韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!プロデューサー/SPY/夜警日誌/トライアングル/主君の太陽など

49日 7話あらすじ

   

韓国ドラマ「49日」7話。とても奇異な設定で始まったこのドラマですが、人の感情はとてもリアルで細やか。
ゆっくりじっくり観たいドラマになってきました。

ミノとイギョン(ジ)を目撃し、自分でもよく分からない感情のままイギョン(ジ)をクビにしてしまったガン。
そのイギョン(ジ)に、ミノが「自分の家で働かないか」と持ちかけます。

そして…

ではどうぞ。


【予約】韓国ドラマOST『49日』

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ミノ:「うちの家はどうです?金が必要なんでしょう。うちで働いてください。金をあげますから」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「掃除は出来るだろうし、料理は?」
イギョン(ジ):「いくらくれるんです?先払いで貰えますか?」
ミノ:「うちの家で… 働こうってことか?」
イギョン(ジ):「働けと言ったでしょう?やりますよ」
ミノ:「・・・。」
イギョン(ジ):「朝11時から働けますけど。何時間になさいます?」
ミノ:「なぜ… 働くと?理由なく嫌いな人間なんだろう?」
イギョン(ジ):「(苦笑)お金で苦労なさったことないのね。金の必要な人は金のために働くの。人を見て働かないわ。まさか… 断るだろうと思って言ったんですか?」

懐からメモを出し、住所を走り書きして渡すミノ。

ミノ:「明日の朝11時までにここへ」
イギョン(ジ):「(メモを乱暴に受け取り)11時まで会社に出掛けないんですか?」
ミノ:「よく知らない人に初日からカギを渡すわけにいかないから。勤務条件をそちらで考えて来て下さい。遅れないように」
イギョン(ジ):「そうしましょう」

サッと背を向けて歩き出したイギョン(ジ)は、貰ったばかりのメモ用紙を片手で握りつぶし、
後ろ手に投げ捨てます。

ミノ:「おい!!!」
イギョン(ジ):「(背を向けて歩きながら)パラダイスオフィステル703号」
ミノ:「・・・。」

彼から遠ざかりながら、彼女はつぶやきます。

イギョン(ジ):「心配ないわ、オッパ。必ず行くから」

イギョン(ジ)はさっき車の中でミノがチョン理事なる人物と交わしていた会話を思い出します。
「決済を受けた」と。

イギョン(ジ)(心の声):「絶対に何かあるわ」

彼女は「稼げて調査もできるんだから一石二鳥だ」と自分に言い聞かせます。

車に乗り込み、発進させるミノ。

ミノ:「楽しみだな、ソン・イギョン。いつまでそんな目で俺を見られるか。その蔑んだ視線… 今まで俺をそんな風に見つめた人は誰もいない。」

ミノの車は、歩いているイギョン(ジ)を追い越し、去っていきます。
立ち止まるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ)(心の声):「私を制圧したいのね。オッパはそういう人….。少しでも無視されれば耐えられない人だったわ」

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イギョン(ジ)のいなくなったHEAVEN。

ガンは庭で一人、考え事をしていました。そこへやって来る支配人。

支配人:「なぁ、今度は本当に戻ってこないようだな。本当に行っちまったぞ、ソン・イギョンさん」
ガン:「俺が帰らせたんだ」
支配人:「後悔しないか?」
ガン:「何で後悔を?おじさん、何の意図があってそんなこと聞くんだ?何のために?!」
支配人:「何でもないってことか?」
ガン:「当たり前だろ」
支配人:「あぁ良かった」
ガン:「良かった?何がだよ」

昨年からガンに設計をしてほしいと言っていた男性に、支配人が「最近ガンは暇そうだ」と話しておいたとのこと。
怒るガンですが…

支配人:「お前、ヘミドリゾートの件もやらないんだろ。そんな大きなプロジェクトを自分から蹴っておいて、ワインだのパスタだの売って暮らすつもりか?そのつもりでお母さんが亡くなる前にここを手に入れたのか?」
ガン:「そんなわけないだろ」
支配人:「なのに何でひねくれるんだ。建築士に建築して暮らせと行ってるだけなのに」
ガン:「・・・。」
支配人:「じき電話がかかって来るさ」

ちょうど鳴り始めるガンの携帯。

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涙ゲット作戦のため、次の友人と約束していたイギョン(ジ)。
急いで待ち合わせのカフェへやって来ますが、急に用事を頼まれたからと、電話で断られてしまいます。
「(ジヒョンへのメッセージは)急ぐことじゃないでしょ?」と言われ、非情な友人に苛立つイギョン(ジ)。

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お腹が痛いのに腹ペコでふらふらになり、お店で粥を食べたイギョン(ジ)は、ふと本物イギョンのことが心配になります。
医者に麺を食べないよう言われたのに、カップ麺ばかり食べているイギョンのため、お金もあまりないのに無理してお粥をお替わりするイギョン(ジ)。

イギョン(ジ)(心の声):「そうよ、食べて元気出すのよ、シン・ジヒョン。明日はまた明日の太陽が昇るわ」

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依頼主と共に現地に赴き、他の業者が作ったがデザインが気に入らないという設計図を見せられるガン。
5階建ての賃貸物件を作るという依頼主に、「そんなことをすれば後ろの家に日光が当たらないじゃないか」とガンは指摘します。
「ここは再開発区域だから、どうせ何年もすれば(後ろの家は)一掃される。いくらか金を握らせればいいだろう」と依頼主は平気で答えます。

さらに、アメリカで賞を取った設計にしてくれ、あれは美術館のデザインだが外観だけ同じにしてくれればいい、2倍3倍払おう、と言う依頼主。

ガンは依頼主に設計図を突き返します。

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夜になり、眠っていたイギョンが起き上がります。
体調が悪そうに頭を押さえるイギョン。

ジヒョン:「オンニ、ごめんなさい。すごく辛いでしょう?でも変だわ。私、もともと四骨汁を2杯ずつ食べてたのよ。どうして具合が悪くなったのかな」

時計を見たイギョンは、まだ仕事には早いのに慌てて家を出て行きます。
一緒に出られず、家に取り残されるジヒョン。

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ガンはまださっきの依頼主に腹を立て、帰り道を歩いていました。

ガン:「良心のない奴らだ、全く」

そこへ、向こうの方にトコトコと横切っていくイギョンらしき姿が…。
思わず後を追おうとし、迷った末に思いとどまる彼。

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イギョンは昨日無断欠勤してしまったコンビニに電話をしに、近所の店へ来ていました。
「昨日は具合が悪くてすみませんでした。今日は遅れずに行きます」と言う彼女ですが、電話の向こうの雇い主の言葉に絶句します。

アパートに戻り、待っていたジヒョンの前でまた横になるイギョン。

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ガンは眠れぬ夜を過ごしていました。
「私がこのお金を受け取らなくても、決して心を痛めないでください。その友だちへの思いだけで、全部いただいた気がするんです」、イギョン(ジ)の言葉が頭の中を回ります。

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ジヒョン:「どうしようどうしようどうしようっ!!!」

翌朝。

一晩中ゴロゴロと眠ってばかりで、朝になって起きて考え事をしているイギョンに、ジヒョンは焦ります。

ジヒョン:「私、カン・ミノの家に行かなきゃならないのに!」

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ミノの自宅。
ソファに腰掛け、書類をチェックしながら彼は時計に目をやります。
時刻は午前10時。イギョン(ジ)との約束まであと1時間です。

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スケジューラにヘルプを求めるジヒョン。

ジヒョン:「無断欠勤?それじゃこのオンニ、私のせいでコンビニをクビになったの?」
スケジューラ:「あぁ!」
ジヒョン:「!… 一日来なかったくらいでクビにするなんて、情け容赦ないのね。じゃ、これからどうするの?私、今でも遅刻してるのに」
スケジューラ:「ソン・イギョンが解雇されたのはあんたのせいだろ」
ジヒョン:「一日に14時間、このオンニの体を使わせてくれるってことにしたでしょ?」
スケジューラ:「あー、だから人間は嫌なんだ、全く。恥を知らねー、恥を!」
ジヒョン:「・・・。」
スケジューラ:「おい、シン・ジヒョン。(イギョンを指差し)この人の持ち主はこの人で、あんたは居候の身だ」
ジヒョン:「それは私だって分かってるけど…」
スケジューラ:「あんたの14時間は、ソン・イギョンの予定に合わせて決めたものだ。”49日旅行者”より、体を貸してくれる人間の人生の方が優先だからな」
ジヒョン:「分かってるってば!」
スケジューラ:「分かってる?」
ジヒョン:「分かってるわよ。じゃ!このオンニが眠らなかったら、私も身動きできないってこと?」
スケジューラ:「ビンゴ♪」
ジヒョン:「そんなのあんまりよ!」
スケジューラ:「誰に怒鳴ってんだ!この人に被害を与えるなと言ったよな。食い意地に任せてガツガツ食って、仕事クビにさせたの誰なんだ?俺か?!」
ジヒョン:「… ごめんなさい」
スケジューラ:「はぁー!人間だろうが魂だろうが、因果応報は当然のことだ」
ジヒョン:「分かっ !… りました」
スケジューラ:「分かったら、この人が動き出すまで待ってろ。じゃあな(消える)」
ジヒョン:「!… どうしようどうしようどうしよう!」
スケジューラ:「(再び現れ)ソン・イギョンは生活リズムが狂った状態だから、いつ寝て起きるか分からない。迂闊に出歩かないほうがいいな」

今度こそ消えてしまうスケジューラ。

#そうなのか。イギョン(ジ)が自分から寝たら憑依が解けるんじゃなくて、眠ったイギョンが目覚めたら憑依が解けちゃうのか。今までよくずっと寝ててくれたもんだ。

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ミノは現れないイギョン(ジ)を自宅で待っていました。
時刻はもうすぐ正午になるところです。

強気なことを言っておいて、次の日になると現れないイギョン(ジ)。
ミノは待つのを諦め、会社へ出発します。

#こうやってじっとソファに座ってイギョン(ジ)を待っていたミノ。
何か企んでいようとも、根が親切な人であるのはよく分かるんですが、彼女のことが気になり始めたあたりから、彼の人間味がすごく出て来て面白いです。

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会社へやって来たミノがエレベーターに乗り込むと、偶然インジョンが乗り込んできます。
二人を乗せて上り始めるエレベーター。

インジョン:「今出勤ですか?」

黙って頭を下げるミノ。

インジョン:「・・・。私、病院に決済を貰いに行ってきたの」
ミノ:「(よそよそしく)ご苦労だったね」

インジョンは彼に近づきます。

インジョン:「昼食まだなんでしょう?(書類を指し)これだけ渡してくるわ。一緒に昼食にしましょうよ、オッパ」
ミノ:「ここは会社だ」
インジョン:「・・・。」

防犯カメラにちらりと目をやるインジョン。

インジョン:「私たち二人きりなのに、声も聞こえないCCTVまで気にしなきゃいけないの?」
ミノ:「ずっとそうしてきたはずだろ」
インジョン:「・・・。」

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秘書室へやって来たインジョンは、閉めた扉にぼんやりともたれていました。

ミノと出会った日のことが蘇ります。

~~一人で歩いていた夜道~~

歩きながらインジョンは電話をしていました。

インジョン:「何度も言わせないで。お母さん、私3年生なのよ。(そんなに働いたら?)就職活動する暇もないわ。お母さん、私がお父さんに大学の学費を少しでも貰ったことがある?お兄ちゃんに何とかしてって言ってよ!」

そのとき…

突然見知らぬ男たちに車に押し込まれるインジョン。
そこへミノが偶然通りかかります。
全速力で追いかけるミノ。
何度も回り道をして車を妨害したミノは、コントロールを失って停まった車からインジョンを助け出します。

車から引っ張り出され、震えてうずくまったインジョンにミノが駆け寄ります。

ミノ:「大丈夫ですか?怪我はないですか?」

恐怖で気が動転し、ミノからも逃げようとするインジョン。

ミノ:「違います、違いますよ。あいつらの仲間じゃないですよ、僕は」

インジョンはホッとして泣き出すのでした。

小さな公園のベンチにインジョンを座らせたミノ。

ミノ:「心配なさるからとご両親に隠すより、もう少し早く帰るようにしてはどうです?このあたりは元々人通りがないでしょう?」
インジョン:「このあたりに… お住まいなんですか?」
ミノ:「週に2、3度、ここを通って登山に行くんです。お金を掛けずに体力をつけるには、登山が最高だから」

温かい飲み物を作ったミノは「もう飲めそうだ^^」とインジョンに渡してやります。
胸のポケットからハンカチを出し、残ったお湯で湿らせて差し出すミノ。

ミノ:「さぁ。手と顔を拭いて。(自分の口唇を指し)口唇のこのあたりも」

ミノの優しい笑顔がインジョンを癒します。

そして…

家の前まで送ってもらったインジョンは「恩返しをしたいので」とミノと電話番号の交換をしたのでした。

~~という、「そりゃ好きになっちゃうわな」という二人の出会い~~

秘書室のインジョンはそんな出会を思い出しながら、そのときのハンカチを見つめていました。
そこへ扉が開き、入って来たミノに彼女は驚いて立ち上がります。

ミノ:「こんなことだろうと思った」

彼女の手にはハンカチが握られています。

ミノ:「ほら。君がこうなると思って隙を与えなかったんだ。心が緩んでしまうんじゃないかと思って」
インジョン:「何のご用ですか、カン室長」
ミノ:「そんな辛そうな目で俺を見るなよ。心が痛むから」
インジョン:「・・・。」
ミノ:「今日チョン理事に会って契約を結ぶことになるだろうし、少なくとも3~4日すればヘミドの土地登記も終わる。どういう意味か、分かるよね?」
インジョン:「… 分かるわ」
ミノ:「終わらせて、心穏やかに会おうな」
インジョン:「… それを言いに来たの?」
ミノ:「一番大事な局面を乗り越えるまで、もう少し大目に見てほしくて^^」
インジョン:「・・・。」

彼女の手を握るミノ。
インジョンは目に涙をいっぱい溜め、優しく微笑む彼を見つめ返します。

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医師は再びジヒョン父を説得していました。

医師:「シン社長、本当に手術しないのか?」
ジヒョン父:「しないんじゃない。できないんだ」
医師:「先送りにすればするほど危険なのは分かるだろう?」
ジヒョン父:「手術すれば100%助かると豪語も出来ない奴が脅かすな」
医師:「君がそのつもりなら、奥さんに話すぞ」
ジヒョン父:「何?お前、家内に会うとは何様のつもりだ!絶対口にするな。ジヒョン一人のことでもかろうじて持ち堪えてる人だ」
医師:「君の娘に希望はない」
ジヒョン父:「・・・。」
医師:「だから無駄な期待はやめて、君だけでも生きて奥さんを守れと言ってるんだ」
ジヒョン父:「(立ち上がり)何だと、こいつ!」
医師:「シン社長!」
ジヒョン父:「(肩をつかみ)何だ?お前は神か?何様のつもりで俺に娘を諦めろだなんて言うんだ!!!」
医師:「(立ち上がり)俺はお前の友だちだ!」

興奮した末に、ジヒョンの父は頭に痛みを感じ、顔を歪ませます。

医師:「頼むから手術するんだ。な?」
ジヒョン父:「お前がカッとさせたからだろ!」

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ジヒョン父が病室へ戻って来ると、妻が娘の足をさすっていました。
医師の話が何だったのかと気にする妻に、彼は「娘にくっついていないで仕事もやれと小言を言われた」とごまかす夫。
妻も「私もそう言ったじゃありませんか」と同調します。

そして…

ジヒョン母:「ところであなた、ミノのこと、どうしましょう?」
ジヒョン父:「何のことだ?」
ジヒョン母:「婚約のことですよ。結婚式もいつできるか分からないのに、私たちから何か言ってあげるべきなんじゃないかしら」
ジヒョン父:「我々に劣らないほどジヒョンのことを思っている男だ。会社を辞めてここに籠ると言い張るのを、何とか諌めたんだから」
ジヒョン母:「そうだったの?」
ジヒョン父:「毎日一度、ジヒョンの顔を見に来てる」

母は溜息をつき、娘の手を握ります。

ジヒョン母:「あまり幸せだと霊さえヤキモチを焼くって言うけれど…。本当なのね」

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ある料理屋の個室のような場所。
ミノはチョン理事側と契約締結の席に臨んでいました。

契約書に押印するミノ。
出来上がった書類を、同席したジニョンが確認します。

チョン理事:「登記が済めば、カン室長側の仕事は終わり。あとは我々側だけになりますね」
ミノ:「そちらは予定通り準備が進んでいますか?」
チョン理事:「我々はチョン室長の結婚式前に事を起こそうと、とっくの昔に準備を済ませてますよ」

彼らの前に置かれた契約書は2枚。

土地売買契約書と書かれた2枚は同じものに見えますが、よくみると…

代金総額の欄が、一方は50億ウォン。一方は80億ウォンとなっています。

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HEAVEN

ミノがやって来てガンの姿を探します。

彼が目にしたのは、昼間からソファで横になっているガンの姿。

ミノ:「金持ちの親が遺した息子らしいな」
ガン:「(気がついて)こんな時間にどうしたんだ?」
ミノ:「何でこんな湿っぽい音楽聴いてるんだ?」

音楽を消すガン。
ミノは向い合って腰掛けます。

ミノ:「ソン・イギョンさんを解雇したんだって?」
ガン:「… あぁ」
ミノ:「なら… ここへはもう来ないのか?」
ガン:「クビにしたって言ってるだろ」
ミノ:「・・・。」
ガン:「クビにしたって聞いて、気になるのか?」
ミノ:「いや。よくやった。もうお前に誤解されることはないだろうからな」
ガン:「先輩、誤解してたなら申し訳ないけど…」
ミノ:「いいんだ。仕事の話をしよう」
ガン:「仕事の話?」
ミノ:「A区域はへミドリゾートで一番重要なプライベートペンションだ。独特さがコンセプトでな」
ガン:「・・・。」
ミノ:「だから、お前のその並外れた想像力が必要なんだ。決して型にはまらないな」
ガン:「先輩」
ミノ:「俺に怒鳴るほどジヒョンのことを思うなら、A区域の設計を引き受けてくれ」
ガン:「・・・。」
ミノ:「(立ち上がり)来週の会議に出てくれると信じてる。じゃあな」
ガン:「座れよ」

言いたいことを言い終わり、さっさと出て行くミノ。
ちょうどそこへ二人のためにコーヒーを持って来た支配人が、ミノの代わりに座ります。

支配人:「カン室長、雰囲気が前よりだんだん悪くなってるな」
ガン:「あぁ。アメリカにいたときは、あの先輩を見習って我慢したもんなんだが…。俺が神経質に接しすぎたかな」
支配人:「まぁ、そうかもしれんし、違うかもしれん」
ガン:「おじさんはもう僧侶じゃないぞ。その問答みたいなのやめろよ」
支配人:「心が分かりやすい一本道の人もいれば、くねくねと曲がりくねってる人もいるもんだ」
ガン:「・・・。」

外へ出てきたミノは車に乗り込み、深い溜息をつきます。

ミノ:「カン・ミノ、お前、ここへ何を確かめに来たんだ?」

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イギョンのアパート。

家に閉じこもったままのイギョンが眠るのを、ジヒョンは今か今かと待っていました。
座ったまま、うとうとと眠っているようですが…。

スケジューラ(声):「ソン・イギョンの体を借りていて、外で彼女が目覚めたらどうなると思う?」

ジヒョン:「今眠ったばかりなのに、まさかすぐ目が覚める訳ないよね?」

ようやく憑依し、走って家を出るイギョン(ジ)ですが、ふとスケジューラの言葉が頭に浮かび、立ち止まります。

スケジューラ(声):「あんたの正体が知れたら、体を使わせておくと思うか?」

イギョン(ジ)はリスクが大きいと判断し、諦めてアパートに戻ります。
鏡の中の顔を見つめるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「ソン・イギョンオンニ!どうしてこんなふうに生きてるの?(覗き込み)綺麗な顔が勿体ないと思わないの?!」

そのとき、コンビニの帰りに見かけた男性の言葉がふと思い浮かびます。

~~コンビニからの帰り道~~

キョンビン:「イギョンさんは5年ですよ。5年もこんなふうに生きちゃ駄目だ」
イギョン:「私はあの頃を知っている先生が嫌なんです」

~~イギョンに何か事情があることを思い出すイギョン(ジ)~~

イギョン(ジ):「一体何があったの?」

箱を開け、アルバムのような物がないか探し始めるイギョン(ジ)。
そのとき、ふらふらと床に座り込んでしまいます。

イギョンが急に目覚めたのでした。
座り込んだまま、体の外に放り出されるジヒョン。

ぼんやりと目を開けたイギョンは、自分が床の真ん中に座り込んでいることに驚きます。
さらに、いつの間にか服を着替え、箱の蓋が落ちていて…。

イギョンは考え始めます。
髪の変化、痛む足首、家主の話、体調不良。

そして、身に覚えのないアザが出てきているのに気づき…。

イギョン(心の声):「私… どうなってるの?」
ジヒョン:「バレたらどうしよう!」

立ち上がったイギョンは、箱の中に身に覚えのないシャンプーが入っているのに気づきます。

イギョン:「(小声で)うんざりよ」
ジヒョン:「?… オンニ、何って?」
イギョン:「うんざりよ、飽き飽きするわ!」

引き出しから紐を取り出し、先を丸めてくくった彼女は、家の中をキョロキョロと探し始めます。

ジヒョン:「どうするつもりなの?オンニ、何考えてるの?」

そして、天井のある一点に目を止めた彼女。
台をに上がり、紐をつるし…。

ジヒョン:「オンニ、駄目よ!死んじゃ駄目!」

ジヒョンは携帯電話のボタンを夢中で押し、スケジューラを呼びます。
ところが…

スケジューラ(電話):「何だ、何だ、何だよ!!!」
ジヒョン:「早く来て!オンニが死のうとしてるの。自殺しようとしてるのよ!止めてちょうだい!」
スケジューラ:「またか?… 放っとけ」
ジヒョン:「え?」
スケジューラ:「自殺しようが何だろうが、その人の選択だ。関与する資格は誰にもない」
ジヒョン:「そんなこと言わないで来てよ。お願い。お願いよ!!!」
スケジューラ:「今”スケジュール”があって待機中だ。行きたくても行けねーから。切るぞ」

電話を切るスケジューラ。

スケジューラ:「ソン・イギョン、一体どうしたんだ?」

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天井に紐を結んだイギョン。
泣き叫ぶジヒョンの目の前で、意を決してそこへ首を掛けようとします。

そのとき…

玄関の扉をノックする音。

キョンビン:「イギョンさん!」

キョンビンが彼女を訪ねてきたのでした。
「イギョンさん!イギョンさん!!!」彼は彼女の名前を呼び、何度も扉を叩きます。
応答がなく、イギョンの安否を心配してどんどん激しくなるノックの音。

握りしめた紐と玄関を何度も見比べていたイギョンは、
とうとう諦めて紐から手を離すのでした。

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彼女の名を叫び続けたキョンビンは、中からようやく出てきたイギョンの顔を見て、
大きく安堵の溜息をつきます。

イギョン:「あなた何なの?」
キョンビン:「コンビニにいないから、イギョンさんが元気でいるのか確かめられないじゃないですか」
イギョン:「・・・。」

彼は一輪の花を差し出します。
それは以前、彼女がそれを持って車の列に飛び込もうとしたドライフラワー。

キョンビン:「これ、返そうと思って来たんです」
イギョン:「!」
キョンビン:「イギョンさんにとって大切な物だと思ったので」
イギョン:「… 先生、私になぜ?」
キョンビン:「イギョンさんが大丈夫だって確かめなきゃいけないんです。大丈夫ですよね?」

目をそらすイギョン。

キョンビン:「(花は)幸いまだ無事ですよ」

イギョンはゆっくりと彼からその花を受け取ります。

キョンビン:「それから、これも」

彼が差し出したのは自分の名刺でした。

イギョン:「・・・。」
キョンビン:「話でも何でも、必要なときに電話してください。いつでも」

受け取らずに中に戻ろうとするイギョン。

キョンビン:「受け取るだけ受け取ってください。それも出来ませんか?」
イギョン:「・・・。」

+-+-+-+

家の中に戻ってきたイギョン。
受け取った花を無造作に置き、さっき首を掛けようとした紐をじっと見つめます。

手には、キョンビンの名刺が握られていました。

部屋の奥に座り込み、考え事を始めるイギョン。
ジヒョンは彼女にそっと話しかけます。

ジヒョン:「オンニ、ありがとう。死なないでくれて本当にありがとう…。けどね、どうしてそんなに死にたいのか分からないけど、私はオンニがすごく羨ましい。オンニは… 体があるってことがどんなに大事なことか知らないでしょう?触れることができて… 触れると温かいこと。誰かに聞こえる声があって、私の声を聞いてくれる人がいるってこと…。お互いに見つめ合って、一緒に笑えること…。オンニ、どうか… 元気を出して。オンニが元気になってこそ、私も生きられるの。ううん、生きるために頑張ることができるの」

涙を流しながら訴えるジヒョン。
その声はイギョンには届きませんが、じっと座っているイギョンの目にもいつしか涙が滲みます。

携帯電話(声):「残り37日3時間29分です」
携帯電話(声):「残り36日3時間29分です」

携帯電話(声):「残り35日3時間29分です」
携帯電話(声):「残り34日3時間29分です」

+-+-+-+

何日も動かないイギョンのアパートにスケジューラが来ていました。
イギョンがペラペラとめくっているのはペンションのカタログでしょうか。
そこに「イギョンの家(?)」と書かれた付箋が貼られています。

我慢の限界のジヒョンは、ずっと家に閉じこもったままのイギョンを何とかしてくれと、スケジューラに頼みます。

スケジューラ:「人間の心を操ったり誘導することはできない。秩序に反することだからな…」
ジヒョン:「あんたの世は残忍すぎるよ。私は死ぬ運命じゃなかったって言ったくせに!一日過ぎるごとに心臓が縮む思いよ。助けてよ、ね?!」
スケジューラ:「全く…。待ってろ。調べてみるから」

スケジューラは携帯を取り出し、誰かに電話をします。
すがるように見守るジヒョン。

スケジューラ(電話):「先輩!俺ですけど。シン・ジヒョンの状況報告したでしょう?事件発生から4日過ぎたんですよ。こういうときって… (声を潜め)ナンバー3作戦、使ってもいいんですかね?」
ジヒョン:「???」

+-+-+-+

外へ出てきたスケジューラは、携帯を取り出し「夜間営業 コーヒーショップ、店主が夜勤務」で検索を始めます。
そして…?

あるコーヒーショップ。

店主の前に現れ、チョコモカLを注文したヒッピー青年(スケジューラ)は、
突然ブルブルと震え、「気分が悪い!何だ、ここ?」と店を見回します。

スケジューラ:「おじさん!ここ昼夜、一人でやってんの?夜のバイト雇ってないの?」
店主(心の声):「こいつタメ口使いやがって」
スケジューラ:「”こいつタメ口使いやがって”とか言わずにさ」
店主:「!!!」
スケジューラ:「深夜のバイト雇いなよ」
店主:「・・・。」
スケジューラ:「おじさん、3ヶ月前お母さん亡くなったよね」
店主:「!それをどうして?!」
スケジューラ:「先月、犬も亡くなったし」
店主:「!」
スケジューラ:「次は…!おじさんが…」

そこで突然我に返ったスケジューラは「いや、何でもありません」と話を終わらせてしまいます。

店主:「次は僕が… 僕が何です?」
スケジューラ:「コーヒー出来てるみたいだけど、くれないんですか?」
店主:「え?あぁ、はい」

スケジューラにコーヒーを渡した店主は「あの、お客様!」と彼を呼び止めます。
ニヤリと微笑むスケジューラ。

スケジューラ:「あぁ、女性のバイトじゃなきゃいけませんよ」
店主:「?」
スケジューラ:「年齢は30過ぎちゃ絶対ダメ。太っててもダメ。よく笑う女はなおさらダメ」
店主:「?」
スケジューラ:「この峠さえ越えれば長生きするだろうね。ふっ♪」

+-+-+-+

その後…

イギョンのアパート、イギョンがラーメンを買いに行く道中、お店、彼女が通る場所場所に、コーヒーショップバイト募集の張り紙が現れます。

現れては消えていく不思議な張り紙。

+-+-+-+

イギョンは張り紙を持って、コーヒーショップに来ていました。

店主:「いらっしゃいませ」

イギョンの外見を見て、緊張を走らせる店主。

イギョン:「ひょっとしてアルバイトを…」
店主:「雇います!」
イギョン:「私…」
店主:「今日からすぐ働いてくれたら嬉しいんですけど」
イギョン:「?」
店主:「(すがるように)働いてくれますよね?」
イギョン:「・・・。」

無事、ふたたび働き始めたイギョンを、スケジューラとジヒョンが外から見つめます。

ジヒョン:「ホントにありがとう」
スケジューラ:「夜1時から朝8時までに減らしてやったから、残りの時間しっかり使えよ」
ジヒョン:「(深くうなずき)うん、そうするね。何倍も気をつけるから」
スケジューラ:「4日間閉じ込められてる間に、エラくたくさんお考えになったようで」
ジヒョン:「考え事しかできることがなかったから」

うなずくスケジューラ。

ジヒョン:「そうだ。もう1つ頼まれてくれない?」
スケジューラ:「何だよ、また?!全く、女生物出身者たちは男が優しくしてやるほど願い事も多くなるんだから!」
ジヒョン:「そうじゃなくって… あのオンニの事情を調べてよ」
スケジューラ:「ソン・イギョン?」
ジヒョン:「どうしてあんなふうに生きてるのか知りたいの」
スケジューラ:「それは俺の権限外だ。スケジューラはな、この世を去った人のために働く存在だからな」
ジヒョン:「家族でもいるなら探してあげたいのよ」
スケジューラ:「おせっかいな!人のこと構ってる場合じゃないだろ」
ジヒョン:「… わかってる。何倍も頑張るつもりよ。でもね、何日か一緒にいたら、あのオンニ、すごく寂しそうだったの」
スケジューラ:「(イギョンを見つめる)何のために哀れに生きてんだよ」

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翌朝。

ジヒョンは久しぶりにイギョンの体を借り、元気に出掛けていきます。

携帯電話(声):「33日4時間59分」

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ミノのマンション。
ミノが出掛ける準備をしていると、インターホンが鳴ります。

玄関の外に立っていたのはイギョン(ジ)でした。

イギョン(ジ):「まだ出勤してなくて良かったわ。私、ちょっと遅くなりましたよね」
ミノ:「遅くなりました?5日前に来ると言っておいて。ふざけてるんですか?」
イギョン(ジ):「何日間か身動きできない事情ができたんです。連絡する方法もなくて」
ミノ:「それで?」
イギョン(ジ):「もう新しいお手伝いを雇ったんですか?それなら帰りますけど」

彼女の強気な態度に、じっとイギョン(ジ)を見つめるミノ。
イギョン(ジ)も彼をまっすぐ見つめたまま、視線を逸らそうとはしません。

ミノ:「… 僕のせいで解雇されたんだから、中へどうぞ」

背を向けて玄関を開けるミノに、イギョン(ジ)はかすかな微笑みを浮かべ、後に続きます。

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ミノのマンションに入ったイギョン(ジ)は…

イギョン(ジ):「小綺麗にしてますね。たいして仕事はなさそうだけど。毎日来る必要もなさそうだわ」
ミノ:「それは僕が決めることだろう?」
イギョン(ジ):「掃除、洗濯、夕食の準備。1日じゅういることもないわ」

まず、身元が確かでない人に家を任せられないから、身分証を見せるように言うミノ。
身分証を持ち歩いていないため、ミノは彼女の携帯を借り、電話番号を自分の携帯へ。

出掛けるところだったため、勤務条件は改めて話すことにし、
「11時までに帰ることにしますから」と出発しようとするミノ。

イギョン(ジ):「夜の11時まで待てって?」
ミノ:「それまでに帰ることもありますし」
イギョン(ジ):「カギを掛けて外出しちゃダメですか?」
ミノ:「今日の働きぶりを見ないと、明日からも働いてもらうか決められないでしょう」
イギョン(ジ):「・・・。」
ミノ:「ここにお手伝いとして来たの、忘れたんですか?」
イギョン(ジ):「・・・。」

イギョン(ジ)(心の声):「私を一日中ここに閉じ込めるつもりね。今の私には1日がものすごく大事なのに…」

ミノ:「待てそうにないなら帰るといい。予告もなしに押しかけるお手伝いのために時間を合わせるつもりはないから」
イギョン(ジ):「…わかりました。帰るまで待ってます」

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マンションを出てくるミノ。
思わず振り返り…

ミノ:「生意気な!」

溜息をつき、歩き出します。

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ミノが出掛けると、イギョン(ジ)は掃除もそこそこに家の中を調べ始めます。
ミノが何を企んでいるのか、突き止めるために…。
引き出しのファイルを一つ一つ探してみますが、有力な情報は見つかりません。

イギョン(ジ):「そうよね。あれだけ徹底してるカン・ミノが、いくら家でも置いておくわけないわ。それでも、家なんだから何かありそうなんだけど…」

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ソウとインジョン。

ソウが「今日、ジヒョンのところへ行こう」と誘いますが、「時間がない」と断るインジョン。
ソウは「あんた、彼氏が出来たんでしょ!」と直感し、相手を聞き出そうとします。
もちろん、「そのうちね」と言葉を濁すしかインジョンには出来ません。

「それじゃ、ちょっとでもジヒョンに会いに行こうよ。あんたに好きな人ができたって聞いたら、嬉しくて飛び起きるかも」と誘うソウ。
そんな素直な言葉は、どんどんインジョンを追い込みます。
「ジヒョンは私たちの人生全てじゃない。ずっとジヒョンを気にしていられないわ」と声を荒げるインジョン。

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ミノのマンションで情報を探すイギョン(ジ)は、あるアルバムを見つけます。
そこには、ミノとインジョンが笑顔で写っている写真がたくさんあり…。

二人の関係は2006年から始まっていたのでした。

イギョン(ジ):「カン・ミノ、シン・インジョン、あんたたちホントに… 大したものね」

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ミノは会社で忙しく業務をこなしながらも、家に置いてきたイギョン(ジ)のことがしきりに頭に浮かんで仕方ありません。

落ち着かず、考え込むミノ。

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玄関のキーの暗証番号が以前と同じ、自分の誕生日だと確認したイギョン(ジ)は、外へ出掛けます。

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HEAVEN

部屋に閉じこもってダラダラしているガンを、支配人が外へ引っ張り出します。
そこへやって来たのはイギョン(ジ)でした。

ガン:「!」
支配人:「おっ、これはこれは!」
イギョン(ジ):「支配人、お元気でしたか?!^^」

何も言葉が出ず、ただ口をぽかんと開けてイギョン(ジ)を見つめるガン。

支配人:「何日ぶりかな?」
イギョン(ジ):「そうですよね~。(辺りを見まわし)はぁ~、故郷に帰ってきたみたい!」
ガン:「こ、ここにまた何で来たんだ?」
イギョン(ジ):「最後の日のバイト代貰いに来たんですよ」
ガン:「最後の日、仕事したんだったか?」
イギョン(ジ):「・・・。してないわね^^ 働かせてくれってすがりに来たんじゃありませんから!」
ガン:「じゃあ何しに来たんだよ?」
イギョン(ジ):「(詰め寄り)あのですね、ハン・ガンさん」
ガン:「?」
イギョン(ジ):「あなたの目には私が何に見えてるの?バイトに見える?」
ガン:「ハン・ガンさん?!」
イギョン(ジ):「じゃ、従業員でもないのに”社長、社長”って持ち上げなきゃいけないわけ?」
ガン:「!」
イギョン(ジ):「私はね、パスタを食べに来たお客ですからね。お金払って食べるお客様!」
ガン:「!」
支配人:「お客様、失礼いたしました!… って言わなきゃな^^」
ガン:「おじさん!」
イギョン(ジ):「いいんですよ~、支配人。性格悪いの、分かってるんですから^^」

楽しそうに笑うイギョン(ジ)に、ガンはもう返す言葉がありません。

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テーブル席でパスタを食べるイギョン(ジ)。
支配人の妻が向いの席に座っています。
ガンも、それとなく話の聞こえるレコード棚でゴソゴソ^^;

支配人妻:「あらまぁ、就職したの?」
イギョン(ジ):「そうなんです」
ガン:「・・・。」
支配人妻:「仕事がなかったら言ってね。私もどこか探してあげるから」
イギョン(ジ)「:「ホントに見つかったんですよ。(ガンをチラリ)お給料もここより多いし、外出も自由だし。一人だけ相手すればいいから大変でもないんですよ」
支配人妻:「大変そうだけど…?」
イギョン(ジ):「ホントに大変じゃないんですよ」
ガン:「・・・。」
支配人妻:「精神的に大変そうだわ」
イギョン(ジ):「!… 精神的にはここの方が気楽でした^^」

支配人妻に微笑んで見せるイギョン(ジ)。

ガン:「(支配人に)料金貰わないで」
支配人:「あぁ^^」

何も言わずに外へ出て行くガンを、イギョン(ジ)は目で追います。

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食事を終え、イギョン(ジ)が外へ出てきます。
「また来る」と支配人妻に話ながら、「お金払いましたからね」とガンに声を掛けるイギョン(ジ)。
驚いて立ち上がり、中へ「金貰うなって言ったろ!」と大声を出すガンに、イギョン(ジ)が厳しい顔で詰め寄ります。

イギョン(ジ):「私、物乞いじゃないわ。何でお金取らないんです?」
ガン:「金なんか貰えるか!」
イギョン(ジ):「クビにしたばかりなのに…。気を使ってるフリしちゃってさ」
ガン:「・・・。」
イギョン(ジ):「それにね、最後にハッキリ言っておきますけど、私、そちらのお友だちの婚約者にこれっぽっちも興味ないですから」
ガン:「体は大丈夫?」
イギョン(ジ):「!」
ガン:「次の職場は?本当に大丈夫なのか?」

ガンをまっすぐ見つめ、黙って頷くイギョン(ジ)。

ガン:「それならいい」
イギョン(ジ):「… 行きますね」

心配してくれるガンの言葉に涙が出そうになったのか、走って出て行くイギョン(ジ)。
その後姿を、ガンはじっと見つめます。

そこへ、慌てて飛び出してきた女店員は…?

女店員:「水商売ですよ!!!」
ガン:「?」
女店員:「お給料が良くて、外出できて、一人を相手にして、こうやって昼間出歩ける!」
ガン:「!」
支配人妻:「言われてみればそうね…!」
ガン:「・・・。」
支配人妻:「どうしよう… イギョンさん」

ガンはイギョン(ジ)を追って走り出します。

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「ソン・イギョンさん!ソン・イギョンさん!!!」

イギョン(ジ)を探して走るガン。
あたりを何度も見回しますが、彼女の姿はありません。

イギョン(ジ)は、そんなガンを木の陰から見つめていました。

イギョン(ジ)(心の声):「ガン…。あんたはソン・イギョンを心配してるんだけど、それでもありがとね。あんたみたいな人がそばにいてくれて本当に良かった」

ガン:「一体どこ行ったんだ?ソン・イギョン…」

イギョン(ジ):「もうやめて。あんたのところに行きたくなっちゃうよ。あんたが心配してるのは私じゃないのに…」

イギョン(ジ)の目からこぼれる涙。
彼女はガンに見つからないよう、そっとその場を離れます。

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ミノの執務室。

時計は5時半を回っていました。
きっと、今日一日、何度時計を見たことでしょう。

そこへ入って来たジニョンが彼に資料を渡します。
「勤務時間内に俺の執務室へ来るべきじゃないだろう。お前は社長の運転手じゃないか」と指摘するミノ。

ジニョンが退室し、もう一度時計を見たミノは、デスクの上を片付け始めます。

そこへ電話を掛けてきたのはインジョン。

登記が済んだ記念に食事をする約束で、インジョンは家で彼の連絡を待っていたのでした。
「来るまで待っている」というインジョンですが、ミノは問題が起きて会議中だから今日は無理だと嘘をついてしまいます。

「予約を明日に変更しておくから」と言い、電話を切ってしまうミノ。

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ミノのアパート。

すっからかんの冷蔵庫を相手に、イギョン(ジ)は夕食の準備に頭を悩ませていました。

そこへ…!

何も知らないインジョンは夕食の材料をたくさん持ってミノのアパートへやって来ます。
玄関の暗証番号を押し、自分で解錠して中に入るインジョン。
そこで彼女が見たのは… エプロンをつけたイギョン(ジ)の姿でした。

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ここでエンディングです。
相変わらず49日作戦自体は進んでいないんですが、それでも登場人物たちの心が丁寧に描かれていて、私は今回もすごく楽しめました。

ところで、「心から愛してくれる3人の涙」って、シン・ジヒョン限定ではなくて、ジヒョンが憑依したイギョンのことを心から愛してくれる人でもいいんですよね?
じゃないと、ドラマの盛り上げようがないもんな。

目下の一番の関心ごとは、憑依状態のイギョンのことしか知らずに、彼女のことを気になって仕方ないガンとミノ。
彼らの気持ちの持って行き場をどうするつもりなのか、とても楽しみです♪

うー早く放送済みの9・10話観たいじょー

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではではノ

 - 49日(私の期限は49日)