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メリーは外泊中2話あらすじvol.2

      2010/11/14

韓国ドラマ「メリーは外泊中」2話の後半に入ります。

父が勝手に決めた結婚に対抗し、思いつきでムギョルと結婚写真を撮るメリー。
みんなで夜を明かし、すっかり明るくなった公園で、「じゃあもう会うこともないね」と二人は別れます。

では、続きをどうぞ。

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メリーとムギョルの結婚写真を見て驚くメリ父。
ちょうど一緒に食事をとっていたチョンインの父も、その写真を目にします。

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チョンインの企画したドラマに出演することを決めたソジュンは、さっそく契約書にサインをしていました。

ソジュン:「… はぁ、これでおしまいね」
チョンイン:「?」
ソジュン:「ドラマに入ったら遊べないでしょう?恋愛もできないわ」
チョンイン:「(笑)」
ソジュン:「去年、ドラマの撮影中恋人と別れちゃったのよ」
チョンイン:「撮影が大変だったんですね」
ソジュン:「初めてのドラマだから慣れてなかったのよ。今だったら別れていないはず…」
チョンイン:「未練ですか」
ソジュン:「そうね。本当にいい男だったから」
チョンイン:「・・・」

黙って見つめるチョンインにニッコリ笑い返し、立ち上がるソジュン。

ソジュン:「代表はいつ結婚されるんです?」
チョンイン:「当分は連絡待ちになるかと」
ソジュン:「あぁ~。結局するのね。結婚なんて似合わないけど?」
チョンイン:「そう見えますか?」
ソジュン:「えぇ。ショーウィンドゥの白けた夫婦みたいだわ。周りに多いの。おおかたは婚期が来たから条件の合う人と式を挙げて、結婚と恋愛は別々ってね。どうしてそこまでして結婚するの?」
チョンイン:「そうですね」
ソジュン:「生涯一人の人間と添い遂げる一夫一婦制なんて、あまりに過酷だと思いません?だからこんなに離婚が増えてるのかしら。結婚制度、変える必要があるんじゃないかしら」
チョンイン:「(ニヤリ)面白い考えですね」

ソジュンの言葉の裏には「チョンインに結婚してほしくない」っていう気持ちが隠れているようにとれるし、また、チョンインの方もそれを察して楽しんでいるようにもとれて… 。ラブラブが苦手な私は、こういう微妙なのがすごく好き。

そこにチョンインの携帯がなり、彼はソジュンに断って電話をとります。

チョンイン:「はい、父さん。・・・はい?」

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メリーはソラが働くカフェで一緒にバイトをしていました。
結婚写真まで撮って送ったものの、なぜか不安に包まれる彼女。

そこへ、メリ父に電話で事情を説明している真っ最中のソラがやってきます。
「もう諦めたらいかがでしょう?」とうながしてくれるソラに感謝するメリーですが、次の瞬間「本当ですか?!」と電話に驚くソラ。

今から乗り込んでくるのかと焦るメリーですが、ソラが伝えた父の言葉は、「分かったから家に戻って来い」の一言。

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メリーの家。
父と娘は黙って向い合っていました。

メリー:「彼も挨拶に連れて来ようと思ったんだけど、お父さん血圧上がるんじゃないかと思って…。」
父:「・・・」
メリー:「… お父さん、分かってくれるよね?」

黙ってうなずく父。

メリー:「本当?」

メリーは嬉しくて父にしがみつきます。

メリー:「ごめんね、お父さん。ありがとう、すごくビックリしたでしょ?(ぼんやりしている父の顔に触れ)可哀想なお父さん、一日ですっかりやつれちゃったよ」
父:「・・・」
メリー:「これで結婚の話はナシだからね?向こうの家にはちゃんと話したよね?」

父はもうひとつため息をつき、大きな封筒を差し出します。
その中には…

メリー:「お父さん、これって!… これ何よ!!!!!」

彼女が見せられた書類は「家族関係証明書」。戸籍謄本のようなものですね。

本人の名前の欄には「ウィ・メリー」。父の欄には「ウィ・デハン」。

そして、「配偶者」と書かれた一番下の欄には「チョンイン」という見知らぬ男性の名前が。

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メリーはその証明書を持って弁護士を訪ねていました。
書類を見て「ユニークなお父さんですね」と苦笑する弁護士。

本人の同意のないまま婚姻届が提出された場合、婚姻無効の訴訟を起して勝訴する必要があるとのこと。
そして、勝手に婚姻届を出した実父が罪を問われる可能性が高いと…。

メリー:「お父さんが前科者になるってことですか?」
弁護士:「あり得るでしょうね。それが嫌なら離婚でもなされば」
メリー:「離婚?そんな… どうして結婚もしてない人と離婚するんですよ~~?!」

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一方、さすがのチョンインもこの事態に戸惑っていました。

チョンイン:「式まで挙げたというのに…。 元通りに戻してやるべきでは?」
父:「今更元通りにはできん。そうなれば、お前の状況も元通りだ」
チョンイン:「… 私の事業への投資のことでしょうか」
父:「あぁ」
チョンイン:「・・・」
父:「元々投資の条件はお前の結婚だったからな」
チョンイン:「結婚をお望みなら相手は他にも大勢いるはずですが」
父:「(首を横に)俺はな、この娘をぜひお前の嫁にしたい」
チョンイン:「そこまで意味のある結婚なのですか?父さんの事業のためでしょうか」
父:「・・・」
チョンイン:「… あちらにとっても過酷なことだとは思われませんか?」
父:「俺たちが手放せば、この娘の残りの人生はもっと過酷になる」
チョンイン:「・・・」
父:「相手を決めるのに急ぎすぎだと言いたいんだな。結婚はな、女の人生に一番重要なことだ。俺はこの娘を必ず守ってやりたい」
チョンイン:「・・・」
父:「時間がない。決断するんだ」

怒りと絶望の入り混じったチョンインの目は、それでもじっと前を見つめます。
かすかに揺れ動いた後、再び力強く光る瞳…。

チョンイン:「とにかく、時間が必要ではないかと」
父:「自分に… 考える時間をくれと?」
チョンイン:「皆が考える時間です」
父:「どういう意味だ」
チョンイン:「急遽挙げた式や婚姻届のことで対処すべきことが多いかと。私も嫌がる人と無理やり結婚したくはありません。あちらに時間を与え、私にも時間をいただきたいのですが」
父:「猶予期間を設けようということか」
チョンイン:「えぇ。一年では長いので、100日程度がよろしいかと」
父:「100日経ったらどうするつもりだ」
チョンイン:「相手に最終決断の機会を与えましょう」

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そのニュースは直ちにメリー父へ。
彼は、写真の亡き妻に向かって「メリーのための俺の決断は間違っていないのな?」と語りかけます。

そこへ封筒を片手に戻ってくるメリー。「これは文書偽造よ!」と父を怒鳴ります。

父:「・・・」
メリー:「娘が家出してる隙に、身分証明書をかすめ取って他の男と婚姻届を出しちゃう父親がどこにいるのよ!!!」
父:「メリー、落ち着けよ。今は腹が立つだろうが、そのうち分かるさ。父さんがなんでこの選択をしたのか。お前が損することはひとつもないから心配するな」
メリー:「… 離婚するしかないなんて。お父さんは娘をバツイチにしたいわけ?!」
父:「離婚なんかすることないさ~!チョンインと結婚すればいいんだ」
メリー:「嫌だって言ってんのよ!!!やりたい放題やっちゃってどーすんのよ!!!!!」
父:「何だと?先にやらかしたのはお前だ!置き手紙残して家出したと思ったら父さんにも言わずに結婚か?何でこんなことを?!」
メリー:「それは… 悪いと思ってるけど」
父:「許しもなくあんな頼りないヤツと…!あいつはどこにいる?!」
メリー:「あ… 今日はライブがあるから」
父:「ライブ?ミュージシャンなのか?」
メリー:「… うん。インディーズのバンドで歌ってて… ギターも弾いて」
父:「(胸を叩き)あ~たまらん!胸が張り裂けそうだ」
メリー:「お父さんだって駆け落ち結婚したんでしょ。お祖父ちゃんに隠れて夜逃げしたんだってね!!!」
父:「(狼狽)そ、それは家の秘密だ!!!母さんと同じような結婚してお前が苦労するのは見てられないからあんなヤツのことは忘れろ!父さんの言うとおりちゃんと結婚するんだ、分かったか!!!」
メリー:「お父さん、口実つけてないでさ、正直に言いなよ」
父:「・・・」
メリー:「どっちにしてもお父さんは借金のために私を結婚させたいんでしょ」

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メリーは一人でしくしく飲んだくれていました。
そこへやってきたムギョルは彼女のグラスを取り上げ…

ムギョル:「何だ。また家出したのか?」
メリー:「違うよ、そんなんじゃ…。座りなよ」
ムギョル:;「(席に腰掛け)もう会うことはないんじゃなかったのか。なんで連絡したんだよ」
メリー:「あぁ~。この前写真撮ってくれたお礼に一杯ご馳走しようと思ってさ。(瓶を差し出し)飲んで」
ムギョル:「いらない」
メリー:「どうしたの?断るなんてさ」
ムギョル:「俺は昼間っから女と酒は飲まない」
メリー:「… エラそうに」

寂しそうにうつむいたメリーは、また一人で飲もうと自分のグラスに酒をつぎます。
そんな彼女の手元をじっと見つめるムギョル。


メリーが口へ運ぼうとしたグラスをさっと取り上げた彼は…

ムギョル:「酔っちまうぞ」

彼が時計を見ているうちに、またもう一杯酒をつぐメリー。
彼はその酒を取り上げ、自分の口へ一気に流し込みます。

メリー:「飲まないって言ったくせに」
ムギョル:「女が一人で飲んでるのは見てられない」
メリー:「・・・」
ムギョル:「今日はこれだけ飲んでやめな。送ってやれないから」

そう言いながら、メリーにもう一杯だけ酒をついでやるムギョル。
黙って何度も頷き、かすかに笑みを浮かべるメリーの目には涙が滲みます。

ついでもらった酒を大切に飲み干すメリーを、ムギョルは穏やかに見つめます。

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外に出てきたメリーはご機嫌です。

メリー:「あ~いい気分。だからみんな昼間っから飲むんだ。そうだよね?」
ムギョル:「うちに帰れよ」
メリー:「はぁ…」
ムギョル:「(メリーの前髪を撫で)気をつけてな^^」

メリーを置いて一人歩き出すムギョル。
メリーは彼の後をちょこちょことついて歩きます。

メリー:「あんたってさ、夢は何?」
ムギョル:「(苦笑)」
メリー:「一生そうやって音楽だけやりながら生きて行けるのかな」

ムギョルは立ち止まり、彼女を振り返ります。

ムギョル:「今回の一生はそうやって生きようと思ってるけど」

※↑の台詞は、人が何度も生まれ変わる中での”今回の生では”ということです。

ムギョルを見つめ、メリーはふっと微笑みます。

メリー:「羨ましいな」
ムギョル:「… お前は?夢は何だよ」
メリー:「あたしは… 平凡に暮すこと」
ムギョル:「え?それが夢だって?」
メリー:「うん。家に帰ったらお母さんがいて、お父さんのお金のことで苦労することもなくって。あたしは学費の心配せずに学校に通うんだ」
ムギョル:「すごく辛いんだな^^」

腰をかがめて彼女の顔を覗き込み、ムギョルはまた「わんわん♪」と微笑みます。
笑って「ニャオ!」と返すメリー。

彼女はふと思い出し、「あんたに見せるものがあるんだ」とかばんから一枚の紙を取り出します。
それを見て、びっくりして彼女を見つめ、もう一度確かめようと書類を覗き込むムギョル。

ムギョル:「お前、人妻だったのか?」
メリー:「人妻?!あ、そうか。あたし人妻だ~」
ムギョル:「何だよ一体」
メリー:「実はね、あたし、あんたに頼みがあって連絡したんだけど」
ムギョル:「!」

思わず後ずさりするムギョル。

ムギョル:「今度は… 何だよ」
メリー:「そんなんじゃなくってさ~」
ムギョル:「ヤダって」

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ムギョルは公園でギターを弾いていました。
通りがかった人たちがそれに聞き入ります。

そんなムギョルを後ろからぼんやり見つめるメリーの頭に蘇るのは父の言葉。

父(声):「メリー。お前が結婚に対して拒否感があるからと、あちらから提案があったんだが…。100日!100日間お前に時間をくれるそうだ。式を挙げたそいつと婚姻届を出したチョンイン、どちらかを選択するんだ。お前に選択権をくれたんだ。100日が過ぎれば、お前にも結婚が何か現実が何か分かるはずだ」

メリーの目からこぼれ落ちる涙。
ムギョルの柔らかい歌声が、まるで彼女の心に沁み込んでいくようで…。

彼の歌を聴く人々は一人、二人とお金をケースへ入れ始め…
歌が終わるとそこは拍手で包まれます。

ケースに入ったお金を集めたメリーは、それをムギョルに差し出し…

メリー:「結婚写真のおかげで事がややこしくなっちゃった。あんたが頼みを聞いてくれなかったら… あたしたちの結婚が嘘だってバレたら、あたし、その男の人と結婚しなきゃ…」
ムギョル:「金持ちだしいい男なんだろ?結婚すりゃいいじゃん」
メリー:「あたしがそんな玉の輿狙いに見える?愛してもない人と結婚するなんて!… あたし、今までまともに恋もしたことないのに」
ムギョル:「… 思ったより純情派だな」
メリー:「だからぁ~~!100日だけよ!100日だけ名前貸して」
ムギョル:「・・・」
メリー:「お父さんに会う必要もないし、あたしだって会いに来ないよ。あんたに迷惑は絶対かけないから!」
ムギョル:「やめようぜ」

メリーの必死の頼みに耳を貸さず、せっせとギターを片付けるムギョル。

メリー:「… 助けてよぉ」
ムギョル:「俺には関係ない」

ギターやアンプをひょいっと担いで立ち上がったムギョルは、地面に座り込んだメリーを置いて行ってしまいます。

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歩くムギョルの後ろをそっと付いていくメリー。
ムギョルが振り返るとさっと隠れ…。
彼はうんざりしながらも足を早めます。

道を渡りきった彼を追いかけようとして、車道の真ん中で立ち往生してしまうメリー。
車のクラクション音に彼女を振り返るムギョルですが、彼女の顔をみるとまたため息をついて歩き出し…。

そうやってムギョルについて回るうちに、すっかりあたりは暗くなっていました。
いつの間にか一人で夜道を歩いていたメリーは、男が二人彼女に近づいてくるのに気づきます。
「どうしよう!」緊張で立ちすくむ彼女に、後ろからやってきて肩にふっと手を回したのは…

ムギョルでした。

男たちはそれを見て、何もせずにさっと横を通り過ぎます。
そのまま、彼女の肩を抱えて歩き始めるムギョル。

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一日歩きまわったメリーの足はマメだらけ。
ムギョルはそれを見てため息をつきます。

ムギョル:「お前、マジでしつこいな」
メリー:「… ごめん。あたし切羽詰まってて…」

ギターを片手に立ち上がったムギョルは、メリーの前にしゃがみこみ、自分の背中を指さします。

メリー:「大丈夫だよ~!」
ムギョル:「そんな足じゃ歩けねぇよ。乗っかれ」
メリー:「… あたし、重いのに」
ムギョル:「・・・」

膝まずき、じっと待っているムギョルに、メリーは立ち上がっておぶさります。
彼の背中でどぎまぎし、手をぎゅっと握り締めるメリー。

ムギョル:「男におぶってもらったことないのか」
メリー:「… うん。子どもの頃、お父さんにだけ…」
ムギョル:「… で、どうしてやればいいんだよ」
メリー:「え?」
ムギョル:「・・・」
メリー:「!… 何もしなくていいの!」
ムギョル:「ホントに面倒なことにはならないんだな」
メリー:「もちろんだよ!約束する。いや、覚書つくるから」
ムギョル:「おい」
メリー:「ん?」
ムギョル:「お前、俺のこと好きになんなよ」
メリー:「ちょっと~!あんたのことなんか好きじゃないってば!知ってるくせにさ」
ムギョル:「・・・。(歩き出し) 分かってる。だから(頼みを)聞いてやったんだ」
メリー:「そうよ~!客観的にあんたはマジでかっこいいけどさ、主観的にみたらちっとも男じゃないもん」
ムギョル:「お前だって客観的には可愛いけど、主観的には女じゃないな」
メリー:「だから~あたしたち何の心配もないじゃん。それにさ、あんたには恋人だっているし」
ムギョル:「恋人?」
メリー:「うん。ギターケースに貼ってある写真。ソヨンって言ったっけ?」
ムギョル:「(苦笑)」
メリー:「とにかく心配ないってば」
ムギョル:「で、100日経ったらどーすんだよ」
メリー:「どーするって…。あたしが選択するようにって言われたの。あたしは誰も選択しないわ」
ムギョル:「… ホントか?」
メリー:「うん。100日間の提案さえ受ければ、うちの借金は全部払ってくれるんだって。誰も選択しなくてもいいってことよ。だからこの提案を受け入れたの。うちの家とあたしのためにね」
ムギョル:「・・・」

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メリーは「契約書」と書かれた手書きの紙に、父と連名で拇印を押していました。

そこには、平日・休日、時間帯に分けて「チョンイン」とか「カン・ムギョル」という文字が。

父:「お前の要求通り、あの男には晩の時間帯をやるから」
メリー:「・・・」
父:「見てみろ、朝9時から夕方5時まではチョンイン。夕方5時から夜10時まではそいつ。土曜日はチョンイン、日曜はそいつ」
メリー:「・・・」
父:「夜遅くなったら危険だから10時までには絶対帰ってくるんだぞ。父さんの心配してること分かってるな?体を大事にしなきゃ…」
メリー:「分かってる。心配しないでよ」

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メリーはそれをムギョルに連絡します。

メリー:「とりあえず時間を分けたの。晩のあんたの時間帯には会わないから、迷惑かけることはないよ。… 分かったってば、電話切るよ。これからはあんたに電話だってしないから」

そこへ入ってきて、「あいつに電話してるのか!」と睨む父。

メリー:「う~ん、ダーリン、おやすみ~♪ あたしの夢見てね~あんにょぉ~ん♥」

電話を切ったメリーは…

メリー:「(父に)愛する人なんだもん」
父:「不安でたまらん。明日そいつを連れて来い!目の前に座らせてきっちり話をつけてやる!」
メリー:「お父さんは会わなくていいってば!私がちゃんと話したから」
父:「確かにな、会っても血圧が上がるだけだ。会うこともない。どうせ100日経てばそいつはアウトだからな」
メリー:「お父さん!」
父:「分かった。分かったよ」

父は壁に「100」と書かれた日めくりカレンダーを掛け、ニッコリと笑います。

メリー:「受験生じゃあるまいし!」
父:「あぁ、結婚試験を受ける学生だ。お前、明日の朝早くチョンインに会わなきゃいけないから、さっさと寝ろ」
メリー:「(ため息)」
父:「お前、写真も見てないだろ。実物はもっと男前だから期待していいぞ。はははっ」
メリー:「分かったってば!私、すんごく疲れたから早く電気消して出てってね」

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翌朝。
メリーはメモを片手に道に迷っていました。

メリー:「一体どこなの~?(頭をコン)この方向音痴!」

やっと探し当てたその場所は、目の前に堂々とそびえ立つ高級住宅。
メリーは呆然とそれを見上げます。

メリー:「 めちゃくちゃ大きい…」

家の中へ入ったメリーですが、そこには誰もいない様子です。

メリー:「迷子になって良かった。もう出勤しちゃったみたい」

そこは奥へず~~っとつづいている広いリビング。

メリー:「わぁ…。これ、家なの?人が住んでる家じゃなくてモデルハウスみたい。わぁ~!大きなテレビ!これでドラマ観たらめちゃくちゃ面白いだろうな」

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帰宅したチョンインは、家の中でテレビの音が響いているのに気づきます。
黙ったままテレビの方へ向かい、その前にいる人間を確認したチョンインは、その人の前へ。

そこでは、女の子が一人、ソファでぐっすり眠っていました。

彼女が手に握ったリモコンを取ろうとするチョンインですが、反射的にそれを握りしめ「う~ん」と声を上げる女性。


チョンインはもう一方の手で彼女の手を押さえ、リモコンをそっと彼女の手から外し、テレビを消し、そのままキッチンへ向かいます。

チョンインが彼女を起こさないのは、優しさなのか面倒だからか^^

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冷蔵庫から出した飲み物を口へ運んだ彼。
そこに、テレビの前から「あ゛!」と呻く声が聞こえてきます。

ソファから落ちて慌てている彼女の元へさっとやってきたチョンインは…

チョンイン:「大丈夫ですか?」

メリーは慌てて立ち上がり、頭を下げます。

メリー:「いついらっしゃったんですか?出勤してお留守だと思って…」
チョンイン:「・・・」
メリー:「(うつむいたまま髪を直し)昨夜あまり眠れなくて…。(頭を下げ)初めまして、ウィ・メリです」
チョンイン:「初めまして。チョンインです」

恐る恐る顔を上げるメリー。
そこで穏やかに自分を見つめていたのは…

メリー:「あ!!!慇懃無礼!!!」

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ここでエンディングです。


キム・ジェウク主演の「キミの記憶をボクにください~ピグマリオンの恋」BeeTVで配信されたラヴ・ストーリーです。

う~~~ん!決して悪くはないんですけどね。

私はできるだけ訳に徹して、あまり原作と比べるようなことはしないようにしているんですが、それでも一言。
原作コミックがありながら、ここまで最初からごっそり変更してくるなんてビックリ。

忠実なのは、ムギョルがミュージシャンだったり、父親がメリーに黙って勝手に婚姻届を出しちゃうところくらいじゃないですか?

特に、メリーとムギョルの関係がまるで違うことには仰天です。
柔らかくて、意外と頼もしいグンソクくんのムギョル は、これはこれで好きですけど…。

それもこれも、チョンインを最初から登場させなければドラマとしては厳しいだろう…ってところから来ているのかな~と思いますが、契約恋愛はお決まりの展開を通るしかほぼないわけで、「何でそんな設定にしちゃったの?」と残念なのが現時点では正直なところです。

そんな心配を覆すほど魅力的なキャラを作ってくださいね。

お願い!

 - メリーは外泊中 ,