韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

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オーマイビーナス Oh my Venus 7話あらすじ&日本語訳vol.2

   

シン・ミナ、ソ・ジソブが出演!「オーマイヴィーナス」7話の後半です。

頑張るぞ~♪

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ベッドの上で体操をしながら、ジュウンの頭に染みついて離れないのは、今朝のヨンホとのあの時間だ。

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無理やりジュウンを壁に押し付けると、彼はどことなく冷ややかに言った。「足を肩幅に」

ジュウン「もうクタクタなんです、コーチ」

彼は人差し指を彼女の喉元に当て、腕時計を見る。「(脈拍を調べて)大丈夫。足を」
ジュウンは諦めて足を大きく開いた。

ヨンホ「僕の肩幅じゃなくて、カン・ジュウンさんの肩幅だ」

「まぁ、そう変わらないけど」彼は彼女の肩幅に手を開いて言った。
ジュウンはまた黙って言われたとおりにする。

ジュウン(心の声)「昨日、夢見たのかな?キスしておいて、何でハードトレーニングのシチュエーションになってるの?」

心の内を見透かすように、ヨンホは彼女の顔を覗く。「?」

0096

両肩を掴むと、壁に押し付けた。「壁に押し付けられたからって、淫らな想像してるわけじゃないですよね?」

ジュウン「まぁ、何かお考えがあるんでしょう、世界的トレーナーのジョン・キムさん」

彼は彼女の額の真ん中を指先で押さえる。「額を誰かに押されてると思って、顎を引いたまま5秒間」
5秒間、彼女は目を閉じた。

ヨンホ「5秒休んで」

ジュウンが目を開けると、5秒間じっと二人の視線が繋がる。

ヨンホ「また5秒(5秒経過)姿勢はいつも正しく。首猫背が良くなるから。感触を覚えておいて、ときどきやってください。簡単だけど、どこでもすぐ出来るのが良い運動なんです。有酸素運動で体力を上げてあるから、次から(彼女のお腹を指し)コアの方に入りますから。ヘルニアにもいいし、(お腹をトントン)腹部肥満にもいいから」
ジュウン「(我慢)はい。はい、コーチ」
ヨンホ「最後にストレッチをして」

最後まで淡々と指導し、ヨンホは姿を消したのだ。

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車で一人出掛けていたヨンホが戻ってきた。
手に下げて帰ってきた紙袋を、ジュウンの部屋のドアノブに掛けようとした瞬間、中からドアが開く。

ヨンホ「!」
ジュウン「わっ!ビックリした!泥棒かと思った」
ヨンホ「(視線を逸らしたまま)泥棒が何かくれたりするかな?」

「?」彼女はヨンホの持っている紙袋に視線を落とした。「それ、何ですか?」

ヨンホ「カバン」(←めちゃくちゃ日本語っぽくてドキッとしませんでした?笑
ジュウン「…どうして?」
ヨンホ「臭いカバンが家にあるのが嫌で」
ジュウン「それは私がカバになってでも全部食べ…」

そう言いかけた時、不意にヨンホの顔が近づいてくる。

ジュウン「!!!」

彼は彼女の体越しに後ろの扉を閉めた。「においがね」

ジュウン「(ドキドキ)いや、だから… 何なんですか」
ヨンホ「助けてくれっていうのは流行語。わかってて訊くのは趣味?」
ジュウン「(硬直)」

ヨンホはバッグの入った紙袋を彼女に押し付けた。

ヨンホ「これはカバン。昨日やったのはキス」
ジュウン「!!!…そんなのわかってるって」
ヨンホ「(ジーッ)」
ジュウン「(平気を装い)アメリカじゃあんなふうに挨拶するんだったわね」
ヨンホ「あそこまで?まさかぁ」
ジュウン「わぁ、ホント…。朝は知らんぷりしたくせに」
ヨンホ「(シラーッ)」
ジュウン「アンナ・スーもいたんだったわ」
ヨンホ「(頷く)本人は至高至純だから、僕にも一片丹心(一途)になれって?」
ジュウン「…。」
ヨンホ「アンナ・スーは友だちなんだけど」
ジュウン「でしょうね。親しい(친하다)の親(친)に口(입구)(※ハングルの綴りから、友だちという単語を”キスする仲”と表現)」

「…。」彼女の嫌味に軽く考えを巡らせると、彼はぐっと顔を寄せた。

0097

ジュウン「!!!」
ヨンホ「昨日、それくらいはわからせたつもりだけど」
ジュウン「…。」
ヨンホ「どうする?もう一回してあげましょうか?」

ジュウンはどうにも耐えられずに思わず拳を出した。「どうかしてるわ」
彼はニッコリ笑って体を離した。

ヨンホ「どうして出てきたんです?もう食べちゃいけない時間だけど」
ジュウン「”この野郎”を連れて来ようと思って」
ヨンホ「どうして?夜が寂しい?」
ジュウン「ブブー、寒そうだから。”この野郎”は寒いの一番キライなんです」

ヨンホは小さく頷き、まだ何か言いたげに視線を逸らす。

ジュウン「何か…あったんですか?」
ヨンホ「話があったんだけど… 言葉がすっと出て来なくて」
ジュウン「ヨンホさんの体、1日使って捨てるんですか?明日にしましょ」

彼は頷き、指でそっと彼女の頬を撫でた。「おやすみ、大邸のビーナス」
彼の背中を見送り、紙袋に視線を落とすと、そこには小さなメモが貼ってあった。「?」

メモ「僕、負けるのは嫌いなんです」

「ありが…」彼女がそう言いかけた時、ヨンホはもう階段の向こうに姿を消すところだった。

ジュウン「(小さな声で)ありがとうございます」

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ジュウンが出勤準備を整えてダイニングへ駆けてくると、食事をしていたジウンが慌てて言った。” Oh,no!”

ジウン「空襲警報!3,2,1,Come on!」

隣のジュンソンも一緒になって、彼女を避けて背を向ける。
「ううん」彼女はそう言って、手に提げたバッグを見せる。「あれじゃないですよ」

ジュウン「全然違うヤツなんですから。(バッグを突き出し)嗅いでみて」
2人「(まだ避ける)」
ジュウン「皆さん、落ち着いて。ジウンさん、カームダウン!」

ようやく2人は食事に戻った。

ジュウン「ジュンソンさん、すごく痩せたわ。辛くないですか?」
ジュンソン「辛くても仕方ないですよ。体で稼いでるんだし」

そう言ってジュンソンはニッコリ笑う。

ジュウン「(拳を出し)ファイト!」
ジュンソン「(拳を出し)ファイト!」

ジュウンは周りを見渡した。「あの…ヨンホさんは?」

ジュンソン「もう少ししてから食べるって」
ジウン「Ma’amが昨日、バッグにウ◯コしたからだよ。ブゥッ」
ジュウン「ジウンさん!」

ジュウンは朝食に手を伸ばした。「あの… どこか具合が悪いって?」

ジュンソン「心配ないですよ」
ジュウン「…。」

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ヨンホはまだベッドの上にいた。
膝に治療器を当てながら、本をめくる。

ふいにドアの外で威勢のいい声がした。「行くぞ!戦うぞ!勝つぞ!ヤーッ!ファイト!」
ジュウンの声だ。

ジュウン(声)「行ってきまーす!」

彼は顔を上げ本を閉じ、微笑んだ。

0098

나의 할아버지가 탈옥한 이야기(私の祖父が脱獄した話)
今回は中国の著者ですね。

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裁判所から出てきたジュウンは嬉しそうにガッツポーズを取る。
階段を駆け下りるうちに、頭の中にヨンホの声が響いた。

#ここって最高裁ですね。凄くない?^^;

「階段を愛用するのは上がる時だけにしてください。荷重で関節に負担が掛かるから」

「もぅ、説教ばかり」彼女は今度はゆっくり階段を下り始めた。

そこへ電話が鳴る。「あぁ、ヒョンジュンさん」

ジュウン(電話)「5戦3勝を超えたのは久しぶりよ!えぇ、ありがとう」

電話を切ると、またすぐに鳴り出した。「?」
「うん、ヒョヌ」今度は親友のヒョヌだ。「…え?!」

ヒョヌ(電話)「(車に乗り込み)ミンジュンのお祖母ちゃんが救急病院に入院したのよ。何と言おうと今日は黙ってないわよ、ホント!そこでなんだけどさ、ミンジュンの幼稚園にちょっと…。前の旦那は何か頼みたい時に限って連絡つかないんだから!ホントうんざりよ!」
ジュウン(電話)「状況はわかるけどさ、保護者職業体験だなんて。弁護士なんか幼稚園の子たちにどうやって説明するのよ?自分でもよくわかんないのにさ。…お父さんも一緒に行かなきゃいけないの?」
ヒョヌ「両親二人とも参加しなきゃいけないって。あぁ、コPDったらホント!ねぇ、どこかに父親売ってない?」
ジュウン「わかった。とにかく半休とって行くから。ミンジュンのお祖母ちゃんのところに行って。うん、運転気をつけて」

電話を切り、その場で素早く考えると、彼女は誰かに電話を掛けた。「ジュンソンさん」

ジュウン(電話)「ホントに申し訳ないんですけど…」

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「え?」ジュンソンはジムにいた。

ジュンソン(電話)「成長途中の若葉たちに夢と希望?えぇ、いいことですね。… 幼稚園?!」

ジムでは聞き慣れないワードに、リングにいたヨンホが振り返った。「?」

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素直にやってきたジュンソンとジウンは、幼稚園の子どもたちの前に立っていた。「…。」

幼稚園の先生「お友だち、今日は何の日でしょう?今日はご両親のお仕事をやってみる日です」

後ろに並んでいる保護者たちの中に、ジュウンとヨンホもいた。
彼女は振り返ったミンジュンに笑顔で手を振る。「(小声で)叔母ちゃん来たよ!」

先生「前はポンギョンのご両親に放送局PDのことを教えてもらったでしょう?楽しかったですよね」

ヨンホ「(頬がまん丸のミンジュンを見て、ジュウンに)成長する若葉にカン・ジュウンの顔を思い出しますね」
ジュウン「…。」
ヨンホ「以前が懐かしいな」
ジュウン「胎教を一緒にやったんです」
ヨンホ「朝、僕のこと心配してくれてたんですって?」
ジュウン「いや… ヨンホさんに何かあったら、私の体に支障が出るから」

彼はジュウンのバッグにチラリと視線を落とす。「綺麗なバッグですね」

0099

ジュウン「バッグを持ってる人はもっと綺麗ですから」
ヨンホ「…勝ちました?」
ジュウン「トーゼンでしょ」

ヨンホがにっこり微笑んだ。

先生「ジャジャーン!皆さん、今日はコ・ミンジュンくんの…」

先生が困ってジュンソンたちを見た。
「叔父さん!叔父さんたちなんです」ジュウンがすかさず言う。

先生「あぁ、ミンジュンくんの叔父さんたちが説明とお手本を見せてくださいます」

「さぁ、拍手!」拍手が湧くと、ジュンソンとジウンはぎこちなく顔を見合わせた。

ヨンホ「(小声でジュウンに)嘘が上手ですね。弁護士なのに」
ジュウン「嘘だなんて。私の友だちならミンジュンにとっちゃ叔父さんでしょ」
ヨンホ「親しい(찬하다)の親(친)に口(입구)か」

「!」ジュウンがおもわず彼の口を塞ぐ。
ヨンホが彼女の手のひらを舐めた。

ジュウン「わっ!舐めるなんて!」
ヨンホ「自分だってしたくせに」

「皆さん、こんにちは」ジュンソンが挨拶を始めた。

ジュンソン「僕は格闘技の選手で…」
ジウン「He’s world champion! もうすぐgrand slamだよ!」
ジュンソン「格闘技というのは最小限のルール、裸で戦う、紀元648年…」

「兄貴」ジウンがストップを掛ける。「やってみせようよ」

ジウン「子どもたち、疲れちまうよ」
ジュンソン「あぁ、そうしよう」
ジウン「(子どもたちに)OK!みんな、よく見て。僕たちが見せてあげますよ」

2人は子どもたちの前でデモンストレーションを始めた。

子どもたち「…。」
子どもたち「…。」
子どもたち「…。」

ひとしきり組み合ってみせると、シーンとしていた子どもたちから歓声と拍手が湧く。
一気に場の空気が和らいだ。

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幼稚園を出ると、ジュウンはミンジュンを連れて、ヨンホの車に乗っていた。
彼女はおやつのプリンを後部座席で開けてやる。
「こぼしそうだ」運転席でヨンホが言った。

ジュウン「拭けばいいでしょ」
ヨンホ「貴重なシートなんだけど」
ジュウン「成長途中の若葉より貴重かしら」
ミンジュン「叔母さん、この叔父さん誰?」

ヨンホがチラリとバックミラーを見る。

ジュウン「口は悪いけど、悪い叔父さんじゃないわ」
ヨンホ「どこ行くんです?」
ジュウン「成長途中の若葉が1ヶ月ずっと行きたがってた場所ですよ」
ヨンホ「そこへ何で僕が?」

「うちのお母さんがね…」ジュウンが穏やかに話し始める。「男の人は死ぬまで子どもだって」

ジュウン「そういう意味で一緒に行きましょ」
ヨンホ「どこなんです?」

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ヨンホ「???」

ヨンホが連れてこられたのは…フィギュアショップ(フィギュア展?)だ。
「アイアンマンだ!」ミンジュンが嬉しそうに駆け出す。

ジュウン「(ヨンホに)スーパーマン、バットマン、アイアンマンのロマンって何だと思います?」
ヨンホ「アイアンマン程度にはいい暮らしで、バットマン程度には秘密めいてて、スーパーマンよりは僕のほうが男前だと思うけど」

ジュウンは呆れたようにフッと笑うと、ミンジュンに声を掛ける。「他の場所行ってみようか」

「お姫様たちはどこかな?」ヨンホはそうつぶやくと、楽しそうに歩き出した。

0100

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たっぷり遊んで帰る頃には、あたりはすっかり暗くなっていた。
車を停め、ヨンホが振り返ると、後部座席には寄り添ってぐっすり寝入っている2人の姿…。
そこへジュウンの電話が鳴った。「…?」

ジュウン(電話)「うん、ヒョヌ。ミンジュンのお祖母さん、どうなの?」
ヒョヌ(電話)「(病室で)私が騒いでもどうしようもないわ。ミンジュンのお祖母さん、絶対訴えないって。はぁ、どうにかなりそう、ホント。保護者もいないし」

「そこでなんだけど」ヒョヌはまたしても少し困ったように言う。

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「私がミンジュンと一緒にいるから」ジュウンは電話でそう言いながら、膝の上で眠っているミンジュンの頭を撫でた。

ジュウン(電話)「明日の朝早く帰って来なさいよね。私、仕事行くんだから」

「サンキュー!」ヒョヌが言う。

ヒョヌ(電話)「しっかり洗ってクリーム塗ってやってね」

電話を切り、大きく息をつくと、ジュウンが「あっ!」と声を上げた。

ヨンホ「?」
ジュウン「足が…攣っちゃった」

ヨンホが運転席を降り、後ろに回ってやる。「どこ?」
彼が足を揉み始めると、ジュウンは唸り声を上げた。「ああっ!」

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車を降りると、ジュウンは大きなミンジュンをやっとのことでおんぶした。

ヨンホ「僕がおんぶしたほうが自然だと思うけど。じゃなきゃ若葉を起こすとか」

「関節に…」ヨンホが彼女の足を指す。

ジュウン「ミンジュンは意外と敏感なんです。今日一日だけ無理しますね」
ヨンホ「…。」
ジュウン「本当に…本当にありがとうございました」
ヨンホ「それくらいやれば筋トレも十分だから、ゆっくり休んで」

「叔母さん、おしっこ」背中でミンジュンが言う。

ジュウン「あっ!ミンジュン、起きた?歩こうか?」

「行きますね」ミンジュンを下へおろすと、ジュウンはミンジュン宅へと笑顔で駈け出した。
ミンジュンと手をつなぎ、楽しそうに走っていく彼女の後ろ姿を、ヨンホはじっと見つめる。

0101

ヨンホ「…。」

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一人になった静かな車の中で、彼はゆっくり考えを巡らせた。

ヨンホ「考えてみれば… 今日は外泊か」

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コンビニから出てきたスジョンは、店の前のベンチに腰を下ろし、寒空の下でチョコレートをかじった。

スジョン「…。」

「愛するか、愛さないかよ」ジュウンの言葉が、まだ彼女の胸に突き刺さっている。「タイムマシンに乗らないって言ったよね。それなのに、何で乗ってんの?」

彼女の胸を、仄暗い悲しみが襲った。
「代理運転ですよね?」電話を掛けた彼女は、ふと前方に視線の止める。「すみません、結構です」

ウシクが…車の前にじっと立っていた。

ウシク「時間がないんだ。代理を頼んですぐ行かないと」
スジョン「…。」

#ん?なんだ?急にセンチメンタルな空気でビックリした、この2人

+-+-+-+

帰宅して着替えているところへ、ヨンホの携帯にメッセージが入った。「?」

大邸ビーナス(メール)「おやすみなさい」

そのままにして、彼はシャツを脱いだ。
と、再びメッセージが入る。

大邸ビーナス(メール)「おやすみって言ってるのに、返事なしですか?(怒りアイコン)」

彼はニヤリと微笑んだ。

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諦めて携帯を置いたジュウンは、ソファにゴロンと横になった。
そこへメッセージが届く。「!」

コーチ(メール)「服を脱いでて返事が遅れました」

「あら」ジュウンの胸がざわめく。

大邸ビーナス(メール)「またからかって!」
コーチ(メール)「ビデオ通話します?」

「あら」彼女は思わず前髪を直した。

0102

大邸ビーナス(メール)「ジウンさんと約束したの、聞きました?」
コーチ(メール)「グルになるのやめてください。ダイエットは僕のためにやってるんじゃないから。健康、健康、健康!1から10まで全部君のためだ」

「はぁ、また説教」ジュウンが漏らす。

大邸ビーナス(メール)「初雪までに5kg痩せたら、キャンプに行く!」
コーチ(メール)「ご自由に」

彼女は電話に向かって声を掛けた。「おやすみなさい♪」

+-+-+-+

ヨンホはゆっくりと浴槽に身を横たえていた。
そこへまたメッセージが届く。

大邸ビーナス(メール)「出会ってから今まで… いつも感謝してます。筋肉天使ジョン・キムさん、ヨンホ兄さん、ヨンホさん、コーチ」

0103

彼はそっと電話を置き、大きく息をついた。「…。」

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チェ理事はゴルフ練習場で朝から大ハリキリだ。
ウシクのショットに、すかさず声を飛ばす。「ナイスショット!」

チェ理事「ネット突き破っちまうぞ」
ウシク「練習したんです。また誘ってください」

彼らの間にいる男性がショットを打つ。

チェ理事「代表理事、グリップに力が入りすぎですよ。理論どおりになさらないと、理論どおりに。」

しばらく打つと、彼ら3人は休憩室に場所を移した。

チェ理事「こんな話があるんです。たとえA4紙でも皆で持ち上げたほうが軽いって。ストローだってね、ぐちゃぐちゃに絡まったらうまく解けなくなるんですよ。そのために我々がこうして集まってるんじゃないですか、代表理事」
代表理事「私はまぁ、チェ理事についていくだけですよ」
チェ理事「(嬉)代表理事にそう言っていただけると、ワッと責任感が湧く気がしますねぇ」
ウシク「我々側の株主たちの株式を全部合わせれば、代表理事の座は守れます。あまり気を落とされないでください」
代表理事「…。」
ウシク「内定したキム・ヨンホ新任理事長については調べているところです。もう少しすればご報告する状況になるでしょう」

「実にやり手だなぁ」チェ理事が笑った。「どこで仕事習ったんだ?イム・スター」

代表理事「それでは、信じて踏ん張りますよ」

2人は先に退席する代表理事を見送った。

ウシク「理事長の奥様は大丈夫でしょうか」
チェ理事「うちのヘランはいつだって大丈夫じゃないさ」

+-+-+-+

理事長の妻ヘランは、夫と共に車に揺られていた。
「少しお休みなさい」じっと前を向いたまま、夫が言う。

ヘラン「私は大丈夫です」

そこへ、ヘランの電話が鳴った。「あぁ、ヨンジュン、お母さんよ。」

ヘラン(電話)「お父さんと行くところがあってね。あぁ、ちょっと待ってね」

ヘランは一旦電話を下ろ、夫に手渡した。「理事長」

理事長(電話)「あぁ、何事もないか?いつも行動に気をつけるんだぞ」

彼はそのまま電話を妻に返す。

ヘラン(電話)「お母さん午後遅くに電話するわ」

電話は短く終わった。

ヘラン「ヨンジュンは元気にやってるそうです」
理事長「聞きました」

「…えぇ」ヘランは窓の外へ視線を移した。

+-+-+-+

オフィスへやって来ると、ジュウンはデスクの前で小走りやジャンプを繰り返した。
しばらく動いてから、ポケットの歩数計を取り出す。10001。

ジュウン「カン・ジュウン、凄い~~~!」

「はぁ疲れた」飲み物を飲もうとしたところへ、メールが届いた。
”副代表”からだ。

副代表(メール)「カン弁護士、パンテオン・コンベンションルームに来てください。代表から言われた事案だから、断るなら直接代表に!副代表 オ・スジン」

ジュウン「はぁ、断れない提案してくるわね」

+-+-+-+

言われた部屋の前までやって来ると、そこでまたメールが届く。
ヨンホからだ。

コーチ(メール)「どこですか?今日はちょっと遅くなるから、一人でも運動サボらないでやってください」

「また小言」そう言いながら、ジュウンは了解のその場で返事をした。
部屋をノックし、入ろうとしたところでまたメールが届くが、彼女はそのままにして入室する。

+-+-+-+

そこにはスジンとチーム長がすでに来ていた。
ジュウンは向かい合ったの席に腰を下ろす。

スジン「私たち、同じ側なんだけど?」

「あ…」ジュウンはスジンの隣に座り直した。

スジン「今日は簡単なミーティング程度になるはずです」
ジュウン「私がこんなに認めているとは知りませんでした」
スジン「今回のケース、口の固い人が必要で」
ジュウン「とてつもなく義理堅い人間ですから、私」

スジンが余裕のある笑みを浮かべる。
そこへノックの音が響き、3人は緊張して立ち上がった。

入ってきたのは…ミン室長だ。

ミン室長「初めまして。ガフンの秘書室長、ミン・ビョンウクです」

3人が頭を下げる。

ミン室長「医療法人ガフン、理事長でいらっしゃいます」

ミン室長が後ろを振り返り、道を開ける。
廊下に控えていた男性が入ってくると、皆が頭を下げた。

頭を上げたジュウンの視線がぶつかったのは…

ジュウン「!」

同じように驚いてこちらを見ているヨンホの視線だった。

0104

ヨンホ「…。」
ジュウン「…。」

「あの…少しだけ失礼します」狼狽したジュウンはスジンに言い、彼の隣をすり抜けて部屋を出た。

0105

+-+-+-+

どうにも呼吸が乱れていた。
彼女はフラフラと、とにかく廊下を進む。

「アイアンマン程度にはいい暮らしで、バットマン程度には秘密めいていて…」
「僕はね、黄金の匙を咥えて生まれた金持ちの息子なんです。お祖母さんと父さんに怒られるんですよ。家紋を汚したって」
「僕みたいな男と二人きりでスイートルームにいるなんて、地球外にいるようなものだと思うけど?」

これまで何気なく流していたヨンホの言葉が、一気に押し寄せてくる。
エレベーターの前までたどり着くと、彼女は下りのボタンを押した。

と、そこへ誰かが彼女の腕を掴む。「!」
ヨンホだ。「どこ行くんです?」

ジュウン「…そうですね」

ヨンホは彼女の腕を掴んでいた手を離した。「申し訳ない」

ジュウン「私… 私…」
ヨンホ「落ち着いて。大きく呼吸してください」

「…。」いつもと変わらず静かに指示するヨンホを、彼女はじっと見上げた。

ヨンホ「興奮しないで、大きく大きく呼吸するんです」

彼がいつもするように彼女の喉元に指を当てる。
ジュウンは思わずその指を振り払った。

ジュウン「あなたは…本当に私には地球外の人だったのね」

+-+-+-+

ここでエンディングです。

先にエピソードありきでストーリー組んでる感が強くて、萌えシーンは演技で萌えますが、感情がちっともついていきません。
「バッグをプレゼントさせるために腐ったミカンと勝利のジンクス」「デートさせるためにミンジュンの参観日」「カン・ジュウンDayの次はキャンプ?」「ヨンホの正体を知って衝撃」ホワイトボードに箇条書きしてある絵が浮かんでしまう(笑)

最後のジュウン、そこまでショック受けることかなぁ。確かにビックリはするけど。

回想で映ったぽっちゃりジュウン、懐かしいね♪

 - Oh my Venus ,