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空から降る一億の星(韓国版)あらすじ&日本語訳 7話前編

   

ソ・イングク、チョン・ソミン、パク・ソンウン主演、tvN韓国ドラマ【空から降る一億の星】、7話の前半、詳細なセリフの日本語訳を交えながら、あらすじを紹介していきます。

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一人で部屋に帰ったムヨンは、ケーキに黙々とロウソクを並べた。

「あんたにはそもそも心ってものがないのよ」
「だから好き勝手に人を弄んで。それで台無しにしても悪いとも思わない」
「高みの見物して、勝てば嬉しがって」

「そんな自分が不憫だってことには気づいてない」

ケーキの上いっぱいに並べたロウソクにひととおりつけると、ユラユラと揺れる火をじっと見つめる。「…。」

「俺を思い浮かべることは?」
「…ないわ」
「俺に会いたいと思ったことは?」
「…ないわ」
「偶然会って嬉しいと思ったことは?」
「…ないわ」
「本当に… 俺には心ってものがないのか」
「…ないわ」

「ないわ」彼女の声が、頭に染み付いていた。
と、そのとき、誰かがドアをノックする。「?」

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見知らぬ男たちは、ムヨンが扉を開けるなり、彼を引きずり出した。
豪快に殴られ、地べたにふっとばされる。「痛ぇ」

ムヨン「手加減しろよ。どうせバイト代貰ってやってんだろ。そんなに頑張らなくても」

「この野郎」起き上がったところをまた殴られる。
4人もの男が彼を取り囲み、順番に殴りつけた。

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屋上まで階段を上がったところで、ジンガンはギョッと立ちすくんだ。「!」
塀の影に身を潜めると、急いで電話を取り出す。「もしもし」

ジンガン(電話)「ここ… ここはウォニョン印刷所の屋上なんですけど、早く来てください!なるべく早く!」

そう話している時間も待てず、ジンガンは携帯を投げ捨てて駆け出した。「キム・ムヨン!!!!!」
「殴らないで!!!どうして殴るのよ!!!」床に倒れているムヨンを庇う。

「行こうぜ」水を差された男たちは、ぞろぞろと立ち去った。

#チョン・ソミンさんの演技、好きだわー。どの瞬間もストレートに気持ちが顔に表れてて、ホント好き。

ジンガン「キム・ムヨン!キム・ムヨン!しっかりして!」

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「4人いたんですね?」病院へやってきた警官が尋ねる。

ジンガン「はい。一人は30代後半くらい?残りは暗くて…」
警官「一方的な暴行に見えたと」
ジンガン「はい。暴力団みたいでした」
警官「理由は?全くご存じない?」
ジンガン「…はい」

警官はメモを取っていた手帳を閉じる。「ひとまずは気を落ち着けて…」

警官「あとは被害者の目が覚めてみないと。よければ明日にでも派出所へ来るよう言ってください。被害者陳述を取って、正式に被害届が出せますから」

「ありがとうございます」警官たちに頭を下げ、彼女は奥のベッドへ向かった。
ベッドに横たわっているムヨンは、まだ眠ったままだ。
首には赤く痣ができ、瞼も腫れ上がっている。
「…。」ジンガンは流れた涙を手で拭った。

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どれくらい眠っていただろうか。
ムヨンは静かに目を開けた。
ここは…?
ベッド脇を見ると、誰かがベッドにもたれかかって眠っている。

ジンガンだ。

彼女の無防備な寝顔をしばらく眺めると、ムヨンはその華奢な手に自分の手をそっと伸ばした。

ムヨン「…。」

ジンガンの電話が唸りだす。
彼女が身を起こすと同時に、ムヨンはまた目を閉じた。「…。」

ジンガン(電話)「あぁ、お兄ちゃん」

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「残業ならそう連絡しろよ」電話で苦情を言いつつも、ジングクの声は沈んでいた。
行方不明児のチラシを見てから、長い間放心していたのだ。

ジンガン(電話)「ごめん。ちょっとウトウトしちゃって。私のこと待ってたの?先に寝て」
ジングク(電話)「あぁ、わかった」

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電話のため、ムヨンのベッドから離れていたジンガンは、戻ってきてハッと立ち止まった。「!」
ほんの短い間に、ベッドが空になっていたのだ。
「…。」彼女は椅子の上のバッグを掴んだ。

#「ここに寝てた人は?!」とか騒がないところが逆にリアル^^

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部屋まで訪ねてきたジンガンに、ムヨンは椅子を差し出した。「座れよ」
自分はソファへ腰を下ろし、テーブルに目をやる。
すっかりロウソクの燃え落ちたケーキが残っていた。「旨そうだ」

ジンガン「あんた、何なの?入院しろって言われたのに、なんで勝手に帰るのよ」
ムヨン「…座れって。怒るなよ、痛むから」
ジンガン「あの人たち、誰?」
ムヨン「なんで来たんだ?そっちのほうが気になるんだけど」
ジンガン「そんなことどうでもいいでしょ。ひどい目に遭ったのに」
ムヨン「…。」
ジンガン「誰なの?あんな人たちにやられるなんて、何やらかしたのよ?!」
ムヨン「… 喧嘩しに来たのか」
ジンガン「明日警察に行って。被害者届を出すのよ」
ムヨン「何のために?」
ジンガン「…何のためにって?」
ムヨン「一生懸命生きてる人たちだ。ヤツらは俺を殴る理由なんて知らない。訴えるにしても、立ち向かうにしても、やるならちゃんとやらないと。本当の敵に対して」

「そうだろ」絶句するジンガンに、ムヨンは静かに言った。

ジンガン「わかった。あんたがどうしようと関係ないし」

背を向けて玄関へ向かおうとしたジンガンの腕を、立ち上がったムヨンがサッと捕まえた。

ジンガン「…。」
ムヨン「… 食ってけよ」

彼の手からそっと腕がすり抜ける。
彼女はそのまま… 背を向けた。

ムヨン「…。」

外へ出て扉を閉めると、ジンガンはそこにもたれたまま動けずにいた。
息が止まりそうなほど、胸が張り詰めていた…。

ジンガン「…。」

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ソジョンは署の廊下で見かけたチョロンを呼びとめた。「ユ課長、見なかった?」
チョロンはつまらなそうに奥を指す。「いますよ」
相変わらずダンマリのジングクと、神経戦が続いていたのだ。

ソジョン「ユ課長から何も聞いてない?」

「何をですか」憮然と言い返し、チョロンはトイレへ消えた。

ソジョン「…。」

溜息をついた途端、チョロンが一度入ったトイレから飛び出してくる。「ソジョンさんはご存知なんでしょ」
「なんでああなのか」そう言って、半分怒ったように奥を指差す。

ソジョン「私が?知ってるわけないでしょ」
チョロン「他にいないじゃないですか」
ソジョン「私なら何でもわかるって?」
チョロン「…。」
ソジョン「知らないってば」

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ジンガンは派出所を覗いた。
昨日病院へ来ていた警官が、彼女に気づく。「あぁ、いらっしゃいましたか」

警官「お一人ですか?被害者の方は?」
ジンガン「来てないですか?」
警官「来てないから訊いたんです」
ジンガン「あの… 目撃者が代わりに通報することはできませんか?」

警官は笑う。「できますよ」

警官「だけど、昨日なさったじゃないですか。あれが通報で、訴えるのは被害者本人がやらないと」

「…そうなんですね」ジンガンは頭を下げ、派出所を後にした。

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痛みに呻きながら、ムヨンはやっとのことでベッドから起き上がった。
すっかり日が落ちている。
「カン」子猫の姿を探し、玄関前で餌をやった。

ふと、扉の脇に目をやると、見慣れない粥屋の紙袋がひっそりと置いてある。

ムヨン「…。」

いつの間に来たのだろうか。
下を覗いてみても、そこはシンと静まり返っていて、もうジンガンの姿はなかった。


どれくらい経ったのでしょう
わたしを覚えていますか
慌ただしい時間を漂っています
偶然の瞬間 奇跡を信じて
そこにある喜びと痛みを抱き寄せましょう
季節がめまぐるしく過ぎ 景色が変わろうと
記憶だけは刻まれて またわたしたちは…

わたしにはわかりません
あなたに会ったとしても…

そのうちあなたは道を見失い
長い夢から覚めたように 心が漠然として
わたしの涙に あなたは揺れるでしょう

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翌日は休日だった。
食料の袋をぶら下げてジングクの家を訪ねたのは、ソジョンだ。

どうせ一人で閉じこもっているのだろうと、食料持参で押しかけたのだ。

ソジョン「鶏の炒め煮、作ってよ。得意なんでしょ。食べたいわ」

「…。」ジングクは食料の袋を覗いた。

ソジョン「いつも酔ったユ課長を送ってくるだけだから、昼間に来ると新鮮だわ。土曜日なのに、ジンガンはお出掛け?」
ジングク「デートだ。チョロンと上手くいってるらしい」
ソジョン「本当?!よかったわね」

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自転車をレンタルし、ジンガンとチョロンはサイクリングに出掛けた。

ジンガン「…。」

楽しいはずの時間にも、ふと気がつくと、ジンガンはぼんやりと表情を曇らせた。

「あぁ、ついに一つ達成したぞ」ベンチに並んでアイスを食べながら、チョロンが言う。

ジンガン「?」
チョロン「ジンガンさんと一緒にやりたいことリストが100個あるんです。一つ達成しました」
ジンガン「自転車に乗るのが一つめ?」
チョロン「普通の自転車じゃなくて、二人乗り用の。一つ目じゃないけど、かなり上位です」
ジンガン「次は?」
チョロン「先にわかったら面白くないでしょ?期待しててください」

「行きましょうか」チョロンが立ち上がり、手を差し出した。
「!」手首を掴んだムヨンの手が、彼女の頭をさっと掠める。
ジンガンはニッコリ微笑み、チョロンの手を取った。

チョロン「何食べましょうか」
ジンガン「すっごく美味しいもの」

#テンションを上げるためにも「すごく美味しいもの」とは言うけど、具体的に何を食べたいかは出てこない。この加減がなんとも言えないです。そして、チョロンがイイヤツすぎて辛いです…。

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「わぁ、美味しそう!」ぐつぐつ煮える鍋を覗き込み、ソジョンが声をあげた。
鍋を淡々と混ぜながら、ジングクは無表情だ。

ソジョン「大丈夫そうね」
ジングク「何が?」
ソジョン「キム・ムヨン。火傷がどうとか動揺してたけど、思ったより大丈夫そう」
ジングク「そりゃそうだろ。妄想だ、妄想。君の言う通り完全な妄想だからな」

彼女に味見をさせ、鍋をテーブルへ運ぶ。
二人はさっそく席につき、焼酎をあけた。

ソジョン「チョロンがイライラしてるの、わかってるよね」
ジングク「…。」
ソジョン「キム・ムヨンのことは仕方ないとして、イム・ユリのことはどうしてチョロンに言わないの?ユ課長の話が本当なら、イム・ユリが殺した可能性が高いのに」
ジングク「まだわからないさ。誰が殺したのか」
ソジョン「だからぁ、なんで言わないのよ。話したほうがいいと思うけど。どうしてイム・ユリを捕まえないの?」
ジングク「期待してるんだ」
ソジョン「何に?」
ジングク「自首しないかと思って」
ソジョン「自首?!」

「ちょっとだけ笑わせて」ソジョンはゲラゲラと笑い声を上げる。

ソジョン「あの不良娘が?」
ジングク「ダメなら仕方ないさ。そのときは連行する」
ソジョン「本当でしょうね」
ジングク「本当さ!」

「…。」ソジョンはそれでも疑いの目で彼を見た。

ジングク「何だよ?」
ソジョン「何でもない」
ジングク「人をそんな目で見るなよ」
ソジョン「ひょっとして… あの子のこと好きなの?」
ジングク「誰?」

短い沈黙の後、今度はジングクが吹き出した。「バカなこと言うなよ」

ジングク「ジンガンより若い子だぞ」
ソジョン「若いから何?成人でしょうが」
ジングク「!」
ソジョン「それに、男は年取るほど若い女の子が好きなんでしょ」

ジングクは呆れて笑うばかりだ。

ソジョン「だってそうでしょ。だから、死ぬかもしれないのに一緒に落ちるのよ」
ジングク「…。」
ソジョン「自首とか何とか言って黙り込んじゃって。ほらね、考えれば考えるほど合点がいくわ」

「ちょっと笑わせてくれ」大真面目なソジョンを前に、ジングクは声を上げて笑った。

ソジョン「笑わないでよ!気分悪いわ」
ジングク「気分悪いか?」
ソジョン「悪いわよ!」
ジングク「俺もだ」

ソジョンはふてくされたように鍋をつつく。

ジングク「笑わせるのもいい加減にしろよ。なんでそんなに笑わせるんだ?」

「可愛い顔して…」ジングクがポツリと付け加える。

ソジョン「ちょっと!!!」
ジングク「だってそうだろ。どっちが可愛いって、イム・ユリより君に決まってる」

「…。」ソジョンは箸を置き、立ち上がった。「しょっぱすぎるわ」

ジングク「しょっぱい?」
ソジョン「しょっぱすぎて食べちゃいられないわ」

ソジョンはプイと玄関へ向かう。

ジングク「おい!どこ行くんだよ?食べていけよ」
ソジョン「食べない。食べれば食べるほど不味い」

呆然とするジングクの前でドアが閉まった。

「しょっぱいか?」ジングクはテーブルに戻り、ダシをすすってみる。「薄いけどな」

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売りに出していたスンアのアトリエに買い手がついた。

スンアは財布から小切手を取り出し、浮かない顔で眺めてみる。
20億ウォンと記されていた。

「私たち、お金持ちよ」彼に話したあの日のことが、否が応でも蘇った。
どこへ行こうかと嬉しそうに話す彼女にひととおり耳を傾けると、彼は家に帰ると立ち上がったのだ。
仕事を探さなきゃいけないから、帰って履歴書を書くと。

「俺たち、ここまでだ。これ以上、行くところなんかない」
「愛してるじゃない」
「そんなつもりはなかったけど」
「それならどうして私とつきあったの?」

「…。」蔑むような目で彼女を見下ろすと、彼は黙って背を向けたのだった。

#このムヨンの目、すごい。こんな目で見られたら立ち直れんわ…。

スンアは携帯を取り出した。
以前も調べたヨンガン大学のサイトを開き、ウォンジュキャンパスへ電話を掛ける。

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まだ布団にくるまっていたムヨンは、ヒジュンからの電話で起こされた。

ムヨン(電話)「スンアが?」

「だって仕方ないだろ」ひととおり説明してから、ヒジュンが言う。

ヒジュン(電話)「全部バレてたんだから。言い張ればよかったかな、大学生だって」
ムヨン(電話)「いや、それでいい」
ヒジュン「それでいい?」
ムヨン「あぁ、お前は気にすんな」

電話を切ると同時に、今度はメールが入る。
「ちょっと出てきて。すぐ済むから」スンアからだ。

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河畔のベンチでスンアは彼を待っていた。
目深にフードを被り、ムヨンが姿を見せる。
彼は少し離れて隣に腰を下ろした。

「どう?ここ」前をじっと見据えたまま、スンアは言う。「始まった場所で終わらせたいの」

ムヨン「…いいな」

スンアがバッグから封筒を差し出した。
「何だ?」何気なく開けてみると、中に入っていたのは一枚の小切手だ。

スンア「それ見てどう?」
ムヨン「20億だな」
スンア「お金のためだったって言って。そうすれば、あげるわ」
ムヨン「あぁ、金のためだ」

「…。」頑なに守っていた何かが、スンアの中で静かに弾けた。

#ここのスンアの表情の小さな変化がとてもいい。言わせたのは自分だけど、聞きたくない言葉だったね…。

口を固く結び直し、スンアは立ち上がる。

ムヨン「ありがとな」

彼が立つ前に、スンアは歩き出した。
目の前に立っているミラーに、彼が反対側へ歩いていくのが見える。

スンア「…?」

足を引きずっているのだ。
スンアは驚いて、彼を追いかけた。
さっきまで見ようともしたかった彼の顔を覗き、スンアはアッと息をのむ。

スンア「その顔…」
ムヨン「…。」
スンア「ウサンさんでしょ」
ムヨン「20億だ。こんなのどうってことない」

呆然とする彼女に微かに微笑み、ムヨンは立ち去った。

スンア「…。」

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スンアからの着信を、ウサンは無視した。
「こちら」秘書が書類を差し出す。「明後日、アーツとのコラボイベントの進行表です」
「それから」さらに付け加える。「こちらは専務のご挨拶の草案になります」

そこへメールが入った。
またスンアからだ。

スンア(メール)「絶対許せない。今度彼を酷い目に遭わせたら殺すわよ」

「ちゃんと処理したのか」退室しようとした秘書に、ウサンが声を掛ける。

秘書「はい。もうお気を煩わすこともありません」

「女がいるようです」秘書は付け加えた。

ウサン「女?」

秘書が写真を差し出す。

秘書「ユ・ジンガンといって、ペク・スンアさんの友人です」

ごろつきを雇い、ムヨンを襲わせた秘書は、下で待っている間、全速力で走ってきた女性とぶつかった。
それがジンガンだったのだ。

ウサン「…彼女とつき合っているって?」
秘書「はい」

「…。」ウサンは皮肉な笑みを漏らした。

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ここで区切ります。

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