Oh my Venusオーマイビーナス9話あらすじ&日本語訳vol.1
ソ・ジソブ、シン・ミナ主演のKBSドラマ「Oh my Venus(オーマイヴィーナス)」9話、あらすじと共に、台詞を丁寧に訳していきますね。
ではさっそく♪
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チェ理事たちに挨拶を済ませた後、ヨンホは父キム・ソンチョルと理事長室に残った。
「院長から連絡があった」デスクで資料に視線を落としたまま、父が言う。
ヨンホ「…。」
父「完治だそうだな」
「…。」ヨンホは何も言わず、ソファの背にもたれかかった。
父「ご苦労だった」
ヨンホ「…えぇ」
父「私が座っているこの席は、これからお前が座る席であり、お前の母さんが座っていた席だ」(←時制文法の例文
ヨンホ「…。」
父「責任感はもちろん、わずかなミスもあってはならん」
ヨンホ「よくわかってます」
父「人目も、騒ぎ立てる口も数えきれないから、言葉、行動、身持ち、すべて気をつけろ」
ヨンホ「はい」
父が書類にサインしようとして、途中で手を止めた。「これでいい」
父「お前の母さんに面目が立った」
「!」不意にヨンホの目に涙が滲んだ。
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送迎の車が家の前に停まっても、ヨンホはじっと目を閉じたまま、身動きひとつしなかった。
ミン室長「理事長。どこかお加減でも?」
「…。」ヨンホは眠っていたかのように目を開けると、車を降りた。
ヨンホ「(ネクタイを緩めながら)ネクタイを長時間締めてたから、ちょっと頭痛が。お疲れ様でした」
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家に入り、一人になるなり、ヨンホは苦痛に顔を歪めた。
ふらふらと階段を上がり、膝の痛みに床へ倒れこむ。
必死で上着を脱ぎ、ネクタイを外し、彼は奥の治療室を目指した。
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電話の着信音を頼りに彼を探しに来たジュウンが見たのは、震えながら床にへたり込んでいるヨンホの姿だ。
ジュウン「コ、コーチ!」
「来ちゃ…ダメだ」彼は汗びっしょりの顔をかすかにこちらへ向ける。
彼女は思わず彼に駆け寄った。
ジュウン「どうして?どうなってるんです?怪我したんですか?」
ヨンホ「…。」
とにかく夢中で電話を取り出した彼女の手を、ヨンホは押さえる。
ジュウン「私、どうしたらいいの?!一体どうしちゃったんですか?ホントに!」
ヨンホ「…出ててください。誰かが治せるような… そんなものじゃない」
ジュウン「(涙)そんな!早く病院に行きましょう」
「早く病院に!」彼女が引っ張ろうした手を、彼はそっと押しのけた。
その手は、取り乱す彼女を落ち着けようとするように、優しく膝をトンと叩く。
ジュウン「!」
ジュウンの頭のなかに不意に同じ感触が蘇った。
「タップ」柔道場へ行ったとき、彼が膝をトントンと叩き、こう教えてくれたのだ。「”タップ”したら、放すんです」
彼女の目から大粒の涙がぼろぼろとこぼれ落ちた。
ヨンホ「お願いだ…」
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ジュウンは治療室の扉の外で、泣きながら時を過ごした。
「子どもの頃、重い病気だったんです。だから、歩いたり走ったり、遊んだ記憶がほとんどなくて」彼の話をゆっくりとなぞる。
「そんなときに母さんが亡くなって…。父さんは怖かったし、お祖母さんは可哀想で。僕は幼くて、か弱くて、いつも危なっかしかった」
ヨンホは一人、孤独に痛みと格闘していた。
「おそらく神経症のようなんですが…。いつか突然消えるかもしれないし、そうでなきゃ死ぬまで続くでしょう」
這って注射器を掴み、膝に打つ。
「表向きは大丈夫に見えても、癒えるには時間が必要なんです。傷っていうのは、外から見るのとは違うから」
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雪の中、大きな荷物を運ぼうとしてよろめいた実母に、ジュンソンはじっとしていられず、駆け寄った。
代わりに荷物を手に取り、顔を見ると、彼は驚いて目を見張る。
彼女の目の周りが、あざで真っ赤になっていたのだ。
ジュンソン「重そうに見えたので」
実母「大丈夫です」
ジュンソン「お宅の前までお持ちします」
実母「…何て有り難いのかしら」
ジュンソン「…。」
実母「お若い青年が…」
ジュンソン「いえ、とんでもない」
実母「こっちへ」
ジュンソンは彼女の家までの短い道のりを、並んでゆっくり歩いた。
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ゆっくりと扉が開き、治療室からヨンホが出てくる。
痛みは落ち着いたものの、体力をすっかり使い果たし、まだ呼吸が乱れていた。
クローゼットを抜け、ベッドのある自室の方へふらふらと向かう。
そこに、膝を抱えて座り込んでいるジュウンの姿が見えた。
ヨンホ「…。」
彼に気づき、立ち上がったジュウンは、まだ目に一杯涙を溜めていた。「…大丈夫ですか?」
「…。」ヨンホは静かにうなずく。
ジュウン「本当に大丈夫?」
ヨンホ「やられたな…。セクシーとは程遠い」
小さな彼のジョークに、安堵と悲しみが押し寄せる。
また泣き出した彼女を、彼は優しく抱きしめた。
ヨンホ「具合の悪いのは僕なのに、自分のことみたいだな…」
ジュウン「ホントにビックリしたんだから!」
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「ちょっと座って」居間へお茶を持って来たヘランを、イ・ホンイム会長が引き留めた。
イ会長「理事長が帰って来たらまた話すけれど… 分家なさい」
ヘラン「お義母様!」
イ会長「ヨンホが理事長になることは、チェ理事から聞いてるだろうから、長々と言わないよ。これまで苦労した分、誠心誠意いい暮らしをさせるから、あまり寂しく思わずに」
ヘラン「…お義母様、私は欲などありません!私はただ!」
イ会長「母親ならよくわかるだろう。これ以上自分の子を外へ追いやりたくないんだよ」
ヘラン「お義母様、私は…」
イ会長「欲張りな老いぼれのせいで、これまで随分苦労しただろうね」
「ミン室長がお越しです」召使が知らせに来た。
「言うとおりになさい」イ会長は立ち上がる。
イ会長「今からでも道理に従って行きないとね」
「ミン室長、部屋へ」そう告げ、イ会長は自室へ引き上げた。
ヘラン「…。」
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ヨンホはベッドの上で体を休めていた。
膝はピクピクと痙攣を続けていて、ベッドの縁に腰掛けるジュウンの視線は、どうしてもその痛々しい場所へ向かう。
彼女の視線に、彼はガウンの裾でそっと膝を覆った。
ジュウン「どれだけ悪かったんですか」
ヨンホ「よく…覚えてないな」
ベッドサイドのテーブルに置いた本から、ジュウンが封筒を抜き取る。
ヨンホ「!」
彼が以前、本に挟んでおいた治療記録だ。
ジュウン「この間コーチが出掛けてたのは、アメリカのアンナ・スーのところじゃなくて、大邸のガフン病院だったんだわ」
ヨンホ「…。」
ジュウン「心地よく艶めかしい夜じゃなくて、寂しくて辛い夜だったはず。それしか知らないから」
ヨンホ「人の夜をエラく探るんだな」
ジュウン「強制捜査。あなただけの特技じゃないわ」
ヨンホは小さく微笑んだ。
ジュウン「一体どうなってるんですか?」
ヨンホ「…。」
ジュウン「チューにキスまでしておいて、だんまり?」
ヨンホ「骨肉腫になったんです。子どもの頃」
ジュウン「癌?!」
ヨンホ「…。」
ジュウン「だけど… どうしてこんなに傷がたくさん?」
ヨンホ「一度じゃ無理だから」
ジュウン「…。」
彼女の手元にあった治療記録を、ヨンホが手に取る。「これは完治したってこと」
ジュウン「だって… 完治なのにどうしてまだ痛むの?」
ヨンホ「神経症…。体が覚えてるんです。体は思ったより賢いから」
ジュウン「どれくらいの頻度で… ううん、私と出会ってからも、私がこの家にいる間も、痛むことがあったんですか?こんなふうに?」
悲しむ彼女の前で、ヨンホは出来る限り穏やかな顔を見せる。「たまに… 軽く傷んでは通りすぎるんです」
ジュウン「あぁ、私そんなことも知らずに…。セクシーフェロモンばかりプンプンさせてるって陰口たたいて」
ヨンホ「(ニッコリ)」
ジュウン「偉そうだって悪口も言っちゃって」
ヨンホ「だから、人を表面だけで判断しちゃいけないんです」
「…。」ジュウンが恨めしそうに彼を見た。
ヨンホ「ほらまた…。具合の悪いのは僕なのに、自分の方が辛いみたいに」
ジュウン「大事な人が辛そうだと、見てる人の方が辛いものなんです!」
ヨンホ「…。」
ジュウン「代わってあげるわけにはいかないから」
辛そうに訴えるジュウンの様子に、いつもの悪戯なヨンホの視線が戻る。「カン・ジュウンが…僕のこと大事だって?」
ジュウン「知ってるくせに!大事よ!めちゃくちゃに!」
そう怒って、彼女は子どものように涙を拭う。
小さく微笑み、ヨンホは自分の隣をトンと叩いた。「こっちへおいで」
手を引いて隣に座らせ、ただ手を握る。
ジュウン「薬を飲んでも…ダメなんですか?」
ヨンホ「…。」
ジュウン「私の甲状腺機能低下どころじゃないわ。自分がこんななのに」
ヨンホ「子どもの頃からすっかり大人になるまで合わせても、病院にいる時間の方が長かった。病院に長くいるとわかるようになるんです。辛い思いをしている人がこの世にどれだけたくさんいるか。僕らは結局みんな多かれ少なかれ… どこか苦しんでいるんです」
※아프다は「具合が悪い、病気だ」「辛い」「苦しい」「痛い」いろいろなニュアンスに取ることが出来ます。
訳の中でこのような日本語に訳している原語は全て同じ아프다です。
このときに被せてある映像にも「体の具合が悪い」人だけでなく、「精神的に辛い」人たちが入っていますね。
ヨンホ「だから泣かないで。みんな耐え忍んで生きてるんです」
#で、「辛い人たち」の映像の中に、何やら病気を抱えているらしいヨンホ父の入院姿が。
何がどーなってんだか。こんなしんみりするシーンにいきなりぶっ込んでこないでくれよ。
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「治ったとは言ったけど、もう傷まないとは言ってない」ヨンホは同じ布団の中で、ジュウンと向き合い、ポツリポツリと話した。
ヨンホ「嘘が大嫌いなカン・ジュウンさん、嘘ついたわけじゃないから、逃げ出さないでほしいんだ」
ジュウン「(ニヤリ)こんなときでも私が綺麗に見えるのね」
「…。」彼が大きな手で彼女の頭を撫でる。
頭から頬へ、長い指が動いた。「まだ足りないな」
ジュウン「(笑)これ以上どうやって綺麗になるのよ」
ヨンホ「もっと健康になれば、もっと綺麗になる」
ジュウン「…。」
ヨンホ「もっとセクシーに。だから、元気にならないと怒るから」
ジュウンは頷いた。「はい、コーチ」
「はぁ」ヨンホは穏やかに目を閉じる。
ジュウン「このまま…そばにいましょうか?」
ヨンホ「そうしてくれると…いいな」
ヨンホはまるで母親に甘えるように、彼女の胸元へうずくまった。
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いつものように明るい朝がやってきた。
ジウン「フラフープだ」
ジュウンはジウンたちとフラフープに挑戦していた。
ジウン「思ったより超難しいぞ」
そこへ部屋から出てきたヨンホが彼らの様子を眺める。
ジュウンは最初から完璧にフラフープを回して見せた。
#ジュンソンの回し方に性格出てて楽しいね^^
ヨンホの姿に気づいたジュウンに、彼はシッと人差し指を立てた。
ジュウン「(声を出さずに)大丈夫?」
彼は指で◯を作り、ニッコリ微笑むと、ガッツポーズをしてみせた。
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ジュウンがダイニングへやって来ると、すでにヨンホが来ていた。
テーブルの上の朝食は二人分だけだ。
ジュウン「ジュンソンさんとジウンさんは?」
ヨンホ「先に食べてジムに」
ジュウン「昨夜、いつの間に帰ったんです?」
「!!!」彼女は慌てて周りを見回した。
ヨンホ「みんなジムに行きましたから」
ジュウン「あぁ… 明け方4時前くらいに」
ヨンホ「何で?4時過ぎたら一緒に寝たってことで、4時前なら違う?どっちにしたって一緒に寝たのに」
「もう!」彼女は思わずヨンホをパチンと叩いた。「誰かが聞いたら何かやったのかと思うわ」
ヨンホ「僕は何もわからないな。寝てたんだから」
ジュウン「もうホント!」
彼がヨーグルトのフタを開けると、彼女はさっとそれを取り、自分のを彼に渡す。「これくださいね」
ヨンホ「困った食欲だな」
ジュウン「はぁ、このお兄さん本当にわかっていらっしゃらないんだから。恋愛っていうのはこういうものなんです」
ヨンホ「あぁ、(彼女に渡された分のフタをめくり)めくり合う仲?ところで、”このお兄さん”?」
ジュウン「じゃあ弟?」
ヨンホ「!」
「私は歓迎だけど」彼女は余裕でウィンクをしてみせる。
ヨンホ「(苦笑)恋愛ってのは合理的じゃないな」
ジュウン「心地よく艶めかしい夜は知ってるくせに、恋愛は全くなのね。どう?恋愛コーチってお呼びになります?」
ヨンホ「(苦笑)何?」
ジュウンはぐいっと彼に顔を寄せた。
ヨンホ「!」
ジュウン「(ヨンホの真似で)教えることはたくさんありそうだけど」
ヨンホ「あぁ、この淫らな女は朝から全く」
「ほら」ヨンホは彼女の口元に頬を差し出した。
「…。」少し考えると、彼女はおとなしく食事に戻る。
ジュウン「昨日はあんな状況で言えなかったけど… 私、1週間後にここを出ますね」
ヨンホ「!」
ジュウン「あぁ、1日過ぎたからあと6日だわ」
ヨンホ「どこに?安全なのかな。男も普通に出入り出来て?」
ジュウン「近くですよ。ワンルームだけど友だちの家とも近いし、比較的安全みたい」
ヨンホが頷く。
ジュウン「ガフンに入ったらお忙しくなるだろうし、人目や陰口にも気をつけないと」
ヨンホ「もし外部法務チームの仕事が気まずいんだったら…」
ジュウン「気まずいからやらない、嫌だからやらない… 人にお金をもらってそんなこと出来ないもの」
ヨンホ「…。」
ジュウン「見たところ理事長就任には特に問題なさそうだわ。万が一のために外部に法務チームを作ったんでしょう、きっと」
ヨンホ「(頷く)」
ジュウン「理事長就任に反対する株主が少しいるみたいで」
ヨンホ「賢いなぁ」
ジュウン「(笑)すぐお忘れになるみたいだけど、私は知性と美貌の弁護士なんです」
ヨンホは突然両手を出し、彼女の両頬をぎゅうっと押さえた。
ヨンホ「顔ばっかり痩せすぎだな」
ジュウン「食べて太るのは私の得意技よ。(フォークに刺した食べ物を突き出し)どうする?願いごと聞いてあげましょうか?」
ヨンホ「(手を離し)危険な女だ」
彼女は勿体つけたように彼の腕をチョンとつつく。
ヨンホ「?」
ジュウン「ジュンソンさんとジウンさんには、引っ越してから正式に話すのがいいと思うんだけど♪」
ヨンホ「何を?」
ジュウン「もうホント子どもじゃあるまいし!私、誰にも言ってないんです。(ぶつぶつ)ジョン・キムとつき合ってるってだけで大変なのに」
ヨンホ「…。」
ジュウン「ガフンの理事長だなんて。はぁ、参ったことになったわ」
ヨンホ「だから… 何が?」
ジュウン「私たちがつき合ってるってことですよ!(ぶつぶつ)何で言わなきゃわからないの?」
ヨンホ「そうだな。社内恋愛には気をつけないと。公は公、私は私だから」
「よし」ヨンホは頷いた。「君は腹部肥満、僕はコーチだ」
ジュウン「!…はぁホントに」
+-+-+-+
彼のダイエット指導はその後も今まで通り続いた。
※ここからト書きゴソッと減らします
ヨンホ「全く…気が利かないな(ブチュッ)」
ジュウン「(追いかけ)コーチ!普通にチューすればいいのに、何で運動しながら…」
ヨンホ「(逃げる)」
ジュウン「捕まえた!」
ジュウン「(手を繋いでシーソー体操をしながら)公は公、私は私なんでしょ?」
ヨンホ「完全に公的なんだけど。カップル運動は腹部肥満にいいんだから」
彼がぐいっと腕をひっぱり、足の上に彼女を乗せる。
彼女の手を飛行機みたいに伸ばした。「どこへお連れしましょうか?」
「Ma’am!兄貴!」ふいにジウンの呼ぶ声が聴こえ、2人は慌てて離れた。
ジウン「(とっさに寝転んでいるジュウンを見て)何で寝てるんだ?運動しないの?」
ヨンホ「(わざとらしく)ジウン、超キツイぞ。(ジュウンに大声)UP!」
ジュウン「(腕立て伏せ)100万21、100万22、100万24、100万25!」
+-+-+-+
今日も2人のイチャイチャが食卓で始まった。
ジウン「I’m hungry~!」
ヨンホ&ジュウン「!!!(慌てて離れる)」
ジウン「(ジュウンの口に咥えたセロリを見て)兄貴にあっかんべーしてんの?」
ジュウン「…。あ、よくするんです」
ヨンホ「(目をシパシパさせて誤魔化し)何か入ったかな?」
そこへ玄関のチャイムが鳴る。
ジウンが向かった。
ジュウン「(目のゴミを)吹いてあげましょうか?」
インターホンカメラの画面に映ったのは、黒いマスクをつけた…あの人だ。
「チャン・ジュンソンさんを出してください」彼女の声に、ジウンは目を丸くした。「チャン・イジン!」
ジウン「Oh!イジン!どうしたんだい?」
イジン(インターホン)「私、チャン・イジンじゃないわ」
ジウン「確かにチャン・イジンだけど?」
「ジュンソン兄~!」ジウンの呼ぶ声に、ジュンソンは食卓で思わずむせた。
ジュウン「あら♪ チャン・イジン?」
+-+-+-+
ジュンソンが言われたとおり車の前までやって来ると、困った顔でマネージャーが降りてくる。
奥でイジンが手招きした。「乗って♪」
ジュンソン「…。」
イジン「私、CFクイーンのチャン・イジンなんですよ。人に見られたら困るから、乗ってください」
ジュンソン「…。」
イジン「早く~!」
仕方なく車に乗り込んだジュンソンを、イジンは嬉しそうに見つめた。
ジュンソン「こういうのは失礼ですよ」
イジン「告白よ♪」
ジュンソン「告白?!」
イジン「(元ドラマと同じ男口調で)食事する?キスする?」
ジュンソン「…。」
イジン「(ムキになって)食事する?…」
ジュンソンが手で制する。「わかったから、もう」
イジン「どうします?」
ジュンソン「チャン・イジンさんがやったことは…」
イジン「No、”イジナ~”って」
ジュンソン「…。」
イジン「何で?小学生まで苗字抜きで呼ぶのに。”あれチャン・イジンじゃない”、”あ!チャン・イジン”、”イジナ~!”」
ジュンソン「僕はもともと苗字抜きで呼んだりしません。タメ口もキライだし、とにかく」
イジン「(言葉を遮り)暗い過去を封じ、孤児出身として最速でチャンピオンになったチャン・ジュンソン。1986年4月5日生まれ。29歳、血液型はO型」
ジュンソン「…。」
イジン「検索窓に書いてみてくださいよ。”チャン・イジン”って。一番に出てくるチャン・イジンが私。スキャンダルまで全部出てるから、気になるなら調べてみてくださいよ。あ、全部信じちゃダメですよ。デマもあるから」
※”検索窓”は原語で”초록창(緑の窓)”と言ってます。
초록창で画像検索してみると一目瞭然ですが、Naver上部の検索フォームが緑色なんですね^^
ジュンソン「僕はね、試合の準備に集中しないといけない時期なんです。お願いですから…」
イジン「もう!」
ジュンソン「!」
イジン「私とキスもしないし暮らしもしないし死にもしないなら… 食事くらいしましょうよぉ」
ジュンソン「…。」
+-+-+-+
ここで区切ります。
映像を見ないで翻訳だけ読んでくださってる方もいらっしゃるんですが、今回さっぱりわからないかも。
すみません。私がト書きすっ飛ばしてるせいだけじゃありませんよ~!会話が意味わからないんです。
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