韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!プロデューサー/SPY/夜警日誌/トライアングル/主君の太陽など

49日 12話あらすじ

   

「みんなで遠出すると必ず何か起きる」

そう、ここでも例外なく何かとっても素敵な事が起きるに違いない。
そんなワクワクドキドキを乗せて向かったチナン。

桜の木の下で起きたのは…

そう、イギョンが起きちゃったのです^^;

では、ハラハラしながらどうぞ。

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突然その場に座り込んだイギョン。

ミノ:「イギョンさん!イギョンさん!」
イギョン:「?」
ミノ:「大丈夫ですか?」
イギョン:「… どなたですか?」
ミノ:「イギョンさん?どうしたんです?」
イギョン:「?」
ミノ:「どこか具合でも悪いんですか?」

慌てたジヒョンは携帯電話を連打。
なかなか応答がありません。

+-+-+-+

そこへ向こうから歩いてきたのはインジョンでした。
彼女の目に、ミノとイギョンの姿が飛び込んできます。

ミノ:「イギョンさん、僕ですよ。カン・ミノ…」
インジョン(声):「オッパ!」
ミノ:「!」

怖い顔をして近づいてくるインジョンに気づき、「ちょっと待っててくださいね」とイギョンに言ってそばを離れるミノ。

インジョン:「どうなってるのよ?その女と一緒に来たの?!」
ミノ:「インジョン…」

とりあえず「向こうで話そう」とインジョンを遠くへ引っ張っていくミノ。
開けた場所の真ん中で一人、イギョンは立ちすくんだまま取り残されます。

そのとき、ちょうど直角方向から歩いてきたのはガン。
ミノとインジョンが歩いて行くのを見送ったガンは、フラフラしたイギョンの様子を見て彼女に駆け寄ります。

イギョン:「?!」
ガン:「驚かないで、イギョンさん」
イギョン:「・・・。」
ガン:「僕のこと知ってますよね?」

ガンがイギョンに声を掛けたのに気づき、ジヒョンが驚いて振り返ったとき、「トラブルメーカーめ!」とスケジューラが現れます。
イギョンとガンをチラリと見た彼は、ジヒョンの腕をつかみ、無言で彼女をどこかへ引っ張っていきます。

ガン:「大丈夫ですよ。何でもありません。僕が説明しますから」
イギョン:「あなたは… 」

そう言いかけたとき、イギョンの目に周りの景色が飛び込んできます。
話すのも忘れ、あたりを見渡すイギョン。
美しく咲いた桜の花が、美しい思い出と重なります。

~~それは、イギョン&イスが高校生のとき~~

春川からやって来た二人は、ちょうどこの桜の道を歩いていました。
手を固くつなぎ、見つめ合っては微笑む二人。

イギョン:「はぁ~、どうしよう、イス」
イス:「どうして?」
イギョン:「ここがあんまり綺麗で」
イス:「(笑)あぁ~、俺もどうしよう」
イギョン:「(立ち止まって彼の顔を覗き込み)私があんまり綺麗で?」
イス:「はぁ、バレたか」

二人はお互いのおでこをチョンとぶつけ合って笑います。

イギョン:「将来ペンションを作るなら、桜で垣根を作らなきゃ」
イス:「そうだな^^」

~~そしてまた肩を組んで歩き出す二人。

現在。
ミノに引っ張って来られたインジョンは、彼の手を振り払います。

インジョン:「どうなってるのかって聞いてるのよ!」
ミノ:「君こそどうしたんだ?」

そう言って、さっと彼女から目を逸らし、置いてきてしまったイギョンの方を振り返るミノ。

インジョン:「出張じゃなかったの?ソン・イギョンと旅行に来たの?」
ミノ:「(イギョンが見当たらず)どこ行ったんだ?!」
インジョン:「オッパ!!!」
ミノ:「インジョン、ここでちょっと待っててくれ」(ヲイ!

来た道を戻ろうとするミノをインジョンが引き止めます。

ミノ:「!」
インジョン:「何やってるの?!」
ミノ:「すまない。すまないけど、俺と一緒に来た人が倒れたんだから!大丈夫かどうか確認してくる」

ミノは彼女を置いて、イギョンのいた場所へ走り出します。
取り残されるインジョン。

#ちょっと1行に整理(笑)
#イギョン覚醒→インジョン登場→ミノ離れる→ガン登場→スケジューラ登場→ミノ戻ってくる→イギョンいない(←今ここ

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そしてこちらはジヒョン&スケジューラチーム。

スケジューラ:「やっぱりな。こうなると思った。何か起きると思ってたぞ!」
ジヒョン:「後で叱られるから。私どうしよう…」
スケジューラ:「・・・。」
ジヒョン:「オンニのことどうしたら…?!」
スケジューラ:「どーしようもねーだろ!体の持ち主が起きたんだから」
ジヒョン:「それじゃ、私どうしたらいいの?オンニの部屋に12時までに戻れなかったら… 1分で1日って言ったよね?私、このまま死んじゃうの?」
スケジューラ:「死なねーって」
ジヒョン:「?!」
スケジューラ:「あんたの過失じゃなくてソン・イギョンが自然に目覚めたんだから。(見回し)なんでここで目覚めたんだ?ここに何かあんのか?」
ジヒョン:「はぁ、良かった」
スケジューラ:「・・・。」
ジヒョン:「じゃ、これからどうなるの?カン・ミノとガンが気づいたらどうしよう」
スケジューラ:「問題はその二人じゃなくて、あの人だ」
ジヒョン:「・・・。」
スケジューラ:「家で寝てたはずが、こんなところで目が覚めたのに、あんたのこと放っておくと思うか?」
ジヒョン:「・・・。」
スケジューラ:「聞いたことないか?退魔師、巫女、厄払い」
ジヒョン:「!」

スケジューラは携帯の画面を眺めます。

そこには…

【49日旅行者 突発状況】

3番 - 体の持ち主が家の外で目覚めるケース
解決方法 - 体の持ち主の当日の記憶を夢として処理
ペナルティ - 49日旅行者の49日から1日削減

…とあります。

スケジューラ:「今みたいに体の持ち主が家の外で目覚めた場合は、記憶を夢だったと思わせて処理することが出来る。ソン・イギョンの一日を消しちまうってことだ。代わりにあんたも49日から一日削らなきゃならない」
ジヒョン:「遺言状のときも一日削ったのに、また削れって?私の過失じゃないって言ったのに」
スケジューラ:「何だか分からないが、あんたはあの人の大事な記憶を刺激したんだ。まぁ嫌ならソン・イギョンを楽しくチナン見物でもさせてやりな」
ジヒョン:「オンニどこ行ったんだろ?!」

+-+-+-+

イギョンは、イスと手をつないで歩いた道をゆっくりとたどっていました。
イギョンの後ろを、ガンが黙ってついて歩きます。

そこへ、後ろから走ってきたのはスケジューラとジヒョン。

ジヒョン:「あそこ!ハン・ガンが一緒にいるわ!」
スケジューラ:「あ゛ー、今大事なのはそんなことじゃないって!早く追いかけろ」

イギョンはある場所まで来て足を止めます。
それは…

あの日、高校生たちが露店を開いていた場所。
ガンも立ち止まり、イギョンから視線を外すと、その高校生たちがいた場所を見つめます。

~~その日~~

ペアになったジヒョンとガンは、桜の木の下でタロット占いの店を出し、孤児院に寄付するためのお金を集めていました。
正確に言うと、一生懸命集めていたのはジヒョンで、ガンは隅っこに座ってチラチラとジヒョンを見ていただけですが^^

そこへ、仲良く通りかかったのがイギョンとイスだったのです。

ジヒョン:「占いしますか?!」
イギョン:「^^」
イス:「(イギョンに)こういうのはデタラメだって」
ジヒョン:「デタラメじゃないですよ」
イギョン:「(ニコニコ)どうやって占うんですか?」
ジヒョン:「まずは5,000ウォンいただいて。タロットを選んでくださったら私が占います」

イギョンが黙ってニコニコしているので、空気を読んで(笑)ポケットからお金を出すイス。
受け取ろうとしたジヒョンは、彼らの制服がボロボロなのに気づき(←ってことですよね?)ます。
驚いて言葉を失ったジヒョンに、ニッコリと微笑みかけるイギョン。

彼らが出したお金を大切に受け取った彼女は、タロット占いを始めます。
イギョンが選ぼうとしたところ、自分が選ぶと言い、一枚取り出すイス。

#選び方がヒッピースケジューラと一緒!(笑)

めくったカードは「THE LOVERS.」
男女の裸体が描かれたカードに驚くイギョンとイス。

そして、ジヒョンもそのカードを見て言葉を黙り込んでいました。

イス:「?」
イギョン:「これ… 悪いカードなんですか?」

顔を上げ、ジヒョンは黙って二人を見つめます。
「これは… 」としばらく考えた後、これは無条件の愛、決して壊れない愛を意味し、完璧な運命の二人だと話すのでした。

イギョン:「うわ~♥」
イス:「俺が選んだんだぞ」

ハンカチからピンクのバラを手品で出し、イギョンに差し出すジヒョン。

ピンクのバラは、ジヒョンの手からイギョンの手へ。
イギョンがとても喜んでバラを受け取ります。

~~~~~~~~

現在。

イギョン、ジヒョン、ガンはじっと同じ場所を見つめ、それぞれの記憶を蘇らせていました。
何も分からず、彼らを不思議そうに眺める人物が一人。

スケジューラでした。

#うー切ない。切ないね

~~再び、その日~~

イギョンとイスは池の畔のベンチに座っていました。

イス:「お腹空かないのか?」
イギョン:「どうしよう、イス」
イス:「今度は何だよ」
イギョン:「全然お腹が空かないの。バラの匂いでお腹いっぱいになっちゃったみたい」
イス:「(笑)貸せよ。俺のだ(バラを手に取る)」
イギョン:「ちょっと~」

立ち上がり、バラを見つめて考えていた彼は…

イス:「俺たちのペンションの名前、”イウォレ”にしよう。1月、2月(イウォル)っていうときの”イウォル” と、愛の”エ”。”2月の愛”」

彼は彼女の前に跪き、彼女の顔を見上げます。

イス:「”イウォレ”… 俺が建ててやるから」
イギョン:「… イス」
イス:「ペンションの垣根に桜の木をずらっと植えてやるよ」

イスはイギョンのおでこに優しく口づけます。

誓いのキスを…。

~~~~~~~~~~

現在。

イギョンの目からとめどなく涙が流れ落ちます。
そんな彼女を、隣で理解できずに見つめるスケジューラ。

突然、あまりの悲しみに倒れてしまうイギョンを、咄嗟にスケジューラが受け止めます。

イギョン:「… ?」

朦朧とする意識の中で、彼女の目に映ったのは…

再び気を失った彼女の目から流れ落ちる涙を… スケジューラが拭ってやります。
彼はイギョンの涙になぜか心が揺れ…。

~~再び、その日~~

桜の木の下の露店。
イギョンとイスが去った後、その場に残ったジヒョンとガンは…

ジヒョン:「なんであたしが詐欺師なのよ?あんたタロットのこと分かるわけ?」
ガン:「横から見て覚えたくらいじゃ分からないと思ったか?」
ジヒョン:「?」
ガン:「あの二人のどこが運命の恋人なんだ?(タロットを指し)こうやって選んだろ。向こうから見て逆方向なら深い別れ。永遠の別れってことだろ。何でお前の方向から見て解釈してやったんだ?嘘になるだろ」
ジヒョン:「すごく仲良しだったでしょ。そんな人たちに永遠に別れるなんて言えるわけないもん」
ガン:「言わなきゃダメだろ!なんで言わないんだ?」
ジヒョン:「何で言わなきゃダメなの?」
ガン:「嘘だから!」
ジヒョン:「あんた、善意の嘘も分からないの?白い嘘よ。分からない?」
ガン:「それはお前が決めることか?あの二人が嘘を言って欲しいのか、真実を言ってくれるのか、お前に分かるのか?分かるのかよ!」
ジヒョン:「春川からここまで来たのよ(※イギョンの胸に”春川高”の文字あり)」
ガン:「どこまでもやり過ぎなんだよ」
ジヒョン:「気分良く帰ったんだからいいじゃない!」
ガン:「騙したからだろ!」
ジヒョン:「(ぶつぶつ)おかあさんのわかめスープ放り投げたくせに他人のことは気にしてあげるのね」
ガン:「何だと?」
ジヒョン:「ううん、何でもない!今のは失言。(両手を合わせて)ごめんね!」
ガン:「・・・。」
ジヒョン:「私が悪かったから… (笑顔でタロットを整理しながら)一緒にやろうよ」
ガン:「こんな詐欺、お前がやってろ!」

収まりがつかないガンは、ジヒョンがまとめたタロットカードを周囲にばらまいてしまいます。
「やめてよ!」ガンの腕にしがみついた彼女を、ガンは思い切り払いのけ…
ジヒョンはその腕の勢いに吹き飛ばされ、地面に放り出されます。
ピンクのバラを入れたバケツも一緒に…。

ジヒョン:「キャ!」

慌てて彼女に駆け寄り、手をとって起こすガン。
立ち上がったジヒョンの腕から、銀のブレスレットが落ちます。

ジヒョン:「(ガンを突き飛ばし)帰ってよ!」
ガン:「・・・。」
ジヒョン:「帰って!!!」

何も言えず、帰ってしまうガン。
その場に残されたジヒョンは、悲しくなって一人泣きじゃくるのでした。

~~~~~~~~~~

現在。

スケジューラが沈黙をやぶります。

スケジューラ:「おい、シン・ジヒョン」
ジヒョン:「?」
スケジューラ:「早く入れ!」(※気を失ったイギョンの中に…という意味)
ジヒョン:「… あ、分かった」

~~またまた、その日~~

一度はその場を立ち去ったものの、やっぱり戻ってきたガン。
そこには物が散乱したまま、ジヒョンの姿はありませんでした。

彼はふと、バラの花の下にキラキラと光る物を見つけます。
それは、ジヒョンが手首につけていた銀のブレスレットでした。

~~今度はその翌日~~

暗い表情で教室に入って来たソウは、ジヒョンが今日ソウルに転校することになったとクラスメイトたちに告げます。
「もう会えない」と。

ちょうどそのとき、ピンクの花を持って教室へ入って来たガン。
きっと、その花を渡して謝るつもりだったんでしょう。
彼はソウの言葉に絶句し、花を床に落としてしまいます。

ジヒョンに一目会いたいと、もう一度花を手に校舎を飛び出したガン。
そこには、学校を訪ねてきた母親がいました。
母親の横にはトランクが…。
彼を父親に引渡し、アメリカへ行かせることに決めたのです。

~~こうやってジヒョンとガンは突然離れ離れに~~

現在。

スケジューラ:「それじゃ、1日減らすってことで」

スケジューラはガンをチラリと見て、カチッと指を鳴らし去っていきます。
ガンがそばで自分を見ていることに気づき、「はっ!」と驚くイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「!!!」
ガン:「・・・。」
イギョン(ジ):「ここに… どうしたんです?」

ガン(心の声):「ジヒョンだな…」

イギョン(ジ):「あ、そうだ!ちょっと前に私たち、一緒に歩いてたんですよね。さっき倒れちゃって…」
ガン:「(何でもないように笑い)食事にでも行こう」
イギョン(ジ):「え?」
ガン:「大食いが食事を抜くからフラフラして倒れるんだ」
イギョン(ジ):「(じーっ)」

イギョン(ジ)(心の声):「気づいてないのかな?」

ガン:「行こうって」

イギョン(ジ)の手首を掴み、強引に歩き出すガン♥

#ここでちょっと楽しい妄想。スケジューラが「ガンとミノのことは問題じゃない」という態度を取ってますよね。そして、目覚めたイギョンのこともガンに任せ、この直前もイギョン(ジ)に復帰する瞬間をガンに任せた。きっとスケジューラは、ガンが1滴目の涙の主だっていうことを知っていて、もしかしたら、イギョン(ジ)の正体にも気づいていながらガンが黙っているってことも分かっているんじゃないかと…。この間には無言の”男同士の信頼”があるに違いないと妄想しているわけです♥

+-+-+-+

一方…

・・・・・・。

ミノは公園中を走り回り、いなくなったイギョン(ジ)を探していました。
一周回って元の場所に帰って来ても、彼女の姿は見当たりません。

#白っぽいスーツが花嫁に逃げられた新郎のようで…。あぁあ

インジョンも、ミノに放り出されたまま呆然と立ち尽くしていました。

+-+-+-+

ガンはイギョン(ジ)を連れて焼肉店へ来ていました。
せっせと肉を食べる彼女を見つめながら、彼はさっき公園で目にした光景を思い出します。

ソウからの電話を受けた後、イギョン(ジ)が気になって後ろを歩いていたガン。
イギョンが倒れたとき、驚いて声を掛けるミノに、「オッパ!」と声を掛けたインジョンの姿。
そして、そのインジョンの腕を掴み、どこかへ引っ張っていたミノ。

… 食べているうちに、イギョン(ジ)はガンがじっと自分を見つめていることに気づき、不思議そうに手を止めます。
ハッとして、明るく話しかけるガン。

ガン:「チナンは初めてなんですよね?」

そう言いながら、彼女の皿に肉をさっと入れてやります。

イギョン(ジ):「?」
ガン:「肉はここが最高に美味しいんだ」

ところでイギョン(ジ)はもうお腹いっぱい^^;
店員に「あと二人分!」と追加注文したガンを慌てて止めます。

イギョン(ジ):「もういいですよ!」
ガン:「何がいいんだ?大食いだってすっかり分かってるのに」
イギョン(ジ):「どうしちゃったんですか?」
ガン:「何が?」
イギョン(ジ):「さっきからそうでしょ?カン・ミノさんと来たって言っても怒らないし、ずっと優しくしてくれるし」
ガン:「・・・。」

そこへイギョン(ジ)の電話が鳴り始めます。
画面には「カン・ミノ」の文字。

「電話、受けて来ますね」と立ち上がったイギョン(ジ)の電話を、ガンがいきなり取り上げます。

ガン:「受けちゃダメだ!」
イギョン(ジ):「!」
ガン:「・・・。」

驚いてそのまま座るイギョン(ジ)。

ガン:「(イライラ)食事中に電話なんか!」

テーブルの上に乱暴に電話を置くガン。

ガン:「ミノ先輩に会おうなんて思っちゃダメです。俺とソウルへ帰るんだ」
イギョン(ジ):「・・・。」

イギョン(ジ)(心の声):「今度はまたソン・イギョンがカン・ミノに会うのが嫌なのね…?」

+-+-+-+

桜の公園にいるミノ。

イギョン(ジ)に再び電話を掛けると、留守番サービスに切り替わっています。
それで彼女が一応無事らしいと分かると、今度は置いてきたインジョンを思い出し、彼女と別れた場所へと駆け戻ります。

インジョンの姿はすでにそこにはなく…。

二人の女性の間を行き来し、あっという間に二人とも消えてしまいました。
呆然と辺りを見渡し、大きなため息をつくミノ。

#客観的に観てるとミノの姿は滑稽に見えてしまうけど、逆に何だかリアルで決して笑えないんですよね…。

+-+-+-+

インジョンは一人、実家の前まで来ていました。

彼女は家の中の明かりを見つめながら、中へ入ることが出来ません。

母(声):「どうして家に連れて来られないのよ?」
妹(声):「お姉ちゃんが付き合ってるのって、ひょっとして結婚してる人じゃないの?」

そんなインジョンを、離れたところから見つめるミノ。
実家に入るのを諦め、背を向けたインジョンは、そこでミノの姿に気づきます。

無言で見つめ合う二人。

そこへ、インジョンの電話が鳴ります。
発信者はソウ。

+-+-+-+

ソウは来ない人を一人で待ち続け、すっかり酔いつぶれていました。
店員が困って、ソウの電話からインジョンに連絡したのです。

店員:「泣いて騒いで大変だったんですから!」

ミノ:「(インジョンに)ここで一人にさせてたのか?」
インジョン:「… 車まで運んでくれればいいわ。ホテルの部屋で待ってる人がいるんでしょ?」

ミノは「ソウルへの代理運転を呼んでくれ」と店員に頼み、スタッフに「出張は取り消してソウルへ戻る」と連絡します。

インジョン:「!」

+-+-+-+

イギョン(ジ)はガンの車の助手席に乗っていました。

イギョン(ジ)(心の声):「カン・ミノとシン・インジョン、どうなったのかな。3人が鉢合わせにならなきゃいけなかったのに、よりによってそんなときにオンニが目覚めるなんて」

そのとき、ふと窓の外を見たイギョン(ジ)は「あっ」と声を上げます。

イギョン(ジ)(心の声):「あそこ、お父さんの馴染みの食堂だわ」

食堂を目で追ううちに通り過ぎ、ガッカリするイギョン(ジ)に気づくガン。
彼はさっと車を脇によせて停めます。

ガン:「あの食堂に何か用事があるんですか?」
イギョン(ジ):「え?… いいんです」
ガン:「・・・。(ニッコリ)あぁ、エジョタン?」
イギョン(ジ):「!」
ガン:「うちの支配人が大好きなんだ。ちょっと買って行こう」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「(シートベルトをさっさと外し)降りよう」
イギョン(ジ):「・・・・・・。?」

「あっ」と小さな声を上げて目で追っただけで、「エジョタンを買って行こう」と車を停めたガン。
あまりに察しが良く親切なガンを前に、イギョン(ジ)の頭の上には「?」が増えていくばかり…。

+-+-+-+

ミノの車内。

後部座席に酔いつぶれたソウを乗せ、車内は沈黙に包まれていました。

運転していたミノは、ふと通りにある食堂に目が留まります。
そこから持ち帰り用の箱をぶらさげて出てきたのはイギョン(ジ)と… ガン!

静かに二人を目で追いながら、ミノは助手席のインジョンがそれに気づいていないかどうか確認します。

ミノ(心の声):「ガンが… どうしてチナンにいるんだ?」

+-+-+-+

イギョンが働くカフェ。
時計は午前1時5分前を指していました。

まだやって来ないイギョンをまだかまだかと待っている店主。

そこへ、ポケットに手を入れ、悠々と現れた… イギョン?

店主:「イギョンさん、来たんですね!」
イギョン?:「時間だからそりゃ来るっしょ」
店主:「明日から10分早く来てくれると助かるんだけど^^」
イギョン?:「(差し出されたエプロンをひったくり)小心者」
店主:「?」

さっそくカウンターに入った… イギョン?

温かいキャラメルマキアートを作り、のんびり一服。
鏡に映った彼女の姿は… スケジューラでした^^

そこへ現れた若いカップルの男性が声を掛けます。

男性:「お姉さん、お願いしたいことがあるんですけど」
イギョン?:「僕ちゃん、あたしは絶対に未成年のタバコのお使いみたいなもんやらないよ」
男性:「?」
イギョン?:「まだ子どものくせに喫煙かよ?それからあんたら、高校生なら高校生らしく12時までに帰りな!!!」

そそくさと退散するカップルたち。

イギョン(スケジューラ):「(鏡を覗き、髪を直しながら)最近の学生はなってないな」

そして、鏡の奥をチラッと覗いた彼は、入り口にキョンビンが現れたことに気づきます。

スケジューラ:「あいつ寝ねーのか?こんな夜中に出勤するのか?」

さっとカウンターに向き直り、笑顔でキョンビンを迎えるスケジューラ。

※このときはスケジューラの姿です。

キョンビン:「ソン・イギョンさんは来ていないんですか?」
スケジューラ:「ソン・イギョンさんは生理休暇ですけど?」(… ヲイ
キョンビン:「あ… そうですか^^;」
スケジューラ:「えぇ、そうですよ♪」
キョンビン:「?」
スケジューラ:「お客様、コーヒーを注文なさらないなら、(指で退いてくれと合図)視野を確保させていただけますか?」
キョンビン:「?… あぁ、すみません」
スケジューラ:「(ニコニコ)」

仕方なく退散するキョンビン。

スケジューラ:「ほらみろ。男生物出身の奴らは、とにかく女がいないと金を使わねーんだ。チッ」

#何とも不思議なシーンですが…。ヒッピー姿に化けたり、今のようにイギョンに化けたりしていたように、きっとスケジューラは自分自身の姿に化けて?人間たちに見せることも出来るんだろうなと。キョンビンは本物のイギョンの知り合いなので、イギョンに化けることを避けたんだろうと私は思ってます^^

+-+-+-+

酔ったソウを連れ帰り、彼女の部屋のベッドに寝かせるインジョンとミノ。
その後、インジョンの部屋へミノがやってきます。

ミノ:「ちょっと出て話そう」
インジョン:「オッパ、私の家にこうやって入ることになったのね…」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「(怒)私の家、初めてよね。私の部屋も初めてよね!」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「私がどんなふうに暮らしてるのか見たことなかったでしょ」
ミノ:「あぁ、そうだな」
インジョン:「(呆笑)ジヒョンの家に住んでる時はジヒョンの家だから、ソウと一緒に暮らし始めたらシン・ジヒョンの恋人だから。家どころか一緒に門の前にさえ来たこともないわ。一緒に旅行にも行ったことないのに…。あの女は1ヶ月にもならないのに出張にまで連れて行くの?公私の区別を徹底するカン・ミノ室長が…!」
ミノ:「どれほど腹が立つか分かるよ」
インジョン:「分かる?分かるくせに何よ!… 一体どうしてなの?」
ミノ:「あの人に惹かれて」
インジョン:「!!!」
ミノ:「そうならないように努力しなかったわけじゃない。それでもこうなった」

動揺に震えるインジョンの目から零れ落ちる涙。

ミノ:「どうしてこうなったのか自分でも分からない」
インジョン:「・・・。」
ミノ:「君にはすまないが、しきりに心が傾くんだ」
インジョン:「心が… 傾く?!本当にソン・イギョンが好きになったってこと?」
ミノ:「また君を裏切ることになるといけないから言ったんだ」
インジョン:「バレたからじゃなくて?!」
ミノ:「チナンで君に会わなかったとしても、帰って来たら話したはずだ」(←嘘だ~!
インジョン:「!!!」
ミノ:「あの人とどうするつもりでもないから… 待っててくれ」
インジョン:「!!!… 何を待つの?5年待ったのにこれ以上何を待つのよ!」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「私たち、5年よ。5年!」
ミノ:「…声を落とせよ。ソウさんがいるんだから」
インジョン:「関係ないわ!聞かせればいいのよ!私たちのゲームが無事終わるように慎重にやってきたのよ。オッパが好き勝手出来るようにじゃないわ!!!」
ミノ:「だから努力してると言ったろ。こんな俺が自分でも嫌だ。心が自分の思うようにならないのがゾッとするほど嫌なんだ!!!」
インジョン:「黙ってろって言うの?お前が始めたことだから?!私はもう… バレたら怖い人なんていないわ。何もしなくてもジヒョンはあんなことになったのに、他に恐れるものなんてないわ!!!」
ミノ:「… また今度話そう」

部屋を出て行くミノ。
絶望したインジョンは彼に掛ける言葉がありません。

部屋を出たミノは、ソウがトイレの前で倒れているのに気づきます。
再びインジョンの部屋を開けたミノは、ソウを助けるように声を掛けます。

そのとき…

ぼんやりと意識を取り戻し、体を起こすソウ。
目の前に、インジョンの部屋の入口に立っているミノが見えますが、またそこで力尽き、その場で眠ってしまいます。

+-+-+-+

ガンは食堂で買ったお土産を手に、イギョン(ジ)をアパートの前まで送り届けます。
アパートの前でさっと彼の前に回りこんだイギョン(ジ)は…

イギョン(ジ):「もう着いたから帰って下さい」
ガン:「家に入るの見てからね」
イギョン(ジ):「大丈夫ですよ」
ガン:「俺が大丈夫じゃないんだ」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「チナンまでついて行くほどミノ先輩が好きなんですか?!」
イギョン(ジ):「ついて行くほどの理由があったからでしょうね」
ガン:「?」
イギョン(ジ):「関係ないって言ったくせに…」
ガン:「家で人手が必要なときは声を掛けて」

彼女に背を向け、歩き出すガン。

ガン(心の声):「… このバカ、マヌケ!」

しばらく歩いた彼は、イギョン(ジ)がアパートの部屋へ入る音に振り返ります。

ガン:「ホテルでミノ先輩とインジョンを見たのに… それでもまだ好きなのか?」

+-+-+-+

アパートで布団に横になったイギョン(ジ)。
でも、いつもように眠っても体からジヒョンが飛び出すことはありません。

イギョンの体と一緒に、ジヒョンはそのまま横たわります。

ジヒョン:「オンニの一日を消すことにしたからかな?体が疲れた感覚… いいなぁ」

+-+-+-+

HEAVENに帰って来たガン。
店に入ろうとすると後ろからやって来たミノが声を掛けます。

ミノ:「ガン!」
ガン:「・・・。」
ミノ:「どうなってんだ?お前がなぜチナンに?」
ガン:「・・・。」
ミノ:「ソン・イギョンは大丈夫なのか?ちょっと様子がおかしかったが」

持って帰った土産の箱をその場へ落としたガンは、何も言わずにミノに殴りかかります。

ミノ:「!… お前、どうしたんだ?ソン・イギョンのせいか?」
ガン:「(襟首を掴み)いつからだ?!いつからインジョンと?!!!」
ミノ:「!!!」
ガン:「卑怯者!!!」

もう一度ミノを殴るガン。
「これはジヒョンの代わりだ」ともう一発。
「これもジヒョンの代わりだ」とさらにもう一発。

そして、もう一度ミノの襟首を掴み、拳を振り上げたガンは…

ガン:「それからこれは…!(動きが止まる)」
ミノ:「… もう終わったか?」

怒りに震える手を離すガン。

#「それからこれは…」の後、「俺の分」を飲み込んだのでしょうか…。はぅ

+-+-+-+

ガンはその後、ミノを事務室へ招き入れていました。
口元の血をティッシュで拭き取るミノの前に、「塗れよ」とガンは塗り薬を放り投げます。

ミノ:「死ぬほど殴っておいて薬か?」
ガン:「話せよ。どうなってるのか…。インジョンとはいつからなんだ?」
ミノ:「いつからも何も… ジヒョンが事故に遭った後だ」
ガン:「・・・。」

イギョン(ジ)がHEAVENで働き始めた日、「ホテルで友達と婚約者を見た」と震えながら言った彼女の言葉をガンは思い出します。

ガン:「俺がバカだと思ってるのか?二人の関係は事故の前からだ」
ミノ:「ソン・イギョンに何か聞いたのか?」
ガン:「何を?!」
ミノ:「・・・。チナンに来たのはなぜだ?」
ガン:「インジョンは… 先輩のことを”オッパ”と呼んだ」
ミノ:「男女の関係に時間など重要じゃない」
ガン:「ならソン・イギョンは何だ?インジョンとソン・イギョン、同時に好きになったのか?」
ミノ:「・・・。」
ガン:「インジョンとそういう関係なら、インジョンのことだけ気にしてろ。ソン・イギョンに関わるな。… 俺が黙ってない」
ミノ:「… それほどソン・イギョンが好きか?ジヒョンのことは口実だったのか?」
ガン:「・・・。」
ミノ:「お前こそ口を挟むな。お前が決める問題じゃないだろ?ソン・イギョンの心が決めることだ」
ガン:「先輩はこんな人間だったのか?俺の好きだったカン・ミノは… そんな図々しい人間だったのか?」
ミノ:「そう言えば、お前がなぜ俺に懐いてきたのか聞いたことなかったな」
ガン:「苦しい生活をして来たのは知ってるけど、いつだって堂々としてた。誰に対しても卑屈にならず嫉妬もしなかった。どんなにくだらない人間に対してもタメ口一つ訊いたことがなかったんだ」
ミノ:「・・・。」
ガン:「1分でも無駄に使いはしなかった。それにいつだって最善を尽くしてた」
ミノ:「・・・。」
ガン:「自分の環境に打ち勝った先輩を… 尊敬してたんだ」
ミノ:「苦しい生活をして来たこと… お前は知らない」
ガン:「知らないって何だ?先輩がみんな話してくれたじゃないか」
ミノ:「生活苦にもいろいろある。お前みたいなヤツが生活苦だと聞いたら、あぁ車が買えないんだなぁ、親に学費を出してもらえないんだなぁ、外食できないんだなぁ!…その程度のもんだろ」
ガン:「どういう意味だ?」
ミノ:「・・・。手に湿布貼っとけ。放っておいたら大変だぞ」

帰ろうとして立ち上がったミノ。
ガンもつられて立ち上がります。

ガン:「愛せるとき、愛したいときに自在に愛せるって言ったよな!」
ミノ:「・・・。」
ガン:「警告したぞ。ソン・イギョンから手を引け」

じっとガンを見つめ、ため息を一つ。そうしてミノは出て行きます。

+-+-+-+

自室へ戻ってきたガン。

ジヒョンのブレスレットが入ったあの箱を開けると… そこにはジヒョンの印鑑が加わっていました。

ガン:「一体これを… なんで隠したんだ?」

+-+-+-+

翌日。

ガンは支配人を自室へ呼んでいました。

支配人:「49日の間、他人の体を借りて生きる存在が確かにいるってことだな」
ガン:「ジヒョンが俺を訪ねてきた日、48日間だけ働かせてくれって言ったんだ。事故に遭ったのはその前日だから、49日だ」
支配人:「本人が正体を話しちゃ絶対に駄目なんだな」
ガン:「だから俺が感づくたびに怯えた様子だったんだ。今まで誰にも言わなかったし」
支配人:「それなら、蘇るための証拠が何なのか、それさえ突き止めればいいんだな」
ガン:「人の真心を手に入れるってどういうことなんだろう。いくら考えても分からないんだ」
支配人:「・・・。」
ガン:「やることがあるからフリーのバイトにしてくれって言ったのは、そのためだったんだ」
支配人:「真心の証拠物か…」
ガン:「おじさん、これは誰にも話しちゃダメだ。下手したらジヒョンが大変なことになる」
支配人:「人の命が掛かってるんだ。絶対言えないさ」
ガン:「(印鑑を手に)これを何でうちへ隠したのか…。ミノ先輩に渡したら、自分だって知られるから?」
支配人:「その印鑑は普通、家の売買でよく使う物のように見えるがな」
ガン:「・・・。ミノ先輩とインジョンの関係に気づいても未練を捨てられないことも…」
支配人:「人の心は思い通りにはいかないものだからなぁ」
ガン:「考えることが多すぎて頭が破裂しそうだ。ジヒョンに関する何もかもが謎だらけなんだ」
支配人:「落ち着いて考えるんだ。ジヒョンさんを助けてやれる人間は… 今、お前しかいない」

#この最後の支配人の台詞、最高に素敵(涙

+-+-+-+

イギョンのアパート。

眠っていた彼女は眩しい朝の光で目を覚まします。
ハッと気づき、自分の体を確認する彼女。

イギョン(ジ):「何?私、寝てたの?ソン・イギョンオンニとずっと寝てたの?!あぁ… こんなこともあるんだ」

ぐーっと伸びをした彼女は、久しぶりに眠りから覚めた爽快感を味わいます。

+-+-+-+

イギョン(ジ)がやって来たのは病室でした。

扉を開けて中を覗くと、そこには両親が揃っています。

母:「あら!(嬉)来てくれたの?!」
イギョン(ジ):「こんにちは」
父:「(母に)誰なんだ?」
母:「この間話した友だちよ。ジヒョンのマジックサークルの」
イギョン(ジ):「こんにちは、お父様。パク・ジョンウンといいます」
父:「あぁ~、君(妻)にガツンと元気をつけて帰った友だちか^^」
母:「えぇ!(イギョン(ジ)に)ところでどうしたの?」
イギョン(ジ):「あ… チナンに用事が会って行ってきたんですけど、お父様がエジョタンが好きだってジヒョンが言ってたのを思い出して…」

持ってきた紙袋を差し出すイギョン(ジ)。

母:「まぁ!(受け取り)チナンでわざわざ買って来てくれたの?」
イギョン(ジ):「^^」
父:「父親が好きなモノまで… 話してたのか?」
イギョン(ジ):「自分はお父さんがいなくちゃダメだって… いくらいい夫に出会ってもお父さんが一番だって」
両親:「・・・。」
イギョン(ジ):「だから、いつまでもお元気でいらしてください」
父:「・・・・・・。」

+-+-+-+

インジョンは携帯を取り出し、着信履歴を眺めます。
その中で、昨日メールを送ってきた未登録の電話番号に目を留めるインジョン。

【チナンに来ていらっしゃるのを知って、カン室長が7時までに桜通りのT字路まで来てくれとのこと】

彼女は送り主が気になり、その番号に電話を掛けてみます。
すると…

イギョン(ジ)(電話):「 はい、ソン・イギョンです」
インジョン:「ソン… イギョン?!」
イギョン(ジ):「えぇ、インジョンさん」

+-+-+-+

二人はカフェで向き合っていました。

#本日の((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル大賞

インジョン:「私になぜメールを?」
イギョン(ジ):「不意打ちを食らわせたくないからですよ」
インジョン:「・・・。」
イギョン(ジ):「友だちじゃないけど知り合いだから^^」
インジョン:「私のことからかってるんですか?ガンの誕生日の日、秘密にしてくれるって言ったのはなぜ?」
イギョン(ジ):「秘密にするとは言ったけど、カン・ミノさんと会わないなんて言ってないわ」
インジョン:「私たちの関係を知っていながら、何をしようって言うんです?」
イギョン(ジ):「シン・インジョンさんは友だちの婚約者と付き合ってるでしょ?」
インジョン:「元々私の恋人だったわ!」
イギョン(ジ):「!… それじゃあ恋人を友だちに差し向けたんですか?」
インジョン:「・・・。」
イギョン(ジ):「友だちを詐欺にかけたのね。ふふっ、じゃ私だって構わないわね」
インジョン:「… 何ですって?!」
イギョン(ジ):「シン・インジョンさんは友だちを詐欺にかけたのに、どうして私はカン・ミノさんと付き合っちゃダメなんです?私は友だちでもないのに」
インジョン:「ミノオッパと私、そんな軽い関係じゃないんです」
イギョン(ジ):「そりゃ重い関係でしょうよ。共犯なんだから」
インジョン:「知ったような口きかないで!」
イギョン(ジ):「友だちの家の財産に目が眩んで恋人を婚約者に仕立て上げた。… 他に理由があります?」
インジョン:「あるけど、あなたに話す義務はないわ」
イギョン(ジ):「2年間、恋人と友だちをくっつけておいても平気だった人が、私みたいな女相手にどうしてビクビクするのかしら」
インジョン:「・・・。」
イギョン(ジ):「シン・ジヒョンさんのことは心配じゃなかったけど… 私にはカン・、ミノさんを取られるんじゃないかって不安なんですか?」
インジョン:「ミノオッパは私と別れるつもりはないわ。昨日ハッキリそう話したの」
イギョン(ジ):「当然だわ。会社の情報を得る手先なんだから」
インジョン:「情報の手先?!」
イギョン(ジ):「社長の秘書なんでしょう?娘の親友だから社長の信頼も厚いだろうし、密かに影響を与えることも出来るはずだわ。”社長、この男性信頼できるでしょうか。調査してみては?あぁ、調査してみましたがパーフェクトです。こんな人はそう見つかりませんよ、社長”」
インジョン:「・・・。」
イギョン(ジ):「!… ホントにそうだったのね」
インジョン:「・・・。」
イギョン(ジ):「そんな有能なパートナー、別れるはずがないわ。カン・ミノさんは絶対にインジョンさんと別れたりしないから、私のことなんか心配ないですよ^^」
インジョン:「・・・。」

+-+-+-+

さて、向い合っているのがもう一組。
ガンはソウの働くパン屋を訪ねていました。

ガン:「行くって言ったのに行けなくてごめん」
ソウ:「ううん、何かあったんだろうと思ったよ…」
ガン:「けど、何でお前一人でいたんだ?インジョンはどうしたんだ?」
ソウ:「インジョンは実家に寄ったんだけど、用事が出来て来られないことに… あ、来られないって^^;」
ガン:「ミノ先輩もチナンへ行くって… 知って行ったのか?」
ソウ:「ミノさんもチナンに行ってたの?」
ガン:「知らなかったのか?インジョンは知ってたはずだけど」
ソウ:「そんなこと言ってなかったけど…」
ガン:「どうやってソウルに帰ってきたんだ?」
ソウ:「それは… 私、昨日お酒飲みすぎちゃって。誰かにおんぶされた気がするんだけど…。夢だと思ったんだけど、あれはミノさんだったのかな?」
ガン:「どういうこと?」
ソウ:「インジョンとミノさんがうちの家で喧嘩しててね、自分たちが5年も付き合ってたっていうのよ!」
ガン:「5年?!」
ソウ:「違うって~。夢に決まってるわ。インジョンは彼氏だっているのに」
ガン:「インジョンが付き合ってる人に会ったことは?」
ソウ:「私はハッキリ見てないんだけど、イギョンさんは会ったことがあるみたい」
ガン:「ソン・イギョンが知ってるって?!」
ソウ:「インジョンが付き合ってる人を知ってるんだけど、インジョンが秘密にしてくれって頼んだらしいの」
ガン:「・・・。」
ソウ:「あの… 私が昨日飲みすぎたのはね、食堂でガンを待っててすごく侘しくて…。チナンに来たからまたジヒョンのことも思い出しちゃって。ジヒョンのお父さんの脳腫瘍の手術も心配だし」
ガン:「それどういうことだよ?ジヒョンのお父さんが脳腫瘍の手術?!」
ソウ:「私、言ってなかったんだね…。ジヒョンのお父さん、長く持たないみたい。だから遺言状を作ってミノさんに会社を任せたのよ」
ガン:「!!!」

#明るい話題じゃないけど、いい人同士のほのぼの会話で和んだ^^

+-+-+-+

HEAVEN

庭ではガンとイギョン(ジ)を除く従業員たちが何やら話し合いの真っ最中でした。

男店員:「視線!」
女店員:「贈り物!」
支配人妻:「私はフィーリング。愛はね、フィーリングで分かるものよ」

出たアイディアを店員がメモに書き込みます。

支配人:「そのフィーリングを証拠にして見せるためには?」
支配人妻:「若い子たちの専用用語で言えば、”ポッポ(※キスを可愛く表現した言葉)”」
店員たち:「(ワクワク)」
支配人妻:「私たちみたいに夫婦の用語で言ったら…」

慌てて妻の口を押さえる支配人。

#夫婦の用語で言ったら? 何だよー

支配人:「(妻に)もういいよ。そこまでで」
店員たち:「・・・。」
支配人:「あぁ、難しいな。いくつ出た?」
男店員:「20個ありますよ」
支配人妻:「だけどヘウォンさん、どうして人の真心を表現するものなんて考えるんです?」
支配人:「それは聞かないでくれって言ったでしょ。黙ってて」

そこへイギョン(ジ)が外出から戻ってきて、彼らのところへやって来ます。
慌てて立ち上がる怪しい彼ら。

イギョン(ジ):「社長は?」
支配人:「あ、ちょっと用事で出掛けたよ」
イギョン(ジ):「あぁ^^」

そこへ張り切ってイギョン(ジ)に話しかける女店員。

女店員:「イギョンさん、ご飯食べたの?!」
イギョン(ジ):「いえ、まだですよ」
女店員:「ご飯も食べずにウロウロしてちゃダメじゃない!早くご飯食べなよ!」

女店員はニコニコして彼女を店の中へ。
態度の豹変っぷりを見て、隣にいる男店員は呆れます。

男店員:「サボテン一つ貰ったからってそんなに扱いが変わるもんか?」
女店員:「今まで私の心をあんなに分かってくれる人はいなかったわ~。ふぅ… 女だなんて惜しいな」

+-+-+-+

ガンは車を走らせながら考えていました。

ガン(心の声):「5年も付き合ってるってことは…」

彼は、婚約式の日、HEAVENにやって来た彼らの話していたことを思い出します。

~~HEAVENにて~~

ジヒョン:「まだぞっとするんでしょ。自分のせいで私が死んでたらって」
インジョン:「シン・ジヒョンがそんなところで死ぬわけないでしょ。神の娘なのに」(※シン=神 にも掛けているのかと
ジヒョン:「ミノオッパがいなかったら死んでたわ」

~~そうやってミノに甘えるジヒョン~~

ガン(心の声):「意図的にジヒョンに近づいたのか…」

インジョンの恋人の正体を知りながら、秘密にしてくれと頼まれたということ。
それが、ガンの誕生日にイギョン(ジ)とインジョンが話していたことだと気づきます。

ガン(心の声):「ジヒョンは… 全部知ってたんだな」

そして、ミノのマンションで「ここにいる」と言い張り、
「ジヒョンのお父さんがミノさんに会社を譲るって」と聞いて、「ダメよ!」と突然走って出て行った姿…。

それでもミノと接触する理由を「ついていく理由があるから」と言ったこと。

ガン:「シン・ジヒョン… ミノ先輩のことを好きだからじゃなかったんだな!目的があったんだ」

#何とシステマチックな思考の連鎖!気持ちいいわぁ~

+-+-+-+

ミノの執務室へやって来たインジョンは彼に辞職届の封筒を突き出します。

インジョン:「私、辞表出してくるわ」
ミノ:「(外の人たちの反応を気にし)何の真似だ?」
インジョン:「オッパと一緒にいるところへわざとメールで私を呼び出した女が…オッパが惹かれてどうしようもない女なの?(?)」
ミノ:「どういう意味だ?」
インジョン:「不渡りまであと何日?私、もうオッパに会社の情報流す必要ないわよね?」
ミノ:「・・・。」
インジョン:「辞表出してくるわ」

+-+-+-+

インジョンが辞表を手に病室へやってくると、そこにはジヒョンとの共通の友人が来ていました。
笑顔で立ち上がる友人。

ジヒョンの母は笑顔も見せず、「久しぶりね」と声を掛けます。

インジョン:「あんた、ここにどうして?」
ジヒョン母:「あなた、本当におかしいこと言うのね。友だちが見舞いに来たのに”どうして?”だなんて聞くのはどういうこと?」
インジョン:「私に連絡してから来るだろうと思ったんです」
友人:「… 秘書室に何度か連絡したんだけど、電話に出なかったのよ」
ジヒョン母:「社長がいないからって、秘書がたびたび席を外していいの?」
インジョン:「・・・。」

手に持った辞表を思わず握りしめるインジョン。

友人:「パク・ジョンウンさんに会ってインタビュー受けたらジヒョンのことを思い出して。それで来たの」
インジョン:「パク・ジョンウン?インタビューって?何のこと?」
友人:「ジヒョンの脳波に効くように動画インタビューを撮影するって、学科の友だちとかサークルの人たちみんなに連絡してたけど」
インジョン:「・・・。」
友人:「知らなかった?」
インジョン:「パク・ジョンウンって… 前に家に来たサークル仲間じゃないですか?」
ジヒョン母:「そうよ。あの子は本当にジヒョンの友だちだわ」
インジョン:「・・・。」
ジヒョン母:「昨日、チナンに行ったからってエジョタンを買って持って来たの。お父さんに召し上がってほしいって」
インジョン:「昨日… チナンに?」

病室を出たインジョンは、謎の”パク・ジョンウン”について考えを巡らせます。
ジヒョンの母の「背が高くて、明るくて、美人だわ」という言葉…。

インジョン(心の声):「ジヒョンの友だち、同級生、みんなに連絡した子が、どうして私とソウには連絡しなかったの?」

インジョン:「パク・ジョンウン…。一体誰?」

+-+-+-+

イギョン(ジ)はHEAVENの庭で携帯を見つめていました。

イギョン(ジ):「カン・ミノ…。どうして電話してこないの?私があんなふうに倒れたのに… どうしてそのまま?電話しないはずない状況なのに。インジョンと仲直りしたのかな?… まさかぁ。… 困るわ。亀裂が入らなきゃいけないのに。どうして不渡りを出そうとしてるのか、暗証番号も突き止めなきゃいけないのに」

+-+-+-+

ミノは腹心ジニョンとバーで話していました。

ミノ:「一緒にいる場所へ来いとインジョンにメールを送ったんだ。並大抵の女じゃない」
ジニョン:「怖い女だ」
ミノ:「番号自体が存在しない携帯電話を使っていて」
ジニョン:「一番怪しいのはそれだ」
ミノ:「調べてくれ。ガンの店にいるはずだ。後をつけて、どこに住んでいるのか、家族、経歴、男関係、特に俺につながる事がないか調べるんだ」
ジニョン:「分かった」
ミノ:「あぁ、それから病院にも行ってみてくれ。そこで会ったことがある。チナンで俺のこと知らない素振りをしたことがあるんだ。病歴を調べてくれ。隅々まで洗い出すんだ。俺に近づく理由を突き止めなければ」

+-+-+-+

ガンがHEAVENへ帰ってくると、庭のテーブルに一人静かに座っているイギョン(ジ)がいました。
「ジヒョンのお父さん、長く持たないって」というソウの言葉が蘇ります。

ガン(心の声):「ジヒョン…。お前はまだ知らないよな?いっそのこと知らないでいてほしい。こんな状況でお父さんの病気のことまで知ったら… 耐えられるはずがない」

ガン(心の声):「おい、シン・ジヒョン。今、何を考えているんだ?誰にも言えずに、一人で…」

+-+-+-+

ガンの部屋。

彼が見つめるノートには「23日」とだけ書かれています。

ガン:「あと23日しかないのか…」

+-+-+-+

イギョンの働くカフェ。

彼女はじっと一人で窓の外を見つめます。

イギョン:「イス… (心の中で)夢にも出て来ないで。夢の中にも… 出て来ないでよ」

+-+-+-+

翌朝。

携帯電話(声):「残り20日4時間59分です」

イギョンの体に入ろうとしたジヒョン。
すると、その瞬間、イギョンが目を開きます。


自分を覗き込む若い女性の顔をじっと見つめたイギョンは… そのまま再び固く目を閉じるのでした。

+-+-+-+

HEAVEN

イギョン(ジ):「よぅ、社長!… はっ?!」

景気よく声を掛けて驚くイギョン(ジ)。
彼はスーツで正装していました。

イギョン(ジ):「うわぁ♥」
ガン:「どうしたんです?」
イギョン(ジ):「そんなにキメてどこへ?」

そこへ、ちょうどピンクのバラの花束を届けに花屋がやって来ます。
それを受け取るガン。

イギョン(ジ):「それ、どうするんです?どこ行くんですか?」
ガン:「デートですよ」
イギョン(ジ):「… デート?]
ガン:「何だ?何だよ?… おかしいぞ。俺は彼女に花束渡しちゃいけないのか?」
イギョン(ジ):「彼女… いたんですか?」
ガン:「ホントに変だな。俺には好きな女もいないと思ってたのか?」
イギョン(ジ):「(寂)… 彼女いたんだぁ」
ガン:「彼女じゃなくて”好きな女”だ!」
イギョン(ジ):「・・・。」

イギョン(ジ)(心の声):「好きな人がいるくせに私に… ううん、ソン・イギョンに優しくするなんて」

#全く… あんたって人はホントに

イギョン(ジ):「浮気者ね」
ガン:「何だって?俺がなんで浮気者なんだ?」
イギョン(ジ):「女性に花束なんかプレゼントする男はみんな浮気者よ!」
ガン:「・・・。」
イギョン(ジ):「誰だか知らないけど可哀想に」

そう言って花束を見つめると、それは自分が好きな色のバラの花…。

イギョン(ジ):「(独り言のように)私と同じ花が好きだなんて気分悪い…」

ぷいっと怒って店の中に入ってしまうイギョン(ジ)。

#ジヒョンよ、君がどうしてそんなに腹が立つのか、その理由をよく考えなさい

+-+-+-+

ピンクのバラの花束を持ってガンがやって来たのは…

ジヒョンの病室でした。

ジヒョン父:「君は全くおかしなヤツだな!来るなと言ったのにまた来るとは!」

せっかく来てくれたガンに声を荒げるジヒョン父との間で、何とかなだめようとジヒョン母はオロオロと…。

ガン:「設計、またやらせていただきます!もう一度だけチャンスをいただければ一生懸命やるつもりです!」
ジヒョン父:「いらん!君のような無責任な人間に仕事を任せるつもりはない」
ガン:「・・・。」
ジヒョン父:「ジヒョンは花などいらんから、もうここへ来るな!」
ガン:「これはジヒョンが一番好きな花なんです」
ジヒョン父:「君が気にすることじゃない!」
ジヒョン母:「そんな… やめてください、あなた」!」
ガン:「(頭を下げ)今日はこれで失礼します。また改めてお邪魔します」

丁寧に礼をし、部屋を出て行くガンの背中に、ジヒョン父は「もう来るな!」と畳み掛けます。

申し訳なさそうに、ガンを追って病室の外へ出てくるジヒョン母。

ジヒョン母:「ごめんなさいね。体の具合が悪くて神経質になってるの」
ガン:「承知しています。大丈夫ですので。手術は…?」
ジヒョン母:「ジヒョンを置いて手術は受けられないって…。そうするように言ったわ」
ガン:「(ため息)… あの、ところで、一つお聞きしてもよろしいですか?」
ジヒョン母:「どうぞ。何かしら?」
ガン:「ジヒョンが事故に遭った日、ミノ先輩に何かを間違えて渡したのを届けようとして事故に遭ったと聞いたんですが、それは何ですか?」
ジヒョン母:「あぁ、印鑑よ」
ガン:「印鑑ですか?!それはなぜ必要だったんです?」
ジヒョン母:「ジヒョンの土地の契約のために。それを売ってヘミドの土地を買う前金にすることになっていたの」
ガン:「ヘミドですか?!」

+-+-+-+

ミノの電話が鳴ります。
画面には「ソン・イギョン」と発信者の名前が。

しばらく考えたミノは電話を取り…。

+-+-+-+

イギョン(ジ)はあるカフェでミノを待っていました。

イギョン(ジ):「連絡しないつもりだったんですが」
ミノ:「そうですか」
イギョン(ジ):「シン・インジョンさんにさぞかしたっぷり責められたでしょうね」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「わざとメールで呼んでおいて恋人の仲を裂くような女ごときに惑わされるのかってね」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「シン・インジョンさんから聞いた通りよ。メールは私が送ったもので、シン・インジョンさんがチナンへ行くと聞いて、カン・ミノさんについて行ったんです」
ミノ:「なぜ?」
イギョン(ジ):「なぜだと思います?」
ミノ:「ソン・イギョン、俺に何を望んでるんだ?」
イギョン(ジ):「あなたと同じものじゃないかしら?… 今は」
ミノ:「俺が望んでいるものとは?」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「ソン・イギョンさん、俺が望んでいるのが何だと思ってるんだ?」
イギョン(ジ):「… 私が望んでいることですよ」
ミノ:「君が望んでいるのは何だ?」(←あ゛ー!二人でずっとやってなさい!
イギョン(ジ):「(笑)言葉遊びか何かですか?」
ミノ:「俺は君に望むことなどないね」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「俺はそうだが、君が望むものは俺と同じだって言うから、それが何なのか気になるじゃないか」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「なぜ言えないんだ?まるで俺の心の中が全て見えるかのように…好奇心を引き起こしておいて」

イギョン(ジ)(心の声):「急にどうしたんだろう?」

ミノ:「だから、あまり先走っちゃダメなんです」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「全部バレてしまうからね」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「連絡をくれる必要はなかったんだが」

席を立とうとするミノ。

イギョン(ジ):「私はバレたりしていないわ」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「カン・ミノさんは私のことを決して知り得ないもの」
ミノ:「もう知りたい相手じゃない」

ミノは背を向け、カフェを出て行きます。
身動きひとつせず、彼の背中を見送るイギョン(ジ)。

+-+-+-+

トボトボと街を歩くイギョン(ジ)。
しばらく歩いたところで、植え込みに座り、携帯電話を眺めます。
「残り20日」…。

イギョン(ジ):「あと20日しかないのに…どうしよう。お父さん、私どうしたらいいのかな。自分の力で出来ることがだんだんなくなっていくわ」

そんな彼女の様子を、カメラのファインダーで狙っている人物が…。

+-+-+-+

ガンは病院を後にし、車を走らせていました。

#はぁ… 黒スーツで運転する姿、しゅてきしゅてき~

ガン(心の声):「ミノ先輩に持って行こうとした印鑑を、事故のあと俺の部屋に隠した…。印鑑がミノ先輩の手に渡っちゃいけなかったんだ。先輩は最初からジヒョンと結婚するつもりなんかなく… お前(ジヒョン)はそれを事故のあと知った」

「ホテルで友だちと婚約者を見た」と震えていたジヒョン。「やりたいことがあるからフリーでバイトさせてくれ」と言ったこと。
そして、支配人夫婦を「私もあんなふうになりたかったのに」とぼんやり見つめていたこと…。
バイトをやめると言ったとき、「その友だちを思う気持ちだけで、全部いただいた気がするんです」と自分に話したこと…。

これまでの彼女の姿を思い起こせば思い起こすほど、彼女の心の痛みが彼の心の中へとどんどん入って来ます。

ガン(心の声):「そうやって生死の狭間で苦しんでいるお前のために… 俺は何が出来るんだろう」

+-+-+-+

イギョン(ジ)はHEAVENへ続く道を歩いていました。

そこへ、後ろからやって来るガンの車。
運転する彼の目に、前を歩くイギョン(ジ)の後ろ姿が映ります。

前にも一度、彼女に気づきながら追い越して行ってしまったその場所。

#まさに並ぶ瞬間、タラララ~ッと盛り上がる曲のイントロがたまらん!

歩く彼女をじっと目で追いながら、一旦追い越したガン。
そこで、静かに車は停車します。

車から降りてきたガンの足は、一直線に彼女の元へ…。

そして…

何も言わず、彼女をぐっと抱き寄せるのでした。

イギョン(ジ):「!!!」

+-+-+-+

ここでエンディングです。

敢えて何も書きません。
切ない音楽がそのまま続き、予告映像なしにダイジェストが流れたエンディング同様、余韻をお楽しみください^^

今回も長い文章にお付き合いありがとうございます。

 - 49日(私の期限は49日)