韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

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イタズラなkiss韓国版5話 あらすじ vol.1

   

キム・ヒョンジュン、チョン・ソミン主演の韓国ドラマ「いたずらなkiss」。
何も言えねー状態で迎えた5話です。

先週放送後も多くの皆さんに記事をご覧いただき、ありがとうございます!
また、たくさんのコメントも楽しく読ませていただきました。
今週もがんばりますね^^

さてさて、恥ずかしい落書きでいっぱいの英語の問題集を探しに、こっそりスンジョの部屋に忍び込んだハニ。
暗い部屋の中でスンジョはもう眠っている様子です。
無事、目的の物を探し当てたハニはこっそり退散しようとしますが…


では、続きをどうぞ。

↑↑キム・ヒョンジュン インタビュー記事が何と…?!

突然、強く手首を掴まれたハニ。

スンジョ:「何だよ?泥棒猫みたいに」
ハニ:「その…探し物があって」
スンジョ:「(鼻で笑い)それを今信じろって?よりによって家には俺たちしかいないのに…探し物ができたと?」
ハニ:「え?ホントだよ…」

そのとき、いきなり手首をぐいっと引き寄せられ、ハニはベッドに。
あっという間に押し倒されたハニは…?

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静まり返った家の中にチャイムが響きます。
ママたちが帰ってきた!!!「もう寝たのかな?」「寝たみたいね」とインターホンを覗きます。

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そのころ、ハニはベッドの上でスンジョに見下ろされていました。

ハニ:「な、なななな何よ…」
スンジョ:「何が?お前だってこれを望んで忍び込んだんだろ?」
ハニ:「ぇえ?ち、違うよ!」
スンジョ:「どうだ?今家には俺たちだけだろ?」
ハニ:「(硬直)」

だんだん顔を近づけくるスンジョ。

ハニ:「スンジョ、どうしたのよ…」
スンジョ:「・・・」
ハニ:「…スンジョさん!」

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応答がないので、ママたちは自分で門を開き、中へ入っていました。

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近づいてくるスンジョを「あ!」と手で止めたハニ。

ハニ:「…とりあえずあたしたち…健全な付き合いをして…」
スンジョ:「健全?それいつの言葉だよ?」

ゲラゲラ笑い出し、スンジョはハニから体を離します。

余計恥ずかしくなってスンジョの部屋から逃げ出したハニは、部屋の前でウンジョと遭遇。
ウンジョはハニの様子を少し不審に思うのでした。

ハニが出て行った後、彼女が忘れていった英語の問題集に気づくスンジョ。
見ようとしたときにウンジョが入ってきます。

スンジョ:「あぁ、お帰り」
ウンジョ:「何だよ?オ・ハニどうしたの?顔が真っ赤だったよ」
スンジョ:「そうか?… どうしたんだろうな」

はぐらかして座り、問題集を眺めます。
そこにはどのページにもいっぱい書き込まれた夢いっぱいの落書きが…。

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ハニは部屋でティッシュを握り締め、鼻をすすっていました。

ハニ:「…悪いやつ。毎日からかってばかり」

彼女は引き出しを開け、突き返されたラブレターを取り出します。

ハニ:「あたし本物のバカなのかな。こんな目に遭っても…」

そばに置いてあるぬいぐるみに「こういうものなの?」と目に涙をいっぱいためるハニ。

ハニ:「あたしの気持ち…思ったようにならないの」

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学校の掲示板の前に集まる生徒たちは「オ・ハニは?」「名前がない」と口々に噂します。
ハニは成績が落ちてしまったんですね。

ミナ:「やっぱりペク・スンジョの力だったんだね」
ハニ:「自習室に行ってみたけど、たいして良くもなかったんだよ。みんな変だし」
3人:「(ちょっと溜息)」
ジュリ:「それはそうと…あんなたくさんの大学の中であたしたちが行けるのは一つもないのかな」

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ハニは進路相談室に来ていました。

担任:「あるはずよ。どこかあなたを受け入れてくれる学校が…絶対にあるはず!」

パラパラと勢いだけで分厚い資料をめくるガンイ先生ですが、
すぐにバタンと本を閉じてしまいます。

そして、「入学査定官制」という制度を利用することを進め始めるガンイ先生。
※調べたところ、大学や学生の特性に合わせ、専門家が合否を判断する制度のようです→参考

担任:「この制度は、今は特別得意分野がなくても、後々伸びる生徒を選ぶみたいよ」
ハニ:「あ~、潜在力?!」
担任:「それよ!さぁ、ぴったりなところがあるか探してみましょ」
ハニ:「(資料をめくり)ひょっとしてお祖父さんが独立有功者とか…?」

入学査定官制度で考慮される条件を挙げ始める先生ですが、なかなかハニが当てはまるものはありません(※この辺、また時間があれば頑張って聞き取りますね)

困ってハニがペンをカタカタ言わせるのをとりあげたガンイ先生は、そこに書いてある文字に目をとめます。

担任:「献血の家?」
ハニ:「持ってってください。家に(同じペンが)た~くさんあるんです」
担任:「献血よくするの?」
ハニ:「2ヶ月に1度?成分献血はよくするんですけど…」
担任:「それを早く言いなさいよーっ!献血1度すればボランティア10時間と考慮するってところもあるのよ!」
ハニ:「ホントですか?じゃ、10回なら…100時間?!」
担任:「そのとおり!」

しばらくページをめくっていたガンイ先生でしたが…

担任:「見つけた!社会寄与者選考。パラン大社会科学部!」

#初めて書きますが、ハニが通っているのはパラン高です。

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ジュリ:「パラン大?」
ハニ:「うん。ミナ、あんたもパラン大にしたって?」
ミナ:「うん。アニメーション学科。担任が一度やってみたらって」
ジュリ:「はぁ…。あんたたち二人ともパラン大に行くの?」
ハニ:「受からなきゃ行けないよ。書類審査で通っても面接がめちゃくちゃ厳しいんだって」
ミナ:「あたしは実技もあるんだ」
ジュリ:「担任、あたしに一言も言わないよ、パラン大なんて」

そこへあらわれたジュング。

ジュング:「(ジュリの食べ物を取り上げ)食べ過ぎやて!」
ジュリ:「(取り返し)腹が立つんだもん」
ハニ:「ジュリ…」

ミナ:「(ジュングに)姿が見えないなぁと思ってたよ。オ・ハニがいるのに」
ハニ:「もぅ!」
ジュリ:「あんた、ハニに捜索探知機でもつけてんの?どうしてこう幽霊みたいに現れるのさ?」
ジュング:「いやぁ~、お前らまだ分かってへんのか?(ハニの肩に腕を回し)ハニが~俺の人生のナビゲーションや。俺がどこへ行くべきか、人生の位置も方向も速度も教えてくれるんやで」
ジュリ:「ナビゲーションが好きね。で、仲間がいつも一緒なのに、あんた何で一人なの?」
ジュング:「あいつらオーディション受けに行ったんや。歌手志望やろ、あいつら」
ジュリ:「ホント?!あたしはまたオーディションが好きなのかと思った。毎日オーディションばっかり受けて」
ジュング:「(何やと?)」
ミナ:「…あれ?ペク・スンジョじゃない?」

少し離れた席に、見知らぬ男性の話を聞いているペク・スンジョの姿がありました。
「わが校は歴史と伝統が…?」大学からスカウトを受けているのでしょうか。

ミナ:「誰だろ?」
ジュリ:「何話してるのかな?」

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放課後。
自習室で熱心に勉強する学生たちの中、スンジョはじっと考え込んでいました。
急に立ち上がり、部屋を出て行った彼は暗くなった校舎の外に出て、一人溜息をつきます。

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7組担任は大学に応募するための資料に記入していました。
名前や住所、特技(美術と運動)。ハニはO型なんですね^^

そして、「特記事項」の欄でペンが止まります。
しばらく悩んだ後、ふたたび書き始める彼女。
そこへ、帰宅しようとした1組担任が声を掛けます。

1組担任:「熱心ですね」
7組担任:「(軽く隠し)もちろんですよ。誰かさんみたいにタダで得する教師だと思いました?」
1組担任:「…僕ですか?僕がいつタダで得しました?」

そこへ現れ、咳払いをする教頭。
立ち上がったガンイ先生は「さっきお願いしたものを!」と手を差し出します。

教頭:「あ~。学校長推薦状ですか?そんなものどうするんです?9等級の学生に学校長の推薦状をどうして?」
7組担任:「オ・ハニは9等級から1週間で50位に上がったんです。これが潜在力じゃなきゃ何だと?”入学査定官制は潜在力で判断するものでしょう?」
教頭:「そうですよ。昨年度の合格者を見てごらんなさい。70%が内申点1~3等級ですよ。情熱さえあれば無条件にいい先生ですか?子どもたちが現実をまっすぐ見るように教えなくては」
7組担任「:「・・・。」
教頭:「オ・ハニが!パラン大学に行けたら、私が先生の息子ですよ!(=ありえないこと)」

教頭が帰った後、憤慨してデスクに戻るガンイ先生。
しばらく後ろで見ていた1組担任は、「あの…これ」と何かの錠剤を一粒差し出します。

1組担任:「ビタミンCです。水に溶かして…」
7組担任:「?」
1組担任:「初めて先生が…人間らしく見えました」

照れくさそうに慌てて出て行く彼の後ろ姿を見送り、ニヤリと微笑むガンイ先生。

7組担任:「嬉しくてたまらないのね♪」

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ハニは部屋でPCに向かっていました。
大学のサイトから願書を提出すべく、フォームを埋めている彼女。

全て書き終え、登録ボタンを押した瞬間、真っさらになってしまうウィンドウ。がび~ん

きっとこの記事を見ている皆さんもたまに遭遇するアレです。「エラー報告」

「(エラー報告についての技術情報を見るには)ここをクリックしてください」という文字につられてクリックすると、また別のメッセージウィンドウが。

ウィンドウズ:「explorer.exeは問題が発生したためプログラムを終了します。ご不便をおかけして申し訳ありません」

ハニ:「えーっ?”作業中だった情報は失われます”って?!きゃーーーっ!」

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そして…

スンジョくんはさっきまでハニがいた椅子に座り、キーボードの上で指を走らせていました。
横でメーメー泣いているハニと、後ろで成り行きを見守るママとウンジョ。

スンジョ母:「うまく行きそう?」
ハニ:「あ゛~~~ん(泣」
スンジョ:「無駄なコーデックを何でこんなにたくさん入れてんだよ!」
ハニ:「あたしが入れたんじゃないよぉ~!どうしよう~!」
スンジョ母:「うまく行くわよ、ハニ。壊れちゃいないわ」
ハニ:「もうすぐ締切りなのにぃ~。おんおんおん(泣」
スンジョ:「うるさい!気に障るだろ」(←ここ萌え
ハニ:「(口を押さえ)う゛っ」

しばらく作業していたスンジョがEnterキーを押すと、無事画面には大学のサイトが。

ハニ:「あ…できた!」
スンジョ母:「うまく行った?志願書は?」

次の瞬間、画面にはさっきまでハニが入力していた情報がそのまま表示されます。
ブラウザはクラッシュしても、ちゃん残っていた模様。

ハニ:「あった!」
スンジョ母:「あった?残ってたのね」
ハニ:「きゃ~~~♪」

…めずらしくずっと黙って見てるウンジョが可愛い。

スンジョ:「ワンマンショーはそれくらいにして、早く出しとけ」
ハニ:「はぁい♪」

さっさと立ち上がり、後ろに退くスンジョ。
兄の後ろ姿を見送るウンジョは何か心にくすぶっているものがある様子w

スンジョ母:「はぁ~良かったわ。早くやって降りていらっしゃい。晩ご飯にするから。行きましょ、ウンジョ」

ウンジョは母に無理やり引っ張られ、疑惑の兄とハニをじっと睨んだまま本日は退場です^^;

二人きりになったスンジョとハニ。

ハニ:「ありがとう」
スンジョ:「パラン大社会科学部?」
ハニ:「…うん。可能性はほとんどないんだ。内申書が悪すぎるから」
スンジョ:「可能性もなしにこんな大騒ぎを?」
ハニ:「それでも出来るところまでやってみないと」
スンジョ:「…お前どうして大学に?」
ハニ:「え?どうして…って?勉強もして…」
スンジョ:「得意でもなければ好きでもない勉強を…何でまだするんだよ?」
ハニ:「勉強に限らなくても、あたしの適性を見つけられるでしょ。何が好きなのか、何が得意なのか…」
スンジョ:「…何が好きなのかどうやって分かるんだ?」

笑顔で彼を振り返るハニ。

ハニ:「分かるよ~。胸がときめくでしょ」
スンジョ:「・・・」
ハニ:「好きなものを見つけたら(胸を押さえ)ここがドキドキするじゃない?」

思わずハニにつられて自分の胸を触ってみる、いつになく素直なスンジョ^^;

ハニ:「お父さんはククスを乾かす臭いを嗅ぐと、今でも胸が躍るって。うふふ♪」

自分の胸を押さえ、しばらく自問していたスンジョは、手を下ろして溜息をつきます。

スンジョ:「俺も感じてみたいな。…そんな気分」
ハニ:「?」
スンジョ:「(はっと我に返り)早くやれよ」

立ち上がって出て行くスンジョを、ハニは穏やかな笑顔で見送ります。

ハニ:「あたしは何で大学に行くのかな~?一度も考えてみたことなかったけど…。やっぱり天才は天才なりの悩みがあるんだな。えへっ♪ 心を…ちょっと開いてくれたのかな」

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学校の職員室。
他の教師たちが笑顔で見守る中、7組担任、オ・ガンイ先生が勢いよく掲げた2枚の紙は…

「 合 格 通 知 書  by  パ ラ ン 大 学 」

「2011年度 臨時試験新入生入学選考
大学:パラン大学
受験番号:1000876
姓名:オ・ハニ
住民登録番号:ほにゃらら」

同じく

「受験番号:2415465
姓名:トッコ・ミナ」

高々と掲げたその相手は教頭。

教頭:「プリントまでするとは!」

ニンマリと笑い、歌いながら踊りだすガンイ先生。

呆れ返る教頭に1組担任ジオ先生は…

1組担任:「毎年、受験ミステリーが1つ2つはあるじゃないですか」
教頭:「そうでしょうー!だがね、頼むから…7組から起きたんじゃなければ良かったのにー!」
1組担任:「・・・」

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部室でグダグダしているハニたち。
「 漫画が好きな人なら誰でも”マンさま”(만화를 사랑하는 마을の頭文字)」 という垂れ幕がかかっております。

ジュリ:「じゃあ面接さえ無事通ったらパラン大に行くの?」
ハニ&ミナ:「(うんうん)」
ジュリ:「・・・」

そこへ後ろにいたジャンミが…

ジャンミ:「1次選考でたくさん残ったそうだけど…競争率がものすごいって」
ハニ:「うん。5倍なんだって。(ミナに)ところでさ…面接で何話そう?あたし、喋るの得意じゃないのに」
ミナ:「あたしは実技もあるから…」
ジュリ:「(話にも寄れず溜息)」

暗い雰囲気にたまらず声を掛けるジュング。

ジュング:「おいおい、ハニが面接で落ちるわけあらへんけど、もし落ちたとしてもやな、ハニが一次選考に通ったのは間違いない。いや~、ハニ、ほんますごいなぁ」
ジャンミ:「ハニ先輩!何か後ろ盾でもあるんじゃ?」
ハニ:「後ろ盾?(ちょっと考えて)うん、天が助けてくれたみたい。うふふふ♪」

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韓国に台風11号が襲来し、テレビでも台風情報が伝えられています。
その日は…

ハニの面接の日。
レインコートに全身を包んだハニが心配する大人たちに見送られ、出かけようとしていました。

ハニ:「(父に)地下鉄で行くから安全よ」
スンジョ母:「大丈夫、ハニ?」
ハニ:「大丈夫ですよ!雨くらい」
スンジョ父:「ただの雨じゃないぞ、台風だぞ~」
ハニ父:「そうだぞ!ハニ、このまま…」
ハニ:「ん?」
ハニ父:「面接…諦めたらどうだ?」
ハニ:「何で?合格する可能性なさそうだから?娘を信じないの?」
ハニ父:「違うさ!!!こんな天気なのに」
ハニ:「書類審査で合格したの…ここしかないんだから。(ニッコリ)感謝して絶対ここに行かなきゃ!」
大人たち:「・・・」
ハニ:「心配しないで、お父さん。(スンジョの両親に)行ってきます!」

心配する父に追いかけられながら出掛けるハニ。

スンジョ父:「すんなり行くことが一つもないな」
スンジョ母:「全くだわ~。突然台風だなんて」

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ハニが地下鉄に乗っていると、車内放送が流れます。
浸水のためこれ以上進むことができないので、乗客は全て次の駅で下車するようにと。

激しい雨風の中、歩いて面接会場へ向かうハニ。
その頃、大学では面接が始まっていました。

面接官A:「今日は大変だったのでは?」
学生:「家が近いので」
面接官A:「それは良かった」

その学生の面接を終えた面接官たち。
外で受付をしている職員から何か報告を受けます。

面接官A:「あの…まだ来られない学生がたくさんいるそうなんですが」
面接官B:「・・・」
面接官A:「今からでも延期したほうがいいのでは?」
面接官B:「生きているうちに何度台風が来るでしょうね」
面接官A:「え?」
面接官B:「そのたびに毎回延期したり中止するんですか?」
面接官A:「・・・」
面接B:「続けましょう」

入ってきたのは…
びしょ濡れになったハニでした^^

入ってきて椅子に座るなり、くしゃみをするハニ。

——————————-

ペク家。

母に呼ばれたウンジョは食事のためダイニングに向かいます。
台風のせいで学校は休みになっているんですね。

ウンジョ:「やった~、台風で学校休みだ!」
スンジョ母:「ハニはこんな日に面接だなんて…結果がよければいいんだけど」
スンジョ:「(心配)」

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大学ではハニの面接が始まっていました。
なぜか黙っているハニ。
面接官はハニのコスプレ写真をみて笑っていますorz

面接官A:「面白い経験をしたんだね。今、一番関心があるのは何ですか?」
ハニ:「そりゃーーっペク・スンジョです!」
面接官:「・・・?」
ハニ:「あ…つまり、それは”人”なんですが…」
面接官C:「はい、そうなんです!”人”」

–時間経過–

ハニ:「この頃こう感じるんです。ある人をちゃんと知るには、一体どれほど時間がかかるんだろう…。私たちが生きている間、たった一人でも…ちゃんと理解できるかな…?」

何となく自分語りに入ってしまうハニ。

ハニ(心の声):「ペク・スンジョのことは絶対分からないわ!」

面接官B:「私たちがあなたたちを選ぶべき理由は?」
ハニ:「え?」
面接官B:「担任の先生はほとんど”血書”並みの推薦状を書いてくださってますが…それによると、1週間で9等級から50位に上がったと?でも、次の試験ではまた現状復帰したのね?」
ハニ:「(苦笑い)」
面接官B:「それから?昨年から2か月に一度、コツコツと献血していると…」
ハニ:「(うんうん)」
面接官B:「それが全て。一体どうして1次選考を通過したのかしら?」
ハニ:「・・・」
面接官A:「自己紹介書が高得点だったんです。自分に対する確信が強く、部活動を見ても創造力が高いですし…」
面接官B:「(面接官Aに)私たちは今、執筆家や漫画家を選んでるんじゃないでしょう!」
ハニ:「・・・」
面接官B:「(ハニに)私たちがオ・ハニさんを選ぶべき理由があるなら言ってごらんなさい」

厳しい質問に言葉を失うハニ。
面接の残り時間は1分になっていました。

面接官B:「あと1分残ってるわね」
ハニ:「あ…(考える)」
面接官B:「OK.なければ言わなくてもいいんです。お疲れ様。次の人!」

ハニから視線を落とし、資料をめくり始める面接官B。

力なく立ち上がり、頭を下げて退室しようとするハニ。
次の資料を用意する面接官は「あの~!」という声に顔を上げます。

退室すべく開かれた扉の前には、笑顔のハニが立っていました。

ハニ:「そうです。ご覧になった通りです。私、優れたところは一つもないんです。1次選考に通ったのは私でも不思議です。だから、すご~く感謝しました。でも、これは言えそうです。もし、私じゃなく…、内申点も良くて、受賞経歴も多くて…とにかくそんな立派な学生を選んだとしますね。でも、その学生が怠けて一生懸命やらなかったり、雨風のせいで諦めたり…それで大学の立場的に損害が多そうだ…そんなときは」
面接官B:「・・・」
ハニ:「私を選んでください!」
面接官B:「・・・」
ハニ:「私は他の人よりノロマですが…諦めることはありません。何でも最後までやるんです。だから、私の別名は”ノアのかたつむり”なんです!(ニッコリ)かたつむり一匹…育ててみてください」

かわいい!何て素直で前向きなんでしょう。
不格好ではあっても、ハニの積極的な気持ちや真っ直ぐな性格はかなり伝わったのでは?^^
それを大学が評価するかどうかは別として。

ニッコリ笑う彼女を、面接官は黙って見つめます。
厳しい表情ながらも、彼女の主張はちゃんと受け取った…そんなニュアンスが読み取れますね。

——————————-

帰宅したハニは、夕食の席ですっかり落ち込んでいました。

ハニ:「ダメみたい…」
ウンジョ:「そうだと思っ(母に口を押えられる)」
スンジョ母:「まだ本試験があるじゃな~い」
スンジョ父:「そうだよ。スンジョと一緒に行けばいいさ」

そこへ黙っていたスンジョがボソッと口を開きます。

スンジョ:「僕は受けませんよ」
ハニ:「?!」
スンジョ両親:「え?」
スンジョ:「試験は受けないって言ってるんです。大学は行きません」
スンジョ父:「何故だ?」
スンジョ:「やりたいことがなくて。行きたいところもないし」
スンジョ父:「じゃあ卒業したらどうするつもりだ?」
スンジョ:「まぁ…バイトでも」
スンジョ父:「ペク・スンジョ!人生のことをそんな適当に!気の向くままに生きるつもりか?!」
スンジョ母:「(憤慨する父を制止し)そう、それじゃ、お母さんと商売でもする?ネットショップでもどう?」
スンジョ:「じゃあ…どう生きるべきですか?」
スンジョ父:「…何だと?」
スンジョ:「どう生きるべきか…わからないから大学へ行かないと言ったんです。ただ皆がするとおりに…押し付けられて生きるのは嫌だから。…どう生きればいいんでしょうか」
ハニ:「・・・」

何か言って聞かせたいものの、何も答えられない父。
彼が言いたくて言えないことを代弁するかのように、ハニの父が口を開きます。

キドン:「何…勉強して、お父さんの事業を引き継いで…な?」
スンジョ:「僕はが利己的だってご存知ですよね?趣味にも合わない父さんの会社を継ぐつもりは…これっぽっちもありませんから、もしやという期待は捨ててください」
スンジョ父:「(愕然)」
スンジョ母:「ペク・スンジョ!」

愕然とする大人たちに対し、何の感情もあらわさず一通り話したスンジョは、「ごちそうさま」と箸を置き、さっさと自室へ引き上げてしまいます。

キドン:「言ってるだけだよ。まさかホントに受験しないわけじゃないさ。心配するなよ」
スンジョ父:「そ、そうだな」
スンジョ母:「あの子、何をしても難しいことがないから逆に目標が持てないのよ。はぁ~、関心のある分野を早く見つけなきゃいけないのに」

ハニは先日、自分が願書を書いているときにスンジョが漏らした言葉を思い出します。

>>回想

スンジョ:「俺も感じてみたいな…そんな気分」

>>

——————————-

ハニ父が営むソ八福ククスに、7組の仲良しメンバーが集まっていました。
全員にククスを振る舞う父。

ハニ父:「君たちのために開発した合格粥だぞ。名付けて”不落粥”!」
一同:「不落粥ですか~」
ハニ父:「ここに書いてあるだろ~。否定の”不”、落ちるの”落”」

粥にはゴマで何やら文字が…。
「これを食べれば絶対落ちない」ハニ父はそうみんなを勇気づけます。

ジュリ:「ホントですか?じゃ、たくさん食べなきゃ。(周りに手を伸ばし)これも食べなきゃ」
ジュング:「チョン・ジュリ!”コマセリイギダニキガ”!」
ジュリ:「何だって?”イギダニキガ”?日本語じゃないの?」
ミナ:「”チョン・ジュリ、やめろよ。これ全部お前のか?”(←通訳」
ジュング:「そうやそうや!」

そんな中、ハニは一人元気なく俯いていました。

ハニ父:「ハニは食べないのか?」
ハニ:「え?…食べるよ(ニコッ」
ジュング:「ハニ、何やどーしてん!緊張してんのか?大丈夫や!お父さんの不落粥をガッツリ食べて、自信持って受けたらええんや!」
ハニ:「うん。あんたもね」

一口食べて、また味に唸るジュング。

ジュング:「いや~お父さん、名前だけやなくて味も最高ですわ!これは…タコですか?」
ハニ父:「あ~、よくわかったな」
ジュング:「お父さん、前にも言うたやありませんか。僕はこうみえても(?)鋭敏なんですから。繊細なんですよ~」
ハニ父:「たくさん食べて明日の試験しっかりな!このタコみたいにぴしゃっとしがみついてな」
一同:「はい!」

ふと箸を置いたハニ。

ハニ:「このお粥、一杯持って帰ってもいい?」

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帰宅したハニはスンジョの部屋の扉をノックしていました。
手に持ったトレイの上には、ポットにお椀にグラスに…プレゼントらしき包み。

何度かノックしてみるものの、返事はありません。

ハニ:「寝てるの?ペク・スンジョ」

ハニは反応のない部屋の中へ、ドアの外に立ったまま話し始めます。

ハニ:「明日…試験受けるよね?みんな心配なさってるわ」

部屋の中では、窓辺でぼんやり外を眺めているスンジョ。

#豆知識:韓ドラの頭のいい男性主人公は、よく窓辺で外を眺めます。カン・ジュンサンに始まり、最近では「個人の趣向」のジノ、そしてこのペク・スンジョまで。彼らは窓の外を見つめながら、自分の心の内に問いかけるのです…^^ 窓辺好き大歓迎♪

ハニ:「特におじさんは…最近ずっとあんたに気を遣っていらしゃるでしょ?笑うこともなさらないし…」
スンジョ:「(ため息)」
ハニ:「とりあえず試験を受けて、そのときに決めたっていいでしょ。試験も受けないで…急にやりたいことが出てきたらどうするの?」

ハニは閉ざされたドアのノブを回してみます。
そこには鍵がかかっていて…。

ハニ:「このドア…ちょっと開けてよ」

ため息をつくハニ。

ハニ:「あんたは何だってできるでしょう?その頭脳…人のために使わなきゃ」
スンジョ:「・・・」
ハニ:「持てる者が多い人は分け与えなきゃいけないと思うの。(笑顔)分け与えたくても、私は何も持ってないからできないけどね」

しばらくそのままほほ笑んでいたハニ。

ハニ:「これ、ここに置いて行くね。冷める前にちゃんと食べて。… それから … また明日ね。」

ドアの前にトレイを置き、そのまま部屋へ戻るハニ。

彼女がいなくなった後、扉がそっと開きます。
トレイを部屋へ持って入ったスンジョがプレゼントの包みを開けてみると…
そこにはリボンの掛かったフォークが。
可愛いプレゼントに思わず笑みがこぼれるスンジョ。
中に入っていた手紙には…

「試験がんばって~ ペク・スンジョ 最高!!」

——————————-

入試の当日がやって来ました。
降りてくるのか来ないのか…
みんなが心配して待っている中、2階の部屋から降りてきたスンジョは

コンコンと咳を…。

スンジョ母:「風邪引いたの?!」
スンジョ:「…そうかな」

ハニはとっさに「薬あるよ!」とカバンから瓶を取り出します。

ハニ:「(薬を渡し)これめちゃくちゃ効くから!」
ウンジョ:「(グラスを差し出し)これお水!」
スンジョ:「Thank you .」

笑顔で受け取り、ウンジョの頭を撫でるスンジョ。
ウンジョも兄の顔をまっすぐ見上げ、微笑みます。
さっそく薬をゴックン。すっかり飲み込んだスンジョは…

スンジョ:「ところでこれ、眠くなるやつじゃないよな」

慌てて薬の箱を確認するハニですが…

ハニ:「”服用後、運動や集中力を要する事は避けてください”」
スンジョ:「(うんざり)」
ハニ:「あ゛!眠くなるかもって!!!」

どうしよう!と咄嗟に吐き出させようとするハニ。

スンジョ:「何だよ!」(”왜이래 ?”は毎回萌える!ぜひ恒例にしてください
ハニ:「(焦)」
スンジョ:「お前のすることはいつもそうだろ」
スンジョ母:「ははっ、大丈夫よ~!不屈だから」

「ジャジャン!」そこへやってきたハニ父は手作りのお弁当を二人に手渡します。

ハニ父:「お弁当持って行かなきゃな。栄養と頭の回転を考えて特別に作った”入試必勝弁当”でございますよ!」
スンジョ:「ありがとうございます」
ハニ:「ありがとう、お父さん」
スンジョ父:「ありがとうな、いつの間に準備したんだよ?」
スンジョ母:「そうですわ~。本当にありがとうございます!」
ハニ父:「いや、このくらい…(スンジョに真剣な顔を見せ)よく決めたな。頑張れ!」
スンジョ:「はい(ニッコリ」

そして、ふっと思いついた父娘はお互いの手で必勝を誓うポーズ。

”ホ~イホイ”かと思った^^(クミホをご覧でない方、ごめんなさい

——————————-

出発した二人ですが、ハニは嬉しさを隠せません。

ハニ:「よく決心したわ。みんな喜んでらっしゃったし^^(スンジョの肩に手をやり)偉いよ」
スンジョ:「(睨)ふざけんな」
ハニ:「・・・」
スンジョ:「あ、フォーク。一緒にするなよな。”突き刺せ”って?」
※”答えが分からずあてずっぽうにマークシートに突き刺す=マークする”ということ
ハニ:「あ~、そうか。自分の基準で考えちゃった」

文句を言われながらも楽しそうにトコトコついていくハニ。

スンジョ:「どこまでついて来る気だよ?」
ハニ:「え?」
スンジョ:「お前はあっちだ」
ハニ:「(後ろを振り返って)そだね。反対方向だったね」
スンジョ:「行けよ」

そう言い、さっさと自分の行く方向へ歩き出すスンジョ。

ハニ:「そうだね…。これでホントに違う道を行くんだ。うん、ペク・スンジョは大きな道を進まなきゃ。(大声で)試験頑張ってーーっ!ファイト!!!」

通行人も多い通りで大声を出す彼女を冷たく振り返るスンジョ。
そして、後ろ向きに手を振ったのは彼の精一杯の返事で…^^

——————————-

無事二人を送り出した大人たち。

ハニ父:「やれやれ。何とか行ったな」
スンジョ父:「そうだな。息子というよりはご主人様だよ、ご主人様」
スンジョ母:「昨日も行かないって意地を張ってたのに…急にどうしたのかしら?」

良くも悪くも…もう完全にスンジョの運命はハニが握っているってことですね^^;

そのころ、一人で遊んでいたウンジョは…

ウンジョ:「…不安だな。何となく不安だ」

——————————-

試験会場で問題を解くスンジョは、例の薬がよ~~~く効いていました。
問題はぼやけ、まぶたは重く、手に力は入らず…
遠のいていく知識。
「学生!あと15分だよ」という試験監督の声にはっとし、慌てて時計を見るスンジョ。

試験監督:「(答案用紙を見て)一つも解答してないね?」
スンジョ:「朝、風邪薬を飲んだせいで…」

急いで問題を解き始めるスンジョ。
さて、間に合うのでしょうか。

——————————-

ここでいったん区切ります。いつものことですが見直しもそこそこに発信!
続きも頑張ります!

うー、このペースじゃ後半は6話に間に合わないかも^^;

※前半記事のコメント欄は閉鎖しています。

 - イタズラなKISS ,

Comment

  1. […] This post was mentioned on Twitter by ユジナ~♪ and penerope, ユジナ~♪. ユジナ~♪ said: イタズラなkiss韓国版5話 あらすじ vol.1 http://is.gd/fcVBN […]

  2. 本当にありがとうございます。そしてお疲れ様です。
    ゆじんしさんのおかげで今夜がより楽しく試聴出来ます。

  3. 通りすがり より:

    こんにちは~☆感想コメは後半に付けますね

    こちらの途中で、1組担任と7組担任が職員室で会話するシーンで
    (生で食べる)とありますが、もしや【날로 먹다】でしょうか?
    以前韓国在住の方から教えてもらったんですが
    料理関係で用いる時は直訳通り【生で食べる】でいいのですが
    これが料理以外で用いる時は【なんの努力もしないで幸運を掴む】という
    意味に変化するそうです
    【努力しないで結果を得る】って感じです

    それでたとえば【날로 먹은 거 없다】だと
    料理以外の時は【努力しないで得られた幸運だとは思わない】って感じになるそうです

    これであそこの台詞のニュアンスが掴めるでしょうか?

  4. ゆじんし より:

    あれ?コメント欄閉めるの忘れてた^^;
    まぁ、いいや。このままにしますね。

    お二人ともコメントありがとうございます!

    これ以降、みなさんが読みやすいように、コメントは後半記事の方にお願いしますね^^

  5. ゆじんし より:

    あ、書き忘れた。

    通りすがりさん!その날로 먹다 です。
    なるほど~。直訳ではないのだろうと思い、とりあえずそのままにしていました。
    教えていただきありがとうございます。
    あとで本文の方も修正しますね。

  6. 匿名 より:

    このドラマを生きがいにして頑張ってる者です(笑)

    初めてコメします。韓国語を日本語に訳せるなんて凄いです。毎回楽しみにして読んでいます。ホントに×2、ありがとうございます。

  7. ヒロ より:

    Yujinaさん、さっそくの5話UPありがとうございます。
    (TへT)嬉しくて、感激の涙でございます!!
    今回は、会話がわからなくて、試験に向かうシーンが何回も出てきて???だったのですが、こちらの訳を見て、やっとわかりました。
    これで、すっきり6話に向かえます。
    毎回、どんぴしゃ、壷にハマる緑コメント、楽しく拝見しています。
    ☆見てる私達だけの・・・
    ☆二人のデートにわいて出たジュングへの・・・
    どちらも爆笑させていただきました^^
    ホントに、こんなに早いUPは毎回、大変だと思いますが、途中でリタイヤなどされませんように、お身体を大切になさって、頑張ってください。
    次回も楽しみに待っておりますので、よろしくお願いします。

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