韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!プロデューサー/SPY/夜警日誌/トライアングル/主君の太陽など

49日 14話あらすじ

   

「自分が死んだ後、誰かが心から泣いてくれるかどうかは、死ぬときすでに決まっている」

そう悟り、ミノの計略の証拠を掴むことや、寂しく生きるイギョンのためにイスを探そうとするジヒョン。

そして、とうとう卒業アルバムの中に「ソン・イス」の姿を見つけますが、
それは彼女がよく知っている、あの人物にそっくりだったのです。
彼の元へ駆けつけたイギョン(ジ)は…。

#本日の直接対決!

では、どうぞ


韓国ドラマ「49日」フォトブックも登場ですよん♥

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イギョン(ジ):「私、ソン・イスを見つけたのよ!」
スケジューラ:「どこで何してるか調べろって?見当つかねーな」
イギョン(ジ):「そんなんじゃないから、とにかく見なさいよ」

彼の目の前でいきおいよくアルバムを広げるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「… ここよ」

アルバムに視線を落としたスケジューラの目に緊張が走ります。

スケジューラ:「何だこれ?… これ、俺だけど」
イギョン(ジ):「はっ!やっぱりあんたよね!」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「あんたがソン・イスだったんだわ」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「オンニが愛してる人はあんただったのよ。あんたとオンニは愛し合う関係だったの!」
スケジューラ:「ちょちょ、ちょっと待てよ。何バカなこと言ってんだよ、朝っぱらから」
イギョン(ジ):「(写真を指差し)この人、あんたでしょ!」
スケジューラ:「… 見た目は確かにそうだけど」
イギョン(ジ):「だからあんたがソン・イスってことじゃない!」
スケジューラ:「… ソン・イス?」

イギョン(ジ)は、イスがイギョンの誕生日に贈ったカードを出してみせます。

イギョン(ジ):「ほら、見て。”祝 ソン・イギョン 20歳の誕生日。イギョンの99歳の誕生日も祝うイスより♥”」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「愛し合ってた仲に違いないわ」

カードをじっと見つめるスケジューラ。

イギョン(ジ):「あんたがスケジューラに志願した理由、何か大切なことをやるためだって言ってたでしょ。それ、ソン・イギョンオンニのためじゃない?」
スケジューラ:「俺が… (イギョン(ジ)を指さして)この人を愛してたって?」
イギョン(ジ):「(うんうん)」


スケジューラ:「(笑)あり得ねー!違う、絶対違うって!ソン・イギョンを見てみろよ。俺があんな女のために5年間スケジューラやって来たって?」
イギョン(ジ):「このオンニが”イス…”って言いながら泣いてるのを見たんだから!」
スケジューラ:「!・・・。」
イギョン(ジ):「あんたのせいでこうなったのかもしれないでしょ!」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「よく考えてみてよ。全然覚えてないの?」
スケジューラ:「覚えてるわけねーよ。5年の任期満了までは、この世での記憶が蘇ったり、関わったりしないようにプログラムされてんだ。… けど、何であんたが俺のこと探し出したんだ?」
イギョン(ジ):「?」
スケジューラ:「(溜息)何かの間違いだ。(顔を触り)この顔…他人の顔なのか?」
イギョン(ジ):「はっ!顔も変えちゃうの?」
スケジューラ:「それくらいおかしいってことだ!」
イギョン(ジ):「それならソン・イギョンオンニの前に現れてみてよ。あんた、人に姿を見せられるでしょ?」
スケジューラ:「俺たちの業界を分かってねーな。スケジューラはな、生前関係のあった人には自動的に違う顔に見えるようになってんだ。知り合いの前で俺が生き返ったりしちゃ、この世の秩序がひっくり返るだろ」
イギョン(ジ):「(納得)」
スケジューラ:「それから!俺がこんな女と大恋愛なんて絶対ねーからな!」
イギョン(ジ):「大切なことをしに来たって言ったでしょ?!」
スケジューラ:「他のことかもしれねーだろ。両親とか、あんたみたいに復讐しに来たとかな」
イギョン(ジ):「あんた、孤児だから!」
スケジューラ:「!」
イギョン(ジ):「違う違うって言ってないで、オンニの前に現れてみてよ。そうすればソン・イギョンオンニがあんたと関係ある人なのかどうか確認できるでしょ」
スケジューラ:「あ゛ー、追い込むなよ!俺だって考えなきゃ。帰れ!帰れって!」

イギョン(ジ)をいつものように怒鳴りつけたものの、スケジューラの顔には動揺の色がハッキリと…。

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スケジューラと別れて出てきたイギョン(ジ)は、腹が立って振り返ります。

イギョン(ジ):「(独り言)覚えてないって?ひどい男。オンニが自分のせいであんな風に暮らしてるのに、カード見せても思い出せないなんて!」

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一人になったスケジューラは、何も手につかず、部屋の真ん中を歩きまわっていました。

カフェで働くイギョンを間近で見つめたあのときの感覚…。
チナンで倒れ、自分の腕の中で涙を流したイギョン。その涙を拭いてやった自分…。

いくら考えても頭の中は何一つハッキリせず、彼は携帯電話を取り出します。

スケジューラ(電話):「あ、先輩。末っ子の俺ですけど、あのひょっとして… 僕が任期を終えたときに叶えてもらう願いが何か、前もって教えてもらうわけには…(大声で怒鳴られた様子)ひゃ~っ!!!それは分かってるんですけど、俺のこと見つけた人がいるんですよ」

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街をぼんやり歩くイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「(独り言)オンニ、本当に可哀想。ソン・イスのこと忘れられなくてあんな風に生きてたのね…。(心の中で)私が死んだら、あんなに覚えていてくれる人、きっと誰もいないわ。お父さんとお母さんの他には。カン・ミノの家で3日も過ごしちゃった。ガンに会いたいな…。心配してるはずなのに」

彼女は携帯電話を取り出してみます。
そこには「3日間、誰からの電話もありませんでした」という静かなメッセージ。

イギョン(ジ):「ガン、心配してるんじゃなくて怒ってるんだわ…。カン・ミノ、どうなってるのかな?」

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ミノのところへジニョンが来ていました。

ジニョン:「ソン・イギョンさんの住民登録に載っている住所に行ってみたんだが、もう3年も前に引っ越したそうだ」
ミノ:「どこに?」
ジニョン:「住民登録が抹消されているから引越し先の住所が分からないんだ」
ミノ:「住民登録もなしにどうやって暮らすんだ?」
ジニョン:「付き合ってた男がいたんだが、死んだとか…?」
ミノ:「!」
ジニョン:「その後は仕事にも出ないで家に引き篭っていたんだが、保証金も全部そのままにして出て行ったそうだ」
ミノ:「男が… 死んだって?」
ジニョン:「この前尾行されてるのに気づいたらしい。2日間HEAVENにも姿を現していない」
ミノ:「ガンの店にも来てないのか」
ジニョン:「今日も行ってみるが、店を辞めたのかどうかはお前が行って調べる方が早いだろうな」
ミノ:「分かった。ご苦労だった」

部屋を出て行くジニョン。

ミノ:「恋人が死んで… 自暴自棄に生きてきたのか?(心の中で)情深いシン・ジヒョンは、それで仲良くなったんだろう。ガンも世話をしてやろうと雇ったと…」

そこへ電話が鳴ります。発信者はインジョン。

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あるレストランで会うミノとインジョン。

インジョン:「3日あげれば一人で考える時間はたっぷりあったと思うけど… よく考えた?」
ミノ:「(頷く)」
インジョン:「これからどうするの?ガンに私たちの関係がすっかり知れてしまったんだし、いつジヒョンのご両親に話しても不思議じゃないわ」
ミノ:「ガンのことは心配するな。そんな頭の悪いヤツじゃない」
インジョン:「ソン・イギョンは?あの女だって私たちの計画を知ってるわ」
ミノ:「ソン・イギョンもジヒョンの両親に話しはしない」
インジョン:「オッパは分かってたの?あの女が私たちの計画を知ってるって。どうして?」
ミノ:「重要なのはなぜ分かったかなんてことじゃない。絶対に話すことはないから心配するな」
インジョン:「オッパのことが好きだから言わないってこと?」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「オッパのことが好きだからじゃないわ。あの女が私たちの周りに現れたのは目的があるからよ」
ミノ:「話すならとっくに話してるはずだ。ガンにも、ジヒョンのご両親にも」
インジョン:「あの女を信じるの?ジヒョンの友だちだって言うのに?!」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「それとも… ジヒョンの友だちの振りをしてるのかも知れないわ」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「まさか… このままソン・イギョンと付き合うつもりなの?」
ミノ:「君とこうやって話してみたら… 答えが出た。そうだ、こうしてる俺自身が答えなんだろうな」
インジョン:「!… オッパ」
ミノ:「… すまない、インジョン」
インジョン:「(震)ダメよ、オッパ。そんなのダメ…。私にとってオッパがどれほどの人か… 誰よりよく分かってるのに!」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「今になってオッパまでいなくなったら耐えられないって知ってるくせに!… どうしてなの?」
ミノ:「… そうだな」
インジョン:「それなら、そんなこと言わないで。どうしてオッパほどの人が…!心に決めれば出来ないことなんてない人でしょう?何でも計画通りにやる人でしょう?私と初めて会ったとき、6ヶ月後には留学するから情が移っちゃ嫌だって、会わずにいようって言ったくらいよ!ジヒョンのことは心配するなって言った約束… 2年守った人でしょう?!」
ミノ:「… その俺がそう出来なくなったんだ」
インジョン:「オッパ、私のこと愛してたでしょう?」
ミノ:「お前を愛していなかったわけじゃない」
インジョン:「!」
ミノ:「だが、今の感情は違うんだ。今、このまま後戻りするわけには行かない。そんなことは出来ないんだ」
インジョン:「… そんな」
ミノ:「ただ時間が流れるまま身を任せちゃいけないか?」
インジョン:「… そんなわけにはいかないわ」
ミノ:「!」
インジョン:「私と2年間ビジネスしたって言ったわね。それならこれから私がビジネスするからよく聞いて」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「ソン・イギョンに会わないで。ジヒョンのお父様に全部話すわよ」
ミノ:「やめろ、インジョン。そんなことをしたって君に何の得にもならない」
インジョン:「私がじっとしててもやっぱり… 何の得にもならないわ」
ミノ:「自分の境遇を偽り、友人を騙すほど人間を狂わせるのが感情だ。思い通りにならないものなのに、俺の感情を非難できるのか?どうにもできないこの感情を?!」
インジョン:「それなら、私はそれ以上のはずよ。オッパはせいぜい半月。だけど、私がオッパを愛した月日は… 4年半だから」

立ち上がり、ミノを置いて店を出て行くインジョン。

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秘書室に戻ったインジョンは、マジックのインターネットサークルで「パク・ジョンウン」の書き込みを探していました。

彼女の投稿に他のメンバーのコメントがついています。
ずっと下へ読んでいくと、「肯定女王」というジヒョンの名前が。

そこには…

ジヒョン(書き込み):「2011/01/12 パク・ジョンウンさんは1年前に故人となられなしたTT。これ以上コメントを投稿なさらないでくださいね」

インジョン:「パク・ジョンウンは1年前に死んだ人だったの?それならソン・イギョンは?… 誰なの?!ガンは確かにソン・イギョンのことをジヒョンの友だちだと思ってるわ。ガンのことも騙してるってこと?」

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ガンはインターネットから集めたヘミド開発に関する記事をチェックしていました。
「HM開発産業 ヘミド開発確定発表」とあります。

#ようやく「ヘミド」がどんな場所なのか分かりましたね^^

しばらく考えていたガンは、携帯電話を手に取ります。
イギョン(ジ)から届いた「大事な用が出来たので、何日か出勤できません」というメールを眺めるガン。
きっと何回も眺めたに違いない短いメールを…。

ガン:「3日間もどこ行ってるんだ?」

そこへ入って来たのは支配人。

支配人:「行って来たぞ」
ガン:「おじさん!どうだった?」
支配人:「京畿道の寺や神堂を回ってみたんだがな、49日の魂のこと自体初耳だと。蘇生条件のことなんて、はなっから尋ねることもできなかった。すまんな」
ガン:「すまないなんて!足が疲れたろう?座って」
支配人:「(座り)ジヒョンさん、今日も来てないんだって?家には行ってみたのか?」
ガン:「あぁ。ジヒョンじゃなくてソン・イギョンさんしかいないみたいだ。毎朝行って見てたんだけど、ジヒョンは出て来なかった。どこか別のところに行ってるようだけど… どこ行ったんだろう?」
支配人:「・・・。 あ、ヘミドの方はどうなった?調べてみたか?」
ガン:「3つに分けられているヘミドの土地を、HMが全部買い集めているんだが、ジヒョンの土地を売って前金にしようとした最後の土地を買ったのがパク・スンジェっていう人物なんだ。けど、その人物が見つからない」
支配人:「?」
ガン:「この27万坪の土地はジュンセカンパニーっていう会社の土地だったんだが、土地を売って6ヶ月にもならないうちに廃業してる」
支配人:「… 俺はこういうのよく分からなくて。つまり?」
ガン:「HM開発が土地を売るために作ったペーパーカンパニーらしい」
支配人:「ペーパーカンパニー?紙の会社?」
ガン:「架空会社だよ」
支配人:「あぁ、なるほど」
ガン:「もうちょっと探ってみなきゃな。オ先輩に資料を貰うことにした」

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HEAVENの庭では、まだ支配人妻と女店員が悩んでいました。

女店員:「いくら考えたって真心を表すのはお金!プレゼント!それしかないわ。心が重要って言ったって見えもしないのに」
支配人妻:「だけど違うって言ってるじゃない」
女店員:「それにしても社長、何のために報奨金まで掛けたのかしら?」
支配人妻:「私だって知らないわ」
女店員:「そんなわけないわ!オンニ夫婦はいつだって一心同体がモットーのくせに!」
支配人妻:「そうよね。1泊2日、一人で出掛けて帰って来ないなんて。私も分からないわ~」

そこへやって来たのはイギョン(ジ)。

支配人妻:「イギョンさん!旅行は楽しかった?」
イギョン(ジ):「え?」
女店員:「イギョンさんは旅行に出てるって社長が言ってたけど?どこ行ってきたの?^^」
イギョン(ジ):「・・・。」

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ガンの事務室に走りこんできたイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「あの… 前もって許可も貰わないで^^;」
ガン:「大事な用は?ちゃんと終わったんですか?」
イギョン(ジ):「え?」
ガン:「(彼女の顔を見て)ダメだったみたいだな」
イギョン(ジ):「どうして分かるんですか?!」
ガン:「顔に書いてある^^」
イギョン(ジ):「(思わず顔に手を)」
ガン:「ご飯は?食べました?」

そこへイギョン(ジ)の携帯が鳴ります。
発信者はインジョン。
電話を取ろうと走ってガンの事務所から出て行ったイギョン(ジ)は、かばんからポロッと何かを落とし、気づかずに出て行ってしまいます。

ガン:「?」

ガンが拾い上げたのは、ピンクの封筒でした。

封筒の表面には…

【この手紙を見つけた方は、この方に必ず届けてください。お願いいたします。-民生病院507号 シン・イルシク-】

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今回もカフェで向きあうイギョン(ジ)とインジョン。

インジョン:「なぜ答えられないの?カン・ミノさんのこと、本当に好きなのか聞いてるんです」
イギョン(ジ):「どうしてそれをシン・インジョンさんに答えなきゃいけないんです?
インジョン:「ミノオッパのことが本当に好きなら、私が身を引いてあげようと思って」
イギョン(ジ):「・・・。」
インジョン:「でも… そんな必要ないわよね?あなたはカン・ミノのこと好きじゃないから」
イギョン(ジ):「・・・。」
インジョン:「好きでもないのに近づいた理由は何?どういう魂胆?」
イギョン(ジ):「それも話す必要はないわ」
インジョン:「あんたがジヒョンの友だちじゃないことは分かってる」

黙ったまま、肩をひょいっとすくめて笑ってみせるイギョン(ジ)。

インジョン:「ジヒョンとはいつから知り合いに?ジヒョンの友だちにインタビューしたのはなぜなんです?しておいてなぜジヒョンに見せなかったんです?ソウにはなぜ連絡しなかったんです?私にはなぜインタビューを頼まなかったの?!」
イギョン(ジ):「シン・ジヒョンの友だちじゃないからよ」
インジョン:「ジヒョンは… 事故に遭うまで何一つ知らずにいたわ」
イギョン(ジ):「なぜ知らずにいたって思うんです?」
インジョン:「つまり、あんたは絶対にジヒョンの友だちじゃない」
イギョン(ジ):「・・・。」
インジョン:「ジヒョンは私に100%騙されるほど純粋な子だったから。私の知らないあんたみたいな友だちがいる程なら、私に騙されることなんてなかったわ」
イギョン(ジ):「・・・。」
インジョン:「私とミノオッパの計画まで全部知ってるのに… 誰にも話さないって?カン・ミノを愛してるからってことになるんだろうけど、私はそう感じないわ」
イギョン(ジ):「・・・。」
インジョン:「ジヒョンの友だちなら私のこと憎んで当然だけど、カン・ミノにしがみついておいて、私を軽蔑の目でみるのはおかしいんじゃないかしら?」
イギョン(ジ):「世の中にはおかしなことがたくさんあるものでしょう?インジョンさんはなぜだったんです?あなたを信じて100%さらけ出した純粋な友だちに… なぜそんなことを?」
インジョン:「ジヒョンがさらけ出したわけじゃないわ。元々そういう子だっただけ」
イギョン(ジ):「どういう意味?」
インジョン:「ジヒョンが私のこと話してなかったんですか?」
イギョン(ジ):「神が兄弟をくださらない代わりに、シン・インジョンとパク・ソウをくださった… そう言ってたわ。何をあげても惜しくない友だちだって… 。何でもあげたいて言ったわ」
インジョン:「だからそうしたんです」
イギョン(ジ):「!」
インジョン:「あげたくてもあげられる物などなくて、何でもあげたいだなんて軽く言えない私みたいにしてやりたくてね」
イギョン(ジ):「それどういう意味です?」
インジョン:「理解力が足りないのはジヒョンと似てるわね。友だちでもないのに」
イギョン(ジ):「・・・。」
インジョン:「それなのになぜ友だちの振りしてるのか… 話を聞かせて貰いましょうか?」
イギョン(ジ):「・・・。」

考えるイギョン(ジ)の携帯がなります。
画面に「カン・ミノ」と表示されているのがインジョンの目にも…。

イギョン(ジ):「私にこんなことしてる暇があったら、カン・ミノさんの心配でもなされば?」

携帯とかばんを掴み、店を出て行くイギョン(ジ)。

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ガンの事務室。

彼はイギョン(ジ)が落として行った封筒の中身を見つめていました。

【カン・ミノはヒョクサン産業と組んでヘミドとお父さんの会社を手に入れようとしてるから、遺言状は絶対に取り消してください。それから… 早く手術を受けて元気になってください。手術のとき、そばにいられなくてごめんね、お父さん…。ごめんね、お母さん…】

ガン:「手術… !お父さんの脳腫瘍のことまで知ってたのか。どうして分かったんだろう」

彼は、イギョン(ジ)が以前「これまでありがとうございました」と辞職届を持って来たことを思い出し、
ひとまずピンクの封筒をポケットに入れ、引き出しにしまいこんでいた辞職届の封筒を探します。

そこには…

【果てしない砂漠で一人彷徨っていたときに出会った、オアシスみたいなハン・ガン社長、ありがとうございました。私の最後の道中、たった一人の友人でした。ソン・イギョンと呼ばれた友だちより^^】

ガン:「お父さんに全部話して逝くつもりだったのか。これは遺書だったんだ!」

ガンは立ち上がります。

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下の事務室から店舗へ上がってきたガンは、急いだ様子でそのまま2階の自室へ。
そこへ、彼と入れ違いに店にやって来たインジョンは、ガンに会うために下の事務所へ降りていきます。

そこに、ガンの姿は見えず…。
机を見たインジョンはそこにふと目が留まります。
彼の机の上に広げたままになっていたのは、イギョン(ジ)が書いた辞職届。

インジョン:「これ… ジヒョンの字だけど?」

もう一度よく見ていくうちに、彼女の目は最後の笑顔のマークへ。
そこに釘付けになった彼女は、急いでその辞職届をコピーします。

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インジョンが1階へ上がってくると、ちょうどスーツ姿に着替えたガンが降りてきます。

インジョン:「!」
ガン:「… シン・インジョン」
インジョン:「話があって来たんだけど、いないから…」
ガン:「今は忙しいからダメだ。また今度な」
インジョン:「… 分かった」

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急いでインジョンが戻って来たのは自宅。
閉まっていたジヒョンの手紙を出してみた彼女は、ガンの事務所から持ち出した辞職届のコピーと並べてみます。

そこには…

【インジョン!18歳の誕生日おめでとう!ジヒョンっていう友だちより^^】

そこには、辞職届と全く同じ、笑顔のマークが記されていました。

インジョン:「どうしてこんなことが…?!(首を横に振り)一体何を考えてるの?」

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スーツに着替え、ガンがやって来たのはジヒョンの病室でした。
応接ソファーで向きあうジヒョン父とガンを、ジヒョンのベッドの横でジヒョン母が見守ります。

ジヒョン父:「全くしつこい男だ。今日はまた何しに来た?」
ガン:「今日はいくつかお聞きしたくて参りました」
ジヒョン父:「何をまた?!」
ガン:「お父さん、ジヒョンは死んだとお思いですか?」
ジヒョン父:「こいつ!」
ガン:「ジヒョンは死んでいない。もちろん死んではいません。ところが、ジヒョンが横たわっている間、ジヒョンの魂は… ジヒョンの心はどこにあるとお思いですか?」
ジヒョン父:「(妻に)こいつ何言ってるんだ?」
ジヒョン母:「・・・。」
ガン:「ジヒョンの魂はまだ自分の体に戻れずにいて、どこかで彷徨っているかもしれません」
ジヒョン父:「何が言いたい?」
ガン:「死んでいないならそうでしょう?この病室で、お父さんを見守っているとも考えられます」
ジヒョン父:「・・・。」
ジヒョン母:「(病室を見まわし)本当にそうかもしれないわ!」
ジヒョン父:「・・・。」
ガン:「僕がもしジヒョンの立場なら… 死ぬでしょう」
ジヒョン父:「何だと?」
ジヒョン母:「・・・。」
ガン:「お父さんに話すことが出来ないのに、自分を待つと言って手術もお受けにならないで…。いっそのこと自分が死んでしまえば、お父さんが手術をお受けになるだろうと思うからです!」
ジヒョン父:「脅迫した上に今度は怯えさせようと?!」
ガン:「僕だってお父さんの手術がもし失敗したらと…それがすごく心配です」
ジヒョン父:「・・・。」
ガン:「それでも… このまま何もせずにいらっしゃってはいけません。このまま亡くなっては… 絶対にいけません!」
ジヒョン父:「お前、うちのジヒョンに特別な感情でもあるのか?」
ガン:「・・・。ジヒョンは僕のタイプではありませんから」(#う゛、自分の感情は飲み込んだ:涙
ジヒョン父:「それならなぜそう必死になる?」
ガン:「それは… 手術を受けて出ていらっしゃった時、僕がお話しします」
ジヒョン父:「・・・。」

話し終わり、ジヒョン母と目を合わせるガン。
ジヒョン母は穏やかに微笑み、彼に頷いてみせるのでした。

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ミノもまた、病室の前にじっと立っていました。

我が母の病室の前に…。

ドアのガラスの向こうには、息子が来るのを待ち、じっと窓の外を覗いている母の後ろ姿。
その小さな背中に、ミノは黙って拳を握り締めます。

ベッドの上には編みかけのニット。

彼が病室の前を離れると、気配に気づいた母が室を飛び出します。
急いで壁の向こうに隠れるミノ。

ミノ母:「ミノ?ミノ?ミノ!!!」

自分を探して廊下を彷徨う母の声を聞きながら、彼はそこでじっと息を潜めます。
目から溢れる涙…。

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ホテルでしょうか、美しい庭の真ん中のテーブルで、ミノはイギョン(ジ)を待っていました。
そこへ、彼を見つめながら近づいてくるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ)(心の声):「ソン・イギョンが私(ジヒョン)の友だちだって知っても、まだ付き合うつもりなの?」

向き合って座り、彼を見据えるイギョン(ジ)。

ミノ:「相変わらずだな、ソン・イギョンさん」
イギョン(ジ):「罰を受けに来たのか、褒められに来たのか、まだ分かりませんから」
ミノ:「ジヒョンの友だちであり、ジヒョンの紹介でガンの店に就職し、ガンに事情も話したと。それで全部ですか?他に黙っていたことは?」
イギョン(ジ):「えぇ、ありません」
ミノ:「(ホッとして)・・・。」
イギョン(ジ):「…そう言えば信じるかしら?」
ミノ:「!」
イギョン(ジ):「口から出る言葉を信じるんですか?女の心も盗むほどの人が」
ミノ:「なぜ君と一緒にいると気楽なのか分かったよ。俺の心の中がよく見えるな。本当に似ている」
イギョン(ジ):「ひねくれた者同士だから」
ミノ:「まずはガンの店を辞めるんだ」
イギョン(ジ):「!… HEAVENを辞めろって?」
ミノ:「それなら俺と付き合いながらガンの店にも行くつもりだったのか?」
イギョン(ジ):「このまま付き合うことになるかどうか分からないから、そんなこと考えてなかったんだけど」
ミノ:「他の場所を探すから、明日すぐに辞めるんだ」

とりあえず話を変えようと立ち上がるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「すいとん食べながら話しましょうよ。お腹空いたわ」
ミノ:「本当にあの店のすいとんが食べたいのか?」
イギョン(ジ):「あの日、あまりすいとんを食べられずに終わったの、覚えてないんですか?」

そう言うと、座って腕を組んでいるミノの返事も待たず、さっさと歩き出すイギョン(ジ)。
彼女の後ろ姿をミノは苦笑いして見つめます。

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ミノはさっそくあの食堂へイギョン(ジ)を連れて来ていました。
スープを口に運びながら、どう話を切りだそうかミノの様子を窺うイギョン(ジ)。

そして…

イギョン(ジ):「この店、今まで誰と来たんですか?」
ミノ:「?」
イギョン(ジ):「お母さん、シン・インジョン、私、シン・ジヒョン?あぁ、ジヒョンとは来てないって言ってたわね」
ミノ:「ソン・イギョンらしくない質問だな。野暮な過去の話なんか」
イギョン(ジ):「う~ん、そうか。それなら、カン・ミノさんにとって一番大切な人、お母さんの話ならいいでしょう?」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「お母さんはおいくつに?」
ミノ:「60歳ですよ」
イギョン(ジ):「お若いのね。それなら来年還暦ね。お誕生日はいつなんですか?」
ミノ:「なぜ母さんのことにそう関心が多いんだ?」
イギョン(ジ):「今のカン・ミノさんを生み出した方だから」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「どんな方なんです?」
ミノ:「俺のことを育てながら自分はボロボロになった人… それが母さんですよ」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「俺の誕生日を先に聞くべきじゃないのか?」
イギョン(ジ):「私がシン・ジヒョンからありったけの話を聞いてるってこと、忘れました?」
ミノ:「君の誕生日は?」
イギョン(ジ):「私の質問には答えないで…。お母さんのお誕生日を聞いたのに」
ミノ:「(微笑)」
イギョン(ジ):「付き合って間もない女には個人情報を流さない方針かしら?それならもう聞かないわ」
ミノ:「… 1月10日」
イギョン(ジ):「!!!… (何でもないように)寒い時なのね。ソン・イギョンの誕生日は84年11月8日ですよ」
ミノ:「誕生日には誰と過ごしたんです?」
イギョン(ジ):「カン・ミノさんらしくない質問ね。野暮な過去の話なんか」
ミノ:「(笑)」

+-+-+-+

イギョン(ジ)(心の声):「1月10日。60歳。今年60歳なら52年生まれだわ」

ミノと別れたイギョン(ジ)はバスに乗ります。
その後ろで、「前のバスを追うように」とタクシーの運転手に指示するジニョン。

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アパートに帰ったイギョン(ジ)は、持ち歩いていた布かばんに穴が開いていることに気づきます。
中に入っていたイギョンの卒業アルバムを箱へ戻すイギョン(ジ)。

夜になり、ジヒョンの前でイギョンが目覚めます。

ジヒョン:「オンニ、私がいない数日の間、少しは楽でしたか?私今日ついにね…」

嬉しそうにジヒョンが話そうとすると、イギョンはいつものように壁にもたれかかり、ぼんやりと考えごとを始めます。

ジヒョン:「オンニ…。ソン・イスはね、確かに死んだ人だったわ」
イギョン:「・・・。」
ジヒョン:「その人が忘れられなくて、5年間そうやって生きてきたの?二人の間で何かあったんでしょう?」
イギョン:「・・・。」
ジヒョン:「だから、ソン・イスはスケジューラに志願したんだわ。少しだけ待っててくださいね。その人が… オンニのところに来られるようにするから」

また、何か気配を感じたように、ジヒョンの方へキョロキョロと視線を動かすイギョン。
さらに立ち上がり、気配の元を探るように…

ジヒョン:「私が生き返って… またオンニに会えたら嬉しいな」

諦めて台所へ向かおうとするイギョン。

ジヒョン:「そうすればオンニが寂しくないようにしてあげられるのに」

歩きかけたイギョンは、やはりまた何かが聞こえたように振り返り…。

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カフェでバイト中のイギョンは、店の外からずっとこちらを窺っている男性が気になっていました。

イギョン:「(独り言)さっきから何なの?」

ずんぐりと太ったその男性の正体は… スケジューラでした。

スケジューラ:「あー、スケジューラの権威が失墜しちまう」

扉を開け、まっすぐカウンターに向かった彼は…

※以降、映像の中で見た目がぶーちゃんになっているところは(ぶ)をつけるか、男性客と書きます^^;ぶーちゃんゴメン!

スケジューラ:(ぶ):「カフェモカL、生クリームたっぷり」
イギョン:「5,300ウォンです」

間近でイギョンの顔をじっと見つめるスケジューラ。
イギョンが顔をあげるとさっと目を逸らし…。

イギョン:「お客様、先にお会計をしていただきませんと」
スケジューラ:「あ… 分かってます」

彼はポケットから金を出し、イギョンに渡します。
待ち札?を渡し、「少々お待ちください」と作業に移るイギョン。
首をかしげ、背を向けたスケジューラは…

スケジューラ:「(首を横に振り)いや、いやいや… あり得ない」

自分がイギョンと愛しあう仲だったと、どうしても信じられないスケジューラ。
ちょうどそこへ通りかかったナイスバディのお姉さんたちに目が留まり、

スケジューラ:「お!このくらいじゃなきゃ!俺に釣り合うくらいなら… (よく見て)いや、あの子たちはタイプじゃないな。(別の女性を見て)お!ああいう女!… でもない気がするし」

そして、もう一度イギョンを振り返ります。

スケジューラ:「俺があの人を愛してたって…?」

しばらく見つめてみて、やはり「想像つかねー」とイライラするスケジューラ。
それでもやはり、もう一度振り返り…。

こちらをじっと見つめている男性客が気になり、顔を上げるイギョン。
目が合うと男性は慌てて視線を逸らし…。

… イギョンと目が合い、視線を逸らしたスケジューラは緊張を募らせていました。
「カフェモカ 出来上がりました」と呼ばれ、ゆっくりとカウンターに近づく彼。

イギョンはカウンターに近づいてきた男性客にカフェモカを手渡します。
黙ってカップを受け取る男性客。

スケジューラはカップを受け取り、何も反応しないイギョンの前でゆっくり背を向けます。
遠ざかりながら、彼の目にはうっすら涙が…。

スケジューラ:「俺のことに気付かなかった…。俺と関係のあった人なのか?」

※このシーン、すごく難しいんですが、事実と想像を交えて考察。映像の中で、スケジューラがそのままの姿になったり、ぶーちゃんになったりしています。これは、変身しているのか、イギョンにそう見えているだけなのか、明確には語られていません。まず、一つ念頭に置いとかなきゃいけないのは、スケジューラは意図的に姿を見せようとしなければ、普通は誰にも見えないこと。要するに、店の外にいるときから、意図的にイギョンに姿を見せていることになります。
「生前、縁のあった人には自動的に違う顔に見えるようになっている」とスケジューラが言っていたとおり、彼はそれを利用してイギョンが生前の自分と関係があったかどうか確かめたんですが、一つ疑問なのは、「イギョンにどう見えているのか、どうやって確かめるのか」ということ。
彼がずっと素のスケジューラの姿のままでいれば、イギョンの目には違う人物に見えているのか、それとも素のまま見えているけれど知らない人物なのか、確かめられませんよね?
そこで、私はきっとスケジューラは最後だけ変身を解いて素の姿を見せたんじゃないかと… そんなふうに想像しているわけです。
違う解釈募集中!

+-+-+-+

朝。

携帯電話(声):「残り15日4時間29分です」

破れた布かばんの底を縫い終えたイギョン(ジ)は、かばんの中身を戻しているうちに手紙が見当たらないことに気づきます。

イギョン(ジ):「はっ!穴から落ちたんだ!」

封筒に「拾った人は父に届けるように」というお願いまで書いてあることを思い出し、慌てるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「誰かがお父さんに持って行ったらどうしよう!自分で私だって明かしたら…私すぐ死んじゃうんじゃ?」

そして…。

「誰かが看護師に預けて行ったって」と父にピンクの封筒を渡す母。
「何だ?」と手紙を読み始めた父は、「ジヒョンからだ!」と驚きます。

アパートで焦るイギョン(ジ)のペンダントはみるみるうちに赤く、熱くなり、
ついに…

パリン!

一瞬で粉々に砕け散ります。

その瞬間、床に崩れ落ちて倒れたイギョンの体から放り出されたジヒョン。
ハッと顔をあげると、黒い衣装に身を包んだスケジューラが彼女を見下ろしていました。

スケジューラ:「自分自身を決して表に出してはいけないと言ったはずだが… シン・ジヒョンさん」
ジヒョン:「私… もう終わりなの?死んじゃうの?」
スケジューラ:「シン・ジヒョン旅行者、49日の旅行から中途離脱したことをお知らせします」
ジヒョン:「!!!」
スケジューラ:「エレベーターに乗るぞ。シン・ジヒョン」

ジヒョンの腕を強く掴むスケジューラ。

~~ と、そこで…?

イギョン(ジ):「だ、ダメよ!ダメ!」

彼女は頭の中に湧き起こった恐ろしい想像を必死で振り払うのでした^^;

+-+-+-+

社長室に入って来たジヒョン父。
彼の頭の中には、ガンの言葉がずっと残っていました。

ガン(声):「この病室でお父さんを見守っているかもしれません」
ガン(声):「自分が死ねばお父さんが手術を受けるだろうと思うからです!」

遺言状に判を押そうとしたとき、自分の手から逃げるように落ちた印鑑。
突然バタンと落ちた机の上のジヒョンの写真…。

ジヒョン父は娘の写真をじっと見つめます。

ジヒョン父:「ジヒョン…。もしかしてあれは本当に… お前がやったのか?」

そして、引き出しから取り出したのは、あの日以来大切に閉まってあった新聞記事。
【植物人間の米国女性、20年ぶりに目覚める】

+-+-+-+

インジョンはジヒョン宅の家政婦に話を聞いていました。

以前、自分と入れ違いで出て行ったパク・ジョンウンが、どこかへ隠れたらしいということ。
「ジヒョンとすごく親しいらしい。奥様が四骨を召し上がらないことまで知っていた」と…。

ジヒョンの家を出てくるインジョン。

インジョン(心の声):「私を避けて身を潜めて… ジヒョンの部屋の物の位置を正確に覚えてた。お母さんの食べ物の好き嫌いも知ってて、筆跡もマークも同じ。(口にファスナーをする仕草を思い出し)どうしてこんなにジヒョンみたいに感じるのかしら…?!」

パク・ジョンウンとジヒョンの関係について、インジョンの中で恐怖にも似た疑問が膨れ上がります。

+-+-+-+

ジヒョンの病室。

娘のアルバムをベッド脇でめくるジヒョン母。
そこへジヒョン父が戻って来ます。

父:「娘が目の前に寝ているのに、何で横で写真なんか見てるんだ?!縁起でもない」
母:「あなた…。私、こうやって眠っていてもジヒョンが息をしているだけで嬉しいわ。(娘の手を握り)こんな姿でも生涯… 私たちのそばにいてくれたらいいのに」
父:「あぁ…。そうしなさい」
母:「?」
父:「俺は無理でも、君のそばにずっといられるようにしてやるから」
母:「?」
父:「その代わり、君は約束を守るんだぞ」
母:「何を言ってるの?」
父:「こいつがずっと… 5年10年眠っていても、君一人になっても最後まで守ってやるんだ」
母:「・・・。」
父:「ジヒョンに恨まれたくないから… 俺は手術を受ける」
母:「!!!(立ち上がり)あなた!」

彼は黙って妻にうなずきます。

+-+-+-+

ガンの事務室。

ガン(電話):「本当に良かったですね。はい、連絡をくださってありがとうございます、お母さん。ありがとうございます!」

電話を切るガン。

支配人:「おい、ジヒョンさんのお父さん、手術受けるって?」
ガン:「あぁ… お受けになるって」
支配人:「(ガンをパン!と叩き)やったな!おい、早くジヒョンさんに電話してやれ!」

うなずいたものの、ポケットに閉まってあったピンクの封筒が気になるガン。

ガン:「けど、これどうしよう。無くなったって気づいたら心臓が縮むに違いない」
支配人:「とりあえず早く呼べよ」

+-+-+-+

イギョン(ジ)がやって来たのは病室でした。
落とした手紙が届けられていないことを知り、ホッとするイギョン(ジ)。

そこで、父がいないことに気づきます。

イギョン(ジ):「お父さん、どこかへお出掛けですか?」
母:「チョ博士と話しに行ったの。手術を受けることにしたのよ」
イギョン(ジ):「!本当ですか?!本当に手術を受けるって?!」

笑顔でうなずく母。

イギョン(ジ):「良かった…。本当に良かった。どうして突然決心なさったんですか?」
母:「ジヒョンの友だち…あぁそうだわ、あなたの店の社長さんのおかげなの」
イギョン(ジ):「うちの社長?ハン・ガンのことですか?」
母:「何度も来てジヒョンの父親を説得してくれたの。私はあんなに上手く言えるはずないわ^^」
イギョン(ジ):「ハン・ガン社長が… ジヒョンのお父さんを説得したって?」
母:「きっとジヒョンのこと、好きなんじゃないかしら^^」
イギョン(ジ):「?」
母:「今までもね、(窓際の花瓶を指し)あのバラを見て。ピンクのバラよ。一度も枯れさせずに替えに来てくれてたのよ」
イギョン(ジ):「!あのバラを…?」

#オンマーーー!サランヘーーー!(狂喜乱舞)

そのとき、「電話ですょ~」と静かにイギョン(ジ)の電話が鳴ります。
発信者はハン・ガン。

イギョン(ジ):「もしもし」
ガン(電話):「店が非常事態だ。すぐ来て!(ブチッ)」

+-+-+-+

インジョンがジヒョンの病室の前まで近づくと、ちょうどイギョン(ジ)が出て来るのが目に入ります。

祈るように両手を固く合わせ、誰にともなく「ありがとうございます!ありがとうございます!!!」と泣きながら何度も頭を下げるイギョン(ジ)。

インジョン:「?」

イギョン(ジ)はインジョンの姿にも気づくことなく、泣きながら廊下を走って行ってしまいます。

+-+-+-+

病室へ入ったインジョンは、ついさっき「パク・ジョンウン」も手術のことを聞いて帰ったところだと知ります。
あんなに喜んでくれるとはありがたいと微笑むジヒョン母。

ベッドの上に横たわっているジヒョンをじっと見つめるインジョン。

インジョン(心の声):「ジヒョン…。どうなってるの?あんたはここにいるのに、どうしてソン・イギョンからあんたを感じるの?」

インジョンは震える手を、ジヒョンの手にそっと重ねてみます。
そして、ハッとして手を離し、逃げるように病室を出ていくのでした。

+-+-+-+

ガンはなかなか来ないイギョン(ジ)を店の前で待ち構えていました。
そこへ全速力で走ってくる彼女の姿が見えます。

イギョン(ジ):「何事ですか?」
ガン:「早くロッカールームで準備して出て来て!」
イギョン(ジ):「え?はい」

ロッカールームへ走るイギョン(ジ)。

+-+-+-+

イギョン(ジ)がエプロンをつけて出てくると、壁の陰からそれを見送ってそっとロッカールームに入るガン。

外に出たイギョン(ジ)は携帯電話を忘れたことに気づき、もう一度ロッカールームに戻ります。
彼女がロッカールームの扉を開くと、そこにはガンの姿。

イギョン(ジ):「!」

彼女がこっそり見ている前で、ガンはイギョン(ジ)のかばんを出し、中を探るような仕草をしています。

そして…

今度はイギョン(ジ)が壁の陰から見ている前で、ロッカールームから出てくるガン。
ガンが外へ出て行ったのを見届け、イギョン(ジ)はもう一度ロッカールームへ戻ります。

急いでかばんの中を覗いた彼女が目にしたのは… 探していたピンクの封筒でした。

イギョン(ジ):「これ!ガンが読んじゃったみたい!!!」

+-+-+-+

外に出てみたガンは…

ガン:「出て来てないって?出るところ見たのに!」
支配人:「出て来てないって言ってるだろ」

そこへ、慌てた様子で店から出て来たイギョン(ジ)が全速力でどこか走り去ります。

ガン:「?… ソン・イギョンさん!」

彼女はガンの声にも気づかず…。

+-+-+-+

イギョン(ジ)がやって来たのはスケジューラのところでした。

ベンチで一人、ぼんやりと物思いに耽っているスケジューラ。

イギョン(ジ):「どうしよどうしよ!私、バレちゃったみたい!」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「ガンが…ハン・ガンがね、私の書いた手紙読んだみたいなの!ううん、読んだわ!それが何かと言うとね、もし私が途中で死んだり49日後に生き返れなかったら、カン・ミノを信じちゃダメだってお父さんに書いた手紙を持ち歩いてたの!それをハン・ガンが読んじゃったみたい!」
スケジューラ:「… ペンダント壊れてないだろ」
イギョン(ジ):「!!!どうして大丈夫なの?どうして壊れなかったの?」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「自分でシン・ジヒョンだって明らかにしたら終わりなんでしょ?」
スケジューラ:「あんたが書いた手紙を読む前に、ハン・ガンさんが先に気づいたんだろ」
イギョン(ジ):「… え?」
スケジューラ:「だからペンダントが壊れてないんだ」
イギョン(ジ):「・・・。」
スケジューラ:「あんたが自分で明らかにする前に人間たちが気づくのは、あんたのミスじゃないってことだ」
イギョン(ジ):「そんなこともあるの?それでも良かったの?!」
スケジューラ:「49日旅行者の研究じゃ約11%だとさ。そばにいる人が気づくケース」
イギョン(ジ):「(安堵)それじゃ、私、引っ張って行かれなくていいのね?!」
スケジューラ:「だからって、絶対にハン・ガンさんと結託しようなんて思うなよ!49日が過ぎるまで自分から明かしちゃ絶対に駄目だ!」
イギョン(ジ):「分かったよ。けど、ハン・ガン、どうして気づいてるのに知らないふりしてたのかな?」
スケジューラ:「話が済んだなら帰れよ」
イギョン(ジ):「ソン・イギョンオンニ思い出した?」
スケジューラ:「任期終了まで絶対に記憶は戻らねーから。(大声で)とにかくあんたはトラブルメーカーだ!!!無駄なことしてスケジューラの心をかき乱しやがって!!!」
イギョン(ジ):「心が乱れてるのね…」
スケジューラ:「!(溜息)」
イギョン(ジ):「けどあんたさ、人間じゃないから感情ないって言ってたよね」
スケジューラ:「人間の感情にだんだん近づいてんだ!なぜかって?!スケジューラの任期がもうすぐ終わるから!」
イギョン(ジ):「それなら一日でも早く思い出せるように頑張ってみなよ。あんたがオンニのいる場所に来るのが嫌だって言ったのは、心が痛むからに違いないよ」
スケジューラ:「・・・。知るか!!!」

消えてしまうスケジューラ。

#スケジューラの「ハン・ガンさん」に萌えw

+-+-+-+

イギョン(ジ)はHEAVENへ戻る道を歩いていました。
ふと思い出し、立ち止まるイギョン(ジ)。

ガン(声):「お前、ジヒョンなのか?ジヒョンなんだろ!」
ガン(声):「夢にソン・イギョンさんが現れて、自分がシン・ジヒョンだって言って助けを求めるもんだから!」
ガン(声):「俺は夢遊病があって…」
ガン(声):「婚約者のいる人を好きになることだってあるだろ」
ガン(声):「(インジョンに)ジヒョンの友だちに間違いない」
ガン(声):「大食いが食事を抜いたりするから倒れるんだ」

イギョン(ジ)(心の声):「ハン・ガン…。分かっててあんなふうにしてくれてたのね」

ガン(声):「彼女じゃなくて好きな人がいるって言ったんだ!」
ガン(声):「あの女この女じゃない!」

イギョン(ジ)(心の声):「ソン・イギョンじゃなくて… 私だったの?ハン・ガンは私のこと好きだったの?」

+-+-+-+

ガンは飛び出して行ったままのイギョン(ジ)が心配でたまらず、店の前の通りをウロウロしていました。

ガン:「(大きな独り言)はぁー気が変になりそうだ。言葉に出来ないってこういうことなんだな。こういうことだ!直接聞くことも出来ないし、言うことも出来ないし、一体どこ行ったんだ!!!」

…と振り返ったところに、ちょうど戻ってきたイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「!」
ガン:「!」

彼女の顔を見たガンは、ホッとして溜息をつきます。

イギョン(ジ):「どうしたんですか?何かあったんですか?」
ガン:「ちょっと…!これからは!(言いよどむ)」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「ちょっと出てくる、出かけてから直帰する、一時外出する、一声掛けてからにしてくれ。な!」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「… 狂ったみたいに走って出て行ったから。そうでしょう?」
イギョン(ジ):「そ、そうですよね。狂ったみたいでしたよね」
ガン:「そんなことじゃなくて!」

まっすぐガンを見つめるイギョン(ジ)。

ガン:「(溜息)たいしたことじゃないんですよね?大丈夫ですか?」

イギョン(ジ)は黙って頷きます。

ガン:「それならいいんだ」

店に入ろうとしたガンをイギョン(ジ)が引き止めます。

イギョン(ジ):「店が非常事態だって言ってましたよね?」
ガン:「あ、それは…。友だちのジヒョン、いるじゃないですか。ジヒョンのお父さんが手術を受けることになったんだ」
イギョン(ジ):「知ってます^^」
ガン:「知ってる?どうして?」
イギョン(ジ):「病院に寄って来たんです」
ガン:「・・・。」
イギョン(ジ):「ありがとうございます」
ガン:「ありがとうって… 何が?」
イギョン(ジ):「ジヒョンのお父さんが… 手術受けるように説得してくれて。(ニッコリ)ジヒョンの代わりにお礼を言ってるんです^^」


ガン:「・・・。」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「シン・ジヒョンは俺の友だちでもあるから」
イギョン(ジ):「(涙を浮かべ)シン・ジヒョン、あの子ホントに幸せ者だわ。友だちだって言ってくれる人が二人もいて」
ガン:「・・・。」
イギョン(ジ):「^^」

そこへどこか外出先から帰って来た男店員。

男店員:「社長!俺、あそこ行って来ましたよ」
イギョン(ジ):「?」
ガン:「!」

いきなり彼の頭をパンとはたくガン。

男店員:「あ!」
ガン:「お前の頭は猿か!何回言ったら分かるんだ?(男店員の耳元で)口に気をつけろって!」

ガンは「早く付いてきて」とイギョン(ジ)に声を掛け、店への階段を上がっていきます。

イギョン(ジ):「こそこそしてどうしちゃったの?」

+-+-+-+

ミノは誰からの電話報告を受けていました。

ミノ:「誰ですか?年格好はどうでした?… とにかく知らせてくださってありがとうございます、理事」

そこへジニョンが入って来ます。
電話を切ったミノは…

ミノ:「何者かがヘミドの土地購入のの経緯を追ってるようだ」
ジニョン:「?」

ジニョンはようやく探し当てたイギョンのアパートの場所を書いたメモを渡します。
「ご苦労だった」とミノがジニョンに差し出した紙袋には、いくらかの札束が…。数百万ウォン?

ジニョン:「ありがとうな」
ミノ:「ヘミドへ飛んでチェ理事と不動産のイ社長に会ってくれ」

ジニョンが部屋を出て行くと、そこへミノの電話が鳴ります。
画面には「ハン・ガン」の文字。

+-+-+-+

ガンはミノをあるバーへ呼び出します。
向い合って座る二人。

ミノ:「何を知ってて何を辞めろって言うんだ?」
ガン:「ジヒョンの家の会社をどうしようとしてるのかは分かってる。だから全部辞めろと」
ミノ:「・・・。」
ガン:「全部辞めろっていうのは、もしジヒョンのお父さんの手術が失敗しても遺言状の内容を辞退し、シンカ産業とヘミドについて進めていた全てを諦めろってことだ」
ミノ:「ガン、お前が諦めろ。お前に俺は止められない」
ガン:「先輩」
ミノ:「お前が何をどうやって知り、どこまで知っているのか、論じる必要もない。ジヒョンのいない舞台じゃ、お前は俺側の人間だろ」
ガン:「俺のこと分かってないんだな」
ミノ:「シン社長の手術が成功しても、その健康状態で会社に戻ることは出来ない」
ガン:「だからって先輩の会社じゃないだろ。先輩はシン社長の脳腫瘍とは無関係にヒョクサンと手を結んだ」
ミノ:「お前だったんだな。一体いつから俺の背後を…」
ガン:「先輩がこんな人間だったなんて信じられない。なぜこんな真似を?」
ミノ:「・・・。」
ガン:「ジヒョンのご両親が先輩に何か悪いことでもしたのか?金がそんなに好きか?」
ミノ:「ジヒョンのご両親もジヒョンも俺に何一つ悪いことなどしていないし、金のためでもない」
ガン:「それなら何のためだ?先輩に何も悪いことをしていない人たちになぜこんな仕打ちを?なぜあの人たちから奪おうとするんだ?!」
ミノ:「俺の環境を自分の手で変えようとしているだけだ」
ガン:「何だって?」
ミノ:「シン社長やジヒョンの運が悪すぎたんだ。俺があまりに運悪く生まれたようにな」
ガン:「自分が苦しい環境に生まれた鬱憤を、ジヒョンの家相手に晴らすって言うのか?」
ミノ:「(冷笑)鬱憤晴らし?お前のように純粋に育ったヤツに何が分かる?両親とうまくやってたお前に何が分かるんだ?!」
ガン:「環境のせいにするな!誰だって自分の望む環境に生まれるわけじゃない。それは神の領域であって、俺たちが選択できるわけじゃないだろ!」
ミノ:「生まれた環境は運に過ぎないと?お前のようなヤツならそうも言えるだろう。ガン、お前は過去の中で生きてる人間だ。両親、特に母親への傷から未だ抜け出せずにもがき続けて。天才的な能力を持っていながら、ワインバーにしがみついて生きていられるだろ。過去に縛られながら今を生きていても、何一つ不自由しない家に生まれたからな」
ガン:「話をこじつけるな!!!」
ミノ:「お前、物心もつかないうちから毎日殴られて目覚める… そんなふうに暮らしたことあるか?4歳になってもご飯の代わりにいくら吸っても足りない母さんの乳にすがり、母さんの乳首まで噛みちぎろうとするほど飢えたことがあるか?(過疎村?)にまで追いやられて膨大な畑仕事、下働きで稼いだお金を奪って賭博につぎ込む父、酒を飯がわりにしながら嫁を担保に賭博の借金を作る男の息子として生まれるのがどんなものか、お前に分かるのか?」
ガン:「・・・。」
ミノ:「13歳の時、父が酒と火病で死んだ。俺にとって生まれて一番嬉しい日だ。父の死体もそのままに母さんと夜逃げしながら嬉し涙を流したもんだ。あぁ… もう殴られることはないんだ…。それなのに、殴られない代わりに俺を待っていたのは何だと思う?凄絶な空腹、死にたいほどの惨めさ、侮蔑、無視、冷遇だった。かろうじて中学を卒業しただけで数万ウォンを握りしめて町へ逃げてきた女が、13歳の息子を食べさせ、育てるのがどういうことがお前に分かるか?冬には凍傷で手足が腫れ、夏には汗疹から粘液を流しながら… 二人がやっと眠れる小さな部屋で息子に食べさせ、勉強させたんだ」
ガン:「… 先輩」
ミノ:「何度も問い掛けてきた。俺は、母さんはなぜこんなふうに生きなきゃいけなかったのかと。どんな罪を犯して、誰に迷惑を掛けたから?!… 誰も答えてはくれなかったがな」
ガン:「ジヒョンの家のせいじゃないだろ…」
ミノ:「言ったろ!俺たちが運が悪かったように、ジヒョンの家も運が悪かっただけだと」
ガン:「だからって先輩!それをなぜ何も悪くないジヒョンの家に向けるんだ?それに先輩はジヒョンの心まで盗んだ。ジヒョンに悪いとも思わないのか?」
ミノ:「俺がなぜ悪いと思わなきゃならない?それなら誰に向ければいい?神に向けなきゃな。神様、お釈迦様、その他いろいろ…。神に酷い目に遭わされた俺が、同じ人間たちに同じことをするのがどうだって言うんだ?それに、彼らは運のいい家に生まれ、これまで十分面白おかしく生きて来たはずだ」
ガン:「先輩…。」
ミノ:「俺が相手にしているのはシン・イルシク社長でもシン・ジヒョンでもない」
ガン:「・・・。」
ミノ:「俺にこんな惨憺たる生い立ちを強いた運命だろう。俺に悲惨な暮らしを強いた運命を、自分の手で変えたかったからな」
ガン:「違う、それは違う!先輩がどれだけ苦労したと言っても… これは正しいことじゃない」
ミノ:「俺のように暮らしてもみないで、この世の法、道徳、慣習なんかで判断するな!」
ガン:「だから?辞めるつもりはないって言うのか?」
ミノ:「辞める理由がないからな」
ガン:「どうする?俺は先輩を止めなきゃならない」
ミノ:「(微笑)…止めてみろ」
ガン:「あぁ、止めてやる。… 先輩の生い立ちにはすごく心が痛むけど、だからと言って何の罪もない人たちにその代価を払わせるわけにはいかない」

+-+-+-+

インジョンは、イギョン(ジ)が書いた辞職届のコピーをソウにも見せ、ジヒョンの筆跡だと確かめます。
ソウが読む暇もなく、さっと手紙を取り上げるインジョン。

ソウ:「どうして取り上げるの?ねぇ、インジョン、あんたこの頃ホントにどうしちゃったの?何かあるんでしょ」
インジョン:「(手を震わせて)ソウ…。幽霊っているのかしら。ううん、魂って本当にいるのかな。そういうの信じる?魂が他人の体に入れると思う?」
ソウ:「それって憑依でしょ。そういう人のことを霊にとり憑かれたって言うんじゃないの?」
インジョン:「・・・。」

+-+-+-+

ミノがマンションへ帰ってくると、玄関の前に落ち着かない様子で待っているインジョンがいました。

ミノ:「インジョン、ここで何してるんだ?」
インジョン:「オッパに頼みごとがあるんだけど、勝手に入るなって言われたから」
ミノ:「何をそんなに震えてるんだ?何かあったんだな」
インジョン:「・・・。」

中へ入ったインジョンは、ミノにあの辞職届のコピーとジヒョンの手紙を見せていました。

ミノ:「シン・インジョン、お前本当に頭がどうかしたのか?どうしたんだ?!」
インジョン:「自分でもそう思うわ。だから、私の頭がおかしいのかどうか調べてほしいの」
ミノ:「ソン・イギョンがジヒョンかもしれないなんて… そんなこと話になるか?」
インジョン:「だから確かめてほしいのよ。オッパ、嫉妬して言ってるんじゃないの。いくらオッパが心変わりしたからって、これまで一緒にやって来た私のことも考えて」
ミノ:「だからって!」
インジョン:「ソン・イギョンのこと、ジヒョンだと思って接してみてよ。一度だけでいいの。私が言ったことを思い浮かべながら。ね?それから調べてみて。お願いよ」
ミノ:「・・・。」

+-+-+-+

イギョン(ジ)がアパートの前までやって来ると、そこで待っていたキョンビンが声を掛けます。
慌てるイギョン(ジ)。

彼は何日かイギョンが睡眠治療に来ないので、心配して様子を見に来たのです。
見た目や様子に違和感を感じながら、「途中で辞めてはいけませんよ」と話すキョンビン。

イギョン(ジ)はなんとかイギョンの真似をしてごまかし、逃げるようにアパートへ入ります。

+-+-+-+

翌日。

ミノが留守のあいだにマンションに侵入し、秘密金庫を調べようとしたイギョン(ジ)ですが、暗証番号が変更されていて入ることが出来ません。
ちょうどそこへ、ミノから昼食の誘いの電話が入ります。

待ち合わせ場所でイギョン(ジ)を車に乗せたミノ。
車に乗り込んできたイギョン(ジ)の履き古した靴に目が留まります。

彼がまずイギョン(ジ)を連れて来たのは靴屋。

出される靴を試着するイギョン(ジ)をミノが見守ります。

イギョン(ジ)(心の声):「パスタ食べに行こうって言ったのに、どうして靴買ってあげるって言い出したの?」

ミノ:「(今履いた靴を見て)それもいいな。どうです?」
イギョン(ジ):「(どうでもよさそうに)二つともいいけど… こっちにします」

イギョン(ジ)(心の声):「玄関の暗証番号、どうやって聞き出そうかな」

ミノは店員に「履いていくから包装は要らない」と告げます。
イギョン(ジ)は「履いてた来たのを履きますから!」と断りますが、ミノに「捨てて行け」と言われて慌てます。

イギョン(ジ)(心の声):「これ、私のじゃないんだから!」

イギョン(ジ):「これ私がめちゃくちゃ好きな靴なのに…」
ミノ:「!」
イギョン(ジ):「どうしたんですか?」
ミノ:「俺が気に入らないんだ」

+-+-+-+

家へ帰ったミノはまっすぐ寝室へ向かい、クローゼットの扉を開けます。
一つ一つ、スーツのポケットを調べるミノ。

以前、インジョンとホテルで会ったとき、ドアの前に不審な女性が座り込んでいたと聞いて、その場に落ちていた何かのパーツを拾ったことを思い出したのです。
探し当てたその小さなパーツは…

イギョン(ジ)がさっきまで履いていた靴についていたのと同じ物でした。

ミノ:「ソン・イギョンが…なぜ廊下に座り込んでいたんだ?」

「ソン・イギョンがジヒョンのように感じる」というインジョンの言葉が、彼の頭の中をめぐります。

+-+-+-+

イギョン(ジ)のアパートの前へやって来たミノ。

ジニョン(声):「ソン・イギョンさんがついさっき家に入るのを確認した」

車を降り、ミノはそこでじっとアパートを見守ります。

しばらくするとアパートのドアが開き、出てきたのはカフェのバイトに出掛けるイギョン。
ミノをチラリと見たイギョンは、知らない人を見たかのように目を逸らし、歩き始めます。
ぼんやりと歩く彼女の後をついていくミノ。

+-+-+-+

イギョンの働くカフェのドアが開きます。
入って来たミノは、まっすぐカウンターのイギョンの前へ。
イギョンは特に表情を変えることなく「いらっしゃいませ」と声を掛けます。

何も言わず、じっとイギョンを見つめるミノ。
イギョンも見つめ返し、彼が口を開くのを待ちます。

ミノ:「ソン・イギョン」
イギョン:「・・・。」

ミノ:「・・・。」
イギョン:「… 何です?カン・ミノさん」

ミノ:「!!!」

+-+-+-+

ここでエンディングです。

最後の「왜요, 강민호씨?(何です?カン・ミノさん)」は本当に衝撃でした。
あれから一週間、この台詞が頭をグルグルぐるぐる^^;

Twitterにはすでに書いたのですが、私なりに推理したことをお話ししますね。

「残り20日」の日、朝ジヒョンがイギョンの体に入ろうとすると、イギョンが目を開け、また閉じたたことがありました。
その日一日、実はイギョンは眠っておらず、ジヒョンと一緒に一日を経験したんじゃないかと。

回で言うと、12話の終盤。スーツ姿のガンに会い、ミノに「知りたい相手じゃない」と言われ、ガンにハグされて13話。
ミノとバーでお酒を飲み、バスでジニョンに尾行されてスケジューラと逃げるまでです。
その後、イギョンの体から抜け出すとき、ジヒョンはなかなか抜け出せずに苦労しています。

その前のチナンでの「実は夢じゃなかった」出来事、そしてこの「残り20日」の一日をイギョンは覚えていて、
そこで「何です?カン・ミノさん」という言葉が出たんじゃないかと推測してます。
何日か睡眠治療に通っていないのも、イギョンの中で何かが分かったからではないかと。

他にもTwitterでは「アパートを出た時点からスケジューラが化けてるんじゃないか」という面白い推測をしてくださった方も^^

今これを書いているのは15話放送前日。正解を知るのが楽しみであり、緊張も募ってます(笑)

今回も長い長い長~い文章をお読みいただきありがとうございました。
先日、自分の書いた文章をゆっくり読み直してみたら、ものすごく時間が掛かってびっくりしました^^;

はぁ… 今回、スケジューラがいつもよりさらにイケメンだったわん♥
これから彼も切ない表情が増えてきそうですごく楽しみ。

 - 49日(私の期限は49日)