商道~サンド【今日のワンフレーズ】(音声付)
商道(サンド)12話より
熱心に残業するサンオクを見かけた都房。「早く仕事を覚えて金を稼ぎたいのです」というサンオクに、
教えたことは…?
장사란 건 말이야, 돈을 버는 게 아니라 사람을 버는 거야.
チャンサラン ゴン マリヤ トヌr ボヌンゲ アニラ サラムr ボヌンゴヤ
商売というものはな、金を稼ぐのではなく人を稼ぐのだ。
이문을 남기는 게 아니라 사람을 남겨야 돼.
イムヌr ナmギヌン ゲ アニラ サラムr ナmギョヤ ドェ
利益を残すのでなく、人を残さなければ。
ちょっと聞き取りにくい話し方なので、細かい部分がもしかしたら聞き取り違いをしているかもしれません。
<商道>
「チャングムの誓い」「ホジュン」のイ・ビョンフン監督演出。
朝鮮最高の商人といわれる、イム・サンオクの生涯を描いたドラマです。
身分制度のために不条理なことが多い宮廷物より、商人がのし上がっていくこのドラマの方が共感できてイイ!という人も♪
>>それぞれの語や文法を見ていきましょう。
「朱蒙」「海神」「ソドンヨ」「テジョヨン」「太陽人 イ・ジェマ」「太祖王建」などから、
日本人にはわかりづらい事実や習慣を、ドラマの具体的ストーリーに沿って解説。なかなか好評の本です♪
1.란 「~という…」
~라고 하는…(間接話法) の略。
例:김미희란 사람 알아?(キム・ミヒって人、知ってる?)
2.~말이 「~のこと、~の話」「(語調を整える)~だけどね」
例1:아까 만난 그 사람 말인데,~(さっきあった彼のことなんだけど、~)
例2:그런데 말이야,~(ところでさぁ、~)
例3:나는 말이다, ~(私はね、~)
例2と例3は1クッション置いて、語調を整えるような役割をしていますね。
3.벌다 「稼ぐ」
ㄹ語幹活用ですので、버는 벌었다 벌어서 벌면のように活用します。
알다 (知っている)と同じだと思えば簡単!
4.남기다 「残す、利益を得る」
「利益を残す=利益を得る」という意味合いもあるんですね!
参考:남다 (残る)
5.아야 되다/ 어야 되다 「~すべきだ、~しなければならない」
<되 なの? 돼 なの?>
この「~すべき」という表現や、「~してもいい」などのときに出てくる「되다 」。
ところが、この本文のように「돼」と書かれていることも多く、ハングルを学び始めて間もないころは、
誰もが迷う(私だけか?!)こと♪
原形は되다 で、돼となっているのは、連用形되어を縮めたものです。
ですから…
例1:이랗게 하면 된다.(こうすればいい)
例2:이렇게 하면 됩니다.(こうすればよろしいです)
例3:이렇게 하면 돼요.(こうすればいいんです)
例4:이렇게 하면 되잖아.(こうすればいいじゃない)
例5:이렇게 하면 됐어요.(こうすればよかったんです)
…みたいになります。(やくがぜんぶひらがなでわかりにくい…)
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Comment
初めて立ち寄り、初めて書きます。立派な構成と丁寧な内容に感心しました。
韓国ドラマに興味はないのですが、最近ちょっと気になるので、書いてみます。
「韓国時代劇66の謎」という本の紹介をがされていますが、
「韓国時代劇」という言葉がそもそも日本語にあるのでしょうか。
本国の韓国にはあるのかもしれませんが、<この本の製作者が、韓国にもそういう言葉がちゃんとあって、それを訳した>というのなら理解できますが、少なくとも日本にはないと思います。
日本では大河と時代劇は異なる分野です。境界不明な、焦点の絞れていない作品も多々あると思いますが、基本的には異なります。簡単にいえば、ノンフィクションかフィクションかの違いであり、説明的な言い方をすれば、<史実に基づいてやや推測や作り手の願望やメッセージをこめながら歴史の大きな流れの中で人間を描く>のが大河で、<時代は(主に)江戸時代に設定されているが話自体はフィクションで、作り手の願いや希望(例えば日本人としてこうありたい、こういう将軍がいたら、こういう上役がいたら、こういう奉行がいたら、など)がこめられながら、比較的小さな空間で人情劇が描かれている>のが日本でいうところの時代劇だと思います。また、そもそも「時代劇」という言葉自体、日本で作り出された(いつ、誰が、までは詳しくなるので省きますが、興味がある方は調べてみてください)言葉であり、言葉が生まれるということはそういう概念が生まれたから、名前が生まれたわけです。
結論をいそぐと、上に書いたようなことの是非はともかく(雑に書いたので異論もあるとは思いますが、とりあえず認めていただくとして)、「韓国時代劇」なる概念がそもそもあるのかという疑問があるということです。
俗に、韓国文化を否定する方も多いとは思いますが、そういう意見ではありません。「韓国時代劇」が、あるのか、存在するのか?という疑問を持っているということです。
単発では、あるにはあると思います。詳しい方なら、これとこれ、という風に指摘できるでしょう。そういうミクロな話ではなく、
日本でいう「時代劇」のように、時代劇に携わる業界人がいて、役者がいて、舞台製作者がいて・・・というように時代劇という業界、産業がちゃんとあるのかということです。主役や悪役の頭にはやはり歌舞伎役者じゃないとダメだということで歌舞伎界からの出演をお願いする、衣装関係は呉服業界の老舗がバックアップする、和装小物はこれまた老舗がスポンサーになっている、というような時代劇をまたその裏からささえる業界・産業があるんでしょうか。
そいういう意味で、最近時々みられる「韓国時代劇」という表現に大いに??です。繰り返しになりますが、単発では、日本の「時代劇」の範疇に相当する作品はあると思います。ただ、この本に載っているようなドラマや映画は、全て「韓国時代劇」か?というと、違うと思います。
せっかくなので、補足して書きます。
こういう記事を読みました。
http://www.news.janjan.jp/culture/0710/0710150968/1.php
これを読みますと、
一つ、韓国では「大河ドラマ」と「時代劇」が区分されていないのではないか。
一つ、韓国ではちゃんと区分があるのに、それを知らずにこの書き手は書いているのではないか。あるいは、この書き手自身が、日本に紹介する際に、日本の大河ドラマと時代劇の区分を知らずに、大雑把に、適当に書いているのではないか。
一つ、末尾にでてくる歴史研究者らしき人は、これまた大河と時代劇の区分も知らずにコメントしているのではないか。
というようなことを感じてしまいます。
長くなってしまったので、もう一度、私の主張を整理して書きますと、
韓国に大河ドラマと時代劇の区分があってもなくても、それは重要ではなく、
区分がなくても、日本に輸入するときは、キチンと区分して扱うべきであり、
区分があるなら、なおさら、日本の区分にいま一度照らし合わせて、キチンと輸入すべきということです。
ここ(日本)は外来文化を大切に輸入し、時間をかけて研究して、完全に消化し、自国の発展に寄与させてきた国です。ここで述べた苦言は韓国文化そのものに対するものではなく、韓流とよばれる現象に携わる人たちの、いい加減な輸入行為を嘆き、糾弾するものです。
そういう意味で、現在を過渡期ととらえるならば、
管理人の方が、いい加減な情報に流されず、
ひとまず「韓国ドラマ」という表現で大きく括っているのは、
妥当なことだと思います。
>隣国の文化を謙虚に学びたいさん
コメントありがとうございます。
文化を正しく捉えたいというその深いお考えに敬服いたします。
お考えはとてもよく分かりました。
私は韓国ドラマを観るのが好きで、韓国語も勉強していますが、ドラマ界の事情などについては分かりません。
知っていることや、調べて分かった範囲で書かせていただきますね。
1.「韓国時代劇」という言葉
記事の中で広告として載せた本のタイトルにある「韓国時代劇」は、韓国ドラマの中の”現代劇でないもの”をひっくるめて総称したものでしょう。
紹介文に挙がっているドラマ名(朱蒙や太祖王建など)はどれも大河ドラマに分類されるものではないかと思います。
この本には「時代劇」と書かれていますが、日本でこのようなドラマが紹介されているときは「韓国の大河ドラマ」と紹介されていることの方が多いように思います。
2.韓国での実際の呼び名
検索して調べてみました。
その結果、日本で言う「大河ドラマ」は韓国でも「대하드라마(大河ドラマ)」と呼ばれています。
日本の「時代劇(水戸黄門や必殺仕事人のようなものですよね?)」に当たるようなドラマが韓国であるのかどうか、はっきり申し上げられないのですが、日本で一番オーソドックスな「1話完結の勧善懲悪物」というジャンルは、おそらく韓国にはないんじゃないでしょうか。(日本に知られていない韓国ドラマの中には、もしかしたら存在するかもしれません。)
大河ドラマには当たらない時代物のドラマと言うと…「快刀ホン・ギルドン」や「チェオクの剣」がそうでしょうか。(実在の人物を扱わず、実際の時代の流れに沿ったものではありません。1話完結ではなくストーリーがあります。)
このような作品は韓国では「사극드라마(史劇ドラマ)」と呼ばれているようです。
3.「時代劇」をそのまま韓国語にした「시대극」で検索した結果、これは「日本の時代劇」に対して使われている言葉でした。
「韓国時代劇」という言葉は、日本側で作られた言葉で、分かりやすいように日本人に馴染みのある「時代劇」という使っただけではないかという気がします。
4.韓国に「時代劇業界」「時代劇産業」があるのか?
日本で言う「時代劇」というタイプのドラマはないんじゃないか?と申し上げた後なので、ちょっとチグハグになりますが…。
時代物のドラマ専門の役者というのは存在しないように思います。
たまたまそういう作品で多く見かける役者さんもいらっしゃいますが、現代劇にも同じように出ていらっしゃいます。
大河ドラマばかり撮影している監督さんはいらっしゃいますし、日本で言う「太秦映画村」のような、時代物の撮影に使われるテーマパークは存在します。
以上、事実と推測が混じってしまい、分かりづらくて申し訳ありません。
外国文化の輸入について考える機会を与えてくださってありがとうございます。
また、これを読まれた方の中で「事実と違うよ!」という点があれば、ぜひご指摘くださいね。
管理人さま
長々と、突然、書いたことにたいし、たいへん懇篤なレスをいただきまして、感謝です。しかと拝読いたしました。
まずは、やや仔細なことになるやもしれませんが、いくつの点について、当方の感じること、書いてみます。
時代劇は、
1)テーマが多岐にわたるが、その一つが勧善懲悪にすぎない。
2)1話完結か、シリーズモノか、または映画か、テレビドラマか、活字か、といった形式はいっさい関係ない。その内容によって、「大河」か「時代劇」か、を区分すべき。
と思います。
補足ですが、時代劇とは、
1)年寄りが見るもの。
2)いつもラストシーンが同じ(ハッピーエンドまたは正義・善が勝つ。=勧善懲悪)
3)時代考証・再現がお粗末(背景に電信柱が映っている、カツラがバレバレ、英語?が台詞に入っている・・・など多数)
などの一種の偏見がありますが、
ちゃんとした説明にならないかもしれませんが、
時代劇の(私が考える)特徴・性質・狙いを列記するならば、
1)最後に正義や善が勝つ話を、年配の人は好む。それはなぜなのか?
2)これも1)と似ていますが、どこかでかならず真実を誰かが見ていてくれる(例:水戸黄門や遠山の金さん)はず、という想いが強い視聴者が多い=年配の方々。
3)悪が勝って終わり、という不条理モノもたくさんある。また、悪党の頭目がたいへん魅力的に描かれている場合がある。それはなぜか?
4)さらに、悪が正しいのか、正義が間違っているのか、またはその逆なのか、よくわからない結論のものも多数ある。悪人がある時何を思ったか善をはたらき、善人ができ心から悪事をはたらく話も、多数あり。
5)時代劇に、英語やフランス語や、現代のはやり言葉が登場するのは、一種の洒脱である。そんなことは製作者もわかっている。あきらかにわざとである。時代モノの原作者もわざとそういう台詞を挿入したりする。→遊び心
6)これも5)に似ていますが、背景に電信柱が映っている、カツラがずれて地毛が見えている、刀を逆に差している、
などは、本当に間違っている場合もあるが、シャレでやっている場合も多々ある。
ちなみに、必殺シリーズは遊び心が行き過ぎの嫌いがある(と私は思う)。
キリがないので、これぐらいにします。うえに書いたことのうち、
「なぜか?」と考えてみること、重要だと思います。
さて、管理人さまのレスを拝読して、私が思ったのは、
貴ページをたまたまみて書き込んだにすぎませんが、
内容が丁寧なこと、
とても熱心なこと、
何かお考えがあっての製作に違いないと思ったこと、
等々、全て、当方の見込んだ通りだと合点しました。
そう踏んだ上で、私も愚見を書き込みましたが、
本当によかったと思います。
また、「一部不確かなこと」との断り書きがあるものの、
いろいろ調べてくださったこと、たいへん参考になりました。
私もこれを機に、隣国の文化に本格的に興味を持とうと思いました。
最後に、全くの予備知識なしでの発言です。
韓国は歴史も長く、
「時代劇の材料となり得る、ストーリーの素材、豊富にあるはず」です。
間違いない!
今後、「韓国時代劇」なる言葉が真に誕生し、
「韓国時代劇」界が形成され、
日本に正式に紹介されることを、大いに期待するものであります。
>隣国の文化を謙虚に学びたいさん
時代劇の定義、面白いです。
いい人が死んでしまって悲劇で終わることはよくあった気がしますが、悪が勝って終わることも多いんですね。「めでたしめでたし」で終わることが普通になってしまっていると、当然そのパターンを破った結末も出てくるはずですよね。でも、たくさんあるとは知りませんでした。
悪の頭目がとても魅力的なことは韓国ドラマでもよくあります(笑)
ただ、それは私利私欲のために悪事を働く人でない場合が多い気がしますが…。
私も時代劇を観ていて、「江戸時代にそんな言葉あるわけないやん!(←関西人です)」と突っ込んだ覚えがあるんですが、遊び心だったんですね。
わざと突っ込みどころを入れた部分も、本当に間違えちゃった部分も、こういうところがあるとかえってドラマに親しみが湧く気がします。
韓国ドラマは通常週に2話ずつ放送され、CMなしで1話60分を超えることが多く、とても厳しい日程で撮影されるせいか、映ってはいけないもの(マイクなど)が映っていたり、一つのシーンの中で衣装が微妙に変わっていたり、そういう部分が結構あるんです。
それが「間違い探し」のようで楽しくもあり、作っている人の人間味を感じられる魅力の一つでもあったりします。
当ブログにお褒めのお言葉をいただき、ありがとうございます。
私が知っていることや持っているスキルで、隣国の文化に興味を持たれた方へのささやかなお手伝いが出来て光栄です。
韓国ドラマには興味がおありでないとのことですが、ストーリーや心情表現、情景、そして表現豊かな役者さんの演技など、素晴らしい作品がたくさんあります。
もし機会があればぜひ何かご覧になってみてくださいね。