2weeks(イ・ジュンギ)11話あらすじ&シーン対訳or日本語訳
すっかり賢くなったテサンの頭脳に、みんなで一生懸命ついていく脳活性ドラマ、Two Weeks。
11話より、ピックアップしたシーンの詳細対訳&日本語訳を交えながら、あらすじを追っていきます。
では、どうぞ。
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テサンが無事カメラを受け取るところを確認し、ホッと胸をなでおろしたイネは、今カメラを渡した学生が、電話で「チャン・テサン」と名前を口にしているのを見て顔色を変えた。
ヨンジャからの通報を受け、大学へ向かっている警察3人。
「チャン・テサンかどうか分からないが、男がカメラを受け取りに来た」ことを学生に電話で確認する。
その頃、病院から引き返したスンウも、単独で大学へ向かっていた。
まだ大学構内にいるテサンはさっそくカメラの中身を確認する。
しかし、イルソクが求めているようなデータは何もみつからない。
そこへ…背後から忍び寄ったキムが飛びかかった。
乱闘の末にカメラを奪うと、キムはテサンを殺そうと首をしめる。
危機一髪のところをイネが割って入り、夢中でテサンを助けようとする。遅れてスンウも駆けつけた。
逃げ去るキム。
スンウに気づくと、イネは急いでテサンに車のキーを渡した。
再び3人が対峙し、沈黙が流れる。
そこへ遠くからサイレンの音が聞こえた。
スンウ:
경찰이야.
일단 가요.
(サイレンの音は)警察だ。
ひとまず逃げるんだ。
テサン:
…
スンウ:
빨리 가!!!
早く行け!!!
テサンは向こう側へ、スンウはイネを連れて車へ走る。
警察が到着する前に、3人は姿を消した。
+-+-+-+
警察組は目撃した学生に話を聞く。
学生1:
通報して、本当にチャン・テサンなのか後を追ってみたら、大乱闘してるんですよ。
後ろをついて来た男が…はぁ、ホントに芸術的な戦闘でしたよ。
パク刑事:
つまり、チャン・テサンなのかどうかわからないってことか?
学生3:
違うと思いますよ。
女一人に男三人、四角関係みたいだった。
ヤン班長:
女?
学生1:
えぇ。
チャン・テサンみたいな男がやられてると、女が突然やって来て標識ボードを投げつけたんですよ。
それから、車で乗りつけた他の男が降りて…。
ヤン班長:
車の男は見たのか?
学生1:
いえ、喧嘩に気を取られてて見てないんです。
+-+-+-+
チン・イルドは言われたとおりスジンのいる病棟の前を守っていた。
そこへ、チェギョンとト捜査官がやって来る。
イネがまだ戻っていないと聞き、チェギョンは首をかしげる。
+-+-+-+
イネを助手席に乗せ、スンウは車を走らせていた。
イネ:
スンウさん…。
スンウ:
どこまで無謀なんですか。
あんなやつ相手に無鉄砲に跳びかかって怪我したらどうするんだ!
イネ:
…。
スンウ:
…。どうして俺たちの間に…秘密ができたんでしょうね。
イネ:
…。今、スジンの父親を殺そうとしている人は、8年前、自分の代わりにテサンさんを監獄へ送った人だそうです。
また同じ人にやられたくない…そんなテサンさんの気持ちが理解できるから、助けたかったんです。
スンウさんに自首させることはできなかった…。
スンウ:
…。
イネ:
あまりに無念でしょう?あの人の人生…。
スンウ:
8年前、理由も分からずに別れたんですか?
イネ:
(頷く)
スンウ:
…。
+-+-+-+
病院へ戻ってきたイネを、チェギョンが待ち受けていた。
チェギョン:
디카를 뺏겼다구요?
디카를 뺏겼어요?!
カメラを奪われたって?
カメラを奪われたんですか?!
イネ:
정말 뒤따라온 사람 없었거든요.
뒤따라올 수 없게 태산씨가 중비해 뒀는데…
그렇게 나타날지 몰랐어요.
本当に後をついて来る人はいなかったんです。
後をつけられないようにテサンさんが準備していたのに…。
あんなふうに現れるとは思いませんでした。
チェギョン:
그게 어떤 건데…
미숙이가 어떻게 남긴 건데…
서인혜씨, 내가 그렇게 못 믿었어요?
왜 나까지 따돌리고 그랬어요?
장태산이 찾아봤자 그 안에 내용 볼 수도 없을 텐데!
그 사람 힘으로 상대할 수 있는 사람들이 아니라구요!
(ガックリと座り込む)あれがどんな物だと…
ミスクがどんな思いで残したものだと…
(立ち上がる)ソ・イネさん、私のことがそんなに信じられなかったんですか?
どうして私まではぐらかしたりしたんです?!
チャン・テサンがカメラを手に入れたって、どうせ内容を見ることは出来ないのに。
あの人の力で立ち向かえるような人たちじゃないんです!
イネ:
암호 풀 사람을 안다고 했어요.
검사님 그 사람 살려 줄려고 디카 찾는 거 아니잖아요.
왜 그 사람한테 뭐라 그러세요?!
검사님 복수지만 그 사람 목숨 걸린 일이에요!
暗号を解く人を知ってるって言ったんです。
検事さんは彼を助けるためにカメラを探してるんじゃないでしょう!
どうして彼のことをどうこう言えるんですか?!
検事さんにとっては復讐だけど、彼の命が掛かってることなんです!
チェギョン:
…
イネ:
그사람이 뭘 잘못했는데요?
왜 도망쳐야 한데요?
그 디카!!! 누가 만들었는데요…!!!
彼がどんな過ちを犯したって言うんですか?
どうして逃げなきゃならないの?
あのカメラ!!!一体誰が作ったんですか…!!!
チェギョン:
…
イネ:
수진이도 살리고 자기도 살고 싶어 그런 건데!
… 그게 잘못했어요?
スジンも救って自分も生き延びるためにやってることなのに!
…それがいけないことですか?
チェギョン:
…
イネ:
디카가 자기 누명을 벗겨 주는 건 아니라고 했어요.
살아서!!! 수술 날 오기 위해서라고 했어요!!!
カメラが自分の濡れ衣を晴らしてくれるものじゃないって言ってました。
生きて!!!手術の日にここへ来るためだって、そう言ったんです!!!
~夕方 カメラを取りに大学へ向かう前~
イネ:
디카 찾으면 박재경검사한테 가지고 가.
그것만 가지고 자수하면 태산씨 안전하게 수술 받게 해 준다 했어.
누명도 벗겨 준댔어.
カメラを受け取ったらパク・チェギョン検事のところに持って行くのよ。
それさえ持って自首すれば、テサンさんが安全に手術を受けられるようにしてくれるって。
濡れ衣も晴らしてくれるって言ったわ。
テサン:
박검사가 원하는 건 문일석과 누군가의 코낵션 증고야.
내 누명을 벗겨 주기 위해서 디카가 필요한 사람이 아니야.
(首を横に振る)パク検事がほしがってるのは、ムン・イルソクと誰かのコネクションの証拠なんだ。
俺の濡れ衣を晴らすためにカメラを必要としてる人じゃない。
イネ:
디카만 찾으면 다 되는 거 아니었어?
カメラさえ手に入れればいいんじゃなかったの?
テサン:
디카 안에 증거가 없으면 내가 박검사 믿고 자수한다고 해도 록 된(?) 유치장 안에서 죽어.
그래서 내가 먼저 그걸 꼭 확인해야 돼.
カメラの中に証拠がなければ、パク検事を信じて自首しても、逃げ場のない留置場で死ぬことになる。
だから、俺がまず確認しなきゃならないんだ。
~~
イネ:
그래요…
이렇게 뺏길 줄 알았으면 검사님 말씀드릴 걸.
そうですよね…。
あんなふうに奪われるなら、検事さんにお話するべきだったのに…。
チェギョン:
아닙니다.
죄송합니다.
(自分勝手にイネを責めたこと、巻き込んだことに罪悪感を感じて)…いいえ。
すみませんでした。
イネ:
그 때 정말 그 남자 어떻게 알고 왔는지 몰겠어요.
あのとき、あの男の人がどこで知ってやって来たのか、本当にわからないんです。
チェギョン:
인혜씨가 디카 찾으러 갔던 여자 분이 신고를 했어요.
イネさんがカメラを受け取りに行った女性が通報したんです。
イネ:
영자씨가요?
어떻게요? 저 태산씨 이름 거론도 안 했어요.
ヨンジャさんが?
どうして?私、テサンさんの名前、口に出していないのに。
チェギョン:
고만석이 디카도 장태산이 빌려 준 거고
전해 줬던 반지도 장태산이 말했던 거라고
인혜씨가 장태산 심부름으로 온 것 같대요.
장영자씨는 장태산이 고만석을 죽인 걸로 아니까 신고했나 봐요.
コ・マンソクがカメラを借りたのはチャン・テサンだし、
渡した指輪もチャン・テサンが話していたものだと。
イネさんがチャン・テサンの使いで来たみたいだと言って…。
チャン・ヨンジャさんはチャン・テサンがコ・マンソクを殺したと思ってるから、通報したようです。
イネ:
만석씨 생각해서 반지 전해 준 건데…
검사님, 그럼 이제 태산씨는 어떻게 하죠?
マンソクさんのことを思って指輪を渡したのに…。
検事さん、テサンさんはこれからどうすればいいですか?
チェギョン:
…
+-+-+-+
ようやくイネが病室に戻ってくると、スジンは眠っていた。
ふと、スジンが大切に手に持っている紙に気づき、そっと引き抜いてみるイネ。
それは、彼女が破り捨てたテサンの写真だった。
驚いて起きたスジンは母から写真を取り上げ…
スジン:
이건 이제 내 거야.
これはもう私のだよ!
イネ:
서수진, 너 그 사진 어디서 났어?
スジン、その写真どうしたの?
スジン:
엄마는 이거 버렸잖아.
그러니까 이거 내 거야.
お母さんは捨てたでしょ?
だからこれは私のだよ。
イネ:
!
スジン:
엄마가 찢은 건 내가 붙었으니까 내 거야.
お母さんが破いたのを私がくっつけたんだから、私の!
イネ:
…
スジン:
엄마는 이거 쓰레기통에 버렸잖아.
쓰레기통에 버린 건 버린 거잖아.
필요 없는 거잖아!
お母さんはゴミ箱に捨てたでしょ?
ゴミ箱に捨てたものは、捨てたものでしょ?
イネ:
그걸…갖고 있었어?
ずっと…持っていたの?
スジン:
…우리 아빠니까
아빠 얼굴 궁금했고 그래서.
…お父さんだから。
お父さんのお顔が知りたくて、それで…。
イネ:
…그랬구나.
아빠가 어떻게 생겼는지 궁금했어, 우리 수진이가.
…そうだったのね。
お父さんがどんな顔なのか知りたかったのね、スジンは。
スジン:
엄마, 왜 화 안 내세요?
お母さん、どうして怒らないの?
イネ:
미안해서.
心苦しくて。
スジン:
…
イネ:
엄마가 못나서, 딸이 아빠 얼굴 궁금한 건 당연한 건데.
그지?
ダメなお母さんのせいで…。娘がお父さんの顔を知りたいのは当たり前なのに。
そうでしょう?
スジン:
…
イネ:
엄마가 너무 잘못했다.
아빠 얼굴도 모르게 만들고,
몰래 보게 만들고.
…미안해.
お母さんが悪かったわ。
お父さんの顔も知らずにいさせて。
こっそり見なきゃいけないようにさせてしまって…。
…ごめんね。
スジン:
…
イネ:
진작 말하지 그랬어.
사실은 아빠가 너무너무 궁금하다고.
言えば良かったのに。
本当はお父さんがすごくすごく気になるって。
スジン:
엄마가 사연은 말할 수 없는 게 사연이라매.
그런 건데 자꾸 물어보면 엄마를 슬프게 하는 거라매.
お母さんは話せないのが事情だって…。
それなのにしつこく聞いたら、お母さんは悲しいって。
イネ:
…
スジン:
그래서 그니까
나는 또 이렇게 아파서 엄마를 맨날 슬프게 했으니까
아빠도 엄마를 슬프게 했는데
나도 그러면 안되니까.
だから、それでね
私もこんなに具合が悪くて、毎日悲しませてるし、
お父さんもお母さんを悲しませたのに、
私がもっと悲しめちゃダメだから。
イネ:
아니야, 아니야. 아니야, 수진아.
엄마가 아빠를 오해했던 거야.
잘못알았던 거야.
(スジンを抱きしめる)ううん、違う、違うのよ、スジン。
お母さん、お父さんのこと誤解してたの。
勘違いしてたのよ。
スジン:
그랬던 거야?
そうだったの?
イネ:
그랬던 거야.
…그랬던 거야.
そうだったの。
…そうだったのよ。
スジン:
그랬던 거구나!
(ご機嫌)そうだったんだぁ!
イネ:
그래.
그래서 엄마가 약속했잖아.
수술 끝나면 다 말해 준다고.
うん。
だからお母さん、約束したでしょ。
手術が終わったら全部話してあげるって。
スジン:
수술 끝나면.
手術が終わったらね。
イネ:
지금은 수술 준비 너도 너무 힘드니까.
今は手術の準備でとっても大変だから。
スジン:
그지.
방사선치료도 힘들게 하니까.그지?
そうだね。
放射線治療も頑張ってるから。そうだよね?
イネ:
그리고 이 선물도 누가 줬는지 말해 주고.
(頷き、ポケットから髪飾りを出す)
それから、このプレゼントを誰がくれたのかも話してあげる。
スジン:
어!! 와! 와!!!
(髪飾りを受け取る)あっ!わぁ!わぁ~!!!
イネ:
수술 받고 다 낫고 머리 길어지면 그 때 하라고.
手術を受けて、すっかり良くなって… 髪が伸びたら、そのときに使えって。
スジン:
어… 누굴까?
누굴까?
あぁ… 誰かな?
誰かなぁ~?
+-+-+-+
テサンは病院を見上げ、自分の子どもの頃のことを思い出していた。
~~幼少時代
母親はテサンに背を向け出掛ける準備をしている。
※彼女がチラリとみた緑の表紙にはおそらく『妓女熱情』と書いてあります。
成人映画のシナリオではないかと…。
夫に捨てられ、体でお金を稼いでいるのが読み取れます。
テサン:
お母さん、お父さんはどんな人だったの?
母:
父親なんていないわ。
テサン:
父親がいないのに生まれるわけないよ。
僕は子どもじゃないよ。
母:
父親なんてどこにいるのよ。
あんたを息子だって言う人もいないのに。
テサン:
お父さんはどうして僕のことを息子だって言わないのかなぁ。
母:
(怒)あんたが嫌だったからよ!!!
テサン:
!!!
母:
…母さん、毎日辛いのよ、テサン。
~~
いつしか彼の隣ではスジンが一緒に病院を見上げていた。
スジン:
슬펐지?
아팠지?
悲しかったでしょ?
辛かったでしょ?
テサン:
그 땐 이럴 줄 몰랐는데 수진아…
(頷いて)あのときはこんなことになるとは思ってなかったんだ、スジン
スジン:
?
彼はスジンの目線までしゃがみ、手を握った。
テサン:
내 아이가 나랑 똑같이 아빠를 궁금해하고
아빠를 그리워하고…
그렇게 만드는 어른이 될 줄은 몰랐어.
自分の子どもが、俺と同じように父親を知りたがって、
父親を恋しがって…。
そんなふうにさせる大人になるとは思ってもみなかった。
スジン:
나도 몰랐어.
아빠가 그렇게 궁금하고
아빠라면 그렇게 그냥 좋을 줄…
私も知らなかった。
お父さんのことこんなに気になって、
お父さんっていうだけでこんなに嬉しいなんて…
テサン:
그러게.너무 신기해.
나 같은 놈을 아빠라고.
너 같은 아이가…
そうだな。本当に不思議だ。
俺みたいなやつが父さんだなんて。
お前みたいな子が…。
スジン:
내가 좀 이쁘긴 해?
私のこと可愛いと思う?
テサン:
여기가 콕콕 쑤식게.
너만 생각하면.
(泣き笑いで胸をおさえる)ここがチクチク痛むくらいだ。
お前のこと考えるだけで。
スジン:
여기가?
(テサンの胸に触れる)ここが?
スジンはテサンをいたわるように胸を撫でた。
+-+-+-+
さっそく髪飾りを頭に当て、鏡を覗くスジン。
イネの電話にメールが入った。
テサン(メール):
미안하다.
네가 그렇게까지 도와줬는데 빈 손 돼서…
ごめんな。
お前があれだけ助けてくれたのに、手ぶらになっちまうなんて
イネ(メール)
태산씨 잘못이 아니야.
우린 오늘 할만큼 했어.
テサンさんが悪いんじゃないわ。
私たち、今日やれるだけのことはやったもの。
イネ(メール)
다른 방법이 있을 거야.
他に方法があるはずよ。
テサン(メール)
다른 방법 생각했어.
차는 (?)동주차장에 있다.
수진이 부탁한다.
수술 날 보자.
他の方法は考えた。
車は駐車場に停めてあるから。
スジンを頼む。
手術の日に会おう。
+-+-+-+
カメラがムン・イルソクの手に渡った。
この後、テサンをどうするか議論をする彼ら。
明日からチェギョンに尾行をつけ、彼女より先にテサンを捕まえ、処理するようイルソクの指示が出る。
大人数を動員し、サウナや安宿、ホームレスなど、懸賞金も掛けて徹底的に探すようにと…。
キムが退席すると、入れ替わりにカメラのデータを取り出すための技術屋が連れて来られる。
中からチップを取り出し、読み取り機に繋ぐと、技術屋は来た時と同じよう、目隠しをして退出する。
ミスクが撮った動画は、とうとうイルソクに確認されてしまった。
+-+-+-+
駅のコインロッカーからメモリースティックや書類を取り出すと、
テサンは携帯画面を開いた。
そこに登録してある名前は、電話を手配してくれた「ソ・イネ」の他に、
「パク・チェギョン検事」
+-+-+-+
仲間の検事と打ち合わせるチェギョンは、何やら考え込んでいた。
~~それは部長と話していた時のこと…
部長:
市長選挙に出馬するとは…日に日に勢力が強くなる。
これは深刻だぞ。
チェギョン:
チャン・テサンが脱出したとき、部長はおっしゃったでしょう?
チャン・テサンの心を読み取れって。
考えてみたら、娘の手術のことがあったんです。
部長:
チョ・ソヒの腹の中は読めないか?
チェギョン:
チョ・ソヒは権力を望んでいた人じゃなかったでしょう?
欲を満たすために地位を必要とした人なんです。
部長:
本当にそうなら、その気持ちがなぜ変わったのか考えなければな。
この時期に、突然なぜ?
チェギョン:
私は… 部長、どうも慈善オークションに答えがあるように思うんです。
部長:
慈善オークション?なぜだ?
チェギョン:
これまで絶対に何の証拠も残さなかったチョ・ソヒが、
CCTVの捏造までして私を追い出そうとしたし、
ムン・イルソクがチョ・ソヒの行事に参席するのだって初めてなんです。
慈善オークションを終えたら引退すると言っていたとも聞きました。
部長:
引退?
チェギョン:
全ての秘密はカメラの中にあるのに…。
部長:
つまり、そのカメラはチョ・ソヒがあそこまでした理由であり、
お前は慈善オークションが気になっていて…。
慈善オークションのために権力が必要だったってことになるじゃないか。
~~
チェギョンはチョ・ソヒの心を読もうと、心を研ぎ澄ませていた。
チェギョン:
”慈善オークションを成功させるためには権力がいるわ。
誰も私のオークションを阻止することなんできない。”
ト捜査官&キム捜査官:
?
チェギョン:
”(ほくそ笑む)
パク・チェギョン、あの女が…ムン・イルソクのオークション参加を知ったところで
怖くなんてないわ。”
ト捜査官:
あの…検事?
チェギョン:
”パク・チェギョン…あんた!!!”
ト捜査官:
(ドキッ!!!)
チェギョン:
”絶対に私のオークションは阻止できないわ。
どれほどの金が手に入ると思ってるの?
その金を手に入れて引退し、
これまで貯めてきた金を豪快に使ってやるわ!!!!!
邪魔するなら殺してやるーーーー!!!!!!!!”
ト捜査官:
(驚愕)
#あまり見事にチョ・ソヒが憑依していて、爆笑してしまった。
ト捜査官:
検事、どうしたんですか?
キム捜査官:
(気まずい)
チェギョン:
…。
ト捜査官:
大丈夫ですか?
チェギョン:
(何事もなかったように、また考える)
キム係長、パンフレットに作家たちの国籍、経歴、プロフィールが載っているから、一人ひとり全て電話して調べてください。
キム捜査官:
これを全部ですか?
チェギョン:
どういう経路で後援することになったのか、本当にその国出身なのか、(それまでのチョ・ソヒの日程も?)整理してください。
ト捜査官:
国家級美術品の密輸を疑っているんですか?
チェギョン:
いつも福祉センター管理を口実に不動産文書を捏造してた奴らが、
今回は土地を買っていないでしょう?
ト捜査官:
(頷く)
そこへチェギョンの電話が鳴った。
チェギョン(電話):
はい、パク・チェギョンです。
声(電話):
チャン・テサンです。
+-+-+-+
「到着したら地下車道の中へ歩いて入ってください」
テサンの指定した場所に、チェギョンは一人でやって来た。
テサン:
ここです。
柱の向こうからテサンが声を掛ける。
チェギョン:
(ホッとして)こんなところまで呼び出さなくても…。
本当に人を信用しないのね。
テサン:
…。
チェギョン:
嬉しいわ。
テサン:
?
チェギョン:
カメラを手に入れるまで、もう一日だけ早く私を信用してくれればもっと良かったのに。
テサン:
…。
カメラを奪われたのは申し訳ない。
けど俺は、自首するためにあんたに会いに来たんじゃない。
チェギョン:
分かってます。
ソ・イネさんに聞きました。
テサン:
!!!…イネは…ソ・イネは大丈夫ですか?
チェギョン:
もう…それをどうして私に聞くんですか?
お二人でずっと電話し合ってたのに。
テサン:
イネが携帯を変えたこと、イネが俺と連絡取ってたこと、
外に漏らしたらそのときは、あんたは俺の手で死ぬ!
チェギョン:
…。
最善を尽くして濡れ衣を晴らし、真犯人を捕まえて
手術の日に来てほしいと伝えてくれって… ソ・イネさんが。
テサン:
…。
チェギョン:
全く…(笑う)検事が脱走犯に脅迫されるとはね。
分かったわ。
自首しないんでしょう?用件を話して。
テサン:
その前にいくつか確認しよう。
オ・ミスクとムン・イルソクは内縁関係で、
オ・ミスクが俺に預けたあのカメラは検事さんが用意したもの…間違いないですか?
チェギョン:
…。
(俯く)私の人生で一番後悔していることです。
テサン:
(冷笑)つまり、あんたたちの喧嘩に巻き込まれたわけだ、俺は。そうだろ?
チェギョン:
…申し訳ないと思ってます。
テサン:
…。
それなら、ムン・イルソクを捕まえるのを手伝ってくれ。
チェギョン:
ムン・イルソクを捕まえるって?!
テサン:
どうせカメラは奪われたんだ。あんたが手に入れたものは何もない。
ムン・イルソクをオ・ミスク殺害の真犯人として捕まえれば、
捜査線上にコネクションが見えてくるかもしれない。
チェギョン:
…。詳しいことは食事をしながら聞くわ。
テサン:
?
チェギョン:
命の恩人に御馳走くらいさせて。
正直、私あのとき、春川の倉庫でものすごく怖かったの。
いつもムン・イルソクとチョ・ソヒを捕まえるために生きてきて、
あいつらさえ捕まえれば、すぐに命を捨てたっていいと思ってた。
#↑ここでチェギョン、テサンの前で普通にチョ・ソヒの名前を出してる。
テサンはチョ・ソヒのこと知らないんじゃなかったっけ?
テサン:
…。
チェギョン:
口をテープで塞がれた瞬間、私がどんなこと考えたと思います?
テサン:
…。
チェギョン:
私はどうして… どうしてこんな真似したんだろうって。
まず後悔したわ。
テサン:
死ぬのが怖くない人なんていない。
チェギョン:
そうね…。
ホントこっ恥ずかしいけど…そう思ったの。
あのとき、あなたが助けに来てくれなかったら、
あの日あの場所で殺されていたかもしれないわ、ムン・イルソクに。
それこそ本当の犬死によ。
+-+-+-+
テサンを連れ回すため、チェギョンが彼にさせたのはまさかの女装だった。
恥ずかしそうにチェギョンにくっつき、連れられるままにやってくるテサン。
彼女が案内したのは自宅だった。
テサン:
検事さんの家に俺を?
チェギョン:
ここほど安全な場所はないわ。
灯台下暗しよ。
8日間、心穏やかに食事が出来たことはなかったでしょう?
(部屋の奥を指し)あれを見て待ってて。
テサンは奥のホワイトボードの前に立った。
『2005年 チャン・テサン買収』
『ムン・イルソク』
『パク・ホシク(※チェギョンの父親)傷害 目撃者キム・ユンス、キム・ヨンジュン偽証』
『ソウル行き(2005.8~2005.12) ヨングンナイト、ヒョンシンドン土地(中略)イルソク酒類 売却 イルソク建設…』
これまでチェギョンが調べたことが細かく図式になっている。
ふと上をみると、女性の写真が目に飛び込んできた。
反対側のムン・イルソクと線で結ばれているその人…チョ・ソヒだ。
テサン:
この方は…!
チェギョン:
私が追っている二人であり、チャン・テサンを殺そうとしている二人です。
テサン:
!!!
+-+-+-+
深夜、ムン・イルソクは密かにチョ・ソヒの自宅へやって来た。
イルソク:
またどうしてここへお呼びになったんです?
ソヒ:
人は自分の鼻先が見えないものよ。
パク・チェギョンはカメラを探すのに精一杯で、いつも私を尾行させていた捜査官まで駆り出しているから、
ここへは誰も来ないわ。
「これです」とイルソクはカメラのデータが入ったチップを取り出した。
小さなケースからチップを出すと、イルソクの説明も聞かず、ソヒはすぐさまチップを破壊した。
イルソク:
いや…確認なさらないと。
#自分はカメラごと投げ飛ばそうとしてイム室長に同じツッコミされたくせに(笑
ソヒ:
あの日私たちが何を話したのか覚えていないとでも?
わざわざ一緒に確認する必要がある?
イルソク:
後はチャン・テサンさえ処理すれば終わりです。
ソヒ:
(そっぽを向き)それはムン会長が何とかするでしょうし…
イルソク:
…。
ソヒ:
それよりも、ムン会長に代わって誰かが落札したら、そちらで問題が起きるかしら?
イルソク:
どういうことです?
ソヒ:
パク・チェギョンはあなたが競売に参加することを知っているわ。
イルソク:
!!!
ソヒ:
朝、記者会見に現れて挑発してきたわ。
この情報はどこから漏れたのかしら?
イルソク:
あんな小娘をまだ恐れていらっしゃるんですか?柄にもなく。
ソヒ:
一度の大雨でダムが決壊したりするかしら?
大雨になるほど慎重に慎重を重ね、
石橋を叩いて渡れば、足元が崩れることはないわ。
イルソク:
綺麗さっぱり始末してはいかがです?
道を塞ぐ雑草を(刈るために?)出馬なさったんでしょう?
ソヒ:
(?)雑草は摘み取るもの。むやみに刀で刈るものじゃないわ。
イルソク:
刀は使うために研ぐんです。
使いもしない刀を何のために抜くんです?
ソヒ:
使うために研ぐの?(自分の指を怪我しないように研ぐこともある?)
イルソク:
発つ前にパク・チェギョンを処理してください。
ソヒ:
処理とは?
イルソク:
議員がいなくなれば、議員の罪まで全て私に振りかかるんです。
春川の件、CCTV捏造。容易いことじゃないのはよくおわかりだと思いますが?
+-+-+-+
キッチンで料理するチェギョンを、ダイニングテーブルでじっと待つテサン。
#なんか新鮮~♥ チェギョンに似合わずキッチンはピンクの花柄~♥
こんなことでも萌えるわ
ぎこちなく咳払いをし、チェギョンは持ってきた茶碗をテサンの前に差し出し、彼の向かいに座った。
チェギョン:
(ぶっきらぼう)家で料理しないから…。
食べましょう。ソ・イネさんに一杯食わされて、私もお腹ペコペコなんです。
二人はご飯を食べ始めた。
一心に食べていたテサンの手が急に止まる。
チェギョン:
…どうしたんです?
テサン:
手作りの白ご飯、本当に美味いな。
前はそんなこと気づかなかった。
チェギョン:
…。
テサンは荷物の中から紙を出した。
そこにあったのは見事にソックリのキムの人相書だ。
テサン:
ムン・イルソクに代わって俺を追ってる男です。
その男はチェギョンにも見覚えがあった。
春川にいたからだ。
チェギョン:
この人は…。
絵が上手ね。
テサン:
(笑)3度も出くわしたから。
聞慶で爆弾が爆発した日。
マンソクが死んだ日。
それから、デパートの前。
チェギョン:
3度も?
テサン:
捕まったこともあるし、ギリギリで逃げたこともある。
カメラを手に入れるまで俺を殺さないことになってたんだろう。
これまでムン・イルソクの周辺で見たことがない奴なんです。
腕前をみると外国からつれて来たやつのような気がする。
こいつをマンソク殺しで捕まえれば、バックにいるのがムン・イルソクだと分かるでしょう。
金で働く奴だから、罪を被ったりはしない。
チェギョン:
…。
テサン:
デパートの前を通りバスのCCTVにこいつが映ってるはずです。
この絵を持ってCCTVを調べてみてください。
チェギョン:
この男がコ・マンソクを殺した証拠がないわ。
テサン:
あるんだ。
テサンはインターネットのニュースサイトで、
マンソク殺しに使われた凶器の写真を確認済みだ。
テサン:
こいつはマンソクを殺した万年筆型ナイフと同じものをいくつか持ってる。
たぶん逮捕のとき身につけているはずです。
こいつがムン・イルソクにそそのかされたと分かれば、
オ・ミスク殺害事件も再調査できるし、
俺に濡れ衣を着せた理由が明らかになれば、ムン・イルソクとチョ・ソヒの件についても助けになるでしょう。
チェギョン:
ミスクは質屋にカメラを預けたんだけど、どうしてチャン・ヨンジャさんの手に渡っているんです?
いや… ミスクが何か言ってませんでしたか?
テサン:
俺の骨髄がスジンと適合したって病院から電話があって、すぐ病院へ向かおうとしたんだけど、
ミスクが慌てた様子でカメラを預けに来たんだ。
俺はすぐ病院へ行きたくて、金庫に入れずに家に持って帰った。
病院で手術日を決めて出て来たら、テリョンから電話があって、倉庫へ行って来いって。
12時から15時半まで俺のアリバイがなくなるように仕組んだんだ。
「それから…」とテサンはメモリースティックを出した。
テサン:
俺のアリバイ工作をしろと電話で指示を受けているテリョンの声だ。
チェギョン:
これをどこで?
テサン:
質屋で。
チェギョン:
質屋?!
テサン:
テリョンとソクトゥは10時に店を閉めたら絶対に戻って来たりしない。
チェギョン:
質屋で手に入れたんですか?
テサン:
灯台下暗しでしょう?
チェギョン:
正気なんですか?
いくらなんでも見つかったらどうするつもり?!
テサン:
誰かに見つかりはしないかって、そんな心配もなしに、
考えて、調べて、ネットして、眠って。
あそこほど安全な場所はないですよ。
チェギョン:
捕まった途端に死ぬわ。
今日からは行かないで。
いっそのこと、ここで…!(ハッ
テサン:
(余裕の微笑み)
チェギョン:
いや…うちの捜査官の家で…
#↑ここで一瞬チェギョンに”女子”が垣間見えてニヤニヤ
他の捜査官の家ならいいとか、そういう問題じゃないから
テサン:
検事さん
チェギョン:
…。
テサン:
俺が脱走犯だってこと、忘れないでください。
チェギョン:
…そうね。
法的に嫌疑が晴れるまで、殺人容疑者で脱走犯だわ、チャン・テサンさん。
テサンのカバンからまだまだ出て来る資料。
次に出たのは不動産関係の書類。
テサン:
オ・ミスクの家の登記簿謄本なんだけど、所有者になってるクォン・ヒオクはファン・テジュンの妻です。
チェギョン:
把握してるわ。
ムン・イルソクがミスクに家を与えた時調べたんです。
これも質屋のPCで?
テサン:
俺の後始末は自分でやるから、心配しないでください。
チェギョン:
それで、この男を捕まえる方法は?
テサン:
俺がこいつに撃たれること。
チェギョン:
!!!
+-+-+-+
翌朝からムン・イルソク側はテサン捜索にチェギョンの尾行、
検察側ではキムを捕らえるための作戦に動き出した。
部長:
やってみる価値があるアイディアなのは確かだが、
兵力はどうするんだ?
チェギョン:
部長が信頼出来る捜査官を2人だけ推薦してください。
部長:
3,4人でそんな奴を捕まえるっていうのか?
チェギョン:
人並み外れて勘のいいやつですから、大勢で動けば間違いなく勘付きます。
イム・スンウ刑事も協力してもらうつもりです。
少しでも早くチャン・テサン事件が解決するのを望んでいる人ですから。
ト捜査官:
オープンになればその瞬間に失敗する作戦なんです。
部長:
分かった。特殊部隊出身を2名用意してやる。
チェギョン:
ありがとうございます。
部長は「今度こそ成功して終わらせろ」と彼女に念を押す。
+-+-+-+
スンウがスジンの主治医の元を訪れた。
女医:
イム・スンウ、朝からどうしたの?
スンウ:
聞きたいことがあって。
女医:
座って。
スンウ:
時間がないんだ、ジスク。
骨髄移植手術の日程が決まった日、チャン・テサンが病院に来てたろ。
女医:
…。
スンウ:
何時に来たんだ?
女医:
ごめんね。
スジンの命が掛かってることだし、
スジンの身に危険が及ぶかもしれないから、
あなたには言えなかったのよ。
スンウ:
何であんなふうに生きちまったんだろうな。
女医:
え?
スンウ:
チャン・テサン、ずっと破滅人生のままだ。
イネを失ったからなのか?
女医:
不安なのね?
どうしちゃったの、イム・スンウ。
8年前のことなのよ。
スンウ:
あぁ。8年前のことなのに…。
で、あの日、チャン・テサンは何時に来たんだ?
正確に思い出してくれ。
+-+-+-+
スンウは病棟前を守っているイルドのところへやって来た。
スンウ:
特に何もないな?
イルド:
何か起きるような場所じゃないでしょう?
スンウ:
ナイフの出処は?見つかったのか?
イルド:
えぇ。
けど、韓国で作ったものじゃないそうです。
スンウ:
そうか?
イルド:
で、先輩、僕は一体どうしてここに?
スンウ:
(イルドの肩を叩き)あと何日か我慢してくれ。
イルド:
(頷いて口にチャック)はい。
何も訊かずに信じるのが本当の義理でしょう?
スンウ:
オ・ミスクが殺された日、パジュ倉庫から質屋まで男一人乗せたタクシーを今から探してくれ。
イルド:
え?こ、ここで?
スンウ:
まずはソウル市内のタクシー会社をリストアップして送るんだ。
じゃあな。
スンウはイネとスジンに会うこともなく、ここで引き返した。
そこへチェギョンから電話が入る。
+-+-+-+
チェギョンとスンウはカフェで落ち合った。
スンウ:
チャン・テサンが自首?
するって言ったんですか?
チェギョン:
自首は自首だけど、本当の目的はあの男を捕まえることです。
スンウ:
チャン・テサンが自首する情報をどうやって向こうへ?
…うちのチームの中にスパイがいるということですか?
チェギョン:
今日見ていれば明らかになるでしょう。
あれこれ話せないでいて申し訳ないけれど、私を信じて、今日一日協力してもらえますか?
今すぐ動いていただかなきゃならないんだけど…。
スンウ:
…。チャン・テサンの自首現場にあいつが来るって?なぜ?
チェギョン:
チャン・テサンを殺さなければならないからです。
スンウ:
それは考え過ぎでは?
カメラは奪って行ったんでしょう?
もうチャン・テサンを無理に殺す理由はないはずだ。
チェギョン:
殺すわ。
スンウ:
!…チャン・テサンもあいつが来ると思っているんですか?
チェギョン:
…。彼の提案です、この作戦は。
スンウ:
!!!
チャン・テサンの提案だって?
+-+-+-+
強力班の3人は、悪戯のチャン・テサン目撃通報にうんざりしていた。
昨日もマンソクの恋人からの情報を信じ、時間を無駄にした(と思っている)のだ。
ヤン班長は、イルドを使い、単独行動をしているスンウが気になっていた。
+-+-+-+
作戦がスタートした。
1)バイク便に扮したト捜査官がが公衆トイレに入る。
2)個室に潜んでいるテサンと接触。
でてきたテサンはそのバイクで出発する。
3)チェギョンは強力班の刑事たちを昼間から酒に誘う。
「私、クビになりそうだから」と弱みを見せて安心させる。まんまとついてくる刑事たち。
4)飲み始めると、チェギョンはお腹が痛い振りをしてトイレへ姿を消す。
5)テーブルに置いていったチェギョンに電話が入る。着信元はト捜査官。
何度も連絡が入るがチェギョンは帰って来ない。刑事たちは他人の電話だからと放置する。
6)テーブルのチェギョンの電話。次はメールがト捜査官から入る。
画面には「急用だから連絡してくれ」と。
7)もう一度電話が鳴ったとき、チェギョンが戻ってくる。
「検事、ト捜査官と付き合ってるのか?」とからかう刑事。
ト捜査官にその場で電話した彼女。
「何で電話に出ないんですか!チャン・テサンが…!」と電話から漏れ聞こえる怒鳴り声。
「え~~?!そうなんですか?!」と大げさに驚いてみせるチェギョン。
電話を切ると、「部長がチャン・テサン事件について報告しろって」と刑事たちにお茶を濁す。
チェギョンはまたわざとらしくトイレへ。
8)トイレの前の廊下でチェギョンにメールが入る。「出て行きました」
角を曲がった所に体半分だけ隠れると、チェギョンはキム捜査官からの電話を受けた。
「本当に自首するって?どこに来るって?」と、場所と時間を大声で反復。
背後に誰かが潜んでいる気配を感じながら。
9)席に戻ると、「早く戻れと呼ばれた」と言い、チェギョンは店を出る。
ビールを5,000cc注文しておくからゆっくり飲めと(笑)
帰り際、離れた席で見張っていたキム捜査官に伝票を渡す。
10)店を出たチェギョンにキム捜査官からメールが入る。
「検事の推測は当たってました。あの人でした」
+-+-+-+
チャン・テサンが自首するという情報は、チェギョンの電話を盗み聞いた誰かを通じ、
ムン・イルソクに伝わった。
今度は確実に殺すようにと、お前は絶対に見つかるなと、キムを送り出すイルソク。
キムが出て行くと、イルソクは社内のCCTV映像からキムの痕跡を消しておくよう指示する。
キムを一体どこから連れて来たのか、とずっと疑問に思っていたことを口にすると、
「あいつは金で雇ったんじゃない」とイルソクは答えた。
イルソク:
ユジンガスを手に入れれば、事業パートナーになる男だ。
イム室長&テジュン:
?????(二人で顔をじっと見合わせる)
イルソク:
お前ら何が嬉しくて見つめ合ってる?付き合ってるのか?
イム室長&テジュン:
…。
イルソク:
パク・チェギョンの後をつけろ。
本当に一人なのか、誰か同行するのか。
イム室長:
チャン・テサンが自首に指定した場所を調べましたが、尾行の難しい場所です。
両側が一直線の道路で、工事中の建物と二つ店舗があるだけです。
テジュン:
開発中の土地で誰も住んでいないんですよ。
イルソク:
いい場所を選んでくれたものだ、うちのテサンは。
+-+-+-+
作戦が順調に進んでいた。
11)地検を出たチェギョンが車に乗り、一人で出掛けたところをテリョンが確認。
地検に他の捜査官たちが残っているのをソクトゥが電話で確認する。
※ただし、ト捜査官はそこにいると見せかけ、実は他の場所からマイクを通している。
実際にそこにいるのはキム捜査官一人。
12)いち早く現場にキムが現れ、指定された現場前のビルへ入る。
建物の構造と、誰か人がいないかを入念に調べ、確実にチャン・テサンを殺せる狙撃場所を選ぶ。
10分前には場所を決定し、準備を済ませる。
13)指定された時間は17~18時の間。17時前にチェギョンが到着する。
14)ト捜査官と他1名はボイラー室に。スンウと他1名は地下倉庫の荷物の影に隠れて待機。
事前に、キムが選びそうな場所を全員で推測し、シミュレーションしていた。
15)17時ちょうどにテサンがバイクで現れた。
道路脇で向き合うチェギョンとテサンは、小さく目で頷き合う。
そのとき、キムの放った銃弾がテサンに命中する。
「チャン・テサン!!!」チェギョンの叫び声を合図に、潜んでいた検察官たちが一斉に動いた。
16)銃をケースに収めたキムは屋上に上り、ラジコン装置で銃を遥か彼方へ飛ばす。(←笑ろてしもた
身軽になると、隣の建物へと飛び移った。
そこから階下へ降りる扉を開けた瞬間、待ち受けていた捜査官が彼の両手両足を麻酔銃で撃つ。
キムはその場に倒れた。
17)撃たれて倒れていたテサンが目を開ける。
+-+-+-+
ここでエンディングです。
それにしてもチェギョンのシーンがどれも面白い。
相手によって表情も代わって、本当にワクワクさせてくれますね。
特にテサンと二人のシーンはテサンが冴え渡っていたこともあり、なぜか萌え萌えでございましたです。
それにそれに、落ち着いたシーンが多かったこともますが、
テサンのイ・ジュンギくんのビジュアルが今回すごく素敵で、
いつもよりキャプが大量に溜まりました(ほくほく:笑)
訳しながらも警察内にいるスパイの正体が頭を離れず…。
今までのことを思い返しながら、つい考えてしまいます。
「でも、フィリピン密航のときは全員通信手段を絶たれていたのに、どうしてだっけ?テサン確保してから知られたんだっけ?」
それなりにちゃんと見ていたつもりなのに思い出せず…。
これまでの状況整理してから次に進もうと思います。
萌え&感動。11話は2weeksも主君も「내 거」祭りですわ~♥
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