韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!プロデューサー/SPY/夜警日誌/トライアングル/主君の太陽など

49日 11話あらすじ

   

盛り上がってまいりました!

SBS韓国ドラマ「49日」11話です。

自分を心から愛してくれる人などいない。
絶望し、49日のミッションを途中で放棄しようと決心するイギョン(ジ)。
最後に訪れたのは両親の元でした。
そこで、父が手術しなければ長く持たないほどの病状であり、娘の自分が目覚めるまでは決して手術を受けまいと考えていることを知ります。

こんな父を置いて去るわけにはいかない…。
「誰か助けて!」そう心で叫んだとき、彼女の胸元のペンダントに1滴の涙が現れます。

ではどうぞ。

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OSTもとても綺麗な曲ばかり♪

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イギョン(ジ):「これ… 涙なの?どうしちゃったの?!涙だわ!!!(キョロキョリ)誰?誰なの?」

彼女は泣きながら空を見上げます。

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そのころ、ガンはジヒョンの病室へ来ていました。
ベッドに横たわっているジヒョンをじっと見つめるガン。

ガン:「会いたかった、シン・ジヒョン」

~~少し前。HEAVEN~~

植木鉢から発見された印鑑を押してみたガンは、それがジヒョンの物であることを確認します。

支配人:「シン・ジヒョンさんがなぜ印鑑をお前の部屋に?」
ガン:「・・・。シン・ジヒョンは俺の部屋に入ったことなんか1度もない」
支配人:「じゃ一体誰が隠したんだ?」
ガン:「・・・。ジヒョンだ。ジヒョンだったんだ!」

立ち上がり、走って事務室を出て行くガン。

#前もダブるようなこと書いたけど、これもユジンがミニョンさんからお別れに「初めて」のCDを贈られて、「チュンサンだったんだ!」って気づいたシーン(冬ソナ)を思い出す。こういうのがホントに好きなんだよ、私は(涙

車を走らせながら、ガンはこれまでのイギョン(ジ)の姿をジヒョンと重ねます。

指を弾く癖。
紅蛤入りのわかめスープ。
口をファスナーで閉じる仕草。
ピアノを弾いて歌った曲。
破れたティッシュを直してみせるマジック。
持ち歩いているホイッスル。
「ガチガチ頭!」

ガン:「俺が感じた通りだったんだ…!」

~~そして、再びジヒョンの病室へ~~

ガン:「… お前だったんだな。シン・ジヒョン… お前だったんだ。お前は俺のそばにいたんだ!」

ジワジワと瞳に溜まっていた涙は、とうとう溢れ、頬をこぼれ落ちます。
純度100%、心から彼女を思う涙… 1滴。

彼が涙を流した瞬間、ジヒョンの心拍数が一瞬上がります。
それに気づき、また彼女を見つめるガン。

彼は彼女の手をそっと握り…

ガン:「会いたかった、シン・ジヒョン。一体どうなってるのか分からないけど… 会えて嬉しいよ」

+-+-+-+

ガンが病室にいると、付添人の女性が入って来ます。
少し前に、ある若い女性がここへ訪ねてきたこと知るガン。

ガン:「いつ?どこへ行くと言ってました?」

+-+-+-+

桜が美しく咲いた公園をイギョン(ジ)は歩いていました。

イギョン(ジ):「私を愛してくれる人がいたんだわ。一人もいないと思ってたけど…。(両手でペンダントを握り締め)ありがとうございます!!!」

そこへ…

「あなたの最初の涙をお祝いします~♪」と祝福の歌を歌いながらスケジューラが登場します。
三角帽をかぶり、ポンポンを持って踊りながら^^

スケジューラ:「シン・ジヒョン、27年無駄に生きたわけじゃなかったんだな」

嬉しくてスケジューラに飛びつき、「涙ゲットしたのーーー!」と狂喜するイギョン(ジ)。
慌てて彼女を引き離したスケジューラは…

スケジューラ:「あんた俺のタイプじゃねーから!… (ん?)ってことはねーけど、とにかく…」
イギョン(ジ):「(ジロリ)」
スケジューラ:「俺たちこんなことしてちゃダメだって。愛情行為はペナルティ対象なんだから」
イギョン(ジ):「(ハッ!)… ごめん、あんたの顔みたらすごく嬉しくって」
スケジューラ:「心にもないことをシャーシャーと!」
イギョン(ジ):「・・・。」
スケジューラ:「(携帯を取り出して)嬉しいなんていう奴の別れの挨拶がこれか?」

彼の携帯には、彼女から送られた別れの動画が…。

イギョン(ジ)(動画):「スケジューラ…。私、逝くわ。お父さんが私のために手術受けないって言うの。あんたも知ってるだろうけど、私、涙3滴集める自信ないんだもん。だから、もう逝こうと思って。気持ちがすごく複雑だから、会ってお別れも言えずに逝くね。今まで… ありがとね(終了)」

イギョン(ジ):「エレベーターに乗るときまた会うからそうしたのよ」
スケジューラ:「そーだろうよ。言い訳はこの世の女たちの得意技だからな」
イギョン(ジ):「ところでさ、この涙、誰のかな?誰が泣いたの?」
スケジューラ:「まだ俺にそんなこと聞きてーのか!ペナルティー受けるだろ!忘れたのか?」
イギョン(ジ):「ソウでしょ!ソウしかいないもん」
スケジューラ:「信じたいように信じるのが人間たちの特徴だよな」
イギョン(ジ):「絶対そうよ。ソウしかいないわ」
スケジューラ:「パク・ソウなら?礼でも言いに行くのか?」
イギョン(ジ):「言わなきゃ!涙をくれたんだから。私を心から愛してくれる唯一の人なのよ」

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ガンはジヒョンの家へやって来ます。
両親はすでに病院へ戻り、もう一人、訪ねてきた女性がいたことをお手伝いさんから聞くガン。
背が高く、痩せていて美人で、前にも一度来たことがあると…。

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イギョン(ジ)はさっそくソウのパン屋へやって来ます。

イギョン(ジ):「ソウさん!^^」
ソウ:「イギョンさん、パンを買いに?」
イギョン(ジ):「いえ、ソウさんに会いに来たんです。お礼を言いたくって」
ソウ:「… 何のことですか?」
イギョン(ジ):「あ… この間、タダでパンを食べさせてくれたでしょう?」
ソウ:「そんなことでお礼を言いに来るなんて…」
イギョン(ジ):「ふざけて投げた石に当たって蛙が死ぬこともあるって言うでしょう?そんなふうに… パン1つが飢えて死にそうだった人を救うこともあるんですよ」
ソウ:「あのとき、そんなにお腹がすいてたんですか?」
イギョン(ジ):「心が飢えてたんです。友だちがいなくて、すごく寂しかったから」
ソウ:「・・・。そうだったんですか」
イギョン(ジ):「病院にいるお友だち、本当に幸せ者ですよ。ソウさんが友だちで」
ソウ:「ジヒョンですか?… ジヒョンが友だちで私が幸せ者なんですよ」
イギョン(ジ):「・・・。」

イギョン(ジ)(心の声):「やっぱり… あんただったのね、ソウ」

そこへ入って来たインジョンは、ソウとイギョン(ジ)が仲が良さそうに話しているのを見て戸惑います。
ミノとのことをソウに話されては大変です。

ソウが仕事で離れたとき、イギョン(ジ)はインジョンに気づきます。
最近秘書は勤務時間内にこうも自由に出歩けるのかと嫌味を言うイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「社長さん、すご~く理解があるんですね」
インジョン:「・・・。」
イギョン(ジ):「あら!シン・インジョンさんのところの社長さんの娘が、カン・ミノさんの婚約者…」
インジョン:「(慌てて)ソン・イギョンさん!」
イギョン(ジ):「ふ~ん。酷いわぁ、シン・インジョンさん」

最後に冷たい視線を送り、イギョン(ジ)は店を出て行きます。
焦ったインジョンは戻ってきたソウに「あの人と何の話をしたの?」と問い詰め、ソウを呆れさせます。
ふと店の外を見ると、そこには自分をじっと睨み、口元で何かを囁いているイギョン(ジ)の姿。

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ミノはへミドリゾートについて打ち合わせをしていました。
あの後、イギョン(ジ)とまだ話が出来ていないことが気がかりで、スタッフの報告は上の空…。

ミノ(心の声):「全部聞こえたはずなんだが…。そのまま消えてしまった」

そこへジニョンから連絡が入り、執務室へ戻る彼。

ミノ:「ソ・イギョンの住所は?」
ジニョン:「ソ・イギョンさんの携帯電話番号自体が登録されてない。名義のない番号だ」
ミノ:「番号があるのに名義がないなんてことあるか?!ちゃんと調べたのか?」
ジニョン:「ミノ、俺はこんな調査何度もやってるだろ」
ミノ:「・・・。」

そこへ慌てた様子で入って来たのはガンでした。

ガン:「先輩、ジヒョンはいないか?」
ミノ:「ジヒョン?」
ガン:「いや… ソン・イギョンだ。ひょっとしてここに来なかったか?」
ミノ:「イギョンさんに何かあったのか?」
ガン:「そういうわけじゃないんだが、急用があるんだ。連絡はなかったか?」
ミノ:「何事だ?お前、ソン・イギョンの住所知らないのか?履歴書受け取ってないのか?」
ガン:「もし連絡があったら俺に知らせてくれ」

また急いで出て行くガンの様子が気になり、ミノは後を追いかけます。

エレベーターの前で追いついたミノは…。

ミノ:「お前、さっき”ジヒョンが来たか?”って言ったのはどういう意味なんだ?」
ガン:「言い間違えたんだ」

そこへ隣のエレベータのドアが開き、降りようとしたインジョンが二人に気づきます。

ミノ:「ならソン・イギョンは?なぜソン・イギョンを探してるんだ?何があった?」
ガン:「… また今度な」

ガンがエレベーターに乗り込むと、インジョンが出てきます。

インジョン:「(ミノに)どうしたんですか?」
ミノ:「… 何でもない」

そのまま戻って行くミノ。

インジョン:「ジヒョンとソン・イギョンの話が… どうして一緒に出てくるの?」

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1階まで降りてきたガン。

ガン:「シン・ジヒョン、お前一体どこへ?家でも、病院でも、先輩のところでもなかったら…」

ふと立ち止まり、彼は考えを巡らせます。

イギョン(ジ)(声):「私… ここを離れることにしたんです」

ガン:「離れるって… 店を辞めるってことじゃなかったのか?一体どういう意味なんだ?」

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イギョンのアパートへやって来たガンは、何度もドアを叩きます。
応答はなく、彼の苛立ちは募ります。

アパートの前の通りへ出てきた彼は…
向こうに見える階段をゆっくり降りてくる誰かの姿に気づきます。

イギョン(ジ)でした。

ガン:「シン・ジヒョン!」
イギョン(ジ):「!!!」

驚いて立ち止まり、後ずさりするイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「ど、どうしたんですか?」

彼女をまっすぐ見つめたガンは、彼女の腕を突然強く掴み…

ガン:「ジヒョン…」
イギョン(ジ):「… またですか?!私、ソン・イギョンですから!」
ガン:「いや!… お前はジヒョンだ。シン・ジヒョン!」
イギョン(ジ):「!!!」
ガン:「どうなってるんだ?お前に何があった?」

イギョン(ジ)(心の声):「どうして私だって分かったの…?」

そのとき、胸もとの涙のペンダントが急に赤くなり、また熱を発します。

イギョン(ジ):「あ!!!」

慌ててペンダントを握るイギョン(ジ)。

ガン:「どうした?」
イギョン(ジ):「(動転)ち… 違う!私、シン・ジヒョンじゃないわ!ソン・イギョンよ!!!」

逃げようとするイギョン(ジ)の腕を再び掴み、引き止めるガン。

ガン:「ジヒョン!」(←この「ジヒョナ」が優しすぎて萌え死ぬ
イギョン(ジ):「違うって言ってるでしょ!!!… 違うって」
ガン:「・・・。」
イギョン(ジ):「私はソン・イギョン。… ソン・イギョンよ」
ガン:「・・・。」

必死に否定する彼女をじっと見つめていたガンは…

ガン(心の声):「お前だって… 言っちゃダメなのか?」

イギョン(ジ):「社長!私はシン・ジヒョンでもないし、あなたの従業員でもない。私、あなたと何の関係もないの!!!」
ガン:「・・・。」

ガン(心の声):「シン・ジヒョン… 何か事情があるんだな」

イギョン(ジ):「だから、二度と現れないで。そんな戯言聞きたくないから」

背を向けたイギョン(ジ)に…

ガン:「分かりました。すみません」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「俺は…」
イギョン(ジ):「!」

振り返り、もう一度ガンをわざと強く睨みつけ、彼女は背を向けてアパートへの道を走り出します。

#うーん。これで49日作戦が失敗になったら困るから構わないんだけど… これは完全にアウトだと思うけどなぁ。バレても認めなきゃいいってことなんですかね^^;

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アパートに飛び込み、カギを掛け、息を潜めるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「どうして分かったの?ハン・ガン、急にどうしちゃったのよ…」

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アパートの前では、夜になってもガンが見守っていました。

#トレンチコートの名探偵ハン・ガン。ベレー帽かぶせたくなりますな^^

ガン(心の声):「シン・ジヒョンだと… 最初から誰にも言わなかった。言えない理由は何だろう?ソン・イギョンとは一体誰なんだ?」

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イギョンの服装に戻り、眠ろうしたところ、朝のうちにすっかり部屋を掃除してしまったことに気づくイギョン(ジ)。
「どうしようどうしようどうしよう!」… 慌てて整えたものを崩し、埃をあちこちに塗りつけ始めます。

あるダンボールを持ち上げると、底が抜けて中の物が散乱し…
それがイギョンの思い出の品々であることにイギョン(ジ)は気づきます。

目にとまったカードを一つ、開いてみると…
【ソン・イギョン!中学生になっておめでとう ソン・イス】

他にも、ソン・イスからイギョンに贈られたカードがたくさん…。

イス(声):「祝!ソン・イギョン20歳の誕生日!イギョンの99歳の誕生日も祝ってやる… イス!」

イギョン(ジ):「ソン・イス… 弟じゃないみたい。あ… そうよ、このオンニは孤児だったわ。じゃ、ソン・イスって誰?”イギョンの99歳の誕生日も祝ってやるイス”?」

ようやく察しがついたイギョン(ジ)は「あぁ…」と声を漏らします。

イギョン(ジ):「… この人が死んだの?!」

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布団に入り、イギョンの体から離れるジヒョン。

ジヒョン:「オンニ、私、今苦戦してるところなの。やることもたくさんあって。それでもね、ソン・イスさんがどうなったのか、どうにかして調べますから」

布団の上で目を開けたイギョンは、起き上がり洗面所へ向かいます。
すると…!
ジヒョンはうっかりして洗面所もピカピカに掃除したことを忘れていたのでした。

夢遊病の症状が出て、知らないうちに自分が掃除したのかと驚くイギョン。

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アパートのカギを閉め、イギョンがカフェのバイトに出掛けます。

その姿を、陰からそっと見送るガン探偵。

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イギョンが働くカフェを、キョンビンが訪ねていました。

イギョン:「夢遊病だと思ったら怖さも薄れたんですけど… 私の知らない私がもう一人いる気がするんです」
キョンビン:「この間話した睡眠治療、一度受けてみてはどうですか?」
イギョン:「・・・。」
キョンビン:「あさって病院が休みだから、スタッフのいない時間、気楽に受けられますよ」

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ジヒョンは病室へ来ていました。

父はベッド脇で娘を見つめ、母はそばに立ったまま、じっと考え込んでいます。

ジヒョン:「お父さん… そんなに我慢して私にどうしろっていうの?私、やっと今日涙1滴手に入れたばかりっていうのに。49日経つ前にお父さんに何かあったらどうしたら…?」

母が口を開きます。

母:「分かったわ。あなた、手術を受けないで」
父:「?!」
母:「ミノが生涯あなたに代わって私とジヒョンの保護者になってくれるって?(首を横に)必要ないわ。私、あなた以外に保護者は必要ないの。ジヒョンの保護者には私がなるわ。あなたが死んだら葬儀も私が出すし、何があってもジヒョンより長く生きるから。あなたは… 心配せずに死んでいいの」
父:「君、どうしたんだ…?ミノが信じられないからか?」
母:「信じられないんじゃない。必要ないのよ。私が自分で出来るわ」
父:「・・・。」
母:「私はジヒョンの母親よ。あなたの元でずっと安心して暮らしてきたから、 これからは私が… あなたとジヒョンの保護者になるわ」

母の言葉に、声も上げずに泣くジヒョン。

#このシーン、言葉が出ない。覚悟を決めた母親は何よりも強い。

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朝。

携帯電話(声):「残り24日4時間59分です」

バイトを終えたイギョンが帰って来ます。
その姿を、やはり離れたところから確認するガン。
夜通し、一人でずっと彼女の帰りを待っていたのでしょうか…。

しばらくそのまま待っていると、今度は彼のよく知っているイギョン(ジ)が出て来て、ドアに鍵を掛け、出掛けていきます。
彼の頭の中で絡まった糸がするすると解け…

ガン(心の声):「そうだったんだな…。ソン・イギョンという人の体を借りて生きていたんだ…」

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イギョン(ジ)は公園のベンチで求人情報誌をチェックしていました。
自由の効く家政婦や内職の仕事に赤い丸が入っていきます。

そこへ…

ガン:「よう!ソン・イギョンさん」

妙に明るく声を掛けたガンに、イギョン(ジ)は慌てて求人誌を畳み、立ち上がります。

ガン:「ソン・イギョンさん、どこか遠~くいいところへ行くって言ってたけど、まだ行ってないんだな」
イギョン(ジ):「なんでまた来たんです?」
ガン:「はぁ…。エラく噛みつくな。俺はね、ソン・イギョンさんをスカウトしに来てやったんですからね」
イギョン(ジ):「何ですって?」
ガン:「仕事がないなら、うちの店に行こう」
イギョン(ジ):「結構ですよ!」

行こうとしたイギョン(ジ)を「ちょっと待って」と、止めるガン。

#彼女に触れずに控えめに通せんぼ♥ 何とかそばに来てほしいっていう気持ちが出ててニンマリです^^

ガン:「昨日の僕の失態は、昼間っから酒飲んで夢を見たからなんですよ」
イギョン(ジ):「?」
ガン:「夢にソン・イギョンが現れて”私がシン・ジヒョンよ”とか言いながら助けてくれって頼むもんだから!」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「・・・。実は、ちょっと夢遊病があって」
イギョン(ジ):「本気で言ってるんですか?」
ガン:「本気じゃなかったら?ソン・イギョン、君はホントにシン・ジヒョンなのか?!ありえないだろ!」
イギョン(ジ):「(じーっ)」
ガン:「俺のどこが悪いんだ?!夢が悪いんだろ。それとも、俺の頭がおかしくなったのか…」

イギョン(ジ)(心の声):「ホントに頭がおかしくなったんじゃないの?」

ガン:「まさか!ホントに頭がおかしくなったとか思ってないよな?」
イギョン(ジ):「!… ホントに夢遊病なんですか?」
ガン:「支配人に聞くといい。昨日この話をしたら支配人に夜通し怒られて、それでソン・イギョンさんを迎えに来たんだから」
イギョン(ジ):「どうして支配人に怒られるんです?」
ガン:「僧侶出身だろ。夢診断をしたら、うちの店が潰れる夢だとさ。ソン・イギョンさんを連れ戻さないとな」
イギョン(ジ):「… それどういう意味なんですか?」
ガン:「夢でソン・イギョンさんが助けてくれって言ったのは、俺のそばには”ソン姓”が絶対必要だからだとか何とか」
イギョン(ジ):「・・・。」
ガン:「あぁ~、どうすりゃいいんだろうなぁ」

イギョン(ジ)(心の声):「夢遊病ってそんな深刻なものだったのね」(アホかーーorz

ガン:「時給50%増額、フリー続行、出勤退勤報告不要」
イギョン(ジ):「ホントですか?!」
ガン:「辞表出したくせに… 恥かかせるなよ!… 早く付いてきて」

大喜びでトコトコとガンに付いていくイギョン(ジ)。

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車の中。

彼女を助手席に乗せて店へ向かうガンの横顔を、イギョン(ジ)はそっと見つめてみます。

#何てルンルンな表情♥

イギョン(ジ):「ホントに気づいてないんだよね?」

ガン:「俺が夢遊病だって絶対誰にも言っちゃダメだぞ」
イギョン(ジ):「(真顔で)言いません。死ぬまで」
ガン:「(ドキッ)」

イギョン(ジ)は彼に深く頷いてみせます。

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ガンは再びHEAVENの従業員にイギョン(ジ)復帰の報告をしていました。

支配人:「とにかくカムバックを無条件で歓迎しますよ」
支配人妻:「イギョンさん、私も無条件歓迎よ!夫婦は一心同体だから♥」
イギョン(ジ):「(ニコニコ)」
男店員:「僕も無条件歓迎! (パート職は長くやってもらわなきゃ?)」
イギョン(ジ):「ありがとうございます^^」
女店員:「私は歓迎しないわよ!」
イギョン(ジ):「・・・。」

彼女は昨日イギョン(ジ)がお別れに渡した小さなサボテンの鉢を出し…

女店員:「ソン・イギョン、私にこれくれた理由は何よ。”あんたはサボテンみたいにカサカサだ”ってことでしょ?別れの挨拶だとか言って悪口じゃない!!!」
イギョン(ジ):「違いますよ。先輩はね、表面にはトゲが多いけど、中身はサボテンみたいに涙で満たされてるから差し上げたんです」
女店員:「… 涙?」
支配人妻:「サボテンの中は涙で一杯なの?」
イギョン(ジ):「前にね、何かのドラマで出てきた言葉なんです。”泣く準備の出来ている人”って」
女店員:「・・・。」

そこへ電話が鳴り、イギョン(ジ)は彼らから離れます。
シュンとしたまま黙っていた女店員は…。

女店員:「あの子、変よ。どうして分かったの?」
支配人妻:「私、あなたが13回も失恋しただけじゃなくて、結婚にも失敗したなんて絶対言ってないわよ~」
男店員:「先輩、離婚したんですか?!」
女店員:「(ため息)」

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ガンは支配人を事務室へ呼んでいました。

支配人:「あぁ、分かった。イギョンさんには俺が夢診断したことにするから」

そして、前に支配人が口にした「49日彷徨う魂の話」と詳しく聞かせてくれと言い出すガン。

支配人:「何で突然その話を?」
ガン:「あぁ~、明日チナンに行くんだけど、何となく気になってさ」
支配人:「明日チナンに?」
ガン:「もうすぐ母さんの命日だし、母さんの家の様子を見るついでに気晴らしに…」
支配人:「・・・。」

「怪しい」と疑いの目で見られ、つい目をそらすガン。
そこへイギョン(ジ)が顔を出します。

イギョン(ジ):「社長!ちょっと出掛けて来てもいいですよね?」
ガン:「(不安)戻って来ますよね?とにかく戻って来なきゃダメですよ」
イギョン(ジ):「もちろん戻って来ますよ~」
ガン:「約束してください。もし直帰することになったら電話するって」
イギョン(ジ):「… 分かりました」

今までと違うガンの態度に、当のイギョン(ジ)も調子が狂い、首をかしげながら出て行きます。
じーっとガンを見つめ、考え込む支配人^^

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ミノは電話でイギョン(ジ)を呼び出し、あるカフェで彼女を待っていました。
まだかまだかと待っている彼の前へ、余裕で現れるイギョン(ジ)。

ミノ:「全く連絡を取るのが難しい人だな」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「一体なぜ携帯を切ってたんだ」
イギョン(ジ):「携帯を切ってたこと、カン・ミノさんに釈明しなきゃいけませんか?」
ミノ:「俺に釈明する機会をくれるべきだろ。人のぶざまな姿を見ておいて姿をくらますとは。どれだけ電話したか分かってるはずだが」
イギョン(ジ):「27回でしたよ。2日間で」
ミノ:「2日間で27回も電話させた理由を聞かせてもらおうか」
イギョン(ジ):「その理由を言いに来たんじゃなくて、(合鍵をちらつかせ)これをお返ししに来たんですよ」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「婚約者だけに飽きたらず、恐ろしい陰謀まで企む婚約者の女友達を恋人にする男…」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「… だと分かっても、その男の部屋に入りたいっていう衝動に駆られそうで」

合鍵を彼の前に差し出すイギョン(ジ)。
ミノは何も言わず彼女を見つめます。

イギョン(ジ):「もう会わないつもりだっていうわけじゃありません」
ミノ:「(言うことがあるはずだ?)」
イギョン(ジ):「(冷笑)悪い男だって最初から分かってましたから」
ミノ:「世間の倫理基準で言えば、俺は間違いなく悪い奴だ。君は理解できないだろうがな」
イギョン(ジ):「婚約者の会社の不渡り、遺言状… いくつ単語を並べても理解できる状況じゃないわ」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「その上、婚約者の女友達まで…」
ミノ:「あぁ、シン・インジョンは俺の昔からの恋人だ」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「留学する前に出会って愛しあい、帰国するまで2年間俺を待っていた。今まで…」
イギョン(ジ):「面白くないわ。一度で全部分かったらつまらないでしょう?」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「私が聞いたら話して。あなた方の関係、あなた方の事には興味ないから」
ミノ:「つまりそれは…」

そこから先を心の中で呟くミノ。

ミノ(心の声):「全て知っても… 俺と会うつもりだってことか?」

心に本心を隠し、見つめ合う二人。

ミノの電話が鳴ります。発信者は「チナン工場長」と。
電話を取るように勧め、席を立とうとするイギョン(ジ)の腕を掴んで引き止めたミノは、そのまま電話を取ります。
チョン理事が工場長に働きかけ、ミノの意図にそぐわない先走った動きをしている様子。
「駄目だと言ってるんです!」と声を荒らげたミノは、明日チナンに出向くと伝え、電話を切ります。

+-+-+-+

会社へ戻ったミノは、急遽チナン出張の準備をするようスタッフに伝えます。
1泊2日で…と。

ちょうど電話したインジョンは、彼のチナン出張を知り「一緒に行こう」と言いますが、
他のスタッフと一緒だし日帰りじゃないからと説明するミノ。

「気をつけて行ってらっしゃい」と明るく声を掛けようとしたインジョンの言葉も聞かず、彼はさっさと電話を切ってしまいます。

+-+-+-+

HEAVEN

ガンは帰りの遅いイギョン(ジ)が気になり、店の前の通りまで出て来て彼女を待っていました。
そんな様子を、後ろからじっと見守っている支配人。

そこへ、イギョン(ジ)が戻って来ます。
彼女に気づき、待っていたと悟られないように俄に体操を始めるガン。

イギョン(ジ):「駐車場で何してるんです?」
ガン:「人の勝手だろ」
イギョン(ジ):「チッ。どうぞご自由に」

イギョン(ジ)が店へ上がろうとすると、さくっと体操をやめ、一緒に上がろうとするガン(笑

そこへインジョンがやって来ます。

+-+-+-+

事務室にやって来たインジョンは…

インジョン:「ソン・イギョンさんがいるのね。いなくなったって言ってたけど」
ガン:「?」
インジョン:「あんた… ソン・イギョンさんと付き合ってるの?」
ガン:「何言ってんだ?!」
インジョン:「じゃあ、どうしてあんなに探し回ってたの?しかも、カン室長のところにまで行って探してたのはどうして?」
ガン:「お前… 何でそんなこと知ってるんだ?」
インジョン:「エレベーターのところで… 私に気づかなかった?」
ガン:「… あそこにいたのか?」
インジョン:「一体どうしたの?」
ガン:「・・・。話があって来たんだろ?何だよ?」
インジョン:「・・・。あぁ、明日時間あるかと思って」
ガン:「俺、明日はチナンに行くんだけど」
インジョン:「チナン?どうして急に?」
ガン:「… 何となくな」
インジョン:「… ちょうど良かった!一緒にチナンに行こうって誘いに来たのよ。明日ソウと行こうと思ってるから。桜が綺麗な時期でしょう?」
ガン:「… そうなのか?」
インジョン:「良かったわ。一緒に行けそう」
ガン:「かなり早く出発するんだ。昼間あちこち用事がたくさんあるから」
インジョン:「それでも、夕食に一緒にできるよね?」
ガン:「・・・。」

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店の庭。

テーブル席でじっと前を見据え、考え事をしているイギョン(ジ)の前に、インジョンが現れます。
わざとにこやかに話し始める女二人。

イギョン(ジ)が怖いインジョンは「そのうちゆっくり話しましょう。一緒に映画でも」と「お近づき作戦」に出ます。
さっそく「明日はどうです?」と誘いに乗るイギョン(ジ)ですが、インジョンは「明日はチナンに行くから」と。

ミノがチナン工場長に「明日行くから」と告げた言葉が、イギョン(ジ)の中でまたつながります。

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インジョンは家に帰り、ソウをチナンへ誘います。
乗り気でないソウですが、「ガンも行く」と聞き、はっと顔を上げます。

インジョン:「あたしたちも行こうよ。ガンとの席、セッティングしてあげるから」

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イギョンは睡眠治療を受けに来ていました。

キョンビンの導きで睡眠に入っていくイギョン。

彼女の脳裏に現れたのは、自宅の電灯にロープを掛け、今まさに首を吊ろうとしたその瞬間。
その横で泣き叫んでいる若い女性の姿が見えます。

診察台の上で悲鳴を上げ、「大丈夫ですよ!」と睡眠を解かれるイギョン。
イギョンは驚いたように起き上がります。

キョンビン:「どうしたんですか?イギョンさん。何が見えたんです?」
イギョン:「先生… 私が見たのは… 何でしょうか」
キョンビン:「何を見たんですか?」
イギョン:「・・・。」

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疲れ果てた様子で自宅に帰って来たイギョン。
彼女が眠りにつくと、待ち構えていたジヒョンが中に入ります。

そして…

イギョン(ジ)が貯めたバイト代を持って出掛けようとしたところへ現れるスケジューラ。

スケジューラ:「いよいよ俺に聞きもしないでやらかすつもりか?」
イギョン(ジ):「何もやってないけど?」
スケジューラ:「今やらかしに行くところだろ!」
イギョン(ジ):「?」
スケジューラ:「他人の体で!男と1泊2日の旅行だと?」
イギョン(ジ):「!」
スケジューラ:「何と破廉恥な!その体、あんたのかよ?!」
イギョン(ジ):「1泊2日じゃないってば!(携帯を見せ)ほら!8時30分のバス予約したんだから。12時までに帰るわよ」
スケジューラ:「カン・ミノは1泊2日のつもりでいるだろーが!」
イギョン(ジ):「?」
スケジューラ:「男を全然分かってねーな!日帰りで出掛けて1泊にするのが男って生き物だ」
イギョン(ジ):「私を心配してるのかソン・イギョンを心配してるのか、どっち?」
スケジューラ:「どーいう意味だよ?」
イギョン(ジ):「あんたの担当、私じゃなかった?それなのにソン・イギョンのオッパみたいに!」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「12時過ぎたら1分で1日ずつ減っていくのに、私がチナンでカン・ミノと夜を明かすと思う?あんたに引っ張られてエレベーターに乗ったりしないわよ!」
スケジューラ:「だけどやめとけって!危ないだろ!」
イギョン(ジ):「カン・ミノとシン・インジョン、二人ともチナンに行くって言うのよ」
スケジューラ:「チナンで三角関係演じようってわけか?一体何しに行くんだよ?!」
イギョン(ジ):「私にできることをしに行くの。お父さんはね、カン・ミノがいるから手術受けないでいるのよ」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「私が一生植物人間でいることになっても、お父さんの代わりにお母さんと私の面倒を見てくれると信じてね。それが間違いだと分からせなきゃ。そうすればお父さんも手術を受けるわ」
スケジューラ:「あんたが涙をあと2滴手にいれれば済むことだろ!」
イギョン(ジ):「それは… 私に出来ることじゃない」
スケジューラ:「1滴手に入れた時は感激してたっぷり泣いたくせにさ」
イギョン(ジ):「それは、一人の人間に愛された感動よ。そのおかげで何とか持ち堪える力も貰ったわ。でも、みんなが私を愛してくれるかどうかは、私が生きている間に定められることだって気づいたの」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「私がいくら焦っても… それで愛されるわけじゃない」
スケジューラ:「あんたがこの世を去ったあとに起きる出来事は、もう放っておけ。あんたの人生を離れた出来事だ」
イギョン(ジ):「お父さんの命がかかった事なのよ!」
スケジューラ:「全く!!!行け、行けよ。行って何か起きても知らねーぞ。俺の責任じゃねーからな!」
イギョン(ジ):「私のこと、前みたいに野暮ったいシン・ジヒョンだと思わないで。事故で一度死んで、死んでなお決死の局面を越えた私よ」
スケジューラ:「・・・。」
イギョン(ジ):「死ぬのは怖くないけど、私のせいでお父さんが死ぬことが怖いのよ」
スケジューラ:「死んだ生きた… それは人間の努力でどうにかなることじゃない」
イギョン(ジ):「・・・。」

+-+-+-+

HEAVEN

ガンも朝早く出発しようとしていました。
それに間に合うように急いでやってきた支配人。
途中で食べられる軽食と、庵子が書かれたメモを手渡します。寺で場所を聞けと。

ガン:「おじさん、俺、何も言ってないのに、どうして全部知ってるみたいに…?」
支配人:「俺が何を知ってるって?何も知らないぞ」
ガン:「・・・。(ため息)話すのが怖いんだ」
支配人:「お前が話さないのは、話せない事情があるんだって分かってる」
ガン:「… ありがとう、おじさん」

+-+-+-+

ミノのマンション前。

出掛けようとしたミノが出てくると、そこには…

笑顔で手を振るソン・イギョンの姿がありました。

ミノ:「どうしてここへ?」
イギョン(ジ):「私もチナンへ行くんですよ。車に乗せてもらおうと思って」
ミノ:「チナンへはどうして?」
イギョン(ジ):「カン・ミノさんが行くから」
ミノ:「・・・。」

#恐ろしや恐ろしや…。そう言われて黙ってしまう「男の反応」がとてもリアルだ。

+-+-+-+

時を同じくして、インジョンとソウもまた、チナンへ向けて出発します。

+-+-+-+

ミノの車内。

静かな車内ではありながら、ミノの表情には嬉しそうな感情が読み取れます。
ダッシュボードにはミノとジヒョンの写真。

イギョン(ジ):「シン・ジヒョンさんはどんな女性なんです?」
ミノ:「今、君が気にすべき女性はシン・ジヒョンじゃないと思うけど?」
イギョン(ジ):「どんな女性だったから、友だちと友だちの恋人に騙される目に遭ったんです?」
ミノ:「面白い女性ではなかったですよ」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「とても単純で純粋だったから」
イギョン(ジ):「カン・ミノさんも面白い男性じゃないわ」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「面白くないってそういう意味じゃないの?心の内が全部見えるってこと」
ミノ:「それなら、僕の心の内が全部見えるってことですか?」
イギョン(ジ):「全部見えるのに、1箇所だけ見えないわ。なぜ不渡りまで出そうとしているのか…」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「シン・ジヒョンさんの家に恨みでも?”抑何心腸”」

※抑何心腸=何のためにそんなことをするのか、意図を図りかねること。

ミノ:「そんなものありません。前にも言わなかったか?善良で、ご両親もいい方だ」
イギョン(ジ):「それなのになぜ… 理由もなく不渡りまで?」
ミノ:「運が悪いんだ。俺みたいに…」
イギョン(ジ):「… 俺みたいに?」
ミノ:「えぇ、俺みたいにね」
イギョン(ジ):「どういう意味なんです?」
ミノ:「あまり細かく聞かれると面白くないな」
イギョン(ジ):「私が楽しむために聞いてるのよ。カン・ミノさんを楽しませるためじゃないわ」
ミノ:「一度に全部解けたら面白くないんだろ?」
イギョン(ジ):「・・・。」

+-+-+-+

チナン。

ガンはある寺を訪れていました。

#すごい所ですね~

そこで支配人に貰った「銀水寺」というメモを見せ、場所を教えてもらうガン。
言われたとおり山を上っていくと、小さな庵から老人が顔を出します。

その老人は、ここで50年修行を続けているという僧侶でした。

ガン:「お願いですから教えてください。決して人には話しませんから。誰にも話してはいけないと承知して訪ねてきました」
僧侶:「話してはいけないと分かってるのに、わしには話せと?わしはな、あと30年は生きるぞ」
ガン:「つまり、49日の間、自分が誰なのか絶対に言ってはダメなんですよね?」
僧侶:「ワシは知らんな。他の人たちがそう言ってるんだ」
ガン:「それなら49日の後、生き残るためにはどうすればいいんですか?」

訴えかけるガンをじっと見つめる僧侶。

+-+-+-+

その後、ガンは銀水寺を見つめながら、じっと考えていました。

#間が省かれていますが、全て僧侶から聞いて知ったという表情だろうな…と。

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チナンの町中で、「仕事であちこち回るから」とミノの車を降ろされたイギョン(ジ)。
急いで追いかけようとしますが、タクシーを拾うことが出来ません。

イギョン(ジ)の前で遠ざかっていくミノの車。

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ミノはシンカ産業のチナン工場へ来ていました。

ミノ:「脅すつもりですか?」
工場長:「チョン理事が言うには、カン室長のために不渡りを誘導するんだから、カン室長に直談判しろってことじゃないか」
ミノ:「直談判じゃなくて脅迫でしょう」
工場長:「3月末には工場が飛んじまう予定で土地を買ったのに」
ミノ:「先走って土地を買ったのは僕じゃなくて工場長自身でしょう」
工場長:「俺がシン社長に全部ぶちまけたらどうするんだ?」
ミノ:「(笑)どうもしませんよ」
工場長:「?」
ミノ:「こんなことさせるためにチナンの工場長にお招きしたわけじゃないんですが… どうしましょうか」
工場長:「・・・。」
ミノ:「僕が指示するまで決して事を起こしませんよう」

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母校へやって来たインジョンとソウ。
アトピーの治療のため転校してきたソウは、転校当時、顔の湿疹がひどく、からかった生徒たちをジヒョンとインジョンが一喝してくれたと…。
それがソウと彼女たちの出会いでした。

インジョン:「あんたにとってチナンは… いい記憶ばかりなのね」

彼女はソウにその辺を見て回るよう言い、ミノの泊まるホテルに電話して部屋番号を尋ねます。

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イギョン(ジ)も母校へ来ていました。

立ち止まり、彼女が眺める向こうには、ガンとわかめスープを食べたベンチ。
そこへ、 ちょうど歩いてきたガンは彼女の姿に気づき驚きます。

ガン(心の声):「シン・ジヒョン…。これまでどれだけ寂しかっただろうな。誰も自分に気づいてくれず、誰にも言えず一人で…、一人でどんなに寂しかっただろう」

イギョン(ジ)が思い出していたのは、桜の下で孤児院の支援募金活動をしようと、そのためのペア抽選会をし、ガンとペアが決まったときのこと。
思い出して苦笑いしたその時、自分を見つめているガンに気づきます。

イギョン(ジ):「はっ!!!」
ガン:「よぉ、ソン・イギョンさん」
イギョン(ジ):「(独り言)どうしようどうしよう!」

イギョン(ジ)はゆっくり振り返り、微笑みます。

ガン:「ここにはどうして?」
イギョン(ジ):「あぁそれは… えっと…」
ガン:「あぁ、この学校が有名だって聞いたんだな」
イギョン(ジ):「?」
ガン:「俺が通ってた高校なんだ」
イギョン(ジ):「?」

「うちの学校、有名じゃないけど?」と不思議に思うイギョン(ジ)。

ガン:「質問間違えたな。チナンになぜ来たのかって聞くべきだったな。チナンにはどうして?」
イギョン(ジ):「カン・ミノさんと来たんです」
ガン:「・・・。ミノ先輩?」
イギョン(ジ):「カン・ミノさんと来たのは確かですけど、ただ一緒に来ただけで」
ガン:「・・・。」

心の中で「そうだよな。お前がまだミノ先輩を好きでいても不思議じゃない」…そう気づくガン。

何も言わず、イギョン(ジ)を見つめます。

イギョン(ジ):「私、婚約者のいる男の人は好きじゃありませんよ」
ガン:「(笑)婚約者がいる男が好きなら(死刑並み?)」
イギョン(ジ):「ホントにカン・ミノさんと何の関係もないんですから!」
ガン:「婚約者のいる男を好きになることだってあるだろ。好きになるのは自分の心なんだから」
イギョン(ジ):「?」
ガン:「(独り言のように)心を隠すのは、知らずにいるより辛いけどな」(#前にイギョン(ジ)が言ったことですね^^
イギョン(ジ):「???」

イギョン(ジ)(心の声):「ハン・ガン、急にどうしちゃったの?どうして怒らないのかな」

そのとき、イギョン(ジ)の電話にはミノから、ガンの電話にはインジョンから連絡が入ります。

6時半までに食堂へ来てくれと、インジョンはガンを呼び出します。

ミノの方は「7時に会おう」とイギョン(ジ)に言って電話を切り、一人嬉しそうな表情。
そこへ、インジョンからメールが入ります。「いつ終わる?終わったら電話してね」と。
笑顔の消えたミノは「ナム代理たちと一杯やるから。終わったら電話する」と嘘の返事をしてしまいます。

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スパですっかりリフレッシュしたインジョンたち。

インジョン:「ガンが来たら、私は実家に寄ってから来るって言ってたことにして、先に二人で食べて」
ソウ:「あんたは何時頃来るの?」
インジョン:「何で私が行くのよ~(ニヤリ)」
ソウ:「?」
インジョン:「30分くらいしたら、何で来ないのかって私に電話して。そしたら、実家で用事が出来たから行けないって言うから」
ソウ:「(嬉)ホントに来ないつもり?」
インジョン:「当然でしょ?」
ソウ:「(ニコニコ)」
インジョン:「あんたの車は置いといて、ガンの車で帰ればいいわ。ジヒョンの話とか下手にしちゃダメよ」
ソウ:「あんたは実家にいるんだよね?」
インジョン:「うん」

そこへ、インジョンの電話にメールが入ります。

【チナンに来ていらっしゃるのを知って、カン室長が7時までに桜通りのT字路まで来てくれとのこと】

差出人は電話番号になっており、インジョンの携帯には登録されていません。
メッセージに思わず顔をほころばせるインジョン。

+-+-+-+

母校。

ガンの車の前までやって来たイギョン(ジ)とガン。

ガン:「ミノ先輩と7時の約束でしたよね?まだ時間があるけどどうするんです?」
イギョン(ジ):「適当にやります」
ガン:「道も知らないくせに…」
イギョン(ジ):「?」
ガン:「チナン観光に案内してやらないとな。(車をチラリ)乗って」
イギョン(ジ):「・・・。」

二人は美しい町で、のんびりと時間を過ごします。

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そして、ミノと待ち合わせをしている桜の公園へ彼女を送り届けたガン。

イギョン(ジ):「お陰でいい観光ができました」
ガン:「ミノ先輩と楽しくね」
イギョン(ジ):「・・・。」

相変わらずガンの反応に戸惑っている様子のイギョン(ジ)。
そこへ、ガンに電話が入ります。
すでに待ち合わせの店で彼が来るのを待っているソウ。

「行きますね」と声を掛け歩き始めたガンは、「ソウ、一人で待ってるはずなのに…」と心の中で呟きます。
「今向かってるところだ」と伝え、電話を切るガン。

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桜の木の下で待っているミノ。
そこへイギョン(ジ)が現れます。

ミノ:「どこで何をしてたんです?」
イギョン(ジ):「幸せな時間を過ごしましたよ」
ミノ:「一人で?」
イギョン(ジ):「ここ、綺麗だわ。少し歩きましょう」
ミノ:「お腹は空いてないんですか?夕食の後、夜でも綺麗ですよ、ここは」
イギョン(ジ):「ちょっと歩きたいんです」

ミノの返事を待たず歩き始めるイギョン(ジ)。
ミノは彼女の後をついて歩きます。

チラチラとイギョン(ジ)に視線を送りながら、楽しそうなミノの表情とは裏腹に、
前を歩くイギョン(ジ)に表情はありません。

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一方、インジョンもメールで言われたとおり、桜の並木道でタクシーを降ります。

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ゆっくりと歩きながらそっと時計を確かめるイギョン(ジ)。

T字路へやって来たその時…

イギョン(ジ):「あっ…!」

急にフラフラし始めたイギョン(ジ)は思わず立ち止まります。

ミノ:「どうしたんです?」
イギョン(ジ):「はぁ… 眩暈が…」
ミノ:「イギョンさん?」

ゆらゆらと揺れるイギョンの体から振り落とされそうになるジヒョン。
体が崩れ落ちるのと同時に、ジヒョンは体の外へとうとう放り出されてしまいます。

↑格好はイギョン(ジ)なのに、完全にイギョン本体だ。すごい

ミノ:「イギョンさん!イギョンさん!」
イギョン:「?」
ミノ:「大丈夫ですか?」
イギョン:「?… どなたですか?」
ミノ:「?!」

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ここでエンディングです。

とうとう手に入れた1滴目の涙がガンの物であったと分かり、
「なぁんだ… 彼は最後の”とっておき”だと思ったのに」と思ってしまったのも束の間、
彼は事実に気づきながら、黙って彼女を支える存在になるんだと気づき、ものすごくテンションが上がりました。

ひたすらヒロインに無償の愛を捧げ、見守る「二番手男」にどうしても惹かれてしまう私ですが、
ガンはそんな存在でありながらも、そこから一歩踏み込んでくれる男!

さらに面白くなるに違いないと、俄然期待が高まります。

目下の心配事は、もしジヒョンが復活できたとしたら、49日間の出来事は記憶から消えてしまうんだろうということ。
心はきっと残ると信じてるけど、彼の愛がどうか彼女に届きますようにと祈りつつ、次に進みましょう。

ではではノ

 - 49日(私の期限は49日)