韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

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韓国語を独学している皆さまへ~私の学習法

      2014/10/15

私がときどきご質問をいただくのが「どうやって韓国語を独学したんですか?」ということ。

方法は我流ですが、それでもお役に立てる部分もあるだろうし、
今後同じ質問をいただくことも予想して、記事にまとめておくことにしました。

あくまでも私がやって来た方法であり、結果的に私に合っていたから続けられた方法です。
人によって違うと思いますので、ぜひいろいろ試してご自身が楽しく続けられる方法を見つけてください。

導入部分で迷う人が多いので、最初に私のとった方法を辿っていきますね。

2004年、冬ソナをキッカケに勉強を始める

3話まで観た後、どうにも次週の放送まで待てず、有料の動画配信サイトで字幕放送を最終回まで2晩寝ずに観ました。

その中で、当時は「音」として聴こえてきた言葉の響きがとても気に入って、
「何て言ってるのか知りたい」と純粋に欲を駆り立てられたのが韓国語の勉強を始めたキッカケです。
そのとき、「알았어(アラッソ:分かった)」という言葉が、字幕で「あら そう」となっていて、「語学おもしれーーー!」と感動したのもキッカケの一つ(笑)

まず、記号のような韓国語の文字を覚えたくて、こちらのサイトを見つけました。

『ハングル文字を60分でマスター!?』
http://www.mojix.net/mojio/korea/alpha/index.html

追記:残念ながらこのサイトは最近閉鎖してしまったようです。
代わりになるものがあればまたご紹介しますね。(2013.09.02)

基本的なものから子音・母音を覚え、「버스 → バス」など、分かりやすい単語を使って、覚えたかどうかチェックできるようになっています。
本当に60分で何となく読めるようになります。ぜひ試してみて!このサイトで初めて読めて感動したこと、今でもハッキリ覚えてます^^

文法の入門はNHKテレビ講座

質問されたときは、おすすめとしてラジオ講座を挙げているのですが、一番最初に始めたのはテレビ講座でした。
ラジオもそうなのですが、そのシーズンによって先生も内容も異なり、無条件で薦めることはできません。
私が見たときは、小倉紀蔵先生の担当時期。文法解説、特に用言の活用の解説はとてもわかり易かった記憶があり、入門編として当たりだったな~と今になって思います^^

NHKラジオ講座を聴き始める

テレビ講座は週に1度の放送でしたし、がっつり勉強して身についたのはやはりラジオの方。(内容の善し悪しではありません)

忙しくて放送を聞けなくても大丈夫。
今はNHKのサイトで、1週間分は無料で聞くことができます。→ まいにちハングル講座

聞き逃すこともありましたし、テキスト開きながら居眠りすることもありましたが、
放送を聞いて終わりではなく、テキストの例文を利用して音読練習や韓作文の練習をし、自分で身につける努力をしました。
教室に通って習うにしろ、ラジオ講座を聞くにしろ、ちゃんと身につくかどうかは、こうやって自分の身につくまで反復練習をするかどうか、そこにかかっていると思います。

こうやってラジオ講座を1シーズン聞き、ひと通りの基本文法を覚えました。

また、ひと通り理解した気になっていても、文法はなかなかそのときしっかり身につくものではありません。
あとあと繰り返し訓練するうちに、すこしずつ固まってくるもの。
私も、聞き取りや翻訳をしている間、その都度、気になったところはテキストや辞書を開いて確認するようにしています。
逆に言えば、ざっとひと通り基本文法をなぞったら、さっさと実践に入っちゃえばよろしい…ってことですね(笑

ドラマや映画のセリフの聞き取りを始める

私の今の韓国語能力の99%は、この「セリフの書き起こし」で培ったと言えるほど、力がついたと実感できた方法です。

聞き取り練習を始めたのは、勉強を初めて3ヶ月くらい?の頃。

全く知らないドラマではまだまだ敷居が高すぎる。
でも、字幕で観てセリフの意味がわかっていれば何とかなります。
冬ソナの対訳本を持っていたのですが、そこに載っていないシーンを聞き取っていくことから始めました。

ボキャブラリーもほとんどなく、まだ大部分が音としてしか聞こえない状態で、
イヤホンをつけて何度も聞いては戻し、聞いては戻し、聴こえた音をカタカナやアルファベットでメモしておいて、辞書をめくって当てはまる単語を探し…を繰り返します。
そして、辞書で見つけた単語と、文法知識を総動員して、少しずつハングルで書き起こしていくんです。

大切なのは、セリフを書き留めたいほど好きな作品であること。

一度聞いても分からないものを何度も聞いて書き起こすには、それだけの情熱が必要です。
好きな作品でないと、なかなか出来ませんよね^^

なぜ書き起こしがスキルアップに効果的なのか

書き起こしとは、その名の通りハングルのセリフを自分の手で書き起こしていく作業です。

この作業のポイントは、「ハングルで書くこと」
実際にやってみるとわかりますが、綴りを正確に書くことと、文法事項を理解していることが要求されます

冒頭にも出てきた”알았어 (わかった)”を例にしてみましょう。

この言葉、何も単語が分からないつもりになって、聞こえたとおりにカタカナ、アルファベット、ハングルで書き留めてみましょう。
すると…

アラッソ、arasso、아라써.

こんな感じ。

でも、実際はこのセリフ、3つのパーツで出来ています。

1.알:알다(知っている)の語幹
2.았:過去を表す補助語幹
3.어 :語尾。

この3つが合体して 알-았-어  になっているのであり、書き起こす時にはフレーズを正確に分解したり、組み立てることが出来なければなりません。
書き起こしとは、このパズルを解く作業。パーツが分からなければ、音として正確に聞き取れていても、一文字も書けないことになってしまいます。
「何となくわかる」ではなく、正確に分からないと進まない方法だからこそ、揺るがない基礎力がつくんだと思います。

ここで判断の分かれ目になってくるのが、パッチムの存在です。
アラッソと聞こえる場合、아라써かもしれないし、알아써かもしれない。それに、앓았어 なんて可能性だってある。
音からあらゆる綴りを連想し、そこからまた単語の区切り(パーツ分け)を考え、辞書をめくってパズルを解いていきます。

#この「アラッソ」が「알-았-어」だと分かった瞬間がまた感動…。書き起こしはこういう「脳が喜ぶ瞬間」の繰り返しです^^

正確なパズルが組めた時、もうそのパズルに使われている単語も文法も、自分のものになっています。
ただ解説書を眺めながら何となく分かった気になるのとは、身につき方が全く違います。
まぁ、難しい単語は時間が経てば忘れますが、忘れてしまったとしても、今度もう一度出てきた時には、間違いなくまた正解を導き出せます。

ずっと書き起こす訓練を続けていると、どんなセリフでも耳で聞けばそのまま頭の中で正確なパズルが組み上がっていくようになります。
パズルのパーツがわかっていれば、当然意味も導き出せますね。
短い文でも長い文でも、早口でもゆっくりでも、分解すれば細かいパーツで出来ているのはどれも同じ。
俳優の滑舌さえ良ければ(これ重要:笑)、「難しくなって行き詰まった」ということはありません。

書き起こした文章を一つ一つ日本語に対訳する必要はありません。時間が倍かかりますし(笑)
翻訳力や日本語力をつけるためにはとても有効ですが、日本語を経由するのではなく、韓国語は韓国語のまま理解するのが理想。
そうでないと、会話のスピードにはなかなかついていけません。
そもそも、書き起こせた時点で意味はわかっているはずですから、それでも十分ではないかと私は思います。

綴りと発音をセットで身につけられる”書き起こし”

韓国語を勉強していて誰もが苦労するのが、”発音のよく似ている文字パーツ”ではないでしょうか。

ㄱとㄲとㅋ、ㅇとㄴ、ㅜとㅡ、ㅓと오…まだまだありますよね。
音だけを聞いてもなかなか区別がつかず、だからと言って、間違えて使ってしまうと意味が伝わらないこともあります。

書き起こしをする際に『綴りを正確に自分で書く』ことは、そのまま『発音を正確に身につける』ことにつながります。
ハングルは『綴り=発音』になっていますので、一つ一つ、正確に書きながら、綴りの難しいものは声に出してみましょう。
手と口と耳、複数の手段を同時に使うことで、より確実に身につけることができます。

書き起こしたら声に出して読んでみよう

好きなセリフを苦労して書き起こしたら、まずはそれを眺めて浸りましょう♪これぞ至福のときです。

苦労すればするほど、何度も何度も同じセリフを聞いたことになりますから、もう頭の中に音がすっかり残っているはず。
そこで、書き起こした文章を見ながら、さっき俳優が話していたとおりに、自分で読んでみます。
自然なイントネーションや言い回しが耳に染み付いているので、自動的に話す能力もついていきますし、文章を組み立てみて「あれ?何か不自然」という場合もすぐに気づきます。
特に好きなシーンやセリフは見ないでも言えるくらいに覚えてしまうといいですね^^もちろん迫真の演技で。

習慣・環境・ツール これ大事

「さて、今日は何を勉強しよう」

机に向かって、まず何をするか考えるところから始まったりしませんか?
これ、結構マイナス要素なんです。
自分が何を題材に勉強するのか、決まっていることで成果がずいぶん違う気がします。

「今日は単語を覚えようかな」「今日は問題集をやろうかな」と、そのときの気分で決めるのも時にはいいのですが、例えば、「毎日韓国のニュースサイトのコラムを読んで、要約する」とか、「毎日KBSのニュースを聞いてシャドーイング(※すぐ後について話すこと)する。単語をその都度調べる」とか、柱となる題材を決めてしまうといいでしょう。
その題材をもとに、 単語を覚え、文法を覚え、音読練習をし…すべてを訓練していけばいいのです。

そして、調べたいことをすぐに調べられるよう、覚えておきたいことは記録できるよう、ツールを整えておくことが大切です。

語学でツールと言えば、辞書。
今、私が主に使っている辞書は朝鮮語辞典です。

とても優秀な辞書ですが、手に持ってペラペラめくるには大きくて重く、頻繁に調べ物をするには少々わずらわしさを感じます。

私が勉強を始めたころに購入し、その後7年くらい使い続けたのがポケットプログレッシブ韓日・日韓辞典
こちらはサイズがコンパクトで、手に持ってめくるのに全くストレスを感じません。見やすくて、収録語数の量で物足りなさに我慢できなくなるまでは(笑)、とても使いやすい辞書です。

次にWEB。

私は今、紙に書き起こすのではなく、ブログなどに直接タイピングする方法で聞き取りをしています。

そこで、いちいち紙の辞書をめくるのが面倒で、代わりに大活躍しているのがこちら。

1.NAVER韓国語辞書 または 네이버 일본어사전

推測した綴りを検索窓に入れ始めると、その時点でどんどん候補語が表示されます。超便利!
発音、例文など、 内容も豊富です。

2.네이버 국어사전

韓→日 の辞書でヒットしない場合は、韓国の人が使う「国語辞典(韓韓辞典)」でヒットすることも。

3.Google先生

俗語や史劇の固有名詞など、辞書に載っていない言葉がドラマにはたくさん出てきます。
そんなときは、音から綴りを考えて検索。
検索してみて、検索結果が多ければ、おそらく綴りは合ってます(笑)
「◯◯ 뜻」で調べると、言葉の意味そのものの解説ページがヒットすることも多いし、検索結果を日本語のサイトに絞れば、より簡単に意味が調べられることも。

ちょっと話がそれたかな^^;

やっぱり単語の暗記はするの?

覚えておきたい語を記録するため、単語帳を作っている人も多いと思います。
ところが、私は作った経験こそあれ、役に立った&続いた試しがありません。恥ずかしながら…。
単語帳というものは、作る作業がほぼ全てであり、そこで終わってしまって、覚えることに結びつかないんですよね。

単語は会話や文章の中で使われてこそ生きるものであり、生きた状態で覚えれば、その分身につきやすくなります。
「ちょっとこの単語チェックしておきたい」「この単語、さっきも調べたばっかりやん!」という ときは、小さな付箋を買っておいて、辞書にペタペタ貼る。
そうすれば楽だし、辞書を引くたびに目につきます。 いらなくなったら外してポイ♪
できれば、既述の書き起こしとペアで無理なく身につけていければと私は思っています。

逆に「単語をたくさん知っていれば、その分聞き取れるようになる」のも事実。
単語だけを機械的に覚えようとすることも、苦痛ではあるものの、いい勉強法であると思います。
その場合は、丁寧に単語ノートを作ろうとせず、レベルごとに重要単語をまとめてある本(例:「ハングル」検定公式ガイド 合格トウミ 初・中級編)を用意して、これも体を使って繰り返し訓練するといいですね。

1日10個×7日=週70個よりは、 1日70個×7回=週70個

単語を見て怒涛のごとく意味を言っていく。またはその逆を書いていく。
正直、楽しい勉強ではないので、試験を目標にしているのでもない限り続きませんし、なかなか身につきません。
それでも「ボキャブラリーが足りないな」と感じたときだけでもやってみるといいと思います。

そうやって無理やり覚えて、そのうちキレイサッパリ忘れてしまったとしても、
後になって聞き取りでその言葉が出てきた時、「あ!あのとき覚えたヤツだ!」と思い出した時点で、その単語は完全に身につくでしょう^^

どんどんアウトプットしよう

聞き取りを始めたころは、インターネットのドラマの掲示板で仲良くなった仲間と一緒にやっていました。
それぞれが聞き取ったところを掲示板に書き込み、「ここはこうじゃないですか?」なんて添削し合う、それはそれは楽しくてたまらないやり取りでした。
またやりたいな~。

このブログを始めたのは、発信することで遥かに勉強になるだろうと思ったから。

ドラマのセリフを聞き取り、合っているかどうかもわからないまま全世界に向けて発信するプレッシャー。
それを読みに来てくださる方がいらっしゃる喜び。
好きなセリフを選び、文法解説することで求められる知識の正確性。
知らべたことを記事にすることで、自分もまた覚えられる、学習ノートとしての役割。

ブログでもSNSでも、何でもいい。
今日、自分が知った言葉、ちょっと韓国語で言ってみたいこと、さっき見たドラマの好きなフレーズ。
臆せずどんどん発信してみてください。

私のブログのコンテンツはできるだけ正確に書く必要がありますが、例えば「Twitterで今の気分を韓国語で」なんて場合、そんな心配は全く無用。
大切なのは外国語を使って伝えようとする気持ちであり、理解しようとする気持ち。
不器用な外国語でもその気持ちが通じ合えば、そこに感動が生まれ、それがまた勉強するエネルギーになります。

Twitterを利用なさっている方は、気軽に私に韓国語ツイートを飛ばしてくださいね^^
+-+-+-+

思いつくまま、とりとめもなく書いてしまいましたが、どこか参考になるところはあったでしょうか。
正直、書いた本人は、これが誰かの立つのかどうか、全く分かりません。

私は「毎日コツコツ 」が出来ない性格で、徹夜して熱中したかと思えば、それが終われば何ヶ月も放り出していることも多々あります。
ただ一つ、 「学習法」とタイトルに書きながら、自分自身でこれを勉強だと思ったことは一度もないこと。
結局は、これが長く続けられ、身についた一番大きな要因かもしれません。

「好きな俳優のツイートを訳す」とか「KPOPの歌詞を覚える」とか、「やっていて時間を忘れるもの」「やらずにはいられないもの」。
それが見つかったら、とことんそれを追究してください。 基本的な文法さえひと通りやれば、他の物に手を出す必要はありません。
この記事があなたにとって何かのヒントになりますように^^

最後に、「ラブレイン」翻訳時、インターネットラジオで韓国語学習についてお話をさせていただいたことがあります。

インターネットラジオ『増岡聖子の「聴きたい♪言いたい♪』より
http://seiko-masuoka.seesaa.net/category/13174353-1.html

お時間があればぜひ聴いてみてくださいね。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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