韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!セリフを題材にした文法解説も

メリーは外泊中6話あらすじvol.2

      2010/12/04

さて、ムギョルとチョンイン、直接対決の色が深まり、期待が深まったところで6話後半です。

パン室長が会社にも内緒で行っていた奴隷契約詐欺はメリーやチョンインの働きで無事解決。
そして、ムギョルはようやくJIエンターメントの仕事を受ける決心をします。

音楽面では協力し合うものの、メリーを巡っては譲歩する考えのない二人。

一方、メリーは急にムギョルを男として意識するようになり、チョンインに対しても一緒に働くうちに親しみを感じるようになっていました。

それでは続きをどうぞ。

※結構あちこち行き詰まっちゃって…すみません、かなりいい加減な訳で申し訳ないです。

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初めてJIエンターテインメントのスタジオにやってきた”完全無欠”のメンバー。
用意されている楽器や機材に感動します。

リノ:「カン・ムギョル、お前のおかげだよ。俺にもこんな日が来るなんてな」
レオ:「ムギョル兄、ホントにありがとう!俺、泣きそうだよ」
リノ:「俺たち、絶対ここでアルバムレコーディングしような」
ムギョル:「^^」

そこへ入ってきたチョンイン。

チョンイン:「お気に召しましたか?」

ちょっと気まずいメンバーたち。

チョンイン:「必要なモノは外に置いてありますから、自由に使ってください。他に必要なものがあればいつでもおっしゃってくださいね」
メンバーたち:「あ、はい^^;」
チョンイン:「これからは最善を尽くしてバックアップします。そして、今から僕は完全無欠バンドの5人目のメンバーになるつもりです」
一同:「・・・」
チョンイン:「(ムギョルに)単なるマネージャーではなく、真の音楽的同志として… 共にやっていきましょう」

穏やかな表情でチョンインを見つめ返すムギョル。
メンバーたちも「え、えぇ、一緒にやりましょう」と口々に答え、ようやく少し雰囲気も和んできます。

そこへ慌てた様子でやってきたスタッフに呼ばれ、チョンインはスタジオを出て行くチョンイン。
スタッフは小さな画面を彼に見せ…

スタッフ:「たった今、記事があがったんですが…」

イアンとソジュンの写真が大きく並んだその記事には、『イアン、ソジュン熱愛説-誕生日パーティ深夜デート 恋人役でドラマ<ワンダフルデイ>で共演』と…。

+-+-+-+

そのころ、当のイアンとソジュンも人気のない駐車場に。
ソジュンの車の中で二人並んでいました。

同じ記事を眺めるソジュンは…

ソジュン:「話は何?さっさと言いなよ」
イアン:「スキャンダルになったんだからさ、いっそのこと俺たち恋愛しようぜ」
ソジュン:「これしきの記事が何だって言うのよ。あたしのことは気にしないで、作品をまともに作ることだけ考えな」
イアン:「なぁ、ワンダフルデイはもうオジャンだ。終っちまったから抜けようぜ。俺はCFで一年に5億稼ぐのに、3ヶ月も待てば1億の損害なんだ」

#単純な疑問:ドラマ待ってる間、CFにも出られないの?

ソジュン:「ねぇ、パン室長がそう言ってるの?あんた、いつまでパン室長の言いなりなわけ?」
イアン:「 俺のモデル時代から一緒に出発したヌナなんだ。最後まで一緒にやるつもりだから」
ソジュン:「笑わせるわ…。とてつもない義理ね。そのくせ、作品に対する義理は何でないのよ?」
イアン:「何だって?(サングラスを外し)お前、チョンイン代表と義理で繋がってるのか?」
ソジュン:「言ったわよね。私はこの作品に賭けるって」
イアン:「正直に言えよ。お前、チョンイン代表とどういう仲なんだ?」
ソジュン:「(呆)降りて。行きな、早く」
イアン:「分かったよ。俺は抜けるからせいぜい一人で頑張りな」

車を降り、隣に停めてあった自分の車に乗り込むイアン。

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俳優に会いに出かけようとしたチョンイン。そこへ父から呼び出しの電話が入ります。
表情を厳しくするチョンイン。

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メリーがチョンインのデスクの上を整理していると、慌ただしくソジュンが入ってきます。

ソジュン:「代表はどこにお出かけですか?電話しても出てくださらないんだけど」
メリ:「大事な外部会議がありまして」

なるほど… とうなずくソジュン。

ソジュン:「ムギョル、カッコイイでしょ?」
メリ:「え?」
ソジュン:「あまりハマらないほうがいいわ。ムギョルは元々断れない性格だから、みんな受け入れるタイプなの。だから1ヶ月も持たないんですよ」
メリ:「ご心配なさらないでください。絶対そんなことはないですから」
ソジュン:「(微笑)ウィ・メリさんはすごくいい人だと思うから、後々傷つくんじゃないかと思って…」
メリ:「・・・」
ソジュン:「私、ボーカルトレーニングを受けに来たから、代表にそうお伝え下さいね」
メリ:「はい」

複雑な表情でソジュンを見送るメリー。

+-+-+-+

父の元へやって来たチョンイン。

父:「ドラマの進行状況はどうなってる?」
イン:「新しい方向性を探っているところです」
父:「やっかいな俳優が一人いると聞いたが」
イン:「・・・。」
父:「事業の成否は人をどう扱うかにかかっている。懲らしめる時は確実にやってこそ後の面倒もなくなるんだ」
イン:「肝に銘じます」
父:「よし。ひとまずお前を信じるとしよう。それはそうと、メリーとはどうだ?」
イン:「毎日昼食を共にしています。ドラマ制作の仕事も一緒にしていますし」
父:「そばにいる時間が多いほうがいい。引き続き常に努力するんだ。これがお前にとって最後の機会だと思って、一時でも気を抜いてはいかん」
イン:「はい、父さん」

+-+-+-+

チョンインはメリーを連れて車で出かけていました。

チョンイン:「元々は僕が付き合うつもりだったんですが、このところ仕事が多くて…。ソジュンさんのボーカルトレーニングはカン・ムギョルさんにしてもらうことになりそうです」
メリ:「・・・」
チョンイン:「あ、あの二人の関係のことで不愉快なら再調整します」
メリ:「いいえ、大丈夫です。業務上の練習なんですから」

そのとき、チョンインの電話に着信が。
イアンとソジュンの記事でPDから連絡が入った様子。報告を聞き「ご苦労でした」と電話を切るチョンイン。

メリ:「ソジュンさんのスキャンダルのことでしょう?それでも昨日よりはかなり静かになってましたよ」
チョンイン:「広報チームをすぐに動かしはしましたが、まだ安心できる状況ではないですね」
メリ:「はぁ…。ドラマを作るのってホントに途方も無いことみたいです…。始まる前からこんなに難しいことが多いなんて知りませんでした。俳優への対応からして、代表、すごく大変でしょうね」
チョンイン:「大丈夫ですよ。(メリーの顔を見て)まだガマンできる範囲内ですから」
メリ:「わぁ…。すごいんですね」
チョンイン:「^^」
メリ:「ところで今日の昼食は遠くまで出掛けるんですね」

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向い合って昼食を取っている二人。
チョンインはいつの間にか考えに耽っているようで…

メリ:「この業界の人たちってホントに義理がない気がします。ドラマが編成に漏れたからって台本を修正して、俳優たちも逃げ出して」
チョンイン:「・・・」

ふと我に返って顔を上げるチョンイン。

#彼はときどき一瞬見せる素の表情がいいですね~^^

チョンイン:「あ…。たくさんの人の利権が絡んでいますからね」
メリ:「考えてみたんですけど、元々の計画通りドラマを作ってしまって、みんなの目の前に出せたらいいのにな…って思うんですよ」
チョンイン:「!」
メリ:「ドラマって元々編成が確定してから作り始めるんですか?」

メリーの言葉にハッとし、黙って彼女を見つめて考えるチョンイン。
思うまま話したメリーはチョンインの頭の中を知る由もなく、キョトンとした表情で見つめ返します。

+-+-+-+

食事を済ませた二人。

チョンイン(電話):「ありがとう、ソジュンさん。詳細は事務所で話しましょう」

チョンインが仕事の電話をしている間、メリーは先に外へ出て待っていました。
ポツンと立っているそのレストランの周りには、風に吹かれて勢い良く回る無数の風車。

チョンイン:「すみません。随分待ったでしょう?」
メリ:「いいんです。秋の風景を眺めていたので」

すぐに車のドアに手を掛けようとしていたチョンインは、メリーの言葉に顔を上げ、辺りを見回します。

チョンイン:「時が経つのは早いですね」
メリ:「えぇ。紅葉狩りもまともに出来ないまま、秋が過ぎていきますね」
チョンイン:「・・・。」

自分もメリーと同じように車にもたれかかるチョンイン。

チョンイン:「仕事が終わったら、主に何をして過ごすんです?」
メリ:「どうして?」
チョンイン:「ライバルだからですよ」
メリ:「・・・」
チョンイン:「二人がどんなデートをするのか気になって」
メリ:「特別にデートするようなことはないんです。ムギョルはギターの練習をしなきゃいけないし、私はドラマが好きだから、だいたい家にいるんですよ。ご飯作って食べて、掃除して…」
チョンイン:「カン・ムギョルさんも料理ができるんですか?」(←何の参考にするんだ?
メリ:「え?… あ、もちろんですよ。家事もよく手伝ってくれるし、すごくいい夫なんですから」
チョンイン:「・・・」

+-+-+-+

そうして訪れたムギョルの家で大量のゴミを拾い集めるメリ。
ムギョルに説教電話中です。

メリ:「ちょっと、あんた何で全然掃除しないの?掃除しないなら散らかさないでよ」

ムギョルはJIエンターテインメントのレコーディングスタジオにいました。

ムギョル:「誰がお前に掃除しろって言ったよ。俺は散らかってても平気だって」
メリ:「散らかるにも程があるよ。人間として恥ずかしくないの?」
ムギョル:「小言並べる気か。俺は仕事中なんだ」
メリ:「仕事いつ終わるのよ。ご飯食べてくるの?」
ムギョル:「いや、家で食うわ。(つぶやくように)あぁ~テンジャンチゲ食べたいな…」
メリ:「うん、じゃ、作っとくよ!寒いからフラフラしてないで早く帰っておいでね」

電話を切り、なんだかウキウキと掃除の続きを始めるメリー。
ゴミを拾ううちに、編みかけの青い手袋に気づきます。

綺麗に片付いた部屋であっという間に完成する手袋。
そのとき、ちょうど鍋がぐつぐつと沸くいい音が…。

+-+-+-+

スタジオではソジュンの歌う「My Precious」が。

#決して彼女の歌が悪いとは言わないけど、あれだけ印象的な場面で先にムギョルの「My Precious」を聴かせておいて、今になってソジュンに歌わせるのは酷ですよね~。
以前のシーン同様、ソジュンとムギョルを強く印象づける曲ではあるけど…。

#それにしても、ムギョルがブースの向こうで見つめてるっていう構図が萌え

途中で曲を止めたムギョル。

ムギョル:「なかなかいいよ」
ソジュン:「そう?私うまくやれてるかな?」
ムギョル:「上々だよ。俺の曲だからって真似しようと思わないで、今みたいに自然に、お前の声と感性を歌に注いでみろよ」
ソジュン:「分かった。もう一度やってみるね」

そこに、ムギョルの携帯の着信音が。
携帯の画面いっぱいのテンジャンチゲの画像の下には、「ぐつぐつ煮えるテンジャンチゲ完成」のメッセージ。

思わず、ムギョルの顔に笑みがこぼれます。

ムギョル:「(ソジュンに)今日はここまでにしよう」

+-+-+-+

帰り支度をするムギョルのそばにやってきたソジュン。

ソジュン:「ありがと。あんたとこうやって気楽に会えて嬉しいよ」
ムギョル:「俺もだ」
ソジュン:「あんたに彼女がいたらクールじゃいられなかったわ」

一瞬、片付ける手が止まるムギョル。

ソジュン:「ホントにずっと結婚する気ないんだよね?」
ムギョル:「俺は結婚なんかしない」
ソジュン:「ふふっ♪ さすがカン・ムギョル。おばあちゃんになってもあんたといい友だちでいられそうだね」
ムギョル:「・・・」

+-+-+-+

イン父に呼び出され、謎の屋上(笑)にやって来たメリ父。
手渡された写真には、メリーがエプロンをつけ、ムギョルの家のゴミ出しをする姿が写っていました。

イン父:「確実に引き離したと言っていたが、嘘だったのか」
メリ父:「わざと嘘をついたわけでは…」
イン父:「言い訳するつもりか!」
メリ父:「・・・」
イン父:「お前の信用は崩れた。方法は私が考えよう」
メリ父:「会長、それはちょっと…」
イン父:「(ジロリ)」
メリ父:「・・・」

イン父が去った後、彼は娘に電話をします。

メリ父:「メリー、今あいつの家にいるんだろ。そこでじっと待ってろよ!」

+-+-+-+

ソジュンの車で家の前まで送ってもらったムギョル。

ムギョル:「送ってくれなくて良かったのに、ありがとな」
ソジュン:「寒くなったから。あんた、寒いの苦手でしょ」
ムギョル:「疲れただろうから帰って休めよ」
ソジュン:「そうする。次の練習の時には実力を見せるよ^^」

微笑んでドアを閉めるムギョル。

#ソジュンといるときのクールで落ち着いたムギョルもとっても好き^^

家のシャッターを上げようとしたとき、「浮気者!」とムギョルに飛びついたのは…メリ父。
運悪く、ソジュンに送ってもらったのを目撃されてしまったのです。

「また何ですか?」とキョトンとするムギョルに有無を言わさず一緒に入るメリ父。

+-+-+-+-

食卓の準備をしているメリーの前に現れたのは、腕を組んだ父とムギョルでした^^;
「何してるの?」と慌てて引き離し、「大丈夫?」とムギョルにくっつくメリー。

メリ父:「(メリーのエプロンを見て)おい、今すぐこんなもの脱がないか!男は外で女に会ってるというのに、お前は嫁稼業か!!!」
ムギョル:「やめましょーよ、おじさん」
メリ父:「何だと?おじさん?君は全く!」

じーっと二人を睨む父。

メリ父:「どう考えても怪しい。勝手に結婚したんなら、許してくれと手もみして謝るもんだけどね、堂々とし過ぎでしょう!明日、正式に私を訪ねてちゃんと挨拶なさいよ!」
メリ:「お父さん、100日契約したでしょ?!おまけに正式に挨拶しろだなんて」
メリ父:「それはそれだ!」

素知らぬ顔で髪を触っているムギョル。

メリ父:「その女みたいな髪もちゃんと切って来なさいよ!」
ムギョル:「イヤっすね」
メリ父:「何ですと?イヤだって?」

慌てて父に駆け寄るメリー。

メリ:「お父さん、ムギョルにとって髪は命なんだよ、命」
メリ父:「女みたいな髪が全く見てられないんだ!!!」

うんざりしたムギョルの目にとまったのは、ピッチピチのジャケットの前ボタン。
今までも相当だったけど、これは最強w

ムギョルは思わず吹き出します。
下を向いて震えているムギョルに、ぎくっとしてお腹を引っ込めるメリ父。

メリ父:「また何を見て笑ってるんです?また!」
ムギョル:「(真顔で)いいんです」

結局、チゲを食べずにまた外へ出て行ってしまうムギョル。
引きとめようとした父をメリーが止めます。

父:「あいつ、お前より髪の方が大事だってんだろう?」
メリ:「お父さん!お願いだからムギョルのこと放っておいてよ」
父:「あ~全く!そうしたいけど父さんもツライんだ」
メリ:「どうして?どういうこと?」
父:「今までお前には話さなかったけどな、ソク先輩がお前とチョンインを早く結婚させたがって、あいつをさっさと引き離せってうるさいんだ。写真までこうやって」

ポケットから写真を取り出して証拠を見せるメリ父。

メリ:「おじ様がさせたことだったの?!」
父:「うん。あいつのおかげで気が気じゃない。やせ細って仕方ないよ」
メリ:「これ以上はダメよ。おじ様にお会いしなきゃ、今すぐに!」

+-+-+-+

メリーとイン父は向きあって座っていました。

メリ:「契約を提案なさったのはおじ様の方ですよね。公正に100日の時間をくれるとおっしゃっていながら、こんなことをなさるとは思いませんでした。これまでおじ様に良い感情を持っていたのに、すごくガッカリしました」
メリ父:「おい、メリー。目上の方に何を言うんだ!」
イン父:「すまなかった。メリー」
メリ父:「?!」
メリ:「約束を守ってください。そうしてこそ最後まで契約をやり通せるんです」
イン父:「(うなずき)そうだな」
メリ父:「?!」
メリ:「ムギョルのこともそっとして、お父さんのこともこれ以上苦しめないでください」
メリ父:「(ドキドキ)」
イン父:「そうしよう」
メリ父:「(ニンマリ)」
メリ:「それから、借金を返してくださっただけで十分ですから、これ以上の支援はしていただかなくていいんです」
メリ父:「おい、メリー、それはな」
イン父:「そうだな、分かった。これから君の言うことは必ず守るから、失望させたこの私を許してくれ」
メリ:「・・・」

+-+-+-+

翌日。
公園でムギョルと待ち合わせていたメリー。
電話ではすぐそばに来ているというムギョルの姿は見えません。

キョロキョロするメリーの肩をトントンと叩いたのは、髪を短くして黒く染めたムギョルでした。

ムギョル:「メリークリスマ~ス^^」
メリ:「カン・ムギョル!一体どうしちゃったの?!」

あたふたするメリーの反応に、ニッコリ微笑むムギョル。

+-+-+-+

メリ父はトッポッキを調理しながら首をかしげていました。
ムギョルは本気なのか…と。
奥のテーブル席では向きあってお茶をすすっているメリーとムギョル。

荷物を抱えて店先まで出てきた二人は…

ムギョル:「ご馳走さまでした。これで帰ります」
メリ父:「あーあー、そうですか」
メリ:「約束通り髪切ったんだから、正式挨拶はクリアってことでいいよね?」
メリ父:「… あ、あーそうだな」

メリ父の顔をみつめ、ぐーっと身を乗り出し、微笑んだムギョルは…

ムギョル:「もう僕のこと訪ねていらっしゃいませんよね?」
メリ父:「そうですね。しっかり約束は守りますから」
ムギョル:「それじゃお疲れ様っす^^」

メリーの肩にガシッと手を回したムギョル。

ムギョル:「行こう、ハニー!」
メリ:「あ、うん、ダーリン」

肩を組んで去っていく二人を見送り、メリ父はまだ狐につままれたような表情。

メリ父:「髪が命より大事だって言ってたのに。あいつ、ホントにメリーのこと愛してるんだな」

+-+-+-+

家に帰り、ベッドの上に荷物を放り出したムギョルは、ガックリうなだれた様子でそこへ座り込みます。

メリ:「ありがとね。おかげで疑いは晴れたけど、どうしたらいいの?あんたの髪…」

ムギョルは深~いため息。

メリ:「一生懸命伸ばした髪だったのに、あたしのせいでホント… ごめん」

彼女はカバンから出した箱を「プレゼント」と言ってムギョルに差し出します。
彼が蓋を開けると、そこに入っていたのは完成した手袋でした。

ムギョル:「あ、手袋できたんだな」

すぐにはめてみて、「あったかいな」と呟くムギョル。

メリ:「でもさ、嫌だって言ってたのに、どうして突然何も言わずに髪切ろうと思ったの?」
ムギョル:「メンドくさいから。そうじゃなきゃまたお前ん家の父さんが来て困らせるだろ」
メリ:「髪切るって先にあたしに言ってよ!昨日お父さんが大騒ぎしたから、昨夜のうちにカタつけたんだから」
ムギョル:「?」
メリ:「お父さんも代表の側も契約期間が終わるまであんたに関わらないって」
ムギョル:「…! おぃ、何で今頃言うんだよ!!!」
メリ:「そんな!あんたが何も言わずに切っちゃうからでしょ!はぁ… どうしよう」
ムギョル:「・・・」
メリ:「ホントに… ごめん」

メリーは短くなったムギョルの髪を撫でます。

メリ:「惜しくてたまらないよ…」

その手を払いのけて立ち上がったムギョル。

ムギョル:「おい!!!ウィ・メリ!!!」
メリ:「… ぅん」

いきなりウィッグを外したムギョルは、隠していた自分の髪をほどきながら…

ムギョル:「(声を和らげて)さっさと言えよ~」
メリ:「あんた… 何?」
ムギョル:「何って、俺が大事な髪切るわけないだろ」

外したウィッグは呆然と立ちすくんでいるメリーの頭の上に^^

+-+-+-+

チョンインはイアンを呼び出していました。

イアン:「朝から会おうだなんて、どうなさったんです?」
チョンイン:「スケジュール関連でイアンさんに直接お会いして整理したいことがありまして」
イアン:「・・・」

+-+-+-+

JIエンターテインメントに贈られたオープン祝いの花が次々と運び込まれます。
テーブルが並べられ、その上には飾られる上品な花。

メリーは会場の設営状況をチェックして回ります。
そこへマイクが設置された奥のスペースから慌ただしく出て来たチョンインはメリーに声を掛け、準備の進み具合を訪ねます。

メリーの報告を聞き、「残りも頼みます」と立ち去ろうとしたチョンインを呼び止めたメリー。
彼の歪んだネクタイを丁寧に整えます。
その間、じっと彼女に身を任せるチョンイン。

#このときの一連のチョンインの目の動きに激しく悶える

メリ:「代表、最近忙しすぎるみたいですね」

彼女が整えてくれたネクタイをそっと触ってみたチョンインは…

チョンイン:「最近やることが多くて…」

+-+-+-+

今度はムギョルのいるスタジオへやって来たチョンイン。

ムギョル:「俺らにオープンパーティで演奏しろっつーんですか?」

チョンインは黙ってうなずきます。
声の聞こえないまま隣のブースで言いたい放題のメンバーたち^^;

+-+-+-+

すでにパーティー客が集まっていました。
スイッチを切り替えて、客の前に現れたチョンインはまずイ作家の元へ。
隣にいたソジュンは小声で「うまく行きましたか?(かな?)」とチョンインに確認します。
「うまく行きそうですよ」と微笑むチョンイン。

そこへイアンとパン室長が現れます。

パン室長:「オープンおめでとうございます!ドラマの大ヒットも祈ってますわ!」
イ作家&ソジュン:「・・・・・・」
イアン:「あ~、編成のせいで残念なことになりましたね。半年の間にどうにか進行すれば一緒に一旗あげたのに」

握手の手を差し出すイアン。
チョンインはそれに応じながら…

チョンイン:「その約束、いつでも有効です」
イアン:「もちろんですよ、代表」

そのとき、「そろそろご挨拶を」とスタッフにうながされたチョンインは、離れたところから見ていたメリーに視線を送り、マイクの方へと向かいます。
拍手で迎えられたチョンインは…

チョンイン(挨拶):「ありがとうございます。私どもJI企画の真の姿は創立作品として準備中である若者の音楽ドラマ「ワンダフルデイ」にあります。その始まりをお知らせする今日、私は皆様に重大な発表をしようと思います」
一同:「?」
チョンイン:「ワンダフルデイは… 事前制作の方式で制作いたします」

どよめく会場。
イアンとパン室長は驚いて顔を見合わせます。
それとは対照的に、晴れ晴れとした表情でチョンインを見つめるイ作家。
そんなイ作家の嬉しそうな顔をソジュンが静かに見つめます。

チョンイン:「私どもの意思は作品に対する信頼だと考えます。編成に組まれないという難しい状況でこのような決定を下すことが出来たのは、同じ船に乗った同志たちの積極性のおかげです。まず最初に感謝すべき方は俳優イアンさんです」
イアン:「!!!」
チョンイン:「多忙なスケジュールの中で私どもに6ヶ月という時間をくださったので、このような決定ができたのです。皆さん、俳優イアンさんに熱い拍手をお願いします」

皆に拍手され、もう笑顔で応えるしかなくなってしまったイアン。
ソジュンもチョンインの強引な作戦に思わず笑い、一緒に拍手を送ります。

チョンイン:「それから、作品を信じて支持してくださった俳優ソジュンさん、そして何よりも、素晴らしい作品を書いてくださった我らがイ・ガヒョン作家、感謝を申し上げます」

さらに会場を包む温かい拍手。

チョンイン:「私どもが持っているのは素晴らしい俳優と16冊の台本だけです。これまで準備してきた具体的な計画は今後お知らせすることにし、今日は作品の心を担う音楽を披露いたします。音楽を通してワンダフルデイの可能性を感じていただけることを願います」

拍手の中で静かに礼をしたチョンインは、後ろで聞いているメリーに視線を送ります。
穏やかに見つめ返すメリー。

チョンインがステージを降りると共に、突然鳴り始めたギターの音と取り払われる幕。
そこに登場したのは『完全無欠』でした。

照明は青くなり、雰囲気は一変します。

流れてきたのは「お願いMyBus」。

#この曲が一番好きだ^^

ムギョルたちの演奏に会場の客たちはあっという間に魅入り、
ぞくぞくと前の方に人が集まります。

#後ろの3人ガンバレー!って真剣にハラハラしてしまった。
リノの虚ろな表情がえらく不安感を煽るんだよ。
たぶんクールな表情のつもりなんだろうなw

演奏が響く中、会場を後にするイアンとパン室長。

ムギョルの正面、後ろの方でじっと演奏を聴いていたメリーの隣に、すっとチョンインが歩み寄ります。

メリ:「どうして教えてくださらなかったんですか?驚いたでしょう?」
チョンイン:「驚かせたかったんです」
メリ:「 何ですか~」

メリ:「とにかく、客観的にカッコよかったですよ!」
チョンイン:「… 客観的に?」
メリ:「えぇ!」

話しながらじっとムギョルを見つめるチョンイン。

チョンイン:「カン・ムギョルさん、カッコいいですよね」
メリ:「何って?」

メリーに聞こえるように、彼女の耳元へ顔を寄せるチョンイン。

チョンイン:「カン・ムギョルさんは同じ男性から見てもカッコいいって!」
メリ:「あぁ、えぇ!」

今度はメリーがチョンインの耳元へ顔を寄せます。

メリ:「ムギョルは音楽やってるときが一番カッコいいんです!」

歌うムギョルの真正面で顔を寄せ合う二人。
話していることはムギョルのこと…。

ムギョルを見ていたソジュンは、何となく彼の様子が気になって視線の先を振り返ります。
そこには親しげに話すメリーとチョンインの姿。

+-+-+-+

演奏が終わった後、ムギョルはサインを求める女性客に囲まれていました。
その様子を嬉しそうに眺めているイ作家、ソジュン、チョンイン。

ソジュンとイ作家はチョンインの決断を賞賛し、チョンインは二人の理解に感謝の言葉を伝えます。
イ作家が席を外した後、パーティーの成功を喜ぶソジュンに「カン・ムギョルさんの力が大きかったようですが」とムギョルを褒めるチョンイン。
ソジュンも”完全無欠”が陽の目を見たことを喜びます。

メリーが通りかかったことに気づいたムギョルは、女性たちに囲まれたまま、視線で合図を送ります。「あっちで待ってろ」と。
合図通りメリーが奥へ下がると、ムギョルもすぐに後を追います。

+-+-+-+

関係者への挨拶を終えたイ作家は…

イ作家:「ところで、さっき演奏したバンド、どうやって見つけてきたんです?ホントにカッコ良かったわ」
チョンイン:「^^」
イ作家:「俳優以上よ。第2の主人公として出演してもらうのも良さそうね。あ!撮影の時、実際にインディーズバンドのライブもやりましょうよ」
チョンイン:「えぇ、OST制作の際にその部分についても話すつもりでした」
イ作家:「(うなずき)台本を修正するとき、インディーズバンドのことをもっとリアルに調べたいんだけど、彼らにお願いできると嬉しいですね」
チョンイン:「それなら、先生にご挨拶させましょう」

一旦作家の元を離れ、ムギョルの姿を探すチョンイン。
彼の目に入ったのは、隅っこで様子を伺いながら会場を出るメリーの姿でした。

+-+-+-+

人のいないスペースへやって来たメリー。
そこにはすでにムギョルがイライラして彼女を待っていました。

メリ:「人の多いところで呼び出すなんて、バレたらどうすんの?」
ムギョル:「なぁ、お前こそ、人が多いところで何のマネだよ!」
メリ:「あたしが何をどーしたって言うの?」
ムギョル:「チッ、おめでたいな。演奏中ずっとコソコソ喋りやがって…。目障りで集中出来なかったろ!」
メリ:「何よ。嫉妬してるの?」
ムギョル:「はぁ… 嫉妬じゃなくてさ、これはただのライブじゃないだろ。仕事してるのか恋愛してるのかどっちだよ?」
メリ:「他の話じゃなくて、あんたの音楽のこと話してたんだよ」
ムギョル:「だから!演奏中は音楽を聞くべきだろ、何でそこで話すんだ!!!」
メリ:「もう!偏屈だよ、カン・ムギョル」
ムギョル:「!」

イライラが最高潮になったところに、ちょうどやって来たのはチョンインでした。
とりあえず、さっとムギョル側に移動するメリー。

チョンイン:「お二人はここだったんですね」
メリ:「話をしてたんです」

チョンインの視線の先には、ムギョルの腕にしっかり回したメリーの手。
ムギョルはするりと腕を抜いたかと思うと、メリーの手を握ります。

ムギョル:「静かなとこ行こうぜ」

チョンインの横を通り過ぎようとした二人に…

チョンイン:「会社では…」

立ち止まる二人。
チョンインは二人の方を振り返ります。

チョンイン:「… 保安を維持することになっていたのでは?」

ムギョルも彼の方を振り返ります。

ムギョル:「それで演奏中ずっと見せつけるようにくっついてたのか?」
メリ:「やめてよ、カン・ムギョル」

メリーの手を引き、その場を去ろうとしたムギョルですが、
その瞬間、メリーのもう一方の手をチョンインが掴んで引き止めます。

メリ:「何なさるんですか、代表」

引っ張ろうとして動かないメリーに、ムギョルはメリーでなく直接チョンインの方を振り返ります。
メリーを間に挟んだ二人は、お互いを睨んだまま視線を逸らそうとはしません。

メリ:「二人ともどうしちゃったんですか、ホント!」
ムギョル&チョンイン:「・・・」

そこへ…

チョンインを探してやってきたPD。

そして…

続いてやって来るソジュン。

その後に続いて他のスタッフたちまで…。
みな、3人の状況を見て言葉を失います。

仕方なく、その手を離したのはチョンインでした。

ソジュンの視線は、固く握られたままのムギョルとメリーの手に…。
驚いてムギョルを見ると、ムギョルは彼女から目を逸らします。

ソジュン:「あなたたちどうしたの?」

メリーはムギョルに握られた自分の手をすっと外します。
そこへぞろぞろとやって来たのは、唯一事情を知っている完全無欠のメンバーたち。

チョンイン:「僕から説明しましょう」
ムギョル:「結構です」

ここは引き下がったほうが負けですね…。

ムギョルはメリーの手を引き、チョンインの前に進み出ます。
そして、つないだその手を高々と上げ…

ムギョル:「俺の女です」

驚く面々。
メリーも驚いて彼を見つめます。

ムギョル:「俺たちは結婚してるんですよ」

ムギョルの口から出てしまった言葉に、思わず目を閉じるチョンイン。
「結婚」の一言に、ソジュンも愕然とします。

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ここでエンディングです。

フォトカード付き☆【韓国音楽・韓流・韓国ドラマ・ドラマOST・韓流スター・ムン・グニョン・キム・ジェウク】[KI]…

その場を収めるだけなら「付き合っている」と言うだけでも十分だったと思いますが、「結婚している」とまで言ってしまったのは、間違いなくチョンインに決定的な打撃を与えたいという感情から。

ムギョルとチョンインがメリーと男のプライドを賭けて火花を散らす姿に、一気に心が踊りますね^^
やっぱり二人がバランスよくそれぞれの魅力を発揮してくれると俄然面白さが違うと思う。
あれですよ、「オオカミの誘惑」みたいな感じでね^^
だから、そういう意味で「どうしてメリーが二人の男に?」なんて疑問が沸いちゃうくらいの方がいいのです(笑

いつも長文を最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログへのコメント、TwitterでのMention、本当にありがたく読ませていただいています。

最近、韓国語を勉強している方から、私の訳を読んで「もっと頑張ろうと思った」と言っていただくことが多く、本当に嬉しいです。
一緒に頑張りましょう^^


 - メリーは外泊中 ,