韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

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テバク3話あらすじ&日本語訳vol.3

   

ついにテギル(チャン・グンソク)登場か!
「テバク」、3話の終盤です♪

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「一気にカタを付けるべきです!」西人の大臣たちの集まりでチェ・イソクが訴えた。

チェ・イソク「幼い世子一人片付けるくらい、何てことないでしょう」

そのとき、唐突に妓生たちがぞろぞろと入ってくると、全員の前に木の箱を1つずつ置き、そのまま立ち去った。

チョ・イルス「一体何だ」

「開けてご覧あれ」部屋の外で男の声が聴こえる。

皆が言われるままに開けてみると、そこに現れたのは… 金塊ではないか!
思わずおっと驚く声が漏れ聞こえる。

「世子邸下の命の代金です」簾の向こうで男が言う。

チョ・イルス「そなた何者だ?」

「危険な刀は鋭いものです」そう静かに話す男の正体は… イ・インジャだ。

インジャ「私の誠意を汲み、世子邸下の命を保証してくださるなら、その刀を皆様方に握らせて差し上げましょう」

突然現れて途方も無い提案をする謎の男に、皆は言葉を失い彼を見つめるばかりだ。
インジャは変わらぬ笑みを浮かべ、皆の反応を堪能した。

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そこはソルジュのいる月香閣だった。
「驚きましたわ」インジャを送りに外へ出てきて、ソルジュが言う。

ソルジュ「ここまでお考えだったのですか?」

インジャは何も言わず、気持ちが良さそうに月夜を見上げた。

ソルジュ「中殿を廃位して世子を減勢させ、淑媛を利用なさり…。初めからですか?」

「ふふふ」インジャが愉しげに笑う。「これで終わりではないぞ」

彼は懐から小袋を出すと、中に入っている碁石を掌に出した。
全部白の石を…。

たまらない高揚感に、彼はいつになく豪快に笑った。
思い切り放り上げた白い碁石が、まるで雹のようにバラバラと音を立てて飛び散るのを眺めながら…。

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それから20年の年月が流れた。

「父ちゃん!父ちゃん!」尚州で一番の賑わいを見せる通りを、人混みをすり抜けて若者が走ってくる。
彼がやって来たのはマングムとトッケビの元だ。「父ちゃん!」

マングム「持って来たか?」

彼が掌を開くと、そこにあったのは、一本の立派な唐辛子だ。
「こいつがかの有名な…」そう言ってマングムは一口かじって顔をしかめる。「おぅっ!」

マングム「これでいいぞ」

「こいつをしっかり捕まえてろ」手元にいた鶏を若者に渡し、
マングムはそばにあった石を台にして唐辛子をすり始める。

トッケビ「こんなもの食べさせたら腹ん中ひっくり返るぞ」
マングム「構うもんか。勝たなきゃいけないんだから。手伝いもしないくせに!」

唐辛子をつぶすと、ざるの上で雑穀に混ぜ、マングムは鶏に食べさせた。「食べろよ、食べろ。食べて頑張れ!」

マングム「しっかり食べて、あの真っ黒いヤツ、一発で倒しちまえ。わかったな?」

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彼らの鶏が戦う番だ。
檻の中に放たれた瞬間、2羽は激しく羽ばたき、つつき合った。
絶好調で暴れていた彼らの鶏は、途中で突然逃げまわり始めた。「何だ?」「どうしたんだ?」

しまいには、檻の中央で座り込み、うずくまってしまったのだ。「立てよ!立てってば!」

#うずくまってるコケコッコちゃんが可愛くて和むね♪

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意気消沈した彼らは、卓上の皿に置かれた鶏の丸茹を前にぼんやりしていた。

#茹でちゃったのか 笑

マングムが鶏の脚の先をちぎり、トッケビに差し出す。

トッケビ「わしはそっちの手羽の方を」

言うとおりにしてやると、マングムはまたぼんやりと通りを眺めた。

マングム「ついさっきまで生きてたのに…。これからどうやって食っていこうか。稼ぎ口がみんな無くなっちまった」

「博打があるじゃないか。父ちゃんの特技だ」マングムの”息子”が言う。

息子「朝鮮一の賭博師ペク・マングムが博打をやらないなんてさ」

「そうだろ?」そう言われ、トッケビは顔をしかめる。「馬鹿なことを!」

「ペク・マングム?」ふいに後ろで食事をしていた男が振り返った。「お宅、ペク・マングムかい?」
男は3人に寄ってくると、袖口から紙を出す。

男「1ヶ月後に漢陽ででかい博打があるんだ」

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庭で桜の花を眺めているインジャに、後ろから駆け寄ってきた女が斬りかかる。
横から割って入ったムミョンが彼女を制し、激しい戦いが始まった。

ひとしきり刀をぶつけあった末、女がムミョンの腹に刀を突き立てる。

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「そこまで」インジャの声に、二人は刀を下ろし、整列した。

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ホンメが愛想笑いを浮かべながらインジャを訪ねてきた。

インジャ「どうなった?」
ホンメ「全国津々浦々、賭博師という賭博師に残らずばら撒きましたから、最果ての村からもやって来るでしょうよ」

「ところで」ホンメが探るようにインジャを見た。「こんな大きな賭場を開く理由は…?」

インジャ「気にすることはない」

インジャはホンメがばら撒いた”ちらし”を眺める。
漢陽にて闘牋大会が開かれると記されていた。

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「漢陽へ行こう」そういう息子に、マングムは即座に言った。「行かん」

息子「行こうって」
マングム「行かんと言ってるんだ!」
息子「漢陽でデカイ勝負があるっていうんだから!」
マングム「デカかろうが何だろうが行かん」
息子「全く…。俺、いつまでこんな田舎で腐ってなきゃいけないんだよ?金◯二つぶら下げて男に生まれたんなら、死ぬ前に漢陽見物くらいしないと!」

マングムが息子の頭を叩く。「こら!」

マングム「隣り町に行くんじゃないんだぞ!漢陽漢陽ってしつこいぞ、全く」

横から今度はトッケビが頭を叩く。「親父が行かねぇっつてんだろ」

トッケビ「お前の親父はもう博打はやらねぇんだ」
息子「爺ちゃんまで何だよ!それにさ、父ちゃん言ったろ。俺が20歳になったら両班にして美人の嫁さんをもらってやるって。父ちゃんの言葉を信じて待ってた俺はどうなるんだよ?大馬鹿野郎じゃないか。いつまで家も甲斐性もなしにあちこち流れて暮らすんだよ?嫁ももらっちゃいけないのか?」

「嫁はもらわないとな」マングムが少し困ったように言った。「だがな、もう漢陽まで行く足代もねぇんだ」

息子「足代があったら?行くのか?」
マングム「漢陽まで行こうと思ったら少なくとも100両はいるんだぞ」

「!」息子が驚いて息を呑んだ。「100… 100両?!」
と、彼は何か思いついたのか、ニヤリとほくそ笑む。

息子「漢陽の土を踏もうってのに、俺が100両稼いで来られれないと思うか?」
マングム「何馬鹿言ってんだ。どこで100両手に入れるって?」

「ひひひ」トッケビが目を細めて笑う。

息子「父ちゃん。俺が100両手に入れてくるから。後から駄目だなんて言うなよ!」

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彼が100両を求めてやって来たのは、何と山賊の巣窟だ。
入口の鐘を鳴らし、中央の広場へ踊り込むと、彼は言った。「商人だぞ!」

頭領「どこだ?」
息子「あっちだよ!下の小道を通ったんだ!」

「お前ら準備だ!!!」頭領が叫ぶやいなや、全員が武器を手に一斉に駈け出した。

「おおっ!」一緒に雄叫びを上げ、しばらくついて行くふりをすると、彼はこっそり引き返す。
空になった山賊の蔵に忍びこむと、彼は驚いて中を見渡した。「何てたくさんあるんだ?」
さっそくむき出しになっている金の山を見つけ、急いで袋に詰め始める。

そのときだ!
「何してる?」あっという間に山賊が戻ってきたではないか!

息子「あ…それは…」
頭領「手下の顔も覚えてない大馬鹿野郎に見えたか?」

「お前ら!」頭領の掛け声で大男たちが近づいてくる。

息子「はぁ、拳は使うなって父ちゃんに言われたんだけどな」

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容赦なく男たちが鎌や斧を振り回すのを、得意の身の軽さで鮮やかにかわしながら、息子は外へ飛び出した。
下へ飛び降り、穀物袋を放り投げ、野菜をぶちまける。

山道を一目散に逃げる彼を、山賊たちは執拗に追いかけた。

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「ケトンイと漢陽に行くとはな」マングムは綺麗な花を片手に、息子…ケトンイの帰りを待っていた。

マングム「行っていいのやら…」

そう言っては、マングムは手に持った花をパクリと食べた。「旨いな」

マングム「一口食べろよ」
トッケビ「こんなもの食うな!腹くだすだろ」

そこへ全速力で駆けて来たケトンイが、父に金の袋を投げた。「受け取って!」

マングム「何だこりゃ?」
ケトンイ「100両手に入ったら漢陽へ行くんだろ!」
二人「!」
マングム「どこで手に入れたんだ?」

そのとき、「うぉー!」雄叫びをあげながら、猪のような一団が山道を駆け下りてくる。
「金、気をつけろよ!」先陣きって逃げ出したケトンイに続き、マングムたちも大慌てで駈け出した。

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ひとしきり逃げて山賊たちを見事まくと、ケトンイは岩場の上で座り込んだ。「足首ひねっちまったんだよぉ!」

ケトンイ「痛いよぉ~!」
トッケビ「こいつ!立ちやがれ!」
ケトンイ「無理!歩けない!」

馬を借りようとして、値段の高さに諦めた一行は、結局小さな船に乗ってのんびり川を進み始めた。

ケトンイ「こんなんでいつ漢陽に着くんだ?」

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宮中をゆったり散歩している一行があった。
鳥が頭上を横切るのを目で追い、先頭の女性が立ち止まる。

淑嬪崔氏だ。

「淑嬪様、ツバメの巣でございますね」後ろについていたファジンが一緒にツバメを見上げた。
軒先にツバメが巣を作っているのが見える。

淑嬪崔氏「そうね。嬉しいお客様が来たようだわ」

031

#後ろのファジンがツバメではなく淑嬪を見ているのが好き♪

※20年前、側室の中で一番低い淑媛(スグォン)という階級だった彼女は、嬪(ピン/ビン)という一番上の階級まで上がっています。
この階級は嬪の前に一つ文字をつけることができ、彼女の場合は淑をつけて淑嬪(スクピン)。チャン・オクチョンは禧をつけて禧嬪(ヒビン)となっていましたね。

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ケトンイは見晴らしのいい山の上で、目の前に広がる漢陽の地を一望に見下ろしていた。

ケトンイ「朝鮮一のイカサマ師ケトンイが、とうとう漢陽にやって来たぞ!」

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「姐さん!!!」大慌てで飛び込んできた部下の声で、座ったままうつらうつらしていたホンメはハッと目を開けた。

部下「おっと、起こしちまったか…」
ホンメ「あたしが昼寝してるときは絶対邪魔するなと言ったろ!」
部下「そんなこと言ってる場合じゃなくて!あいつが来てるんですよ!」
ホンメ「あいつ?」
部下「あぁ、先月全部かっさらって行ったあいつですよ!」

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飛んできたホンメが、大勢集まった見物人の後ろからその部屋を覗きこんだ。
そこにいたのは…周りに山ほど妓生をはべらせた若い男だ。

長い指で軽くサイコロを転がすと、彼は当たり前のように勝利を重ねた。「悪いね」
勝ち金を手元に集め、旨そうに酒を飲む。
満足気に一息つくと、周囲の妓生たちを慣れた素振りでからかった。

彼のことを妓生たちはこう語る。

「あたしたち妓生にとっちゃ前にも後にもいない与太者の中の与太者」
「遊び人中の遊び人よ」
「あの人こそまさに朝鮮一の風雲児だわ」

032

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町の中へやって来たケトンイが見かけたのは、通りで歌い踊る芸人たちだ。
その賑やかな音に吸い寄せられるように、彼は町人たちと一緒に踊りだした。

芸人の子ども「背を伸ばそう~♪村中で賑やかに~♪みんな来い来い~♪下を見りゃケトンイ(犬の糞)~♪」

#すみません、↑の歌詞はかなりいい加減です。

ムスッと膨れたケトンイは、面白くなさそうにそばにいた犬を追っ払う。

マングム「ケトンイ、何やってんだ。早く来い!」

「はぁ、ケトンイケトンイって!」父の背中にケトンイはぼやいた。「なんでケトンイなんだよ!」
再び踊り始めた彼の耳を、トッケビが引っ張る。「早く行くぞ!」

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料理屋へやって来ると、腹ペコだったケトンイは夢中で食事をむさぼった。
食欲旺盛なその姿は微笑まい限りだ。

トッケビ「いやぁ、ケトンイは本当によく食べるなぁ」
マングム「ケトンイこいつ、赤ん坊のときから呆れるほど大食いだったからな」

「ケトンイケトンイ、言うなよ!」彼は苛立ちを募らせた。

ケトンイ「人が聞いたらホントに犬コロだと思うだろ!」
マングム「!」
ケトンイ「それにさ、こうやって贅沢に食べられるのは、全部僕が身銭を切ってるからだろ!違うか?!」
マングム「何が贅沢だよ?どの口で言ってんだ?山賊から盗んだくせに、何が贅沢だ」
ケトンイ「贅沢とまでは言えないかもしれないけど…」

トッケビがケトンイの頭をパンとはたく。「あちこちふらふらして、やらかすんじゃないぞ」

ケトンイ「やらかすもんか!漢陽に来たからには、父ちゃんに家を用意してやるよ」

そう言って彼は手を差し出す。

マングム「何だ?」
ケトンイ「金だよ。金がないと商売も賭け事もできないだろ」

「あぁ!」マングムが大げさに声を上げる。「そうだな!金ね」
勿体ぶった末にマングムが彼の掌にのせたのは… たったの1両だ。

ケトンイ「何だよこれ」

「朝鮮一のイカサマ師には1両ありゃ十分じゃないか?」マングムはそう言ってニヤリと笑う。

ケトンイ「そうだな。見てろよ、ケトンイがこの1両を100両1000両にしてやるから」

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腹がいっぱいになったケトンイがまたしても耳を引っ張って連れて来られたのは、ボロボロに荒れた一軒の家だ。

ケトンイ「全く!耳が取れたら爺ちゃんがくっつけてくれんのか?!」

怒り心頭の息子の隣で、マングムは懐かしげにそのボロ屋を眺めた。
そう。そこはかつて彼が住んでいたあの家だ。

033

ケトンイ「ここどこなんだ?家なのか馬屋なのか…」
マングム「ここはな、お前の母さんと…父ちゃんが住んでた場所だ」

「…?」ケトンイが振り返る。「母さん?」

家をじっと眺めるマングムの目の前に、せっせと家事をするポクスンの姿が鮮やかに蘇った。
彼に気づくとポクスンは幸せそうに顔を輝かせる。

マングム「元気に暮らしてるんだろうか…」

ケトンイがそっとホウキを差し出した。「家に帰ったんなら、まずは掃除だろ?」

#さりげなくて、いいセリフだねぇ^^ホロッと来たよ。

我に返って軽く咳払いをすると、マングムは優しい笑みを浮かべた。「物分りがいいな」

マングムが素直に掃除を始めると…
ケトンイは隙をついて一目散に逃げ出したのだった!

トッケビ「どこ行くんだ!ケトン!!!」

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たった1枚の銭を手に町に繰り出したケトンイは、さてどうしようかと考えを巡らせた。

ケトンイ「…。」

そこへ、背後に馬の嘶きが聴こえて、彼は何気なく振り返る。「?!」
馬にまたがっているのは… 絵か夢か幻か… 見たこともないような美しい娘ではないか。

ケトンイ「!」

035

まるで後光が差したようなその美しさに、ケトンイは魂を掴まれたように釘付けになった。

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ここでエンディングです。
ケトンイ表情豊かでホントに可愛いですね!
若さがいい感じに表れてるなぁと^^

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