韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

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49日 3話あらすじ

      2011/04/03

チョ・ヒョンジェさんの除隊後、記念すべき復帰作品となった「49日」、順調に評判を上げている様子です。
「えーーー!そんなーーー!」という衝撃の2話ラストから、さらに展開が気になる3話です^^

彼女の訴えにフッと優しい表情になったその瞬間♪

では、どうぞ♪

+-+-+-+

インジョンをホテルの部屋に招き入れ、ソファに座らせたミノ。
落ち込んでいる彼女の手を両手で包みます。

ミノ:「とにかく何か食べよう」
インジョン:「今食べること考えるなんて。ジヒョンがあんなことになったのに?!」
ミノ:「何日も食べてないじゃないか」
インジョン:「いけなかったのよ。こんなことしちゃいけなかったんだわ」
ミノ:「そんなことはない」

隣りに座るミノ。

ミノ:「眠れてないんだろう。ルームサービスが来るまで少しでも眠ろう」
インジョン:「オッパ… 私たちどうすればいいの?」
ミノ:「・・・」

+-+-+-+

部屋の前に座り込んでいるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「そうだわ。それで事故に遭ったんだった」

そこへやって来たルームサービス係に不審に思われたイギョン(ジ)は、
「なぜ他人の部屋の前に?」と声を掛けられます。

その声は部屋の中のミノたちの耳にも。
誰かに後をつけられたのでは?ミノは慌てて外に出て、逃げたというその女性を追いかけます。

ギリギリのところでエレベーターに乗り込み、逃げるイギョン(ジ)。

+-+-+-+

部屋の前まで戻って来て、ルームサービスを受け取ったミノは、
足元にアクセサリーのパーツのようなものが落ちているのに気づきます。

+-+-+-+

インジョン:「オッパ、どうして…!どうして今そんな言葉が出てくるの?ジヒョンの印鑑を探せだなんて。どうしてそんなことができるのよ!」
ミノ:「幸いシン社長は今、ジヒョンの土地問題にまで気が回らない。その間に探さないとな」

呆れて立ち上がるインジョンは「ジヒョンがあんな状態なのに、そんなことできると思うの?!」と全力で拒絶しますが、感情が抜け落ちたかのように終始落ち着き払ったミノは…

ミノ:「ジヒョンがあんなことになったのは、俺たちのせいじゃない」
インジョン:「… 私たちのせいかもしれないわ!」

~~それはジヒョンが事故に遭う前~~

社長室から出てきたミノを見送る秘書のインジョン。
出て行く時、ミノは密かにインジョンを振り返ります。

会社から離れたところで車を停めていたミノ。
そこへタクシーでやって来たインジョンがすばやく乗り込みます。

彼女は浮かない表情をしていて…

ミノ:「どうした?具合が悪いのか?」
インジョン:「・・・」

車を走らせている間も落ち着かないインジョン。

ミノ:「辛そうだな」
インジョン:「オッパは?怖くないの?」
ミノ:「怖いよ」
インジョン:「震えるの。恐ろしいわ」
ミノ:「後悔してるんだな」
インジョン:「私たち、もうやめるわけにいかない?やめましょうよ。オッパには本当に申し訳ないけど、こんなことまで… こんなことまでするんじゃなかったわ。ジヒョンに結婚式の準備まで…。私たちこのまま逃げましょうよ」
ミノ:「怖いのは当然だ。当然だけど、でも、後悔はするな」
インジョン:「・・・」
ミノ:「後悔することじゃない、これは」
インジョン:「・・・」
ミノ:「後悔するには… あまりに贅沢なことだ」
インジョン:「・・・」

そこへインジョンの携帯がなります。
ジヒョンからの電話だったことに戸惑うインジョン。

ミノ:「出ろよ」
インジョン:「!」

思い切ってボタンを押すインジョン。

インジョン(電話):「ジヒョン?」
ジヒョン(電話):「忙しい?」
インジョン:「どうしたの?もう用事は済んだ?」
ジヒョン:「お忙しいのかって~」

車は赤信号で停まります。

インジョン(まだ電話):「用事済んだのね。会社に来るところなの?それとも、何か手伝おうか?」

インジョンの手を握るミノ。

インジョン:(電話):「うん、分かった」

インジョンは電話を切ります。

インジョン:「(ミノに)ジヒョンがね、一人で退屈みたい…」

ミノは握りしめたインジョンの手を口元に持って行きます。
「オッパ…」そんなミノを見つめるインジョン。

…その姿を向こうから目撃していたのがジヒョンだったのでした。
それに気づかない二人。

ミノ:「数日だけ耐えるんだ」

~~そういういきさつを経ての事故~~

再びホテルの部屋。

インジョン:「ジヒョンが事故に遭ったのは、私たちがいたすぐ近くよ。私たちの後をついて来たのかもしれないわ」
ミノ:「一人で行くのが嫌で君に電話して、仕事中の君に会いに行こうとして、気が変わって俺のところに来る途中だったんだ。俺がジヒョンに”一緒に行こう”って、約束の場所も時間も言ってあったじゃないか」
インジョン:「・・・」
ミノ:「あぁ、分かってる。君がどんなに辛いか。すごく分かるよ」
インジョン:「分かってるのに?!」
ミノ:「けどな、インジョン。ここで止めたら、俺はどんな奴になると思う?ジヒョンがあんなことになったからって、やめられることじゃない」
インジョン:「・・・」
ミノ:「君がやろうがやるまいが、俺はやる。…やるからな」

涙を流しながら首を横に振るインジョン。

インジョン:「私は無理よ。出来ないわ」
ミノ:「始まりを思い出してみろよ。俺たちがどうしてこうなったか」
インジョン:「・・・」
ミノ:「今逃げ出したら、俺たち幸せになれるか?」
インジョン:「!」
ミノ:「俺たちがやめたら、ジヒョンが戻って来るのか?」

+-+-+-+

イギョン(ジ)は無我夢中で走っていました。
走り続け、ふと立ち止まった彼女は、あの携帯電話を取り出し、短縮0番の緊急呼び出しを連打します。

スケジューラ:「やたらと非常ベル鳴らすんだな」

いつの間にか目の前に立っていたスケジューラ。本日はまたカジュアルな装い♪

イギョン(ジ):「あんた、知ってたんでしょ。あたしが何で事故に遭ったか知ってたんでしょ!!!」
スケジューラ:「・・・」
イギョン(ジ):「それなのに何で言ってくれなかったのよ。ミノオッパとインジョンのせいで事故に遭ったって!!!」
スケジューラ:「そ、それはさ、天機漏泄だから言わなかったんだろ!」
イギョン(ジ):「(ウルウル)天機漏泄?」
スケジューラ:「あぁ!天・機・漏・泄!まさか天機漏泄が何のことか分からないわけじゃないよな?」
イギョン(ジ):「・・・」
スケジューラ:「… し、知らないのか?」
イギョン(ジ):「(しくしく)」

※天機漏泄=重大な機密が漏れること

スケジューラ:「天機漏泄ってのはな、天に機…」

悲しそうに自分を睨んでいるイギョン(ジ)に思わず言葉を詰まらせるスケジューラ。

スケジューラ:「な、何だよ。どうした?どうしたんだよ」
イギョン(ジ):「(睨)」
スケジューラ:「何でそんな… (溜息)これだから女性生物出身のやつらは、涙を武器にしやがって」
イギョン(ジ):「つまりあんたは知ってたのに言ってくれなかったってことね」
スケジューラ:「俺だって無事に5年の任期を終えなきゃいけない事情があるんだ」
イギョン(ジ):「二人でホテルにいるところ見たんだから!!!」
スケジューラ:「分かった。分かったから」
イギョン(ジ):「・・・」
スケジューラ:「俺はあんたの事情、あんたの恋愛、あんたらの三角関係に裏切りに陰謀、そんなもの全く関心ないから」

立ち去ろうと背を向けるスケジューラをイギョン(ジ)は追いかけます。

イギョン(ジ):「いつからなのかな。私、全然気付かなかったの。どうして浮気なんか出来るの?浮気してるのにどうして私に結婚しようって言ったのかな」
スケジューラ:「何で俺に聞くんだよ。ドアさえノックすれば答えてくれる当事者たちが中に二人いたってのに」
イギョン(ジ):「私がシン・ジヒョンだってバレたらダメなんでしょ」
スケジューラ:「あぁ、そうだな。まさにそれだよ、そこはよくやった。あとはあんたの問題だから、自分で何とかしろよ」

終始涙声ですがるように見つめるイギョン(ジ)を置いて、その場を立ち去るスケジューラ。
彼は歩きながら呟きます。

スケジューラ:「はぁ、 あんな脆く崩れてるようじゃ…」

「私どうしたら…」とイギョン(ジ)がスケジューラの背中を見つめていると…

スケジューラ:「(復活)あのなぁ!あんた今、自分がどうやって死んだかなんて気にしてる場合か?現在の心配しろよ」
イギョン(ジ):「・・・」
スケジューラ:「49日。違うな、残った46日をどうやって生き抜くか考えるべきだろ」
イギョン(ジ):「・・・」
スケジューラ:「49日はそんなに長い時間じゃない」

そう言って、今度は一瞬で消えてしまいます。

ひとり取り残されたイギョン(ジ)。
彼女はずっと手に持ったままだった封筒を見つめます。
しわくちゃになってしまった、ソウルホテルの経歴証明書を…。

+-+-+-+

HEAVEN。

いつものようにデッサンをしていたガンは、ふと一枚の絵に目を止めます。
山のような絵が描かれている、そのてっぺんに☆の印。彼はミノの言葉を思い出します。

ミノ(声):「ここに俺たち夫婦専用のペンションを建てるんだ。よろしく頼むな」

そこへやって来る店員二人。

※店員さんたちの名前書くとかえってややこしい気がするので、女店員、男店員、支配人(←おじさん)としますね^^;

女店員:「社長、ソン・イギョンさん、戻って来ませんね~」
社長:「戻ると思いますか?」
男店員:「電話してみましょうか?」
社長:「詐欺師が履歴書に電話番号書くと思うか?」
男店員:「社長も履歴書に嘘書いてると思ってたんですか?」

この件について賭けをしていた店員二人。
社長にも支配人にも「人を賭けにするなんて」と叱られます。

そこへやって来たのは支配人の奥方♪
愛する旦那様に差し入れを持って来たのでした。
感激しながらも「寒いのにどうして来たんだよ」と妻に小言を言う支配人^^
熱々な夫婦の会話に、ガンの表情からも思わず笑みがこぼれます。

そのとき、ふと周りの雰囲気が気になった奥方。

支配人妻:「ところで、どうしてこんな雰囲気なの?」
支配人:「雰囲気が?どうした?」
支配人妻:「外にいるお嬢さんのせい?」
ガン:「?」

ガンが店の外に出てみると、そこにはイギョン(ジ)が迷子のように座り込んでいました。

ガン:「ここで何してるんです?」

ゆっくりとガンを見上げるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ)(心の声):「ガン… 」

#信じていた婚約者と親友の裏切りに、本当はガンに聞いてもらいたい。そんな短い心の声…。

ガン:「(男店員に)キ・ジュニ、カバン持って来てやれ」
イギョン(ジ):「経歴証明書持って来たんですけど…」
ガン:「?」

イギョン(ジ)は立ち上がります。

ガン:「持って来たって?」

封筒を差し出すイギョン(ジ)。
差し出された封筒には、ソウルホテルの名前がプリントされています。

時計を見たガンは…

ガン:「1時間以内に貰って来いとハッキリ言ったし、タクシー代も渡した。今、2時27分。カバン受け取って帰りなさい」
イギョン(ジ):「ホテルで友だちを見かけたんです」
ガン:「(ジロリ)言い訳するつもりですか?」
イギョン(ジ):「婚約者も見かけたんです」
ガン:「・・・」
イギョン(ジ):「あの、それで… それで… 二人が一緒にいて… 二人でいるのを見て… (封筒を)これを」
ガン:「・・・」

もう一度封筒を見るガン。
ぎゅっと封筒を握るイギョン(ジ)の手は小刻みに震えたままで…。

ガン:「(溜息)分かった分かった!いいから、一旦帰って、明日出勤してください」

ガンが封筒を乱暴に受け取ると、そのままフラリと倒れてしまうイギョン(ジ)。
ガンが慌てて彼女を受け止めます。

ガン:「ちょっと!ソン・イギョンさん!」

駆け寄って声を掛ける支配人。
気を失った彼女の肩を抱いたままガンは…

ガン:「アジョッシ(おじさん)、こ、これ、どうしよう。どうしたら?!」
支配人:「背負って連れてかなきゃ!」

さっとイギョン(ジ)を背負おうとする支配人ですが…
そこへすかさず腕を引っ張る奥方♪

支配人妻:「やめなさいよ~」
支配人:「どうして?」
支配人妻:「あなたがおんぶする女性じゃないわ」
支配人:「(照)」
支配人妻:「若いオッパがおんぶしてあげなきゃ♥」
ガン:「へ?」

+-+-+-+

イギョン(ジ)を背負って事務所へ連れて行くガン。
彼女をソファに寝かせると…

ガン:「婚約者だって?婚約者がいるのにミノ先輩にあんな真似したのか?」

静かに眠っている彼女を見つめるガン。

ガン:「婚約者がいるのにこんな格好でうろついてんのか」

彼女の顔を覗き込み、また慌てて離れ…。
そして、彼女の目から涙がこぼれていることに気づきます。

ガン:「本当に婚約者と友だちを見かけたのか…?」

+-+-+-+

店内ではみんなでイギョン(ジ)の経歴証明書の確認中。
確かにソウルホテルに勤めていたことが証明されます。

店に戻り、店員が持っている経歴証明書を奪い取ったガンは…

ガン:「解散!」

持ち場に戻る店員たち。

ガン:「(支配人妻に)奥さん、今日の賄いは?」
支配人妻:「いつも食べないでしょう?」

旦那様につつかれ、「あぁ~」と察した奥方。メニューを説明し、「どうして?」と聞きます。

ガン:「その… 1つ持って来て」
支配人妻:「誰に?」
ガン:「… ご飯も一緒にね」
支配人:「・・・」
ガン:「あ、ご飯大盛りで」

#ぐふふふふふふっ♥

+-+-+-+

目を覚ましたイギョン(ジ)。
辺りを見まわし、飛び起きた彼女は、自分に掛けてあったブランケットに気づきます。

イギョン(ジ):「ハン・ガンが掛けてくれたのかな?… しっかりしろって起こしもしないで。よかった、クビにならなくて」

そして、彼女の頭の中に蘇るミノとインジョンの姿。

イギョン(ジ):「私は事故に遭って病院にいるのに、ホテルの部屋で会うなんて!これまでも私に隠れてホテルで会う関係だったの?」

腹が立って思わず立ち上がったイギョン(ジ)は、走って店を出て行ってしまいます。

+-+-+-+

彼女が急にいなくなってしまった後、忘れていったカバンに気づくガンたち。
女店員が中身を出すのを止めるガンですが、持ち物の中にホイッスルが混じっているのに目がとまります。

彼が思い出したのはジヒョンとの出会い。
不良に絡まれているガンの元へ、ホイッスルを吹きながら走ってきたジヒョン…。

+-+-+-+

昼間のうちにアパートへ帰ってきたイギョン(ジ)は、ドアを少しだけ開けて眠りにつきます。
憑依が解け、急いで外に出るジヒョン。

+-+-+-+

ジヒョンがやって来たのは会社の前。
退勤する人たちの中にインジョンを探します。

その頃、インジョンは…

あるデスクの引き出しを開け、捜し物をしていました。
そのデスクには「広報室長 シン・ジヒョン」の名前が。

デスクのどこにも、捜し物は見つかりません。

+-+-+-+

会社から出てきたインジョンに続いてバスに乗り込むジヒョン。
「なんであんたがミノオッパと浮気を?」「ミノオッパがちょっかい出したの?」「あんたから好きになったの?」と、インジョンに聞こえない声を浴びせ続けます。

終始思いつめた表情のインジョン。

+-+-+-+

バスを降り、インジョンがやって来たのはジヒョンの家でした。
彼女が家に入るまでの間も、ジヒョンは「ホテルで話をしていただけなんでしょう?」と、何とか友だちを信じようと話しかけ続けます。

インジョンと一緒に門の中へ入れなかったジヒョンは迷わず短縮0番緊急信号を。
近所の屋根の上に現れて、彼女の様子を眺めていたスケジューラは…

スケジューラ:「はぁ… こんなことだと思ったよ」

そうして、声を掛けないまま見守ります。

+-+-+-+

ジヒョンの家に入ったインジョンは家政婦に「自分に構わないように」と伝え、ジヒョンの部屋へ入ります。

目に入らないように、自分たちの写真の向きを変え、引き出しを開けたその時…

ジヒョン母:「そこで何してるの?」

いつの間にかジヒョンの母がいるのに気づき、慌てて引き出しを閉めるインジョン。

インジョン:「お母さん!お休みになっているとばかり…」
母:「ベルの音で目が覚めたの。ジヒョンの部屋で何してるの?」
インジョン:「ただ… ジヒョンを思い出して来てみたんです」
母:「ジヒョンに会いたいなら病院に行かなきゃ。どうしてここに来るの?」
インジョン:「・・・」
母:「ジヒョンは病院にいるでしょう?」
インジョン:「ジ、ジヒョンはあんな状態だから…」
母:「ジヒョンは死んだの?」
インジョン:「・・・」
母:「死んだわけじゃないのに、どうして主人の許可もなしに勝手に入るの?」
インジョン:「・・・」
母:「出なさい。娘を… 死人にされるのは嫌よ」
インジョン:「… はい」

#本当にお母さんの言うとおり。娘を思う母親の悲しみ、そして憔悴しながらも毅然と断る信念が心に突き刺さります。

+-+-+-+

その頃、ジヒョンの父は主治医の元を訪れていました。
「いつまでも先の見えないまま待てとした言えないのか?」と医師に苛立つ父。

彼が病室へ戻って来ると、ミノが来ていました。
ところで… と「あの日、ジヒョンの土地契約はどうなった?」と尋ねる父。

ミノ:「無事終わらせました」
父:「そうか。なら、ヘミドの敷地の(売買も?)カタをつければいいな
ミノ:「それはお父様がなさらなければ」
父:「君に頼む。私はこの子のそばにいなければ。ミノ、君も辛いだろうが親ほどではなかろう」

+-+-+-+

ジヒョンが家の前で立ち往生するとインジョンが電話で話しながら出てきます。

インジョン(電話):「探せなかったわ、オッパ。お母さんがジヒョンの部屋に入らせてくれないの」

「何のこと?」と首を傾げるジヒョン。
インジョンはタクシーを呼び止め、走り去ってしまいます。

ジヒョン:「オッパ?インジョンのお兄さんは地方にいらっしゃるはずだけど」

+-+-+-+

「分かった。そうしよう」と言ってミノは電話を切り、またどこかへ電話を掛けます。

ミノ:「ジニョン、俺だ」

病室へ戻ったミノはジヒョンの父を説得し、自分がここで付き添っているから帰って休んでくださいと、ジヒョンの父を帰宅させます。

社長を車に乗せ、ミノに頭を下げる運転手。
ミノは車が走り去るのを見届けると、すぐさま自分の車に乗り込み、自分のマンションへ戻ります。

ミノのマンションの前ではジヒョンが待っていました。
「どう考えても理解出来ないわ。毎日メールしたり会いに来てくれたのに!」と部屋へ向かうミノに捲し立てるジヒョン。

ミノのマンションの暗証番号はやはりジヒョンの誕生日で…。

ミノがドアを開けた隙に一緒に入るジヒョン。
そこには…

彼を待っているインジョンがいました。

ミノ:「どうなってるんだ。詳しく話してくれ」
インジョン:「詳しく話すことなんてないわ」

ソファに横になっているインジョンの姿に愕然とするジヒョン。

インジョン:「さっき言ったことで全てよ」
ミノ:「(隣に座り)他に感じたことはなかったのか?」
インジョン:「疑っていらっしゃるわけじゃなかったの。ジヒョンのことが諦められないみたい」
ミノ:「確かなのか?」
インジョン:「ジヒョンのお母さんのことは分かるわ」
ミノ:「それならいい。…じゃあ適当に言いくるめれば良かったんだ。ジヒョンの部屋に置き忘れた物があるとか、貸してあるものを探しに来たとか」
インジョン:「ジヒョンのお母さんに言われて、頭が真っ白になったのよ」

全く話が理解出来ないジヒョン。

ジヒョン:「何のこと言ってるの?」

そのとき…

ミノ:「ジヒョンの印鑑、化粧台の引き出しにあるのは確かなのか?」
インジョン:「印鑑とか通帳、カードなんかはいつも化粧台の左の引き出しに入れてあるの」

ジヒョン:「私の… 印鑑?」

~~それは事故に遭う前~~

ミノに頼まれ、登記簿謄本と印鑑証明書、そして印鑑が入った封筒を渡したのをジヒョンは思い出します。

~~確かに印鑑らしきものが中に~~

ジヒョン:「あのとき印鑑も渡したのに、どうして探してるの?」

ミノ:「あのとき確認するべきだったのに…」

~~封筒を受け取ってビジネス相手に会いに行ったミノ~~

契約のため、持って来た印鑑を相手の弁護士?に一旦手渡したミノ。
押印しようとしてキャップを外したそれは… 印鑑ではなく、口紅だったのです。

「あ~、あのドジ」と、すぐさまジヒョンに電話を掛けるミノ。

確かにジヒョンに電話を掛けたはずが、電話の向こうからは男性の声が聞こえてきます。

ミノ:「シン・ジヒョンさんの電話では?え?事故ですって?」

~~という失態だったのでした~~

再び現在のミノの部屋。

ミノ:「(インジョンに)いくらドジでも確認もせずに印鑑を持って来るとは思わなかった」

ジヒョン:「オッパ、だから救急室にすぐ来たのね(ムカッ」

インジョン:「(ミノに)私、ジヒョンのお母さんがいらっしゃるときはもう行けないわ」
ミノ:「・・・。シン社長にあの日、無事契約を済ませたって言ったんだ」
インジョン:「そうだったの?!それでどうするの?」
ミノ:「勘づかれる前に印鑑を見つけなければ。ジヒョンの土地が残っていたら俺たちの計画は失敗だ。あの土地を引っ張り出すのにこれまでどんなに苦労したか」

ジヒョンに衝撃が走ります。

インジョン:「どうするつもりなの?」
ミノ:「(インジョンの手を握り)心配ない。方法を探ってみるから。帰って休むんだ。俺は病院へ戻らなきゃならないから。出るとき、人に見られないように気をつけて」

震える両手を握りしめるジヒョン。

ジヒョン:「二人で…何をやってるの?!お父さんに一体何をするつもり?!」

+-+-+-+

ジヒョンの父が家に帰ると、妻は妙に落ち着いた様子で荷造りをしていました。
ジヒョンの病室に泊り込もうと、自分の服をまとめているのです。

ただでさえ少しも眠れずにいる妻に「頼むからやめてくれ」と、彼女の肩を抱く夫。

ジヒョン母:「あなた、私は大丈夫よ」
ジヒョン父:「大丈夫じゃない。君は大丈夫じゃないし、ジヒョンだって困るんだ」
ジヒョン母:「・・・」
ジヒョン父:「まだ君に顔を見せる準備が出来ていないんだ、ジヒョンは!」
ジヒョン母:「まだ… そうなんですか?まだ私のことが分からないほど?」

夫はうつむいたまま言葉がなく…。

ジヒョン母:「何日も会っていないのに」

言葉が続かず、慌ただしく上着を脱いで「着替えを出せ」「風呂を入れろ」と言い始める夫。
妻は声を上げて泣き始めます。

ジヒョン母:「… ごめんなさい」
ジヒョン父:「・・・」
ジヒョン母:「あなた…。私、死にたいわ。ジヒョンより先に死んでしまいたい!」
ジヒョン父:「それじゃ私は?!」
ジヒョン母:「(泣)」
ジヒョン父:「・・・」

#ただただ涙。涙としか言えぬ

+-+-+-+

ミノのマンションの前に出てきて立ち尽くすジヒョン。
彼女の目から絶望の涙がこぼれます。

スケジューラ(声)「49日の間に、あんたを心から愛する3人を見つけるんだ。そうすりゃ戻れる」

胸元の涙のペンダントをそっと手にとってみます。

スケジューラ(声):「純度100%の涙を流す人がいたら、ここに溜めるんだ」

+-+-+-+

憑依が解け、今夜もコンビニで働くイギョン。
現れたタバコ男子に話しかけます。

イギョン:「いくらお渡しすればいいんです?」
タバコ客:「あ^^ やっと僕の顔覚えたんですね」
イギョン:「領収書ください」

てきぱきと精算を始めるイギョン。

タバコ客:「僕が誰だか、気にならないんですか?」
イギョン:「なりません」
タバコ客:「僕がなぜイギョンさんの事故現場にいたのか、それも?」
イギョン:「関係ありません」
タバコ客:「イギョンさんがなぜそこへ行ったのか、知っているとしたら?」
イギョン:「・・・」

初めてまっすぐ彼を見つめるイギョン。

タバコ客:「気になるなら尋ねるといい」
イギョン:「… お気をつけて」

笑顔でうなずいた彼は「また明日」と言ってお金の封筒を受け取り、帰って行きます。

彼を見送り、ふと髪に手をやったイギョン。
ん?
ゴワゴワだったはずなのに、いつの間にか指通りが良くなった髪に気づき、不思議に思うのでした。

+-+-+-+

朝。

勤務を終えて帰宅したイギョンは、そのまま布団に横になり、眠ってしまいます。

そんな様子を、部屋の隅っこでぼんやりと見つめるジヒョン。

携帯電話:「残り45日3時間29分です」

そして…

時計はおよそ6時。
イギョンが起き上がると、ジヒョンはまだそこに座っていました。

いつものようにカップ麺を食べ、壁にもたれてぼんやりするイギョン。
すっかり夜が更けるまで…。

ジヒョン:「オンニも… こんなことを経験したの?だから、こんなふうに暮らしてるの?」

着替えて出て行くイギョンを、ジヒョンは座ったままぼんやりと見送ります。

+-+-+-+

再び朝。

仕事から帰ったイギョンが布団に横になります。

携帯電話:「残り44日3時間29分です」

携帯電話がわずらわしくなり、思わず掴んで放り投げると、
それをキャッチしたのは突然現れたスケジューラでした。

スケジューラ:「全く…。今度は器物破損かよ。弁償できんのか?」
ジヒョン:「(放心状態)私… 緊急信号送ってないよ」
スケジューラ:「俺は呼び出された時だけ現れるわけじゃないぞ」
ジヒョン:「来てほしいときは来ないくせに…。うるさいから帰って」
スケジューラ:「どうしたんだよ」
ジヒョン:「… 全部知ってるじゃない」
スケジューラ:「あ~。あんたはこの世で無駄な人生送った。そういうこと?」
ジヒョン:「私… 生き返れそうにないわ」
スケジューラ:「そうか。エレベーター呼ぼうか」
ジヒョン:「(ドキッ)エレベータ?!」
スケジューラ:「いつ呼ぶ?11時にするか?この世にお別れする時間くらいはやるよ」
ジヒョン:「どういうこと?それってつまり、その… あの世へのエレベーターを呼ぶって?」
スケジューラ:「(眠っているイギョンを指差し)2日間この人の体に入らずに遊んでたろ。この世におさらばしようと思ってたんじゃないのか?」
ジヒョン:「わ、私がいつ?!いつそんなこと言ったのよ!」
スケジューラ:「あんたを心から愛する3人。いないんじゃないのか?」

携帯を取り出し、エレベータを呼ぶ素振り?を見せるスケジューラ。
ジヒョンは「ちょっと待って!」と慌てて立ち上がります。

ジヒョン:「だからってこんなことしなくても!まだ45日残ってるのに」
スケジューラ:「44日だからな!」
ジヒョン:「44日だったの?!」

彼女の肩を引き寄せるスケジューラ。

スケジューラ:「行こうぜ。これ以上この世で悲惨な物ばかり見てないで、次の生に進むんだ。ん?」
ジヒョン:「!」
スケジューラ:「11時にするからな」

「嫌よ!」ジヒョンは彼の手を振り払います。
厳しい表情で詰め寄るスケジューラ。

スケジューラ:「そんなに不真面目に使わせるために49日のチャンスを与えたんじゃない!」
ジヒョン:「… 真面目にすればいいでしょ」
スケジューラ:「全く…」

スケジューラは小さく溜息をつき、彼女を見つめます。

+-+-+-+

HEAVEN。

黙ってレコードを整理するガンの横で、イギョン(ジ)は落ち着かない様子で爪をはじいていました。

イギョン(ジ):「昨日無断欠勤して、そのくせ今日は遅刻までしました」
ガン:「(チラリ)」
イギョン(ジ):「私、どうかしてたんですぅ」
ガン:「あの日やめたんじゃなかったのか?」
イギョン(ジ):「(ハッ!)いいえ!それは絶対に違います!ちょっと… 言うに言えない私生活の問題が」
ガン:「・・・」
イギョン(ジ):「すごく辛い問題が起きてそうなっちゃったんです」

そんなイギョン(ジ)を見る目が穏やかになるガン。(←これが記事冒頭の画像です^^

ガン:「食事は?」
イギョン(ジ):「え?」
ガン:「ご飯食べたのかって」
イギョン(ジ):「いいえ…。2日間ご飯一膳だって食べられなかったんです」

… とその時、イギョン(ジ)のニットに引っかかっているカップ麺を一本つまみ上げる女店員orz

女店員:「これは何です?」
イギョン(ジ):「それは私が食べんじゃなくって…!」
女店員:「(ジロリ)」
イギョン(ジ):「それは”麺”じゃないですか」(ぷっw

カウンターの中の支配人に声を掛けるガン。

ガン:「おじさん、ご飯作ってやって」

そう言って、その場を立ち去るガン。

#かっけーーーーーーっ!惚れた!!!

イギョン(ジ)(心の声):「うわぁ、ハン・ガン、ありがとう。ホントにホントにありがとう!」

+-+-+-+

元気を取り戻したイギョン(ジ)はこれまでとは別人のような仕事ぶりを見せます。
にこやかに、そつなく客に対応し、テキパキと働く姿に目を見張るガン。

ガン:「… 計り知れない女だ」

+-+-+-+

ミノの電話が鳴ります。
発信者はジヒョンの友人、ソウ。

+-+-+-+

再びHEAVEN。

夜も深まり、すっかり落ち着いた店内。
椅子に腰掛けてテーブルを拭くイギョン(ジ)を、ガンはじっと見つめていました。

仲睦まじく食事を楽しむカップル客を、ぼんやりと眺めるイギョン(ジ)。

イギョン(ジ)(心の声):「私、どうすればいいの?何をどうしたらいいのかしら。何からすべきなのかな」

悲しそうな表情を浮かべるイギョン(ジ)から、ガンは目が離せません。

#何からすべき…って、目の前にいるその男からだー!!!!!!!!

深い溜息をついたイギョン(ジ)はふと自分を見ているガンに気づき、
ガンもまた我にかえって慌てて目をそらします。ワクワク♥

一生懸命カトラリーを磨き始めるイギョン(ジ)を再びみつめるガン。

そこへ…

店の中にソウとインジョンが入って来ます。
ちょうど男店員が出そうとしていたゴミを受け取り、憮然として外へ出るイギョン(ジ)。

+-+-+-+

店の外に出ると、そこでイギョン(ジ)はちょうど階段を上がって来たミノと出くわします。

彼に気づき、口をきゅっと結んですれ違おうとするイギョン(ジ)。

ミノ:「あの日はありがとうございました」

声を掛けられ、イギョン(ジ)は立ち止まり、振り返ります。

ミノ:「新しく入った方ですよね?ソン・イギョンさん」

キッと踵を返し、遠ざかろうとするイギョン(ジ)。

ミノ:「僕のこと、覚えてませんか?」
イギョン(ジ):「覚えてなきゃいけませんか?」
ミノ:「?」

笑顔が消え、言葉を失ったミノを背に、歩き始めるイギョン(ジ)の目から涙がこぼれます。

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店の中で相談を始めたミノたち。
ソウとインジョンが付き添いをすると申し出ている様子。
ジヒョンの父親が相当まいっているようだとソウが話します。

ミノ:「会社の仕事もあるのに死んでもジヒョンのこと人にお任せになれないから…」

そこへ声を荒げるガン。

ガン:「会社の問題じゃないだろ!下手したらジヒョンのお父さんまで倒れるかもしれない」
一同:「・・・」

会話が聞こえないイギョン(ジ)は、ウォーターピッチャーを手に、彼らの席に向かいます。

ソウ:「それでミノさんにジヒョンのお父さんを説得してもらいたくて」
ミノ:「分かりました。お父さんにお話しましょう」

ミノのグラスに水が注がれます。
一瞬、密かに交わされる、ミノとインジョンの視線。

インジョン:「私たちには任せてくださってもいいのに…」

水を注ぎ終わり、下がろうとするイギョン(ジ)。

ガン:「ところで、ジヒョンのお母さんは相変わらずなのか?」
ソウ:「うん。家で塞ぎこんでいらっしゃるの。食事も… 眠ることもできないって」

それを聞いたイギョン(ジ)。思わずショックを受けてウォーターピッチャーを床に落としてしまいます。
大きな音を立てて砕け散るガラス。

イギョン(ジ):「す、す、すみません…」

やっとのことで謝り、破片を拾おうとするイギョン(ジ)の手は小刻みに震え…
それを見たガンは思わずその手を掴みます。

ガン:「切れるだろ!」

出てきた支配人に「驚いたようだ」と話し、他の店員に片付けさせるようにと頼むガン。
支配人はイギョン(ジ)の肩を抱え、奥へ連れていきます。

それを見送り、席に戻るガン。

インジョン:「誰?見かけない店員ね」
ガン:「バイトだ」

ミノは立ち上がり、ガンと共に事務所へ向かいます。

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イギョン(ジ)は店の外に座り込んで泣きじゃくっていました。

イギョン(ジ):「ごめんね、お母さん…。お母さん、ごめんなさい!」

泣いている彼女のポケットで、携帯電話からスケジューラの声が聞こえます。
本物イギョンのため、アパートへ帰らなければいけない時間であることを知らせる声でした。

イギョン(ジ)はハッと我に返ります。

すっかり帰り支度をしたイギョン(ジ)は、自分が12時まで働くことになっていたことを初めて知った様子^^;
帰る許可を貰うため、ガンの元へ向かうのでした。

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事務所ではガンとミノが話をしている最中でした。

ガン:「先輩も経験がないようだけど、ヘミドの開発、進められそうなのか?」
ミノ:「ジヒョンのお父さんに言われたことだ」
ガン:「ジヒョンの… お父さん?」

そこへドタバタと入って来るイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「また申し訳ないんですが…(ミノをチラリ)」
ミノ:「・・・」
ガン:「何ですか?」
イギョン(ジ):「話があるんですけど、ちょっと外へ来てもらえますか?」
ガン:「!」
ミノ:「俺がいるとは知らずにいらっしゃったようだ。席を外そうか」
イギョン(ジ):「(ジロリ)」
ミノ:「ここでどうぞ。何の用ですか?」
イギョン(ジ):「私… 11時までしか働けないんです」

イラッっと来てグラスをテーブルに置くガン。

ガン:「12時までだって言ったけどな、俺は確かに!」
イギョン(ジ):「あの日はあんまりお腹がすいて… ちゃんと聞いてなかったんです」
ガン:「聞いてなかったから11時までにする。そう言うんですか?!」
イギョン(ジ):「そうじゃなくって!何があっても12時までに家に帰らなきゃいけないんです」
ガン:「・・・」
イギョン(ジ):「待ってる人がいるんですよ!私が帰らないと身動きできない… まぁ、そういう…」
ガン:「… 分かりました。帰って」

ガンの言葉に驚くミノ。

イギョン(ジ):「ホントに帰っていいんですか?でも、永遠に帰れって意味じゃないですよね?」
ガン:「全く…。夜11時退勤、午前11時出勤」
イギョン(ジ):「あぁ~^^」

「ありがとうございます!」と頭をぺこりと下げ、来たときと同じようにドタドタ走って去っていくイギョン(ジ)。

ミノ:「お前、何であの子にそんなに寛大なんだ?」

声が聞こえ、イギョン(ジ)は思わず立ち止まります。

ガン:「寛大って?どういう意味だよ」
ミノ:「飄々として上の空でも、仕事には厳しいだろ。自分の仕事もマトモに出来ずに、適当にやり過ごそうとする人間もひどく嫌うし。それにしては大目に見すぎなんじゃないか?」
ガン:「面倒見るために受け入れた人だからな」
ミノ:「面倒?何を?」
ガン:「まぁ、ちょっとな」
ミノ:「お前、ああいう女がタイプだったのか?」
ガン:「何だって?」
ミノ:「女に関心のないお前が探したいって言う女。どんな人なのか気になってたんだ。ああいうタイプか?」
ガン:「そんなんじゃない!」
ミノ:「・・・」
ガン:「先輩はどんな瞬間でもウィットとユーモアを忘れないんだな」
ミノ:「え?あぁ… そう見せようと思ってな。ジヒョンがそう望むと思うから」

ずっとひそかに会話を聞いていたイギョン(ジ)はミノの言葉がしらじらしく聞こえてたまりません。

ミノ:「ガン、ジヒョンならそうだと思わないか?俺が変わらず持ち堪えてくれるのを願ってるはずだ、ジヒョンは」

イギョン(ジ)(心の声):「違うわ!!!」

ガン:「そうだな。そうに決まってる、シン・ジヒョンは」

イギョン(ジ)(心の声):「違うって!絶対絶対違うわ!!!」

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外に出てきたイギョン(ジ)は怒りで手が震えていました。

イギョン(ジ):「オッパ、そんな人だったの?」

彼女の脳裏に印鑑の話をするミノの姿が蘇ります。

イギョン(ジ):「そうよ。私の印鑑。とにかく、それを持って行けないようにすればいいんだわ」

イギョン(ジ)は急いでアパートへ戻ります。

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イギョンのアパート。

カップ麺をすするイギョンを挟んで、ジヒョンがスケジューラに訴えていました。

ジヒョン:「私が物に触れるようにしてちょうだい」
スケジューラ:「?」
ジヒョン:「部屋に入って、印鑑だけ持ってすぐ出てくるから」
スケジューラ:「何突拍子も無いこと言ってんだ」
ジヒョン:「1日だけ!ううん、1時間だけでいいの。ソン・イギョンの体じゃ私の家に入れないでしょう?」
スケジューラ:「あんたに必要なのはレコーダーだな。(指でピッ!)”スケジューラは人間の事に関与しない”」

立ち上がるスケジューラを追うジヒョン。

ジヒョン:「あの人たち、私の土地を狙ってるの。ううん、土地以上よ。正確な内幕は分からないけど、お父さんの会社まで狙ってるみたいなの」
スケジューラ:「俺の知ったこっちゃないし」
ジヒョン:「じゃあ、あんたが行って印鑑だけ取って出てきてよ。ね?」
スケジューラ:「Repeat!”スケジューラは人間たちのことに関与しない!”」
ジヒョン:「それじゃ私はどうしたら?ねぇ、じゃ、私どうしたらいいのか…」
スケジューラ:「今度からこの部屋に俺を呼ぶなよ。ここに来ると気味が悪いんだ」
ジヒョン:「礼儀ってものがないの?」
スケジューラ:「ないね!帰るぞ」

帰りかけて振り返るスケジューラ。

スケジューラ:「(そっぽを向いたまま)”知は力なり。打てば開く”」
ジヒョン:「?」
スケジューラ:「そうだ、最近はみんな暗証番号使うんだってな。ピピピッ、ピロロン!」

スケジューラが消えた後、ジヒョンはピロロンと何か閃いたようです。

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翌日。
張り切ってガンのところへやって来たイギョン(ジ)は、また何やら交渉を始めます。

イギョン(ジ):「午後3時から5時までは店も暇ですよね?」
ガン:「それで?」
イギョン(ジ):「その間、元々私は必要ないバイトでしたよね?」
ガン:「いると余計ジャマになるバイトだけど」
イギョン(ジ):「・・・」
ガン:「… たぶんね」
イギョン(ジ):「・・・」
ガン:「何が言いたいんだ?」
イギョン(ジ):「私がこんなこと言ったからって、絶対クビにしちゃダメですからね!だって…」

ポケットから出したお金をテーブルの上に置くイギョン(ジ)。

イギョン(ジ):「あの日私にくれたバイト代5万2千ウォンからタクシー代なんかを引いた3万2千ウォンです」
ガン:「?」
イギョン(ジ):「私の全財産です。こんな私をクビにしたら、次の仕事が見つかるまで飢えて過ごさなきゃいけないんですから!」
ガン:「・・・」
イギョン(ジ):「それに… 今日、絶対行かなきゃいけない用事があるんです^^;」
ガン:「俺を脅迫してんのか?」
イギョン(ジ):「きっかり3時間で戻って来ますから!」
ガン:「無断欠勤に遅刻に、今度は外出まで…。エスカレートする一方だな」
イギョン(ジ):「3時間分のバイト代は貰いませんから♪」
ガン:「給与交渉まで?!誰が払うって言いました?」
イギョン(ジ):「行ってもいいってことですよね?(ペコリ)お言葉に甘えます!ふふっ」

再びドタバタと走って出て行くイギョン(ジ)。
そんな後ろ姿を見つめたガンは…

ガン:「ふっ、誰かさんみたいによく走り回るな」

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ジヒョンの家の前にやって来たイギョン(ジ)。

いつもどおりの時間に家政婦が外出した隙に、柵を越えて庭に入ります。
玄関の扉に近づき、中に気配がしないのを確かめたイギョン(ジ)は、暗証番号を…。

恐る恐る4桁目を押すと、見事カギがカチャッと開く音が聞こえます。
OK!

そっとドアを開き、中に入った彼女は、まっすぐ自分の部屋へ向かいます。

ミノの写真をじーーっと睨んだ彼女は、パタッとそれを倒し、久しぶりのベッドへ。

イギョン(ジ):「はぁ… こんなにいいものだって知らなかったわ」

ようやく印鑑を探し始めたイギョン(ジ)。
そこにあるとばかり思っていた化粧台の引き出しを開けると、そこに印鑑はありません。
ジヒョンのお金を見つけたものの、スケジューラに言われたとおり元に戻し…。

そこへ…

チャイムの音が鳴り響きます。

イギョン(ジ):「誰なの?こんな時間に来る人はいないのに!」

驚いて窓から覗くと、そこには門を開けて入って来るミノの姿がありました。

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ミノを迎え入れたのはジヒョンの母でした。

母:「ジヒョンの物を取りに来たって?」
ミノ:「ジヒョンが好きな物を持って行って病室に置こうかと。僕があげたプレゼントや、ご両親の写真のような物を… ジヒョンが見て元気が出るように」
母:「そんなことを考えつくなんて…」
ミノ:「僕の好きなように、いくつか選んで行ってもいいですよね?」
母:「もちろんよ。あの娘が好きな物はあなたが一番知っているでしょうから」

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ジヒョンの部屋では、イギョン(ジ)がまだ焦って印鑑を探していました。
母親の部屋を出て、ジヒョンの部屋へ向けて歩き出すミノ。

ゆっくり階段を上がり…。

イギョン(ジ):「どうしてないの?!」

彼女はまだ印鑑を見つけることが出来ません。

2階へ上がったミノは廊下を進みます。
部屋の前へやって来たミノは、ドアノブに手を…。

危機一髪!!!

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ここでエンディングです。
超爆速(酔った勢いとも言う)で訳したので、いい加減な部分が結構ありまするぅ~~!

 - 49日(私の期限は49日)