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師任堂(サイムダン)、色の日記2話あらすじ&日本語訳~後編

   

ソン・スンホン、イ・ヨンエ主演『師任堂(サイムダン)、色の日記』2話の後半に進みますね♪

ではさっそく~♪

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ジユンがクローゼットの服を左右に退けると、奥の壁にあらわれたのは、あの美人画だ。
「あらまぁ!」ヘジョンが驚きの声を上げる。「これは何?!」

ヘジョン「つまり、あの本の中の主人公はサイムダンとイ・ギョムで、この美人画は…」
ジユン「サイムダン」
ヘジョン「…まぁ!」

ヘジョンは美人画とジユンを見比べ、首を傾げた。「何だかあんたと似てるわ」

#さっきの過去編で流れたシーンを、ジユンたちが夜通し本から読み解いたってことなんだけど、「何で突然そこまでわかってんの?」ってキョトンとしません?^^;

「大学へ行かないの?」義母の呼びかけと同時に、ジユンはヘジョンと共に部屋から飛び出した。「出掛けてきます」

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ジユンたちがやってきたのは博物館だ。
展示物の中に、探していたその絵は静かに鎮座していた。

※サイムダンの生まれ育った江陵(カンヌン)の烏竹軒にある市立博物館にある絵のようですね。参考記事 右にある赤い花は、”石竹(セキチク)”のようです。

ジユン「サイムダン…」

ヘジョンが別の絵を見つめる。「イ・ギョム…」
そこには、可愛らしい犬を描いた絵が掛かっていた。

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夫ミンソクから連絡があり、ジユンは急いで指定された場所で彼と落ち合った。

ジユン「どういうことなの?」
ミンソク「トラブルが起きた。大きな…」
ジユン「そんな言い方じゃなくて、何がどうなってるのか正確に話して。一夜にして家から追い出されたのよ!家も通帳も全部あなたの名義だから私は手もつけられないわ。どうしてそんな無責任でいられるのよ!」

「…すまない」ミンソクはひどく疲れた様子でそう呟いた。

ジユン「すまない?それだけ?そんなことよく言えるわね!」
ミンソク「イム専務が失敗して雲隠れしちまった。投資した金の中にはブラックマネーが…ロシアのマフィアの金まで入ってた」
ジユン「何ですって?」
ミンソク「俺と他の役員たち、全員に指名手配が出てる。だから…」

ジユンはたまらずそこから駆け出す。

ミンソク「ジユン!感情的になるなよ」
ジユン「落ち着いていられるわけがないじゃない!こんな状況で。私にどうしろって言うのよ」
ミンソク「…。」
ジユン「話にもならないような町でお義母さんとウンスと… それに講師の職まで…!」

そのときパトカーが通りかかり、ミンソクはギクリとしてジユンを車へと引き戻した。

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ジユンを乗せ、ミンソクが走らせた車はひどい渋滞に捕まっていた。
大きな地震が起きたのだ。
「あっ!」ふいに目の前に車が近づき、急ブレーキで二人の体は大きくしなった。

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気を失ったジユンは、直ちに病院へ搬送された。

#ついていけない…(笑)置いて行かないで~
地震いらんよね

~~~~~~

ジユンの意識はまばゆい光の中を抜け、見知らぬ場所へとたどり着いた。

ジユン「?」

「お母様」駆け寄ってくる韓服姿の男の子の影が見える。
男の子に抱きつかれて、彼女は思わず後ろに座り込んだ。

「大丈夫ですか?お嬢様」若い娘が駆け寄る。

手をついた拍子に、手のひらに小さなキズができていた。

ジユン「???」

彼女はじっと意識を集中させた。「ここは…どこ?」

若い娘が顔を覗き込んだ。「何日も風邪を引いていらしたけど、幻覚が?」
娘に支えられて歩き出した彼女を、美しい男がじっと見つめていることに、彼女は気づかなかった。

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屋敷に到着した一行を、大勢の召使たちが笑顔で迎えた。
「お嬢様!」口々に迎える人々を前に、ジユンは首をかしげる。

「お嬢様!!!」ひときわ大喜びで駆け寄ってきた大柄な中年女性が、彼女の手を取った。
若き日のサイムダンのお付きの下女だ。「道中お疲れになったでしょう」
「お母さん!」ここまで付き添ってきた若い下女は、その娘だった。

ジユンは慎重に周りを窺いながら、奥へと進んだ。

「お祖母様!」子どもたちが奥にいる老女に駆け寄る。あれは…?
老女は近づいてくると彼女の手を握った。「疲れたでしょう。入って休みなさい」

サイムダンの母親だ。

「お母さん」お付きの下女ヒャンイが、自分の母親に囁いた。「お嬢様ちょっと変よ。風邪がひどかったから、まだ具合が良くないのかも」

ヒャンイ「あ、そうだ!さっきね、どこかの素敵な儒生がお嬢様をじぃ~~~っと見てたの!」
ヒャンイの母「どんな人?」
ヒャンイ「そうね、眉は炭のように黒々としてて… あぁわかんない!とにかくめちゃくちゃ素敵だったの!」
ヒャンイの母「(察して)あぁ、わかったわ」
ヒャンイ「儒生みたいだけど、違う気もするし~」
ヒャンイの母「わかったってば!」

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ジユンはゆっくりと庭へ入っていく。
細い竹が凛と茂っていた。「黒い竹…?」

ジユン(心の声)「…烏竹軒?!」

※烏竹軒はサイムダンの故郷。黒竹は烏竹軒の象徴だそうです。参考記事

彼女は部屋の扉を開けた。
草花が描かれた屏風の向こうに、壁が少しめくれているのが目に入った。「?」

めくれている部分に、文字が覗いている。「池谷可度…」

ジユン「安堅の名前だわ」

さらにめくってみる。
すると、そこに現れたのは…

ジユン「金剛山図!安堅の金剛山図だわ!」

そのとき…
「ジユン!ジユン!目をさましてくれ」彼女を呼んでいる夫の声が遠くから聞こえてきた。

「お母様」子どもが入ってきて彼女を見上げる。
「お母様の好きなお花です。石竹の花ですよ」子どもはそう言って、手に持ってきた花を彼女に握らせた。

~~~~~~

病院のベッドの上で、ジユンははっと大きく目を見開いた。

こうしてはいられない。
安静にしていないとダメだという医師の言葉も聞かずに、彼女は病室を出た。
ヘジョンからの電話が鳴る。「なんで繋がらなかったのよ!」

ヘジョン(電話)「大事件よ。サイムダンはね…」

「ひょっとして…」ジユンは声を潜める。「烏竹軒に引っ越した話は本に出てくる?」

ヘジョン「え?」
ジユン「その日は父親シン・ミョンファの祭祀の日で」
ヘジョン「何で知ってるの?たったいま復元できた部分なのに」

「信じられない!」ジユンは思わず目眩をおぼえた。

ジユン「壁の内側に金剛山図が…」
ヘジョン「そうよ。序盤からダイレクトに出てくるわ。よく知ってるわね」
ジユン「顔見て話そう。今から行くわ」

ジユンは駆け出した。

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病院の前でタクシーを停めようとするジユンを、夫が追いかけてきた。「博物館だって?!」

ジユン「今すぐ行かなきゃ。復元室のヘジョンのところに」
ミンソク「何だって?」
ジユン「ミン教授の絵が偽物だって証拠、見つけられるかも」
ミンソク「交通事故で死にかけたんだぞ。脳出血があるかもしれなから、絶対安静だって言われただろ!一体どこ行くんだよ!」
ジユン「今すぐ行かなきゃ。行かなきゃならないの!」
ミンソク「いい加減にしろよ。具合が悪けりゃ寝て、怪我したら休むんだ。こんなときに絵が何だっていうんだ?!」
ジユン「私たちの命綱になるかもしれないのよ」
ミンソク「君は何考えて生きてるんだ?俺にはさっぱりわからないよ」
ジユン「わかってるときなんてあった?いつだってわかってなかったじゃない。わかろうとしたこともなかった。結婚してからずっと!私がどんな屈辱に耐えながら教授の座まで上がってきたのか、あなたにはわからない。絶対にわからないわ」
ミンソク「君はわかるのか?俺がどんな心境で生きてるか!」
ジユン「息子や母親まで放り出した家長がよくもそんなこと言えるわね!」
ミンソク「それは俺が今…」

ミンソクの携帯が鳴った。「大変です、代表」

社員(電話)「イム専務が自殺しました」
ミンソク「!!!!!」
社員「今すぐ未来病院まで来ていただきませんと」

ただならぬ夫の様子に、いったんタクシーに乗ったジユンが車を降りた。「どうしたの?」
「ごめん!」ミンソクは慌ててそのタクシーに乗りこむ。「先に行く。すまない!」
呆然とするジユンの前で、夫を乗せたタクシーが走り去った。

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ジユンがヘジョンの復元室へやって来た。

ヘジョン「何でそんなに顔が真っ青なの?血の気が全くないわ」
ジユン「あとで話すわ」

「これ?」ジユンはさっそく復元した古書を辿り始めた。「當父之忌日 吾向北坪村…」

ヘジョン「祭祀の日の話よ」

文字を辿っていくと、また”金剛山図”の文字が。
彼女もあの部屋で、”金剛山図”を見たのだ。「安堅の金剛山図に間違いないわ」

ヘジョン「ここまではわかったんだけど、知らない漢字が多すぎるのよ。専門の研究者がつかなきゃ」
ジユン「本一冊翻訳するには、専門家が数人ついても何年か掛かるわ」
ヘジョン「誰か手を貸してくれる人はいない?」
ジユン「私、完全に失脚したの。サイムダンの備忘録が見つかったなんて言ったら、精神喪失だと思われるわ」
ヘジョン「たしかにね。はぁ…。漢文の解読が得意な人もいるのに」

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ジユンは解読を知り合いの研究者たちを訪ね、協力を頼んで回った。

先輩「ジユン、学校を出たんだって?他に講義をしていた所も全部切られたって」
ジユン「…。」
先輩「ミン・ジョンハクのことは俺がよく知ってる。君も本当に無念だろう。だが、やつは執拗な人間だ。あいつのやってることをみるに、この業界から完全に消し去るつもりだぞ。おそらく地方大学の非常勤を取るのだって難しい」

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「子曰 士志於道 而恥悪衣悪食者 未足興議也」ジユンたちの家の前の小さな公園から声がきこえる。
「学問を志して、薄汚れた衣と食事を恥じるならば、その者は未だ与に議るに足らぬ」住民たちを前に、教えているのはサンヒョンだ。

サンヒョン「論語、里仁編に出てくる言葉です」

ジユンが帰って来ると、義母がその様子を遠巻きに眺めていた。「何してるんです?」

義母「寺子屋をしてるのよ。上の階の若者が」

「それでは今日はここまで」サンヒョンは講義を済ませ、集まった住民たちは皆で拍手をする。
誰もいなくなると、ジユンはそっと彼に近づいた。

サンヒョン「?」

驚くサンヒョンを前に、ジユンは古書の複写を差し出した。「読んでみて」

サンヒョン「何ですか?」

サンヒョンは複写を受取り、視線を落とす。「當父之忌日 吾向北坪村…」

サンヒョン「故郷之地遠而験難…」

※↑ここはかなり怪しいです。難しすぎる…。

ジユン「来週」
サンヒョン「(スラスラと読み続ける)到北坪村頭 負児…」
ジユン「漢文はいつから?」
サンヒョン「父生我身 母鞠吾身」
ジユン「何?」
サンヒョン「”父は我が身をお生みになり、母は我が身を育てられた” アルファベットより先に習いましたよ。5歳から四字小學を教えて、大きくなったら家門族譜を暗唱させる。安東にはうちみたいな家が結構あるんですよ」
ジユン「直読直解もできるの?その場で解析できるのかってことよ」
サンヒョン「もちろん」

サンヒョンは改めて最初から読み始めた。「北坪村に引っ越しの荷物を準備しに行った日」

~~~~

『子どもたちを連れ、漢陽への引越し準備をしに、最後に江陵へ向かう道中のことだ。先月の大雨で橋が崩れ、ただでさえ楽ではない山道がさらに険しいだろうと心配していたけれど、天が助けてくださったのか、道は思ったよりなだらかだった』

サイムダンが”天の助け”と思っていたのは、実は地元の義賊たちの密かな努力の賜物だった。

手下「石ころ一つ残さず奇麗に片付けました!」
賊長イム・コッチョン「ご苦労だったな」
手下「兄貴、ここを行き来されるたびにここまで気を使われるなんて、あのご婦人は誰なんです?」
賊長「美人だ…」
手下たち「へ?」
賊長「(我に返り)俺の尊敬する兄者が思慕なさっている御方だ」
手下たち「そ、尊敬している兄者?!」
賊長「そうともよ!」
手下「うわ~!うちの兄貴を弟分にするなんて、どんなに凄い方なんだろうな!」

手下たちを追い払い、コッチョンは遠ざかっていくサイムダン一行を眺めた。「兄貴は何をしてるんだろうなぁ」

※イム・コッチョン(林巪正、1504~1562)=明宗の時代、黃海道の賤民出身の盗賊。ホン・ギルドン、チャン・ギルサンと共に三大盗賊と言われる。

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当の兄貴は…
今日も酒びたりだ。

妓生たちを脱がせ、その体に美しい絵を描いて遊んでいる。

妓生「こんなにきれいな花なのに、消すことを考えると惜しいですわ」
キョム「散らぬ花がどこにある」
妓生「え?」
キョム「この世に永遠なものなどない」
妓生「まぁなんて素敵なの!」

そこへ、大伯母が送り込んだ従弟イ・フの捨て身の大立ち回りで男色家だと誤解され、キョムは仕方なく外へ出た。

#たまにようわからんくだりが出てきますね

キョム「お前、どういうつもりだ?男色?」
フ(従弟)「だって大伯母様が」
キョム「家に帰れ。財産を食いつぶす放蕩者のせいで一族の怒りも相当なものだ。なだめておいてくれ」

従弟を残し、キョムは歩き出した。

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1540年 江陵 北坪村

「あの…奥様」幼いころサイムダンの世話をしていた下女が、言いづらそうに口を開いた。

サイムダンの母「どうしたの」
下女「軒轅庄の旦那様がお戻りになったようです」
サイムダンの母「!」
下女「噂によると婚礼を挙げるようですけど…20年も北坪村に足を踏み入れなかった人が、よりによってお嬢様がいらっしゃった日に合わせて!」
サイムダンの母「決してサイムダンの耳に入れては駄目よ」
下女「もちろんですよ。婚礼を挙げて若様が生まれるまで、3年以上何も喉を通らず口もきかずだったことを考えたら…」
サイムダンの母「厳重に口止めをなさい。いいわね」

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「胃癌で何日ももたないと聞いたが、もう亡くなったのか?」自宅へ呼び戻されたキョムは、大伯母をネタに執事に冗談を言う。

キョム「爺も年を取ったな」
執事「ずいぶん時が流れましたので。膝に肩に、どこも衰えました」
キョム「やれやれ…。時は薬ではなく、毒だな」

「来ているなら入りなさい」家の中から大伯母の声が聞こえた。

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キョムを前に、大伯母は真剣な様子で書札を差し出す。

大伯母「お前の妻にするキム判書の令嬢の身上書だ」
キョム「無理やり寝室へ押し込むんですか?犬や豚を交配させるわけでもあるまいし」
大伯母「10年あれば山河も変化する。実に20年だ。放浪していた幼子を、それでも王族だからと引き取って育てたのに、財産を食いつぶす放蕩者と言われるとは!」
キョム「…。」
大伯母「これ以上は我慢できぬ。この婚礼を退けてまたひょいといなくなるつもりなら、いっそのことお前の前で死んでやろう!」

大伯母は手元の小刀を鞘から抜いて見せた。

キョム「お身体がふくよかだから、そんな小刀じゃどうにもなりませんよ」
大伯母「なんと不届きな!」

「話が終わったなら私はこれで」キョムは立ち上がる。

キョム「伯母様」

「…。」大伯母は目を潤ませ、キョムを見つめた。

キョム「誰よりご存知ではありませんか。こんなことをしても何も変わりません」
大伯母「ならば、このままで何が変わるのだ!」
キョム「…。」
大伯母「聞けばシン進士の娘は德水イ氏に嫁ぎ、立て続けに子を産んでいるとか」
キョム「…。」
大伯母「なぜまだ受け入れられぬ?こうしていて何が変わる?何とか言ってみなさい!」
キョム「…。」
大伯母「私が自ら棺桶に入るか、お前が婚礼を挙げるかだ。どちらか選びなさい」

+-+-+-+

キョムは久しぶりの自分の部屋に足を踏み入れた。
窓を開けると、柔らかい光が奥まで差し込む。
時間が止まっているかのようなその部屋で、彼はじっと長い間ただ座っていた。

キョム「…。」

後ろの卓を振り返ると、そこには大切にしていた筆が整理されて並んでいる。
その隣に鎮座しているのは、花柄の白い器だ。
蓋を取ると、青い鮮やかな顔料の粉がそのまま残っている。

「…。」顔を上げると、黄色い組み紐が筆とともにぶら下がっているのが目に入った。

キョム「!」

そっと手にとってみる。
おそろいの組み紐を彼の手首に結んで、はにかむようにニッコリ微笑んだ彼女の姿は、今でも彼の胸の中で色褪せることはなかった。

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ここで2話は終了です。

気になる部分を一つ確認しておきますね。
現代で発見された疑惑の『金剛山図』と、ジユンが過去のサイムダンに憑依して見た『金剛山図』、2つ出てきていますね。

1話に出て来た現代の『金剛山図』を見返してみました。

全体がちゃんと映っているショットが他にもあると思いますが、すみません^^;
現代編では”池谷可度”の落款が右側に入っていますが、過去編では左端にあり、そばに漢詩も見えます。

明らかに違うものですね。
謎が明かされるのを楽しみに、続きに進みましょう。

ではでは!長い記事にお付き合いくださった皆様、ありがとうございます。
KNTVでも同時に放送されているようですが、字幕ではカバーできない細かい部分に、なるべく食らいついていこうと思います(笑)
これからものんびりお付き合いください。

 - サイムダン(師任堂)色の日記

Comment

  1. カナちゃん より:

    「秋の童話」が始めて見た韓国ドラマで、それからいろいろ友達から借りで見て、ソン・スンホンのファンになり、韓国語も勉強してますが、なかなか難しいです。
    韓国ドラマは、脚本が出来るのが遅く、俳優さん達もせりふを覚えるのが大変な事が多いようですが、このサイムダンは、珍しく、最後まで撮り終えてから、放映されるので、期待しています。
    字幕無しで、10話まで見たのですが、現代でもいろいろ複雑な事件があり、その上、サイムダンの時代と行ったり来たりで、韓国語もまだ良くわからないのに、困っていたら、こんなに丁寧に訳していただいて、とっても助かりました。

  2. yujina より:

    管理人です。
    皆様、いつもありがとうございます。

    >カナさん

    秋の童話、懐かしいですね~!とても悲しいドラマでした。
    おっしゃるとおり事前制作の安心感もあり、私も期待して見ています。
    聞き取りに悪戦苦闘していますが、これからも心を込めて訳していきますね^^

  3. タァーコ より:

    初めてお便りします。
    10月初めのララTV放映でドラマに出会って以来、このサイムダンの訳を、幾度読ませて頂いている事でしょう。私は韓国ドラマは苦手で、チャングムの誓いのみ引き込まれて数年遅れで見ました。その女優さんが復帰作との事をネット上で知り、どうしたら見られるか…と思案していたところlala TVでやっている情報。
    その後スマホの英語字幕で夢中になって見ました。ホントに私にとっては珍しい事です。そしてyujina様の訳と出会いました。
    あなた様の小説を読むような素晴らしい訳と、時折入るご自身の鋭いツッコミに、引き込まれました。
    キョムとサイムダンの余りに哀し過ぎる人生ですが、韓国ドラマは日本の物と違い奥深いですね(もちろんこのドラマが良いのでしょうが)
    お陰様で見終わった後も毎日あなた様の訳を繰り返し繰り返し読ませて頂いております。チャングムに続き2本目に出会いました。宜城君!ホントに素敵な男性です。
    本当に有難うございました。

    • yujina より:

      >タァーコさん

      何度も繰り返し読んでいただいているとのこと、とても嬉しいです。
      私の突っ込みは少々辛辣なものもあり、楽しくドラマをご覧になっている方には申し訳ないと常々思っているのですが、それも併せて楽しんでいただけたようで良かったです。
      私は”愛し合っているのに一緒にはいられない”という切ない愛がとても好きで、この物語のキョムとサイムダンの互いを思い合う心にウットリしたことを思い出します。
      こちらこそ嬉しいお言葉、本当にありがとうございました。

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