鮮やかな花かごの香りを嗅ぎ、顔をほころばせた。
そこへジョンヒが帰ってくる。

祖母「おかえり。ご飯は食べたのかい?」
ジョンヒ「いらないわ」

ジョンヒはテーブルの上の花に目を留めた。

ジョンヒ「この花は?」
ピョンス「お姉ちゃんにプレゼントだよ!」
ジョンヒ「プレゼント?」

ジョンヒは腰をかがめ、香りを嗅ぐ。

ピョンス「そこ、カードもあるよ」

「カード?」ジョンヒは花の間に挟んであるカードに気づき、手に取った。

『誕生日おめでとうございます ユン・ヤンハ』

ジョンヒは思わず小さく溜息をつく。

祖母「旧暦の誕生日だって知らずに送ってきたんだね。ユン・ヤンハって誰なんだい?」
ピョンス「お姉ちゃんの恋人?」
ジョンヒ「…。」
祖母「どうする?あんたの部屋に持って行こうか?」
ジョンヒ「ううん。私はいい。お祖母ちゃんが好きにして」

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ジョンヒ「…。」

部屋へ戻ったジョンヒは昼間会ってきたヨンダルのことを思い出していた。

ジョンヒ「私たち、どういう関係ですか?」
ヨンダル「どんな関係でもないから、俺みたいなヤツのことは忘れることです。ここへはもう来ないでください」

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ジョンヒは胸元のペンダントにそっと触れた。

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夜中。

受刑者たちがズラリと並んで眠っている一番端で、老受刑者がむくりと起き上がった。
隣の受刑者が気づいて悪態をつく。

受刑者「(手を臭い)何だよ!全く!」

騒ぎに気づき、他の受刑者たちも目を覚ました。

受刑者1「何の臭いだ?」
受刑者2「このジジイまた糞漏らしたんだ、兄貴」
受刑者1「ジジイ!全く!」
老受刑者「すまないねぇ」
受刑者2「すまないも何も!この臭いどーすんだよ!」

「何回やらかすんだ」隣で寝ていた受刑者が立ち上がり、入り口の小窓から看守を呼んだ。

看守「何だ?」
受刑者2「早く来てくださいよ」
看守「(ドアの向こうから覗き)どうした?」
受刑者2「あのジジイがまた漏らしたんです。さっさと処理してくださいよ」

面倒くさそうに看守が溜息をつき、ドアを開けた。

看守「おい」

「おい!」看守は中へ入らず、ヨンダルに手招きをする。

ヨンダル「?」
看守「お前、ジジイを連れて行って処理して来い」
ヨンダル「…。」

#自分のブログに糞と書く日が来ようとは…。

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静まり返った廊下を、ヨンダルは老受刑者の腕を取って歩いた。
前を歩く看守が、あからさまに臭いを嫌がり、手で扇いで舌打ちをする。

ヨンダル「…。」

風呂場へ行くと、ヨンダルは老受刑者の体を丁寧に洗い、洗濯板でゴシゴシと服を洗った。

老受刑者「すまないね」
ヨンダル「いいんですよ。俺ホント大丈夫ですから、気にしないでください」
老受刑者「…。」

「どこかお悪いんですか?」ヨンダルが顔を上げる。

老受刑者「消化が悪くてね。老いぼれは早く死ぬべきなのに、漏らして人に迷惑を掛けるとはな」
ヨンダル「何故ここへいらしたんです?」
老受刑者「欲のせいだ。欲が過ぎてね」
ヨンダル「欲のない人なんかいませんよ。俺だって欲のせいで罰を受けてるんです」

ヨンダルは再び手を動かす。
文句も言わず黙々と働くヨンダルを、老受刑者はじっと見つめた。

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街角のおでんの屋台を、ドンスが覗いた。

ドンス「儲かってるか?」
店主「班長さん!」
ドンス「もう班長じゃない。辞めたんだ」
店主「それは私も聞きましたがね、辞めようが辞めまいが、私にとっちゃ班長さんは班長さんだ」

「…。」ドンスは売り物のおでんをモグモグと頬張り、店主を見つめた。

店主「ところで、どうしてここへ?」
ドンス「頼みがあってな」
店主「何でもおっしゃってくださいよ」

「金庫破りだ」ドンスが淡々と言う。

店主「班長さんの命令なら警察の金庫だって破りますよ。どこなんです?」
ドンス「テジョングループの会長室」

店主から笑顔が消え、目が鋭くなった。

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ミン社長はヒョンタクを連れ、コ・ボクテと会っていた。

ミン社長「噂によると、会長はテジョンカジノの株を譲り受け、永宗島リゾート事業にも参入されるとか。それなら私との約束を守っていただきませんと」
コ・ボクテ「約束だって?俺が何か約束したか?」

ミン社長は呆れて笑った。

ミン社長「何をおっしゃいますか、会長!私にも参加するチャンスをくださるって、その言葉を信じて、資金を総動員して会長を支援したんですよ」
コ・ボクテ「人がやるからって何でも真似するもんじゃない」
ミン社長「!」
コ・ボクテ「おい、ミン社長。カジノなんてものはな、誰でも彼でも出来る事業じゃないぞ」
ミン社長「…。」
コ・ボクテ「ミン社長は今までどおり金貸しをやればいい。それならいくらだって協力してやる」

「このチンピラ野郎!」ミン社長の言葉に、じっと下を向いていたコ・ボクテの側近が思わず顔を上げた。

ミン社長「ちょっと!コ・ボクテ!何企んでんのさ!!!」
側近「ミン社長、お控えください」
ミン社長「お前は黙ってな!」
側近「…。」

コ・ボクテが笑い声を上げる。

コ・ボクテ「ミン女史。人目もあるのに、どうしたんだ」
ミン社長「どうして?恥ずかしいの?もっと恥をかかせてほしい?」
コ・ボクテ「…。」
ミン社長「私の資金はすぐ回収するわ。そのつもりでいなさい」

「行くわよ」ミン社長は席を立った。

側近「私が処理いたします」
コ・ボクテ「蜂の巣を下手につつくと大変なことになる。慎重にやれ」
側近「承知いたしました」

#ミン社長もこれでヨンダルたちに協力してくれる展開になるといいね^^ワクワク

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ドンスが保安室へ入ると、警備員たちが一斉に立ち上がり、頭を下げた。

ドンス「仕事を続けてください」

警備員たちが席に戻ると、ドンスはモニターの映像にひととおり目を通す。
彼はその中の一つに目を留めた。

廊下を人が行き来している様子が映っている。

ドンス「…。」

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薄暗い階段室に小さな足音が響く。

ドンスは自分の後をついてきた金庫破りに手早く説明した。

ドンス「今から3分後に保安室の電源が遮断される。また作動するまでの時間は1分。その間に会長室のドアを開けて中に入るんだ。出来るか?」

「ご心配なく」ドンスに頼まれた屋台の店主、金庫破り職人の目がキラリと光った。

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ホテル内の電源が落ち、暗くなる。
警備員が通り過ぎると、ドンスたちは一気に廊下を駆け抜けた。

ドンスが懐中電灯で照らす中、職人が道具を出し、鍵に向かう。
機械をつなぐと、直ちにパスワードの解析が始まった。
『UNLOCK』緑の表示が出るまで、ほんの数秒。

職人「OK」

ドンスたちは急いで中へ入った。

ドンス「金庫を探すんだ」

懐中電灯を手に、二手に分かれる。
職人の懐中電灯の灯りが、壁の絵の付近で止まった。

職人「ここです」

彼が壁の絵を外すと、そこに隠し金庫の扉が現れる。

ドンス「時間は?」
職人「ちょっと掛かります」
ドンス「急いでくれ」

職人は頷くと、作業を始めた。

金庫のセキュリティープログラムに持って来たソフトを接続し、試行を繰り返す。
ドンスは時計を確認しつつ、固唾を呑んで見守った。

『SUCCESS』職員の機材に赤い文字が表示される。

これまでの違う電子音が響き、ドアが開いた。
ドンスは急いで中を覗く。
そこに入っている資料を取り出すと、彼は順に写真を撮った。

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シネはタク刑事たちと会っていた。

シネ「どうなりました?」
タク刑事「おっしゃっていた通り、キム・ミョングを相手にロビー活動を行った証拠を掴みました」
ミン刑事「ユン・テジュン会長の秘書室長であるヒョン・ピルサンという人物が主に動いているんですが、キム・ミョングが利用しているゴルフ場で会っている写真も確保してあります」
シネ「…。」
タク刑事「ヒョン・ピルサンを追ってますとね…」

タク刑事は思わず苦笑する。

タク刑事「この男、頭がおかしいですよ。女関係がとんでもなく複雑で」

タク刑事は封筒を差し出す。

タク刑事「上手く使えば役に立つでしょう」

封筒の中からは、ピルサンが女性たちと会っている写真が次々と現れる。

シネ「…。」

シネは黙ってそれを見つめた。

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ドンスはシネの自宅を訪れた。

ドンス「テジョングループの裏金に関する秘密文書を掴んだ」
シネ「私はユン会長とキム・ミョング議員のコネクションを捜査してるところよ。ユン会長が政界にロビー活動を行っている証拠、もうすぐ掴めるわ」
ドンス「後はぶちまけるだけだ」

「…。」シネは心配そうに彼を見つめる。

シネ「ドンスさんが切羽詰まっているのは分かるけど、今はタイミングが重要よ。タイミングを間違えたら、逆にやられるわ」

「慎重にしなきゃ」そう訴えるシネに、ドンスが頷いた。

ドンス「…あぁ」

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運動場の隅でヨンダルはいつものようにぼんやりと座っていた。
そこへ同房の老受刑者がやって来ると、彼の隣に黙って腰を下ろす。

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老受刑者「今日は呼ばれないようだな」
ヨンダル「かえって不安ですよ」
老受刑者「なぜ毎日呼ばれて殴られるんだ?」
ヨンダル「やらかしたんです」
老受刑者「何を?」
ヨンダル「大金を失っちまったんですよ。持ち主に金を取り戻せって言われたけど、そんな金、俺にはどうしようもありません。体で払うしかないんです」

「地獄だな」老受刑者は呟く。

ヨンダル「どうにかこうにか耐えてますよ」
老受刑者「いくら失ったんだ?」
ヨンダル「何です?言えば取り戻す方法でも教えてくれるんですか?」
老受刑者「出来ないこともない」
ヨンダル「結構ですよ。その金でお好きなクリームパンでも買ってください」

ヨンダルは笑って立ち上がった。
彼が歩き出すと、その途端、老受刑者が胸を抑えて咳き込む。
「ちょっと」助けを求められ、ヨンダルは立ち止まった。

ヨンダル「?」

彼が振り返ると、老受刑者は倒れんばかりに苦しみ始めた。

ヨンダル「どうなさったんです?おじさん、大丈夫ですか?」

ヨンダルは立ち上がり、ちょうどそこへ通りかかった看守を呼び止めた。

ヨンダル「教官!」
看守「?」
ヨンダル「苦しそうなんです。すぐ医務室へ連れて行かないと」
看守「はぁ、また大げさにしやがって。薬飲んで休んでろ」

看守は背を向けた。
ヨンダルは思わず看守の腕を掴む。

ヨンダル「何してるんです?!人が苦しんでるのに放っておくつもりですか!」

看守はヨンダルの頬をぶつ。

看守「お前、何様のつもりだ?老いぼれがこうなるのは1度や2度じゃないぞ。生意気め」

看守が再び背を向けると、ヨンダルは看守の胸ぐらを掴んだ。

看守「殴るのか?」
ヨンダル「今すぐ医務室へ連れて行け。早く!!!」

そこへジェリーとジャンスが慌てて駆け寄ると、必死でヨンダルと看守の間に割って入ろうとする。

ジャンス「離せよ!(看守に)すみません!」

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仲間たちの言葉にもヨンダルは一切耳を貸さず、まっすぐに看守を睨みつけた。

看守「その老いぼれ、医務室へ連れて行け」

ジャンスたちがヨンダルから離れ、老受刑者に駆け寄る。
ジャンスが老受刑者を背負い、歩き出すと、ヨンダルはようやく手を離した。

ヨンダル「…。」

怒りで目を真っ赤に充血させたヨンダルに、看守は警告する。

看守「覚えておけよ」

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ヤン社長はチャンマダムたちの事務所を訪れていた。

ヤン社長「うちのヨンダルとジャンスはムショ送りになったのに、ここはずっと営業してるとは、全く世間の仕組みってのは妙なもんだな」

「おい、チャンマダム」ヤン社長が言う。

ヤン社長「ここの本当の持ち主は一体誰なんだ?」
マダム「それは言えませんよ」
ヤン社長「そうか?俺、ここで営業してもいいだろ?」
マンガン「そりゃ困りますよ、社長」
ヤン社長「何で?」
マンガン「ここではキム女史が商売してるじゃないですか」
ヤン社長「そっちは大きなお客相手だろ。こっちはチマチマ商売するだけなのに、何をそんなにピリピリしてんだ」

「営業させてくれよ」ヤン社長は食い下がった。

マダム「分かりました。お客さんのゲームの邪魔にならないでくださいな」
ヤン社長「ありがとよ、チャンマダム。俺にはもうチャンマダムしかいないよ」

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ヤン社長はさっそく私設カジノのテーブルをまわり、名刺を配った。
そこへやって来たのはキム女史だ。

キム女史「ヤン社長、何をなさってるんです?」
ヤン社長「あぁ、ちょっと営業をね」
キム女史「…。」
ヤン社長「心配ないよ。大きなお客には声を掛けないから」

キム女史がゆっくり腕を組む。

キム女史「大きなお客だろうが小さなお客だろうが、ここのお客さんは私と取引するんです。妨害しないでお引き取りください」
ヤン社長「そう言わずに、共存しよう」
キム女史「…。」

キム女史は静かに保安要員を呼ぶ。

キム女史「ヤン社長、出入り禁止にしなさい」

ヤン社長は保安要員の手を払う。

ヤン社長「俺を刺激するなよ。俺はな、息子を刑務所へやった人間だ。そんな態度で出るなら、警察に通報してやるからな」

キム女史は余裕でヤン社長の顔を覗き込む。

キム女史「ご自由に」

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アウトドアウェアのショップにぶらりとヤンハがやって来る。
商品を何となく見て歩くうち、オレンジ色の上着を手に取った。

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オフィスにジノが戻ってくると、ユナが声を掛けた。

ユナ「ジノさん、宿舎はチェックした?」
ジノ「あぁ、直接見てきた」
ユナ「ユニフォームは?」
他の職員「もう配ってあります」
ユナ「OK!お疲れ様」

ユナは室長のスジョンに報告に向かう。

ユナ「ワークショップの準備が整いました」
スジョン「出発は?」
ユナ「明日の朝8時までにホテル前にバスが到着することになっています」
スジョン「お疲れ様」

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ディーラーたちにワークショップのユニフォームが配られていた。
遅れて入ってきたジョンヒにはヒョンミがユニフォームを手渡す。

「みんな注目」主任が入ってくると、全員が立ち上がる。

主任「明日ワークショップに行くのは分かってるわね」
全員「はい」
主任「時間に遅れないようにホテルの前に集合して。課題発表とアピール、失敗のないように再確認するのよ。本社の役員も来るから、しっかりしてね」
全員「はい」

主任が退室する。

チョンジャ「ねぇ、ワークショップの模擬カジノ、優勝賞金はどれくらいだと思う?」
ディーラー1「去年は200万ウォンでしたよ」
チョンジャ「今年はなんと!1000万ウォンですって!」

ディーラーたちが驚いて息を呑む。

ヒョンミ「ジョンヒ、あんたも出る?」
ジョンヒ「もちろんよ。絶対優勝して、先輩に借りたお金返すからね」
ヒョンミ「(笑)この子ったら。夢も現実的ね」

「1000万ウォン…」ジョンヒは思わず呟いた。

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翌朝。

ジョンヒは期待に胸を膨らませて家を出る。
動きやすい服装に、昨日配られた上着を身につけていた。

「オ・ジョンヒさん」ふいに呼ばれ、彼女は立ち止まる。

ジョンヒ「?」

振り返ると、そこにヤンハがいた。

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#ここ、表情が素直でハッとしました

「乗って」ヤンハが目の前に停めた車を指す。

ジョンヒ「今日、ワークショップに行くんですけど」
ヤンハ「知ってます。僕も行くから、乗ってください」

「…。」しばらく考えると、ジョンヒは助手席へ向かった。

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走る車の中はとても静かだった。

ジョンヒ「…。」

ジョンヒが困ってチラリとヤンハを見ると、ヤンハもジョンヒを見る。
彼女は慌てて視線を逸らし、咳払いをした。

ヤンハ「なぜそう緊張してるんです?」
ジョンヒ「いえ、そんなことないですけど」

ヤンハはぎこちない車内の空気を楽しんでいた。

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深刻な顔で考え事をしていたユン会長は、ドンスが入ってくると柔らかい笑みを見せ、席を勧めた。

ユン会長「何の用かね?」
ドンス「お話があります」
ユン会長「何です?」
ドンス「チャン・ジョングクという名前を覚えておいでですか?」

「!」ユン会長が緊張で顔をびくつかせた。

ドンス「ユン会長がオーナーだったドンジン炭座の労働組合長でした」
ユン会長「知っているとも。それに、君がチャン・ジョングクの息子だということもね」
ドンス「それなら細かい説明は抜きにして、本題に入っても良さそうですね。私はあなたとコ・ボクテが父を殺したことを知っています」

「よくもそんなことを!!!」ユン会長が突然声を荒らげた。

ユン会長「人を殺しておいて、私がどうやって今まで生きてこられたと?この国には法があるんだぞ!」
ドンス「えぇ、法があります。役割を果たさない法がね」

「だから俺が!!!」今度はドンスが大声を上げた。

ドンス「法の代わりにあなたを破滅させます。何の役にも立たない法の代わりに!!!」
ユン会長「…。」
ドンス「あなたが倒れるのを、この目でしっかり見届けます」

「愚かだな。無謀だ」ユン会長が笑った。

ユン会長「そんなことが可能だと信じているのか?」
ドンス「可能ですよ。あなたがそうしたように、法を無視すればどんなことだって可能なんです」

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いつものように運動場を見渡せる階段にヨンダルはいた。

そこへジャンスとジェリーがやって来る。

ジャンス「なぁヨンダル、あの旦那、どうなったんだ?」
ヨンダル「部屋に戻ってこなかった。どうなったのか俺もわからないんだ」
ジェリー「すげぇ苦しそうだったけど、死んだんじゃないか?」

ジャンスがペシッとジェリーの額を叩く。

ジャンス「縁起でもないこと言うなよ」

「行こう。殴られに行く時間だ」ジャンスがため息混じりに指差す。

ヨンダル「行くことはない」
ジャンス「何で?」
ヨンダル「もう殴られなくてもいい。俺がマンボン兄貴とサシで勝負するから」
ジャンス「マジか?!でも、どうやって?!」

ヨンダルは覚悟を決め、前を見据えた。

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人気のない自然豊かな敷地の中で、ヤンハは車を停めた。
外へ出たジョンヒは不思議そうに周囲を見渡す。

ジョンヒ「ここ、どこですか?」
ヤンハ「今日、オ・ジョンヒさんと僕が二人きりでワークショップをやる場所ですよ」
ジョンヒ「…。」
ヤンハ「向こうにはオ・ジョンヒさんが来られないと言っておいたから、心配いりません」
ジョンヒ「今回もチャンスをくれたってことですか?こんなチャンスいらないから、今すぐ連れて行ってください」
ヤンハ「どうしたんです?面白くないな」

「面白くない?」ジョンヒの手のひらがヤンハの頬を打った。

ジョンヒ「あんたね!!!こんなもんが面白いって?!私はあんたみたいなヤツのおもちゃじゃないから!」

ジョンヒが背を向けると、ヤンハは彼女を追って腕を掴み、振り向かせた。

ジョンヒ「!」
ヤンハ「おもちゃだなんて思ったことはない。だから、一日だけ…」
ジョンヒ「…。」
ヤンハ「たった一日だけ僕に時間をくれ」

「お願いだ」ヤンハは彼女をまっすぐに見つめた。

ジョンヒ「…。」

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ここでエンディングです。

この後半部分、ドンスの宣戦布告とか、ヤンハのプレゼントや二人っきりのワークショップとか、話がすごく唐突に感じられて、勿体ない気がしました。

「夢がないから!」ってジョンヒを責めたのが、おそらくジョンヒ&ヤンハのやり取りの最後でしたよね?
その後、いきなり花を贈って、「二人でワークショップ」って…。
話がぶつ切りですよね。
最初からこのラストシーンみたいにジョンヒには素直に接していればまだ良かったのに。

ただ、ヨンダルは成長が感じられて、今後の展開が楽しみです。
刑務所でもジャンスたちと一緒で寂しくないし、第一こんな美しすぎる囚人はいません(笑)
意外と声が渋いあの老人も正体が気になりますねぇ。きっとヨンダルを助けてくれるはず♪

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