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韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!セリフを題材にした文法解説も

メリーは外泊中4話あらすじvol.2

      2010/11/21

さて、今日のメリーの外泊先は?

「メリーは外泊中」4話の後半です。

本日の鎖骨はさらっと平坦なのが逆にセクシーなこちら

続きをどうぞ。

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チョンインとその父、メリーは3人で食事の席についていました。
お手伝いさんが父の食事の世話をしようとしたところ、チョンインが立ち上がり、「僕がやります」と交代します。

チョンイン:「(お手伝いさんに)献立は大丈夫ですので、これからも柔らかい食事をお願いします」
お手伝い:「はい、承知しました」

メリ:「おじ様はどうして別の食事をなさってるんですか?」
イン父:「あぁ、私は胃ガン手術後の療養中なんだ」
メリ:「ガンですか?!大丈夫なんですか、おじ様?」
チョンイン:「・・・」
イン父:「あぁ、もう大丈夫だ。心配しないで、たくさん食べなさい」
メリ:「はい、おじ様。ゆっくり召し上がってください」
イン父:「そうしよう。(チョンインに)ご苦労だな。お前も食べなさい」

静かな食事が始まります。
緊張して水を飲み、むせてしまったメリー。

イン父:「おや、大丈夫かい?」
メリ:「あ、はい。あんまり静かなので。お父さんと私はご飯食べるときめちゃくちゃうるさいんです」
イン父:「あぁ^^ それでこそ生きてると言えるんだ。はっはっは」

そのとき、チョンインの携帯が鳴ります。
席を立ち、「 はい、もしもし 」と日本語で電話を取る彼。

メリ:「代表って仕事の電話がすごくたくさん掛かってくるんです。一日に数百は超えちゃうんですよ!ハンパじゃないです」
イン父:「そうか?それなら今からこの別荘では電話の電源を切っておくように言わねばな」
メリ:「いいんですよ。日本からの電話なら大切な仕事のはずですから。あ、ところでおじ様、日本語お上手ですよね?」
イン父:「まぁ、何だかんだと20年住んだからね」
メリ:「そしたら、 ほくがいる ってどういう意味ですか?」
イン父:「 ほくがいる、ほくがいる… ? ひょっとして ぼくがいる のことじゃないのかい?」
メリ:「あぁ、ぼくがいる だったんだ…」

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さて、嫁を旅行に出したもう一人の夫の家では…?

ムギョルが怪訝な顔で座っているその前で、キーボードをポロポロと触る誰か。
そして、家の中を見まわし、歩きまわるのは… メリーの父でした。

メリ父:「(威厳を見せ)私が突然訪ねてきて驚いたかね」
ムギョル:「何の御用です?」
メリ父:「娘のことだ。他に理由があるとでも?」

たいして気にもしない様子でギターを触り始めるムギョル。

メリ父:「君は一体何を考えてこの結婚をしたのかね」
ムギョル:「お嬢さんに直接お聞きになっては?」
メリ父:「音楽屋だからカッとなりやすい性格のようだな」
ムギョル:「(無視)」
メリ父:「よし。男同士単刀直入に言うが、君は夫としては全くの資格不足だ」
ムギョル:「(無視)」
メリ父:「君のような男と結婚すれば女は苦労する。私は君のようなケースを多く見て来たからね」
ムギョル:「だから?」
メリ父:「だから!うちのメリーと君は似合わん」

黙って聞いていたムギョルは思わず噴き出します。
下を向いて声も出さずに震えているムギョル。

メリ父:「ちょっと!嘲笑ってるんです?私をからかってるんです?」

顔を上げたムギョルは真顔でした。

ムギョル:「いつの間にか事が複雑になってここまで来たんすけど、俺、こんなに怒られなきゃいけない理由はないんすよね」
メリ父:「私を追及するつもりなんです?」
ムギョル:「・・・」

そこに鳴り始めるムギョルの電話。

ムギョル:「もしもし。(ニコッ)カム・ソヨン!」
メリ父:「!!!」
ムギョル:「(甘々)今行くよ♪ 待ってて」
メリ父:「カカカカカム・ソヨン?お、女でしょ?」

何も説明せず立ち上がったムギョル。

ムギョル:「約束があるから出かけなきゃいけないんすけど」
メリ父:「ちょっと!話はまだ終わってませんよ!」
ムギョル:「申し上げることはありません。あとのことはメリーにお聞きになってください」
メリ父:「あ、ちょっと!(引き止めて)私が来たこと、メリーに言っちゃ駄目ですよ。バレたらメリーに怒られちまうんだから。男対男として、秘密は絶対守ってくださいよ。ね?」
ムギョル:「・・・。(ため息)」

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ムギョルとソヨンさんは公園のベンチで座っていました。
悲しそうに鼻をすすっているソヨンさん。

ソヨン:「はぁ… 悲しい。別れたらホントに胸が痛くなったわ」
ムギョル:「だからさぁ、恋はいいけど愛するのはやめなって言ったろ」
ソヨン:「どうやってコントロールするのよ」
ムギョル:「傷つきたくなかったらそうしなきゃ」
ソヨン:「あぁ~。この歳になっても何であたしって不器用な恋愛しかできないのかな」
ムギョル:「母さん、” 信頼・希望・愛 ” この中で一番大事なの分かる?」
ソヨン:「愛よ」
ムギョル:「違うよ。” 義理 ”」
ソヨン:「チッ、何よ。(ちょっと考えてうなずき)うん、一理あるわね」
ムギョル:「だからさ、これからは愛する男じゃなくって、義理堅い男と付き合えよ」
ソヨン:「あぁ~そうしなきゃ、ホントよ!そんな話、誰がしてくれたの?」
ムギョル:「引越しのとき家の前であったろ」
ソヨン:「あ~!子犬みたいに可愛い子ね。あの子、義理のありそうな子ね」
ムギョル:「(うなずく)まぁ、他の子たちとはちょっと違うな」
ソヨン:「そうなの?なら、あんたも義理堅い子と付き合いなさいよ」
ムギョル:「何だよ~、あいつは”女” じゃないって」
ソヨン:「… そうかぁ。あぁーーっ、ホントめちゃくちゃ寂しいよ!」
ムギョル:「・・・」
ソヨン:「あたしたち一緒に暮らそうか」
ムギョル:「ホントか、母さん?」
ソヨン:「うん!あたし、あんたにずっと寂しい思いさせてばかりだったわ。お父さんもいないのに、あちこち親戚に預けてあんたを育てて…」
ムギョル:「いいって。過ぎた話はやめなよ」

ムギョルを抱きしめるソヨンさん。
彼の背中を優しくさすり…

ソヨン:「ごめんね、ムギョル…」
ムギョル:「大丈夫だって。人生なんてどうせ一人で生きて一人で終わるんだしさ」
ソヨン:「あたしたち、これから一緒に暮らそう!寂しく一人で暮らしてないでさ」
ムギョル:「そうやってまた好きな男ができたら出て行くくせに」
ソヨン:「違うわ!あたし、もう恋愛はしない。義理!」

「約束!」と言って、彼女はムギョルの手を取り、小指同士を握ります。
親指を合わせるのは、「ハンコを押す」意味。さらに固い約束です^^

二人は明るく笑い合います。

ムギョル:「アイスクリームおごってやろうか?^^」
ソヨン:「うん、おごって、アイスクリーム♪」

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アイスクリームショップで仲良くフレーバーを選ぶムギョルたち。
ウィンドウの外ではメリ父がカメラを構えています。

「今度は人妻か?」と驚き、「お前のせいで家庭崩壊だ」と怒りがこみ上げるメリ父。
そのとき電話が鳴ります。

メリ父:「もしもし、先輩!今日のミッションは遂行しましたよ。別荘にいらっしゃるんです?私も行きますね」

店内ではムギョルがレジで精算している間、後ろでソヨンさんが待っているのが見えま。
そこへ電話が鳴り始め、発信者を見て大喜びで外に出てくるソヨンさん。

ソヨン(電話):「ホントに終わっちゃったかと思ったのよ!!!どこにいるの?」

彼女はそのままムギョルの存在などすっかり忘れて行ってしまいます。
その後、精算を終えて嬉しそうに振り返るムギョル。
あれ?キョロキョロ あ~あ…。

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ムギョルはアイスクリームの袋を片手に、寒い夜の公園で一人ぼっち。
元いた場所に戻ってきても、母の姿はありません。
ぽつんと座り、ため息をついて夜空を見上げるムギョル。

仕方なくアイスを取り出したムギョルは、蓋についたアイスをペロッと舐め、寒さに震えます。
そこに鳴り出した電話。
ニコッと笑い「お母さんかな♪」と急いで電話を取ろうとする彼ですが、
発信者を見た途端に神妙な顔に。

ムギョル:「もしもし」
メリ:「ダーリ~~ン!あたしよぉ~~!」
ムギョル:「・・・」

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メリーはチョンインがいるそばで絶賛ラブリー演技中。

メリ(電話):「ダーリンなにしてるのぉ~?あたしがいないから退屈でしょ?」
チョンイン:「・・・」
メリ(電話):「ご飯食べた?」

メリーの方を少しだけ振り返ったチョンインは、かすかに微笑みます。

ムギョル:「ご飯の代わりにアイス食ってる(ぶるっ)」
メリ:「寒がりのくせに、風邪引いちゃうよぉ~(チョンインの様子をうかがい)ダーリ~~ン♪」
ムギョル:「はっ…。そのダーリンっつーのやめてくれないか?鳥肌たつだろ」
メリ:「あぁ~とにかくさぁ、あたしも会いたいよぉ」
ムギョル:「たいした演技力だな…。演技大賞ものだよ」
メリ:「ダーリン、”信頼・希望・愛”の中で一番は何だった?」
ムギョル:「なぁ、もういいから切るぞ」
メリ:「お~そうよ!義理が一番なの!家族は義理で生きていくのよ」
ムギョル:「!」
メリ:「あたし、永遠にダーリンの味方だって分かってるよね?」
ムギョル:「・・・」
メリ:「あたしたち最後まで義理を守り通そうね~!」
ムギョル:「・・・」

メリーの言葉にハッとしたムギョル。
何も言えずに…

メリ:「ダーリン!」
ムギョル:「… あぁ」
メリ:「愛してるよ♪」

言った瞬間電話を切るメリー。

声は耳からダイレクトに心に響きます。
寒空の下、ひとりぼっちの彼に、電話から聞こえてきた「愛してるよ」の声。
動揺を隠すように笑ったムギョルはふたたびアイスクリームを食べ始めます。

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一人、カウンターで飲みながら物思いに耽っているソジュン。

サプライズで誕生日を祝ってくれる仲間たちに笑顔で応えます。

バッグをプレゼントするマネージャー(バン室長という名前らしいw)に続き、「自分の番だな」とイアンが取り出してみせたのは、高価なネックレス。

みんながプレゼント渡してる席でこれみよがしに出す男 orz

その豪華なプレゼントに「プロポーズしてるの?」とからかうマネージャー。

イアン:「さぁ、俺がつけてやる」
ソジュン:「ううん、後でね」
イアン:「つけてやるって」
ソジュン:「いいの、あたしがダイヤモンド好きじゃないって知らないの?」
イアン:「(苦笑)」
ソジュン:「はぁ、誕生日なのに何でこんなに気が滅入るの?(みんなに)歌でも歌う?」

そして、イアンが愛の歌を奏でる中、ソジュンの電話にメールが入ります。
それは…

メール:「俺と同じ誕生日のジュニヌナ誕生日おめでとう!元気にしてる?俺のこと覚えてるかな。-完全無欠のレオ-」

ふっと微笑んだソジュンは、イアンの歌が続く中、立ち上がります。

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レオはリノ&ヨハンと一緒にいつもの店で一杯やっていました。

#なんか彼らが出てくるとホッとしません?^^

リノ:「そういえば去年、レオの誕生日パーティを一緒にやってる最中に別れたんじゃなかったか?」
ヨハン:「そうだよ。ムギョルのヤツは1ヶ月以上女と付き合わないからな。あのとき、ムギョルが別れようって言ったら、ジュンがムギョルのヤツを横っ面を(手でチョップのマネ)チャーーーッ!」
リノ:「おぉ、そうだそうだ」
レオ:「ジュニヌナはあのときドラマ撮影で一番気が立ってるときだったのにさ…」

そのとき、後ろに現れて楽しそうに笑ったソジュンは…

ソジュン:「何よ、あたしの噂話?」

レオ:「おっ!ジュニヌナ、ホントに来たんだね!」
リノ&ヨハン:「!」
ソジュン:「久しぶりね~、みんな元気?」
リノ:「久しぶりだな、ドラマ見てるよ」
ソジュン:「ありがと。私も1杯ちょーだい」

ソジュンのグラスに酒をついでやるリノ。
ソジュンはレオのギブスに気づき、そこにサインをしてやります。
浮かない表情のリノたちを見たソジュンは…

ソジュン:「何でそんなに沈んでんのよ?」
ヨハン:「俺たち、昨日解散したんだ」
リノ:「・・・」
ソジュン:「… そうなんだ。(笑って)まぁ、よくあることじゃん。パーティーやろうよ、ムギョルも呼んでさ」
レオ:「あ、ムギョル兄は曲作ってるから呼ばなかったんだ。後で電話しようと思ってさ」
ソジュン:「そう?^^ それじゃ、とりあえずあたしたちだけで乾杯しようか」

明るく乾杯をうながすソジュンに合わせる彼ら。

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ドラマが暗礁に乗り上げていることはチョンインの父の耳にも入っていました。

イン父:「ドラマのプロジェクトがそんな状態なら、もう元の場所へ戻って来い。日本でやっていた金融業を韓国でも引き継ぐんだ」
チョンイン:「長い間準備してきたことなんです、父さん」
イン父:「だから?」
チョンイン:「今さら後戻りはできません。最後まで責任を果たします」
イン父:「無理するな。ここまでだ。このまま続けても損失が増えるばかりだからな」
チョンイン:「いいえ。成功しようと失敗しようと最後までやるつもりです」
イン父:「・・・」
チョンイン:「もう一度チャンスをください。結者解之でケリをつけます。結婚のことも同様に」

※結者解之=結んだ者が解くべき(始めた者が最後まで責任を持って解決すべき)

そこへひょっこり顔を見せたのはメリーの父。
「お父様、いらっしゃい」と礼儀正しく迎えるチョンインに、父の目が光ります。

イン父:「あぁ。お前の気持ちは分かった。もう下がりなさい」

チョンインが出て行った後、「事はうまく処理できたのか?」と聞かれ、「もちろんです。ご心配なく」とメリ父は笑顔で答えます。

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メリーは別荘の中のある一室に入ります。
そこは古く趣きのある家具が並んでいて、とても落ち着いた雰囲気。
蓄音機に目が止まり「昔のものね」と目を輝かせます。

机の上の灯りをともし、並んだ本の中から一冊の詩集を手にとってみるメリー。

パラパラとめくっているうちに、そこに一枚の写真が挟んであるのに気づきます。

メリ:「あれ?これ、あたしだ」

それは、額に包帯をし、男の子におんぶされた幼い自分の姿。
写真には日本語で何かが書かれています。

そのとき、部屋に入ってきたのはチョンイン。

チョンイン:「ずいぶん探したんですが、ここにいたんですね」
メリ:「代表、この写真見てください」

写真を受け取り、見つめるチョンイン。

チョンイン:「これは…!」
メリ:「でしょう?代表がどうして私をおぶってるんでしょうか」
チョンイン:「さぁ…。僕もよく思い出せなくて」

記憶を一生懸命に手繰りよせようとするチョンイン。
メリーはそんな彼を黙って見つめます。

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撮影してきたムギョルの人妻密会スクープ写真を見せ、散々な報告をするメリ父。
若い頃の3人の写真が飾ってあるのに気づきます。
彼がメリーの母と初めて出会ったクリスマスだと…。

メリ父:「先輩、ありがとう」
イン父:「何がだ?」
メリ父:「先輩のおかげで彼女と出会えたから、愛しあって結婚もしたんですよ」

少しの間の後、立ち上がるイン父。

イン父:「私に感謝することなどあるものか。お前たちが出会って一目で恋に落ち、愛しあうようになったのに」
メリ父:「そうですね。あっという間に結婚してしまって、先輩は家族と日本へ…」
イン父:「・・・」
メリ父:「先輩覚えてます?昔、子ども同士を結婚させようって話してたこと」
イン父:「あぁ。そうだったな」
メリ父:「けど、メリーの母親の葬儀の後、先輩はもう帰って来ないって言ったもんだから、過ぎた話で終わるんだろうと思ってたのに…。こうやって現実になったんですね」
イン父:「そうだな。もう韓国には帰ってくるまいと思っていたんだが」
メリ父:「あんな大きな手術をなさったのに、そりゃ故郷に帰って来なきゃダメですよ!」
イン父:「それで今頃になってお前を探したんだ」
メリ父:「借金のために逃げまわってたから、探すのは大変だったでしょうに」
イン父:「それでも結局こうやって会えたじゃないか」
メリ父:「そうですよね。こんなに遠回りして、20年ぶりに会ったんですよね。そうやって考えてみれば、メリーとチョンインは本当に運命みたいですね」

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メリーとチョンインの二人は、お互いの記憶にない幼い日の自分たちを思っていました。
過去の自分たちに何があり、そして、今、どうしてまた出会うことになったのでしょう。

写真に書いてある日本語が気になったメリーは…

メリ:「これ、何と書いてあるんですか?」
チョンイン:「 ぼくがいる ぼくがきみを まもってあげる えいえんに…
メリ:「 ぼくがいる ですか?」
チョンイン:「… えぇ」
メリ:「私、その言葉知ってるけど…。どういう意味なんですか?」
チョンイン:「내가 있어. 내가 널 지켜 줄게. 영원히.(※僕がいる。僕が君を守ってあげる。永遠に)」

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その写真を手に外へ出てきた二人。

チョンイン:「傷を… 見せてもらえませんか?」
メリ:「イヤですよ…」

そう言ってチョンインから逃れようとし、転びそうになるメリー。
チョンインはそんな彼女を咄嗟にかばいます。

チョンイン:「気をつけて」
メリ:「・・・。でも、不思議ですよね。8歳だったのに全然覚えていないんですか?」
チョンイン:「8歳以前の記憶が全くないんです」
メリ:「なぜ?事故にでも遭ったんですか?」
チョンイン:「… あまり思い出したくはないですね」
メリ:「… それならおっしゃらなくてもいいんです」
チョンイン:「・・・」
メリ:「それにしても、不思議には違いないですよね。私たちが20年前、ここで会っていたなんて」

メリーが持っていた写真をひょいとつまみ上げ、もう一度見つめるチョンイン。
ふっと微笑んだ彼は…

チョンイン:「ロマンティックですね」
メリ:「あ、ストーリー上はそうだけど…」
チョンイン:「過去がどうであれ、僕はウィ・メリさんと結婚します」
メリ:「え?突然何を言ってるんです?結婚には関心ないって… 100日だけ我慢すればいいって言ったでしょう!」
チョンイン:「事情が変わったんです」

メリーを見つめたチョンインは…

チョンイン:「僕はウィ・メリさんに必ず選ばれなきゃならない」
メリ:「私、代表を選ぶつもりは全くありませんから!それに愛してる人だっているんです」
チョンイン:「・・・」

一人、歩き始めたメリーはまた地面の段差につまずいてしまいます。
ため息をついたチョンインは…

本日のメリーはチョンインの背中の上。
チョンインは彼女をおんぶして家の中へと向かいます。

気まずくて、彼の背中から体を離し気味にしているメリーでしたが…。

チョンイン:「それじゃお互いに大変ですよ。緊張しないで…」

家に入って、彼女を背負ったまま部屋へ向かう彼の姿を見かけたメリ父。
その後ろにイン父も続きます。
二人の後ろ姿を笑顔で見送る二人。

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ムギョルは一人、家で本を読んでいました。
コートを着たまま、温かい毛布をかけ…。

その本の中に一枚の紙が挟まっているのに気づきます。
それは、ここに引っ越してきた日、メリーに渡された『愛の交通事故』のメモ書き。

メリ(声):『交通事故のように… 予告もなしに突然訪れた… 愛…。彼はワンダーランド、素敵な新世界 』

ムギョル:「何だよ。鳥肌もんのロマンス小説じゃん」

呆れながらも、続きの文字に視線を落とし、ふっと微笑むムギョル。


読んでいるうちに楽しくなり、笑い出します。
そして、一人家の中で笑っている自分にふっと我にかえり、真顔でメモを閉じる彼。

「寒ぅ~」と震えた彼の目に止まったのは、メリーが編んでいる手袋。
彼は片方が完成しているピンクの方の手袋を左手に、編みかけのブルーの方を右手にはめてみます。
息を吹きかけ「あったかいな」と表情を緩ませるムギョル。

そんなとき、鳴り始めた彼の電話。
「メリークリスマスか?」と思いながら確認した発信者は「レオ」でした。
「ビックリさせんなよ」とボヤきながら、ムギョルは電話を取ります。

ムギョル:「もしもし」

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レオたちが飲んでいる店にやってきたムギョル。
彼らと一緒にいたソジュンが振り返ります。

ソジュン:「” 完全無欠”!来たのね」

※ ” 完全無欠 ”の” 無欠” は무결(ムギョル) と書きます。ムギョルの名前と同じ綴りですね。

気まずそうにするリノとヨハン。レオは「ムギョル兄、ここに座りなよ!」とソジュンの隣の席を勧めます。

ムギョル:「何してたんだ?」
レオ:「ヌナと俺は同じ誕生日だろ?」
ムギョル:「あ、そうだっけ」
ソジュン:「久しぶりね、カン・ムギョル」
ムギョル:「・・・(かろうじてうなずく)」
ソジュン:「一杯飲みなよ」

ソジュンは彼のグラスに酒をつぎます。
みんなが見守る中、一気に飲み干すムギョル。

ソジュン:「一年振りよね」
ムギョル:「… だな」

レオ:「はぁ… ぎこちないったら」
リノ:「なぁ、俺たち先に帰ろうぜ」

「おぉ!」と一斉に立ち上がる3人。
そして「いいのよ」「何だよ!」とまた一斉に止める二人。
思わず重なってしまった手に、二人はまた気まずい思い。
3人はそろそろと椅子に座ります。

沈黙の中、真剣な表情で口を開いたソジュンは…

ソジュン:「私たち、やり直しましょうよ」
3人:「!!!」

驚く3人とは別に、おだやかに微笑んでいるムギョル。

ムギョル:「分かってんだろ。俺は別れたら終わりだ。また付き合うことはない」
ソジュン:「・・・」

固まる3人w
ひとしきりムギョルを見つめ、どうしようもなくてソジュンはふふっと笑います。

ソジュン:「やっぱり… 悪い男よ、カン・ムギョルは。あたし、1年悩んできたんだから。あんた、ソジュンを2度も振ったのね」
ムギョル:「・・・」

自分のグラスに手酌し、悲しく笑って酒を飲み干したソジュンは立ち上がります。
フラついた彼女に思わず伸ばしたムギョルの手を避ける彼女。

ソジュン:「大丈夫よ。化粧室に行くだけ」

外へ出て行こうとするソジュンを「一緒に行くよ、ヌナ、マネージャーもいないだろ」と付いて行くとするレオでしたが、「いいって言ってるのよ!いつマネージャーが欲しいって言った?」と彼女は声を荒らげます。
フラリフラリと歩いて行くソジュン。

ヨハン:「いやーっ!またムギョルの横っ面殴るんじゃないかと思った!」
リノ:「なぁ、お前のピックのネックレス、まだつけてたぞ」
ヨハン:「はぁ~、残酷だな」
レオ:「ムギョル兄はなんで1秒も考えずに答えるんだよ!」
ムギョル:「おぃ、こないだはメリークリスマスと結婚しろって言ったろ」
ヨハン:「それは雰囲気上そう言ったんであってさ、お前のタイプはソジュンじゃないか」
ムギョル:「・・・」
リノ:「なぁ、ムギョル。お前、ひょっとしてメリーのために断ったのか?」
ムギョル:「何言ってんだよ?」
レオ:「ホント?ムギョル兄、メリーヌナが好きになったの?」
ムギョル:「(グラスを置き)帰るわ。つまんねー(立ち上がり)曲作ってくる」
リノ:「図星だな」
ヨハン:「… みたいだな」

+-+-+-+

外に出たムギョルの携帯にメッセージが入ります。
ちょっとおどけてはいますが「朝晩は冷えるから風邪に気をつけて」というメリーからのメール。

ムギョル:「何だよ、さっきはあんな大騒ぎしたくせに、もう電話もして来ないんだな。メリーは外泊中~♪」

歩き出したムギョルですが、脇道から聞こえてきた男の声にふと足を止めます。
彼が戻ってみると、道端に座り込んでいるソジュンに、「ソジュンだよな~何かに出てただろ~?」と声を掛けている二人の男の姿。
否定するソジュンですが、しつこい男に耐えられず、「違うって言ってんのよ!!!」と立ち上がり、怒鳴り声を上げます。

彼女の顔を見て「かわいいな」「泣いてないで一緒に飲もうぜ」「スポンサーにだけ媚びてないで俺らと…」と男たちはだんだん大胆になります。

ソジュンに突き飛ばされカッとなった男たちは、「この野郎!」とソジュンに手を振り上げますが…。

その手を掴んで止めたのはムギョルでした。

男:「こいつ何だ。恋人かよ?」

何も答えず、思い切り男を殴り飛ばすムギョル。
倒れた男たちにまだ殴りかかろうとするムギョルをソジュンは慌てて止めます。

ソジュン:「やめて!大丈夫よ、やめて」
ムギョル:「危ないから一人でうろつくなって言ったろ!!!」
ソジュン:「!!!」

乱暴にソジュンの手を掴み、引っ張って歩き出すムギョル。

どんどん歩いて行くムギョルについて行けず、躓きかけたソジュンに、
ムギョルはようやく立ち止まります。

ムギョル:「… 大丈夫か?」

#心配して思い切り怒鳴った後で、その優しい「ケンチャナ?」は反則。

ソジュン:「… あたし、大丈夫じゃないよ」

しがみつくように、ソジュンはムギョルに抱きつきます。

#一緒に住もうと喜ばせておいて、結局ムギョルを置き去りにして消えた母親。人の状況も知らずに「愛してるよ~」と甘い声をよこしてくるメリ。そして、ひとりぼっちの彼の前で泣いている寂しがり屋のソジュン。はぁ…。

+-+-+-+

メリーはくじいた足を手当してもらっているところでした。
優しい手つきを緊張して見守るメリー。

メリ:「(足をひっこめて)大丈夫ですよ」
チョンイン:「(足を捕まえて)すぐ終わりますから」

メリーの視線は、そんなチョンインの横顔に。

メリ:「どうして私と結婚するって… 気が変わったんですか?」
チョンイン:「事業上でもあり、父が望んでいることなので」
メリ:「はぁ…。代表はとんでもない親孝行ですね」
チョンイン:「父は僕にとって神なんです」
メリ:「神?」
チョンイン:「… 慈悲深く、その一方で残酷な神」
メリ:「・・・」

「終わりましたよ」と手当を終え、それでもメリーの足を撫でようとするチョンインに、
慌てて足をひっこめるメリー。

メリ:「もういいですから、行ってください」

立ち上がったチョンインは彼女の枕元に手を伸ばし…
びっくりして布団の中に潜り込むメリー。
大きなクッションを取ったチョンインは、メリーの足元にそれを置き、くじいた足を柔らかいクッションの上にに置いてやります。

表情の和らいだ彼女は、携帯電話を取り出しますが、
それをそっと取り上げるチョンイン。

チョンイン:「電話はいけません」
メリ:「関係ないでしょう?」
チョンイン:「カン・ムギョルさんはもう競争相手です」
メリ:「そんなの無いわ!」

動揺して布団の中に隠れるメリー。
そっと顔をのぞかせてみると、自分の脇に座り、顔を見下ろしているチョンインがいました。

チョンイン:「これからは最善を尽くして努力します」
メリ:「・・・」

何も言えない彼女を見つめたまま、彼はメリーに顔を近づけ…
そっと伸ばした手は、彼女の前髪をかき分けます。
額に残ったその傷を、そっとなぞる親指。

チョンイン:「 ぼくがいる
メリ:「!」

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ここでエンディングです。

アーチピロー(抱かれ枕)♪アーチピロー FUN(ファン) レギュラー【プレジール】【送料無料…

グンソクくんの多忙なスケジュールに、今後メリーはずっと外泊中になるんじゃないかと心配しつつ、チョンイン&メリーがどうなるのか期待が深まる私です^^;

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

 - メリーは外泊中 ,