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個人の趣向16話(最終話)あらすじvol.2

      2010/06/06

ソン・イェジン、イ・ミノ主演「個人の趣向」最終回の後半に入ります。

個人の趣向 画像

予備審査を通過し、チェ館長の勧めで別荘で休養することにしたジノ。
その別荘…ってのが何だか唐突な感は否めませんが(笑
雨に濡れて体調を崩したジノは、イニの看病を断り、車で寝ることに。

そこへ、ジノの提出した設計図のテーマが「謝罪」だと知ったケインが駆けつけます。

では、続きをどうぞ!

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——–

別荘の中を探しまわるケインですが、彼は姿は見当たりません。
もう一度外へ出てみると、イニがまだそこにいました。

イニ 「ジノさん、すごく体調が悪いの」
ケイン 「!」
イニ 「車の中にいるわ」
ケイン 「…どこが?どのくらい?」(体のどこがどのくらい悪いの?という意味
イニ 「(溜息)あんたが自分で確かめなさい」
ケイン 「・・・。」
イニ 「私と一緒にいるのがイヤで、車で寝るって」
ケイン 「・・・。」
イニ 「私が目の前にいても目に入らないって」
ケイン 「・・・。」
イニ 「他には何も見えなくて…とても辛いって。あんたのジノさんがね」
ケイン 「・・・。」

そう言ったイニは、さっきとは違ってトゲがなくなり、穏やかな彼女に戻っていました。
前半の最後に訳したシーンとこのシーン、コンプレックスで卑屈になってしまったイニの気持ちもよくわかるし、
それを悲しむケインの気持ちも伝わってきて、ぐっときました。
この後のシーンより、私の中ではケイン&イニのこの部分が中盤の山場w

——–

去っていくイニを黙って見送り、ケインはジノの車へと急ぎます。
車の中で朦朧と座っているジノに声を掛け、別荘の中へと連れて行く彼女。

ベッドに彼を寝かせたケインは、彼の額に冷たいタオルを乗せてそばに座り、彼を見つめます。

ケイン 「ジノさん、気がつきました?」
ジノ 「…ケインさん?」
ケイン 「どうしてこんな辛いときにまで体をいたぶるの?」
ジノ 「僕みたいなヤツ、心配しないでください」
ケイン 「誰が心配なんか…」

ジノはケインを拒絶するように背を向けます。

ジノ 「僕は大丈夫だから…もう帰って」
ケイン 「(呆れて)今、この状態でどうして大丈夫だなんて言葉が?!」
ジノ 「お父さんが心配されます。だから帰って下さい」
ケイン 「ここに住むなんて言ってないわ。こっちを向いて下さい。タオルを取り替えるから」

ケインに背を向けたまま、じっとしているジノ。

ジノ 「…帰って」
ケイン 「・・・。」
ジノ 「…帰って下さい」
ケイン 「…分かったわ。もう熱も下がったみたいだから」

感情が抜け落ちたように立ち上がったケインの腕を、素早くジノが掴みます。

ジノ 「…帰らないで」

ケイン 「離して」

彼女の腕をぐいっと引っ張ると同時に起き上がり、後ろから抱きしめるジノ。

ジノ 「行かないで…」
ケイン 「私…ただ信じることにします。100回、1000回利用されたって…ただ信じるつもり。おっちょこちょいだけど…それがパク・ゲインのいいところだから」
ジノ 「・・・。」
ケイン 「ジノさんにまた利用されて…悲しみに暮れたとしても」
ジノ 「・・・。」
ケイン 「ただ信じるわ」
ジノ 「・・・。」
ケイン 「このままジノさんと別れることはできないから」

黙ったまま、ケインを振り向かせ、長~い口づけをするジノ。
そして、二人はそのまま…館長の別荘で(爆

うーーー、二人が仲直りするこのシーン。私はかなり不満です。
「帰って」「帰って」「帰らないで!」ってorz ズルッとずっこけましたよ。
そうやって突然引き止めたくなることはあるけど、これが許されるとしたら10話あたりでしょう。
これだけ深刻な問題で苦しんできた二人が最後に仲直りするやり取りとしては、あまりに簡単すぎると思います。

ケインは何を言っても結局ジノをずっと信じていたと思うので、彼女は別にいいんだけど、
ジノはまだ何も、彼女に気持ちを伝えてませんよね。
ケインが信じると言えばそれでOK?これまでだってそれは同じだったはず。
消化不良です。

——

朝の柔らかい日差しが、ベッドで眠る二人を照らします。

目を覚まし、いとおしそうにジノの顔を撫でたケインは、むくっと動いたジノに慌てて狸寝入り。
今度はジノがケインの髪を撫でて額にキスし…

ジノ 「起きてるって分かってますよ」

薄目を開けるケイン。

ジノ 「言ったでしょ?ケインさんはホントに演技がヘタだって」
ケイン 「…知らな~い」

どことなく幻想的な曇り空。深く霧がかかったような湖を見渡す窓辺に座るケイン。
そこへ、ジノが温かい飲み物を持って来てケインに差し出し、
自分も隣に座ります。

ジノ 「願い事が一つあるんだけど」
ケイン 「…何?」
ジノ 「死ぬ前にタイムマシンみたいなやつを発明するんです」
ケイン 「(笑う)そんな可笑しな願い事ないわ」
ジノ 「それに乗って、絶対戻りたい瞬間があるんです」
ケイン 「…いつ?」
ジノ 「(ケインを見つめ) ケインさんが5歳のとき」
ケイン 「・・・。」

表情が曇ったケインの背中に、優しく手をまわすジノ。

ジノ 「戻って、5歳のケインの前に現れるんです。そして、ぎゅっと抱きしめて言ってあげるんですよ」
ケイン 「・・・。」
ジノ 「…事故だったんだと」
ケイン 「・・・。」
ジノ 「…君が悪いんじゃないと」
ケイン 「・・・。」
ジノ 「だから自分を恨むようなバカな考えは…しちゃダメだって」

ケイン 「タイムマシンなんてなくてもいいわ。こうやってジノさんに出会ったでしょう?」
ジノ 「・・・。」
ケイン 「出会って、そう言ってくれたから」

個人の趣向

このシーン、イイ!
静かでゆっくりで穏やかで優しくて…けだるくて(笑

——–

サンゴジェの前までケインを送ってきたジノ。
そのまま帰ろうとした彼の手を、ケインが掴んで引き止めます。

ケイン 「お父さんに会って、ちゃんと誤解を解かなきゃ。入りましょうよ」
ジノ 「まだダメですよ」

溜息をつくケイン。
そこへ…外出先からひょっこり戻ってきたパク教授。

パク教授 「何をしている?」

まだお父さんの事が怖いケインはとっさに言葉がでないまま。
ジノは黙って頭を下げます。

パク教授 「来たなら寄って行きなさい」

そう言ってさっさと中へ入ります。
ちょっと言いづらそうに目をキョロキョロさせるパク教授素敵^^

——–

ケインとジノ、そしてパク教授は向き合って座っていました。

パク教授 「君が弁解をしないから私から聞こう。私の設計図を横取りしたのは君なのか?」
ジノ 「…はい」
ケイン 「どうしてジノさんが?ジノさんに黙ってサンジュンさんが提出したんでしょう」
パク教授 「君自身なのかね?」
ジノ 「一緒に働いている人がやったので、僕がやったのと同じことです」

小さく咳払いをするパク教授。

パク教授 「サンゴジェへやって来た理由は?本当に娘を利用するつもりだったのか?」
ケイン 「・・・。」
ジノ 「サンゴジェを調べたいという目的で入ったことは…事実です。会社が危機に瀕していて、会社とスタッフを守るために必要でした」
パク教授 「・・・。」
ジノ 「ですが、後にケインさんに対して堂々とできる男になりたくて、(その事が切実になりました?)」
パク教授 「それで新しい設計図を書き始めたと…娘に堂々としたくて?」
ジノ 「はい」

静かに笑顔を見せるケイン。

パク教授 「幸いにもその設計図が予備審査を通過したな」

知らなかったケインは驚きます。

ケイン 「予備審査に通ったんですか?どうして私に言わなかったんです?」
ジノ 「期待しすぎると…思って」
ケイン 「(溜息)」
ジノ 「本審査に進んだら言うつもりだったんです」
ケイン 「(怒)私、ジノさんのそういうとこホントにイヤだって言ったでしょ!私は些細なことまで全部話すのに」
ジノ 「すみません。まだ…ダメですね」
ケイン 「(小声で)ホントにヤダ」

↑この会話の間、ずっと黙って聞いているパク教授の後頭部が映っているのが地味に笑えるところ^^;

パク教授 「(咳払い)」
ケイン&ジノ 「!」

パク教授 「娘のどこが好きなんだ?」

固まるジノ。

パク教授 「どうした?答えるのが難しいか?」
ジノ 「いえ(困る) どこが好きなのか考えたことがないんです。ただ心が感じるままに振舞ったら…こうなったので」
ケイン 「・・・。」
ジノ 「ですが、機会をいただけるなら、今後お付き合いしながらどこが好きか考えてみます」

なぜか怖い顔になったパク教授。

パク教授 「覚悟はできてるのかね?」
ジノ 「え?」
パク教授 「私と夜通し酒を飲む覚悟だ!」
ケイン 「お、お父さん、ダメですよ。昨日ジノさん体調が悪かったから今日は休まなきゃ」
パク教授 「(ケインに)もう味方か?」
ケイン 「そ、そんなんじゃ…」
ジノ 「僕…すぐに買って来ます(張り切って立ち上がる)」
ケイン 「ちょ…」

そんなジノを目で追い、嬉しそうに笑顔を見せるパク教授。

——–

ケインがジノの事務所に差し入れを持って来ます。
きっと、予備審査通過のお祝いなんでしょうね。
「いつの間に用意したんです?」と尋ねるジノに、「このくらいいつだって用意できるわ」と満足気なケイン。

みんなが食べようとしたそのとき、扉を開けて入って来たのはジノの母でした。

慌てて立ち上がり、動揺するケイン。

——–

場所を移し、ケインはジノの母と向き合っていました。

ジノ母 「ジノがかろうじて危機をかわしてくれたけど、私はまだパク・ゲインさんを良く思ってはいないの」
ケイン 「はい…分かっています」
ジノ母 「ジノは…辛くても、辛いと表現できない子なの」
ケイン 「・・・。」
ジノ母 「いつだって一人で消化して…耐えて…」
ケイン 「・・・。」
ジノ母 「母親なのに助けてやることができなくて、いつも申し訳ないと思っているの」
ケイン 「ジノさんがお母様をどれだけ愛しているか…。初めてジノさんがうちの家に来たとき、お母さんと電話で話しているのが本当に羨ましかったんです。母子の間でどうしてこんなに優しくいられるのかって…。私も母が生きていればそうするのに…」
ジノ母 「・・・。」
ケイン 「ジノさんのように…私もお母様とそんな風に仲良くしたいんです」
ジノ母 「・・・。」
ケイン 「そうしていただけませんか?」
ジノ母 「…うちへ一度遊びにいらっしゃい。一緒にご飯でも食べましょう」

ケインを温かい目で見つめ、優しく声を掛けるジノ母。

う~ん、すごくいいやり取りなのに、どうしてジノ母が急にケインに歩み寄ったのか分からなくてすごく残念!
本当はもうワンクッションあったはず。
厳しい言葉で反対し、セクスィ~に悶々と悩む母親の姿(笑)をあれだけ見せておいて、これは無いでしょうorz
勿体ない!

——–

さて、いよいよ本審査が始まりました。

チャンニョルたちが提案するタム芸術院のテーマは、韓国伝統の韓屋。
家と家が連結されています。
道が一つの集落を作り、それぞれの建物は、村の細道のように内部のブリッジとしてつながっています。

次にジノたちの発表が始まります。
後ろに映っている完成予想図。この手前にある大きな半球が…「謝罪(リンゴ)」ですね^^
森の中の樹木に沿って設計された(駐車場?)。山脈の(?)的な地層を…(わからん!)
リンゴを割ったような姿には、人工渓谷の中にまた違う自然が保存されていることを表します。

ジノ 「我々はこの場所で共に楽しみ、芸術を謡い、調和するのです」

——–

全ての参加者のプレゼンテーションが終わり、パク教授が審査員を代表して話し始めます。

パク教授 「全6作品のうち、未来建設の「天の声」とM建設事務所の(アップル・タム?)が最終審査に残りました。未来建設の「天の声」は(隙間?)と空いた空間を適切に調合し、芸術的に昇華させた点で最も適格であると評価されました。また、M建設事務所は複合文化空間の意味を生かしている点で高い評価を得ました」

チャンニョル、ジノの表情に期待と緊張が走ります。

ついに、勝者の発表です。

チェ館長 「発表いたします。最終審査の当選者は…M建設事務所の(アップル・タム?)です」

手を叩き立ち上がるサンジュンと、ぼうぜんとしたまま釣られて立つジノ。
チャンニョルは目を閉じ、天を仰ぎます。

そして、感慨深げな表情で、静かに拍手するパク教授。

——-

ケインは会場の外でソワソワしながら待ちわびていました。

先に出てきたのはチャンニョルです。
浮かない表情で出てきたチャンニョルはケインに気づき、

チャンニョル 「この公募の準備をしながら決心したことがあった。正々堂々と勝利して、正々堂々と諦めること」
ケイン 「・・・。」

チャンニョルはケインに握手の手を差し出します。
その意味に戸惑うケイン。

チャンニョル 「これはお祝いの意味だから、握っても大丈夫だよ」

あぁ、泣ける。このセリフ(涙
チャンニョルはこうやって、ふわっと優しいセリフを吐くヤツなのだ。

まだその意味がよくわからず、硬い表情のまま握手するケイン。

チャンニョル 「これまで俺は悪いマネばかりやってきたけど…今度ばかりはホントに…キレイさっぱりチョン・ジノの勝利だな」

彼の言葉で結果を察し、思わず笑顔を見せるケイン。
でも、負けたチャンニョルの前なので、すぐに笑顔をひっこめます。

チャンニョル 「笑ってもいいんだ…」
ケイン 「…ごめん」
チャンニョル 「君を諦めると言っておいて…ホントは諦めきれなかったみたいだ。本当にアイツを卑怯なヤツだと信じたかった」
ケイン 「・・・。」
チャンニョル 「けど、今度ばかりはホントに…本当に諦めた」

黙って自分を見つめ返すケインを見て、言葉に詰まったように息を吐き出すチャンニョル。
そのまま彼女の前を通り過ぎます。
何も声を掛けられずに見送るケイン。

その背後に、ジノが現れます。

ケイン 「おめでとう!」
ジノ 「…ありがとう。分かってるでしょ?この作品はケインさんを泣かせたことへの”謝罪”だって」
ケイン 「いいわ。その謝罪、受け取ってあげる」

——–

M建設事務所ではささやかな祝賀会が開かれていました。
ヨンソン、そしてテフンに心を開いたヘミも参加して。

サンジュン 「今日は本当に晴れやかな気持ちです!今日の主人公、チョン・ジノ所長の話を聞く前に!!!ケインさんの歌を聞きましょうか?!」

な、なぜ?

囃し立てる面々に、「なんで歌なんか!」と嫌がるケイン。すると、「歌えないなら飲んで」という奇妙な展開に。
飲む気満々の男前ケインを、彼女の酒癖を知っているジノが慌てて止めます。

ジノ 「ちょっと待って!ケインさん…大丈夫ですか?」
ケイン 「私、強いんだから!こんなときに飲まずにいつ飲むの?全部飲むから!」

豪快に飲み干すケインを見て、さらに飲ませようとするサンジュン。

ジノ 「やめろよ!…この人、飲めないんだから!」

ケラケラと笑うケイン。
うんうん、分かるよ。嬉しくてたまらないんだよね…。

——–

遅い娘の帰りをまだかまだかと待っているパク教授。
そこへ酔いつぶれて眠ってしまったケインを抱きかかえたジノがやって来ます。

パク教授 「えらく遅かったな」
ジノ 「すみません」

ジノが抱きかかえているケインを見て、「こっちへ渡しなさい」と手を差し出すパク教授。
「僕が運びます」というジノに、少し意地を張ったように「こっちへ渡しなさいと言ってるんだ」と粘ります^^

受け取ろうとしたパク教授はケインの重みに耐えられず…。

ジノ 「(半笑いw)大丈夫ですか」
パク教授 「あぁ…大丈夫だ」
ジノ 「このまま僕が連れて入ります」

ケインをベッドに寝かせ、寝顔を見つめるジノに「君…私と話そう」とパク教授が声を掛けます。

パク教授 「ありがとうと…言いたかった」
ジノ 「…いいえ」
パク教授 「30年前に芸術院の設計を依頼されたとき、その一部分を応用してサンゴジェを建てた。妻が…子どもの遊ぶ姿を見守りながら仕事が出来ればいいと思ってね」
ジノ 「・・・。」
パク教授 「それなのに、家族が調和し共に幸せなら…と願いは、私の失敗で壊れてしまった」
ジノ 「・・・。」
パク教授 「だから余計に辛くてケインを見ていられなかったのかもしれない」
ジノ 「ケインさんと同じように…お父さんもお辛かったでしょう」
パク教授 「(戸惑ったように)何だか…告解でもした気分だな」
ジノ 「すみません」

ジノの方を振り返ったパク教授。

パク教授 「娘を…よろしく頼む」
ジノ 「!」
パク教授 「私は片付ける仕事があってイギリスに帰る。万が一ケインを泣かせる日が来たら、この業界から葬られる覚悟でいなさい」
ジノ 「はい。ケインさんのことは僕がしっかり守ります」

——–

一緒に買い物し、サイクリングをし…二人で楽しく過ごすケインとジノ。

ケインがベンチに座っていると、子どもたちが次々とやって来て風船を渡します。
あっという間にケインの手は風船でいっぱいに。

そして、最後にもう一つ風船を持って近づくジノ。
ケインにそれを渡し…

ジノ 「僕、プロポーズしてるんですよ」

顔を輝かせ、思わず風船を持つ手を離してしまうケイン。
ジノが渡した最後の風船には、指輪が結びつけてあったのです。

ジノ 「あ゛ーーっ!手を離してどうするんですかっ!!!」
ケイン 「…どうして怒るの?」
ジノ 「あ゛ーーっ!参ったな。とりあえず乗って!」

そういって迷わずしゃがみこむジノ。
ケインはジノに肩車され、木に引っかかった指輪つきの風船を取ろうと必死。

ケイン 「どうしてこんなところに指輪を?!」
ジノ 「特別なプロポーズをしたかったんですよ!!」
ケイン 「平凡でいいのにこんなところに…」

大騒ぎした結果、やっとのことで指輪を掴みます。

——–

タム美術館。
ジノが好きな絵を見つめるチェ館長のところへ、ジノがやって来ます。
横に並んで絵を眺めたまま話し始める二人。

チェ館長 「おめでとうございます。お二人…結婚なさるそうで」
ジノ 「ありがとうございます。これまでチェ館長には本当に多くの力をお借りしました」
チェ館長 「いいえ」

そういって、ジノの方へ向き直るチェ館長。

チェ館長 「私こそ、自分の見る目が間違っていないという確信を持たせてくれたチョン所長に感謝しています」
ジノ 「・・・。」
チェ館長 「でも、どうしましょう。お二人が結婚すれば、私と遊んでくれる人がいなくなって、つまらなくなりそうだ…」
ジノ 「それでも、思いついたらご連絡ください。ときどき遊びに来ます」
チェ館長 「チョン・ジノさんとパク・ゲインさんに出会い、多くのことを学びました。世間に立ち向かって戦える…勇気のようなものを」

チェ館長が明るく差し出した手。ジノもそれに応えて握手をします。

チェ館長 「お幸せに」

ジノは深く頭を下げ、「ありがとうございました」と感謝を伝えます。
そして、そのままロビーへと向かう階段を降りて行くジノ。

チェ館長は決してそのジノの後姿を見ることなく、ジノが降りて行くのを感じながらじっと息を飲み…
ジノとは反対方向に歩き出すのです。

ジノが「連絡を下さい」と言ったものの、チェ館長から彼に連絡することはもうないかもしれません。
ジノとケインが幸せになり、「友人」として自分なりの役目を果たした今、もう自分は退く時だと、そう決心している気がしますね。

——–

ジノはチャンニョルと会っていました。

ジノ 「中国に行くんだって?」
チャンニョル 「うん…何年か行ってくる。もしかしたら当分戻ってこないかもな」
ジノ 「気をつけてな」
チャンニョル 「俺たちに任せてくれてありがとうな」
ジノ 「どっちにしろ、うちの事務所で施工までは無理だった」
チャンニョル 「それでも他所に頼むこともできただろ?」
ジノ 「…未来建設。父さんが生涯を掛けた場所だから」
チャンニョル 「・・・。」

外の美しい眺めに目をやり、遠い記憶を思い出すチャンニョル。

個人の趣向 画像

チャンニョル 「覚えてるか?俺たちが子どもだったころ、一緒にキャンプに行ったこと。お前の父さんと俺の父さん、家族みんなで」
ジノ 「覚えてるさ。お前は昆虫博士になるんだって、やたらと虫採りに熱心だったろ?」
チャンニョル 「あのとき俺たちが一緒に作った昆虫標本…俺は今でも持ってる。自分の部屋にな」
ジノ 「・・・。」
チャンニョル 「父さん同士があんなことにならなかったら、俺たち、いい友達になれたかもしれないのに…」

寂しそうにそう語るチャンニョルを見つめるジノ。

ジノ 「中国から戻ったら連絡しろよ」
チャンニョル 「そうしたら?新婚家庭に招待してくれるか?」
ジノ 「(笑って)それは…ちょっと難しいな」
チャンニョル 「(おいおい…という表情)」
ジノ 「ワイフになる人が…料理の腕前にちょっと問題があってな」
チャンニョル 「(笑って)チョン・ジノ、結婚おめでとう」

笑い合う二人。
何てシミジミとしたいいシーン!私は最終話でこのシーンが一番好きです^^

——–

さてさて、その他の人々も楽しい1歩を踏み出しておりますよ。

産婦人科で胎児のエコー写真を眺めて大喜びの人。
それはサンジュンとヨンソンです。
まだ小さい胎児をみながら「ちゃんと指がある!」「誰に似てるんだろう」「女の子かな」と嬉しそう。

サンジュン 「はぁ~女の子だったらいいな」
ヨンソン 「何でよ!あんたが何で?」

ケラケラと笑ってはしゃぐ二人。
どさくさに紛れてヨンソンの肩を抱いたサンジュンの耳を、誰かがギューっとひっぱります。

ヨンソン 「あなた~、遅いじゃな~い!私一人で検診受けるの怖いって言ったでしょ!」
ヨンソン夫 「(サンジュンを睨んだまま)ごめん。ごめんな~(ヨンソンの方を向いて)手続きはしたか?」
ヨンソン 「もう~、あなたが来ないのに手続きなんて」

甘ったる~く夫に抱きつくヨンソン。

ヨンソン 「私、あなたがいなきゃ何もできないって分かるでしょ?」
夫 「手続きしてくる」

彼女の夫はもう一度サンジュンを睨みつけ、受付へと向かいます。

ヨンソン 「見たよね?ね?うちの旦那、サンジュンさんに嫉妬してたよね?サンジュンさんのおかげで二人目ができちゃった^^」
サンジュン 「オンニはいいかもしれないけどさ…正直に言おうかな、俺はめちゃくちゃ怖いよ、あの人」
ヨンソン 「何でよ~!あんたのことゲイだと思ってるのに。それにお礼にお見合いをセッティングしたでしょ!」
サンジュン 「(時計を見て)そうだ!お見合い!」

慌てて出掛けるサンジュンに、ヨンソンは拳を振り上げて「ファイト!」と声援を送ります。

——–

テフンとヘミは新しい携帯を物色中。
もう完全に恋人同士です。(会話省略)

——–

急いで約束のレストランにやってきたサンジュンは、イニが一人で座っているのに気づきます。

サンジュン 「おやおや!こんにちは」
イニ 「あ、あぁ…こんにちは」
サンジュン 「ここへはどうして?」
イニ 「あぁ…ちょっと約束があって」
サンジュン 「あぁ~~。(何かもうちょっと声を掛けたい感じ)では」

そう言って別の席に座るサンジュン。

このシーンのイニ、雰囲気が違っていいですね~。

いざ、サンジュンのお見合いスタートです。

女性 「私のタイプじゃないんですけどね…」

そう言って用意してきた質問状を出し「1番から順番に、正直に答えて」という女性。

女性 「何色がお好き?」

サンジュンは暗い顔でうつむいてしまいます。

一方、イニもお見合いをしている様子。
相手の話に全く興味が持てず、あくびを噛み殺します。

そうしているうちに、目が合うサンジュンとイニ。
困ってるイニが可愛い^^

——–

サンジュンとイニは場所を移して乾杯します。

サンジュン 「僕は正直、イニさんみたいな女性が嫌いだっていう男は到底理解できないね!(?)」
イニ 「サンジュンさんが見ても…私はケインと比べてイマイチでしょ?」
サンジュン 「本心で言いますけどね、イニさんは僕の理想型ですよ!」

物憂げな目で身を乗り出すイニ。

個人の趣向

イニ 「サンジュンさん」
サンジュン 「えぇ」
イニ 「あたしたち、恋愛しません?」

——–

そのころ、ケインとジノはサンゴジェで月を見上げていました。

個人の趣向 最終話 画像

ケイン 「知ってます?サンゴジェの名前はお母さんがつけたんですって。お互いを慕い合う場所になるように」
ジノ 「・・・。」
ケイン 「これから私たち…ここでずっと幸せに暮らしましょう」
ジノ 「えぇ。ご両親の分まで…全部」

ケイン(心の声) 「パク・ゲインの明日の天気予報。いつも晴れた日ばかり続く人生ではないでしょう。それでも、真っ暗な暗闇、何も見えない場所でも、この人と一緒なら勇気を出して歩けそうです」

ジノ(心の声) 「チョン・ジノの明日の天気予報。休むことなく走ってきたつもりだったけど、ずっと同じ場所でくるくる廻っている子どもでした。でも、この人に出会って、ときには立ち止まって深呼吸をした方がもっと遠くまで進める…そう気づきました」

——–

ここでエンディングです。

相手を思う気持ちで溢れ、苦しむのも相手を思うがこそ。
愛情いっぱいの温かいドラマでした。

そして、イ・ミノくんの男っぷりがすご~く上がっていて、花男のときは完全なるジフソンベー派だった私も、
クールで頭脳明晰で大胆、かつ繊細な男、チョン・ジノの魅力にどっぷりはまらせていただきました。
ミノくん、これからもいい作品に出演してくださいね。応援してます。

また、このドラマで印象に残ったのは、チェ館長というスペシャルな存在。
彼がジノやケインを通して変わっていく姿や、彼らの力になろうとする気持ちに、何度心が潤ったことか。
彼がいることで、ドラマが何倍も楽しく観られたと思います。

ではでは、もっといろいろ言いたいことはあった気がするんですが、忘れちゃったので(爆)このへんで。

お読みいただきありがとうございました。

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