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マンホール-不思議の国のピル5話あらすじ&日本語訳vol.2

   

ジェジュン(JYJ)、ユイ、チョン・ヘソン、バロ(B1A4)出演のKBSドラマ『マンホール 不思議の国のピル』5話レビュー、後半です。

では、続きを^^

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ベッドに横たわっているピルを、両親と仲間たちが囲んでいた。
誰も何も話さない。

時間だけが刻一刻と過ぎていく中、ピル(魂)には為す術がなかった。「もうすぐ死ぬってのに、出来ることが何もないなんて」

クギル父「失ってから、愛だったと気づくもんだ。ここにいる仲間たちも、ご両親も、みんなそういう気持ちだろう」

「俺もどんなに後悔してるか」そう言って、クギルの父は隣にいる息子を見つめる。「生きているうちにクギルにもっとよくしてやって、愛してると言ってやれば…」

クギル父「そのとき言わなきゃ、永遠にチャンスを逃しちまうことがあるからな」
ピル「…。」

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アトリエでピルの写真を見つめ、長いあいだ思い巡らせていたスジンは、再び病室へと戻ってきた。「おじさん、お話があるんです」
「私たち、席を外そう」チンスクの声で、仲間たちが一斉に部屋を出る。

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「これをお渡ししたくて」スジンが両手で差し出したのは、あの日、ピルのことを撮った写真だ。

スジン「あのとき、海辺で撮りました。私が持っているピルの最後の写真です。帰ったらピルにあげるつもりだったけど、出来ませんでした。それで持ってきたんです。目が覚めたら直接渡したかったんだけど…」

裏返してみると、” Run to me、ピル!“とスジンの字で添えられている。

スジン「私、ピルがいないことに慣れていこうと思って」
両親「…。」
スジン「おじさん、おばさん、ピルが私に嘘をついたんです」

「?」彼女の隣に立ったまま、ピルは涙に潤んだ目でスジンを見つめた。

スジン「私に言ったんですよ。大丈夫だ、お前は何ともないって」
ピル父「!」
スジン「私に何かあったら、いつも守ってやるって言ったのに… もうそれも無理じゃないですか」
ピル父「大丈夫だ、お前は何ともない…」
ピル母「ピルが…あなたにそう言ったの?」
スジン「今の私は大丈夫じゃないし、良くないことが起きているのに、ピルはこうして眠っているばかり」

「だから私ももう…」スジンは精一杯の明るい顔をしてみせる。「ピルがいないことに慣れていこうと思うんです」

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思い詰めた顔で病院の廊下を進み、エレベーターに乗り込む。
扉が閉まると、スジンは力が抜けたように座り込んだ。

自分を命がけで火事から救い出してくれたピルのことが、いつもいつも頭から離れずにいた。
あのとき「大丈夫だ。お前は何ともない」そう言ったのに…。「お前に何かあったら、いつだって俺が助けてやる」そう言ったのに…。

エレベーターの隅っこにうずくまって泣くスジンのそばで、ピルもまた一緒に涙を流すことが、今彼にできる全てだった。

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「大丈夫」ベッドの上のピルに、そう話しかけているのは、母親だ。「あなたは何ともないわ」
そして、ふうっと大きく息をつく。「ピルが幼い頃、具合が悪くなるたびに、私たちが言ってやった言葉ね」

母「ピルをこのまま見送っていいのかしら」
父「…。」
母「何ともないのかしら…」

父はスジンの持ってきた写真をじっと見つめた。

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チンスクたちが狐につままれたように病室の中をそっと窺っていた。

クギル「おじさんが心変わりするなんて、一体スジンは何て言ったんだろう?」
チョンエ「ほとんど毎日お見舞に来てたって」
タルス「結局、スジンがピルを救ったんだな。あのとき海でピルがスジンを救ったみたいに」
チンスク「とりあえず良かったわ…。久しぶりにファミリーが集まったんだし、町で一杯やろう。奢るよ」

そこへ血相を変えて飛び込んできたのはソクテだ。

#忘れてた!(爆)

ソクテ「(携帯を指し)このメールどういうことだよ?仕事で今頃メール見たんだけど、ピルがどうしたって?!」

「おじさん、ピルを助けてください!」ソクテが一人で大騒ぎするのを、チンスクたちは苦々しく見た。

チンスク「ありゃいつ見ても感じ悪いね」

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ピルとクギルの父は、ビルの上で肩を並べ、落ちていく夕日を眺めた。

ピル「一度は僕が助けてやって、今度はスジンが助けてくれて。いやぁ、僕たちの関係って織姫と彦星みたいじゃないですか?」
クギル父「織姫と彦星は悲しい愛だったが、大丈夫なのか?」
ピル「そうだったかな…?それなら取り消し」

「おい」クギルの父が空の向こうを指差す。「日が沈むぞ」

クギル父「12時にマンホールが開くんだろ?どうやって入るんだ?」
ピル「そう言えば、作戦立てるどころじゃなかったな。マンホールに入るには体がないといけないんだけど…」
クギル父「それなら生きている人の助けを借りないと」
ピル「?」
クギル父「ソクテにはうまく憑依できるようだから、とりあえずあいつに助けてもらおう」
ピル「あぁ、それがいい!ソクテのヤツ、何も考えてないから、サッと入れるんですよ。メンタルがフリーだ。フリーWifiレベルですよ」
クギル父「それでも気をつけなきゃダメだぞ。長く憑依したら人を潰しちまうかもしれない。お前が体の中に閉じ込められることだってあるし」
ピル「…?」
クギル父「つまりな、マッセを打つときみたいに、短く強く打って引くんだ」
ピル「おじさんは?」
クギル父「俺が何だ?いや、俺はダメだ。憑依なんてできない」
ピル「そんなぁ、助けてくれるなら最後まで助けてくれないと。酷いよ、ホント」
クギル父「俺は“気”が弱くて無理なんだ。憑依自体できん」
ピル「誰でもいいから一人選んでくださいよ。チームプレーじゃないと。僕一人でどうするんですか」
クギル父「こいつは全く!魂になっても人を煩わせやがって」
ピル「…。」
クギル父「わかったわかった。探してみよう」

「僕、スジンに会いに行きます」ピルは幾分余裕ありげに言った。「12時に病院で会いましょう」

クギル父「やれやれ、こいつは全く」

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ピルがやって来たのは、ボンボンホップだ。「この店は何をしてもちっとも変わらないな」
テーブルを囲んでいるチンスクたちを見て、ピルは溜息を漏らす。「何て雰囲気だ。葬式か?」
ピルは空いている席に腰を下ろした。「スジンは?」

チョンエ「スジンは?」
チンスク「来るようにメールしたんだけど、返事がないわ」

「電話してみろよ」ピルが思わず言う。

チンスク「電話にも出なくて」
タルス「スジン、顔色が悪かった」
チンスク「うん」

「ところでさ」半分ウトウトしていたソクテがむくっと起き上がる。「実はスジンもピルのこと好きだったんだ」
「?」ピルがハッとしてソクテを見る。

クギル「酔ってんのか?ピルがスジンのこと好きだったんだろ」
ソクテ「違うよ、スジンもピルのこと好きだったんだ」

スジンが俺のこと好きだったって?
ピルは僅かに身を乗り出した。

チョンエ「シラフのときだって信じられないのに、酔ってるソクテの言うこと信じられるわけないでしょ」
ソクテ「ホントなんだってば。高校のときから好きだったんだ、スジンは。ピルは知らないだろうけど、僕は知ってる。知ってるんだぁ」

くふふと笑い、ソクテはまたソファに沈む。
チョンエが電話してみても、電源が入っていないとアナウンスが流れるばかりだ。
「そっとしときなよ」チンスクが言った。

チンスク「スジンにとって今日は地獄だよ」
皆「…。」
チンスク「あの子に必要なのは私たちじゃない。ピルよ」

病院でのスジンの言葉を、ピルはもう一度思い返した。
スジンには今、俺が必要だ…。

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ピルはスジンの元へと急いだ。

『俺たち、どうしてこうなったんだろうな』

だんだんと早足になり、ついには駆け出す。

『会いに行けばいつもいなくて、目の前にいればはぐらかして…
好きなのに、なぜ言えなかったんだろう』

赤信号を律儀に待つ間にも、彼の心は逸った。

『俺たち、どこからすれ違ったんだろう』

横断歩道を抜け、橋を渡り、一路彼女の元へ。

『どこへ行けばもう一度最初から始められるんだろう』

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夜景のよく見える公園のベンチに、スジンはいた。
「ここにいると思ったんだ」ピルが彼女を見つけ、隣に腰を下ろす。

ピル「ここに座って町を見下ろしていたら、なぜか気が晴れるだろ。ガキの頃、俺たち、よくここに座って遊んだよな。覚えてるだろ?」
スジン「…。」

声の届かないスジンに、ピルは話を続けた。「お前、俺のこと好きなのか?」

スジン「…。」

しばらく彼女の横顔をみつめ、ピルは苦笑いした。「ありがとな、スジン」

スジン「言うチャンスを逃しちゃった」
ピル「…?」
スジン「いつもそばにいるから、その気になればいつだって言えると思ってた」
ピル「…。」

「好きだって…」スジンの目に涙が滲む。

ピル「!」
スジン「あのとき、海で言わなきゃいかなかったのに… 」

「あの日、言えなくて…」スジンは唇を噛みしめる。「すごく悔やんでる」

ピル「…。」

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夜道をぼんやり歩いくスジンの隣に、ピルは歩調を合わせて付き添った。

ピル(心の声)「どうして愛が見えなかったんだろう。俺たちうまく行ったはずなのに…。おじさんの言うとおりだな。そのとき言わないと、永遠にチャンスを逃してしまう時があるんだ。死に際になっていろいろわかった」

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スジンは家に戻らず、アトリエに来ていた。明かりもつけず、ずっとソファで物思いに耽る彼女のそばで、ピルは壁の写真を見つめた。
自分が昏睡状態に陥ってから6年間、その姿を撮影し続けた写真が並んでいる。

ピル「…。」

ソファの横には、首がダラリと折れた扇風機がひっそりと置かれていた。

ピル「直してやりたいのに、方法がないな…」

そこへ、ドアを誰かがノックした。

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訪ねてきたジェヒョンが、距離を置いてソファの端に座っている。
彼らの姿を、ピルは半ば呆れた様子で見守った。「何の関係もないのに、どうしてここに?」

ジェヒョン「今日、うちの薬局の前を4度も通り過ぎたんだ、スジンさんが。それが、4度とも泣きながら通り過ぎて」
スジン「そうですか…」
ジェヒョン「誰かがそばにいてあげなきゃいけないと思って来たんだ。理由はわからないけど、慰めが要るように見えたから」

「お前は慰めにはならない」ピルが正面で否定する。
と、スジンが口を開いた。「…はい。慰めが必要です」

スジン「ある人のことで起きた症状なんですけど、その人を思うと涙が出るんです。あるときはしきりに笑いがこみ上げることもあって。ずっと昔から、その人のことでホントにたくさん泣いたし、たくさん笑ったからかも」

スジンが顔を上げた。「向こうに写真があるでしょう?」
ベッドのピルを撮った、あの写真だ。「私、彼の写真を毎日のように撮ってるんです」

スジン「何の表情もないし、何の反応もないけど、毎日のように顔が違うんです。それで、明日は目を開けて私を見てる…そんな彼を想像しながら、いつも写真を撮るんです。そうやって6年間…」

ぽつりぽつりと話すスジンを、ピルはじっと見つめた。
自分の知らない自分と共にあった、彼女の6年間を思い…。

「私、妄想症ですよね」スジンはジェヒョンに苦笑いをした。

スジン「治す方法は自分でわかってます。彼が目を覚ましてくれさえすればいいんです」
ピル「…。」
スジン「私、彼の目を見れば何を考えてるか全部わかるんですけど… 一度も目を見せてくれなくて」

目から溢れた涙を、スジンは指で拭った。
そのときだ。
ジェヒョンがいきなり大きなくしゃみをした。
ハクション!

ピルがジェヒョンの体を借りたのだ。

ピル(憑依)「なぜ苦しんでるかはわかるけど、何ともないから心配するな」
スジン「…!!!」
ピル(憑依)「何があろうとずっとお前のそばにいるから心配すんなって」
スジン「!!!」
ピル(憑依)「そうじゃなかったことなんかあるか?」

#あああもう何度見てもこのときのスジンの表情最高
本人同士しかわからない言葉でわかるっていいよね。・゚・(ノ∀`)・゚・。

「あ…」スジンが驚いて言葉にならない声を漏らした。「ジェヒョンさんからその言葉を聴くなんて」

ピル(憑依)「俺の前で泣くなよ!」
スジン「!」
ピル(憑依)「俺… 見ていられないんだ。だから泣くな、笑えよ。毎日笑ってろ、バカみたいに」

ピルの視線が、壁の時計に向かった。
午後11時前。タイムリミットが迫っている。
彼はジェヒョンの体を借りたまま、立ち上がった。「俺が全部元通りにする」

ピル(憑依)「だから、お前はただそこにいればいい」
スジン「!」
ピル(憑依)「全部解決して、お前の元に駆けつけるから」

そうして彼女の方へゆっくりと身をかがめると、優しく口づけた。

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ボンボンホップには、ソクテのいびきが響き渡っていた。
他のメンバーもソクテを眺めてダラダラと愚痴っているだけだ。

そこへ、チンスクにメッセージが入った。

スジン(メッセージ)「私、ピルに会ったみたい!」

「思ったより深刻ね」理解に苦しみ、チンスクはじっと画面を見つめた。
と、そこへ窓を突き抜けて入ってきたのが、当のピル(魂)だ。

ピル「(ノビているソクテを見て)こいつ!時間がないのにこのザマは何だ?」

こうしちゃいられない、ピルはすでに慣れたようにソクテの体に飛び込んだ。

ピル(心の声)「(体の状態を確かめて)そんなに酔ってるわけじゃないな。あぁ良かった」

彼はソクテの体を借りて立ち上がった。「みんな、兄貴たち、ありがとうな。俺、これからも頑張るから!またな!」

#やっと声で伝えられる状態になったから、自分を守ってくれたみんなに感謝の気持ちを伝えたんですね^^

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急がなければ。
ピルはソクテの体を借りたまま、まっしぐらに掛けだした。
いつものソクテとは、比べ物にならないスピードで。

「ソクテ、もうちょっと運動しろよな」ヘロヘロになって病院へたどり着くと、待ち合わせたはずのクギルの父はまだ到着していない様子だった。

その代わり、彼の目に入ったのは… ソクテの父!

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「間違いなくピルだったわ」スジンはさっきの不思議なシチュエーションを思い返していた。「だけど、こんなのありえない。うん、勘違いよ」

自分にそう言い聞かせ、それでもまたハッと思い直す。「だけど、ピルが言ってたことを、どうしてジェヒョンさんが?それに、火事の日のピルとのこと、ジェヒョンさんが知ってるわけないわ」

「…。」写真の中のピルをじっと見つめるうち、スジンの目に俄に力が宿った。「!」

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思いがけず出くわしたソクテの父から、ピル(ソクテに憑依中)は病院内を逃げ回る羽目になっていた。

ピル(心の声)「ソクテのヤツ、何やらかしたんだ?!」

廊下を駆け回るうちに、とうとうソクテの父に行く手を塞がれてしまう。

ピル(憑依)「おじさん、いや、父さん!ここで何を?」
ソクテ父「父さん?お前、ソクテなのか?」
ピル(憑依)「ソ、ソクテですよぉ」
ソクテ父「ソクテだって?」
ピル(憑依)「(うんうん)」

「やれやれ」”ソクテの父”はポケットから焼酎を出し、グビグビと口へ流し込む。途端に鼻の頭が赤くなった。「ソクテ、ここで何してる?」

ピル(憑依)「おじさん?」

「!」“ソクテの父”がさっと表情を変える。「俺はクギルの親父だ。お前は?ソクテなのか?ピルなのか?」

ピル(憑依)「おじさん、ピルですよ!」
クギル父(憑依)「!」
ピル(憑依)「時間がないんです。早く行かないと」

二人は病院の清掃係に化け、洗濯物のカートを押して病院の廊下を進んだ。

クギル父「全く軟な家系だ。一度でスッと憑依できたぞ」
ピル「それならそうとすぐ言ってくれればいいのに」
クギル父「言うチャンスくれなかったろ。逃げ回りやがって」
ピル「時間を無駄にしちゃったじゃないですか。早く行きましょう」
クギル父「急げば大丈夫だ。(カートを指し)ここにお前の体を入れて病院を脱出するんだ。急がないと間に合わないぞ」

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ピルの病室へ入ると、タイミングの悪いことに、診察中の主治医や看護師がベッドを取り囲んでいた。

看護師「何です?」
ピル(ソクテに憑依中)「えっ?あぁ、洗濯物を」
看護師「こんな時間に?」
クギル父(ソクテ父に憑依中)「患者さんのご希望で」
看護師「(ベッドのピルを指し)こちらの方が?」
ピル(憑依)「い、い、いえ!この方じゃなくて、保護者のポン・ダルさんとクッスンさんが」
看護師「それなら、しばらくお待ちください」

医師が診察を再開する。
ピル(憑依)は待ちきれずベッドの自分に近づいた。「汚れてるから着替えさせないと」

看護師「出ていてください」

ピルはひとまず退却だ。

クギル父「間に合うか?」
ピル「タクシーに乗れば15分で行けそうです」

ちょうど診察が終わり、彼らは退室する医師たちに深々と頭を下げた。「お疲れ様です」
よし、急げ!
彼らは大急ぎでベッドに繋がれているピルを剥がしにかかった。

クギル父「治療中止を阻止しようと大騒ぎしたのに、俺たちが中断させるとはな」
ピル「中断しても一日くらいは大丈夫だそうです。(体を持ち上げようとするクギル父に)そっとやってくださいよ。僕の体なんですから」

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再び病院へとやって来たスジンは、足早に廊下を進んだ。
ピルの病室へと続くエリアへ入ったその時!
病室からカートを押して出て来た”ソクテ親子“と出くわしたのだ。

スジン「ソクテ?おじさん?何をなさってるんですか?」

「スジン…」“ソクテ“が言う。

スジンがカートを覆っている毛布を剥がした。
中に入れられていたのは… ベッドの上にいたピルだ。

ソクテ(ピルが憑依中)「スジン、俺、早く行かなきゃならないんだ。時間がない。お前に言ってもわからないから」

無理やり押そうとしたカートを、スジンが押し戻す。「!」
次の瞬間、スジンの口から出たのは、思いもよらない言葉だった。「わかるわ、私」

ピル(憑依)「?」
スジン「あんた、ピルでしょ」
ピル(憑依)「… お前、俺のことが見えるのか?」
スジン「ううん。感じるの」

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ここでエンディングです。

憑依モノはこれまでにも訳したことがあって、読んでわかるように書くのが本当に難しいんですけど、今回みたいに、魂は別人に憑依して、自分の体を運ぶとか、そこまでややこしいのは初めて。
もう「助けて!」状態です。
私の記事だけ読んでもワケわからないかも。すみません。

余談ですが…
なるべく全訳するようにしてますが、シーンによっては「ここはスルーでもいいかな」と、飛ばすところもあるんです。
でも、どのセリフが後で意味を持つかわからないから、そのとき要らないと思っても、なかなか無視できなくて。
高校時代にタイムスリップしたとき、ピルが酔っ払ってビリヤード台に寝そべって、クギル父にグダグダ言ってたセリフ。
「おじさん2014年に死んで、クギル兄がどんなに大変だったか」とか、酔っ払ってて聞き取りにくいし、あやうく飛ばすところでした。訳しててよかったです。
これだから、細かいやり取りや、読んでる本の内容とか全部拾っちゃって、所要時間がどんどん増えていくんですよね^^;;

皆さん、長い翻訳記事にいつもお付き合いいただきありがとうございます。
楽しんでいただけていれば嬉しいです。
SNSやブログでのご紹介、コメント、感謝しています!

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