オーマイビーナス Oh my Venus 最終話あらすじ&日本語訳vol.2
シン・ミナ、ソ・ジソブが出演!「オーマイヴィーナス」16話の後半、いよいよラストです♪
最後まで楽しく行きまーす!
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家へ帰り着くと、ジュウンは韓服のままベッドに倒れこんだ。
「お疲れ様」ヨンホがさっと縁に腰掛け、足を揉んでやる。
#夫婦の力関係がすっかり出来上がってるね:笑
ジュウン「お祖母様たち、変なふうに思わなかったかな」
ヨンホ「だいぶ変だったけど、それだけ笑わせたからね」
ジュウン「(微笑)」
ヨンホ「お祖母さんと父さんがあんなふうに笑うの、ほとんど見たことがなかったから」
ジュウン「はぁ、だけどやっぱりちょっと…」
ヨンホは彼女の足から手を離し、じっと顔を覗きこんだ。「知れば知るほど不思議な人だ」
「あぁ」ヨンホは枕元の”チビこの野郎”を見て不意に深刻な顔になると、慎重に切り出した。「あのさ、カン・ジュウン」
ジュウン「(頷く)骨肉腫のせいでしょう?」
ヨンホ「…。」
ジュウン「それで子どもを作るのをためらってるんだわ」
#「あれ?もう籍入れたんだっけ?」と思うほど、いきなり新婚物語になってて調子狂う^^;
「…。」ヨンホは彼女の隣に横たわり、天井を見上げた。
ヨンホ「幼い頃、ずいぶん父さんを恨んだから」
ジュウン「…。」
ヨンホ「まだほんの子どもの時から手術を受けさせられて。辛くて毎日泣いてばかりだったのに、リハビリも容赦なかった」
ジュウン「…。」
ヨンホ「父さんのようには生きたくない、毎晩そう心に誓ってたけど… 今になって考えてみたら、そんな生き方が嫌なんじゃなくて、そんなふうに生きる自信がないっていうほうが正しいな」
ジュウン「調べてみたら、遺伝する確率は低いって」
ヨンホ「可能性を考えただけで怖くなる… それが病気なんだ。そんなに単純なことじゃない。子どもだけじゃなくて、親も一緒に辛いんだ。カン・ジュウンが苦しむことになる」
ジュウン「それでも挑戦してみること、それでも信じてみること、一生懸命努力してみること… それが生きていくってことじゃない?」
ジュウン「この世に確かなことなんてないもの。歩けば転ぶことだってあるし。不幸になるかもしれないからって、最初から幸せを諦める必要はないわ。ね?」
ヨンホは寝返りを打ち、ジュウンを見つめた。「参ったな。カン・ジュウンのおかげで」
ジュウン「ヨンホさんに似て色白美人な女の子、私に似て体格のいい男の子… 産みたいわ」
ヨンホ「…。」
ジュウン「子どもが育っていくのを見ながら、”お父さんを見てよ” なんて愚痴も言ってみたいし、”お父さん”って呼ばれるのをヨンホさんに聞かせてあげたい」
「…。」素直に気持ちを話すジュウンを、ヨンホは愛しげに抱き寄せた。「やっぱりカン・ジュウンには勝てないな」
ジュウン「男の子がいい?女の子?」
ヨンホ「…。」
ジュウン「(笑)双子?」
ヨンホ「どうせならサッカーチームが出来るくらい?」
#日本と同じ超ベタな表現するんだね^^;;;;;;
ジュウン「私は大丈夫よ」
ヨンホ「忙しくなりそうだな」
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疲れて帰宅すると、スジンはベッドサイドを振り返った。「…。」
静かに並んでいる指輪とベビーシューズが、否応なしに悲しみを増幅させる。
「俺たちの明るい未来に」指輪を差し出し、そう言ったウシクの優しい笑顔が思い浮かんだ。
妊娠は難しいという無情な未来が待っていようとは、彼女は夢にも思わなかった。
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ウシクもまた、彼女の家の扉の前で躊躇っていた。
しばらく躊躇った末、彼はそのまま背を向ける。
~~~~
「オ・スジンさんは妊娠ではないんです」産婦人科の医師はそう言った。「妊娠はかなり難しいかもしれません」
#ガフン病院は守秘義務を徹底したほうがいい
~~~~
早とちりでベビーシューズなんか買ってしまい、彼女を傷つけてしまった。
それなのに、彼女は本当のことを胸にしまい、「妊娠なんて望んでない。仕事の邪魔になるから」と突き放したのだ。
ウシク「…。」
考えれば考える程、ウシクの心は重く沈んだ。
+-+-+-+
ヨンホの父、キム代表理事は入院していた。
#脚本の都合で自在に入退院を使い分ける父
病室にヨンホが訪ねてくる。
彼は何も言わず、父が広げていた会社の書類をそっと取り上げた。
父「…。」
ヨンホ「…。」
特別何を話すでもなく、ヨンホはベッド脇の椅子に腰を掛け、そこで父の代わりに書類をチェックした。
父「どうしてわかった?」
ヨンホ「わからないと。息子なんだから」
父「…。」
ヨンホはしばらくそうやって静かに過ごすと、医師が回診にやってきたのを見守った。
ヨンホ「それでは帰ります、父さん」
父「あぁ」
「ありがとうな」父はスッと目をそらし、小さく言う。
ヨンホが嬉しそうに頷くと、誰かが病室の扉をノックした。「どうぞ」
入ってきたのはヘランとヨンジュンだ。
ヨンホ「父をよろしくお願いします」
ヘラン「ありがとうございます」
ヘランの隣で、ヨンジュンが頭を下げる。「こんにちは、理事長」
ヨンホ「理事長じゃなくて、兄さんだ」
ヨンジュン「(嬉)」
ヨンホ「(ヨンジュンの体格を見て)運動しないとな」
ヘランたちと交代で、ヨンホは病室を後にした。
+-+-+-+
「ヨンジュン」父に呼ばれ、ヨンジュンは前に進み出た。「はい、父さん」
父「専攻は医学にしなさい。息子が二人で病院を見てくれれば心強いだろうから」
「はい、父さん」ヨンジュンは嬉しそうに微笑んだ。
+-+-+-+
ヨンホはジュウンの家にいた。
彼が脈拍をとっているのは、ジュウンの母親だ。
母「どうしたの?ジュウンもいないのに」
ヨンホ「この間お目にかかった時、手首トンネル症候群じゃないかと思ったんです」
母「(感心)まぁ!それで来たのね!」
ヨンホ「病院にいらっしゃらなきゃダメですよ。お家でも毎日ケアしないと」
母「わかったわ。娘の言うことは聞かなくても、婿の言うことは聞かなきゃね。ふふふ」
ヨンホは母の手首に包帯を巻いた。
ヨンホ「痛みがひどいときは、こうやって圧迫しながら巻いてやると、痛みが和らぐはずです」
ジュウンの母はヨンホを見つめた。「子どもの頃、随分辛い病気をしたんだって?」
ヨンホは黙って頷く。
母「辛くても、辛さを分け合えばいいの。一緒にいれば辛さもマシになるものよ」
ヨンホはジュウンの母にまっすぐ向き直った。
ヨンホ「カン・ジュウンを産んでくださって… 認めてくださって… ありがとうございます、お母さん」
「うちのジュウンを頼むよ」母はニッコリ笑って彼の手を握った。
+-+-+-+
車を走らせながら、スジンとウシクはそれぞれに二人の日々を思い返していた。
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「別れて1時間も経たないのに会いたくなる。会いたいのを我慢できないっていうのは…」ある日、彼はスジンの部屋を訪ねてきてそう言った。
※このシーンだけは見覚えがないので、以前カットされたんだと思います。付き合い始めの頃ですね。たぶんプールでいちゃついてた日。
「入る?」スジンはそう言って、彼を初めて部屋へ招き入れたのだ。(#いきなり肩を出したのはご愛嬌^^;)
~~~~
+-+-+-+
よく訪れる眺めのいい公園へやってくると、スジンはそこで物思いにふけった。
そこへ誰かがやって来て、後ろから暖かいコートを掛けてやる。「?」
ウシクだ。
ウシク「俺がいるだろ。一人で歩くことないさ」
スジン「…。」
ウシク「大丈夫?」
大丈夫?… スジンが好きになったのは、まさにいつもそうやって彼女を気遣ってくれるウシクだった。
彼は何一つ変わってはいないのだ。
ウシク「すまないって言葉、もう一度だけ言わせてくれ」
スジン「…。」
ウシク「俺、自分のことしか考えない悪いヤツだから」
スジンの目に、みるみるうちに涙が滲み、こぼれ落ちる。「ウシク…」
ウシク「愛してる、スジン。結婚しよう」
スジン「!」
泣き出した彼女を、彼は笑顔で抱きしめた。「泣くなよ」
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ジュウンはヨンホと仲良くジョギングだ。
ジュウン「明日のスタジオ撮影のためにむくみ取りたいからって、何でこんな苦労しなきゃいけないのよ、ホント!」
ヨンホ「むくみを取るには走るのが一番だ」
ジュウン「私の顔は?肌は?」
ヨンホ「汗かいて冷たい風に当たれば老廃物も取れるし、同時にリフティング効果も。OK?」
ジュウン「自分のものだからって、えらくこき使うのね」
ヨンホ「”こき使う”って言葉はぞんざいだし、自分のものにするかどうかはまだわからないから」
ジュウン「ちょっと!!!」
#訳が違うのでわかりづらいんですが、このくだりは以前にも出てきています。
ジュウンが生放送で倒れた後、「なぜダイエットを?」「くだらない質問ね。自分に関係ないからって」「それはわからないし、今のはタメ口だ」って感じのやり取りがありました。以前出てきた「自分に関係ないからって」という部分と、今の「自分のものだから」と訳した部分が、以前と今では真逆の言葉になっています。
直訳すると、以前が「連れて暮らすわけじゃないからって」、今のセリフは「連れて暮らすからって」と言ってます。訳しづらい…(泣
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フォトスタジオでは、すでに男性陣が正装して揃っていた。
ヨンホを筆頭に、ジュンソンとジウン、そしてミン室長も一緒だ。
そこへ… “Ma’am!”
真っ赤なミニドレスに身を包んだビーナスの登場に、みなが目を見張る。
ヨンホ「至高至純で慎ましいカン・ジュウンさん、新婦は普通こういうとき、白じゃないのか?」
ジュウン「新婦だからって絶対白を着なきゃいけないわけじゃないでしょ?」
「始めましょうか?」ジュウンが明るくスタッフに声を掛ける。
ジュウン「ミン室長も♪」
#そして、主旨不明な回想シーンに続く
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2016年 夏。
「えぇ、お祖母さん」ジュウンはイ会長からの電話に明るく出た。
ジュウン(電話)「今、空港に着きましたよ。はい、すぐ行きますね」
電話を切った途端、彼女の前に一人の軍人が立ちはだかる。「!」
ジウンだ。
ジウン「無敵部隊二等兵キム・ジウン、100日休暇令を受けてまいりました!」
ジュウン(まだ後ろ姿)「わぁ~、ジウンさん!」
ジウン「Ma’am!!!」
二人は久しぶりの再会を喜び、抱き合った。
ジウン「何また綺麗になってんだよ!」
ジュウン「綺麗になった?」
【病んでる人に弱く、危険に瀕してる人にはもっと弱いヨンホさん、この世にたった一人しかいない私だけのコーチは、結婚を3ヶ月後に控え、どこか洪水になったところへ医療支援に出かけていった。そして…】
ジュウンとジウンは並んで、飛行機から降りてきた人たちを見つめる。
ジュウン「何で出て来ないの?」
ジウン「そうだな…」
そのとき、「カン・ジュウン!」「ジウン!」後ろで懐かしい声が聴こえる。「!!!」
【今日は帰って来る日だ!】
振り返ったジュウンを見て、ヨンホは凍りついた。「!!!」
#どれだけの視聴者が脱力したことか…。これはやっちゃダメだ。
「サプライズ!」彼女がニットコートの前を開くと、ウエストにはピンクのリボン。
ヨンホ「?!(絶句)」
ジュウン「私、妊娠3ヶ月ですって」
ヨンホ「え?」
ジュンソン「おめでとうございます!お二人とも!」
ジウン「(ジュンソン)兄貴、叔父さんになるんだぞ、叔父さん♪」
ジュンソンとジウンが感激して抱き合う。
「ホントか?!」ようやく事態を飲み込むと、ヨンホは嬉しそうに彼女を抱きしめた。
ヨンホ「何ヶ月だって?」
ジュウン「3ヶ月」
ヨンホ「3ヶ月?」
そう言って、彼は”3ヶ月にしてはボリュームの増えすぎな”彼女の体を見る。「何kg増えたんだ?」
ジュウン「26kg」
ヨンホ&全視聴者「(驚愕)」
ジュウン「あ、よく食べてよく休まなきゃいけないから。(お腹をさすり)私たちの元気な赤ちゃんたちのために」
ヨンホ「…たち?」
ジュウンはふふっ笑い、彼の胸を軽く小突く。「双子ですって」
ヨンホ「(感激)すごく嬉しいけど… すごく嬉しいのは確かだけど…」
ジュウン「?」
ヨンホ「行こう、運動しに」
ジュウン「食べたのは私じゃないもの!私たちの赤ちゃんたちがすご~く腹ペコだって言うから」
ヨンホ「赤ちゃんは…いや、僕らの赤ちゃんたちはまだ二人合わせて100gにもなってない。ウェディングドレス、どうやって着るんだよ?(怖い顔)結婚は延ばせないぞ」
ジュウン「誰も延ばせだなんて言ってないわ!」
ヨンホ「じゃあ、この体で着るって?」
ジュウン「めちゃくちゃビーナスっぽいじゃない。そもそもビーナスっていうのは美と豊穣の女神なんだから」
ヨンホ「たった1ヶ月でこんなになるなんて…」
ジュウン「私、その気にさえなれば何でも出来るカン・ジュウンだから」
ヨンホ「油断も隙もないな…」
「早く」ヨンホはジュウンの手を引いて歩き出した。
ジュウン「もう、オッパ~!」
ヨンホ「このままじゃ臨月には大変なことになる」
ジュウン「もう、あなたぁ~!」
ヨンホ「難産になるから。ダメだ」
ジュウンが抵抗して立ち止まる。「再会のチューは?」
溜息をつくヨンホに、ジュウンは唇を突き出した。
ぷっくら膨らんだ頬に、ヨンホは思わず笑う。
ヨンホ「(頬をつまみ)可愛いな…。(急にキョロキョロ)僕のえくぼは?!」
ジュウン「あぁ…、すぐ出てくるわ。コーチが帰って来たんだから♪」
ヨンホ「(切実)運動しに行こう」
(ジュウンの声)【韓国にキム姓の男性は約50万人。その中でもごく普通の名前であるヨンホ。
平凡なようでも、あなたのそばにいる特別な存在、この世の全てのコーチと…】
(ヨンホの声)【”要望”と危険を行き来するこの世の全てのビーナスたちのために…】
(二人の声)【みなさんの”地球外”へ、搭乗… 出発!】
【エピローグ】
大邸の住宅街。
学校のへ向かう途中、少女は足にギブスをして車椅子に座っている少年を見かけ、立ち止まった。
少年「?」
少女「痛い?」
少年は黙って頷く。
少女はポケットから絆創膏を出すと、ギブスの上にペタリと貼り付けた。
少女「もう痛くないよ。私を信じて」
少年「どうしてわかるの?」
少女「信じればそうなるから」
自信たっぷりに言う少女の笑顔に、少年も微笑んだ。
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【 完 】
+-+-+-+
11月から訳してきた「オーマイビーナス」はこれで終了です。
訳している間、常に「どことなく気持ち悪い、すっきりしない感じ」を抱えたまま進む、そんなドラマでした。
楽しく観てこられた方のことを考えて控えようか、すごく迷ったのですが、やっぱりそれなりに気持ちを整理して終わらせようと思い、どうスッキリしないのか思い返してみました。
※一視聴者の感想ですので、笑って読み流していただけると嬉しいですm(_ _)m
【大きなテーマであるダイエットの描き方が中途半端】
最初のほうで「太っている人は寂しさを抱えている」というセリフがありました。スジンとのやり取りで出てきた大事なセリフです。
肝心のジュウンは甲状腺機能低下が太った大きな要因で、ダイエットは「甲状腺機能低下の薬を飲むこと」「体幹運動」「いつも同じダイエット食」「ランニング」、ほぼこれが全て。
ヨンホと出会ったことが寂しさやストレスの改善にはなっているとは思いますが、そこのケアに関しては何も描かれていません。
【盛大に前フリされて、すかされる】
挙げだすとキリがないのですが、例えば、ヨンホがジョン・キムだとバレた事件。
「バレたら大変だ」とあれだけ匂わせておいて、マスコミの騒ぎはミン室長があっという間に押さえ、その後社内で問題になっている様子もありません。
後妻のヘランは、あれだけ息子のために耐え忍んだ末、息子が自殺未遂をしてあっさり退いています。チェ理事も然り。ヨンホを失脚させようと無謀な事故を起こしておいて、あっさり辞表書いて退散。いつも「起承転結」ならぬ「起起起結」を見せられているような感じで、自分の中で解決しないままになってしまいます。
【設定や現象がピンとこない、生きていない】
ジュウンとウシクが15年も付き合い続けたという設定、ウシクがスポーツマン&ガフンの管理職だという設定、ジュウンが弁護士だという設定、ヨンホがハリウッドスターをも相手にする世界的トレーナーだという設定、ハリウッドスターと噂になったトレーナーの正体についてなぜこれだけ騒ぐのか、ヨンホがジョン・キムだとバレたらそんなにマズいのか、ジュンソンの生母がミンジュンの乳母だという設定、ヨンホの父が実は病気だという設定、ヨンホの骨肉腫は完治していて今の痛みは神経症だという設定、その他山ほど。ピンと来ないもの、生かされていないもの、無理があると感じるものがとても多く、感情移入の妨げになっていました。
【感情の動き、繋がりが見えない】
「こう考えたから、こう行動した」「誰かがこう行動したから、こんな気持ちになった」、物事は思考・感情と行動の因果関係で成り立っているものです。そこが見えづらいドラマでした。
ヨンホがガフンの御曹司だとジュウンが知った時。あれだけ怒ってキツい言葉を浴びせたのに、彼が大邸まで来たら胸に飛び込みます。
もちろん実際にはそういうこともあるでしょうが、観ていて登場人物の感情の動きが見えてきません。見えないから共感もできません。
スジンとウシクのエピソードを考えれば、さらにわかりやすいと思います。
他にも例えば… ヨンジュンに対してあれだけ無関心だった父が、最後に「医学を専攻しなさい」と助言している件。父の中でどういう心境の変化があったのか、そこは見えません。
私はドラマのキャラの心情を読むのがとても好きです。いつも登場人物に心を添わせて、感じ取りながら翻訳します。このドラマはそれが出来ず、とても残念でした。
… 以上、まだまだ言いたいことが後から湧いてくると思いますが^^;
私と繋がりのある韓ドラファンで、最後まで視聴を続けた方々は、「ジソとミナちゃんだから」という一心だった方が多いようです。
ヨンホとジュウンのキャラ自体はとても良かったと思うし、他にもジュンソンとジウンやミン室長、素敵なキャラはたくさんいました。
ストーリーを組み立てるって本当に難しいなぁと、そう実感した次第です。
最後までお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。
セリフの解釈が難解なドラマで、上手く訳せていない部分が多々あるかと思いますが、申し訳ありません。
また何かのドラマでお目にかかれれば幸いです。
yujina
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