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ファン・ジニ(黄真伊)4話vol.1(動画つき)

   

ファン・ジニの4話に進みます。

ジニへの思いを手紙に託したウノ。
素直な思いがジニに届き、二人はたびたび会うようになります。

さて、そんなある日、都からある知らせが。
童妓の中から、美しく芸のある選上妓を選び、都へ送るようにとのお達しです。

そうやって、地方の選りすぐりの妓生たちが都へ集まるのですね。

<ファン・ジニ4話vol.1>

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手塩にかけて育てている童妓を都に送ってしまうのは、地方の教坊にとっては辛いこと。
ペンム行首は悩みます。
スマンは「美貌と芸の持ち主と言えば、ヒョングムの娘、ジニに勝る者はいない」と言いますが…。

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すっかり日が暮れ、こっそり教坊へ帰ってきたジニとケトン。
他の童妓に「行首さまが急ぎの用でお探しよ。あなたたち一体何をやったの?」と言われます。
こわごわペンムの部屋へ向かうジニ。

ペンム:
저자에서 줄을 탔느냐 ?
市場で綱渡りをしたの?

答えられず、うつむくジニ。

ペンム:
광대들과 어울려 줄을 탄 것이 사실이냐 묻고 있질 않느냐 ?
줄을 탄 일이 없느냐 ?

芸人たちに混じって綱渡りをしたのは本当かと聞いているのよ。
綱渡りをしたことはないの?

ジニ:
아집니다.줄을 탔습니다.
いいえ。綱渡りをしました。

しばらくの沈黙…。

ペンム:
무엇을 배웠느냐 ?
두 달이 다 되도록 줄을 타고도 아무것도 배운 것이 없어 ?
그저 허망한 재주에 마음을 빼앗겨 세월만 (?) 배운 게야 ?
허면 너를 어찌 기적에 두겠느냐 ?

何を学んだの?
2ヶ月にもなる間、綱渡りをして何も学んだことはないの?
ただつまらない芸に心を奪われて時間を浪費したの?
…だとしたら、お前を妓籍に置いておくことはできないわね。

ジニ:
발 느낌을 배우고자 하였으나…
아직…제대로 익히지 못했습니다.
허나… 그보다 더 중요한 것을 배웠습니다.

足の感覚を学び取ろうとしたのですが…
まだ…ちゃんとは掴めませんでした。
ですが…それよりもっと大切なことを学びました。

ペンム:
그것이 무엇이냐 ?
それは何?

ジニ:
모아진 마음입니다.

心を集中させることです。

ジニ:
줄 위에서 떨어지지 않으려 사력 다하 듯 …
단 한시도 간장감을 잃지지 않고 정진한 것…
어쩌면 그것이 예인의 길을지도 모른다…그리 느꼈습니다.어르신.

綱の上で落ちないように死力を尽くすように…
ただ一時も緊張感を失わないように努力すること…
もしかしたらそれが芸人の道なのかもしれない…そう感じました、行首さま。

ペンム:
됐다…
그만 건너가 행당을 꾸리거라.
날이 밝는대로 갈 데가 있다.

いいわ。
行って準備をしなさい。
夜が明けたら行く所があるの。

入れ替わりにやってきたクムチュン。
「本当にジニを行かせるのですか?!あの子を手に入れるためにどれだけ苦労したかお忘れですか?!6年間大切に育てた子ですよ!」と問い詰めます。
ペンムは、ジニが「朝鮮一の逸材」であると信じている人。
ずっとここに置いておくわけにはいかないことは、ペンムが一番よく分かっているのですね。

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翌朝。ジニたちは都城へ出かけます。
次の日、それを聞かされたウノ。

「選上妓になったとか何とかで…」と、よく分からずに説明するケトン。
それを聞いてウノは驚きます。
もし、そのまま都城に残ることになると、ウノとはもう会えないでしょう。
残念がるケトンとトッパル。
そして、どうしていいか分からず、天を仰ぐウノです。

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ペンム行首とジニは宮廷の門の前へやってきます。

ペンム:
이 곳이 바로 이 나라 만인지상이신 전하께옵서 계신 궁이다.
저 문턱은 높고도 높아…
신분이 비루한 자들은 넘어볼 꿈도 꿀 수 없는 곳이지.
허나… 단 하나 예외가 있다.
그들이 누군 줄 아느냐 ?
궁중 연회의 가무를 맡은 선상기들…
바로 여악 예기들이지.

ここがまさにこの国で最高の地位を持つ殿下のいらっしゃる宮よ。
あの門はとても高い…。
身分の低い者たちには入る夢さえ見ることのできないところよ。
でも…たった一つ例外がいる。
それが誰だかわかる?
宮中の宴を行う選上妓たち…
女楽芸妓たちよ。

ペンム:
지아…
넌 재예에 남다른 열정을 지닌 아이다.
그 열정이 너로 하여금 송도교방의 문턱을 썩 넘어서게 했다.
그 날을 기억하고 있느냐 ?
이제는 … 저 문턱을 넘어서야 한다.

ジニ…。
お前は才芸に他ならぬ情熱を持っている子よ。
その情熱がお前に松都教坊の門をくぐらせた。
あの日のことを覚えている?

ペンム:
벼랑 끝에 몰린 듯 , 줄 위에 선 듯…
언제나 긴장을 늦추지 말고 정진하기를 게을리 마라.
그리하면 너는 거뜬히 저 문턱을 넘어설 수 있을 것이다.

崖の端に追い込まれるように、綱の上に立つように…
いつも緊張感を失わずに精進することを怠らないで。
そうすればお前はたやすくあの門を超えることができるわ。

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宮中の1室。

他の教坊から集まった行首と童妓生たちを前に、大鑑が集まった童妓を確認します。
しかし、松都教坊の欄には名前の記入がありませんでした。
「なぜだ?」と訪ねる大鑑。

ペンム行首は「地方の才能ある童妓を、常に選上妓として送り出すことが不当と思うからです。」と堂々と訴えます。
こうやって役人に臆することなく意見を述べる姿が素敵ですね。

「何を言っている?女楽の伝統ではないか。それを忘れたとでも?」と怒りをあらわにするメヒャン。

「伝統ではなく古習だ」とペンムは反論します。
「もちろん宮中の宴は重要ですが、地方も同様に大切。それなら才能のある子を地方にも残すべき」と大鑑に提案するペンム。

その意見に「一理ある」と理解を示した大鑑に、ペンムは「宮中の女楽と各地方の教坊の才芸を競わせてはどうか。それを通じて最高と認められた教坊が宮の女楽を兼務しては?」と発案します。

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話が終わり、いらだっている様子で外に出てくるメヒャンと後ろについてくるプヨン。
このプヨンは6年前、松都で見事な剣舞を一人で披露した子ですね。

そこへ、反対側からペンムとジニがやってきます。

メヒャン:
자네의 오기는 여전하구먼.
그래, 자네가 직접 진연이라도 하겠다는 겐가?

あなたの負けず嫌いは相変わらずね。
それで…あなたが自ら競演に出るつもり?

ペンム:
나는 허리 병으로 고생하는 중늙은이에 불과해.
내 직접 진연을 하다니 가당치가 않네.

私は腰痛に悩む年寄りよ。
私が自ら出るなんてとんでもないわ。

メヒャン:
허면 ?
それなら?

ペンム:
이 아이와 그 동료들이 할걸세.
(ジニを見て)この子たちがやるわ。

メヒャン:
그래 ?
(ジニをまじまじと見て)そう?

ペンム:
너를 기억하고 있다.
(プヨンを見て)お前のことは覚えているわ。

プヨン:
오랜만에 뵙겠습니다, 부용입니다. 행수 어르신.
ご無沙汰しております。プヨン(芙蓉)と申します、行首さま。

ペンム:
조만간 크게 성장한 니 재주를 다시 볼 수 있겠구나.
大きく成長した芸をまた見ることができそうね。

プヨン:
허면 경연을 열자하신 것을 후회하실 것입니다.
そうすれば競演をしようとおっしゃったことを後悔されることになるでしょう。

ペンム:
후회라 ?
後悔ですって?

プヨン:
제 여악의 동기들은 이미 최곱니다 , 행수 어르신.
저마다 그 나이 칠세도 되기 전 교방에 들어 ,
최고의 스승을 뫼시고 일각도 낭비함 없이 재예를 닦아 왔습니다.
지지 않을 것입니다.
아무두 즈이를 이길 수가 없을 것입니다.

私たち女楽の童妓たちはすでに最高です、行首さま。
私は7歳になる前に教坊に入り、
最高の師匠たちの下で一刻も怠らずに芸を磨いてまいりました。
負けはいたしません。
誰も私たちに勝つことはできないでしょう。

メヒャン:
너는 어떠냐 ?
느이들의 실력으로 이길 수 있다 여기느냐 ?

(ジニに)お前はどうなの?
お前たちの実力で勝てると思っているのかしら。

黙っているジニ。

メヒャン:
허허 ..! 저 굳어진 낯빛 좀 보라지.
자신이 없는 모양이로구나…
허면 네 스승에게 강권을 해. 허망한 승부는 그만 두자고 말이야 !

ほほほ!こわばった表情をごらんなさい。
自信がないようね。
それならお前の師匠に懇願するといいわ。虚しい勝負はやめてくれと。

ジニ:
이기고 지는 것은 제 관심 밖입니다, 행수 어르신.
제가 얻고자 하는 것은 따로 있습니다.

勝ち負けは私の関心事ではありません、行首様。
私が得たいものは他にございます。

メヒャン:
얻고자 하는 바가 따로 있다… 그게 무엇이냐 ?
得たいものが他にあると…それは何?

ジニ:
전하께 전두를 받고자 하옵니다.
殿下からご褒美をいただくつもりでございます。

メヒャン:
하하 ! 이런 발칙한 것을 보았나 ?
전하의 앞에서 진연을 하는 것만으로도 크나큰 광영이거는…
어찌 이리 철딱서니가 없을고 !

(呆れて)はは!こんな不届きなことがあって?
殿下の御前で進宴するだけでも多大な名誉なのに…
何と分別のないこと!

ジニ:
예인이란 재줄 팔아 생업을 도모하는 이들인데,
진연을 하고 이찌 전두를 받지 않는단 말입니까 ?

芸人とは芸を売って商う者なのに…
進宴してなぜご褒美をいただかないのですか?

メヒャン:
그래. 전두를 얼마나 받고자 하느냐 ?
そう?褒美はどれほどもらうつもりなの?

ジニ:
억만금을 주고도 살 수 없이 값진 것이나
어심만 동한다면 얼마든지 내어 주실 수 있는 것이지요.

億万のお金でも買えないものですが、
お心さえ動かせればいくらでも下さると思います。

メヒャン:
그게… 무엇이냐 ?
それは…何?

ジニ:
용안에 넘쳐흐를 전하의 ( ?) 입니다.
お顔に零れ落ちる、陛下の涙です。

ペンム:
너무 지체한 듯 하이… 그럼 우리 이만 가보겠네.
가자.

遅くなったようだわ。では我々は失礼するわね。
(ジニに)行きましょう。


ファン・ジニ特集&イ・ビョンホン&Rainなど

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帰り道。

船を待って座っているペンムとジニ。
ペンムは精神的に疲れている様子です。

メヒャンのことが気になり、「どんな方ですか?」と尋ねるジニ。
「剣舞では朝鮮最高と言える人」であり、また「私の無二の親友だった人」だと言うペンム。
メヒャンがペンムに持っている敵意を感じていたのでジニは驚きます。
でも、芸人として誰もが持つのが妬み。それを敵意とは言えないとペンムは思っていました。

今度の競演がうまくいけば、もしかしたら古い友人として杯が交わせるかもしれない…。
かすかに微笑んで遠くを見つめるペンムでした。

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帰りの船に乗るペンムとジニ。
…えらく小さい船ですが(・∀・;)
美しい光景ですね。

ペンム:
진아…
ジニ…。

ジニ:
예, 행수 어르신.
はい、行首さま。

ペンム:
너는 기녀에게 가장 중한 벗이 누군 줄 아느냐 ?
妓女に一番の友は何だか知ってる?

ジニ:
술입니까 ?
お酒ですか?

ペンム:
아니다..
違うわ。

ジニ:
허면… 재예입니까 ?
それなら…才芸ですか?

ペンム:
글쎄다…
さあ、どうかしら。

ジニ:
그도 아니면… 사랑입니까 ?
それも違うなら…愛ですか?

ペンム:
(잔망?)스러운 것… 니가 벌써 사랑을 알어 ?
大人ぶって…。もう愛を知っているの?

ジニ:
행수 어르신도 참…
行首さまったら…。

ペンム:
국선샏도 재예도 그리고 사랑도 기녀의 벗이긴 하나
가장 중하다 할 수는 없다.
기녀에 가장 중한 벗은 말이다…
… 바로 고통이다…
고통가 벗하여… 제 몫의 문턱을 썩 넘어설 수 있는…
그 이가 바로 진정한 기녀요..;.예인이니라.

酒も才芸も…そして愛も妓女にとって友だと言えるけれど、、
一番ではないわ。
妓女にとって一番の友は…
それは苦しみよ。
苦しみを友として、自分に課せられた壁を越えられる…
それが本物の妓女よ。

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松都に戻り、競演に参加することをユス令鑑に報告するペンム。

童妓たちにも競演について詳しい説明があります。
競演の前に、資質、舞、唄、楽器、知識、詩、書、絵画…
広い分野にわたって行われる試験が行われます。
童妓たちにさらなる修行が求められることとなりました。

一方、ウノのところにもジニが戻ってきたとの知らせが。
大喜びで会いに行くウノですが、ジニはそっけない態度orz
ジニには「競演」という大きな目の前の目標があり、今、他のものは目に入らないのです。
ウノと遊んでいる余裕はありません。「もう会えないから」とスッパリ断ってしまいます。

・・・何も言えませんデス_| ̄|○ il||li

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得意な楽器を一つ選び、それぞれの担当者に習うよう言われた童妓たち。

ジニは、オムスが担当するコムンゴ(玄琴)を選びました。
妓女が主に演奏する楽器は、ヒョングムがいつも弾いているカヤグム。
ジニたちもすでに数年習っています。
それなのになぜ?

コムンゴは学者たちがたしなむ物だから。
カヤグムは女っぽい音色だから嫌いだというジニ。
ジニは自分が女に生まれたこと自体、嫌なんですね。
「感情さえも表せずに左右されるのが女の心だと言うのなら、
つまらない感情に振り回されて芸人になる道を邪魔されたくない」

溜息をつくオムスでした(;^_^A

—————————————————————–

夜、コムンゴを奏でながら遠い目をするジニ。
ほかの事は考えられないと言いながら、やはりウノのことが…?

ジニは本が読みたくなり、本を探しに出かけます。
そこには先客が。
ウノの許婚、カウンです。

声をかけたジニですが、驚いたカウンは写そうとしていた本を汚してしまい、
文字の上が墨で真っ黒に染まってしまいました。
貴重な本なのに大変!

「いい方法があります」とニッコリ微笑んだジニは、真っ黒になってしまったページの文字を思い出し、新しい紙に書き始めました。書き直して上から貼るつもりです。
「素晴らしい才能ね。どうしてそんなに覚えているの?」と感心するカウン。
「お礼をしたいの。探している本は何?一緒に探すわ」と言うカウンですが、
実はジニが読みたかった本は、カウンが写し取っていたその本、詩経の本でした。

「青きあなたの襟は 長い間の私の思い」
詩を語るジニに、共感して顔を輝かせるカウン。

近いうち、今度はウノを通してお互いの存在を知ることになるのでしょうか。

- つづく -

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