韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

引っ越し作業中です

2weeks(イ・ジュンギ)12話あらすじ&シーン対訳or日本語訳

   

ほぼないに等しい数少ない萌えで幸せを満たす清貧ドラマ、「Two Weeks」12話です。
わたしゃ、前回のぎこちないあの人といつになく頼もしいこの人の一つ屋根の下シーンだけで超萌えましたもんね。
※↑記事開かなくても見えちゃうので人名伏せてます:笑

状況を整理したあらすじとともに、シーンをピックアップして訳していきますね。

1668

では早速

+-+-+-+

麻酔銃でキムを眠らせた検事たち。
彼は銃も身分証も持っていない。
応援を要請して探そうとしたそのとき、キムが空へと飛ばした銃が爆発した。

携帯の履歴にある連絡先は一箇所だけ。
そこへ掛けると、ムン・イルソクが出た。

イルソク:
無事終わったか?

すぐに録音ボタンを押し、「チャン・テサンは殺したか?」イルソクからそう言うのを、しばらく黙って待つチェギョン。

イルソク:
なぜ返事がないんだ?
…!

チェギョン:
なぜ返事がないか、お気づきですね?
ムン・イルソク会長。

+-+-+-+

「敵が何人潜んでいるかわからないから、完全に確保するまで絶対に動くな」とチェギョンに言われていたテサン。
しかし、テサンが本当に撃たれたと勘違いしたスンウが走ってきたため、咄嗟にバイクに乗って逃げた。

#事前に作戦を話してあったのに、どうしてテサンが防弾チョッキ着てることは教えてないんだ?
口ポカーンだわ

テサンを追って来たものの、ようやく「撃たれた演技をしていた」とチェギョンから電話で聞いたスンウは、潜んでいるテサンに呼びかけた。

スンウ:
장태산! 나와.
할 얘기가 있어.
나와 얘기 좀 하자!
チャン・テサン!出て来い!
話があるんだ。
出て来い!話をしよう!

チャン・テサン(心の声):
두번 다시 당신 앞에서 취조 당하는 건 싫어.
あんたの前で取り調べを受けるのは二度とゴメンだ。

スンウ:
너 누명을 쓴 거 알아.
네 말에 귀 기울이지 못한 거 미안하다.
濡れ衣を着せられてるのは分かってる。
お前の話に耳を貸さなかくてすまなかった。

テサン(心の声):
자식, 괜찮네.
나도 미안한데 당신 손에 수갑 잡기 싫어.
こいつ、悪いやつじゃなな。
おれもすまないが、あんたの手で手錠かけられなくないんだ。

スンウ:
수진이 생각하면 나와!
スジンのためを思うなら出て来るんだ!

テサン:
!

スンウ:
체포 안 해.
약속할게.
逮捕はしない!
約束するから。

潜んでいたテサンが姿を表した。

1665

※この後、間違いなく会話が続くはずですが、12話の中では出て来ません。
「実はこの後…」って後の回で出すの、ホントやめて欲しいんですけど

+-+-+-+

キムを護送するチェギョンたち。
所持品に『万年筆型ナイフ』らしきものを見つけるが、それはキャップだけだった。

キムの取り調べが始まる。

キム:
私を逮捕した理由はなんですか?

チェギョン:
名前からおっしゃってください。

キム:
…。私を逮捕した理由からだ。

チェギョン:
チャン・テサン殺人未遂、コ・マンソク殺害および公務執行妨害、
パク・チェギョン検事暴行および拉致。

キム:
…。

チェギョン:
身分から白状しなさい。
あんたの両親が呼ぶ名前があるでしょ。

キム:
…。

ト捜査官が彼の指紋を取る。

キム:
弁護士を呼んでください。

キムの指紋に合致するデータはなかった。

チェギョン:
韓国人じゃないの?あなた。

ト捜査官:
韓国籍ではないようです。

チェギョン:
(キムに)国籍はどこ?
どこの旅券持って入って来たのよ?

キム:
…。

チェギョン:
どういうつもりよ!!!

キム:
黙秘権の行使中です。

1666

+-+-+-+

イルソクの元へイム室長とテジュンが駆けつけた。

イム室長:
弁護士を向かわせました。

イルソク:
自首が見せかけだったということは、チャン・テサンとパク・チェギョンが手を組んでいたということだ。

テジュン:
あぁ~、パク・チェギョンは頭がいいな。(←アホか
チャン・テサンに自首ショーまでさせるとは。

イルソク:
テサンのやつの作戦だ。

テジュン:

イルソク:
キム先生に何度か会っているから、特性を把握して罠を仕掛けた。

そこへスンウが乗り込んできて、イルソクの襟首を掴んだ。
イム室長とテジュンを退出させるイルソク。
スンウは「カメラさえ手に入れば、スジンのためにテサンを殺しはしない」という約束を、イルソクが守らなかったことに激怒してやって来たのだ。

~~先日、初めてスンウがイルソクの元へやってきたとき

出ていこうとしたスンウをイルソクが呼び止める

イルソク:
この部屋で録音機が作動すると思うか?

スンウ:
…。

イルソク:
だから青二才なんだ。
恐喝罪で引っ張ろうと、ポケットに録音機を隠して大喜びで駆けつけたんでしょう?

スンウがポケットから出した録音機を再生すると、ザーッという雑音だけが流れた。

スンウ:
そうだな。(録音機を見せ)こいつは失敗だ。
けどどうする?俺の脳が全部覚えてる。
あんたの俺に言ったこと、証拠を残さずに逃れた数々の犯罪、俺が絶対に暴きだしてやる。

イルソク:
君の婚約者ソ・イネを説得するなり後をつけるなりして、俺の手にカメラが渡るようにしろ。

スンウ:
…。

イルソク:
さもなければ、チャン・テサンが骨髄提供できないようにしてやる。

カッとなってイルソクを殴り、もう一発構えるスンウ。

イルソク:
もう一発殴ってくれればありがたいな。

ニヤリとして天井を見上げると、そこには監視カメラのランプが赤く灯っていた。

イルソク:
その一発だけでも(?)
俺が求めているのはカメラだけだ。
カメラ一つのどこが難しい?
それさえ渡してくれれば、スジンを助けられるんだ。

スンウ:
死んだってそんなことやるか。
俺は刑事だ。

病院へ向かったスンウは、スジンの周辺に不審な点がないか調べて回る。
スジンの病室には「この病棟に寄付をした人物」からの贈り物がたくさん届いていた。
ここまですっかりイルソクの手が回っていることに驚愕するスンウ。

ヨンジャの元をイネが訪れた後、行き先を聞き出したスンウは、
迷った末に、イルソクに場所と時間をメールした。

#衝撃。スジンのためとはいえ、イネを信頼して任せたんだとばかり思ったのに。
もう知らん。このシーン訳しただけでも譲歩したよ、あたしゃ。
チェギョンが8年我慢してきたことを何だと思ってんだ

~~

現在

スンウ:
カメラさえ渡せば助けると言ったろ!
そのくせに殺そうとするとは!

イルソク:
全く刑事ともあろう者が…。
嫌疑だけで飛びかかるのは古臭い警察のやり方だ。
証拠を持って来い。俺が殺せと言った証拠だ。

スンウは「私の証言だけで済むなら8年前に逮捕してる」「逮捕出来るだけの証拠は絶対に残さない」と言ったチェギョンの言葉を、今さら思い知る。

スンウ:
…そういう奴らだったんだな。

イルソク:
チャン・テサンとソ・イネが合同作戦で手に入れたカメラを俺に渡したと知れば、
ソ・イネは何と言うだろうな?

スンウ:

イルソク:
チャン・テサンに向けて銃を撃ったのを知ったら何と言うだろうな?
警察庁長官のお父様は…何とおっしゃるだろうな?

スンウ:
…。

イルソク:
もうしでかしたことだ。大人しくしてろ。
お前のやったことは、俺も胸におさめておくから。

スンウ:
お前は結局… チャン・テサンを殺せと言ったんだな。

+-+-+-+

チェギョンによるキムの取り調べは難航していた。

チェギョン:
あんた誰なの?
名前は何よ?
ムン・イルソクに雇われたんでしょ?
1週間前、なぜコ・マンソクを殺したの?

そこへ弁護士が登場する。
弁護士の差し出したキムに関する資料は、彼が「マーティン・ラミレス」というフランス国籍であると示していた。

「韓国へ何しに来たんですって?」弁護士にチェギョンが聞くと、キムが自分で話しだした。

キム:
韓国語を勉強しに。

チェギョン:
職業は?

キム:
学生でしょうね。

チェギョン:
住所は?

キム:
ミラージホテル1208号。

チェギョン:
さっきの建物には何故行ったんです?

キム:
写真が趣味だから。

キムがカメラを前に差し出した。

弁護士:
この方が銃を撃つのを観た人がいるんですか?
殺人未遂ならチャン・テサンが今どこにいるのか、検事さんの車を攻撃したという証拠、検事さんを拉致暴行したという証拠はどこにあるんです?

チェギョン:
(笑)全く…弁護士さんも証拠がお好きなのね。
(キムの携帯を見せ)この携帯は違法に取得した電話です。連絡を取った番号はたった一つ。
(携帯を開いて見せ)この人物と通話してるわ。この番号はムン・イルソクの声よ。

キム:
ラッキーなことに、拾ったんです。

チェギョン:

弁護士:
写真を撮っていたんですから、釈放してください。

キムはあっという間に釈放された。

チェギョン:
ムン・イルソクはどこであんなやつを調達したのかしら?
外国国籍を持ってるとは想像もしなかったわ。

ト捜査官:
予想外の専門家だ。
一瞬のうちに武器まで処分するとは。
チャン・テサンの自首が見せかけただと疑っている様子はなかったのに。

チェギョン:
(焦)ムン・イルソクを捕まえるどころか、
チャン・テサンと私が手を組んだことを知らせるだけになってしまったわ。

+-+-+-+

チェギョンの部屋で待つテサンの元へ、チェギョンが帰ってくる。

テサン:
검사님, 왜 벌써 들어와요?
検事さん、どうしてこんなに早く帰ってきたんです?

チェギョン:
실패했어요.
…失敗したわ。

テサン:
실패하다니요!
왜요?
失敗したって?
なぜ?

チェギョン:

テサン:
왜 실패를 해?!
なんで失敗したんだ?!

チェギョン:
우리가 전혀 예상못했던 게 있었어요.
그 놈 국적이 프란스에요.
총도 형장에서 폭파시켰고 만년필칼 아예 안 가지고 있어.
뚜껑만 있더라구요.
私たちの全く予想できなかったことがあったんです。
あの男、国籍がフランスだったの。
銃も現場で爆破して、万年筆型ナイフは初めから持ってもいなかった。
キャップしかなかったわ。

テサン:

チェギョン:
묵비권 행사하고 변호사 와서 신분증명하고 프란스대사관에서 바로 전화 오고.
黙秘権を行使しているうちに弁護士が来て身分証明し、フランス大使館からもすぐに電話が入ったわ。

テサン:
문일석 이름은 나오지도 않았겠네.
ムン・イルソクのことは名前も出なかったんだな。

チェギョン:
언제라도 잡힐 때를 중비하고 있었더리구요.
いつでも掴まっていいように準備していたんだわ。

テサン:
…그 디카가 우리 수진이 생명줄이고 내 생명줄이었는데
그걸 문일석한테 뺏긴 겁니까, 내가?!
(ショックのあまり笑いが出る)あのカメラ…スジンと俺の命綱だったのに、
それをムン・イルソクに奪われたんですか、俺は!

チェギョン:
그보다 큰 문제는 장태산씨하고 내가 연락하고 있다는 게 노출된 거에요.
それよりも大きな問題なのは、チャン・テサンさんと私が通じていたことが露見したことなんです。

テサン:

チェギョン:
그쪽이 더 위험해졌어요.
밖에 바로 미행 따라붙었어요.
한놈이 아니야.
そっちのほうが危険だわ。
外に尾行もついて来てるんです。
1人じゃない。

テサン:
…디카 다시 찾읍시다.
어제 말한대로.
…カメラ、もう一度手に入れましょう。
昨日言ったとおりに。

~~昨夜のこと

1667

チェギョン:
何ですって?

テサン:
ムン・イルソクは絶対にカメラを廃棄するような人間じゃない。
賄賂のためにしろ脅迫のためにしろ、必ずその証拠は取っておく。
他人の弱点があいつの武器だから。
相手がチョ・ソヒ議員ならなおさらのことだ。

チェギョン:
もちろんそうでしょうね。
でも、そのコピーがどこにあるかも分からないのに、どうやって?

テサン:
自宅です。

チェギョン:
自宅?

テサン:
検事さんのお父さんのことで牢屋に入った後に行ったとき、
俺をそばに置きたいと言った。
仕事を覚えろって。

チェギョン:
それならムン・イルソクのことにはかなり詳しいでしょうね。

テサン:
(頷く)目や耳を塞がれていたわけじゃないから。
ムン・イルソクは何にでも現金を使い、いつ捜索を受けるか分からない会社には絶対に重要な物を置かない。
それに、カメラを奪われた夜、(キムの似顔絵を見せ)こいつが家から出て来るのを見たんです。

チェギョン:
だからって、ムン・イルソクの家でそれを探すのは無謀だわ。
危険すぎる。
いっそのことスジンの手術日まで隠れていたほうがいいわ。

テサン:
…検事さん。

チェギョン:
あぁ…そうね。
スジンの手術日に病院へ行くには警察の保護を受けなきゃならないし、
そのためには自首しなきゃならない…。
留置場の中で死ぬわ。

テサン:
俺にとって今一番重要なのは、スジンを救うことです。

チェギョン:
…。

テサン:
ムン・イルソクに俺の人生をぶち壊されたのは俺の失態だったけど、
もう二度とやられたくはないんです。
スジンを救って、俺も生き延びたいのに…、それは欲張りすぎですか?

チェギョン:
そんなこと…!当然そうでなきゃ駄目よ!
あんなやつらのせいで死ぬなんて有り得ないわ!

テサン:
ムン・イルソクを真犯人として捕まえなければ… 俺は死ななきゃならないんです。

チェギョン:
…。

テサンは立ち上がり、ホワイトボードの前に立った。

テサン:
今になって全部分かってみれば、何もかも一度で始末できるのが、あのカメラだったのに…。

チェギョン:
…。

テサン:
(チェギョンを振り返る)最初から検事さんを信じれば良かったんだ。

チェギョン:
…。どうにかしてムン・イルソクがミスクを殺した証拠を手に入れて、
手術までにムン・イルソクを捕まえます。
ムン・イルソクの家に入るのは危険すぎるから駄目よ。

テサン:
危険なく忍び込めるなら協力してもらえますか?

チェギョン:

テサン:
ムン・イルソクの自宅の間取りに詳しい人物、知ってるんです。

チェギョン:
誰なの?

テサン:
ハン・チグク。

チェギョン:
ハン・チグク?!

~~

現在。

チェギョン:
いいわ。やりましょう。

テサン:
本当に?!

チェギョン:
チャン・テサンさんは濡れ衣を晴らすための捜査ができないし、
私はカメラを手に入れるためにムン・イルソクの家に忍び込むことはできない。
私だってこのまま屈したくはないわ。

チェギョンはカバンを開け、テサンから頼まれていた録音機二つ、パン、焼酎を渡した。
テサンは26日の慈善オークションについて切り出す。

テサン:
26日、ムン・イルソクが参席するって、どうして分かったんです?

チェギョン:
ムン・イルソクとチョ・ソヒはいつも不動産で金を稼いできたんです。
福祉センター建設を推進して、その周辺の地価が下がれば、ムン・イルソクが土地を買い…。
その後で福祉センター建設を取りやめれば、地価は暴騰。テイン洞がそうよ。
もしくはサンチ洞のように前もって開発計画を入手するとか。
そうだわ、ハン・チグクはサンチ洞でやられたんだったわね。

テサン:
(頷く)えぇ、だけど今回は違うんですか?

チェギョン:
慈善オークションの目的は仁川の福祉センター建設で、
そこにはインターナショナルスクールの土地もあるわ。
けど、おかしなことに、ムン・イルソクは土地を買う頃になっても買わないのよ。
何だか変だと思って、慈善オークション自体に何かあるのか?…そう思って電話してみたの。

~~広報を装い、ムン・イルソクの会社に電話するチェギョン

26日に取材を申し込むが、社長は日本に出張でその日は会社にいないと言われる。

~~

チェギョン:
決して同席して顔を合わせることのなかった二人が、今回は違ったんです。

テサン:
その秘密がカメラにあったんですね。

チェギョン:
…。

テサン:
オークションか…。
日本?

+-+-+-+

一人で自宅へ帰ってきたはずのチェギョンが、今度はト捜査官を助手席に乗せて外出する。
ト捜査官が乗ってきた車には、テサンが乗り込んでそっと出発した。

チグクに電話するが、なかなか電話に出ない。

テサン:
何で出ないんだ?補聴器外してんじゃないのか?おじさん

留守番電話にメッセージを吹き込む。

テサン(留守番電話):
おじさん、今度は本当におじさんの協力が必要で電話したんです。
俺、カメラを手に入れたのに、ムン・イルソクに奪われたんだ。
分かるでしょ?俺、後は死ぬだけになっちまったんだけど…
だから、それをまた取り戻しに行くつもりなんです。
いや、探すのをおじさんに手伝ってくれってわけじゃないんだ。
ただ、おじさんが前に住んでた家、その間取りだけ知りたいんです。
それさえ教えてくれればいいですから。

質屋に辿り着いたテサンは、店の前にしばらく立ってから中へ入った。
近所の店主がその姿を見て首を傾げる。

質屋に忍び込むと、テサンは金庫の中を探った。

+-+-+-+

イルソクたちはキムのアジトへ来ていた。
キム逮捕の一件で、イルソクの名が露見するような要素はないと確認する。
「俺の服は燃やしたのか?」ミスク殺しについて、本当に後始末が完璧なのか不安の募るイルソク。

そのとき、チェギョンが自宅からト捜査官と出掛けたと報告を受け、「同棲してたのか」と笑うテジュン。

イルソク:
…。チャン・テサン、パク・チェギョンの家にいたのか。

テジュン:
え?

テジュンにテリョンから電話が入り、「テサンに似た男が質屋に入るのを、近所の店主が見たらしい」と、判断を仰ぐ。

テジュン(電話):
お前がチャン・テサンなら質屋になんか行くか!

それを聞いたイルソクの怒鳴り声が飛んだ。「今すぐ行け!!!」

+-+-+-+

テサンは質屋のソファで悪夢にうなされいた。
囚人姿で手術室に連れて来られ、娘を怯えさせる自分…。
狼狽える自分の前で、イネは「あの人はお父さんじゃないわ」とスジンに言った。

テジュンが質屋に到着すると、テリョンとソクトゥ、二人を連れて中へ入る。
テサンは格子を切っておいた窓から逃亡した後だった。

もぬけの殻の質屋で、盗られたものがないか確認する彼ら。
録音機が見当たらないようだ。
店の中を探すと、なぜか録音機が二つ見つかった。

再生してみると…

テサン(録音機):
探すに苦労したろ、テリョンにソクトゥ。
何日かここでゆっくりさせてもらったぞ。
けどなお前ら、ちゃんと店の管理やれよな。うん?
品物があるのかないのか、何でちゃんとチェックしてないんだ?

呆れて悪態をつくテジュン。

テサン(録音機):
あ、それとファン・テジュン!
俺が捕まりも死にもしないでうろついてるのが怖いんだろ?
俺が掴まったら、自分がオ・ミスクを殺したのがバレるんじゃなかってな。

テジュン:
こいつ狂ってるぞ!俺がなんでオ・ミスクを殺すんだ!!!

テサン(録音機):
ミスクはお前が殺したんじゃないか。うん?
考えてみたら、ミスクを刺したナイフはお前のだったしな。

テジュン:
!!!

テサン(録音機):
ファン・テジュン、あれはお前が持ち歩いてたナイフだろ?

テジュン:
デタラメ言いやがって!!!

テサン(録音機):
ふっ(笑)悔しいだろ。
殺してもいないのに、殺したって濡れ衣着せられて。うん?
けどお前さ、俺が自首してナイフのこと話せば、
オ・ミスク殺人の罪でムン・イルソクの代わりに捕まるだろうな。
ムン・イルソクはお前のために、殺したのは自分だって出頭すると思うか?

テジュン:
(わなわな)こいつ…何言ってんだ?

テサン(録音機):
ソクトゥが言ってたぞ。
ムン・イルソクがオ・ミスクを殺したってな。

ソクトゥ:
!!!

テジュン:
ソクトゥお前、チャン・テサンに会長がオ・ミスクを殺したって言ったのか?

ソクトゥ:
それは… テサン兄貴、もう全部知ってたんですよ。

テジュン:
(血走った目でジロリ)会長が殺したと言ったのか?
いつだ!!!

ソクトゥ:
…あのときですよ。コ・マンソクが死んだ日。

テサンが持って行ったもう一つの録音機は、電気の裏でそのやり取りを録音していた。

+-+-+-+

テサンは森のなかのある一角に、パンと焼酎を供えた。

テサン(心の声):
엄마, 나 왔다.
잘있었나?
나는 잘있다.
엄마, 나는 진짜 이해가 안되는 게 하나 있는데,
이거 하나 묻자.
우리 아버지는 내가 정말 싫닸겠나?
母さん、来たよ。
元気だった?
俺は…元気だよ。
母さん、俺、理解できないことが一つあるんだ。
訊かせてくれ。
父さんは俺のことが本当に嫌いだったのかな。

※ここまでは幼少のときと同じ方言になっています。

テサン(心の声):
아니다, 그거 말고…
엄마. 거기 좋아?
근데 나는 가기 싫네. 이제…
いや、それはやめて…
母さん、そっちはいいか?
それでも、俺は行きたくないんだ。今はもう…

+-+-+-+

テサンは電話に向かって話し始める。

テサン(留守電):
俺、今母さんの法事をしに来たんです。
前におじさんと闘ったサンチ洞山の森で。
笑えるでしょ…。
母さんを弔った(撒いた)日、ひどい風だった。
そこらじゅうに母さんがいる気がして、
森を歩きまわるのが楽しいよ。
母さんはあまり嬉しくないかもしれないけど。

1669

電話を切ると、すぐにチグクから電話が入った。

チグク(電話)
携帯が震えてばかりいるから、腹の贅肉が落ちたぞ。
どこだ?出て来い、飯でも食おう。

+-+-+-+

スジンの前に食事が並べられた。

スジン:
ワカメ汁だ!
(一口食べて)あ!お母さんのワカメ汁!
お母さんが作ってきたの?

イネ:
一口で分かるの?
舌まで賢いのね、スジンは。

スジン:
滅菌処理もしなきゃいけないのに、
どうしてわざわざ作ってきたの?

イネ:
…今日はスジンのお父さんの誕生日なの。

スジン:
今日がお父さんの誕生日?!
9月22日、お父さんの誕生日?
お父さん、今日生まれたの?

※すみません、先日、他の回では20日と聞こえたんですが、間違っていたようです。

スジン:
うわぁ~、じゃあお父さんに持って行こうと思って作ったの?

イネ:
ううん、お父さんはね、ワカメ汁が好きじゃないの。

スジン:
こんなに美味しいのにどうして?
牛肉のワカメ汁、本当に美味しいのに。

イネ:
(微笑む)そうね。

スジン:
じゃあ、お父さんはワカメ汁食べないの?
一口も食べないの?
食べないって言ってた?

「母さん、本当の誕生日を言ってくれなかったんだ。学校に入るまでは」
「誕生祝いのワカメ汁とチャプチェを作っておいて…逝っちまった」

イネ:
…スジンが代わりに食べて、お父さんをお祝いしてあげてね。

スジン:
(顔を輝かせる)私が?

+-+-+-+

テサンはチグクと落ち合った。
現在のイルソクの家は以前チグクが住んでいた家。

テサンの記憶とチグクの記憶、両方を照らし合わせると、
家の構造は変わっていないようだ。
地下室への入口があった場所は、テサンの記憶では暖炉になっており、入り口がカモフラージュされているようだ。

土地も家も奪われて悔しくないのか?と尋ねるテサン。

チグク:
復讐する気力もない。
俺もあいつと同じように生きてきた。
力ずくで奪い、金を儲けて。その報いを受けただけだ。

テサン:
だからって…

チグク:
悔しいからと復讐する気もなかったし、
一人っきりなのに財産を守って何が楽しい?
(イルソクは安値で土地建物を奪い、金を送ってきた???)
ムン・イルソクを無視した代価を10年も経ってから受けたんだ。

テサン:
それ、何のことですか?

ムン・イルソクが20代の頃、釜山からチグクを頼って訪ねてきたが、
そのときチグクはイルソクを相手にしなかった。
チグクはそのときの仕返しを受けたのだ。

食事を終え、テサンはチグクの暮らす小さな家へやって来た。

チグク:
お前、自分の命が即、娘の命だと分かってないのか?

テサン:
…分かってますよ。
だから安全に入る方法を探してるんです。

チグク:
(呆れて笑う)お前がどうやって安全に入るって言うんだ?

テサン:
ムン・イルソクの妻と子どもたちがカナダに行ってから、あそこでファン・テジュンと二人で住んでるんです。
二人が確実に家を空けるよう仕向け、それから入ります。

チグク:
…。

テサン:
どうしたんです?

チグク:
全くこいつは… 何日か見ないうちにすっかり変わったな。目つきが違うぞ。

テサン:
(照れ笑い)何回も死んだり生き返ったりしたからかな?
俺の留守電聞いてないんですか?
ホント冗談事じゃなかったんですから。

チグク:
金庫は?どうやって開けるんだ?

テサンは鍵の開け方に関する資料をカバンから取り出した。

チグク:
いらん。一緒に行くから。

テサン:
どこに?

チグク:
…。

テサン:
俺と一緒に行ってくれるんですか?!

チグク:
この国を出るつもりでソウルへ来た。
どうせ発つんだから、お前の命を救ってからにする。

テサン:
…おじさん。

チグク:
お前みたいに(?)な奴は初めてだ、こいつめ。
金庫破りの道具はもう用意してある。

テサン:
えっ?!

+-+-+-+

チェギョンたち検察チームは、テサンから受け取ったテリョンの電話の録音を確認していた。

「もしもし、ええ兄貴、テサン兄貴ですか?出掛けましたよ。
どこに行ったか調べます。えぇ。え?えぇ、社長。パジュ倉庫に使いに?
今日ですか?持って来るものがあるって?タクシーですか?」

ト捜査官:
チャン・テサンのアリバイを捏造させる通話に間違いないですね。

チェギョン:
この音声ファイルと、これ…

イルソクとミスクが楽しそうに二人で写っている写真を出す。

チェギョン:
そして、26日にムン・イルソクが日本へ出国すること。
それだけじゃ緊急逮捕の要件は満たせないわ。

ト捜査官:
一番重要なのは、オ・ミスクが殺された日に彼女の家に行った事実がなければ。

キム捜査官:
ミスクさんの家の前の通りにCCTVさえあれば一発なのに。

ト捜査官:
道路にはなくても、あそこのパン屋とコンビニエンスストアにCCTVがあるでしょう。
店の外も映るだろうから、行って確認してみます。

チェギョン:
近所の人たちから目撃情報も集めなければ。

ト捜査官:
ムン・イルソクが逮捕されればすぐにチョ・ソヒが動くはずですが、どうしましょう?

チェギョン:
キム係長、一番最近のタブロイド誌を集めてもらえますか?

+-+-+-+

チョ・ソヒはオークション開催の関係者と会場で打ち合わせを行っていた。
食事から録画カメラの位置まで、事細かく指示するチョ・ソヒに、「前と様子が違う」と噂しあう関係者。
そこへ、チョ・ソヒに呼ばれたイム室長がやって来る。
一緒にオークションの準備をさせるためだ。

+-+-+-+

ミスクの家の近所に店にやって来るト捜査官。
CCTVの映像は、すでに金で買い取られていた。
店主は「何日か前、刑事さんも探しに来た」と首を傾げる。

+-+-+-+

スンウも単独でミスクの家を調べていた。
家の前に長期間放置されている様子の車に、ブラックボックスがついていることに気づく。

車の持ち主を呼び出し、事件当日もここに車を停めていたことを確認すると、
ブラックボックスのファイルを見せてくれるよう依頼した。
そこへ、ト捜査官がやって来て合流する。

検事たちとスンウは手分けしてブラックボックスの映像確認を始めた。
イルソクの車がやって来るところを発見する!

+-+-+-+

イルソクは日本のヤクザとのインターネット通話でご機嫌だ。

ヤクザ:
(なんちゃって日本語)もしそれを落札すれば、とりあえず前金2000億。
それで斉藤会長の専用機に乗せたらその瞬間に1000億。
残りは夕方にいらっしゃったら一緒に確認して渡します。

イルソク:

イム室長(通訳):
計画通りに進んでいるからご心配なく、とのことです。(←超テキトーだね

通話を終えて席を立つイルソク。
大胆にもテサンが質屋でのんびり過ごしていったことが気に入らない。

イルソク:
(テジュンに)何も盗られたものはないんだな?

テジュン:
(あたふた)ああありません!
鍵も替えました!

イム室長:
情報屋はどうしましょうか。(?)

イルソク:
どうすればいいと思う?イム室長。

イム室長:
こっそり潜入していますから、パク検事も正確には誰なのか把握していませんが…

イルソク:
それならまぁ、このまま隠れんぼさせて、メンバーを入れ替えろ。

そこへ…チェギョンたちが突然乗り込んでくる。

チェギョン:
ムン・イルソク、あなたをオ・ミスク殺害容疑で緊急逮捕します。

イルソク:

!!!

+-+-+-+

あっという間にイルソクは車で連行される。
狼狽えるテジュンの電話が鳴った。

テジュン:
何だって?チャン・テサンが自首?
お前の正体はバレてない!じっとしてろ!!!

+-+-+-+

「インタビューの内容が抜けていた」とチョ・ソヒの元へ記者がやって来た。
部屋へ通すよう秘書に指示をした所へ電話がなる。イム室長からだ。

イム室長:
ムン会長がたった今逮捕されました。
オ・ミスクさんの殺害容疑で、パク・チェギョン検事が緊急逮捕したんです。

ソヒ:
何ですって?

そこへ記者が入ってくる。
「急用があって」と断るソヒに構うことなく、記者は話し始めた。

記者:
ひょっとしてムン・イルソク会長のことですか?

ソヒ:
!!!

記者:
事実のようですね。

ソヒ:
イ・ドンミョン記者と言ったかしら?
あなた、日刊紙の記者なの?タブロイド誌の記者なの?
(何を根拠に面と向かって私を攻撃するの?)!!!

記者:
タブロイド誌を見て驚いて駆けつけたんですが、
私自身がタブロイド誌のような真似をしてしまいましたか?
ある人が僕に賭けをしようと言ってきたんです。
ムン・イルソク会長が緊急逮捕されたら、48時間拘束されているか、
それともすぐに釈放されるか。
釈放される方に500万ウォン賭けると言うんです、その人は。

ソヒ:
それは何のこと…?

記者:
チョ議員がすぐに釈放させるだろうという話ですよ。

ソヒ:
?!

+-+-+-+

チェギョンは部長に呼ばれ、叱りを受ける。
事前に話せば反対されるだろうと、彼女は部長に相談せずにイルソクを逮捕したのだ。
48時間の間に、イルソクを正式拘束できるだけの強力な証拠を必ず用意すると約束し、チェギョンは取り調べに向かう。

+-+-+-+

チェギョンが取調室へやって来る。

チェギョン:
(淡々と)お待たせしました。

イルソク(心の声):
面の皮の厚いやつめ。

イルソク:
ずいぶん待ったから早く出よう。

チェギョン:
それはあなた次第ね。

イルソク:
では始めようじゃないか。
私を殺人容疑で連れていらしゃったが…

チェギョン:
オ・ミスク、ご存知ね。

イルソク:
当然知らぬと答えるとご存知でしょう。

チェギョン:
なぜ知らないと答えるんです?

イルソク:
知らない人であってほしいから。

チェギョン:
…。

イルソク(心の声):
お前がミスクと俺の関係を証明する写真一枚なしに俺を引っ張ってくるわけはないよな。

チェギョン:
知らない人だとおっしゃりたいほど、怨恨が深いんですね。

イルソク:
検事さん、これほどお若い検事さんがそんな古臭い捜査でいいんですか?
明確な証拠を「これとこれとこれだ!」ハッキリ出して話してくださるべきでしょう。

チェギョン:
あぁ、そうだわ。証拠ね。
証拠が本当にお好きなんですよね。
法曹界にお進みになれば良かったのに。
法の基本は実体的な証拠優先ですからね。

イルソク(心の声):
お前、こうやって時間を稼ぐ理由は何だ?

チェギョンはPCモニターの映像をイルソクに見せた。

チェギョン:
これはオ・ミスクの家の方へ向かう道路に設置されているCCTVです。
11日事件当日11時12分左折するムン・イルソク氏の車。
間違いないですね?

イルソク:
(映像をチラリ)その通りです。

※チェギョンの説明とは違い、映像でイルソクが左折したのは15分になってますね^^;

チェギョンが映像を切り替えると、今度はオ・ミスクの家の前が映し出された。

1670

イルソク:

チェギョン:
これはオ・ミスクの家の隣の駐車場の車のブラックボックスで撮影されたものです。
12日11時15分。左折してきっかり3分後ですね。

イルソク:
…。

チェギョン:
3分後だと言ったのが…聞こえませんでしたか?

イルソク:
…3分後。その通りです。

チェギョン:
オ・ミスクの家の前に停めたんですね。
その目でハッキリ見えますか?証拠がお好きなムン・イルソク氏。

イルソク:
それで?

チェギョン:
ここで降りたのは本人に間違いないですね?

イルソク:
(映像を見て頷く)そうですね。

チェギョン:
この車はこの場に約1時間5分停車していました。
…その間何をしていたんです?

イルソク:
これで私がオ・ミスクの家に入ったという証拠になるんです?

チェギョン:
当然でしょ。オ・ミスクと内縁関係だったんだから。

チェギョンはイルソクとミスクが二人で写った写真を出してみせた。

イルソク:
…。

+-+-+-+

ムン・イルソク逮捕の知らせは、チグクの家で待機するテサンの耳にも入った。

ト捜査官:
逮捕されて、今事情聴取を受けています。

テサン:
ファン・テジュンとイム・ヒョンジンは?

ト捜査官:
二人共検察庁に来ています。
記事を阻止し、状況を把握しようと電話に掛かりきりですよ。
出発したらメールします。

チグクが帰宅した。

テサン:
逮捕されたって、おじさん。

チグク:
(紙袋を差し出し)ほれ、車に載せろ。
消音ドライバーだ。

テサン:
ありがとうございます!
(ドライバーをリュックへ)あとは門のCCTVさえ避ければ大丈夫ですね。
あ、金庫破りの人は信頼できるんですよね?

チグク:
動画さえ送ればどんな金庫でも10分以内に解くやつだ。心配するな。

テサンはハッと思い出し、携帯を手に取ると、イネの連絡先を消した。

チグク:
何で消すんだ?

テサン:
…なんとなく。
万が一ってことがあるから。

さぁ、出発だ!

+-+-+-+

荷車にたっぷりダンボールを乗せ、上り坂をえっちらおっちらと運ぶ老人。
ムン・イルソクの前に通りかかったその老人は…チグクだ。

彼はイルソクの家の塀の前で止まると、疲れたように立ち止まった。
微かに荷車を揺らすと、それを合図に、一瞬のうちにテサンが積み荷の中から飛び出し、塀を飛び越える。
バランスを崩して地面に落ちたダンボールを、チグクはゆっくりと拾い上げた。

+-+-+-+

イルソクの事情聴取が続いていた。

チェギョン:
誰かさんとそっくりですね。
黙秘権行使。

イルソク:
既に答えたことを何度も答えさせるから。

チェギョン:
オ・ミスクの家の前に1時間車を停めて散歩をしていたと?

イルソク:
俺がオ・ミスクの家に入ったという証拠を持って来い!!!

チェギョン:
どういう経路で散歩したか何故言えないの?!!!

イルソク:
…。

チェギョン:
オ・ミスクの家から出て来たとき、なぜ服が変わっていたのよ?!!!
血がついたから着替えたんでしょう!!!

イルソク:
…。

チェギョン:
12時20分以降のアリバイは何故言えないのよ?
どうしたの?緊急逮捕されたからCCTVを捏造する時間がなかったようね。

イルソクはチェギョンを睨んだまま黙り込んだ。

+-+-+-+

塀をくぐり抜けたテサンは、腰をかがめて庭を進み、影に身を潜めた。

チグク(声):
塀を越えてから通信端子ボックスまでが死角だ。一番気をつけなきゃならん。

テサンは通信端子ボックスを開け、ペンチでケーブルを切断した。

チグク(声):
もししくじったら警備員が出動するかもしれん。
出動するまで5分掛かるから、5分間そこでじっとしてろ。

玄関に辿り着いたテサンは消音ドライバーでドアノブの下に穴を開け、先端にカメラの付いた装置を差し込むと、
ドアの様子を映像で確認しながら、ドアの内側から解錠する。

1671

「カチリ」ドアが開いた。

家の中へ入っていくテサン。

ふと何かを感じ振り返ると、窓辺でこちらを見ているイルソクの姿があった。

テサン:
!!!!!

+-+-+-+

ここでエンディングです。

はぁ…息も絶え絶えにやっと最後まで到達しました。

最後のイルソクは、服装が8年前の雰囲気ですし、テサンの幻覚ではないか…と思うんですが、
髪型は今のイルソクっぽいし、今のプライベート着もよくわからないので、イマイチ不安を拭えません。

でも、本人をチェギョンが確保しているのは間違いないので、本当にイルソクがここにいるわけではないでしょう。
この作家さん、前にもエンディングでチェギョンをテサンが撃ったように見せておいて、実は撃ってなかったり(弾が入ってなかったり)、
他のドラマでも騙し技法をよく使うので、あまり気にしても徒労かと(私、今までさんざん騙された人:笑)

他に気になるのは、イネの電話番号を消したこと。
ドラマ上、「万が一のために番号を消した」ということは、それが伏線になっているはずなので、
テサンの身に何か起きるのは間違いないでしょう。怖いです。あぅあぅあぅ

今回、ほんとーーーーうに難しかったので、ちょっと誤魔化してしまっているところが多々あるのですが、
どうかご了承くださいませ。

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