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太王四神記最終回【幻のオリジナル台本】vol.2

      2009/03/06

太王四神記最終回【幻のオリジナル台本】vol.1でご紹介した場面から、
しばらく時間が経過します。

アブルラン寺にやってきたタムドク。
大長老を倒し、赤い炎に包まれるキハと向き合います。

原語シナリオはいろいろなサイトにアップされているのですが、
興味のある方はこちら(※別窓で開きます)を。
私の記事には日本語訳だけを載せます。

〇アブルラン寺 神檀樹

タムドク:キハ…。
タムドク:もうやめるんだ。

しかしキハの反応はない。再び四方に飛び散る火の粉。

タムドクは天弓を構え、キハに狙いを定めて涙を浮かべた。
それでも目を閉じ、無意識の世界にいるキハ。

光が矢をかたどる。
タムドクが弓を引く。
しかし、撃ってしまうことができず、しばらくして弓を下ろす。
光が消えていく。

後ろで見守っていたスジニが緊迫した様子で懇願する。

スジニ:姉さんを止めてください!手遅れになる前に!

タムドクがスジニを振り返る。

子どもを抱くスジニが、切実な表情でタムドクをみる。

タムドク:こんなことなのか?
タムドク:2千年待った末に四神を集め、
タムドク:多くの血を流して認められたチュシンの王。
タムドク:そのチュシンの王ができることはたかがこんなことか?
タムドク:私の子を産んだ女性を殺し、止めることなのか?

スジニ:世界が火の海になります!
スジニ:姉さんがもっと大きな罪を犯さないようにしてやってください、どうか…!

タムドクはスジニに笑みを見せ、キハの方へ向き直った。

タムドク:罪なら…私も犯した。
タムドク:お前を信じてやれなかった罪。

(ここから実際の放送とほぼ同じ)

タムドク:天にこう言わなければ。
タムドク:これが人だと…。間違いを犯して後悔し、死なぬことは学ぶのが人だと。
タムドク:そう…今わかった。

天弓を両手で持ち、一息に折る。
折った天弓を後ろへ投げ捨てる。

(放送と同じなので少し略します)

地面に転がった天弓が、パーッと砕け散る。
キハが目を開けた。焦点の合わない視線をタムドクに向ける。

タムドク:天が我々を選ぶんじゃない。
タムドク:我々が…選んだものだったんだ。

祭壇の上の神物のうち、白虎の神物が砕ける。
その瞬間、激しい痛みを感じ、タムドクが体をねじる。

〇アブルラン寺 入り口

チュムチが血を吐いて倒れる。
向こうで戦っていたチョロが振り返ってチュムチをみる。
チュムチは斧で何とか体を支えて持ちこたえていた。

(中略)

〇アブルラン寺 神壇樹

青龍の神物が砕ける。
タムドクの体をふたたび苦しみが襲う。
神物が壊れるたびにタムドクが大きな内傷を負うようだ。
タムドクの耳から血が流れ出す。

〇アブルラン寺 入り口

チョロが急に動きを止めた。
その瞬間、痛みを覚え、苦しむ。
火天がここぞとばかりに剣を振り回す。
チョロの腕が切れて血が流れる。その腕で掴んでいた槍を落としてしまう。

〇アブルラン寺 神壇樹

スジニが悲しそうに叫ぶ。

スジニ:お願い、やめて!姉さん!
スジニ:神物が全部壊れたら、王様も死んでしまうわ!
スジニ:お願いだからやめて!

タムドクの口元からも血が流れ出す。

タムドク:これが私の答えだ。
タムドク:天の力は天に返すべきだ。
タムドク:朱雀の力も返そう。
タムドク:だから…(キハに)もう大丈夫だよ。
タムドク:私が全部答えたから。

祭壇の上で玄武の神物が爆発するように砕けた。
タムドクは片方の膝をガクッと落としながらも、何とか持ちこたえる。

〇太王の後方(?)

ヒョンゴが強い衝撃を受け、倒れてしまう。

〇アブルラン寺 神壇樹

キハが切実な表情でスジニをみる。
スジニもまたキハをみる。
スジニだけに聞こえるキハの心の声。

キハの声:…私の妹…。
キハの声:私を…消して。

スジニが泣きながら見つめる。

キハの声:これは私の意志よ。力を貸して。

祭壇の上で朱雀の心臓があかあかと光を放ち始める。
(他の神物が覚醒する前にそうなったように)
朱雀の心臓が空中に浮かび上がる。
そして、スジニの元へ飛んできて、手の上に乗る。

朱雀の心臓を握った手で胸元をじっと押さえると(昔、ファヌンに教わったように)、
スジニからいくつもの光が四方に広がる。

その光がタムドクを包んだ。
息絶え絶えになっていたタムドクが顔を上げる。
四方に燃え上がっていた火がおさまり始めた。

キハの視線は我が子アジクへ…。
スジニの膝に静かに横たわる子ども。
タムドクがキハを見る。
キハはタムドクに微笑みかけた。
そして、急に燃え上がり消えようとする。
消えゆくキハの前にいつも立っていたタムドクの後姿のシルエット。

気を失っていた子どもが目を覚まし、タムドクの方をみる。
スジニの手の中でまだ光っている朱雀の心臓。
壊れずにまだ残っていた。
立っているタムドクの後姿で画面がホワイトアウト。

エピローグに続きます。

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