韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!プロデューサー/SPY/夜警日誌/トライアングル/主君の太陽など

個人の趣向14話あらすじvol.2

   

韓国ドラマ「個人の趣向」14話の後半に入ります。

チャンニョルやイニによる妨害行為や、母の反対に悩みながらも
お互いを思う温かい心で絆を強めていくケインとジノ。

タム芸術院の予備審査が迫り焦るサンジュンを、ジノ母が訪ねます。
ケインの存在がジノを苦しめていることを確信するジノ母に「今のプロジェクトが終わるまで辛抱して欲しい」と頼み込むサンジュン。

個人の趣向 イ・ミンホ 画像
ケインを無言でじ~っと見つめる視線。吸い込まれた人、手ぇ挙げて!

続きをどうぞ~


<個人の趣向>原作本☆韓国語の勉強に、好きなドラマの原作本はいかが?

あまり辞書を使わずに、とにかく一度どんどん読んでみるのがおすすめです^^

サンジュンが戻ると、ジノはすでに出勤していました。

ジノ 「朝からどこに?」

サンジュンは「ジノに言わないで」というジノ母の言葉を思い出します。

サンジュン 「このごろ便秘がひどくてさ」
ジノ 「今までトイレに篭ってたのか?」
サンジュン 「あ、あぁ。あ、これ、予備審査用の設計図をよく観たんだけどさ、まだチェ会長がサンゴジェに惹かれる理由が分からないんだよな」

ジノはひそかに地下室から持って来た設計図を思い浮かべます。

ジノ 「サンゴジェはごく小さい部分に過ぎない」
サンジュン 「…何のことだ?」
ジノ 「(ハッとして)あ…いや、俺たちの設計コンセプトはそうだってこと」
サンジュン 「お前が掴んだコンセプトは何だ?」
ジノ 「そのうち分かる」
サンジュン 「そのうちって一体いつだよ!じきに予備審査の公示だっていうのに!」
ジノ 「・・・。」
サンジュン 「確かに…お前の頭ん中もかなり複雑だろうさ。お前の机の上がこんなに散らかってるのは初めて見たぞ。お前もケインさんに似てきたんじゃ?」
ジノ 「(笑)」
サンジュン 「ケインさんだけどな…掃除とか料理とか…そういう基本的なことに慣れなきゃな。(つぶやくように)そうすりゃお母さんの気も変わるだろうに」

——–

ハン会長は人が変わったように働いている息子に上機嫌。

ハン会長 「キム秘書の話じゃ週末からずっと夜中まで頑張ってるらしいな」
チャンニョル 「…えぇ」
ハン会長 「やっと人としての責務を果たすようになったな。パク・ゲインがお前を変えたのか?ははは、だから男は女と上手く付き合わなきゃダメなんだ。パク・ゲインとは上手く行ってるんだな?」
チャンニョル 「・・・。」
ハン会長 「パク教授が帰国する日が分かったぞ。出迎えに行くから準備しておけ」
チャンニョル 「えぇ。事が面白く転がりそうですね」
ハン会長 「ふふふふっ!」

——–

ジノと少しでも離れるのが寂しいケインは、携帯を握りしめて「電話しろ~チョン・ジノ!」とテレパシー送信中。
すると、いつの間にかやってきて傍に座っているジノに気づき、驚きます。

ケイン 「私に会いたくて来てくれたんですか?!」
ジノ 「そんな暇な人間に見えますか?」

そう、今日はタム芸術館新築公示の予備審査がスタートする日。
ジノはその手続に来ていたのです。

さっそくケインを伴って受け付けを済ませるジノ。
ちょうど後からやって来たハン会長は、ジノとケインが一緒にいるのを見て不審に思います。

ハン会長 「なぜ一緒にいるんだ?」
チャンニョル 「ご心配なく。ケインの問題は自分で解決しますから」
ハン会長 「信じたことで…私を失望させるんじゃないぞ」
チャンニョル 「失望するのは、チョン・ジノ…あいつです」

そのとき、こちらへ向かって歩いてくるチェ館長に気づくハン会長。

ハン会長 「おやおや~!チェ館長、御元気でしたか?」
チェ館長 「今日はどうして?」
ハン会長 「あぁはい、我々は予備審査を受ける必要はありませんが、それでも、タム芸術館が出発する日なのに来ないわけにはいかないでしょう」

チェ館長に同行するイニの目にも、仲良く手続きをするジノとケインの姿が入ります。

チェ館長 「そうでしたか。来ていただき感謝いたします」
ハン会長 「感謝などと…はっはっ!ところで、パク・チョラン教授のことはお聞きになりましたかな?」
チェ館長 「・・・。」
ハン会長 「へっへっへっ!うちのセガレの結婚の問題もありまして…早く(?)とお願いしたんですがね、有難いことに日程を早めてくださったんですよ」
チェ館長 「あぁ、そうでしたか」
ハン会長 「予備審査も大事ですが…本審査に出す作品を選ばなきゃいけないんですが、審査員のことで…」
チェ館長 「関心が過ぎますね。私は予定がありますのでこれで」

去っていく館長をじっと見送るハン会長。

チェ館長 「父親の後ろ盾だけでのさばるヤツめ…。今度の仕事が終われば…へたばるだろうな」

チャンニョルにイニがすかさず声をかけます。

イニ 「今度は勝つって言ったわよね」
チャンニョル 「・・・。」(このチャンニョルの表情orz 声を掛けただけで人をウンザリさせるキム・イニ恐るべし
イニ 「特別審査員…。ケインのお父さん、パク・チョラン教授よ」
チャンニョル 「?!」
イニ 「サンゴジェのために自分の娘を利用したと知ったら…どうかしら?」

——–

ジノはケインの手を引いて美術館の外へ来ていました。

ケイン 「すぐ…帰らなきゃいけないんですか?」

振り返り、じーっとケインの顔を見つめるジノ。

ケイン 「やっぱり…みんな待ってるもんね…」

ジノは彼女を見つめたまま無言で近づき、ケインの顔を引き寄せます。
人に見られるんじゃないかと気が気でないケイン。

ジノ 「戻ってから後悔しないように、今思う存分見ておきたいんです」
ケイン 「(笑って)何時間かしたら家で会えるでしょう?早く行って下さい。引き止めたくなる前に」
ジノ 「後悔しませんか?」
ケイン 「どうしちゃったんですか?遠くに去ろうとしてる人みたい…」
ジノ 「しばらく帰れそうにないんです」
ケイン 「だからってソウルにいることに変りないでしょう?会いたければいつだって会いに行けるわ」
ジノ 「忙しくなるんです」
ケイン 「しばらく…私の顔も見られないくらい?」

じーーーっと心に刻み付けるようにケインを見つめるジノ。
最後に頭をくしゃくしゃっと撫で、そのまま行ってしまいます。

ケイン 「そのまま行っちゃうなんて…」

寂しくその場に残されるケインに、「パク・ゲイン!」と声を掛けるジノ。

ジノ 「俺がいないからってよそ見したらタダじゃおかないからな!!」

呆れるケインに、ジノは満面の笑みで手を振り、車に乗り込みます。
車が去った後、ジノのタメ口のプンプンのケイン。でも…

ジノ 「でも確かに…”よそ見したらタダじゃすみません” なんて可笑しいよね…」

※ 「タダじゃおかない」と訳していますが、直訳すると 「死ぬぞ」と言ってます。

——–

手続きに出かけたジノを待っているサンジュンは気が気じゃありません。
ソワソワしているとジノ帰還です。

サンジュン 「おぅ、どうなった?手続きできたか?」
ジノ 「うん」

ジノに渡された封筒を早速確認するサンジュン。
そこには無事受付が行われた証書が入っていました。

サンジュン 「(証書に向かって)お前だけが頼みの綱だ。(ジノに)今日から戦闘開始だな?」
ジノ 「しっかりやらなきゃな」

そこへ慌てて飛び込んできたテフン。
彼が持って来たのは「退去命令書」でした。
いよいよこの事務所を出て行かなければならなくなったのです。

——–

エレベーターで上へ向かうチャンニョルとキム秘書。

キム秘書 「チョン・ジノさん、とうとう事務所を追われたようです」
チャンニョル 「そうか。チョン・ジノ、どれだけ立派な設計図を出してくるか、期待でもしてみるか」

ずらりと並んだ社員を前に、会議を始めるチャンニョル。

チャンニョル 「皆さん、本当の戦いはこれからです。勝者でなければ敗者。最初から私は負ける戦いなどするつもりはありません」

——–

ジノたちは何とか見つけた物件に急遽荷物を運び出していました。
あまり快適とは言えない空間に、サンジュンとテフンは浮かない顔です。
誰よりも、その原因となってしまったジノは、彼らにすまないと思う気持ちで一杯でしょう。

ジノ 「どうしたんだよ。憶えてないのか?俺たち、冷房もない倉庫でスタートしたってこと」
サンジュン 「そうだな。何とか這い上がらなきゃ、落ちるわけにはいかん」
ジノ 「人は上がるときもあれば落ちるときもあるし、落ちるときもあれば上がるときもある。景気づけだ!引越し祝いに(ステーキ?)おごるよ」
テフン 「俺、(ステーキ?)食わなくていいです。食べる物も惜しんでもっといい事務所に移ります」
ジノ 「…おい!(ステーキ?)おごる金はあるから。無駄口叩いてないで荷物を出してくれ」

荷物の入ったダンボールを開け始めたジノにサンジュンが近づきます。

サンジュン 「そうだな…。ご苦労だった。ここを借りるのだって大変だったろうに」
ジノ 「兄貴、俺たちもう少しだけ苦労しよう。タム芸術院のプロジェクト、確実に掴むから」
サンジュン 「(うなずく)おい、よく考えたら味があるよな。こうやってごちゃごちゃと暮らす方が人間らしいじゃないか!違うか?」
テフン 「(笑う)」
サンジュン 「いちいち肩をぶつけながらさ」
ジノ 「口で荷物整理してるのか?」
サンジュン 「ダメか?」

——–

一人サンゴジェで過ごすケインは、何とかジノに会う口実を作ろうと提案中。

ケイン 「(電話で)考えてみたんだけど~、明日夜食を作って行きましょうか?今度はパク・ゲイン特製(団子飯?)!私それなら上手く作る自信あるんだけど…」
ジノ 「何日かの辛抱なのに、それさえ我慢出来ないんですか?」
ケイン 「チッ!誰がジノさんに会いたいから行くって?その…応援も兼ねて…事務所のスタッフさんたちも応援したいから言ってるのに…」
ジノ 「(来ないように僕が応援する?)」
ケイン 「…どうして?」
ジノ 「ケインさんの顔見たら…仕事にならなくなりそうで」
ケイン 「・・・。」
ジノ 「顔を見たら一緒にいたいし、一緒にいれば帰したくなくなるから…」
ケイン 「(照)あ…もぅ。私がそんなに好き?分かったから、その代わり私の夢を見てくださいね」
ジノ 「夢にも出て来ようとしないでください。仕事してる間はパク・ゲインの名前も顔も全部消すつもりですから」
ケイン 「わ~、ジノさん、酷いわ」
ジノ 「その代わり」
ケイン 「?」
ジノ 「心の中に刻んでおきます」

温かい言葉にホッとして笑顔になるケイン。

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ケイン 「仕事がんばって、ジノさん」

——–

電話を切ったジノは、サンジュンとテフンがソファで眠る中、一人、あの設計図を取り出します。
サンゴジェの地下室で見つけた設計図…。

この設計図を自分はどうするべきなのか、絶対に勝ち取りたい仕事と、愛する人との間で悩むジノです。

——–

翌日、昼の休憩を利用してジノはサンゴジェへ来ていました。
地下室の天井を調べながら誰かに電話をする彼。

ジノ 「えぇ社長、この間お話した強化ガラス、いつごろ可能ですか?そうですか?それではお願いします」

ジノが出て行った後、仕事から帰って来るケイン。
一応ジノの部屋を覗いて溜息をつき、一人ソファに腰掛けます。

ケイン 「うちの家、すごく広いわ…」

携帯電話を取り出し、ジノに電話しようとしてためらう指。
そして、発信ボタンを押すことなく握り締めるのでした。

——–

事務所に戻り作業を終えたジノ。
作り終えた書類をサンジュンに渡します。

サンジュン 「出来たか?」
ジノ 「一度目を通して」
テフン 「これで俺たち解放ってこと?」
サンジュン 「何が解放だ。作業はこれからだろ (丸一日くらいで?)」
テフン 「ヘミに100日も会ってない気分だよ!」
サンジュン 「確かに…(ジノをチラリ)誰かさんもまさにそういう状態だろうな」
ジノ 「・・・。」
サンジュン 「ゆうべはお前たちの(恋人同士の愛の会話?)にヤキモキしたぞ」
ジノ 「(笑って)ちょっと出掛けてくる」

車で出かけたジノ。
電話が鳴ります。

ジノ 「(電話)はい、社長。今出発しましたから20分くらいで着きます。サンゴジェの前でお会いしましょう」

——–

タム美術館。子供休憩室で作業を続けるケインは溜息の連続です。

チェ館長 「そんなに溜息をついてたら、地面が凹みますよ」
ケイン 「あ…館長」
チェ館長 「何事かありましたか?」
ケイン 「事といえば事だし、違うといえば違うし…」
チェ館長 「(見渡して)う~ん、”仕事” はちゃんと進んでいるようですが?」
ケイン 「(わざと怒った顔)今日はチェ館長がちょっと憎らしいです」
チェ館長 「(目を丸くして)???」
ケイン 「ジノさんがね、予備審査の準備のために目が回るほど忙しいんですよ」
チェ館長 「…そうか、パク・ゲインさんの話を聞いてみると…私は大きな過ちを犯したみたいですねぇ。私のせいでケインさんとジノさんは織姫と彦星になったんですね?」

チェ館長の言葉に、思わず笑うケイン。

チェ館長 「過ちを反省する意味で、天の川の橋になりましょうか?」

あぁチェ館長!何てロマンチストなんだかorz

ケイン 「(乗り乗りで)どうやって?」
チェ館長 「パク・ゲインさんが仕事中に大怪我したとか…」
ケイン 「おぉ…私のために嘘まで!館長の心遣いに涙で前が見えなくなるわ!」
チェ館長 「(ここぞとばかりに)ハンカチお貸ししましょうか?」

。。。orz だからそのジョークは一度失敗したでしょーが
諦めがつかなかったのね^^;

ケイン 「…え?」
チェ館長 「はぁ…やはり、私のジョークは反応が良くないですね」

楽しそうにゲラゲラ笑いだすケイン。

チェ館長 「それですよ!ケインさん、笑って下さい。ケインさんは笑顔が本当に素敵です。その笑顔がチョン所長の大きな力になるはずです」
ケイン 「ありがとうございます」
チェ館長 「?」
ケイン 「ある人が言ったんです。こういうときはただ”ありがとうございます” 、そう言うんだって」

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微笑み、うなずくチェ館長。

ケイン 「ときどきね、館長が私のお父さんみたいに頼もしく感じられるときがあるんです」
チェ館長 「・・・。お父さんのこと、聞きました?」
ケイン 「えぇ。もうすぐ帰っていらっしゃるって」
チェ館長 「お帰りになる理由…聞いてもいいですか?」
ケイン 「お父さんは一度も…私に理由なんて説明してくれたことはないんです。行くときも…戻るときも」
チェ館長 「・・・。」
ケイン 「(笑って)だから、お父さんの別名はグレムリンっていうんです。ふふふっ。可笑しいでしょう?」
チェ館長 「・・・。」

ケインとチェ館長の会話は本当に穏やかで温かい。
訳している間、私もいつの間にか笑顔になっていました^^

——–

そのころ、サンゴジェでは職人たちが地下室の天井にガラスをはめこんでいました。
キレイにハマったガラスを見上げ、嬉しそうなジノ。

亡くなったケインの母の様子を上から見ていた幼いケイン。
ジノはそれを知り、ケインを喜ばせたい一心でガラスをはめたのですが…。
その優しさがケインの辛い記憶につながっていようとは想像もつきません。

すぐに電話を取り出し…

ジノ 「(電話で)ケインさん?」

美術館の作業場では…

ケイン 「ジノさん?!」

大喜びして電話に出たものの、これじゃいけないとワザと落ち着いた素振りをし始めるケイン。

ケイン 「間違い電話みたいですけど?私、パク・ゲインじゃないですけど?」
ジノ 「パク・ゲインじゃなけりゃ、パク・フリムかな?」

※ ケインは「晴れ」、フリムは「曇り」を表します。

ケイン 「私の名前も消すって言ってたけど、ホントだったのね」
ジノ 「今どこにいるか当ててみて」
ケイン 「事務所でしょう?」
ジノ 「違うんだけどな~」
ケイン 「えっ?(キョロキョロ)」
ジノ 「今サンゴジェにいるんです」
ケイン 「(立ち上がり)仕事、全部終わったんですか?」
ジノ 「いいえ」
ケイン 「(ガッカリして座る)で、どうして?何か取りに?私に持って来てくれって言えばいいのに」
ジノ 「んー、今すぐサンゴジェに来れば教えてあげますよ」
ケイン 「!!!(気を取り直し)来いって言えば来て、行けって言えば行く…そんな関係なの?とりあえずスケジュールをチェックして~」
ジノ 「じゃあそうして」
ケイン 「もう!韓国語は最後まで聞かなきゃ分からないでしょ!全く!」
ジノ 「(笑う)」
ケイン 「どこにも行かないでじっと待っててくださいよ!!!」
ジノ 「慌てて転んだりしないように、ゆっくり来ればいいですよ。来るまで待ってるから」
ケイン 「はぁい♪」

電話を切ったジノ。
もう一度地下室を満足そうに見渡しますが、うっかりケインと母の写真立てを落としてしまいます。
派手にヒビが入ってしまった大切な写真…。

——–

そのころ、ジノたちが退去したばかりの前事務所から、慌てて出てきたのはヘミ。

ヘミ 「(電話で)お母さん、大変!ジノオッパが事務所を追い出されたって!」

——–

そして、こちらはタム美術館の館長室。
鳴り始めた電話に出たイニは…

イニ 「(電話で)はい、タム美術館です。!!!はい、少々お待ち下さい」

受話器を館長に差し出し、

イニ 「パク・チョラン教授からお電話です」

緊張して受話器を受け取るチェ館長。

チェ館長 「はい。チェ・ドビンです」

——–

パク・チョラン教授は空港にいました。

パク教授 「あ…はい、パク・チョラン教授です。…はい」

電話をかけるパク教授の向こうの方で、キョロキョロと人を探している誰かの姿。
それは空港に到着したところを出迎え、誰よりも先手を打とうとしているハン会長たちでした。
昔の写真しか入手できず、パク教授の現在の容姿が分からないため、教授を探し出せないでいるのです。

電話を切ったパク教授は、また別のところへ電話を掛け始めます。

——–

サンゴジェへ飛んで帰ってきたケイン。

電話が鳴っているのに気づき、急いで自分の部屋に入りますが、ギリギリのところで電話が切れてしまいます。
部屋の時計は2時。早退してきたんですね^^

そして、ジノの姿を探しますが…しーんと静まり返ったサンゴジェの中に彼の姿は見つからず。

ケイン 「何よ~!来るまで待ってるって言ったくせに」

その頃ジノは新しいフォトフレームに写真を入れて、サンゴジェへの道を急いでいました。
そこへ電話が。

ジノ 「(電話で)ケインさん?」
サンジュン 「すみませんね、ケインさんじゃなくて」
ジノ 「あぁ、兄貴」
サンジュン 「この間のドリームアートセンターの設計図はどこに置いた?」

たくさん設計図をしまっている場所を探しているサンジュン。
場所を教えたジノに、サンジュンは「ゆ~っくり恋愛してお帰りを」と言い、電話を切ります。

ふとジノが気に掛けたのは、少し離れた別の場所にそっと置いてあるあの設計図。
サンジュンが設計図を探すうちに、それを見つけてしまうかもしれません。
そうすれば、間違いなくその設計図を利用しようとするでしょう。
気になりながらも、とにかくサンゴジェへ急ぐジノ。

——–

ジノの心配はその通りになってしまいました。
設計図の筒を開けようとし、蓋を落としたサンジュンは、そこにひっそり置かれている古い設計図に気づきます。
それを開けてみると…?

そこにはサンゴジェの詳細な設計図と、それを一部とする壮大な建築物が!

——–

依然として一人でジノを待っているケイン。
ふと、いつもソファが置いてあるスペースの端に、ジーノがちょこんと座っていることに気づきます。

ケイン 「ん?ジーノ、あんたどうしてそこに?」

ジーノを持ち上げると、その下に見慣れない何かが。
そっとカーペットをめくってみると、そこに現れたのはガラスの床でした。

その途端、ふたたびケインの中に蘇るあの記憶。
「お母さん!お母さん!」ガラスをコンコンと叩き、下にいる母を呼ぶ自分の姿…。

ケインはその記憶に導かれるように、地下室へ向かいます。

「コンコン、お母さん!コンコン、お母さん」

怖くなって地上に上がってきたケイン。
蘇ってきた記憶と、自分がそれをすごく恐れていること。
ケインは混乱します。

そこに…タイミング悪くやって来てしまったのはジノの母。
「うわ…なんてややこしいときに」と全ての視聴者が思ったはずorz

ケイン 「(まだ混乱中)こんにちは…」
ジノ母 「少し…話しましょうか?」
ケイン 「…はぃ。お入り下さい」
ジノ母 「いいえ、ここで話しましょう」

そのころ、ジノは交通事故の渋滞に巻き込まれていました。
ケインが気になり電話を掛けるのですが、ケインは地下室へ入るときにジーノと一緒に電話を入り口へ置いたまま…。

——–

ジノ母 「座って」
ケイン 「・・・。」
ジノ母 「私はね、回りくどい言い方は出来ないの。うちのジノの状況、知らないわけじゃないでしょう?」
ケイン 「(茫然としたまま)…え?」
ジノ母 「知らないの?皆お嬢さんのために起きてることなのに、どうして知らずにいられるのかしら?」
ケイン 「・・・。」
ジノ母 「今、うちのジノはお嬢さんのために事務所まで追い出されたのに…知らないの?」

「知らないの?」–その言葉に、またケインの頭の中に蘇る声。

女性A 「知らないの?」
女性B 「子どもに分かる訳ないわ」
女性C 「あの子のためにお母さんがあんなことになったんじゃない!」

どんどん記憶の中に入っていくケイン。

ケイン 「し…し…知りません」
ジノ母 「…ケインさん?」

「コンコン!」

またあの音と歌声がケインの頭の中に蘇り、ケインは怖くなって耳を塞ぎます。

ジノ母 「あの…パク・ゲインさん?よく聞いてください。うちのジノはね、このままダメになるわけにいかないんです」
ケイン 「(耳をふさいだまま、震え始める)」
ジノ 「あの子…父親があんなことになって、どれだけ自分にムチ打って生きてきたか…」

ケインの記憶の中で、ガラスの下から自分を見上げる母の姿。
ケインを見上げて笑顔を見せ、再び金槌で木を打ちます。
「お母さん、お母さん」
何度も呼んでみますが、もうお母さんは上を向いてくれません。

ジノ母 「ここでダメになったら、もう立ち上がれないわ。あの子の父親のようになってしまったら…私は生きていけないの」
ケイン 「・・・。」
ジノ母 「私が死ぬのを見たくないなら、うちのジノと別れて下さい」

「トントントン」金槌を打ち続けるケインの母。
寂しいケインは、母親に気づいて欲しくて、幼心にダンベルでガラスを叩き始めます。
その瞬間、パッとガラスに広がるヒビ。
母親が異変に気づいて上を見上げた瞬間…!
「バシャーーーン!」「ケイナーーーッ!!!」
飛び散る破片と一緒に、ケインは下へ転落します。
「オンマーーッ!!!」

幼いあの日、サンゴジェで起こった出来事をついに思い出してしまったケイン。
悲鳴を上げて頭を抱え、その場にうずくまります。

ジノ母 「ケ、ケインさん…?」
ケイン 「・・・。」
ジノ母 「ケインさん、ごめんなさいね」

目を真っ赤にし、震えながら顔を上げるケイン。

ジノ母 「(?)してほしいの」

ジノの母を見つめたまま、震えが止まらないケイン。
ジノ母はそのまま彼女の元を去ろうとします。

そこへ、入れ替わりに入って来たのは、パク・チョラン教授。
「失礼しました」と急いで出て行く女性を見送り、振り返って目にした娘は、涙を流し震えていました。

パク教授 「…どうしたんだ?」

ケイン 「だから…だったんですね?」
パク教授 「・・・。」
ケイン 「だから…私がそんなに…憎かったんですね」
パク教授 「・・・?」
ケイン 「小さいとき…どうしてお父さんがこんなに私を嫌うのか…どうしてこんなに私を憎むのか…毎日毎日…悲しかった」
パク教授 「・・・。」
ケイン 「…私でもきっとそうだったわ」
パク教授 「・・・。」
ケイン 「私はお母さんを殺した娘だから」
パク教授 「ケイン、何を言ってるんだ?!」

声を上げて泣き始めるケイン。

そこへ、ジノが入って来ます。

ジノ 「ケイン?!」

—————-

ここでエンディングです。

相変わらずゆっくりの進行だったのでダラダラと見ていたら、最後のイェジンさんの演技に思い切り引き込まれました。
今も一言ずつ訳をタイピングしながら、込み上げてくるものがあります。

だんだん記憶が戻ってくる怖さと、怖くてたまらないけど集中して記憶の端っこを掴もうとせずにはいられないケイン。
そして、父親の前で声を上げて泣き始めるまでの長~いクレッシェンドには思わず息を飲みました。
息を吸いがちに泣くのがまるで幼い子どものようで、一刻も早くジノに…そしてパク教授に、彼女を救ってあげて欲しいと思わずいられません。

いや、パク教授の帰国に、サンジュンに見つかってしまった設計図。危機が迫っているのはむしろジノのほうか^^;

ところで、残念ながら視聴率が落ちているらしいこのドラマ。
確かに10話あたりがピークだった感は否めません。
残り2話、数々の問題が残されたままですが、イニやチャンニョルも含めて、誰もが安心できる場所に着地できるよう、
素敵なラストを願いながら期待して待ってます。

ではでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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