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テバク23話あらすじ&日本語訳vol.1

   

チャン・グンソク、ヨ・ジング出演SBSドラマ「テバク(대박)」23話です。

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「お前の仕業か」ほぼ確信を持って、インジャが言った。
燃え盛る食糧庫の前に、テギルが馬に乗って現れたのだ。

テギル「もう諦めろ。馬と食糧は消え、兵士の半分は腹を壊して動けない。進軍は無理だ」
インジャ「いや、まだ諦めるには早い」

インジャがチラリと脇を見やると、彼の仲間たちが一斉に駆け込んでくる。

#ミュージカルか

そこには密豊君の姿もあった。

インジャ「密豊君様だ」
テギル「…。」
密豊君「そなたか、ペク・テギルというのは」
テギル「朝廷は軍力を全て投入し、反乱軍を阻止するでしょう」
密豊君「…。」
インジャ「兵馬節度使が五万の軍を率いるそうだな。五軍営、中央軍が安城へ集結するのだろう。違うか?」
テギル「よほど心配なんだな。諜者まで潜らせるとは」
インジャ「大業の名分は健在、兵士もまだ一万以上残っている。それに、慶尚道と全羅道でも十万が挙兵する」
テギル「…。」
インジャ「死力を尽くして阻んでみるのだ。期待しよう」

「頼む。諦めるんだ」テギルの声には悲しみが滲んでいた。「ここにいる民をみな死に追いやるつもりか!」

インジャ「彼らは自ら志願し、自ら立ち上がった大業の同志たちだ!お前ごときが…」

#ごめん。序盤からあんまり大業、大業言うもんだから、私の中ですっかり「大業(笑)」になってしまった…

テギル「じきに皆知るだろう。王座に就くためなら手段を選ばず、野心のために民を犠牲にする、あんたの本当の顔をな」
インジャ「!」

「私が阻止します」テギルはインジャの周囲に集まった民兵たちに視線を向けた。

テギル「必ずや皆さんを家族の元へお返ししましょう!」

テギルは手綱を引き、くるりと馬の方向を変えると、彼らの前を去っていった。

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インジャ(声)「負傷兵と女子供を残して進軍する」

インジャはその夜のうちに進軍を強行した。

インジャ(声)「馬の代わりに力のある若者が荷車を引くように。伝令を飛ばし慶尚道と全羅道の動きを把握せよ」

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翌朝。
テギルがトッケビたちに合流した。

ソリム「テギル、すごく心配したんだから」

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テギルがふっと笑う。「早く片付けよう」
ソリムはうんうんと頷き、仕事に戻っていった。

「あの…」トッケビが言いづらそうにテギルに近づいた。

トッケビ「人目もあることだし、刀を一つ欲しいんだがな」
テギル「爺ちゃん、余計なこと考えてないで、早く手伝いに行けよ」

呆れたとばかりに首を傾げ、テギルが馬を引き、去っていく。
「さぁ皆お集まりを!」トッケビは気を取り直し、大声を張り上げた。「今から食糧を配るから、それ持ってみんな家に帰るんだぞ」

トッケビ「無駄に骨折って血を流したりするんじゃない!」

「さぁ早く来て!」トッケビの声に、ござの上で横になっていた人々がぞろぞろと起き上がった。「そこで倒れてる人たちも、早く起きて、こっちへ来なさい!」

#この人たち誰?( ゚д゚)

ずらりと並べた薬を、ソリムが中心となり、袋に詰めて人々に配る。

ソリム「(薬を詰めながら)これを煎じて飲んでください。精根尽きる前に、急いでくださいね」

集めた食糧で炊き出しをし、皆で傷ついた人々に食事を配る。
起き上がれない人たちには、一人ひとり食べさせて回った。

トッケビ「(食事を配りながら)君、そこは斬られたのか?ありゃまぁ…。(次の人に)君はどこから来た?」

#だからこの人たち誰?!
みんなお腹おさえて苦しんでるってことは、インジャ軍でお腹壊した人たち?
ソリムたちが待ってるところに、テギルが追いついたけど?

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テギルの放った伝書鳩は、漢陽にいるヨナの元へ辿り着く。

#鳩、絶対そのまま着地したよね(笑)

ヨナは鳩が届けた手紙を、英祖の護衛官サンギルに託した。

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「テギル」室内へいたテギルの元に、ソリムとトッケビがやってきた。

ソリム「下痢はおさまったみたい」
トッケビ「食糧もたっぷり分けてやったが、まだたくさん残ってる」
テギル「あぁ、それは良かった…」
ソリム「外に出てみなよ。みんな待ってるから」
テギル「…。」

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建物の外へ出てみたテギルの前には、大勢の人が集まっていた。

#どこ?!( ゚д゚)

男「私らはどうなるんです?謀反に加担した者は死刑になるって聞いたんですが」
テギル「こうして武器を下ろしたんですから、決してそんなことにはなりません」
女「ほ、本当ですか?」
テギル「殿下は約束なさいました。武器を下ろした者は許すと、はっきりそうおっしゃったんです」

「あぁ!」人々はホッとして手に手を取り合った。

テギル「それではお分けした食糧を持って故郷へお帰りください」

喜び合う人々をテギルはじっと見つめた。

ソリム「本当?王様は本当にそうおっしゃったの?」

「…。」テギルはその問いに答えず、かすかに顔を曇らせた。

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英祖は各軍の報告を受けていた。

武官「兵馬節度使率いる五万の軍に中央軍五千が加わり、たった今、果川を通過したという知らせです」
英祖「だが、チョン・ヒリャンとパク・ピリョンの率いる十万の反乱軍を阻むには、まるで足りないのではないか」
武官「…。」
英祖「安城をおさえられなければ、都城が倒れるのは時間の問題だ」

「殿下!」サンギルがやってきた。

サンギル「木川から伝令です」

差し出したのは、テギルからヨナへ渡った小さな書簡だ。

サンギル「ペク・テギルが反乱軍の勢力を半分に切り崩したそうです」
英祖「イ・インジャの軍三万のうち、半分を連れて安城へ向かったと…。たとえ兵が半分に減ったとしても、時機を逃せば結局は安城を明け渡すことになる」

テギルの戦果に俄に明るくなった室内は、一瞬にしてまた重苦しい空気に包まれる。

英祖「中央軍が安城に到達するには二日。一刻を争う状況だ…」

「私が行く」英祖が立ち上がった。

武官「ですが殿下!殿下が自ら動かれるのは、あまりに危険です」
英祖「奴らが木川まで迫っているのに、宮廷を明け渡すまで黙って見ていろと言うのか」
全員「…。」
英祖「皆、準備を急いでくれ」
全員「はい、殿下!」

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こうして英祖は軍を引き連れ、自ら出陣した。

326

英祖率いる一団は、通り過ぎる町に触書を撒いていく。
ホンメたちもそれを一枚拾い上げた。

ホンメ「テギルに知らせを送らなきゃね」

#思いっきり刺されたもう一人の手下も普通に生きてるし(´ー`)
さすがにあんたは死んだんだろうと思った私はまだまだ修行が足りなかったよ…。

すぐ後ろにいたヨナが言った。「その必要はありません」

ホンメ「必要ない?」
ヨナ「都城の動きに関わらず、テギルは計画通り動きます」
ホンメ「計画?」

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テギルは木川に残っていた民兵の代表と、地図を前に作戦を確認していた。

テギル「反乱軍は今頃ここを通過しているでしょう。それでも、まともに食べられない兵士に疲れが出るでしょうから、安城に到達するまでに、この町を通るはずです」

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テギルの推測どおり、インジャの後に歩いて続く兵士たちは、皆へとへとに疲れ、歩くだけで精一杯だった。
後ろを振り返り、ジンギがインジャに声を掛ける。「兵士たちがかなり疲れています」

インジャ「…。」
ジンギ「4日の距離を2日に縮めるだけでも辛いのに、食糧と馬もありません。このまま強行すれば、安城に到着する前に、皆倒れますよ」
インジャ「…近くの村で休むことにしよう」

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テギルたちの会議は続く。

テギル「もしかすればこの町で略奪があるかもしれないので、皆さんは残りの食糧をまとめて、ここへ向かってください」

そこへトッケビがやって来る。
「師匠からの手紙だ」そう言ってトッケビは丁重に書簡を差し出した。

チェゴン(手紙)「チョン・ヒリャンの駐屯地を見つけた。お前との約束は守る。決して民を傷つけぬようにしよう」

「…。」テギルは小さく息をつく。「南は師匠を信じるしかない」

トッケビ「それじゃ次は…」
テギル「次の作戦に進まないとな」

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テギルの作戦を、ヨナはホンメにも説明していた。

ホンメ「三段階作戦?」
ヨナ「一つ目。馬と食糧を奪い、反乱軍の速度を落とさせる」
ホンメ「そんなこと難しいよ!」
ヨナ「反乱軍には弱点があります。全国から集ったばかりで互いの顔を知りません。つい先程知らせを受け取ったのですが、成功したようです」
ホンメ「本当に?!」

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近くの村を目指し、インジャの反乱軍は山道を進んでいた。
ジンギも馬を降り、兵士たちと共に荷車を押す。「もう少しだけ頑張ろう。じき到着だ」

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ヨナ「兵士が半分に減ったようですね」
ホンメ「それじゃ二つ目の作戦は?」
ヨナ「清州城の陥落で盛り上がった反乱軍の気勢を削ぎます。イ・インジャの反乱軍は失敗した… 噂を広げるのです」

ホンメが顔を輝かせる。「こりゃ驚いたね」

ヨナ「噂の真偽を確かめることは出来ないので、反乱軍に加担しようとしていた人々は慎重にならざるを得ません」

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一人で現れた地方役人を前に、パク・ピリョンは怪訝な様子で周囲を見回した。「なぜ兵士の姿が見えないのです?」

「うむ」役人はどこか冷めた様子で言った。「巷に噂が出回っているんですよ」

パク・ピリョン「?」
役人「イ・インジャ大元帥が安城で惨敗したって噂です」
ピリョン「はっ。何と愚かな」

ピリョンは役人をジロリと見た。「まさかその噂を信じるのですか」

役人「信じられはしないが、同時に、信じないことも出来ない。力になれず済まないが、約束はなかったことに」

その瞬間、ピリョンは刀を抜き、役人に突きつけた。

役人「何の真似だ?」
ピリョン「そうやって手を引くなら、このまま帰らせるわけにはいきません」

「こいつめ!」役人もまた、物怖じすることなく刀を抜く。「逆党は結局逆党か」
「今すぐこやつらを捕らえよ!」役人の合図で、待機していた武官たちがわっと乱入する。
「阻止するのだ!」負けじとピリョンが指示すると、隠れていた彼の仲間が加勢した。

役人「こっそり隠しておいたのか」

「はははは」ピリョンは狂気じみた笑い声を上げる。「もともと禄をもらってる奴らは信じない主義でね」

曲がり角の向こうに潜み、マングムは仲間とともに成り行きを見守った。

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テギルの元に、ふたたび伝書鳩が便りを運んできた。

#携帯で連絡取り合ってる現代劇と変わらん

「五軍営が宮廷を出発したって」便りを差し出し、ソリムが言う。
「!」テギルが立ち上がった。「爺ちゃん」

テギル「状況が変わった。俺は先に動くから、残った人たちを頼む」
トッケビ「一人でどこ行くんだ?!」
テギル「安城… 事が起きる前に殿下に会わなければ」

テギルは直ちに単身、馬を走らせた。

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安城を目指すインジャの反乱軍は、山の中で束の間の休憩を取っていた。
民兵たちは皆疲れ果て、ぐったりとしている。
「主君」ジンギが深刻な顔で口を開いた。

ジンギ「もう半日腹を空かせたままです。このまま進めば…」

「皆、もう少しだけ力を出すのだ」インジャが厳しい口調で皆に声を掛ける。

インジャ「嶺南と湖南からの知らせによると、二日後には十万の軍が安城にて合流する。壮大な大業が完成するのだ」

「…。」民兵の反応を密豊君は黙って見守る。
インジャの言葉にも、彼らが奮起する様子は見られなかった。

ジンギ「見てください、主君。2日はおろか、半日も持ち堪えられそうにありません」
インジャ「…。」

民兵の一人が、草の中から蛇を捕まえた。「食べられるんじゃ?」
と、そこへ腹を空かせた周りの民兵たちがわっと駆け寄る。
彼らはあっという間に取り合いを始めた。

インジャ「(ジンギに)精鋭を20名だけ揃えよ」

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選んだ20名を連れ、インジャたちは近くの集落へ来ていた。

インジャ「何をしている?急ぐのだ」

民兵たちがぞろぞろと蔵の中へ入っていく。

ジンギ「主君、民の食糧を略奪するのは筋が違うのでは?」
インジャ「安城まで進軍するのに必要な最小限の食糧だ。たかが僅かな食糧のために大業を諦めろと言うのか!」

「…。」ジンギは困ったように顔を歪めると、連れてきた民兵たちに指示をした。「運ぼう」

と、そこへ集落の住民たちが持って一斉に駆けてくる。

#今日はどこもかしこもみんな「せぇの!」で走ってくる日だね

「駄目だ!」彼らは手に持った思い思いの武器を振り上げ、口々に叫ぶ。

住民1「やめてくれ!大事な食糧なんだ!」

入り口を守っていた兵士が、住民を突き飛ばす。

住民2「なんてひどい奴らだ!よりによって俺たち小作人から奪うとは!」

インジャめがけて突進してきた住民を、ジンギが弾き返す。

住民3「ここの食糧を持って行きたいなら、俺たちの首を斬ってからだ!殺してから持っていけ!死んだって絶対渡すものか!出来るものならやってみろ!」

「そうだそうだ!」周囲の住民たちが続く。
「…。」インジャがゆっくりと彼らの前に進み出た。

インジャ「ならば致し方ない。(ジンギに)君は彼らを閉じ込めて、(兵士たちに)君たちは先に食糧を運び出すのだ」

「どういうつもりですか!」たまらずジンギが詰め寄る。

インジャ「これから安城へ向かう道中、我々の足首を掴む者は、容赦なくその手首を斬り捨てる!」
住民たち「何と!」
インジャ「それが誰であろうとだ」
住民3「何だって?やってみろ!」

「何のためにこの人たちを閉じ込めろと?!」ジンギが訴える。

インジャ「大業のための犠牲だ」

「!!!」ジンギは絶句し、ただ住民とインジャを見比べた。

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食糧を運びだすと、インジャは松明を受け取り、蔵めがけて放り投げた。

#シーンぶっちぶちにも程がある…。

ジンギ「何てことを!!!」
インジャ「必ずや富国強兵の国を作り、彼らの崇高な魂を称えよう」

#え?蔵の中に住民閉じ込めて火をつけたってこと?マジで何のために?

ジンギ「罪もない民が死んでいくのを、自分は見ていられません!!!」

蔵に駆け寄ろうとしたジンギを、インジャがすかさず制した。「大業を台無しにする気か!」

インジャ「全ては(久遠?)のための犠牲だと本当にわからぬか!」

「!」ジンギは悔しそうに俯いた。

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英祖率いる国軍は竹州山城に到着した。

※安城のすぐ北東ですね。

ただちに英祖は状況を確認する。「集結した軍は合わせてどれだけだ?」

武官「現在は三万五千ですが、まもなく水原と龍仁から二万の兵が合流します」

英祖は地図に視線を落とした。「反乱軍は今どの辺だ?」

327

武官「まだ安城に到達しておりません。偵察兵によると、ペク・テギルなる者がイ・インジャの馬と食糧を奪取し、全羅道ではイ・インジャが挙兵に失敗したとの噂が回っております」
英祖「…。」
武官「どうもペク・テギルなる者がやったことのようです」

「…。」英祖はテギルと交わした会話を反芻した。

~~~~

「イ・インジャを阻むことが出来ると、自信を持って言える理由があるのか」英祖はテギルに尋ねた。

英祖「策はあるのか?」
テギル「まずはイ・インジャの弱点を突いて進軍を遅らせ、兵を半分に減らします」
英祖「?!」
テギル「二つ目… 剣より恐ろしい物は噂です」
英祖「噂?」
テギル「はい、殿下。噂を利用し、イ・インジャの手足を断ち切ります」
英祖「その次は?」
テギル「三つ目の計画は…」

#同じ説明を「ヨナ→ホンメ」でさっき聞いたよ?

~~~~

英祖「全羅道と慶尚道から向かっている反乱軍は十万だ。失敗すれば、全て終わる」

「…。」一同は厳しい表情で口をつぐんだ。

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ここで区切ります。
もう驚きの連続で新鮮!( ゚Д゚)

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