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Oh my Venusオーマイビーナス7話あらすじ&日本語訳vol.1

   

ソ・ジソブ、シン・ミナ主演のKBSドラマ「Oh my Venus(オーマイヴィーナス)」7話、あらすじをまじえながら、台詞を丁寧に訳していきますね、

ではさっそく♪

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ゆっくり唇を離すと、ヨンホは穏やかに彼女を見つめた。
外したメガネを戻してやると、ニッコリ微笑む。

ジュウン「…服、脱いでください」
ヨンホ「え?(辺りを見回し)ここで?」
ジュウン「優しく言ってるうちに脱いで」
ヨンホ「至高至純だったんじゃないんですか?」

「早く!」ジュウンの声に、ヨンホがビクリとする。
彼は彼女から視線を外すことなく(←ここ最高)、上着を脱いだ。

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雨の帰り道、運転しながらヨンホは助手席を見て笑みを堪えられずにいた。
「外しましょうよ」すっぽり頭から被った上着を彼に外され、ジュウンはやはり恥ずかしくてまた被る。

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「おやすみなさい!」家に入るなり、逃げるように自室へ駆け込むと、彼女は綺麗に畳んだ彼の上着をドアの外へ出した。

ヨンホ「おやすみ」

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「お願い心臓、落ち着いて…」一人になってからも、ジュウンの心臓は高鳴ったまま、一向に静まらない。

ジュウン「(頬を触り)はぁ、熱い」

彼女はふと思いつくと、携帯を取り出した。

検索「甲状腺 機能 低下 症状」

出てきた情報に目を通す。
体重増加、気力低下、疲労感、便秘、筋肉の痙攣と硬直、声のかれ…
心拍数低下。

ジュウン「心拍数低下?!」

と、彼女はヨンホがすぐそばにいるところを想像した。
ふたたび心臓がどんどん高鳴り始める。
甘い視線で彼女を見つめていたヨンホ(幻)は、突然怖い顔で言った。「腹部肥満。腹筋50回実施。UP!」

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ジュウン「はい、コーチ!」

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「39回」ベッドの上で39まで腹筋を数えたところで、朝日の眩しさにジュウンは目を開けた。「!」
いつの間にか夢を見ていたようだ。

ジュウン「欲望の塊だわ…」

そこへ部屋の外で声が聴こえる。

ヨンホ(声)「お前のMa’amはまだ起きてないのか?」
ジウン(声)「Ma’am! Wake up!」

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顔をウェットティッシュで丁寧に拭き、パウダーをはたき、香水まで振って外へ出てくると、
ヨンホが後ろから声を掛けた。「グッモーニン♪」

ジュウン「(照れ)ヨンホさんも」
ヨンホ「昨日はプレゼントありがとう」
ジュウン「?」
ヨンホ「今日は僕の番♪」

「プレゼント?甘いものかな?」彼女の妄想が頭の中でピカッと光る。「それともキス?何だろ!何だろ~!」

0088

彼が出したのは… 体重計!

0089
それをジュウンの足元に置くと、黙って指差した。

ジュウン「朝からそんな」

と、黙って彼女を見ていたヨンホが、クンと鼻をひくつかせた。

ヨンホ「朝から香水?」
ジュウン「(淡々)ですね。朝からなんで香水なんでしょうね」

彼はそれには答えず、腕組みをした。

ジュウン「薬飲んできます(行きかけて立ち止まり)お腹空っぽのうちに測ろうかな?」
ヨンホ「(ニコニコ)」
ジュウン「ううん、先に薬飲んできますね」

行こうとした彼女の腕をヨンホが掴んだ。

ヨンホ「(ニッコリ)お腹空っぽのうちに」

腕を引っ張られた勢いで体重計に乗ったジュウンは体重計を見て息を呑んだ。「はっ!!!」

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「情け容赦ないんだから!」ランニングマシンで走りながら、ジュウンはぼやいた。

ヨンホ「(後ろで監視)たった1日で1.8kgもどうやって増えるんだ?」
ジュウン「昨日、めちゃくちゃ1杯水飲んだから」

彼女の言い訳に、ヨンホは微かに笑みを浮かべる。
マシンを止めると、ジュウンは振り返った。

ジュウン「それ以上痩せたら死ぬって、みんなに言われるのに」
ヨンホ「死にません」
ジュウン「でも、1日くらい…」
ヨンホ「カン・ジュウンさんの体は使い捨て?1日使ったら捨てるんですか?一生使うんだから、健康で丈夫な方がいいじゃないですか」
ジュウン「一生そばに置くわけでもないのに、そこまで心配する振りしなくても」
ヨンホ「そんなことは知らないし、”振り”は失礼だ」
ジュウン「病んでる人に弱いのはわかりますけど、私がまだ病んでるように見えます?」
ヨンホ「それじゃ僕は?弱く見えます?」

ジュウンは恨めしそうな表情で頷いた。「わかりました、コーチ」
「Go」ヨンホの掛け声で、ジュウンは再びランニングマシンに向き直る。

腹が立ってスピードを上げすぎた彼女は、バランスを失って後ろへよろめいた。
ヨンホが咄嗟に彼女の腰を受け止める。
まだまだお肉がたっぷりついた彼女のウエストに、彼の腕が回った。

ジュウン「あっ!」
ヨンホ「これがいわゆるバックハグ?」
ジュウン「!」

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出勤したジュウンは秘書に呼び止められた。「先生!」

#お腹周りもだいぶスッキリしてるよね

秘書「副代表室が大騒ぎなんです!」
ジュウン「どうしたの?」

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副代表室をガラス越しに覗いてみると、大変な剣幕でまくしたてる女性と、黙って聞いているスジンの姿が見えた。

女性「お金で済ますつもり?お金持ちは人を殴ってもお金で全部解決すればいいと思ってるわけ?」
スジン「…。」
女性「私たちは謝罪を求めたの!お金なんか求めてないわ!何も悪いことしてないのに侮辱されて、暴力振るわれて!名運電子の娘だっていう女からは、うちの娘に一言の謝罪もなかったわ」

「それなのに、慈悲ある判断を?」彼女は渡された贈答品を叩く。

女性「マスコミが騒ぎ出したからって今更!」

ジュウンは思わず部屋に入り、今にもスジンに飛びかかりそうな女性の前に立ち塞がった。

女性「何よ?あなた」
ジュウン「弁護士のカン・ジュウンです。こんなふうになさると、余計不利になります。一旦外へ出ましょう」

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ジュウンは女性を近くのカフェへ連れて来た。
「少し冷めてからどうぞ」女性に飲み物を差し出す。「まだ熱いですから」

そうやって、ジュウンは女性の話にひとしきりつき合った。

女性「髪を掴んで引っ張り回して、うちの娘の顔がね、(頬を指し)ここがこんなに腫れて…。嫁入り前の娘に、靴を投げつけたそうなんです、その人」
ジュウン「…。」
女性「お金持ちの出入りするブランド館だし、娘がサービス職なのはわかってます。暴言や無視はよくあることなんです、元々。でも!」

女性は話すうちに血がのぼって声高になった。
すかさずジュウンが静かに遮った。「落ち着いてください、お母さん」

ジュウン「今回の事件、いえ、今回の出来事、私もよく知っています」
女性「でも、お金と韓薬一箱っぽっち、あの弁護士を通じて送ってきたんです」
ジュウン「(頷く)」
女性「そりゃ大金ですよ。1年切り詰めたって貯められないお金だけど…でも謝罪はすべきだわ。人が人にやったことなのに。お金持ちが貧乏人にやっちゃいけないわ、こんなこと」

女性は絞りだすように言うと、悔しそうに泣いた。

ジュウン「和解してください」
女性「?」
ジュウン「出来るだけ時間を稼いで、和解金は最大限に要求なさってください」
女性「(怒)あのねぇ」
ジュウン「引き伸ばせば無理やりにでも謝罪しますし、和解金も上がります」
女性「…。」
ジュウン「あの人たちは変わりません。少しでも… 無理やりでも… いい思いをなさってください」
女性「…。出来るんでしょうか」
ジュウン「大丈夫だ、良くなる… その気にさえなれば何だって出来ると、そう信じるんです」
女性「…。」
ジュウン「そうじゃなきゃあまりに無念じゃないですか」

ジュウンは視線を伏せる。「弁護士がこんなことを言って申し訳ありません。これが精一杯で… 余計に申し訳ないです」

女性「謝罪してくださって、ありがとうございます、弁護士さん」

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女性と別れて出ていたジュウンの足取りは重かった。

ジュウン「…。」

~~~~

それはジュウンの父が仕事中の事故で亡くなったときのことだ。
ジュウンの母は会社が持って来た金を撥ねつけて泣いた。

ジュウンの父は日雇いの職人であり、保護装備もロクにつけずに事故に遭ったため、本人の過失が大きいと会社の弁護士は言った。
力も後ろ盾もない自分たちの運命を呪い、ジュウンの母はさらに泣いたのだ。

そのときの無念さは、ジュウンの心にまだしっかりと根付いていた。

~~~~

「お母さん、私」ジュウンは母に電話を掛けた。

「開業準備で忙しいのよ。遊んでる暇ないわ」ジュウンの心中も知らず、母は電話の向こうでそう言った。

0090

ジュウン(電話)「怒らないでよ。誰のお金で開業するわけ?」
母(電話)「…。どうしたの?何かあったの?」
ジュウン「何でもない。オープンのとき行くから。いつなの?」
母「週末にはしなきゃね」

ジェヒョクの新妻(入籍したかは不明)が大きな皿を持って入ってきた。

母「ヒョク、ウンビを手伝ってやりなさい」

ジェヒョクがやってきて、皿を受け取ってやる。

母(電話)「告祀をやるのに豚の頭を買って来たんだよ」
ジュウン「告祀に豚の頭が絶対なきゃいけないの?」
母「自分の頭でもあるまいし、何で文句言うのよ」
ジュウン「でもお母さん、勧師様(布教を担当するキリスト教の職分)じゃない」
母「勧師も告祀やったっていいでしょ、全く笑っちゃう」

ジュウンが笑う。

母「お母さん芸人じゃないわよ」
ジュウン「芸人ね」
母「うるさいわよ!もう切るから」

電話を切ると、ジュウンは職場の大きなビルを見上げた。「…。」

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「芸人だなんて」ジュウンの母は文句を言いながら携帯をポケットにしまった。

母「(ジェヒョクに)オープン、週末に延ばしなさい」
ジェヒョク「何言ってんだよ!何で延ばすんだ?」
母「お姉ちゃん週末くらいしか時間ないだろ。文句言わないの!」

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職場に戻ったジュウンが向かったのは、スジンの部屋だ。

ジュウン「私たち、昔、何て話したっけ?いい弁護士になろうって言ったよね。覚えてる?」
スジン「”副代表”よ」
ジュウン「…。覚えてない?”副代表”」
スジン「覚えてないんですか?タイムマシンに乗りたいなら一人で乗れって言ったこと」
ジュウン「…。」
スジン「こうも言いましたよね。誰かがやらなきゃいけないことだって。目を塞いで何が変わるのかって」
ジュウン「…。」
スジン「被害者の母親とお茶でもしてきたようだけど、ちょうど良かった。和解、カン弁護士が取り付けてくださいな」
ジュウン「何ですって?」

「公式に謝罪文を出すし…」スジンが封筒を出す。「これくらいなら十分な補償になるはずです」
スジンは呆れてため息をつく。「あんたホント…」

ジュウン「謝らないつもり?」

「…。」スジンが振り返り、じっと彼女を見る。

ジュウン「ウシクを奪ったことは…(頷く)そうね、天使を憑依させてでも理解するわ。だけど」
スジン「プライベートな話だから、たとえ口が後ろについた気分だとしても、表現は正しくしないと」

「奪ったことなんてないわ」スジンはハッキリ言った。「自発的だった」

ジュウン「…。」
スジン「何?奪われて悔しい?愛されなくて悲惨な気分?あんたの持ってたものが、他の人のものになることだってあるわ。”人生之事 塞翁之馬(人生の吉凶は予測がつかない)”って言葉はこういうときに使うのよ」
ジュウン「変えるのは見た目だけにすべきだったわ。何で中身までひっくり返っちゃったの?あんた。こんな幼稚な恥知らずじゃなかったわ」
スジン「この世はもともと幼稚じゃない?単純だって言うべきかしら。愛されるか、愛されないか」
ジュウン「愛するか、愛さないかよ」
スジン「…。」
ジュウン「タイムマシンに乗りたくないって言ったわよね。それなのに、何で乗ってるの?」

「…。」ジュウンの言葉にスジンは凍りついた。

#うーん、緊迫してて深いやり取りをしてるのに、ストレートに心に響かない。
この回の最初からかなりそういう傾向。
言葉って難しいね。

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医療財団ガフンのイ会長は、娘の供養に再び寺を訪れていた。
少し離れて…
隣にいるのはヨンホの姿だ。

外へ出てくると、ヨンホは年老いた祖母を優しく抱きしめる。「まだ拗ねてるのかな?お祖母さんは」

#ハルモニの役でいいからやりたい

イ会長「この子ったら!心配でどうにかなりそうだったよ」

心配を掛けた孫への安堵で、イ会長はヨンホの腕をドンドンと叩いた。
二人の姿に、待機しているミン室長がそっと視線を外す。「…。」

0091

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「お祖母さん、僕、病院は嫌なんだ」ヨンホが言った。

イ会長「わかってる。わかってるよ」
ヨンホ「…。」

イ会長はすっかり高く伸びた孫の頬に手を伸ばした。

イ会長「まだ小さいうちに母親を亡くして…」
ヨンホ「お祖母さん」
イ会長「手術にリハビリに… 半生を病院に縛りつけられて暮らしたんだから。だけどね、困ったことに… あんたの母さんもいないし、私も先が短いのに」
ヨンホ「…。」
イ会長「可愛い子よ、祖母さんの願いなんだよ」
ヨンホ「僕、きっと希少癌センターやらリハビリセンターやら作ると思うけど。母さんとお祖母さんが育てたガフン、僕がダメにするかもしれない」

「ヨンホ」イ会長はすがるように孫の名を呼んだ。

ヨンホ「もうここへ来るのは時々にしてください。(優しく小声で)関節に良くないから」
イ会長「本当にごめんよ。ありがとう…」

涙をながす祖母を、彼はもう一度包むように抱きしめた。

0092
+-+-+-+

トレーナーに「休もう」と言われると、ジュンソンはジウンを相手に練習を続けようとした。

ジウン「無理しちゃダメだ。まだ肩がパーフェクトじゃないんだから」
ジュンソン「リハビリしてるだろ」
ジウン「ヨンホ兄貴に…(首を切る仕草)キッ!」

「スネークさん!」そこへ甲高い女の声が響いた。「?」
「チャン・イジンだ!」ジムの男たちが一斉に湧く。

チャン・イジンが怖い顔をして立っているのが見えた。

#この前まで「ヒジン」て書いてましたけど、「イジン」みたいですね。すみません^^;

マネ「(他の男たちに)写真はダメですよ。。(イジンに)トレーニングしてらっしゃる最中じゃないか!スケジュールだってあるのに」
イジン「私、今何一つ目に入らないの!(ジュンソンを指さし)あの人に2度もやられたんだから!!!」

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待っているイジンの元へやってくると、ジュンソンは脱いだ上着をひょいと彼女の剥き出しの膝に乗せた。

イジン「どういう意味?」
ジュンソン「寒くないんですか?」
イジン「知らないんですか?寒い時に薄着をするのがファッションなんだけど」

彼の上着をつまみ上げると、彼女はそれを脇へどけた。

#ジュンソンらしい優しさなのにね

ジュンソン「…。」
イジン「話してご覧なさいよ。何でまた私を打ちのめしたのか」
ジュンソン「そんなんじゃなくて」
イジン「私はチャン・イジンよ。業界最高の広告モデルなんです。私が自分で言ったら嘘みたいになるでしょ」
ジュンソン「僕は時期的にCMに出る時じゃないんです」
イジン「(呆れ)みんな私とCMやりたくてヤキモキしてるのに。どうして?何かあるんですか?」

「そんなこと話す間柄じゃないと思うけど」ジュンソンはため息混じりに言った。
「!」彼女は苛立ちをどうにも抑えられず、かと言って何も言えず、もどかしくて立ち上がった。

ジュンソン「紙媒体は撮るように調節したんだけど」
イジン「…。」
ジュンソン「気を悪くなさったならすみません」
イジン「これ以上どう言えっていうの?!チャンピオンだからって何よ!鈍感なんだから!」

彼女は目を涙で一杯にして目をそらす。

ジュンソン「チャン・イジンさん?何かあったんですか…?」

「ううっ」泣き声をあげて、イジンは彼の胸に倒れこんだ。

ジュンソン「!!!」
イジン「プライド傷ついたわ…」

0093

手のやり場に困り、彼は両手をウロウロさせる。

イジン「そんなこと話す間柄になるにはどうしたらいいのよぉ」
ジュンソン「?」

「あんたのファンなんだからぁ!このバカァまぬけぇ!!!」彼女はヤケクソになって叫んだ。

+-+-+-+

更衣室へやってくると、ジュンソンはそこに貼ってあるイジンのポスターから見えないところで着替え始めた。

ジウン「兄貴、何かあった?」
ジュンソン「何も」

服を着ようとしたジュンソンの裸の胸に、いきなりジウンが抱きつく!「あっ!!!」

ジュンソン「ななな何だ?!」
ジウン「あんたのファンなんだからぁ!このバカァまぬけぇ!!!」

ジュンソンはジウンを押しのけ、ようやく服を着る。「やめろ」
そそくさと逃げるジュンソンの背中を見ながら、ジウンはふざけて真似た。「(渋い声で)やめろ♪」

+-+-+-+

練習を終えたジュンソンたちは、ヨンソも一緒に3人で家に帰り着いた。

ジウン「”あんたのファンなんだからぁ!このバカァ!”」
ジュンソン「おい!(ヨンホに)兄貴、こいつオーバーなんですよ」

そこへマスクをしたジュウンが部屋からバッグを持って出てくると、3人の前を走り抜ける。
と、3人は同時に鼻を塞いだ。「!!!」

ジュウン「(洗面所で)皆さんすみません!すぐ終わりますから!」

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ジュウンは洗ったバッグの中を3人に開いて見せた。「どうです?」
3人がひたすら鼻をおさえる。

ジュウン「まだひどい?」
ジウン「Ma’am、バッグにウ◯コしたの?」
ジュンソン「何の臭いだ?」
ジウン「地獄の臭いだよ。Hell!」
ジュウン「みかんが潰れちゃって」
ジュンソン「みかん?」
ヨンホ「?」
ジュウン「去年の」

皆が一斉に顔をしかめた。
ジウンとジュンソンは耐え切れずに逃げだす。

ヨンホ「革のバッグを水洗いするなんて。ブランド品ですか?」
ジュウン「そうじゃなくて、初めて勝訴したときに持ってたバッグだから、大事な裁判のたびに使ってるんです」
ヨンホ「…。」
ジュウン「(バッグを臭ってみて)先月はここまでじゃなかったんだけど」

何気なく横をみたヨンホは、思いがけなくドキリと息を呑む。
あの”マッサージ機”があったのだ。

ヨンホ「…。」
ジュウン「…。」

彼は立ち上がった。「早いけど勝訴おめでとう」

ヨンホ「これくらい臭えば敵は全滅でしょうね」

「壊滅だ!焦土化!」ヨンホは敵の真似をしてそそくさと撤収した。

ジュウン「(逃げるヨンホに)クリスマスツリー飾らないんですか?!(バッグを持ち上げ)そこにぶら下げてやらなきゃ!」

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ジュウンは自室でカバンを拭きながら、ヨンホへの怒りをつのらせていた。
雨の夜のキスは幻だったのか…?

ジュウン「アクションしたらリアクション返しなさいよね!ああだこうだ言ったら、ああだこうだ返しなさいよ!記憶喪失なの?私一人でやったわけ?」

そこへジウンの声がする。「Ma’am、早く来てごらんよ!」

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ジウンはTVの前にいた。
ダンスエクササイズの映像に合わせ、ステップを踏んでいる。

ジウン「俺、Ma’amのために突き止めたんだ!これ、お腹の肉がシュッと落ちるぞ!」
ジュウン「私、もうお腹のお肉そこまでじゃないけど」

向こうでヨンホがジュンソンと話しているのが見える。
ジロリと睨んでから、彼女はTVの前に向かった。

ジウン「Ma’am、ダンスは好き?」
ジュウン「苦手じゃないわよ。(画面のダンスにリズムを取り)これって昔のマカレナみたいなヤツね」
ジウン「え?マカレナ?」

「あるんだ、そういうのが」ヨンホがやってきて言った。「昔の人間しか知らないヤツ」

ジュウン「(ジロリ)自分は”ヤングボーイ”なのね」
ヨンホ「(車のキーを持って)俺は外の空気吸ってこないと。”臭い”のせいでね」

いたずらっぽくそう言うと、ニコッと笑って彼は歩き出した。

ジュウン「あぁストレス!私の甲状腺が!」

「ジウンさん、Go!」彼女はジウンと一緒にひとしきりダンスを楽しんだ。

+-+-+-+

信号が黄色に変わったのを見て、ヨンホはスゥっと車を停めた。

ヨンホ「…。」

信号を待ちながら、彼はぼんやりと考えを巡らせた。
ふと下を見ると、この間ジュウンが買ったコーヒーのカップが置いたままになっている。
彼は何となくそれを手に取った。

「1日くらい、赤信号でも青信号でもない、黄信号でちょっと休んでいけたらいいなって」彼女はそう笑顔で言ったのだ。

信号が青に変わったのを見て、彼は再びアクセルを踏んだ。

+-+-+-+

漢江のほとりに車を停め、ヨンホは一人風に吹かれていた。
「私の願いなんだよ」年老いた祖母の言葉が頭を巡る。

そこへ電話が鳴った。
「どちらにおいでですか?」ミン室長の穏やかな声が聴こえる。

ヨンホ(電話)「ゲッセマネの園かな?」
ミン室長(電話)苦杯を…受けることになさったのですか」
ヨンホ「(頷く)どうせ受けるなら一気飲みしようかと。進めてください」
ミン室長「抜かりなく進めます」

0094

※ゲッセマネの園=イエス・キリストが十字架刑に処せられる前夜、ゲツセマネの園で祈ったとされる。(参考:Wikipedia)

+-+-+-+

一旦区切ります。
なんだか… 冷蔵庫からたくさん材料出してみたけど、全部鍋に入れて出来た料理は味がわからない…というそういう印象(笑)
回想カットなんかも、何でそこでそれが入るのか繋がりが感じられないと、かえって頭が混乱します。
腐った臭いとセクシーなエピソードを繋げないでほしかったよねぇ。

ところで、ジュンソンあんたは最高♪

 - Oh my Venus ,