韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

韓国ドラマのあらすじや詳細日本語訳を紹介!セリフを題材にした文法解説も

テバク10話あらすじ&日本語訳vol.3

   

チャン・グンソク、ヨ・ジング出演「テバク」10話の終盤です。

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月香閣の行首ファングがインジャを訪ねてきた。

インジャ「見えない?そなたの神通力をもってしても見えぬというのか?」
ファング「はい。ペク・テギルの気は強すぎて、これ以上は見えません。旦那様と同じです」

「ふむ」インジャが顔を曇らせる。
そこへホンメが顔を出した。「悪党どもを集めましたよ」

「わかった」インジャはファングを帰らせた。

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旅人たちが集まる驛(うまや)で、男たちが闘牋に興じていた。
その中に、一目でぞくっとするような危険な香りを漂わせている男が一人。

他の賭博師たちがグルになって、彼をカモにしようとすると、初めて彼は口を開いた。

男「ほどほどにしようぜ」

賭博師たちが笑って誤魔化そうとしたその瞬間、男は一人の腕を躊躇いもなく捻り上げ、イカサマ札に刀を突き立てる。
「!!!」賭博師たちは縮み上がった。

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ホンメ(声)「犬斫刀の奴はね、針に糸を通す音、札を隠す音、後ろで合図しあうのも全部察知しちまうんだ」

※犬斫刀(ケジャクドゥ)=개작두で画像検索してみるとよくわかるのですが、작두というのは死刑に使うギロチンのような装置。中国の有名な判官、包青天が悪人を裁くのに使ったといわれる道具のようです。

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「暗行御使だ!」王の密命を受け、地方官吏の不正を暴く暗行御使が、ある地方の役所に強制捜査に入った。

暗行御使「日照り続きで、民は骨が肉を突き破って出るほど飢えているというのに!」
役人「もう非常用の米を出しましたが」
暗行御使「弁解は良い!」

「全て積みました」暗行御使の従者たちが荷車に一杯の荷物を積んでいるのが見える。
暗行御使はそそくさと出口へ向かった。

役人「お待ちを!」
暗行御使「…。」
役人「租税米はたとえ三丞相でもむやみに手を出せぬもの。一体どこへ持って行くのですか」

※三丞相=領議政・左議政・右議政。政治のトップに君臨する三相。

暗行御使「三丞相とな」
役人「殿下のご命令なしには出来ぬことでございましょう」

そのとき…
「御命である!」別の男が入ってくる。

役人が差し出された書を恐る恐る開いてみると…?

役人「!!!」

そこには確かに王の印が押されているではないか!

#ビックリした。なんか間違えて急に別のドラマが始まっちゃったのかと思った。

こうして朝鮮一の詐欺師、骨師(コルサ)による”暗行御使一味”は、まんまと大量の米をせしめたのだ。

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#ベスト・スマイル2016 笑

ホンメ(声)「偽造出来ないものはこの世にないってほどの詐欺師。その気になれば朝鮮まるごと売り飛ばしちまうでしょうよ」

※最初は「脳師」と訳していたのですが、人物紹介から推測して「骨師」に修正しました。

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ホンメ(声)「それから… こいつは本当に気性の荒い奴でね」

男が賭場でサイコロを振っている。
何度振っても、六の目。
負けてばかりの相手がとうとう怒りだした。「そんなのあるか!」

相手「六ばかり続けて出るわけがなかろう!イカサマじゃないのか!」

#六鬼神の名前の疑問が解決!”육”が六なのかどうかもわからなかったけど、これで気持よく寝られるわー(笑

「何だと!!!」男はいきなり小斧を卓に振り下ろす。

相手「ひぃ!」
六鬼神「そんならお前、俺と賭けるか?俺がイカサマしたんなら持ってけ、俺の首を。違ったら、お前の首は俺のもんだ」
相手「…。」
六鬼神「どうする?」

「わかった…」相手は圧倒され、すっ飛んで逃げていった。

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ホンメ(声)「見た目通りの荒くれ者で、別名六鬼神」

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その三人が、インジャの依頼によって賭場に集められていたのだ。

ホンメ(声)「何のためにあいつらを一度に呼び集めたんだか…そこが気になりますよ」

三人の待つ部屋へ、ホンメがやって来た。「勝負師の旦那さんたち、遠いところをよくお越しで」

#六鬼神だけはもう二度(一度めはソリムが名前だけ出しましたね)出て来てるから、なんか変な感じ^^;

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三人は奥の部屋へ通されていた。

#微妙に場所移動するのも好きだね~、このドラマ

「お前、サマになってるなぁ」六鬼神が高貴な両班姿の骨師をからかう。

六鬼神「野獣のくせに、うまく人に化けてやがる」
骨師「人のこと言えるのかい?(六鬼神を見て)熊なのか人間なのか」
六鬼神「おい、とんま。言いたいことはそれだけか?」
骨師「とんま?下劣な奴が偉そうに」

と次の瞬間、二人は同時に刃物を相手の首に突きつける。
そこへ、ドン!と大きな音を立て、ずっと黙っていた犬斫刀が刀を卓上に振り下ろした。「やめとけ」

六鬼神「犬斫刀お前、腕をふっ飛ばされてぇか?」
犬斫刀「何?」

そのとき… 「随分待たせたな」誰かが入ってくる。
インジャだ。
三人の視線が一斉に彼へと注がれた。

インジャ「皆、久しぶりだな。六鬼神、骨師、犬斫刀」
六鬼神「ははっ!白面書生。えらく羽振りがいいな」
骨師「何の用だ?」
インジャ「忙しいのはわかっているが、急を要するのでね。近ごろ、私の管理する賭場を荒らして回っている奴がいる」

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その賭場荒らしとは…?

テギルだ!

今日も闘牋の席につき、テギルは冷静に周りの札を読んでいた。

テギル(心の声)「二と七で九…。(別の人を見て)一と十で一場痛哭…。(もう一人を見て)それから…四が2枚で四テン?」

#このドラマ、つくづく脈略がない…。確かに一人黙々と手品の練習してるのは見たけども(笑)

自分の札は三が2枚。

男「それじゃ出そうか。俺はカボ(九)だ」
男「じゃ俺の勝ちかな?一場痛哭(一と十)だ!」
男「俺は四テンだ」

男が早々に金を回収し始めると、テギル軽やかに笑い出した。

男たち「?」
テギル「やめようぜ。そのイカサマはいくらなんでも酷いんじゃないか?」
男「イカサマだって?」
男「誰がイカサマしたってんだ」
男「金がないならさっさと帰りな」

テギルは少々愉しげに身を乗り出した。「イカサマじゃないのか?」

男「決まってんだろ」
男「あんたの札も見せてみろよ。テンでも取ったか?」
テギル「ふ~ん。イカサマじゃないってんだな」

テギルがくるりと自分の札を表に返す。
六が2枚。六テンだ。
「!!!」男たちが目を丸くする。

テギル「イカサマじゃないんだろ?」
男たち「…。」

「おかげで楽しかった」テギルは卓上の金をかき集め、涼しい顔で立ち上がった。

インジャ(声)「慶尚道、釜山に尚州、全羅道に木浦、光州に忠清の淸州まで。私の管理下にある全国の賭場の3割は、すでに奴の手中に落ちた」

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「半月前、そやつが淸州を出たから、じき漢陽に足を踏み入れるはずだ」インジャは3人の荒くれ者にそう語った。

六鬼神「ははっ!虎の白面書生が鼠を怖がるとはな。それで俺たちを呼んだのか?」
犬斫刀「何者なんだ?」
インジャ「君たちもペク・マングムをよく知っているだろう」
骨師「死んだと噂に聞いたが?」

「あんたに殺られてな」骨師がニヤリと笑う。
インジャはふっと笑って頷いた。

インジャ「私の賭場を荒らして回っているのはペク・マングムではなく、その息子だ」

#前にも言ったけど、何でもかんでもお見通しすぎてホント面白ないわー

三傑「!」

#そりゃあんたたちは驚くだろうけどさ、視聴者も驚きたいさー

そのとき…
誰かが扉を開け、彼らの部屋へ入ってくる。

涼し気な装いに白い面をつけた男が…。

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同じ頃。

ある妓房に全く同じ白い面をつけた男が姿を現していた。

賭け事をする男たちにそっと割って入ると、男は惜しげもなくゴロンと銀貨を賭ける。
肝心の勝ち負けには全く興味がない様子だ。

奥の座席に一人、酒を飲んでいる老人がいる。
老人は白面の男の姿に妙に不安を募らせながら、盃に酒を注ぎ足した。

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#顎の形が素晴らしい♪下唇の形もきっちり顎の形の縮小形になってるんだね。

と、再び顔を上げると、目の前に白面の男が立っているではないか。

老人「私を捕らえに来たのか、白面書生」
白面の男「私は…」

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「来たか」現れた白面の男に、インジャは静かに声を掛けた。

六鬼神「何だこいつ」
骨師「仮面をつけているが…白面書生の仮面では?なぜつけているんだ?」

「外せばわかるだろ」犬斫刀が近づき、さっそく仮面を外す。

…テギルだ。

インジャ「…。」
骨師「お前がペク・マングムの倅(せがれ)か?」

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「私は…」妓房に現れたもう一人の白面が、自ら面を外した。

こちらは延礽君だ。

延礽君「イ・インジャの首を食いちぎる猟犬だ」
老人「猟犬がなぜ白面書生の仮面をつける?」
延礽君「あなたを探しているのに顔がわからない。この仮面をつけていれば、あなたが気づいてくれるだろうと思ったのだ」

「うむ」老人は渋い顔で唸った。「私を見つけてどうする?」

延礽君「これから叩き潰そうと思ってね。白面書生、イ・インジャを」

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「ペク・マングムの倅が何でまたここへ来たんだ?」骨師は質問の多い男だ。

テギル「何でって。あんたたちの賭場をぶち壊しに来たんだ」
六鬼神「ぶち壊す?賭場を?」
テギル「あぁ、俺が全部な。漢陽にある賭場という賭場、残らず全部」

「…。」じっと黙っていたインジャが立ち上がり、ゆっくりとテギルの前へやって来た。

#えっと、手首騒動の時以来の再会ですよね?確か。

インジャ「ペク・テギル。虎になったのか?」
テギル「人間が虎になるわけないだろ。俺は人間だ」
インジャ「それで…私をぶち壊すと?」
テギル「これから俺があんたの手足をちょん切りに行くが… 賭けるか?出来るか、出来ないか」

「ふはははは」インジャはいとも愉しげに笑い声を上げた。
ひとしきり笑うと、鋭い目でテギルを睨む。
二人の視線がぶつかり合った。

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ここでエンディングです。

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