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テバク9話あらすじ&日本語訳vol.3

   

チャン・グンソク、ヨ・ジング出演「テバク」9話の終盤です。

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「だが王の究極の目的は…」インジャが言う。「私を捕らえることだ」

ムミョン「…?!」
インジャ「隙を見せてやるから、来るなら来てみよ… 私に闘牋札を投げて寄越した。ゆえに私もそれに応えたのだ」
ムミョン「応えたというと… まさか!そのためにタムソを死地へ送ったのですか?!」

「…。」インジャは黙ってじっとムミョンを見つめ返すと、静かに酒をすすった。

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「ところで」粛宗が、チェゴンの隣で神妙な顔をしているテギルに視線を移した。

粛宗「その子は誰だ?」

テギルの目がドキリと動く。

チェゴン「無鉄砲な私の弟子にございます」
テギル「…。」
粛宗「そなた、名は何と申す?」
テギル「ペク・テギルと申します」

#言葉遣いちゃんと出来てる(≧∇≦)

「…。」粛宗はテギルを鋭い目で捉えたまま、ゆっくりと身を乗り出した。
卓上にある剣を掴み、その先で御簾をめくり上げる。

テギル「…。」
粛宗「…。」

御簾を戻すと、粛宗は言った。「近う寄れ」
テギルが御簾の手前まで進み出る。
「もう少し近う」粛宗の言葉に、テギルは恐る恐る御簾を超えた。

テギル「…。」
粛宗「両親は?」
テギル「二人とも亡くなり、誰もおりません」

「…。」粛宗がじっと彼の顔を覗き込む。
「…。」テギルもまたゆっくりと視線を上げ、間近に王を見た。

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しばらくそうやって見つめ合っているうち、王の口角がわずかに上がる。

粛宗は手元の剣をもう一度手に取り、テギルに差し出した。

粛宗「この剣をそなたに授けよう」
テギル「…?!」

延礽君の視線がチラリとテギルに向かう。

#四寅剣の立場は(・o・)

粛宗「余が殊のほか大事にしている剣だ」
テギル「…。」

困っているテギルに、チェゴンが痺れを切らした。「何をしている。早く礼を尽くせ」
テギルは両手で剣を受け取り、王の前を下がった。

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粛宗「キム・チェゴン」
チェゴン「はい、殿下」
粛宗「そなたに剣仙の称号を遣わす。山をも斬り裂くその武芸、我が国朝鮮のために使うのだ」
チェゴン「…。」
粛宗「併せて遣わす求生佩は、いつかそなたの命を救うことになろうぞ」

サウンが用意してあった求生佩をチェゴンに差し出した。

チェゴン「聖恩の限りにございます、殿下!」
粛宗「油断してはならぬぞ。まだ終わったわけではない」

その瞬間、廊下の向こうからギリリと鈍い音が聴こえる。「!」

タムソだ!
彼女は障子越しにまっすぐ狙いを定め、矢を放った。「死ね、王よ!」
と、障子紙を突き破って飛んできた二本の矢を、テギルが剣で払い落とした。

タムソ「!」
テギル「!」

小さく空いた穴越しにちらりと見えた顔に、テギルは目を丸くした。
タムソ…?

逃げた彼女を、彼は追いかける。

#このとき、エッホッホって走って出て行くのが超和むんですけどー

「そなたたちは殿下をお守りせよ」延礽君はチェゴンたちに言い、自分も後に続いた。

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「淑嬪様!」サンギルがやって来る。

淑嬪「?」
サンギル「全ては殿下がお命じになった訓練だったそうです」
淑嬪「訓練?そうなの」

淑嬪はホッと胸をなでおろす。
そこへ…
「捕まえろ!」「向こうだ!」慌ただしく人が外を走っていく。

淑嬪「訓練ではなかったのか?行ってみなさい、早く!」

「はい」再び駆け出すサンギルを見送り、淑嬪は不安げに目を伏せた。

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「主君」ムミョンが食い下がる。

ムミョン「お答えください。王が仕掛けた罠に、わざとタムソを送り出したのですか?!」
インジャ「言ったであろう。一つを得ようとすれば、別の何かを差し出さねば」
ムミョン「主君!」

#ごちゃごちゃ言ってないでさっさと助けに行けっつーの

インジャ「案ずるな。タムソは死にはしない」
ムミョン「なぜそう言い切れるのですか」
インジャ「タムソを案じているお前がいるではないか」
ムミョン「…!」
インジャ「ファン・ジンギもいる」

ジンギが隣で頼もしい笑みを見せる。

「そして、延礽君もいる…」

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宮廷内を逃げ惑ううちに、タムソは確実に追い詰められていた。

#そりゃその走り方じゃどう見ても(ごにょごにょ
彼女、急に頼りなくなったのは復讐心が揺らいだからか…?

後ろから放たれた彼女の足を掠める。
走れなくなったところへ、次の矢が腰を捉えた。

タムソ「!!!」

刀を抜いて後ずさりするタムソに、二人の軍官がジリジリと迫る。
と、そこへ…
後ろから現れ、軍官たちを殴り倒したのは…テギルだ!

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インジャ(声)「ペク・テギルも…そこにいるはずだ」

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軍官たちが倒れた隙をつき、テギルはタムソの手を引いて駈け出した。

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彼らを見失った軍官たちの後ろから、延礽君が姿を現した。「逃げられたのか」
辺りを見回した延礽君の目に入ったのは、建物の向こうを逃げていく二人の影だ。「…。」
延礽君はくるりと軍官たちの方へ向き直り、反対を指差した。「刺客は向こうの門に向かっているはずだ」

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テギルの肩に掴まって走りながら、タムソは師匠、インジャの言葉を思い浮かべていた。

インジャ「万が一失敗したとき、宮廷を脱出できない状況になったなら… お前を救える人物はたった一人。淑嬪だけだ」

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淑嬪の前へたどり着くと、タムソは満身創痍で彼女の足元にひざまずいた。「助けてください、淑嬪様」
その痛々しい姿に、淑嬪は顔を歪める。「命を大切にしてほしいと念を押したものを…」

淑嬪「結局剣を抜いてしまったとは」
タムソ「…。」

「そなたは誰だ?」淑嬪は彼女を連れてきたテギルに視線を移した。

テギル「ペク・テギルと申します」
淑嬪「!!!」

目を丸くして言葉を失う淑嬪に、テギルは不安げに視線を上げた。「…?」

~~~~

淑嬪はテギルについての情報を以前サンギルから聞かされていた。

サンギル「ペク・マングムの遺体は発見できませんでしたが、その息子が復讐するといって事あるごとにイ・インジャとぶつかっており…」
淑嬪「息子と?!」
サンギル「はい。ペク・テギルという者です」

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そう、確かにペク・テギルだ。
成長した息子を思い、淑嬪はすっかり心を満たしていた。
そこへもう一人の息子、延礽君が訪ねてくる。

その頃には淑嬪一人、いつものように腰を下ろし、書物を広げていた。

淑嬪「訓練だったと聞きましたが、どういうことです?」
延礽君「こちらに刺客が忍び込んだかもしれません。お見かけになっていませんか?」
淑嬪「えぇ。誰も見ていません」
延礽君「わかりました。念の為、中を調べさせていただきます」

「そうなさい」淑嬪は少しの動揺も見せず、微笑む。

延礽君は母の前を通り過ぎ、そっと奥を覗いた。

淑嬪「まさか… 奥の部屋まで入り込むわけがありましょうか」

覗くのを諦めたそのとき… 延礽君の目に入ったのは、床にこぼれている血の跡だ。「!」
と、彼の視線はそれをするりと通り過ぎ、母に向き直る。「心配で調べたに過ぎません」

延礽君「それでは私はこれで失礼いたします」

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寝室でテギルがタムソの手当をするのを、淑嬪は隣でじっと見守った。

淑嬪「この子とはどういう関係なのだ?」
テギル「ただ… 少し縁があっただけです」
淑嬪「そなたの父親は…ペク・マングムであろう?」

「!」テギルは驚いて顔を上げると、大きな目で淑嬪を振り返った。「淑嬪様がなぜ…?」

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淑嬪「延礽君に話を聞いた」
テギル「…はい」
淑嬪「どんなふうに育ったのだ?これまでずっと父親と一緒にいたのか?」
テギル「淑嬪様がどうして…?」

淑嬪はハッとして目を逸らし、タムソを見る。「これからどうするのだ?」

淑嬪「この子に借りがあって匿いはしたけれど… ここに長くとどまることは出来ぬ」

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一体どうしたものか…。テギルは一人庭に出て、考えを巡らせた。
「長引くほど脱出しづらくなる」淑嬪にもそう言われたのだ。

と、そこへ現れたのは延礽君だ。「ここで何をしている」

テギル「…。」
延礽君「朝鮮一の剣士、キム・チェゴンの弟子になったか」
テギル「…。」
延礽君「武芸にも身につけ、分別もついたようだが、ここからタムソを救い出すのは無理だ」

「お前一人では」延礽君はそう付け足す。

テギル「…。」
延礽君「母上の立場が悪くならないように、知らぬふりをしただけだ。私に考えがある。これ以上遅くならないうちに、タムソを連れて来い」
テギル「!」

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延礽君に聞かされたとおり、テギルはさっそく動いた。
「馬を用意しておくから、お前が門を開けよ」テギルは宮廷の外へと通じる大きな門へ向かって駈け出した。

「通行禁止です!」見張り兵が声を上げると、テギルはその足を速める。「止まれ!!!」
次々と斬りかかる見張りたちを交わし、テギルはまっしぐらに門へと向かった。

と、向こうの角を曲がって馬が突進してきた。タムソを後ろに乗せた延礽君だ!
テギルが急いで門を開けると、馬はそのまま脱出する。
テギルも全速力で門をくぐり抜けた。

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一人でやきもきしていた淑嬪の元へ、ファジンが戻ってくる。「たった今、宮中を脱出したようです」
淑嬪は大きく息をつき、頷いた。

淑嬪(心の声)「テギル…。どうか無事でいるのよ」

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何とか追手をかわし、テギルはホッとして夜道を歩き出した。
と…

テギル「!!!」

そこへ突然現れたのは、一人の大男だ。
「内禁衛か?」大剣を肩に担ぎ、その男… ファン・ジンギは首を傾げた。

テギル「…。」
ジンギ「その刀、どこで手に入れた?」

テギルは手に持っているその刀… 粛宗から譲り受けた刀をぎゅっと握りしめた。

ジンギ「刀をどうしたのか訊いてんだ」
テギル「知ってどうする」

ジンギはふっと歯を見せて笑う。「お前か?お前、虎兄の弟子か?」

テギル「!」
ジンギ「図星だな。お前、キム・チェゴンの弟子だろ」
テギル「師匠を知ってるのか?」
ジンギ「知ってるどころか。お前の師匠にえらく興味があってな」

と、ジンギは手に持っていた小さな木仏をテギルに投げて寄越す。

テギル「?!」
ジンギ「気の毒なこった。また命が一つ…」
テギル「!!!」

と、その瞬間、ジンギは担いでいた大剣を雄叫びとともにぶるんと振り回した。
やっとのことで刀でそれを阻むと、テギルは後ろにふっ飛ばされる。

#なるほどー。今から殺す人に、冥土の土産にプレゼントするために木仏彫ってるのか(笑)

ジンギ「何だ?師匠に聞いてなかったのか」
テギル「?」

そうだ!
テギルは前に師匠から聞いたことがあった。
師匠に匹敵するほど強い人間が、一人だけいると。
虎も素手で仕留める奴だと、師匠は言ったのだ。

テギル「!!!… ファン・ジンギ?」

ジンギは満足気に笑い、大剣を鞘から抜いた。
絶体絶命だ。
彼が斬りかかろうとしたそのとき!
突然脇道から割り込んだ黒い影が、彼の大剣を阻んだ。

キム・チェゴンだ。

満を持して、二人の剣豪が対面した。

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ここでエンディングです。
バラバラだった豪華登場人物たちがこれだけ一箇所に集まってきたら、それだけでワクワクしますです、ハイ^^

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