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夜警日誌あらすじ&日本語訳7話vol.2

   

チョン・イル、チョン・ユンホ(東方神起ユノ/ユンホ)主演、「夜警日誌」7話の後半です。 あらすじの中で表情や心の動きも拾いながら、たっぷり愛情込めて翻訳していきますね^^

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せわしなく走り去る武官たちとすれ違い、サンホンは振り返った。

町人「月光だか日光だか、まだ見つかってないんだって?」
町人「王様がもう排除したって噂もあるぞ」

掲示板の前を通り掛かったサンホンは、ようやくその手配書に気づく。

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サンホン「…。」

彼の脳裏に、豹変した父の前で怯える幼い大君が蘇った。
それが大君に会った最後だ。
面影の残る人相書。彼はそれを食い入るように見つめた。

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鍛冶場へ戻ったサンホンはひたすら鉄を打った。
「はぁ、暑いな」そこへサゴンがやってくる。「兄貴、暑くないんですか?」

「言いたいことは何だ?」サンホンは背中越しにそう言った。

サゴン「いや、私は…オンメの話を」

「こりゃなんです?」サゴンが開いたのは、サンホンが持ち帰ったリンの手配書だ。

サンホン「!」
サゴン「いつまで亡くなった主君の亡霊に囚われてるんですか?!こんなもの持って来てどうするんです?」

「ただ気になっただけだ」サゴンが放り投げた手配書を拾い、サンホンはそれを畳んだ。

サンホン「成長した姿がどうなのか… 気になって」
サゴン「くだらないことを…!そんなことなぜ気にしなきゃいけないんです?その御方がどうしていようと、私らに何の関係もないでしょうが!」

手配書を胸元に収めると、サンホンは再び一心に手を動かした。

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リンにはもう行くところがなかった。

自宅の近くまで戻ってくると、彼はそっと様子を窺う。
守護霊3人衆は、行方のしれないリンを案じ、義禁府が張っている屋敷の前から離れられずにいた。

ソン内官「若様、どこにいらっしゃるんでしょうね」
左相(霊)「捕まったって噂はまだないから、ご無事でいらっしゃるだろう。便りのないのが良い便りってな」
ソン内官「そうですよね」

ふと顔をあげたソン内官は、建物の向こうに潜んでいるリンに気づいた。「!」

ランイ「あの子、何でここに?」

3人衆は揃ってリンの前に移動する。

ランイ「何でここに来たのよ?」
左相「早く逃げてください」
ソン内官「大君様、私たちを忘れられなくて、ここにいらしたのは分かりますけど、ここは絶対駄目です!早く行ってください。早く!」

#「早く行ってください、早く!」昼間、スリョンに言われたのと全く同じ言葉です…。

「行けと言うな」リンは呟いた。

3人衆「?」
リン「行けと言われるのはもううんざりだから… 私の前で言わないでくれ」

リンの瞳は涙で潤んでいた。

リン「誰もいない。私のそばには… 私のそばには… お前たちしかいないのだ」

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サダムの手下についてきたトハは、再び昭格署の巫女装束に着替え、夜の宮中にいた。
サダムの後を歩くうち、トハの不安が募る。

トハ「殿下への祈祷さえ終わったら、本当に姉に会えるんですよね?」

「そうだ」サダムは振り返り、微笑んでみせる。

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ムソクは一人、キサン君に呼ばれていた。

キサン君「月光を捕らえよ。他に見つかる前に、必ずお前が先に見つけるのだ。分かったか?」
ムソク「はい、殿下」
キサン君「それから…」
ムソク「?」

「近う寄れ」キサン君はムソクをそばへ近づけると、小声で何かを告げた。

ムソク「!」
キサン君「…。」
ムソク「… はい、仰せのとおりに」

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大殿を出たムソクはどこか動揺していた。
渡り廊下をまっすぐ歩いてきた彼は、向こうからやって来たトハに気づき、立ち止まる。
彼を見ると、トハは嬉しそうに顔を輝かせた。

「早く行こう」サダムに促され、トハはぺこりと頭を下げると、ムソクの前を立ち去った。

しばらく歩いてきたムソクは、不意に立ち止まる。

ムソク「駄目だ。殿下をこれ以上、邪道に惑わせるわけにはいかぬ」

ムソクは来た道を急いで戻った。

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トハの宿に戻ったリンは、ガランとした部屋に嫌な予感を募らせた。

リン「トハはどこだ?」
オンメ「縮地の術を使う道術士みたいなんだけど、その男に付いて行きましたよ」

リンは再び外へ出た。
袖で顔を隠しながら慎重に歩くものの、夜道は武官たちの姿で一杯だ。

リンはそれでも、闇に紛れながら、道を急いだ。

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王の部屋へ入ってくると、ムソクは横になって朦朧としている王の姿に只ならぬ異変を感じる。
慌てて駆け寄り、王の体を揺するものの、反応はなかった。

ムソク「殿下、しっかりなさってください」

ムソクは指を王の口元に近づけ、呼吸を確認する。「今すぐ御医を呼んでください!早く!」

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サダムはトハを連れ、まだどこかへ向かっていた。

トハ「王様の寝処をお守りするわけでもないのに、どうして私をお呼びになったんですか?」
サダム「それよりも重要で尊い仕事だ」

サダムは立ち止まり、トハを振り返る。「前を歩きなさい」
トハは首を傾げながらも、素直に従う。

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リンは誰もいない昭格署の祠堂へと忍び込んでいた。

彼は宮廷内の見取り図を辿った。
東宮から内宮を抜け、蔵書閣へ…。

「蔵書閣!」リンの目が光る。

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駆けつけた御医は、王の脈をとった。

ムソク「いかがですか?」
御医「突然、気が衰退して失神なさったのです」
ムソク「…。殿下の意識を回復させてください。急いで」
御医「承知しました」

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歩くほどに、トハはどんどん恐怖に駆られた。
どこへ行くかもわからないまま、闇に包まれた宮中を歩かされているのだ。

トハ「まだ先ですか?」
サダム(声)「もうじき着く」
トハ「後ろに… いらっしゃるんですよね?」
サダム(声)「10歩後ろを付いて歩いている」

彼女は横目でサダムの影を懸命に盗み見た。

トハ「今… 何歩後ろにいらっしゃるんですか?」
サダム「5歩ほど後ろだ」

トハは思わず立ち止まる。
自分のすぐ後ろに、影があるのが見えた。

トハ「今は…?」

後ろのサダムの影から黒い鬼気が立ちのぼると、トハの影へ向かってくる。

トハ「?」

彼女がハッと気づいた時には、サダムは彼女の真横に立っていた。

トハ「!!!」

彼はすかさず、小さな香炉を彼女の前に突き出す。
驚いて動けなくなったトハは、香炉から漂う香に、気を失って倒れた。
サダムは姿の見えぬ我が神に向かって呟く。

サダム「…はい。私がお探しします。隠された秘蔵庫… この娘が探し出すでしょう」

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昭格署を出たリンは、警備の目をかいくぐり、屋根や塀をつたって蔵書閣へと急いだ。

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魂を操られるまま、トハは宮廷の中を歩いていた。

サダム「龍神のおられる場所へ導け。隠された秘蔵庫へと… 早く私を導くのだ」

小さな建物の前までやって来たところで、トハは不意に足を止めた。
視界が歪み、意識が錯綜する。
手に持っていた鈴が激しく音を立て、苦しくなったトハはその場にうずくまってしまう。
サダムはトハの体を乱暴に抱き起こした。

サダム「何をしている?早く行くのだ!隠された秘蔵庫へ、早く行け!!!」

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「!!!」トハは正気を取り戻していた。
恐ろしい形相で凄むサダムの手を振り払うと、彼女はその場を無我夢中で逃げ出す。

サダムの手下がすぐにトハの後を追った。
右も左も分からず途方に暮れるトハを、誰かが不意に物陰へ引きずり込む。「あっ!」

リンだ。

166

サダムの手下が走り去るのを見届けると、リンは彼女を抱きとめていた手を緩めた。

リン「大丈夫か?」

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リンはトハの手を引き、外へ出る。
急いで逃げようと駆け出す二人の前を、突然刀が塞いだ。

リン「!」
トハ「!」

いきなり現れた男… ムソクはじりじりと二人と追い詰める。
刃先は常にリンの喉元を捉えていた。

ムソク「大逆罪人である月光大君を捕らえよ… 殿下のご命令です」
リン「いいだろう。斬れ」
ムソク「!」
リン「どうせ破れかぶれだ。斬るがいい!斬れ!」
ムソク「…。」

そのとき、リンはムソクの後方を走るサダムの手下の姿を見つける。

リン「(ムソクに)逃げろ!」
ムソク「!」

次の瞬間、サダムの手下がムソクの背中に飛び掛かった。
咄嗟に刀で振り払い、二人は対峙した。
男を突き飛ばした隙に、ムソクはリンたちを振り返る。

ムソク「早く逃げてください」
リン「!」

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↑こんな風に見切れると、メイドさんにしか見えん

二人の目が合い、短い沈黙が流れた。
リンはトハの手を引き、走りだす。
サダムの手下が再びムソクめがけて襲いかかった。

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逃げてきた二人は、近づいてくる見回りの警備の姿に立ち往生すると、急いで地下通路へと飛び降りる。

リン「大丈夫か?怪我はないか?」

そう畳み掛け、彼女が無傷だと分かると、彼は大きく息をついた。

リン「だから行くなと言ったんだ。危険だって言ったろ!お前は一体!」

リンの声がつい高くなった。

トハ「私も同じだった…」
リン「…。」
トハ「あんたがじっとしていられない理由と… 私も一緒。じっとしていたら何も出来ないわ。何もしなきゃ、お姉さんは見つけられない」
リン「…。」
トハ「どんなに危険でも、絶対に探しだす。お姉さんも… あの人が何を望んでいるのかも、全てよ」
リン「…。」
トハ「だからあんたも… これ以上息を潜めたりしないで」
リン「…。」

ずっと彼女を見つめていたリンは、これまでの思いが不意にこみ上げ、思わず視線を逸らした。
そっと身を乗り出すと、地上の様子を窺う。

石で火をおこし、辺りに捨ててあった古い蝋燭に火をともすと、二人はその小さな灯りを頼りに歩き出した。
リンが先に立って歩き、先の様子を確かめると、後ろのトハに手を差し伸べる。
狭い地下通路を、二人はゆっくりと進んだ。

突き当りの石壁を慎重に探ると、押せる石があるのに気づく。
それを押すと、目の前の壁がスルリと開いた。

二人「!」

169

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サンホンは部屋の隅で小さくうずくまり、震えていた。
うたた寝している彼を、辛い記憶が襲っていたのだ。

夢の中で…

サンホンは黒い装束の男と二人、舟に揺られていた。

男「これからは人間らしく生きるのだ。鬼神など気にすることなく、ひたすら人間に関心を向けなければ」

「はっ!!!」サンホンは叫び声を上げ、飛び起きた。
胸の傷がうずく。

サンホン「…。」

168

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隠し扉をくぐったリンとトハは、不思議な部屋へと辿り着いた。
書架にはぎっしりと書物が収められている。
蝋燭の灯りで、リンは書物を順に照らした。

「?」書架の間、隙間の空いている部分をリンは覗き込んだ。

170

その下をたどると、大きな摘みのような物がある。
リンはトハに蝋燭を手渡すと、埃をかぶっているその摘みに手を掛けた。

それは隠し扉だった。
扉を開くと、向こうにはさらに部屋が広がる。

その昔、先代王が夜警軍と会合を行った、あの部屋だ。
固く閉ざされていた扉を開いたのは… 息子のリンであった。

リンは慎重に部屋の中を調べる。
遅れて中へ入ったトハは、異変を感じ、立ち止まった。
鈴が… 再び激しく震えたのだ。

トハ「どうして?」
リン「?」

どこからともなく白い気が立ちのぼると、彼女の周りを取り巻いた。

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リン「!」

思わずトハの元へ戻ろうとしたリンは、足元に落ちていた書物を踏み、足元に視線を落とす。

リン「?」

妙に気になり、彼はその書物を拾い上げ、蝋燭で照らした。
『夜警軍日誌』

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※うーん。本来「軍=꾼」ではないんですが、テロップで出すくらいですから、正式なタイトルも『夜警軍日誌』なんでしょうか。MBC公式サイト内の日本語記事は「夜警日誌」ですし、別物かもしれません。ちょっと様子見。

トハの鈴はようやく静かになり、それと同時に白い気も見えなくなる。
ここには何か秘密がある。トハは部屋を見渡した。

※ゲームをする人なら分かりやすいんですが、サダムたちの扱うのが黒魔術なら、トハを包んだ白い気は白魔術の元となる白い魔力。
闇属性に対する光属性(聖属性)みたいな、相反する属性だと思われます。

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リンとトハは再び外へ出てきた。
しばらく歩くと、石塀にぐったりともたれかかっているムソクに気づく。
「大丈夫ですか?!」トハはムソクに駆け寄り、顔を覗き込んだ。

トハ「しっかりしてください!」

ムソクはかろうじて意識を取り戻す。
「早く助けてあげて!」トハは後ろで周囲を窺うリンを振り返った。
リンは黙ってムソクの脇へ回ると、彼を抱え上げた。

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オンメはは呆れて目を丸くした。

オンメ「トハ、あんた!今度は二人も?!」

後ろにリンとムソクを従え、トハは慌てて首を横に振った。

#ムソクの脅威の回復力にはそっと目をつぶるのがお約束(笑

オンメ「二人だろうが三人だろうが、もうどうだっていいわ。人数分お代は貰うから、ちゃんと用意しなさいよ!」

「…。」リンとムソク、奇妙な経緯でここに居合わせることになった二人は、黙って顔を見合わせる。
リンはぷいっと目を逸し、慣れた足取りで階段を上がり始めた。

#なんだろうね、突然の西部劇みたいな音楽♪

リン「あそこは私の部屋だ。お前たちは他に部屋を取れ」
トハ「ちょっと!あそこは私の部屋だよ」
リン「部屋代も払えないくせに、自分の部屋だって?」

「ところで!」トハは不意に何かを思い出す。「さっき拾ったの、何?」

リン「…。」
トハ「見てたんだから。あそこで拾ったの」
ムソク「?」
トハ「なぁに?」

リンは振り返ると、手すりに膝を掛け、ニヤリと笑う。「春画集って知ってるか?」

#春画集=猥褻な画集

ムソク「!」
トハ「春…?」

トハの無邪気な視線が急にムソクへと向かった。「春画集って何ですか?」
ムソクはドギマギして咳払いを一つ。

ムソク「春画集とは… 」
トハ「?」

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部屋へ戻ると、リンは持ち帰った書物を取り出した。

リン「夜警軍…日誌?」

彼はそっと頁をめくると、文字に目を走らせる。
そこには、夜警軍たちの毎日の記録が克明に記されていた。

174

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黒い妖気に操られ、トハが辿り着いた周辺を、サダムは慎重に調べていた。
通路の下を覗き込むと、彼はそこで目を止めた。
石壁の石が抜けており、そこに柵が嵌めこまれていたのだ。
サダムは柵の中を覗き込んだ。

サダム「!」

柵の向こうに、何か影が見える。
薄暗い空間で、その影は徐々にハッキリと輪郭を現した。

サダム「ここにいらしたのですか!ついに…龍神を見つけました!!!」

彼は入り口へ回ると、埃にまみれたその扉を開く。
息を潜めていた”龍神”が、その全貌を現した。

175

サダム「とうとう… 龍神にお目にかかれました!」

サダムは両手を広げ、深々と頭を下げる。

サダム「このような狭いところで、どれほど窮屈な思いをなさったことか。この陰鬱とした地下から出られるよう、昇天させて差し上げましょう!」

サダムはさっそく呪文を唱え始める。
しばらく唱えたところで、彼はふと黙った。

サダム「!」

様子が変だ。
サダムは龍神の体を改めて観察すると、顔周りを覆った埃を払い、覗きこむ。
大切な逆鱗は深い傷を負い、炭のように変色していた。

サダム「そんな… 駄目だ!!!」

+-+-+-+

サダムは昭格署の祠堂へ戻った。

手下「マゴの巫女も見つかり、あとは昇天させればいいだけではなかったのですか?」
サダム「12年前… あのときの傷はあまりに深かった」

そう。先代王が渾身の力で放った矢は、龍神の喉元、逆鱗を貫いたのだ。

サダム「それゆえ、自力で昇天するのは無理だ」
手下「それでは、どうすれば?」
サダム「陰の気。都を陰の気で満たさなければ。怨魂たちの陰の気で、竜神を癒やすのだ。そのためには、主上に… 主上に動いてもらわねばならぬ」

+-+-+-+

ムソクが宿の1階へ降りてくると、ガランとした食堂で立ち尽くす。
彼は王の言葉を思い返した。

キサン君:
시워지기자사 여위열기자용(士爲知己者死, 女爲悅己者容)이라 했자…
선비는 자신을 알아 주는 자를 위해 목숨을 바치고
여자는 자기를 사랑해 주는 자를 위해 단장을 한다.
예양의 말을 가슴에 품고 있다 했느냐?
「士爲知己者死, 女爲悅己者容」という。
士人は自身を認めてくれる者に命を捧げ、
女は自分を愛してくれる者のために装う。
豫讓の言葉を胸に秘めているそうだな。

※豫讓(よじょう)=春秋戦国時代の国、晋の侠客。wikipediaより

ムソク:
예, 전하.
はい、殿下。

キサン君:
이리 가까이 오너라.
近う寄れ。

176

キサン君:
네가 월광의 예양이 되거라.
아니, 월광이 너를 예양이라 생각하게 만들거라.
그것이 내 명이다.
お前が月光の豫讓となれ。
いや、月光がお前を豫讓だと思うよう仕向けるのだ。
それが余の命令だ。

※自分の忠臣であるとリンがムソクを信頼するように仕向けろということですね。何でこんな小難しい説明を…。

そこへ、サンホンが外から戻ってくる。
階段を上ろうとしたサンホンは、手前に立っていた人影に気づき、振り返った。

サンホン「…。」
ムソク「…。」

177

#またしてもBGMは西部劇w

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リンはまだ夜警軍日誌に没頭していた。

リン「”王様があのようになられたのは…”」

彼は最後の頁をめくる。

そこへやって来たトハは、乱暴に扉を叩いた。「ちょっと!切干大根!」

トハ「私、春画集が何だかすっかり解ってるんだから!さっさと出て来なさいよ!」

リン「”… あの女人のせいであった”」

しつこく扉を叩くトハに、リンは夜警軍日誌を咄嗟に布団の下に隠し、部屋の外へ出た。

リン「全く!!!」

階段の下にいたサンホンは、突然部屋から出てきた男の顔に目を細める。
あの男は…

サンホン「?」

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ここでエンディングです。

メインで一人だけ子役時代の登場がなかったムソクは、まだ任地も決まっていない新米でありながら、なぜかキサン君の信頼が厚く、言葉少なな性格もあって、全く掴めない人物でした。
演出側の意図なのでしょうが、人物設定がちゃんと行われていないんじゃないかと、心配になるほど。
トハだけ浮いている…なんて感想も見かけますが、私にはずっとムソクだけが浮いて見えていました。(ユノくんの演技がどうということではないですよ)

ただ、このラストで王の密命が明らかになり、これからリンたちと行動を共にするうち、きっと変化があるはずだと…
これまで人物像が掴めなかったのは、後になって生きてくるんじゃないかと、そう期待します。

それにしても、何だか細かい所で荒いというか、いろいろ気に掛かるドラマですよねぇ。
子どもの頃から、王様相手にちゃんと敬語で話せたトハが、いくら気が合わないからってリンだけにずっと暴言だったり。
サダムの企みと、トハの姉探しも、いつの間にか繋がってる…。
サダムがもともとどうやってキサン君に近づいたのか、そのへんの経緯とか、鬼気のようなエネルギーと守護霊3人衆のような幽霊の違いとか、そもそもリンが追われる身になったのも、王の被害妄想や宮廷の勢力争いのとばっちりであり…。もやもやすることが多すぎます。

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