韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!セリフを題材にした文法解説も

トライアングル2話あらすじ&日本語訳vol.2

      2014/05/08

ジェジュン、イ・ボムス、イム・シワン主演「トライアングル」2話の後半に進みます。

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シネは父が暮らす実家を訪れた。

父「連絡もなしにどうしたんだ?」
シネ「お父さんに会いたくて」

「つまらん」そう言って父は笑った。

父「ヒョン君(シネの夫)は?元気か?」
シネ「えぇ」

笑顔で答えるシネの目がかすかに泳ぐ。
彼女は台所に入ると、テーブルの上のラーメンに目をとめた。

シネ「どうしてこんな食事を?私が作りますね」
父「いや、違うんだ。夕食は食べたんだが、酒を一杯やるのにな。酒のつまみにラーメンは最高だぞ」
シネ「(笑)それなら私も一緒に飲むわ」

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「俺はな…」娘を前に、父は焼酎を一口飲むと、口を開いた。

父「お前の母親を早くに見送ったこと以外は、それなりに成功した人生だと思ってるんだ」
シネ「…。」
父「特にお前は俺の成功のシンボルだ」
シネ「(笑)照れくさいわ」
父「いやいや。俺の願いどおり医者になり、ヒョン君のような立派な婿に会わせてくれた。その上、大韓民国の警察で一番有能なプロファイラーにまでなったんだから。これ以上、望みも悔いもない」

「いや」と父は首を横に振る。

父「たった一つ、ほんの少し残念なことを除いてな」
シネ「何ですか?」
父「何って、決まってるじゃないか。まだ孫がいないことだ」
シネ「…。」

娘が俯くと、「ふふふ」と父は冗談ぽく笑う。

父「どうだ… 無理そうか?」

シネは言葉が見つからず、酒を口に運んだ。

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すっかり酔って横になった父に布団を掛けると、シネはその寝顔をじっと見つめた。

そのままになっている自分の部屋に入り、ベッドに腰掛けてぐるりと見渡す。
机の上の写真立てに目がとまり、彼女は立ち上がった。

triangle 画像

写真の中で、若きドンスと自分が笑っている。
彼女は思わず微笑んだ。

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ベッドの上で、ドンスもまた、同じ写真を見つめていた。
ため息をつくと、彼はいたたまれなくなり、屋上に出る。
電車が通りすぎるのをいくつも見送りながら、彼は深い物思いにふけった。

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乗馬クラブの馬舎へやって来たコ・ボクテは、聞き慣れた声に足を止める。
彼に気づくと、声の主はあからさまに顔を曇らせ、馬を引いて背を向けた。

コ・ボクテ「キム議員」
キム議員「…。」

議員が振り返るとコ・ボクテはニヤリと笑う。

キム議員「(声を潜め)君は正気か?記者に見られたらどうする?」
コ・ボクテ「こんな乗馬クラブに出入りする記者が何人いるでしょうね?ご心配なく」
キム議員「用件は?」
コ・ボクテ「議員はよくお分かりのはずですが。なぜ私にお訊きになるんです?」
キム議員「…。」
コ・ボクテ「これまで議員に流れた裏金がいかほどになるか、ひょっとしてお忘れかと思いましてね」
キム議員「…。」
コ・ボクテ「意図的に私を避けておいでじゃないでしょうな」
キム議員「避けているわけじゃない。最近ちょっと忙しくてな」
コ・ボクテ「いくら忙しくても、私にそのような態度をお取りになっては困りますね」
キム議員「分かった。連絡する」

キム議員は逃げるように立ち去る。
その後ろ姿を見送り、コ・ボクテは楽しげに笑った。

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コ・ボクテが馬舎の外へ出てくると、向こうから歩いてきた人物が「コ会長」と声を掛ける。
「おぉ、久し振りだな、ヒョン室長」そう言って、笑顔で握手を交わした相手はシネの夫、ピルサンだった。
「ユ会長はお元気か?」二人は親しげに並んで歩き出す。

ピルサン「事業の方はいかがです?」
コ・ボクテ「訊くなよ。息も絶え絶えだ」
ピルサン「会長に一つご提案してもよろしいですか?」

コ・ボクテが足を止め、ピルサンを振り返った。

コ・ボクテ「提案?」
ピルサン「ユ会長には内密にお願いします」

コ・ボクテの視線が鋭くなる。

ピルサン「私どもテジョングループはアメリカのCワールドグループと手を組んで、永宗島にカジノを含むリゾートを建設する計画があるんです」
コ・ボクテ「…。」
ピルサン「全事業規模は20億ドル、2兆ウォンを超える事業になります」
コ・ボクテ「そこに俺が一枚噛むことが出来るのか」
ピルサン「会長がお望みなら、私が話を進めてみましょう」

コ・ボクテが興味深そうに微笑み、頷いた。

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ヨンダルはPC画面に釘付けだった。
ポーカーの大会の動画を見ているのだ。
そこへ入ってきたジャンスが「何回観るんだ?」と隣に腰を下ろした。

ヨンダル「いくら見ても飽きないな」
ジャンス「(画面を見て)見たことないやつだな。何だ、これ?」
ヨンダル「毎年1回、ラスベガスで世界チャンピオン大会がある。決勝のダイジェスト動画だ」

画面の中では勝負を終えた両者が健闘をたたえ合っている。

ヨンダル「これはな、アメリカの放送局で生放送されるんだ。優勝賞金はいくらだと思う?」
ジャンス「いくらなんだ?」
ヨンダル「1000万ドル」
ジャンス「…100億?!」
ヨンダル「110億だ」
ジャンス「おい、110億なんて人生ガラッと変わるな!」
ヨンダル「金だけじゃない。世界的なスターになる。この大会に出るのが俺の夢だ」

ジャンスは可笑しそうに笑った。

ジャンス「ホ・ヨンダルにも夢があったのか?」
ヨンダル「あぁ。どれだけクズ扱いされたって、俺には俺なりに夢がある」

ヨンダルは画面をじっと見つめたままそう言うと、拳でガツンとテーブルを叩いた。

ヨンダル「見てろよ。俺はこの大会に出て、必ずチャンピオンになってやる」
ジャンス「ラスベガスに行くだけでもイイだろうなぁ」

#ジャンスって素直ないいヤツだよね^^
こういう単純でいいヤツが悲劇に遭うのが常ですが…

そこへジャンスの携帯が鳴る。

ジャンス(電話)「はい。今一緒にいますよ。えぇ、一度聞いてみます」

ジャンスはそう言うとすぐに電話を切った。

ヨンダル「誰だ?」
ジャンス「チャンマダムがお前に用だってさ」

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ある事件現場。
黄色いテープで囲まれた一帯の中央には、白い布に覆われた遺体がまだ科学捜査官の捜査を受けていた。
そこへやって来たシネに警官が状況を説明する。

警官「(上の方の鉄骨を指さし)そこに首を吊って自殺をしたんです」

シネは黄色いテープをくぐり、遺体に近づいた。
手袋をはめ、遺体を覆った布をめくる。
彼女は首に残った痕を確かめた。

シネ「何で首を吊ったんです?」
科学捜査官「これです」

科学捜査官が差し出したのは、黒くて太めのケーブルのようなものだ。
彼女はそれを手にとって見るとすぐに返し、立ち上がった。

シネ「解剖してみないと分かりませんが、自殺だと断定するのは難しいでしょうね」
警官「首をくくっているのを私の目で確かに見たんです」
シネ「自殺しようとしている人が、わざわざこんな硬い電線で首をくくる理由はありません。もっと柔らかい布や紐でくくるでしょう」
警官「…。」
シネ「電線以外に適当な道具がなかったと仮定しても、首吊り自殺をする人の大部分は足の届く高さで首をくくります」
警官「(頷く)」
シネ「(上を見上げ)あの高さで首をくくるのは不可能でしょう。他人の助けなしには」
警官「…。」
シネ「誰かが殺し、自殺に偽装した可能性が高いですね」

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ドンスを除く広域捜査隊の面々は仲良く顔を突き合わせ、あみだくじで盛り上がっていた。

ジン「タク刑事は3万ウォンにご当選!」

逃げようとしたタク刑事を捕まえ、続きが行われる。

ジン「次は班長!ジャジャーン」

歓声が上がると、デスクにいたドンスが顔を上げた。

ジン「班長は10万ウォンご当選!!!」
ドンス「(呆れて)こいつらイカサマか。何で俺ばっか毎日10万ウォンなんだよ」

ドンスが放り投げたペンを、皆慣れた動作でかわす。

ジン「班長の悪運を私たちのせいにしないでくださいよ。10万ウォンください」

「10万ウォン♪班長♪班長♪」皆が囃し立てる。

そこへ隊長が入ってきて声を掛けた。

隊長「今日は俺がおごるから、金はいらんぞ」
ドンス「!」

彼は隊長の後ろに立っているシネに視線をとめる。
「隊長♪隊長♪」皆が大喜びする中、見つめ合うドンスとシネに気づいたジンから笑顔が消えた。

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シネとドンスは隊長室で顔を合わせていた。

隊長「こちらは科学捜査隊のファン・シネ医師、(ドンスを指し)こっちが…」
シネ「私、チャン班長のことよく知ってます」
隊長「どうして?」
ドンス「話せば長くなりますよ」
シネ「(微笑)」
ドンス「それで…何事です?」
隊長「お前のチームで事件を任せることになった」
ドンス「?」
隊長「1年前、インターネット不法賭博で一斉検挙したことがあったろ」
ドンス「えぇ」
隊長「そのとき捕まえた中で、ト・ギチャンって奴を覚えてるか?」
ドンス「…。」
隊長「そいつが刑務所で死んだ」
ドンス「!」
シネ「自殺に見せかけた他殺です」

ドンスは驚き、大きく息を吐きだした。

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隊長との話を終えた二人は、警察署の廊下に出てくる。

ドンス「監察室のヤツらは?」
シネ「適当に誤魔化したわ」
ドンス「?」
シネ「だけど、治療が必要だっていう判断は変わらないわ。治療を受けることは秘密にしてあげる」
ドンス「…。」
シネ「私の治療を受けるのが嫌なら、他の精神科医を紹介してもいいわ」

ドンスは何も言わず、外の風景に目をやった。

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チャンマダムは賭博場の様子をモニターでチェックしていた。
そこへジャンスを連れたヨンダルがやってくる。
マダムはモニター画面の一つを指さしてみせた。

マダム「あそこよ。見えるでしょ」

画面の中には若い男が座っているのが見える。
彼をカモにしろと言うのだ。

マダム「相当な金持ちらしいわ。見たところ実力もなかなかのものよ」
ヨンダル「力のあるやつ相手にどーすんだよ。知り合い?」
マダム「いや、初めてのお客よ。あんた、金はある?」
ヨンダル「もちろん」

ヨンダルは財布を出す。

ヨンダル「ほら。2000でいいだろ?」

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さっそく賭場に出たヨンダルは、マークした男… ヤンハのいるテーブルに向かった。

ヨンダル「ご一緒していいですか?」

ヤンハが手を止め、顔を上げる。

ヤンハ「どうぞ」

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事務所にマンガンが戻ってくる。
マダムがモニターを見つめたまま、ディーラーの交代を指示した。

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ヤンハとヨンダルのいるテーブルに、妙に明るくマンガンがやってくる。

マンガン「ディーラー交代しますよ」
ジャンス「あっ?」

ジャンスは驚いて声を上げた。
交代にやってきたディーラーは… ジョンヒだったのだ。

マンガン「(ヤンハに)今日はずいぶん運がいいですね」

ヤンハがふっと微笑み、何気なく視線を上げると、彼の目がふいに止まった。
ヨンダルの目も同時に一箇所に集まる。
彼らの視線の先に、すました顔で準備にかかるジョンヒの姿があった。

010

ヨンダル(心の声)「あいつ、何でこんなところに…?」

ヤンハは遠慮もなくジョンヒを見つめ、冷たく微笑んだ。

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ドンスたち捜査チームはいつもの店で飯をかきこんでいた。
料理に文句をつけるジンを前に、「俺たちはそう思ってないから、こいつに飯はいらない」と淡々と言うドンス。
「言われなくてもそうするわよ、この生意気女」女主人はそう言い捨てる。
おそらくいつもの光景だ。

そこへタク刑事が遅れて入ってくると、ドンスの隣に座った。

タク刑事「班長、死んだト・ギチャンの記録を見ていたんですがね、面白いことを見つけたんですよ」
ドンス「何だ?」
タク刑事「ホ・ヨンダルが何度か面会に来てるんです」
ドンス「?」
タク刑事「舎北の賭博場を売るときですよ、あのチンピラが…」

ドンスが顔を上げる。

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いつの間にここまで上達したのか、ジョンヒは慣れた手つきでカードを切ると、一同に配った。

ヨンダルがそっとカードの端をめくる。
AとQ だ。彼の目に力がこもった。

ヨンダル(心の声)「これが最後のチャンスだ。座ってから2時間、まるで水に溶けていくように金が出て行った。(ヤンハをチラリと見る)初めて見るあいつが上手いせいか、それとも突然ディーラーとして現れたオ・ジョンヒ… あの女のせいか…」

ヨンダルの向かい側でヤンハが軽くカードをめくった。
Aと2。

参加者が自分のカードに応じてチップを出す。
「レイス」ヨンダルが上乗せを宣言する。「あと200」
その声に、ヤンハが冷ややかに笑った。

ヤンハ「さっきから言いたかったんだけど、レイスじゃなくてレイズですよ。レースは走ることでしょ」
一同「…。」
ヤンハ「馬が走る、犬が走る、そういうとき使うんですよ」

ジョンヒが小さく笑った。

ヨンダル(心の声)「畜生…。とんだ疫病神だ」

ヤンハはまだ可笑しそうに肩を揺らしている。

ヨンダル「レイスだろうがレイズだろうが勝てばいいんだろ?」

ヤンハはニッコリと余裕で笑ってみせた。

さて、いよいよジョンヒが場札を順番に表に返す。
J、2、7。

ヨンダル(心の声)「よし!あと一枚来れば決まりだ」

神経戦がさらに熾烈になる。
「コール」ヤンハがチップを出す。

ヨンダル(心の声)「いいぞ、こいつ。調子に乗ってコールしてるうちに泣きを見るぞ」

ジョンヒが4枚目の場札をめくる。2だ。
さらにチップが追加される。

最後のターン。場札が揃った。5枚目は9。

ヨンダル(心の声)「参ったな。何もないぞ」

「チェック(※何も賭けない)」ヤンハが静かに両手を組んだ。

ヨンダル(心の声)「チェック?あいつ何もないんだな。チャンスだ」

ヨンダルは手持ちのチップを全て前に出すと一声掛けた。
「オールイン」

ヤンハの眉がかすかに上がる。
二人の視線がまっすぐぶつかった。

トライアングル ジェジュン イム・シワン
ヨンダルが先に視線を外すと、ヤンハが笑みを浮かべる。

ヤンハ「コール」
ヨンダル(心の声)「(しまった!)」

「カードをオープンしてください」ジョンヒがヤンハに声を掛ける。
Aと2。

ジャンスが先走って小さく歓声を上げる。
「負けだ」期待に反し、ヨンダルは持ち札を投げ出した。

ジャンス「え?なんでだよ!あの金がどんな金だと!!!」

ヨンダルにジョンヒの静かな視線が突き刺さり、彼は思わず目を伏せた。
「行くぞ」彼は席を立つ。

ヨンダル(心の声)「出て行く間、背後でジョンヒの視線を感じた。こっ恥ずかしくてどうにかなりそうだった」

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仕事を終えてジョンヒが事務所へ戻ると、マダムが上機嫌で彼女を迎えた。

マダム「今日はご苦労だったわね。これ、あんたの分のチップよ」
ジョンヒ「(封筒を受け取り)ありがとうございます」
マダム「今、外に出れば大儲けした男前のお客が待ってるわ。行ってお酒でも一杯やりなさい」
ジョンヒ「えっ?私がどうして?」
マダム「あんたね、いくら貸してると思ってるの?ディーラーだけじゃ到底返せないわよ」
ジョンヒ「…。」
マダム「体を売れって言ってるわけじゃなし、一緒に一杯やればそれでいいの」
ジョンヒ「…。」
マダム「あんたをスカウトしたのはね、それも全部計算してのことよ」

ジョンヒが着替えて外に出てくると、停まっていた車のクラクションがなった。

ジョンヒ「!」

驚いて立ち止まった彼女の前で、運転席の窓が静かに開く。
「乗って」ヤンハが声を掛けた。

ジョンヒ「私、外でお客様とお付き合いしないんですけど」
ヤンハ「そう?じゃあ、仕方ないな」

ヤンハは軽く微笑むと、あっさり車を発進させた。

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文無しになったヨンダルたちは、呆然と橋の上を歩いていた。

ジャンス「1億もどーすんだよ?!キチャン兄のこと分かってんだろ、俺たち死んだも同然だ。どんなに怖い人かお前の方がよく知ってるじゃないか!フィリピンのヤツらに…」

「なぁ」ヨンダルが立ち止まる。

ヨンダル「1億だけ。あと1億だけ使おうぜ」
ジャンス「お前、マジで死にたいのか!!!」

「おーい、ホ・ヨンダル!」そこへ誰かの声が飛んだ。
近くに停めた車の中からクク刑事が手招きをしている。

ジャンス「(小声で)バレたのか?」
ヨンダル「知らねーって」

車から降りて来たクク刑事に、ヨンダルは深く頭を下げた。

クク刑事「お前、ト・ギチャン知ってるよな?」
ヨンダル「…えっ?(視線が泳ぐ)えぇ、はい。けど、それが何か?」
クク刑事「お前、先月面会に行ったろ」
ヨンダル「刑事さんがどうしてそれを?」
クク刑事「キチャンのやつ、刑務所で死んだぞ。自殺だ」
ヨンダル「… えっ?」
クク刑事「お前、面会に行って何か変に思わなかったのか?」
ヨンダル「い、いえ。特に何も無かったけど…。ホントに死んだんですか?」
クク刑事「(ジーっ)」
ヨンダル「また生き返るとか、そんなことないですよね?!」

「確かに死んだんですよね?」ヨンダルは込み上げる喜びを隠すこともできず、クク刑事に問い返した。

クク刑事「おい、あいつが死んで何でそんなに嬉しいんだ?」
ヨンダル「…。」
クク刑事「お前、ひょっとしてあいつに金借りてたのか?」
ヨンダル「いえ、そんなんじゃなくて」
クク刑事「もし何か思い当たることがあったら俺に連絡しろよ」

クク刑事の車が走りだすと、ヨンダルはゆっくりとジャンスの元へ戻る。
「何だ?何だよ?」ジャンスは気が気でなかった。

ヨンダル「(神妙に)ジャンス」
ジャンス「おっ?」

ヨンダルは力いっぱいジャンスに抱きついた。

ヨンダル「助かった!助かったんだ!!!」
ジャンス「何だよ!何だって?!」
ヨンダル「ト・ギチャンが死んだ」
ジャンス「えっ?」
ヨンダル「自殺したらしい」
ジャンス「…。」
ヨンダル「これであの金は全部俺たちのモノだ。全部俺たちのモノなんだって!」
ジャンス「…助かった!」

ようやくホッとしたジャンスだが、すぐに顔色が曇る。

ジャンス「けど、キチャン兄貴は俺たちのことを信じてくれてたのに、喜びすぎなんじゃないか?」
ヨンダル「あぁ、それは…。おい、死んだ人は死んだ人だ。とりあえず俺たち助かったじゃないか」
ジャンス「あの金の本当の持ち主はフィリピンにいるヤツらなんだろ?」
ヨンダル「それは俺だって聞いたがな、心配すんな。フィリピンのヤツらは手配中だ。韓国には絶対入って来られない」
ジャンス「…。」
ヨンダル「行くぞ」
ジャンス「どこに?」
ヨンダル「どこって決まってんだろ」

ヨンダルは来た道を再び歩き出す。
ジャンスは仕方なく彼に続いた。

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再び夜の林のなかでショベルカーが音をたてる。
彼らは周りを警戒しながら、掘り出した大金を大急ぎで袋に詰めた。

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ヨンダルたちが去り、静かになった林の中。
何者かが歩いてくると、すっかり掘り返され、からっぽになった跡を見下ろす。

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ヨンダルとジャンスは大金の詰まったバッグを担ぐと、その重さに唸りながら人気のない階段をあがる。
彼らだけのアジトに到着すると、ようやく二人は荷物をおろした。
顔を見合わせ、一気にバッグを開ける。
あふれんばかりの札束が顔を出すと、彼らは気が狂ったように札束を浴びた。

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ここでエンディングです。

本来ならもっとポーカーを勉強してから書くところなんですが、
中途半端な書き方になってすみません。
ポーカーのシーン、まだまだ出てきそうですね(戦々恐々)
アメリカのチャンピオン大会の映像に、昔「オールイン」でこんなの見たなぁと思いつつ、ほとんど何も覚えてない…。

さてと…
ヨンダルたちが掘り返した大金が後で大変なことになるのは確実ですが、
他にも気になることがいろいろ出てきましたね。

金の隠し場所を知っていた謎の人物。
彼はキチャンの死に関わっている可能性があるでしょうし、
コ・ボクテに極秘にビジネスを持ちかけたピルサンは一体何者なのか、
それが後で妻のシネと何か繋がってくるのか。
そうなれば、シネのラインからもコ・ボクテのラインからもドンスが絡んでくることは間違いありません。
もちろん、大前提である”実は3兄弟”発覚で人間ドラマとしても大いに盛り上げて欲しいところ。

すでに複雑すぎて、ぼーっとしてしまいます^^;

ではでは、長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

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