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テバク21話あらすじ&日本語訳vol.3

   

チャン・グンソク、ヨ・ジング出演「テバク」21話の終盤です。

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出かけようとしたパク・ピリョンの元へ伝令が駆けつけた。
受け取った書簡を見て、ピリョンは顔色を変える。「!!!」

建物の影で窺っていた旅人が、それを見届けて背を向けた。
ムミョンだ。

ピリョン「…。」

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まんまと脱獄に成功したチョン・ヒリャンは検問の列に並んでいた。
人々を審査している武官の姿が前方に見える。
そこに、キム・チェゴンが現れたのを見て、ヒリャンはそっと行列を離れた。

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テギルが景宗の元へやってきた。

景宗「君の手柄だ」
テギル「…。」
景宗「宮中に血の嵐が尽きぬな…」

そう呟くと、景宗は急にむせ、手拭いで口元を押さえた。
近づこうとした側近たちを、景宗はさっと制する。

景宗「そう長くはないのだ。この命」
テギル「…。」

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さっそく御医が薬を処方し、景宗の部屋を訪れる。

御医「快方が見られませんので、血を補う生地黃と茯苓を入れました」

煎じ薬を飲み干し、景宗は卓に器を置いた。「あと残りどのくらいだ」

御医「殿下!何を仰るのですか!」
景宗「患って一日二日というわけでもなし、自分でもわかっている。申してみよ、あとどれくらいなのか」

「…。」御医は困り果ててただ下を向いた。

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不安定な玉座に、少論の大臣たちも不安が尽きることはなかった。

キム・イルギョン「殿下はもともと気の弱いご性格だから、結局は延礽君をお許しになるでしょう」
チェ・イソク「確かに。世継ぎもなく他に候補もいらっしゃらぬはず、延礽君をただ追いやるわけにもいかぬであろうな。こうしているうちに我々の首まで飛びはしないか?」
チョ・イルス「その前に手を打たねば」

#今まではそうやってブツブツ言ってればインジャがなんとかしてくれたのにね♪

イルギョン「王室と国が揺らごうとも、雑仕女の血筋が玉座に上がる姿を黙って見ているにはいきません」

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一人で部屋にいた延礽君は、窓の外を怪しい影が横切るのを察知した。

延礽君「…。」

忍び込んだのは武官だ。
そっと刀を抜き、奥の部屋へ踏み込むと、そこはすでにもぬけの殻だった。

外へ出て行く武官の姿を、延礽君は建物の陰から呆然と見送った。「!」

#なんなのこのシーン

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柱に縛られ、晒し者になっているインジャは、道行く人々の白い目にひたすら耐え忍んでいた。
そこへ、少し離れたところに笠を目深に被った男が二人、立ち止まる。
ジンギとムミョンだ。

インジャ(テレパシー)「朴氏と鄭氏はどうなった?」

ムミョンは静かに頷く。

インジャ(テレパシー)「幸いうまく逃れたか。このまま大業は失敗に終わるのか…?馬を手に入れてくるのだ」

彼らは頷き、その場を離れた。

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部屋で黙々と食事をする延礽君の元へ、テギルがやってきた。「…邸下」

延礽君「案ずるな。あやつらの望みどおり、そうやすやすと倒れるつもりはない」
テギル「…。」

と、次の一口を食べようとした途端、延礽君は急に箸を落としたかと思うと、突然その場にバタリと倒れてしまったのだ。

テギル「邸下!邸下!」

#なんか、延礽君周りがぶつ切りで描き方が雑すぎない?(゚Д゚)

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延礽君を診た医員が一皿の青い葉野菜を差し出した。「毒ではございません」

医員「ただし、(ワスレグサを?)間違って召し上がると、ひどい場合は命を失うこともございます」
テギル「!」

そのとき、意識を取り戻していた延礽君が布団から起き上がった。

延礽君「このまま死ぬわけにはいかぬ」
テギル「邸下、もう少しお休みになってください」
延礽君「殿下にお会いしなければ」

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テギルが外へ出てくると、そこにキム・チェゴンがいた。

テギル「奴らはどうなった?」
チェゴン「感づいたのか、パク・ピリョンもチョン・ヒリャンも消えた後だった。
テギル「…。」

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パク・ピリョンとチョン・ヒリャンは小さな旅宿で落ち合っていた。

鄭「官軍たちは血眼になって追ってくるだろう」
朴「西大門は封じられゆえ、洛山を抜けるつもりだ」
鄭「たしかに、灯台下暗しというからな。ならば気をつけて」

二人はそれぞれ刀を手に取り、早々に宿を発った。

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時は刻々と過ぎていたが、不安は尽きなかった。

テギル(心の声)「イ・インジャの処刑だけは執行されなきゃ駄目だ。絶対に…」

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「お助けくださいませ」まだ回復しない体で、延礽君は景宗に頭を下げた。

延礽君「少論の大臣たちが徒党を組み、私を殺そうとしているのです」
景宗「そうであろうな」
延礽君「…。」
景宗「お前についていた老論の大臣たちは、大胆にも余を殺そうとしたのだ。たかが世弟ごとき、どうということはなかろう」
延礽君「とめてくださいませ!殿下、少論を止められるのは殿下だけなのです!」
景宗「余もまた少論の心を動かす方法など持たぬ」
延礽君「ならば…このままやられろと仰るのですか」
景宗「…。」

このまま死ぬわけにはいかないのです…。延礽君は心の中で叫んだ。

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305

山の向うに日が沈もうとしていた。
紅く染まった空を眺めている景宗の元へ、中殿(后)がやって来る。

中殿「風が冷とうございます。寝殿へお入りください」

「どうだ?」空を見上げたまま、景宗が言う。
中殿も横に並び、空を見上げた。「美しうございます」

景宗「そうか。余の目には悲しく見えるが」
中殿「…。」
景宗「地の果てに沈めば跡形もなく消える。虚しい限りだ」

彼は中殿を振り返った。「世継ぎもなく一人残されるそなたが心配だ」

中殿「殿下…」
景宗「日暮れを止められるはずはないのだから」
中殿「御心を強くお持ちにならねばなりません」
景宗「王位に就いた以上、余は民のものであり、国家と王室を守るのもまた宿命だ」

「それゆえ」景宗は慈しみのこもった目で中殿を見つめ、その手をそっと取る。

306

景宗「そなたには本当に済まないと思っている」
中殿「…。」

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「イ・インジャが死んだら、それからどうする?」並んで歩きながら、キム・チェゴンがテギルに言った。

テギル「とりあえずは奴が死ぬのを見届けてから決めないとな」

と、そのとき早馬が走ってくる音がどこかから聴こえてくる。
彼らは揃って振り返った。「?」

角を曲がってきたのは、並んで走る二頭の馬だ。
一頭に笠をかぶった男がまたがり、もう一頭は誰も乗せぬまま、男が手綱を握っている。

テギル「!」
チェゴン「!」

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店先に腰を下ろし、休憩するふりをしていたファン・ジンギは、遠くから馬の足音が近づいてくるのを聞きつけ、勢いよく立ち上がる。
店の陳列をひらりと越え、彼はインジャを取り囲む見張りの官軍に飛びかかった、

あっという間に見張りを片付けると、手に持っていた大剣で、インジャを縛っていた縄を叩き切る。
ちょうどそこへ走りこんできたのが、ムミョンの馬だ!
ムミョンはインジャを自分の後ろへ引き上げ、もう一頭にジンギが飛び乗り、彼らは風のように走り去った。

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日はとっぷり暮れていた。
山へ入った三人を追い、テギルとチェゴンは官軍を連れ、暗くなった山の中を慎重に進んでいた。

テギル「…。」

307

テギルは目を閉じ、静かに耳を澄ました。
草を踏みしめる複数の足音が遠くで聴こえる。「!」
テギルがある一方を指さし駆け出すと、全員が彼に続いた。

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懸命に走っていた三人は、後方から聴こえる声にハッとして立ち止まった。
「捕らえよ!」「捕らえよ!」松明の灯りと共に走ってくるのは…官軍だ!
ジンギが覚悟を決めた。「先にお行きを。後ろは私が阻止します」

インジャ「また会おう」

二人が走り去ると、ジンギはゆっくりと後ろを振り返る。
追ってきたチェゴンを見て、ジンギはニヤリと笑った。「来たか」

「先に行け」テギルに言い、チェゴンは刀を抜く。
テギルはすぐさま駈け出した。

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先に逃げたインジャたちを追ったテギルは、川へ出た。
小さな舟に白い服を着た男が一人、懸命に川へ漕ぎ出そうとしているのが見える。
「矢を貸してください」テギルは隣の武官から弓と矢を受け取り、慎重に狙いを定めた。

テギル((心の声))「イ・インジャ、あんただけは生きて逃すわけにはいかない」

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山の中にほんのり差し込む月の光を頼りに、ジンギとチェゴンは死闘を繰り広げていた。
激しく立ちまわった末にチェゴンの刀の先が相手の腕を斬り裂く。

ジンギ「!!!」

ジンギは刀を捨て、逃げ出した。
ところが、彼がたどり着いたのは、先のない崖の上だ。
「…。」傷を負った腕を押さえ、ジンギは追ってきたチェゴンを振り返った。

チェゴン「あがいたところで、行き着くのは地獄だ」

ジンギがふっと笑う。白い歯が光った。「ならば地獄で会おう、キム・チェゴン」
チェゴンの神妙な顔を見てふたたび笑うと、ジンギはひと思いにそこから飛び降りた。

チェゴン「やめろ!!!」

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「地獄に落ちろ!」テギルは力いっぱい引いた矢を、思いを込めて放った。「イ・インジャ!!!」

まっしぐらに飛んだ矢は、舟の上の男の背中に突き刺さり、男は衝撃でふらふらとよろめくとバタリと倒れる。

テギル「…。」

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激しく身を震わせていたかと思うと、ファングはカッと目を見開いた。「旦那様!」

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「遺体を確認しろ!」官軍たちがあちらこちらへ散っていく。
そこへチェゴンが追いついた。「どうなった?」

テギル「…。」

二人は並んで、川の中央に不気味に佇む小舟を見つめた。

チェゴン「ファン・ジンギは崖の淵で自決を選んだ」

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延礽君は景宗の元を訪ねていた。「殿下」

延礽君「二日間、何も召し上がっていないと聞きました」

「こちらへ」延礽君の合図で、女官が膳を運んで来ると、景宗の前に置いた。
「…。」景宗は目の前の料理に黙って視線を落とす。

309

※この食事については最後に書きます

景宗(心の声)「決心したのか…?」

「気味尚宮を呼びます」延礽君が後ろに声を掛けようとしたのを、粛宗は静かに止めた。「いや」

延礽君「…?」
景宗「もう下げれ」

どこか悲しそうな兄の顔を、延礽君はじっと見つめた。
言われたとおり立ち上がり、背を向けた時… 景宗が口を開いた。「昑…」

※延礽君は名前を”昑(クム)”といいます。

延礽君「!」
景宗「済まなかった」
延礽君「…。」

延礽君は振り返ることなく、背中で答えた。
許しを請うのはこの弟です…。殿下。

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舟の上に倒れていた白い服の男を、官軍が岸まで運んできた。
ゴロンと仰向けに返されたその男は…

ムミョンではないか!!!

テギル「!!!」

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その頃…

薄暗い山の中。
落ち葉の下に掘った小さな穴蔵で、インジャは小さくなって息を潜めていた。

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王の住処を出て、延礽君がゆっくり階段を降りてくる。
そのとき…

中から大きな声が叫び、周囲を守っていた内官や護衛官たちが一斉に駆け込んでいった。

310

延礽君「…。」

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ここでエンディングです。

………。

もっと心理描写を入れたいんだけど、何考えてるのかわからないので書けないという。
この脈略のなさは訳していて困るレベルです、はい。

で、珍しく最後に流れる予告も見ましたけど…
その人、予告で普通に出します?
もうびっくり。

※延礽君が景宗に出した食事について
体が弱く、即位して4年ほどで亡くなった景宗は、一説には食べ合わせが悪いとされていた蟹醤(ケジャン)と柿を食べたことが原因と言われているようです。その蟹醤は延礽君が贈ったものだという噂があり、それがこのシーンに採用されていたわけですね。
この延礽君の様子を見る限り故意にやっているようで、彼が身を守るために景宗を殺したと意味づけているんでしょう。

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