韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!セリフを題材にした文法解説も

トライアングル4話あらすじ&日本語訳vol.1

   

ジェジュン(JYJ)、イ・ボムス、イム・シワン(ZE:A )主演、「トライアングル」4話、セリフの日本語訳を交えつつ、あらすじを追っていきますね。

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ジョンヒを連れて賭博場の裏口を抜けると、追ってくる警察官を交わしながら、ヨンダルは走った。
ずいぶん離れたところまで辿り着き、二人はようやく立ち止まる。

もう誰も追ってこないようだ。

安心したのもつかの間、突然闇の中から何人もの男たちが現れた。

「お前がホ・ヨンダルだな」

さっきの警察とは比べ物にならない、遥かにヤバイやつらだ。

「畜生」ヨンダルは呟くと、立ち上がった。

ヨンダル「(ジョンヒ)早く家に帰るんです」
ジョンヒ「あなたは?!」
ヨンダル「早く」

ヨンダルが心配でありつつも、仕方なくジョンヒは一人、その場を離れた。

ヨンダル「はぁ、今日は刑事からゴロツキまでどうしちまったんだ?」

男たちがゆっくりとヨンダルに近づく。
ジョンヒが物陰に身を潜めると、ヨンダルは男たちに殴りかかった。
自分よりずっと多勢の相手を、みるみるうちになぎ倒していくヨンダル。

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ドンスはポツリポツリと続けた。

ドンス「俺は弟たちと共に孤児院へ送られた」
シネ「…。」
ドンス「先にいた年上たちにエラくいたぶられたが、弟たちを守るため、毎日やられるまま耐えた」
シネ「…。」
ドンス「ドンチョルのヤツがいつも腹が減ったと文句を言うから、俺は夜になると孤児院を抜けだして、こっそり鉱山に忍び込み、古鉄を盗み出しては売り始めた。古鉄を古物商に売って、ドンチョルにクリームパンを買ってやり、ドンウにミルクを飲ませた。ある日、しっぽを捕まれて警察が俺を捕まえに来ると小耳に挟んだ」

~~孤児院でのドンス~~

まだ幼い弟のドンチョルにドンウをおんぶさせ、ドンスは言い聞かせた。

ドンス「兄ちゃん、ちょっと出かけてくる。ドンチョル、お前がドンウを守らなきゃダメだぞ。出来るよな?」

ドンチョルは不安で一杯な表情ながらも、うんうんと頷いてみせる。

ドンス「すぐに帰ってくるから。ドンウのこと、ちゃんと守るんだぞ」

「兄ちゃん」ドンチョルは深く頷きながら、涙声でやっと口にすると、鼻をすすった。
「泣くなよ」ドンスは弟の涙を指で拭い、立ち上がる。
小さなドンウの柔らかい頬を撫でると、彼は走って孤児院を後にした。

トライアングル

#この子たち、今の彼らの雰囲気をちゃんと感じますよね。

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ドンス「半月経って孤児院に戻ったんだが、その時にはドンチョルもドンウも孤児院から消えていなくなっていた」
シネ「どこへ行ったの?」
ドンス「ドンウは養子に行き、ドンチョルは脱走したと院長から聞かされた」
シネ「…。」
ドンス「ドンウがどこへ養子に行ったのか、院長は最後まで話してくれなかった。ドンチョルの行方を探す道もない」
シネ「…。」
ドンス「刑事になって14年間、ドンチョルとドンウを探して大概のことはやってみたが、結局探しだせなかった」
シネ「…。」
ドンス「常に… 俺は弟たちを守れなかった自責の念に苦しんで…」

ドンスが深くため息をつくと、そこで電話の音が鳴った。
ドンスの電話だ。
シネが電話を取るように促す。

「もしもし」

電話の向こうから、苦しそうな息遣いが漏れ聞こえてきた。
ヨンダルだった。

彼は地面に倒れながら、辛うじて電話を握っていた。
腹部の傷からは血が流れている。

ヨンダル(電話)「班長さん、俺… ヨンダルです」
ドンス(電話)「!」
ヨンダル「助けてください」

ドンスが電話を持ち替える。

ドンス(電話)「どこだ?」
ヨンダル(電話)「た… 助けてください…」

トライアングル

ヨンダルはそこで力尽きた。

ドンス(電話)「おい、ホ‥ヨンダル!どこなんだよ!ホ・ヨンダル!ホ・ヨンダル!」

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バーの小さなステージで、今夜も歌手が歌っていた。

♪消えていった 愛の影♪

どことなく惹かれるその曲に、ヤンハはじっと耳を傾ける。

♪あなた 今宵も私はむせび泣く♪

歌い終わると、女歌手はステージを降り、ヤンハの向かいに腰を下ろして頬杖をついた。

歌手「あんた、今日はえらく憂鬱そうね」
ヤンハ「すごく寂しくてあちこちにSOS飛ばしてみたけど、誰も相手にしてくれないな」
歌手「あたしはどう?」
ヤンハ「物足りないけど、どうにかこうにかね」

気のない返事に女歌手はつまらなそうに視線を泳がせた。

ヤンハ「さっき歌ってた歌、何ていうんです?」
歌手「黒い傷のブルースっていう昔の歌なんだけど、気に入った?」
ヤンハ「間違いなく初めて聴いたのに、何度も聴いたような気がする。慣れ親しんだ感じ?」
歌手「それって称賛よね?」

ヤンハは小さく笑った。

ヤンハ「一杯やります?」
歌手「いいわね。今日は飲みましょ」

彼は彼女のグラスを満たし、グラスを軽く合わせる。
ウィスキーを一気に飲み干すと、ロックグラスの氷がカランと美しい音を立てた。

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夜、遅くなっても、まだ離れの部屋に灯りはついていなかった。
心配で出てきたジョンヒは、そっと部屋の中に声を掛けてみる。
扉を開けてみても、中には誰もいない。
彼女の不安が募った。

トライアングル ペク‥チニ

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気を失っていたヨンダルは、意識を取り戻すと、何とか起き上がった。
携帯のボタンを押してみるが、画面は真っ暗なまま何の反応もない。
彼は立ち上がり、ヨロヨロと歩き出した。
廃工場の螺旋階段が、月明かりに浮かび上がっていた。

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翌朝。

チョンジン建設の会長室に、強面の男たちが入ってくる。
コ・ボクテ会長の前に整列すると、彼らは一斉に頭を下げた。

側近「今回新たに入った者たちです」

コ・ボクテは立ち上がり、彼らの前に歩み寄る。
男たちは揃って体格がよく、コ・ボクテよりも一回り二回り大きく見えた。
「いいな。実にいい」コ・ボクテは一人ひとり、屈強な体つきを見て回る。

男「命をかけ忠誠を誓います」
コ・ボクテ「そうか?人が聞けばヤクザだと誤解するだろうが!」

コ・ボクテが眼光を光らせて脅かすと、愉しげに笑った。
一同が退室すると、コ・ボクテはソファへと移動する。
側近は封筒を差し出した。

側近「テジョングループのヒョン室長から受け取った永宗島リゾートの計画書です」
コ・ボクテ「検討してみたか?」
側近「はい」
コ・ボクテ「どうだ?」
側近「参入さえできれば、大きく成功できそうです」
コ・ボクテ「…。」
側近「問題はテジョングループのユン会長が我々の参入を許可なさるかどうか」

コ・ボクテはふっと笑う。

コ・ボクテ「それは心配ない。あの男は俺の頼みを受け入れるはずだ」
側近「それだけの理由があるのですか?」
コ・ボクテ「ある。決して拒絶できない理由がな」

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ジョンヒはヨンダルたちが営む担保貸しの事務所を訪ねた。
激しくノックする音に、ソファでいびきをかいていたジャンスが目覚めると、ドアを開けるなり彼女は中へ駆け込んだ。

ジャンス「ジョンヒ、朝からどうしたんだ?」
ジョンヒ「ホ‥ヨンダル、あの人どこに居るか分かる?」
ジャンス「昨日家に帰るって先に出たけど」
ジョンヒ「家には帰ってないの」
ジャンス「はぁ、全くどこ行ったんだか。(怪訝そうに)何でヨンダルのこと探してんだ?」
ジョンヒ「…。」
ジャンス「お前、ヨンダルと一緒に暮らしてるうちに惚れちまったのか?」

ジョンヒがジャンスの額をパシっと叩くと、彼は慌てて額をおさえた。

ジョンヒ「何言ってんのよ!しっかりしてよね!」
ジャンス「(ホッとして)違うよな」
ジョンヒ「…。」

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ドンスのチーム一同が舎北に集結していた。
分かれて行動していたジンたちがドンスの元へ戻ってくる。

ドンス「どうなった?」
ジン「ホ・ヨンダルは携帯の電源を切っている状態です」
タク刑事「位置追跡は?」
ミン刑事「舎北は基地局が少なくて難しいですね」
ドンス「つまり?把握できるのかできないのか、どっちなんだ?」
ミン刑事「…はい」
ジン「最後の通話は舎北の中心から1km以内です」
ドンス「何?それでどうやって探すんだ!!!」

苛立ったドンスの怒号に皆口をつぐんだ。

「班長」タク刑事が通りの向こうを見て声を掛けた。
クク刑事が小走りで近づいてくるのが見える。

#クク刑事、この人なんだか和むよね。毎回出てきて欲しいんだけど。

クク刑事「何事ですか?」
ドンス「今すぐホ・ヨンダルを見つけなければ。ご協力が必要です」
クク刑事「ヨンダルを?あいつ、また何かやらかしたんですか?」

クク刑事は携帯を取り出す。

タク刑事「今、携帯はつながりません」
クク刑事「そうですか。だとすると…」

方法を探すクク刑事を、ドンスはじっと見つめた。

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ジョンヒの話に、ジャンスの顔色が変わる。

ジャンス「えっ?そいつら何者なんだ?」
ジョンヒ「あんたに分からないのに、私に分かるわけないよ」
ジャンス「参ったな、マジで」
ジョンヒ「私の見る限りでは、ホ・ヨンダルを殺すつもりで来た人たちみたいだった」
ジャンス「!」
ジョンヒ「そいつらと闘って逃げて行ったのよ」
ジャンス「…。」
ジョンヒ「どうする?警察に通報しなきゃいけないんじゃないかな」
ジャンス「ダメだ!警察はダメだ」
ジョンヒ「何でよ?あの人ホントに危ないわ」

混乱してジャンスは頭を抱えた。
そのとき、扉が開き、入ってきたのはクク刑事だ。
ジャンスは飛び上がった。

クク刑事「お前、何をそんなに驚いてる?ガキみたいに」
ジャンス「いえ、僕、驚いてませんけど」
クク刑事「ヨンダルはどこだ?」
ジャンス「え?ヨ、ヨンダルがどうしたんです?」

ジャンスとジョンヒの目が激しく動く。
「言いなさいよ」ジョンヒが目で彼に訴えた。
「ダメだ」ジャンスが目で答える。

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ジャンスはクク刑事に引っ張られ、ドンスたちの元へやってくる。

クク刑事「班長さん、こいつヤン・ジャンスといいましてね、ホ・ヨンダルの相棒なんです。いつもくっついてますよ」

クク刑事に促され、ジャンスはドンスにペコリと頭を下げた。

ドンス「ホ・ヨンダルはどこだ?」
ジャンス「わかりません」
タク刑事「いつもつるんでるダチのくせに何で知らないんだ?」
ジャンス「いくらダチだって全部は知りませんよ。知らないから知らないって言ったんです」

「こいつ!!!」ドンスの声にジャンスがビクリと震えた。

ドンス「俺を見ろ」
ジャンス「はい」
ドンス「ホ・ヨンダルを早く見つけないと危険だ。行きそうな場所がどこかさっさと言え」
ジャンス「ほ、本当に知らないんです」
ドンス「…。」

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「あれ、チャン・ドンスじゃないのか?」車がカーブを曲がると、後部座席に乗っていたコ・ボクテは前を覗いた。
道の脇でドンスと他の刑事たちが数人、話しているのが見える。

側近「そのようです」
コ・ボクテ「停めろ」

少し通り過ぎたところで車が止まると、降りて来たコ・ボクテはドンスに声を掛けた。

コ・ボクテ「こんなところでチャン班長に会えるとは嬉しいな。何事なんだ?」
ドンス「そういうあんたは何事だ?」
コ・ボクテ「俺か?俺がときどきここらを回ってるのは知ってるはずだが」
ドンス「それならさっさと行け。ヘラヘラしてないでな」
コ・ボクテ「ははは、この人は全く気難しいな」
ドンス「…。」

ひと通りドンスをからかうと、コ・ボクテは笑いながら背を向ける。
「あいつが何をしてるのか調べろ」車に戻りながら、コ・ボクテは側近に指示した。

ドンス「(タク刑事に)カン刑事に連絡して、ホ・ヨンダルの行動から洗うように伝えろ」
タク刑事「はい」

「あの」クク刑事が口を開く。

クク刑事「さっきの男、コ・ボクテじゃないですか?」
ドンス「知ってるんですか?」
クク刑事「知ってますとも。昔はこの舎北で有名なゴロツキでしたから」
ドンス「…。」
クク刑事「当時、炭鉱のオーナーたちは鉱夫が起こすデモをあの男を雇って制圧してたんですよ」
ドンス「…。」
クク刑事「うちの親父も鉱夫だったけど、あいつにエラくやられてましたよ」
ドンス「お父さんが鉱夫だったと?」
クク刑事「あ、えぇ。ドンジン炭材といいまして」

意外なつながりに、ドンスはクク刑事を見つめた。

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刑事たちがヨンダルを探して街中を調べている様子を、ジャンスたちはそっと覗っていた。

ジェリー「ヨンダルの行きそうなところを片っ端から調べてるな」

ジャンスが顔をしかめる。
「兄貴」ジェリーが声を掛けた。

ジェリー「俺たちの間では正直に話そうぜ。俺に言ってないことがあるだろ」
ジャンス「…。」
ジェリー「一体ヨンダル兄に何が起きたんだよ!」

ジャンスは一言も答えず、突然ハッと何か思い出したように走りだした。
ジェリーは慌てて後を追う。

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ジャンスがやってきたのは、ついこの間までアジトにしていたあの廃工場だ。
アジトに入ってくるとソファに横たわっていたヨンダルの姿を発見し、ジャンスは悪態をついた。

ジャンス「何で電話に出な…!」

彼は驚いて言葉を飲み込む。
ヨンダルは腹部を赤く染め、苦しそうにあえいでいた。

ジャンス「ヨンダル!」

ジェリーが駆け寄った。

ジェリー「ここ!刺されたみたいだ」

そこには刃物で刺されたような痕があった。

ジェリー「病院に電話しよう」
ジャンス「ダメだ!病院はダメだ」
ジェリー「ダメだって…このまま死ぬのを見てろっていうのか?」
ジャンス「ヨンダルをこんな目に遭わせたのが誰だと思う?」
ジェリー「誰なんだよ?」
ジャンス「ト・ギチャンを殺したヤツらだ」
ジェリー「何だって?そいつらが何で?」
ジャンス「後で話すから。とにかくヨンダルを助けよう」

「少しだけ辛抱しろ。すぐ戻るから」そう言うと、ジャンスは駈け出した。

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ジャンスがやって来たのはサウナだ。
誰かを探し、彼は施設内を走り回った。
カジノで有り金を使い果たし、落ちぶれて物乞いをしている医者がいるのだ。

ジャンスは横になっている客達の中からその男を探し当てると、ゆすり起こした。
「すぐ来てもらわなきゃいけないんです!」ジャンスはその男が起き上がるなり、手を引っ張った。

男「どこに?」
ジャンス「兄貴に診てもらわなきゃいけない患者がいるんだ」

男はジャンスの手を払いのけた。

男「お前、俺に患者を診ろって?病院に連れて行けよ」
ジャンス「兄貴!こうするしかない事情があるんだ」
男「何の事情だよ?」
ジャンス「(声を潜め)ヨンダルが刺されて危険な状態なんです。助けてくれよ!」

必死で懇願するジャンスの後ろで、ジェリーもまた泣き出しそうな顔で見守った。

ジャンス「病院に行けない事情があるんです!」
男「知るか」

再び横になろうとした男の腕を、ジャンスが意地で掴む。
彼はバッグの中を探ると、札を数枚出し、男に差し出した。

ジャンス「ヨンダルを助けてくれさえしたら、うちへの借りは半分に…いや、帳消しにしますから!頼むから助けてくれ!」

「どこだ?」男は金を受け取った。
ジャンスは男の手を引いて走りだす。

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管轄署にいるドンスの元へ、捜索に出ていたジンたちが戻ってきた。

ドンス「どうだった?」
ジン「いそうなところは全部調べてみたけど、見つかりませんでした」
ミン刑事「ト・ギチャンの事件も解決してないのに、ホ・ヨンダルばかり探してどうするんですか?」
ドンス「ホ・ヨンダルはト・ギチャン事件の鍵を握ってる。早く見つけなきゃダメだ」

そのとき、タク刑事の電話が鳴る。
隊長からだ。
ドンスが電話を替わった。

ドンス(電話)「私です」
隊長(電話)「マニラから連絡があった。ドンス、お前の判断は正しかったようだ」
ドンス「…。」
隊長「今回のト・ギチャンの事件、1年前のインターネット賭博でヤツらが稼いだ金を巡って起きたのは確実だ」
ドンス「!」
隊長「その時、現金50億をト・ギチャンが持っていたんだが、マニラに逃げたイ・ジョンソとト・ギチャンの関係がこじれたんだ」

ドンスは急いでペンを手に取った。

隊長「イ・ジョンソ側でト・ギチャンが隠した金を奪おうとして殺したんだ」
ドンス「イ・ジョンソがフィリピンから戻ってきたんですか?」
隊長「いやいや、そうじゃない。そいつらは韓国に戻って来られないから、イ・ジョンソと関係のある”やくざ”が動いたようだ」
ドンス「やくざ?」

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「おい、ワタナベ」カジノを出てくると、コ・ボクテはそこにいた男に呼びかけた。
青い鮮やかなジャケットに身を包んだ男が振り返り、眼光を光らせる。

コ・ボクテ「お久しぶり

はははと笑い、コ・ボクテは彼と握手を交わした。

コ・ボクテ「親分はお元気でいらっしゃるのか
ワタナベ「会長がよろしく伝えてくれとおっしゃってました

コ・ボクテは声を潜める。

コ・ボクテ「仕事は上手く行ったか?
ワタナベ「まだ出来ていません
コ・ボクテ「…。」
ワタナベ「すぐに処理いたします

必要があれば何でも支援するようにと、コ・ボクテは側近に指示した。

#ワタナベ氏の日本語台詞がダサくて残念。

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ソファの上でヨンダルが小さくうめき声を上げ、目を開けた。
そばで見守っていたジャンスたちが急いで駆け寄った。

ジャンス「ヨンダル!大丈夫か?大丈夫か?」
ジェリー「兄貴」

ヨンダルは起き上がろうとして顔をしかめる。

ジェリー「もう少し横になってろよ」
ジャンス「もっと寝てろって」

ヨンダルは身体を起こすと、ソファに座り直した。

ヨンダル「俺…どうなったんだ?」
ジャンス「死にかけたんだぞ!」
ヨンダル「刑事たちが来て、兄貴を探して大騒ぎだったんだ」
ジャンス「俺だって呼び出されたんだ」
ヨンダル「俺が連絡したからだ。助けてくれって、俺が呼んだ」
ジャンス「お前、気が狂ったのか?何で刑事を呼んだりすんだよ!」
ヨンダル「俺を刺したヤツら、キチャン兄貴を殺したヤツらだ」
ジャンス「…。」
ヨンダル「あいつらに目をつけられた以上、避けるのは無理だ」
ジャンス「それじゃ金はどうすんだ?諦めんのか?」

「いや」ヨンダルはじっと前を見据える。

ヨンダル「どうせギャンブルだ。ここで勝負しなきゃ金も命もない」

トライアングル JYJ ジェジュン

彼の言葉に二人は押し黙った。

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何もない広大な敷地の真ん中に2台の車が止まった。

降りて来たユン会長、そしてヤンハとピルサンが周囲を見渡す。

ピルサン「リゾート建設予定地です」

「どうだ?」ユン会長が満足気に振り返った。

トライアングル イム‥シワン

ヤンハ「認可の問題はもちろんのこと、海外投資誘致もまだ確定していないことが多い現状です。そんな事業にグループの力を注ぐのは無謀かと思いますが」

「無謀?無謀な勝負だろう」ユン会長は微笑む。
彼はアメリカの財界について話し始める。
顔ぶれの決まっていた財界の権力者の中で、ある日、財界三位に躍り出た人物がいた。
シェルドン・アデルソンだ。

ユン会長「誰だか分かるか?」
ヤンハ「ラスベガス・サンズグループの会長ではありませんか?」
ユン会長「その通り。財界三位に躍進したのは、誰もが無謀だと考える勝負に勝ったからだ」

「マカオにカジノを建設したのは勝負だった」ユン会長の言葉に、ヤンハは憂鬱げに目を閉じた。

ユン会長「私は人生のヤマに差しかかるたびに勝負し、勝負に勝ったから今日この地位にいる」
ヤンハ「僕を養子に迎えたのも勝負なさったんですか?」
ユン会長「?」
ヤンハ「父さんの言うその勝負に、僕は息が詰まります。息子として僕に接するのではなく、グループを引き継ぐ後継者として厳しく飼育されている気分でした」

「ヤンハ」たまらずピルサンが声を掛ける。

ヤンハ「僕は勝てると確信の持てる勝負だけしたいんです。無謀な勝負に勝つために、無謀な手段まで使いたくはありません」

車に戻る息子の背中を見つめ、ユン会長は小さく頷いた。

ユン会長「そうだ。あいつを息子にしたのは、私の人生で一番大きな勝負だった。だが、その勝負がどこへ行き着くのか、まだ私には分からない。確かなものなど何一つないんだ」

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ここで一旦区切ります。
オヤジ族が多いと聞き取りが難しい…。

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