イタズラなkiss韓国ドラマ版16話 あらすじ vol.1
イタズラなKISS韓国ドラマ版 いよいよ本編最終回です。
いよいよというか、「あれ?もう?」という気もするし、
リレーだとか受験だとか言ってたのが、ついこの間のようにも、ずいぶん前にも感じるし。
このところ急にトントン拍子で展開してたもんだから、
ペース感覚が麻痺してるような気もするし、
他の韓ドラと違って結構淡々と進んでるから、「いつが終わりか分からん状態」だからかも。
… 最終話の冒頭で、結局何がいいたいんだか。
ではでは、始めますね~。
+-+-+-+
パラン大学。
いつものように自転車で学内を走るハニの前には、同じく自転車に乗っているスンジョの姿。
二人が自転車を停めようとしていると、その姿を見かけたヘラが楽しそうに声をかけます。
ヘラ:「どうして自転車で?」
スンジョ:「あ、来てたのか」
ヘラ:「うん^^」
ヘラに気づいたハニも笑顔に…
ハニ:「あんにょん♪」
ヘラ:「あんにょん♪ ペアの自転車なの?」
ハニ:「(笑)」
ヘラ:「見せつけすぎなんじゃないの?!^^;」
スンジョ:「母さんのせいでね。服までペアにされるところをやっとのことで逃げてきたんだ」
ハニ:「・・・」
ヘラ:「あぁ~。(スンジョを見て)あれ?一番大事な指輪もつけてないのね」
ハニ:「!」
スンジョ:「あ~。そのうちね。婚姻届出したらつけようと思って」
そんなことをヘラに知られるなんて、ハニにとっては屈辱です。
それをわざわざハニに聞こえるように大きな声で言ってやるスンジョ。
ドSな教育はいつもながら厳しい…。
でも、私たちはもうそんなスンジョのイジワルを左から右、左から右…って感じに「激励」に置き換えられる脳が出来上がっておりますわん♪
スンジョの愛情って、前からなぜかすごく安心して見ていられますよね。
「彼のやることは全て考えあってのこと 」的な…^^
スンジョ:「行こう」
ヘラ:「うん♪」
ヘラと一緒にさっさと歩き出すスンジョと、一人取り残されるハニ。
スンジョに何かを確かめたヘラは…
ヘラ:「ホント?!」
彼女は笑顔でハニを振り返ります。
ヘラ:「法的には何の関係もないってことね!」
ハニ:「え…何の関係もないだなんて!ちょっと!あたしたちが結婚したのは天も地も知ってるし… 証人だっていっぱいいるのに。あんただって来たでしょ~!そんな紙切れ一枚で^^;」
ヘラ:「紙切れ一枚?それがまさに文書の力ってやつよ。(手のひらに拳をバン!)印鑑の力!」
ハニ:「・・・」
ヘラ:「私にもまだ余地があるってことね」
ハニ:「!」
困って何も言えなくなったハニを見て、思わず笑うヘラ。
ヘラ:「そうかそうか、道理でね~。ゲームが易しすぎると思ったわ。うん、あはははっ♪」
嬉しそうにスンジョに駆け寄り、腕を組んでハニにアピールしながら去っていくヘラ。
+-+-+-+
二人になったスンジョとヘラは…
ヘラ:「それホントなの?」
スンジョ:「うん」
ヘラ:「看護学科に転科するって?あなたが医大に行くから?」
スンジョ:「うん」
ヘラ:「わ~。すごいわ、オ・ハニ。完全にペク・スンジョを中心に回る星ね」
スンジョ:「地球が太陽を中心に回るのは当然のことだろ?」
ヘラ:「あら、ペク・スンジョってそんなにオトコっぽい人だったの?!」
+-+-+-+
図書館で本をたっぷり選び、席についたハニは…
ハニ:「何って?まだどうにかする余地がある?呆れちゃうわ。それに何?転科試験に合格しないと入籍しないって?!せこいんだから!」
さっと立ち上がり、席を移り始める周りの学生たち。
ハニ:「(小声で)そうよ。ケチくさくやりとげてやるわっ!合格」
+-+-+-+
ククス屋では、ジュングがお弁当のサンプルを前に熱弁をふるっていました。
ジュング:「ようするにですね、ビュッフェ式にお客さんが好きな食べ物を直接お弁当に詰めることもできますしね!それに(→熱弁は続く」
ハニ父:「あぁ」
ジュング:「容器はこれでいいですか?」
ハニ父:「まぁな」
そこに入ってきたのは、クリス。
クリス:「こんにちは~」
ハニ父:「おっ、いらっしゃい」
彼女を見て、ジュングは(また来たんかい)とばかりに溜息^^
ハニ父は応対するようジュングに促します。
仕方なくクリスの元へ向かった彼は…
ジュング:「何します?」
クリス:「きょうはサムゲカルククスください」
ジュング:「あーーっ!あんたよう毎日ククスばっかり食うな。ご飯も食うてパンも食わな」
クリス:「ククスよりキュウリキムチを食べたくてきました。すご~くオイシイです。中毒になっちゃったみたい」
ジュング:「参ったな。キュウリキムチ切らしてしもたんや」
クリス:「え~?ホントウですか?はぁ~」
もう、この二人、微笑ましすぎる^^
そして、クリスとククスをさっきから何度も打ち間違える自分ガンバレorz
ジュングは、彼女が持って来てテーブルに置いているものに気づきます。
ジュング:「それ何や?エライ大きいな」
クリス:「あ、”テレレ”といってね、マテ茶を冷たくして飲むんです。(ジュングに差し出し)飲んでください」
ジュング:「あんたが飲んどった物を何で俺が…」
クリス:「もともとみんなで飲むものなんですよ。飲んだら友だちですよ!」
ジュング:「お゛ーっ、一つでみんな飲むやて?病気移るわ、いらん、いらん!」
クリス:「うつりませんよ~。テレレはもともと病気がうつらないセイブンが入ってるんです。飲んでくださいよ。それで友だちになるんですから~」
ジュング:「俺はあんたと友だちなんかならへん!ククス食うて帰りや」
クリス:「じゃあ恋人になって!」
ジュング:「!!!」
クリス:「・・・」
ジュング:「何やと?!」
クリス:「わたしミスターボンが好きです。一目ボレしたんです。恋人になりましょう~」
いつの間にか嬉しそうに奥から見守っている全従業員^^
ジュング:「カーーッ!完全に頭オカシイな!俺は好きな人がいる言うたやろ!」
クリス:「うそ!わたし毎日毎日来てるのに一度もみたことないわ。デートするのもみたことない!」
ジュング:「好きやったら、みんなデートしたり付きおうたりせなあかんのか!一人で、心の中だけに、目の中だけにとどめてる人がおるんや!」
クリス:「チッ、なによそれ」
ジュング:「もう絶対来るなよ!分かったか?、来るなよ!」
+-+-+-+
ハニはミナに電話をしていました。
ハニ:「ミナ、今向かってるところ。後でね」
電話を切って歩いているとギョンス先輩に遭遇。
ギョンス:「お、ハニ!久しぶりだな」
ハニ:「先輩!」
ギョンス:「お前、最近何でテニスの練習しに来ないんだよ。ん?結婚したら用済みか?」
ハニ:「そうじゃなくてね…」
二人で歩きながら話すハニとギョンス。
ギョンス:「転科?本気なのか?」
ハニ:「えぇ。切羽詰ってるんですよ」
ギョンス:「看護学科に知ってる子がいるんだけどな、あそこは就職にも有利だし、競争率も高いし、辞める子はほとんどいないって。空きができないと入れないだろ」
ハニ:「それは私も分かってるけど…どうしようもないじゃないですか~絶対入らなきゃいけないのに」
ギョンス:「浪人して受験し直せよ。転科より早いぞ」
ハニ:「浪人?冗談じゃないわ。また台風が合わせて来るはずないし」
ギョンス:「台風?」
ハニ:「こっちの話ですよ」
ギョンス:「なぁ、ハニ。俺さ、”Something”なことがあったんだ」
ハニ:「Something ?ヘラと?!」
ギョンス:「(うんうん)」
ハニ:「付き合うことに?!」
ギョンス:「あ、その…付き合うことになったわけじゃなくて、ホットドック一緒に食べる関係?」
ハニ:「ホットドック?何それ…(テンションガタ落ち」
ギョンス:「ホットドックはめちゃくちゃ重要なんだぞ!いや~、こんなことってあるんだな。人が人をこんなに好きになれるとはさ」
思わず楽しそうに笑うハニ。
ギョンスの肩をトントンと叩いたハニは…
ハニ:「人は人をそんなに好きになれるんですよ^^」
+-+-+-+
ミナと待ち合わせて向かったのはジュリの働く美容室。
中に入ると、そこには男性客が一人、ジュリにカットをしてもらっています。
二人ならんで座り、ソワソワした様子のハニたち。
カットが終わり、立ち上がると黙ってお金を渡す男性客。
ジュリも黙ってお金を受け取り、静かに礼をして見送ります^^;
何だかいつもと違う空気を感じ、不思議そうにジュリを見上げるハニたち。
彼女が言うには…
ジュリ:「最初はすごく長かったのよ。肩くらいまでね。それで、毎日来てちょっとずつちょっとずつ切ってるうちに、あんなに短くなっちゃったんだよね。けどホント変なのはさ、毎日営業時間ちょっと過ぎてから来るから、いつもあたしがカットしてあげんのよ」
ハニ:「あんたに会いに来てるんだ!」
ジュリ:「あっはっは♪ ま、そうかもしれないけど?」
ミナ:「まだ免許もないあんたに?すごいよね」
ジュリ:「勉強してるもん!」
ミナ:「ねぇ、チョン・ジュリ!あたしを差し置いてあんたまで恋愛したら… もう絶交なんだから…」
ジュリ:「ちょっと!あんた毎日部屋の隅っこで漫画ばっか描いてるから恋愛できないんだよ」
ミナ:「・・・」
ジュリ:「あらま~、トッコ・ミナ、そのルックスがもったいないね」
ハニ:「何でよ~、カッコいいよ。(ミナに)漫画の評判すごくいいね」
ミナ:「うん。昨日新作アップしたんだけど、見る?」
(ハニたちが見ているコミックの一部です。1話でのヒトコマ、ジュリがわざと「オ・ハニ」!」と大声で呼ぶところから、スンジョが「あんたがオ・ハニか?」と見下ろすところまで。凝った絵じゃないけど、とっても雰囲気が出ていますね^^)
漫画を見るうちに添削された「Dマイナス」のラブレターまで再現されているのをみて、「こんなものまで~!」と声を上げるハニ。
ジュリ:「こうしてたオ・ハニが今じゃペク・スンジョのお嫁さんだもん。世の中生きてみるもんだね」
ミナ:「だよね。あたしも描いてて不思議な感じだった」
ハニ:「お嫁さんじゃないんだ…」
ジュリ&ミナ:「?」
溜息をつくハニ…。
+-+-+-+
ペク邸。
ハニは食器の片付けを手伝いながら、ママと話していました。
ハニ:「みんな無理だろうって…。転科の試験も難しいけど、看護科に空きが出るわけがないって」
母:「そうなの…」
ハニ:「どうしたらいいのかしら、お母さん… 婚姻届」
そのとき、何かまたひらめいたママは、ハニの手を引き、やって来たのは…?
PCの前。
検索ワードはもちろん「婚姻届」です。
母:「出しちゃえばいいわけでしょ?何よ、好き勝手に…」
ハニ:「でも… 約束したんだし」
母:「あんな約束がある?自分で勝手にしただけじゃない」
あるページに目が止まり…
母:「あ、ここにあるわ!婚姻届、証人二人のサイン?それはまぁ私とお父さんがすればいいし」
ハニ:「それでもいいのかしら…」
母:「大丈夫、大丈夫よ~」
ハニ:「・・・」
母:「とにかく届けだけ出しちゃって、試験受ければいいのよ。届け出て合格か、合格して届け出か。順序が逆になっただけよ」
ハニ:「そうですか?^^」
母:「そうよ~!いつ出るか分からない欠員なんか待っていられる?」
画面の中の必要事項に気になる部分が…
母:「これが問題だわ。身分証。スンジョの身分証がいるわね」
ハニ:「身分証?」
母:「スンジョっていつも身分証持ち歩いてるのかしら」
ハニ:「・・・」
+-+-+-+
そこでさっそくハニは…
まず、浴室でシャワーの音がしているのを確かめてから、
抜き足差し足で…
部屋に戻ってスンジョの服を探ります。
こんなところにスンジョの服が置いてあるのがまだすご~~く変な感じ。
ジャケットのポケットに何かしらのブツを見つけた彼女は…?
その中にしっかり入っていた身分証を…!!!
スンジョ:「何やってんだよ」
ハニ:「!!!」
ちょっとスンジョ
前は寝るときそんな格好してなかったでしょ~よorz
スンジョ:「何で人の財布あさってんだよ」
ハニ:「漁るだなんて!財布がキレイだな~って。見せてもらってただけだよ。はぁ~キレイな財布♪ ねぇ、あたしもペアで揃えようかな」
無表情で財布を奪い取ったスンジョ。
スンジョ:「おい、オ・ハニ。お前、もう旦那の財布に手をつけるつもりか?」
ハニ:「(首をブルブル)いや、そうじゃなくて~」
財布を開いてみたスンジョは…
スンジョ:「金が何枚か減ってるみたいだけど?」
ハニ:「ちょっと!何言ってんのよ。私がお金なんか…!」
スンジョはその財布を枕の下に忍ばせます。
スンジョ:「寝ないのか?」
ハニ:「寝なきゃね」
って、さらにお揃いですかorz
きっと韓国のラブラブカップルはこうやって揃えるのが当たり前なんですよね?
きっと外でのペアルックは断固拒否するかわりに、パジャマだけは仕方なく譲歩してやってるんですよね?
二人で並んで眠るスンジョとハニ。
じっとチャンスを待っていたハニは、スンジョが眠ったのを確認して枕の下に手を入れます。
そのとき、セクスィに寝返りを打ったスンジョはその腕でハニの手をロック。ドキリッ
ふたたび、寝返りを打った隙に、ハニは見事財布をゲットし、身分証を抜き取ります。
+-+-+-+
翌日。さっそく役所へやって来たハニとママ。
ところが職員は…
職員:「届出はもうなさってますが…」
母:「え?そんなはずは」
ハニ:「今日初めてですけど」
職員:「そうですか?どうしてかしら…」
データを調べる職員。
職員:「届出はご主人がなさってますね。ペク・スンジョさんが」
母:「ペク・スンジョ?!」
ハニ:「!!!」
+-+-+-+
家に帰ったハニはただちに身分証を没収されます。
ハニ:「あたしが持ち出したの、気づいてたの?」
スンジョ:「(手のひらを開いて見せ)お前はこの上にいるって分かってないのか?」
ハニ:「チッ」
母:「スンジョ!どうしてそうハニをからかうのよ」
スンジョ:「面白いじゃないですか。僕はオ・ハニをからかうのを楽しみに生きてるんですけど?」
ハニ:「・・・」
スンジョ:「それに目標があれば怪力を発揮するでしょう?オ・ハニは」
ハニ:「?」
スンジョ:「看護科に転科するのは易しくないから、固く決心できるようにわざとそうしたんだ」
母:「…^^」
スンジョ:「それなのに、財布には手をつけるとは…。ガッカリだな」
ハニ:「違うわ!やる、やるわよ!… 私、頑張るから。失望しないで」
+-+-+-+
ジュングは新しく始めるお弁当のために遅くまで店に残り、容器などを確認していました。
ハニ父:「ところで… あの日以来クリスが来てないな」
ジュング:「(動揺)あ、そうでしたっけ?あ~めっちゃ忙しかったから気づきませんでしたわ」
すぐに確認作業に戻りながらも、どことなく浮かない表情のジュング。
+-+-+-+
大学でハニがお気に入りの階段。
そこでハニが勉強していると、クリスが訪ねてきます。
ハニ:「本当!ジュングを?!」
驚いて思わず立ち上がったハニ」
クリス:「すわってくださいよ~」
ハニ:「・・・」
クリス:「ジュング、サイコーにかっこいいわ!」
ハニ:「あの、ひょっとして、料理がすごく美味しかったから錯覚したってわけじゃないですよね?」
クリス:「ううん」
ハニ:「そういうことってあるじゃないですか~」
クリス:「ちがいますよ~。ぜ~んぶスキなの。顔もスキだし、オトコらしいところもスキだし、とくに話し方!歌を歌ってるみたいだわ!」
ハニ:「そうなんだ~^^」
クリス:「クリスマスイブの日にイギリスに帰らなきゃいけないんだけど、帰りたくないわ。一緒にいたいの。ミスターボンが行くなって言ってくれたら帰らないわ」
ハニ:「そんなに好きなんですね^^」
クリス:「だけど、ミスターボンはスキな人がいるって。本当なんですか?」
ハニ:「・・・」
クリス:「誰なんですか?」
ハニ:「そう言ってました?」
寂しそうに頷くクリス。
ハニ:「違うわ~。そんな人いませんよ」
クリス:「本当?!」
ハニ:「(うんうん)」
クリス:「そうだと思ったわ。ハニ、わたしのこと助けて。ミスターボンに私のことカワイイって言ってくださいね」
ハニ:「えぇ^^」
+-+-+-+
ソ八福弁当のオープンです!
ククス店でやるのかと思ったら、新オープンなんですね。
アンニョンパダと一緒に店頭で宣伝するジュリたち。
ペク家の人々やヘラもお祝いに訪れます。
ヘラ:「すごいわ、ボン・ジュング!こんな才能があったなんてね」
ジュング:「(照)」
手に持った包みを差し出したスンジョは…
スンジョ:「ヘラが選んだ。時計だよ」
ジュング:「おぅ!で、お前ハニのこと放ったらかしにして、このおネエちゃんとくっついとんのか?お?」
ちょうどそこへ入ってきたのはハニ。
クリスも一緒です。
お祝いに持って来たたっぷりのトイレットペーパーを差し出すクリス。
クリス:「お店がスルスルと進むようにと思って。この紙みたいに」
ジュング:「…おぃ、大人のくせにこんなプレゼントしてどーすんねんな」
ハニ:「あたしが勧めたんだよ」
ジュング:「ホンマか!いや~、よう勧めてくれたな。ちょうど欲しかったんや」
クリス:「・・・」
ジュング:「お?3重かいな。ありがとうな!」
そこへ、席でスンジョの両親たちと談笑していたハニ父は「ボン社長」に挨拶を促します。
拍手する一同。
ボン社長:「えーと、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ミシュランガイドって本があるんです。世界各国の美味い店を紹介する店なんですけどね、そこで星1個貰うたら家門の栄光らしいですわ。一日にして世界的な名所になるってことでね。最初はムカツイたんですわ。あいつら何様で人の料理に星つけとんねんって」
一同から笑いが起こります。
ボン社長:「けど、その星をつける基準がただ”美味い!”っていうだけやなくて、”いつ行っても美味い!!!”って言うんですわ。料理長が恋愛中でも失恋しても、その味が全く同じやったら星が貰えるんです。そやから、僕もこのソ八福弁当で星を貰おう思てるんです。そないすれば天におられるソ八福女史がどんなに喜ばれるやろかって!」
一同から再び拍手が起こります。
ジュング:「ありがとうございます!」
クリス:「ミスターボン、すごくカッコいいわ。はぁ、ミスターボン、わたし、イギリスに帰らなくちゃいけないんです。でも、帰りたくないの。行くなって言って!そうすれば帰らないわ」
一同:「…^^
ミスターボン:「おっ、おネエちゃん、何言うねんな。言うたやろ、俺は… ハニしかおらんって!」
ハニ:「!!!」
一同:「・・・」
クリス:「ハニ?オ・ハニ?」
ミスターボン:「そうや!オレはハニ一筋なんや!」
クリス:「・・・」
ミスターボン:「お前イギリス帰るんやろ?おぅ、帰れ帰れ。帰ったらもう来んなよ」
ハニ:「ボン・ジュング!」
ミスターボン:「お… 」(←この瞬間がいかにもジュングの”素”!
クリス:「・・・」
クリスは黙って立ち上がり、出口へ向かいます。
ミスターボン:「おっ、おい!」
ハニ:「クリス!」
ハニがクリスを追いかけます。
+-+-+-+
夜。
スンジョとハニは今日もパジャマトークinベッド。
ハニ:「クリス、やっぱり帰っちゃうって」
スンジョ:「・・・」
ハニ:「あたしを信じて打ち明けてくれたのに、裏切っちゃったみたいで」
スンジョ:「他人のことに首つっこむからだろ」
ハニ:「あたしに頼んでくれたんだもん」
スンジョ:「羨ましいね、アジュンマにスキャンダルとは」
ハニ:「… 何よ」
スンジョ:「ところで… 一体何があったんだ?」
ハニ:「え?」
スンジョ:「お前とジュングだよ。もう結婚までしたのに、こんな騒ぎになるのは一体何があったからなんだ?」
ハニ:「もぅ、何もないって。ジュングの性格のせいでしょ。高1のときにさ…(はっ!)もしかして、嫉妬した?」
スンジョ:「… おい、誰が嫉妬なんか…」
ハニ:「ふふっ」
スンジョ:「(咳払い)」
最初っから何やら本を眺めてるけど、「ポーズ」すぎてずっと小っ恥ずかしいんですけど。
スンジョ:「放っておけよ。本人たちに任せろ。やたらと背中を押したら、かえって後退することになるから」
ハニ:「そうかな」
スンジョ:「あぁ。そっとしとけ。自分たちで解決できるまで」
ハニ:「そうか…」
スンジョ:「・・・」
ハニ:「自分もそうだったんでしょ!!」
スンジョ:「何が?」
ハニ:「あんたもさ、そ~~~っと放っておいたら、自分の気持に気づいたのね?!」
スンジョ:「はぁ、全く…」
ハニ:「そうでしょ!!!」
スンジョ:「勉強でもしろ」
ハニ:「も~~~ぅ!そうなんでしょ?さっき嫉妬したでしょ?でしょ?」
スンジョ:「違うって!」
ハニ:「当たってるくせに!」
スンジョ:「おまえ変だぞ」
ハニ:「ちょっと!カワイイんだから~!!!」
・・・・。
+-+-+-+
ソ八福弁当では、あの日以来クリスの来ない日が続いていました。
ああは言ったものの、ジュングはやはり彼女のことが気になります。
公園でハニと話すジュング。
おっ、このシーン何か新鮮ですね。
ハニ:「クリス、帰るって。もう聞いたでしょ?」
ジュング:「そんなもん… 俺と関係ないやろ」
ハニ:「率直に言ってみて。クリスのこと、嫌い?」
ジュング:「まぁ何や、嫌いっちゅうことはないけどな」
ハニ:「見かけないから気になってるんでしょ?」
ジュング:「・・・」
ハニ:「会いたいんでしょ?」
ジュング:「そんなわけあらへん。俺はハニ、お前だけや。言うたやろ… 俺はお前の”家”やとな」
ハニ:「… あたしは結婚したんだよ、ジュング。あたしの家はスンジョなの」
ジュング:「(うなずいて)おう。… そうやな。(ハッ)そんなら、”保険”や。保険に一つ入ったと思っとってくれ。お前が辛い時はいつでも来い。保険っちゅうのは大変なときとか危険なときに必要なもんやろ」
ハニ:「… ジュング」
ジュング:「・・・」
ハニ:「(隣のブランコを指して)ちょっとここに座りなよ」
ジュング:「・・・」
ハニ:「早く」
ハニを一途に想い続けてきたジュング。
彼女の幸せを思い、結婚だって苦しみながらも静かに受け入れはしたけれど、
心の中ではこれからも一生ハニだけを思って生きていくんだと、
心に誓っていたに違いありません。
そして、クリスに好きだと言われたことで、「自分が好きなのはハニだ」と、より強く自分に言い聞かせることになってしまったのではないでしょうか。
そして、そんな彼の心を解放してやれるのも、やっぱりハニなのかな…。
さっきまでの勢いを失ってしまったジュングは、ハニの隣に座ります。
ハニ:「これまで、あたしのやることなら何でも応援して、言うとおりにしてくれたこと…ありがとう。だから、今度も 一度だけ… 一度だけあたしのお願い聞いてくれない?」
ジュング:「・・・」
ハニ:「こうやって座って、静かに考えてみて。自分の心はこうだ!分かってる!…そうやって叫んだりしないで、揺れるブランコに心と体を任せるのよ。空だけを眺めながらね。そうしたら本当の心が見えるよ。やってみなよ」
うつむいているジュングの横で、気持よさそうにブランコに揺られるハニ。
しばらく考え込んでいたジュングは、
迷いを振り払うよう自分もブランコを漕ぎ始めます。
上を見上げると、そこには青い空と柔らかい太陽hの光…。
+-+-+-+
ギョンスは一枚の紙切れを見つめていました。
それは…?
入隊を要請する通知書。
ギョンスに渡されたその通知書をしばらく見つめていたヘラは、
それを無造作に返し…
ヘラ:「それで?令状が来たからって私にどうしろと?」
ギョンス:「あ… どうしろってことじゃなくて、俺も分からないけど、何となくヘラに言わなきゃいけない気がして」
ヘラ:「どうして?まさか私が先輩の前で泣いたから…特別な関係だと思ってるわけじゃないでしょう?」
ギョンス:「そうじゃないよ。僕だってバカじゃない、何で泣いてたかくらい分かってる。そんなこと考えないから…心配するなよ」
ヘラ:「それなら良かったわ」
ギョンス:「…あ…これはホントに一応言うだけだから重く考えないでほしいんだけど」
ヘラ:「えぇ」
ギョンス:「え、えーと、暇なときにさ、ホントに何にもすることがなくてすごく退屈なときに、手紙を…、慰問の手紙をひとつ…書いてくれないかな」
ヘラ:「… イヤです。面倒くさいわ。メールならともかく
ギョンス:「はははっ、確かにメールならまだしも、わざわざ書いて、切手貼って封筒だって…。俺だってイヤだよ。そう、そんな時間あるなら、いっそ寝たほうがいいよ」
ヘラ:「えぇ」
ギョンス:「あぁ……。じゃあ、俺、行くよ」
立ち上がったギョンスを見て、ちょっと慌てた顔をするヘラ。
小さく咳払い一つ。
ギョンス:「ヘラ…」
ヘラ:「?」
ギョンス:「もうひとつお願いがあるんだけどさ…。これはマジメなお願いなんだ。これからは一人で泣いたり…しないでくれ」
ヘラ:「・・・」
ギョンス:「あのとき…。君が僕の肩にもたれて泣いたとき…そう思ったんだ。まるで骨が溶けてしまいそうでさ」
ヘラ:「・・・」
ギョンス:「じゃ、ホントにもう行くよ。元気でな」
歩き始めるギョンス。
ヘラは思わず立ち上がります。
ヘラ:「本当に退屈だったら…!」
ギョンス:「?」
ヘラ:「面会にでも行きますね」
ギョンス:「!!!」
ギョンスを見つめ、微笑む彼女。
+-+-+-+
ここで区切りますね。
青春の群像とでもいうような最終話前半。
スンジョのキャプが1枚もないイタキスなんてーーーーっ
※前半記事のコメント欄は閉鎖しています。
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