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師任堂(サイムダン)、色の日記7話あらすじ&日本語訳~前編

   

イ・ヨンエ、ソン・スンホン主演SBSドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』7話をセリフの訳を交えながらご紹介します。

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比翼堂の前でミン・チヒョンに呼び止められたサイムダンは凍りついた。「!」

チヒョン「子どもが落としましたが」

チヒョンはそう言って、地面に落ちた紐を拾い上げる。
「…。」かろうじてそれを受け取ると、サイムダンはチヒョンが去っていくまでじっと持ち堪えた。

ヒョンリョン「どうしたんですか?お母様」

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家まで子どもたちを連れ帰ると、サイムダンは改めて次男ヒョンリョンを振り返った。

サイムダン「ヒョンリョン、もうあそこへ行ってはいけないわ。二度と駄目よ」
ヒョンリョン「…。」
サイムダン「入って課題をやりなさい」
ヒョンリョン「…。」

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それからというもの、サイムダンはまた悪夢に苛まれるようになった。
20年経ってなお、凄惨な記憶が薄れることはなかったのだ。

サイムダン(うわ言)「私のせいで…あの人たち…!あの人たちを助けてください!」

大きな悲鳴とともに、サイムダンは飛び起きた。
驚いたウォンスが、汗でびっしょりになった彼女の顔を拭う。「一体どんな夢を見たんだい?」

ウォンス「大丈夫か?もう何年も大丈夫だったのに、また悪夢が始まったのかい?」
サイムダン「…。」

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チヒョンの家に、キョムから石竹の絵が届けられた。

チヒョン「花と鳥…。花鳥画の完成か」

チヒョンはふっと冷めた笑みを浮かべた。

チヒョン「石竹の花…?」

石竹の花の絵に、見覚えがあることに気づいたチヒョンは、はたと思い立ち、棚を開く。
箱から取り出してみたのは… 20年前に画帳と共に残されていたあの花帯だ。

やはりそうだ。
花帯にもよく似た石竹が描かれているではないか。

花帯の持ち主は運平寺で自分たちを目撃した生き残りだ。
殺さねばと探し回った末、とうとう探し当てることができなかったのだ。

チヒョン「…。」

そこへ、キョムについて調べていた執事がやって来る。

執事「宜城君は生まれ持った技芸の才能があり、絵を描けば率居先生の再臨、コムンゴを弾けば百結先生の生まれ変わりだと言われたそうです。それだけでなく、舞と歌にも秀で…」
チヒョン「行跡のわからぬ20年間、どこで何をしていたのだ」
執事「江原道の江陵で、大伯母の手で育てられたそうですが…」

チヒョンが目を見開いた。「続けろ」

執事「江陵で婚礼が破談になった直後、頭を丸めて金剛山へ入り、数年引きこもっていたそうです。その後、済州や于山など人のまばらな島を転々とし、再び姿をあらわしてから5年にもならないようで」
チヒョン「江陵で婚礼が破談になったと…?今すぐ江陵へ向かえ。破談になったのはどこの家なのか、相手の娘が誰だったのか、詳しく調べるのだ」
執事「はい」

「一体何者なのだ?宜城君」チヒョンの中でますます謎が渦巻いた。

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チヒョンに出会ってしまったサイムダンは、キョムに手紙をしたためた。
自分からだとわからないように、左手で筆を持つ。

『宜城君に申し上げます。
名前を明かすことのできない私が手紙を送った理由は、不吉な出来事が起きぬよう、前もって知らせるためです。
ミン・チヒョンにお気をつけください。
カラスのいるところに白鷺が行ってはならぬと申します。
あの者はいつか大きな悪事で周囲を乱し、あなたを害するのは明白です。
ですから、あの者を格別に警戒し、遠ざけられますよう願います。
あなたの前でお話しできない立場をお察しいただき、重々お心がけくださいますように』

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キョムは届けられた手紙から顔を上げた。「誰が持ってきたのだ?」

執事(比翼堂の前に立ってる人です)「みすぼらしい身なりからして、物乞いの子どものようでした」
キョム「…物乞い?」
執事「はい」

キョムはじっと考えを巡らせる。「私の前に出られないと?」

キョム「ミン・チヒョン…。四方に敵ばかりだな」

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キョムは従弟を連れ、漢陽一の造紙市へやって来た。
そこで職人たちが紙を作り、販売店舗まで揃っている。

キョム「ここが始まりだな」
従弟「え?始まり?」

彼は紙を販売している店舗に入った。

キョム「(棚の紙束を指し)こういったもの一つでいくらするのだ?」
店員「5文にございます」
キョム「(笑)たかがこの程度の質で5文の価値とは…ボロ儲けだな」
店員「そんな!地方へ行ってごらんなさい、うちはそんなに儲けを取っていませんよ」
キョム「独占していれば好きなように付けられるのが値段だ」

キョムはぶらりと別の棚に移る。「この紙はどこから納品されてるのだ?」

キョム「工房は?ここにある以外にいくつあるのだ?」
店員「戸曹からいらしたんですか?」

※戸曹=租税や貢納に関する業務を担当する機関

キョム「?」
店員「…。」
従弟「全く!一目見りゃわかるでしょう」

「最初からそう言ってくださればいいのに」店員は金を出してきて従弟に握らせた。

店員「お国の仕事でお疲れでしょうに、酒でも一杯召し上がってくださいまし。ははは!」
従弟「こんなものまで…ははは!」

「…。」キョムに無言で睨まれ、従弟は金を突き返した。「けしからん!人を見くびるな!」

出口へ向かいながら、キョムは従弟にそっと囁いた。「この店、しっかり見張ってろ」

従弟「何でです?」
キョム「お前、なんでそう口数が多いんだ?」
従弟「…。」
キョム「搬出される物や売上、人を付けて一つ残らず調べ上げろ。いいな?」

「はい」従弟はそう答えながらも、しきりに首を傾げた。

二人が出ていくのを、階上からそっと窺っている人影があった。
フィウム堂だ。「宜城君がなぜここに…?」

#この従弟、頼りなくてマジ心配…。
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ウォンスはとうとう自分を騙した同門生を捕まえた!「こいつ!」

ウォンス「あの家を何だと思ってるんだ?!財産分与で義母様がヒョンリョンに譲ってくださった家なんだぞ!お前それでも友か?人間か?」

「すまない、友よ!!!」いざ捕まえてみると、当の本人はアザだらけだった。

ウォンス「!誰がこんなことしたんだ?」
友人「本当に面目ない。うまくいくと思ってたんだ」
ウォンス「…。」
友人「君が奥さんに一度もいいところを見せられないでいるのが焦れったくて。一儲けして威張らせてやろうと思ったのに」

二人は顔を見合わせて嘆きあった。

友人「それでも、何もしないのはあんまり胸が痛いから…」

「そうだ!」友人は櫃(ひつ)を指す。「うちの家で値打ちのある物はこれしかない。これでも持ってってくれ」

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「また騙されたんじゃなかろうか」そう呟きながら、ウォンスは棚を担いで帰ってきた。「あいつ天性の詐欺師だ」

持ち帰った棚を、ウォンスはさっそく妻に披露する。「これぞまさに花鳥㮜というものだよ」

ヒャン「これ何です?」
ウォンス「今聞こえなかったか?花鳥㮜だと言ったろ」
ヒャン「やれやれ、今度は誰に騙されたんです?これのどこが花鳥㮜なんですか!古くなった米櫃を拾ってきて絵を描いただけですよ」
ウォンス「お前よくもそんなことを!」
サイムダン「…。」
ウォンス「(サイムダンに)とても高い櫃らしいよ。ひとまずこれを持って行けと言うから、南山から担いできたんだよ。花鳥櫃」
サイムダン「…ご苦労様でした」
ウォンス「(うんうん)」
サイムダン「山へ勉強に行く荷造りをいたします」
ウォンス「山へ勉強…!」

サイムダンはくるりと背を向け、部屋へ戻っていった。

ウォンス「夫人、もう一度花鳥櫃を…」
ヒャン「花鳥櫃じゃありませんってば」
ウォンス「違うか?」

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夜も更けていた。
フィウム堂は箱にしまってあった細長い袋を取り出す。
中に入っていたのは、一本の細筆だ。

フィウム堂「…。」

地面に字を書いて勉強していると聞いて、キョムがくれたものだった。
彼女の抱いた淡い恋心は、その直後、無惨にも引き裂かれることになる。

フィウム堂「侮辱され酷い仕打ちを受けた居酒屋の娘ではないわ、もう…」

~~~~20年前~~~~

ミン・チヒョンの一団が夜道をやって来ると、ソクスンはたったひとり、彼らの前に立ちふさがった。

チヒョン「?」

#すごくいい顔しますね、彼女!

そうしてソクスンはミン・チヒョンの家で下働きをするようになったのだ。
ある日、ミン・チヒョンの妻が早くに産気づき、死産になってしまう。再び身ごもるのは難しいようだ。
それを聞きつけたソクスンは、体を綺麗に清め、夜、ミン・チヒョンの部屋を訪れた。「水をお持ちしました」

彼女が差し出した水の椀には、隣に真っ赤な帯が添えてある。
「?」チヒョンは赤い帯と彼女をすばやく見比べた。

ソクスン「狩猟用の鉢巻きです。鷹を刺繍してみました」
チヒョン「…。」
ソクスン「鷹の目は暗闇の中でも獲物を正確に捉えると聞きました。魔除けの意味もあり、厄を払ってくれます」
チヒョン「…。」

ソクスンは顔を上げ、まっすぐにチヒョンを見る。「鷹の目を持ち、厄払いになるよう祈りながら、ひと針ひと針刺しました」

チヒョン「厄を払うとな…」

ソクスンは意を決し、頭を下げる。「男の子を産んで差し上げます」

チヒョン「!」
ソクスン「…。」
チヒョン「横柄な」

チヒョンは手に取った赤い帯を無造作に投げ捨てる。「従婢ごときが」

ソクスン「”世愛牧丹紅 栽培満院中 誰知荒草野 亦有好花叢” 世の人々は赤い牡丹を好み、庭一杯に育てる。しかし、誰が知ろうか。荒れた草野にも美しい花が咲いているのを」

※石竹花(鄭襲明)。サイムダンの父シン・ミョンファが少女たちを集め、講義をしているシーンがありました。そこで学んでいたのがこの詩です。そのときはサイムダンがこの続きの部分を解釈を披露していました。ソクスンは垣根の外で聞いていましたね。

ソクスン「身分が賤しいからといって、志まで賤しくはありません。聞きかじりで容易く会得しました。かならずや天下を轟かせる賢い男の子を産んで差し上げます!」
チヒョン「…。」

ソクスンは上衿の留め紐をほどき、ひと思いに胸元をはだけた。「…。」

~~~~現代編~~~~

「あぁ!こんなとこで終わっちゃうなんて!」サンヒョンが思わず声を上げる。

サンヒョン「すごく面白くなってたのに」

ジユンはサンヒョンと訪れた旧寿進坊のカフェで、古書の続きを読み進めていた。
「ジユン!」そこへやって来たのは、ジユンの親友スジョンだ。
「何て階段が多いの?」そう言って、彼女はジユンの隣に腰を下ろした。

ジユン「私の同級生。あんたにとっても先輩よ。しっかり挨拶なさい」

サンヒョンが立ち上がり、頭を下げる。「こんにちは、先輩。ハン・サンヒョンです」

サンヒョン「よろしくお願いいたします」

「先輩」座ると、サンヒョンはさっそく本題に入った。「次のページはいつごろ判読できます?」

スジョン「最近用事が多すぎるのよ。組織改編だの人事異動だの。それに、用心してやらなきゃいけないから。人目を避けてね」
ジユン「苦労をかけるわね」

「何を」スジョンは豪快にパンとジユンを叩く。

ジユン「これから私たち、これを”寿進坊日記”って呼びましょ」
スジョン「寿進坊日記?」
サンヒョン「良さそうですね。ここがサイムダンの家のあった場所だし」
スジョン「ここが?」
ジユン「(頷く)」
スジョン「あらまぁ、ビックリ!」

※サイムダンの家跡=現在の鍾路区 淸進洞 寿松洞あたり

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ヘジョン「早く帰って続きを判読しなきゃね。判読すればどんどん面白くなりそう」

3人は揃ってカフェを出て来る。

サンヒョン「何かあればいつでも連絡くださいね」

「じゃあね!」スジョンは先に帰っていった。

ジユン「(サンヒョンに)あんた、ちょっと経ってから帰ってきなさい」
サンヒョン「何でです?」
ジユン「いいから言うこと聞きなさいよ!余計な誤解されたくないの。お義母さんも過敏になっていらっしゃるし」

サンヒョンを残し、ジユンも歩き出した。

サンヒョン「最初からそう言えばいいのに。それにしても傷つくよなぁ、あのお義母さん。なんで俺みたいな若者がおばさんと…」

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ジユンとサンヒョンの後をずっとつけていたミン教授の助手たちは、二人が同じアパートへ入っていくのを見届けた。

助手1「あの人たち、何で同じ家に入って行くんだ?」
助手2「一緒に住んでるんじゃないか?!旦那さん、会社が潰れて行方知らずなんだってさ」
助手1「えぇ?!そりゃホントに大事件だぞ」

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助手たちはさっそくミン教授に報告する。

ミン教授「つまり、何だ… 同居していると?それから?」
助手2「その他に太った女の人が」
助手1「あ、はい。どこかの太った女の人が後から合流して、ヒソヒソ話して行きました」
ミン教授「太った女?太った女というと…」

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博物館に戻ると、スジョンはさっそく古書の復元を再会した。
ページがくっついている箇所に気づき、慎重にはがしてみると、中からハングルの記された紙切れが出て来る。「何これ?!」
スジョンはすぐに電話を取り出した。「ジユン、急いで来てくれる?」

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ミン教授はジユンの年度の卒業者名簿をめくり、写真を辿った。
ジユンと同じページ、下の方に視線を移すと、ふっくらした女性が一人…。

ミン教授「これか?」
助手1「そうみたいです」
助手2「あぁ、そうです!けど、もうちょっと太ってたなぁ」

ミン教授は素早く考えを巡らせる。「中央博物館…」

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さっそくミン教授は中央博物館にやって来ると、1Fロビーに助手たちを待たせ、中へ入っていった。
守衛室の前でそれを目撃したのは、ちょうどジユンに呼ばれて駆けつけたサンヒョンだ。「!」

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ジユンは古書から見つかった紙切れを声に出して呼んだ。

『私たちの魂は一つ
だから、私が行ってしまったとしても別離ではありません
叩いて薄く広がった金箔のように ただ遠ざかっただけのこと』

スジョン「紙は寿進坊日記と同じよ。だけど、サイムダンが書いたのなら中世国語で書いてあるはずでしょ?」
ジユン「告別っていう詩よ。ジョン・ダンっていう人が書いた16世紀のイギリスの詩」

※告別=16世紀、John Donne作。こちらに原文と日本語訳があります。 上に『』で訳したものはハングルを訳したもの。

ジユン「私が大好きな詩…」
スジョン「ただし、これはサイムダンが書いたものじゃないってこと」

そのとき、静かに扉が開き、誰かが入ってきた。
「?」顔を上げたスジョンが、目を剥く。「!!!」

ミン教授だ。

ジユン「!!!」

ミン教授は室内を警戒しながら奥へと進んできた。

ミン教授「ソ・ジユン、何を企んでる?金剛山図にケチをつけただけじゃ足りないか?」
ジユン「…。」

ミン教授の視線が、”寿進坊の日記”のあるテーブルの方へ向かった。
「教授!」そこへタイミングよく駆け込んできたのはサンヒョンだ。
ミン教授が視線を外したすきに、スジョンがさっと懐に”寿進坊の日記”を隠す。

サンヒョン「教授!どうなさったんです?お元気でした?いやぁ、ますます素敵になられて」
ミン教授「(振り払い)お前は何でここに?(皆を指差し)お前らここで何を企んでるんだ?言わないか!」
ジユン「…。」
スジョン「”頼母子講”ですよ~」

※頼母子講=グループでお金を持ち寄って積み立て、その中の一人が交替で受け取るという、昔からある相互扶助制度。

サンヒョン「そうなんですよ、頼母子講!」
ミン教授「…。」
サンヒョン「”ミンサモ”です」
ミン教授「?」
サンヒョン「ミン教授を愛する人たちの集まり”」

※ミンサモ=ミン教授の”ミン”、愛する(サラン)の”サ”、集まり(モイム)の”モ”

スジョン「えぇえぇ」

ミン教授が思わず笑い声を上げる。

スジョン「私たちミン教授を尊敬してますからぁ」
サンヒョン「あははっ」
ミン教授「馬鹿かお前ら!」

ミン教授は彼らを押しのけ、テーブルの上の紙切れを手に取った。
ジョン・ダンの詩の記された古い紙だ。

ミン教授「?」

この詩をみただけで、特別な意味を読み取ることはできない。
ミン教授は紙をテーブルに戻した。

ミン教授「お前ら、しっかり見張ってるからな」
ジユン「(バッグを手に)教授、私たちもう出なきゃいけないんですけど、どうなさいます?」
スジョン「あぁそうよね、遅くなっちゃったわ。帰らなきゃ」

彼らはぎこちない演技で、そそくさと帰り支度をした。

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ジユンとサンヒョンは先に保存科学室を出て来た。

サンヒョン「先輩、大丈夫でしょうか」
ジユン「静かに!」

振り返ると、すぐにミン教授が出てくる。
「…。」何か言おうと口を開いたところで、助手が駆けて来た。「教授、総長からお電話です」

こうして、”寿進坊の日記”はミン教授の魔の手からひとまず逃れた。

#スジョンさん大好き。解読のパートナーはサンヒョンでもいいけど、ヒロインを理解して励ます女ともだちは必要だよね。

スジョン「ここで作業できなくなっちゃったわね」
サンヒョン「そうですね」
ジユン「別の場所を探さないと」
スジョン「うん」
ジユン「行こう。頑張りましょ!」

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スジョンとジユンはあるビルの地下に続く階段を下りた。
二人が入ったのは、営業時間外のクラブだ。
「こっちです」待っていたサンヒョンが二人を向かえた。

スジョン「最近のクラブってこんな感じなのね!私たちのときとは違うわ~」
ジユン「ここで判読作業しようってこと?」
サンヒョン「ビンゴ!ミン教授に監視されてるから、保存科学室はお流れじゃないですか」
スジョン「そうよ、もう博物館でやるのは無理だわ」
サンヒョン「さぁ、こっちへいらしてください」
スジョン「おぉ、あっちで踊るの?イェーイ」

3人は奥にある倉庫のような部屋に入った。

サンヒョン「必要な備品を運び入れておけば使えると思うんだけど。どうです?」
スジョン「ちょっと狭いけど、光学顕微鏡とデジタル映像顕微鏡を持ってくれば、まぁ可能ね。湿度と温度調節装置を設置するのも、そう難しくないわ」
ジユン「ここ、好きに使っていい場所なの?」
サンヒョン「知ってる人がここの社長なんです。ホール手伝ったりDJしながら好きに使ってる場所だから、安心してください」

3人は再び客のいないホールへ移った。

ジユン「安全だって保証はないわ」
サンヒョン「やれやれ、人生そんなに騙されてばかりなんですか?あの助手たちはとりあえず入場自体できません。86年生まれがボーダーライン。ガードマンがチェックするんです」
二人「(うんうん)」
サンヒョン「先輩たち…も…」
スジョン「何よ!」
サンヒョン「もともと絶対に駄目なんだけど、僕が特別に計らっておきますから」
二人「(うんうん)」
ジユン「いいわ。判読したの、早く見ましょ」

復元できたページをサンヒョンが手に取る。「お?また違う部分だな」

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ここで一旦区切りますね。

 - サイムダン(師任堂)色の日記