韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

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太陽を抱く月10話:後半の書

   

太陽を抱いた月10話を聞き取って遊ぶ週末。後半です。

雲剣♥
宮内での束の間の逃亡シーン同様、原作の萌えポイントはドラマでは物足りぬ(ボソッ

+-+-+-+

(ウォルに今夜はもう必要ないと言い渡し、歩き出したフォン)

フォン:
운아. 저 아이에 모르게 가는 길을 살펴 주거라.
또한 돌아오는 길에 들러야 할 곳이 있다.

雲。あの娘に分からぬよう、帰り道を見届けてくれ。
それから、戻ってくるときに寄ってもらう場所がある。

+-+-+-+

(外に出て、そこにウォルがいるのに気づくノギョン)

ノギョン:
지밀을 지킬 시각에 어찌 나와 있는 거이냐?
무슨 일 있었던 게야?

殿下の寝室にいる時間になぜここに?
何かあったの?

ウォル:
신무님…저는 대체 누구입니까?
부모님께 버림 받고 거리를 헤매는 제게 신기가 느껴져서 신무님이 거두셨다 하셨지요.

神母様… 私は一体誰なのですか?
両親に捨てられて彷徨っている私に神気を感じて、神母様が引き取ったとおっしゃいましたよね。

ノギョン:
갑자기 그건 왜 묻느냐?
なぜ急にそんなことを?

ウォル:
근자에 들어 자꾸만 이상한 것들이 눈에 보입니다.
분명 다른 이의 기억을 읽어낸 것일 텐데
마치 제 것처럼 느낌이 강렬해서 혼란스럽습니다.

近頃しきりに妙なものが見えるのです。
他人の記憶を読んでいるに違いないのですが、
まるで自分の記憶のように強烈で… 混乱してしまいます。

ノギョン:
아직은 신력을 제대로 다스리지 못해 생겨난 착각이다.
허니 과거에 연연해하지 말거라.

まだ神力を自由に操れずに錯覚が起きるの。
だから、過去に執着してはいけないわ。

ウォル:
제가 그 기억의 주인일리는 없겠지요?
아무리 닮았다 한들 그 사람이 될 수는 없겠지요?

私がその記憶の主であるはずはないですよね?
いくら似ているといっても… その人にはなれませんよね?

ノギョン:
!!!

+-+-+-+

(夜も更けた許家。ヨムが庭に佇んでいると陽明君が現れる。二人が話しているとさらに、後ろに何者かが)

ヨム:
재운!
자네가 야심한 시각에 어쩐 일인가?

題雲!
こんな夜更けにどうしたんだ?

陽明君:
깜작이야!
어찌 그리 기척도 없이 나타난 겐가?
설마 나차럼 월담이라도 한 것인가?
びっくりするじゃないか!
気配もなしに現れるなよ。
まさか、私のように塀を越えたのか?

雲:
워낙 야심한 시각이라.
夜も遅いので…。

ヨム:
어명으로 온 것인가, 벗으로 온 것인가?
御命のために来たのか?友人として来たのか?

(ヨムの部屋へ移動した3人)

雲:
의빈대감께 일간 궐에 입궐하시라는 어명이 계셨습니다.
儀賓大監に近々入宮するようにとの御命をくだされました。

ヨム:
갑자기 무슨 연유로 입궐을 명하신 겐가?
急になぜ入宮せよと命じられたのだ?

雲:

ヨム:
하긴.주상의 명이 있기 전에 입을 열 자네가 아니겠지.
そうだな。主上の命令なしに口を開く君じゃない。

雲:
어명을 전했으니 그만 가보겠습니다.
御命をお伝えしたので、これで失礼します。

ヨム:
벌써 가는 겐가?
もう行くのか?

雲:
자리를 너무 오래 비웠습니다.
任務をずいぶん長く離れてしまいましたので。

(立ち上がろうとして、部屋の隅に置いてあった手紙に目が止まった雲)

ヨム:
우리 연우가 생일선물이라며 만들어 준 거라네.
ヨヌが誕生日の贈り物に作ってくれたんだ。

雲:
허면 누이 분에 서체입니까?
ならば、妹殿の筆跡なのですか?

ヨム:
그렇다네.
あぁ。

雲:
솜씨가 예사롭지 않습니다.
並大抵の腕前ではありません。

ヨム:
서화뿐 아니라 학문의 깊이 또한 여인으로 태어난 것이 아쉬울 정도였네.
헌데 그보다도 속깊고 배려심이 강한 아이였다네.

書画だけでなく学問の深さにおいても女人として生まれたのが惜しまれる程だった。
だが、それよりも心の深さや気配りに優れた娘だったんだ。

雲:

ヨム:
헌데 그건 왜 묻나?
ところで、なぜそんなことを?

雲:
그저… 눈에 띄기에 물어본 것 뿐입니다.
ただ… 目にとまったのでお聞きしただけです。

+-+-+-+

(ヨムの家を覗き見ていたソル。帰ろうとすると前に立ちふさがったのは…雲。刀を抜いた雲にとっさに応戦するソル)

雲:
누가 보낸 자냐?
의빈대감 댁을 지켜본 연유가 무엇이냐?

誰の手の者だ?
なぜ儀賓大監の家を見張っていた?

(#ソルが逃げた後、雲が何か呟いてるんですが、何でしょうね、これ)

+-+-+-+

(雲が帰った後、二人になったヨムと陽明君)

陽明君:
김재운 그자가 여인에게 관심을 갖다니 참으로 별일이군.
천지가 개벽할 일이 아닌가?

キム・ジェウンが女人に興味を持つとは… 誠に珍しい。
天地がひっくり返るぞ。

ヨム:
여인이라니요?
그런 것이 아닙니다.

女人だなどと…。
それとは違います。

陽明君:
아니긴 뭐가 아닌가?
어쨌은 여인은 여인은 것을…

何が違うんだ?
女人には違いないだろう。

ヨム:
그러는 대감께서야말로 정인이 생기셨다 들었습니다.
そうおっしゃる大監こそ情人ができたと聞きましたよ。

陽明君:
아… 민화공주가 말 옮긴 게로군.
あ…。ミナ公主から聞いたんだな。

ヨム:
정말이십니까?
저는 그냥 농이라고만 생각했었는데.

本当なのですか?
私は冗談だとばかり思っていたのですが。

陽明君:

ヨム:
정말이시군요!
어떤 분이십니까?

本当なのですね!
どんな方なのです?

陽明君:
글쎄… 어떤 사람일까?
실은 나도 잘 모르네…

さぁな。どんな人なんだろう…。
実は私もよく分からないんだ。

ヨム:
예?
え?

陽明君:
자네 그거 아나?
실은 8년전 최종간택이 있기 전날밤 이 집 별당채의 담을 넘었었다네.

君は知ってたか?
実は… 8年前、最終揀擇の前日、この家の別堂(ヨヌがいたところ)の塀を越えたんだ。

(君が逃げたいなら自分の全てを捨てるとヨヌに伝えるかつての自分の姿)

陽明君:
헌데 자네 누이가 뭐라 대답했는지 아나?
だが… 君の妹が何て答えたと思う?

かつてのヨヌ:
농담이 지나치십니다.
冗談の度が過ぎます。

陽明君:
그 초롱초롱한 눈빛이 너무나 확고해 보여
더는 말할 수가 없었네.

キラキラした眼差しがあまりにも揺ぎなく見えて、
それ以上は何も言えなかった。

ヨム:
대감…
大監…。

陽明君:
헌데 말일세… 말일 그 날 내가…
웃음 따위로 내 마음을 위장하지 않았다면
좀 더 용기를 내어 손을 내밀었다면
그렇게 진심을 다해 도망가자 하였다면
지금쯤 그 아이 내 곁에 있을까?

それでも… もしかして私が…
笑って自分の心をごまかしたりしなければ…
もう少し勇気を出して手を差し伸べたなら…
真心を尽くして逃げようと言ったなら…
今頃、あの娘は私の元にいるだろうか…。

+-+-+-+

(遅くに帰ってきたソルの服が切れているのに気づくウォル)

ウォル:
대체 어디 갔었던 거야?
一体どこへ行ってたの?

ソル:
그냥 옛날에 모셨던 주인 댁에 좀…
ちょっと…昔お仕えしてた主人のお宅に…。

ウォル:
좋은 분들이셨나 보구나.
지금까지도 옛날 주인댁을 찾는 거 보니까.

(心配が解け)いい方たちだったのね。
今でも昔の主人の家を訪ねて行くなんて。

ソル:
예… 정말 좋은 분들이셨어요.
짐승취급도 못 받던 저를 사람대접해 주시고
설이라는 예쁜 이름도 지어 주시고.
아가씨는 그런 분이셨어요…

はい… 本当にいい方たちでした。
家畜ほどの扱いもしてもらえなかった私に人間として接してくださって…
ソルっていういい名前もつけてくださって…。
(ここからは心のなかで)お嬢様は…そんなお方だったんです。

+-+-+-+

(ヨヌの母シン氏のそばでずっと刺繍に付き合うミナ。彼女が欠伸をすると…)

シン氏:
그만 건너가세요.
이제 저 혼자서도 괜찮습니다.

もう部屋へお戻りください。
私一人でも大丈夫です。

ミナ:
아니어요!
어머님께서 기운을 차리실 때까진 한시도 곁에서 떨어지지 않을 겁니다.

とんでもない!
お母様が元気になられるまで一時もおそばを離れませんから。

シン氏:
공주자가 덕분에 기분이 한결 좋아졌습니다.
이제 더는 슬퍼하지 않을테니 …

公主のおかげでずいぶん気分が良くなりました。
これからはもう悲しんだりしませんから…。

(そこへ正装して入ってきたヨム)

ヨム:
어머니… 공주자가께서도 여기 계셨습니까?
母上。(ミナに気づき)公主もここにいらっしゃいましたか。

シン氏:
내가 적적해할까봐 어제부터 한시도 떨어지실 않는구나.
私が寂しいのではと…昨日から一時も離れないのよ。

ヨム:
이리 마음 써 주시니 고맙습니다.
そこまで気遣ってくださるとはありがとうございます。

ミナ:
부부사이에 어찌 그런 말씀을…
서방님, 궐에 드시어요?

夫婦の間でそんなこと…。
(ヨムの服装に気づき)旦那様!宮へ行かれるのですか?

ヨム:
예. 어젯밤 어명을 받았기에.
はい。昨夜御命を受けましたので。

ミナ:
왜 이제야 말씀하시어요?
진즉에 알았으면 소첩도 동행했을 터인데.

どうして今まで仰らなかったのです?!
わかっていれば私も一緒に行きましたのに!

ヨム:
미처 그 생각까지 하지 못했습니다.
다음엔 꼭 그렇게 하겠습니다.
그럼 다녀오겠습니다, 어머니.

そこまで思いつきませんでした。
今度は必ずそういたしますから…。
(母に)それでは行ってまいります、母上。

シン氏:
주상전하께 누가 되지 않토록 잘 조신하거라.
主上のご迷惑にならないように自重するのですよ。

(出ていくヨム。シュンとしたミナに微笑んだシン氏は)

シン氏:
혼자 입궐하여 화나셨습니까?
一人で入宮すると聞いて怒っていらっしゃるのですか?

ミナ:
화가 나서 그러는 것이 아닙니다.
불안해서 그럽니다.

怒っているわけではないのです。
不安なのです。

シン氏:
불안하다니요? 뭐가 그리 불안하십니까?
不安ですって?何がそう不安なのです?

ミナ:
그야 서방님께서 입궐하시면…
それこそ… 旦那様が入宮なさったら…

(宮廷で女官たちの注目を浴びるヨム)

+-+-+-+

(入宮し、すぐさまフォンを訪ねるヨム。フォンは嬉しくて入り口まで出迎える)

フォン:
스승님! 어찌 이리 격조하셨습니까?
제 쪽에서 먼저 청하지 않으면 얼굴조차 보여주지 않는 것입니까?

先生!なぜ久しく便りもなかったのですか?
私のほうから願い出なければ顔も見せてくださらないのですか?

ヨム:
전하, 먼저 예를 갖출 터이니 좌정하시옵소서.
殿下、先にご挨拶をさせていただきますので、お座りくださいませ。

フォン:
예는 무슨.
여봐라! 어서 다과상을 들이거라.
그리고 스승님과 단둘이서만 담소를 나눌 터이니 아무도 들이지 말고 모두 물러가 있거라.

挨拶なんて!
(後ろの内官たちに)おい!茶菓膳をここへ。
それに、先生と二人きりで歓談するゆえ、誰も入れずに皆下がっているように。

(笑顔で下がる内官たち)

+-+-+-+

(ユン・デヒョン一派)

戸判:
의빈이 입궐을 하다니요?
이것이 가당키나 한 일입니까?
평생 몸을 사리면서 조용히 살다 가는 것이 의빈된 자의 숙명이거늘!
어찌 벌건 대낮에 궐 출입을 한단 말입니까?

儀賓が入宮ですと!
それは適切なことですか?!
生涯身を縮めて静かに生きていくのが儀賓たる者の宿命であるものを、
真っ昼間に宮に出入りするとは!

兵判:
그러게 말이요.
자고로 의빈이란 자리는 정치적 활동은 물론이요,
학문적인 대외활동조차 용납되지 않는 것이 엄연한 법도이거늘.

そのとおりですな。
儀賓という座は政治的活動はもちろんのこと、
学問においても対外活動の許されぬ厳然たる法があるものを。

戸判:
위험한 일입니다.
덕분에 궁녀들 사이에서 내 순위만 떨어지게 생기지 않았습니까?

危険です。
おかげで宮女たちの間で私の順位が落ちる事態だ!

兵判:
순위… 라니요?
順位…ですと?

戸判:
그간 궐내에서 미남자 인기순위를 따져볼 때
운검다음이 바로 이 사람이지 않습니까 ?
헌데 이렇게 대세를 흔들고 가버리면 어쩌자는 겁니까?

先日、宮内で美男子の人気順位を調べてみたところ
雲剣の次がまさにこの私だったではありませんか!
それなのに、これほど勢力を揺さぶられてはどうしようもない!

兵判:
흔들릴 대세가 있기나 하오?
揺れるほどの勢力があるのですかな?

都承旨:
이것이 만일 흩어진 사림들을 규합하기 위한 주상의 노림수라면…
万が一これが、散り散りになった士林派の取りまとめを主上がねらったものなら…

兵判:
허나 허염 그자는 사림을 선동하고 다닐 만한 성정은 아니지 않소?
しかし、ホ・ヨムは士林派を先導するような性格ではないでしょう。

都承旨:
허염은 사림들에서 있어 상징적인 존재요.
그 자의 존재 자체만으로도 사람들이 결집되는 계기가 될 수 있소.

ホ・ヨムは士林派にとって象徴的な存在です。
存在自体が学者たちを結集させる契機になるやもしれません。

ユン・デヒョン:
어쩌면 그 아비 허영재 이상의 영향력일지도 모르지.
허염… 날개 꺾인 그자가 대체 궐엔 왜 왔을까?

ともすれば… 父ホ・ヨンジェ以上の影響力があるやもしれぬ。
ホ・ヨム… 翼の折れた者が一体なぜ宮へやって来たのか…。

+-+-+-+

(ヨムはフォンにヨヌの手紙を差し出す)

フォン:
이것이 무엇입니까?
これは何ですか。

ヨム:
제 누이가 남긴 마지막 서찰이옵니다.
이미 지난 일이기에 그저 묻어둘까봐 하였사오나
뒤늦게 나마 서찰의 주인께 돌려드리는 것이 도리라 여겨…

妹が遺した最後の書状でございます。
過ぎた事ゆえ、このまま葬ろうかと思いましたが
今からでも書状の持ち主にお渡しするのが道理だと考え…

フォン:
이것이 정녕 연우낭자가 내게 남긴 서찰입니까?
これが本当に… ヨヌ嬢が私に遺した書状なのですか?

ヨム:
그러하옵니다.
さようにございます。

フォン:
연우낭자가 마지막으로 내게 남긴…
ヨヌ嬢が最後に私に遺した…!

ヨム:
누이가 살아생전 지아비로 여긴 유일한 분이 전하이시옵니다.
설령 죄인의 문서라 하여 태워 없앤다 하실지 언정
그 또한 전하께오서 해주신다면 그리 해 주신다면…
저승에서 나마 누이가 기뻐할 것이옵니다.

妹が生前伴侶にと考えていた方は殿下お一人でいらっしゃいました。
たとえ罪人の文書だからと燃やしてしまうとしても…
それもまた殿下がしてくだされば… そうしてくだされば…
あの世にいる妹も喜ぶはずです。

(手紙をそっと手に取るフォン)

ヨム:
허나 이것으로 그만 누이를 잊어 주시옵소서.
ですが… これでもう妹のことはお忘れくださいませ。

フォン:

ヨム:
전하 곁에는 이제 중전마마가 계십니다.
더 이상 중전마마를 외롭게 하지 마시옵소서.
전하께오서 계속 그 아이의 그림자에서 벗어나지 못하신다면
그는 소신의 누이 또한 바라는 바가 아닐 것이옵니다.
소신과 누이의 간절한 청이오니 부디 받아들여 주시옵소서.

殿下のおそばには中殿媽媽がおいでです。
これ以上中殿媽媽が寂しい思いをなさることのありませんよう。
殿下が妹の影から抜けだせずにいらっしゃったならば、
それは妹の願うところではございません。
私と妹の切なる願いを、どうかお聞き入れくださいませ!

(あまりの悲しみに下を向いたまま言葉がでないフォン)

ヨム:
전하...
殿下…。

フォン:
모두들… 잊으라고만 하는군.
皆… 忘れろとしか言わないんだな…。

+-+-+-+

(ヨムを見送りに出てきた内官)

内官:
의빈대감. 앞으로도 종종 들러 주십시오.
전하께서 내색은 안 하시지만 많이 그리워하십니다.

儀賓大監、これからもときどきおいで下さいませ。
殿下は顔に出されませんが、とても恋しがっておいでです。

ヨム:
의빈 된 자로써 어찌 궐에 두는 발걸음을 가벼이 하겠는가?
부디 자네가 전하 곁에서 잘 좀 보필해 주시게.

儀賓である私が宮にたやすく通えるわけがあるまい。
どうかそなたが殿下のおそばでしっかりお守りしてくれ。

(内官と別れ、歩き出すヨム。その背中を見送り…)

内官:
의빈대감께서야말로 전하의 곁을 지키셔야 했습니다.
儀賓大監こそ、殿下のおそばにいらっしゃるべきお方だったのです。

+-+-+-+

(フォンはヨヌの最後の手紙をそっと開く)

ヨヌ(手紙)
세자저하.
마지막 힘을 내어 이 서신을 남깁니다.
혹여 폐가 될지 그도 아니면 미처 전해지지 않을지 모르나
이리 적습니다.
소녀… 떠나기 전에 세자저하를 뵈온 것 만으로도 많이 행복했습니다.
허니 이제 그만 자책하시고 소녀의 일은 그저 추억으로만 남기소서.
아버지께서 곧 약을 가져오실 것입니다.
허면 이제 영영 세자저하를 뵈옵지 못하겠지요.
부디 소녀는 잊으시고
소녀의 몫까지 강령하시어 만세에 길이 빛날 성군이 되소서.

世子邸下。
最後の力を振り絞ってこの書信を残します。
もしかするとご迷惑かもしれず、邸下に届くことさえ叶わないかもしれませんが、
こうして書いています。
私は… 逝く前に世子邸下にお会いできただけでとても幸せでした。
ですから、もうご自分をお責めにならず、私のことはただ思い出としてお残しくださいませ。
父上がもうすぐ薬を持って来られるはずです。
そうすればもう永遠に世子にお会いすることは出来ないでしょう。
どうか私のことはお忘れになり、
私の分までお元気に… 万世に輝く聖君とおなりくださいませ。

フォン:
이 아이는 나의 강령함을 위해
눈을 감은 그 순간까지 마지막 힘을 내어 서찰을 남겼는데
정작 나란 놈은… 나란 놈은…
얼마나 아팠겠느냐…!
얼마나 괴로웠겠느냐…!
그 정갈했던 서체가 이토록 흐트러지다니…
형선아.

ヨヌは私の健勝のために…
目を閉じる瞬間まで最後の力を振り絞って書状を遺したというのに…
私という男は… 私という男は…!!!
… どんなに辛かったろう。
… どんなに苦しかったろう。
あれほど綺麗だった書体がこれほど乱れるとは…!
…ヒョンソン。

内官:
예 전하.
はい、殿下。

フォン:
부 제조상궁에게 일러 화각함을 찾아오라 이르거라.
副提調尚宮に華角箱を探して持って来るよう言ってくれ。

内官:
예?
え?

フォン:
기억니질 않는다!
연우의 서체가 기억이 나질 않아.
보아야겠다.
내게 주었던 그 서찰을 다시 한번 보아야겠다.

思い出せないんだ!
ヨヌの筆跡が… 思い出せない。
見なければ…。
私にくれたあの書状を… もう一度みなければ。

内官:
분부… 받잡겠사옵니다…
ご用命… しかと承りました。

+-+-+-+

(「雨」と記された箱を持って来させ、開けてみるフォン。中に入っていたヨヌの手紙を取り出して見ている内、はっと気づき、ウォルの記した文を並べてみる)

フォン:
운아…
雲…。

雲:
하명하시오소서.
下命くださいませ。

フォン:
월을… 월을 데려오너라.
지금 당장 월을 데려오너라!!!

ウォルを… ウォルを連れて来るのだ。
今すぐウォルを連れて来い!!!

+-+-+-+

(フォンの元へと向かうウォル。そこへ何者かが彼女の腕を掴み、影へ引きずり込む)

ウォル:
!!!

陽明君:
나를 알아보겠느냐?
私のことが… 分かるか?

+-+-+-+

これで終了。
いつもながら、タイピングミス・間違いなど多々残っているかと思いますが、ご容赦くださいませ。
長文にお付き合いありがとうございました。

 - 太陽を抱く月 ,

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