メリは外泊中8話あらすじvol.1
チャン・グンソク、ムン・グニョン、キム・ジェウク出演、ソジュンの大きな目がこれ以上怒りで大きくならないように、皆でガクブルしながら見守る「姐さんは取調中」、折り返しの8話です。
密かに抱えてきた傷。
穏やかでまっすぐなメリと接するうちに、そんな傷にすっと沁み込むような優しさに癒され、
メリに惹かれ始めたチョンイン。
そして、そんな二人を見て嫉妬に燃えてしまい、
自分の気持ちに戸惑って「偽装結婚をやめたい」と言い出したムギョル。
二人の男性の心には確実な変化が現れます。
そんな中、ムギョルが公の場で「メリと結婚している」と宣言したことが父親たちの知るところに。
ソジュンにも、父たちにも、もうこれ以上隠しておくことはできそうにありません。
では、どうぞ。
+-+-+-+
メリ:「私たち、結婚したことはないんです」
ムギョル:「!」
イン父:「君、それはどういうことだ?」
メリ父:「何だ… それどういうことだよ。結婚したことはないだって?」
そこへ入ってくるソジュンとチョンイン。
メリ:「私たち、結婚したことはありません。全部… 嘘なんです」
一同:「!」
ムギョル:「ウィ・メリ…」
メリ父:「どういうことだ?メリ、何を言ってるんだ?」
メリ:「・・・」
メリ父:「結婚したのも嘘で… それじゃ、お互い愛し合う仲だってのも嘘なのか?」
目から大粒の涙を零しながら、微笑んで父をみつめるメリ。
ソジュンは呆然としたまま外へ出て行きます。
それに続くチョンイン。
+-+-+-+
外へ出たソジュンは力ない歩調をそこで止め、混乱して頭を抱えます。
チョンイン:「大丈夫ですか?」
ソジュン:「… はぁ、頭が痛いわ」
チョンイン:「送ります」
チョンインが掴んだ腕を振り払うソジュン。
ソジュン:「いいんです。一人でいたいの」
チョンイン:「・・・」
ソジュン:「カン・ムギョル、ウィ・メリ… ホントに呆れ返るわ」
ソジュンが立ち去った後、父親たちに付き添われ、メリが出てきます。
チョンイン:「… 父さん」
メリ父:「チョン亭主、どうなってるんです?前から知ってたんですか?」
チョンイン:「驚かれたでしょうに、僕が全てご説明を…」
言い終わらないうちにイン父の手のひらが彼の頬に飛びます。
イン父:「愚かなヤツめ…」
殴られてショックを受けてるチョンインの横顔が美しすぎる。
メリ:「おじ様!」
メリ父:「先輩、こらえてくださいよ」
イン父:「・・・」
一人先にその場を立ち去るイン父。
まだショックを受けてるチョンインの横顔が(以下略
メリ父:「メリ、帰ろう」
父親に抱えられるように、メリもその場を離れます。
殴られたまま、身動きできないチョンイン…(涙
メリ、チョンインを放って行くなーーーーっ!!!
立ち尽くしているチョンインの背後で、メリを乗せた車が走り出します。
遠ざかっていく車の音。
+-+-+-+
日は流れ、カレンダーは残り51日を示します。
今後の方針を話し合う二人の父親。
ムギョルとメリが愛し合っているわけではないと分かった以上、
100日契約を最後までやり通す必要はありません。
メリがとても萎縮しているため、少し期間を置いて婚約式を行うことでまとまります。
メリのショックは大きいものの、ムギョルと愛し合っていたわけではないのだから、このことは”雨降って地固まる”となるだろう、と期待する二人。
そこへやって来たのはメリ担当の執事。
父は彼女に新婦教育を依頼していました。
彼女に手渡された教育プログラムを開いてみる二人。
そこには「教養・外国語・料理・育児・夫への内助・姑婦関係」などなど、そうそうたる内容が並んでいました。
イン父は「メリの基本素養は今でも十分だから、辛くないようによく教育するように」と指示します。
母親なしで新婦教育が気がかりだったメリ父は感謝の気持ちでイッパイです。
メリやチョンインのことを大事に考えているような言葉が並んでいるようで、実は息子・娘の気持ちなど何一つ頭にない父親たち…。
+-+-+-+
まだ体調が優れないムギョルは、寒い中毛布にくるまって曲を作っていました。
メリの来なくなった部屋はゴミがそこらじゅうに散らばり…。
水を飲もうと、冷蔵庫を開けると、そこには二人で漬けたキムチ。
虚しい表情でムギョルは乱暴に扉を閉めます。
前もまったく同じシチュエーションでカクトゥギを出さなかったか?
そして、自分で部屋を掃除し始めるムギョル。
もう自分でやらなきゃいけないんだ… と自分の気持ちにケジメをつけるように…。
拾い集めたゴミの中には、くしゃくしゃに丸められた「愛の交通事故」の紙切れ。
「はぁ…」とため息をついた彼は、思い切ってそれをゴミ袋に放り込みます。
その上から大急ぎで他のゴミを入れるムギョル。
そして、彼の目はブルーの手袋にとまります。
しばらくそれを見つめ… 努めて無表情でそれを… ゴミ袋へ(←たぶん
デスクに戻った彼は、JIエンターテインメントと交わした契約書をめくります。
この契約を続けるということは、メリやチョンインとも関わり続けるということ。
彼は契約書をくしゃくしゃに丸め、乱暴に後ろへ放り投げます。
+-+-+-+
スタジオに流れる「My Precious」。
チョンインは一人で考え込んでいました。
ここで「跡形もなく消えるほど…♪」なんて歌詞がちょうど流れてる辺りが何とも寂しい。
そこへ入ってきたのはパン室長。
「代表~!」と呼ばれてチラリとこっちを向いたクールな瞬間に萌え^^
彼女はムギョルが抜けた後の音楽プロデューサーを、
インディーズのミュージシャンの中から選んできたのです。
資料の入ったファイルを差し出すパン室長。
それには目もくれず、ぼんやりとしているチョンインに…
パン室長:「カン・ムギョル!本当に無責任ですよね」
チョンイン:「・・・」
パン室長:「会社のパーティのとき、あんなに大々的に登場させておいて…。事前制作のために音楽制作も忙しくて仕方ないのに、突然やめるだなんて!」
チョンイン:「… どうしようもない個人的な事情があったんです。無責任ではありません」
パン室長:「(シラーッ)あ~、えぇ。 そうだわ!代表、ソジュンさん、また記事が出てましたよ!」
チョンイン:「広報チームの方でスキャンダルを抑えるようにしているんですが」
パン室長:「今度はそれどころじゃないですよ!!!」
彼女はさっそく記事を見せます。
そこにはソジュンのアンチコミュニティの会員数が急増しており、学歴のことや家族のことまで悪い噂がこれでもかと並べられた記事。
事務所に所属せず、クールに噂を放置する彼女は、スキャンダルを止めてくれるスタッフが周りにいないのです。
「共演するうちのイアンにも打撃が大きいから、私がソジュンさんを助けようと思って♪」と作戦を話し始めるパン室長。
聞いていられず、思わず目を閉じるチョンイン。
チョンイン:「たいして助けになりそうにはないですね」
さっさと立ち上がり、部屋を出て行きます。
パン室長、一段と表情豊かになられてw 目尻の跳ね上がりもパワーアップでw
+-+-+-+
ジムで一心不乱に走るソジュン。
周りの会員たちは、好奇心で満ちた視線を彼女に飛ばします。
走るのをやめ、腰掛けていた彼女の隣に、音楽プレイヤーとイヤホンを置いたのはチョンイン。
彼は何も言わず、彼女の隣に座り、水のペットボトルの蓋を外して差し出します。
ごくんと一口飲み、何も言わないチョンインの表情をチラリと窺ったソジュン。
ソジュン:「大丈夫ですよ。昨日今日のことじゃないし、気にしないわ」
チョンイン:「積極的に対応しないのはソジュンさんの性格のせいでしょうか」
ソジュン:「うるさいのはウンザリなの」
チョンイン:「もう限界ではないでしょうか。サイバー捜査隊に依頼し最初に噂を流した者に対し法的処置の準備をするつもりです」
ソジュン:「そんなの役には立たないわ。… そうだ、ムギョルの件はどうなったんです?」
チョンイン:「・・・」
+-+-+-+
メリは一生懸命メールの文章を打ち込んでいました。
『ごめん。あたしのせいで仕事までやめることになるなんて…。あたしが台無しにしちゃったね。全部めちゃくちゃに…』
そこまで打ち込んで手が止まり、やっぱり全て消してしまうメリ。
彼女は美しい純白のドレス姿でした。
再び違う文章を打ち始めます。
『元気?今までありがとう。あんたにはホントに悪いことしちゃったね。あたし、明日…』
そして、また止まってしまう彼女の手。
ここはドレスショップ。
他のドレスを見ていたジヘとソラがメリの元へやって来ます。
表情の暗いメリに…
ジヘ:「こうなったのはむしろ良かったのよ。一生で一度あるかないかのチャンスなのに。あんた、一山当てたのよ!」
メリ:「・・・」
ソラ:「そうよ。嫌いな人と無理やりってわけじゃないんだもん。代表のこと、付き合ってみればいい人だって言ってたでしょ?」
ジヘ:「けどさ、ムギョルと偽装結婚してたこと、二人で話し合ったの?」
メリ:「気まずいし、代表は仕事が忙しくて、まだ話せてないの」
ジヘ:「そうよ、それがいい。そんなもの話し合わないで、ただやり過ごせばいいんだって」
ソラ:「ムギョルとはもうお互い連絡取り合わないって、お父さんと約束したんだよね?」
メリ:「… うん。申し訳なくて電話も出来ないよ。すごく怒ってるだろうし」
ジヘ:「だよね。あんたたち完全に終ったんだよ」
メリ:「・・・」
ソラ:「メリ、大丈夫?」
メリ:「分かんない。何も考えられないの。台風が通過してるのに、すごく静かな感じ…。まるで台風の目にいるみたい」
ジヘ&ソラ:「・・・」
そこへ「新郎様がお見えです」の声と共にさっそうと登場するチョンイン。
メリたちに気づくと、耳に当てていた電話を下ろし、軽く頭を下げます。
黒いタキシードに着替え、出てくるチョンインに「とても素敵です!」と口々に声を掛ける周りの人々。
そのチョンイン本人の表情は固く、感情をうかがい知ることはできません。
「メリと一緒に写真を撮りましょうよ!」と声を掛けるジヘたち。
メリはチョンインの横に並びます。
写真を撮って「本当に婚約する実感が湧くわ!」とソラたちは喜び、
チョンインにも「メリ綺麗でしょう?」と撮った写真を見せますが、
帰って来るのは「… 綺麗ですね」という素っ気ない返事。
無表情のまま、ちょうどそこへ掛かってきた電話を取って席を外し、周囲を気まずい空気で包みます。
ソラ:「ホントに怒っていらっしゃるみたい…。どうしたらいいの?」
ジヘ:「偽装結婚だって50日も嘘ついてたんだから、怒って当然よ」
メリ:「・・・」
ジヘ:「メリ、あんた罪人だよ。絶対ちゃんとしなきゃ駄目よ」
ソラ:「何が罪人よ」
「結婚したことにしちゃえ」って言ったのはあんたたちじゃないか。
+-+-+-+
4人で食事を取るチョンイン、メリと両父。
メリ父:「いや~、明日はメリの誕生日と婚約式だ。とうとう明日だな」
時計を見て、
メリ父:「明日の式は7時からだから、あと23時間30分ですね、先輩!」
イン父:「あぁ。(メリたちに)時間と状況が差し迫っていたから、家族だけで静かに、簡素に行うよう準備してある、(?)」
メリ:「はい、おじ様」
メリ父:「明日からはホントに”お義父様”になるんだな。そうだ、チョン亭主。明日婚約式が終わったら会社のスタッフたちに正式に話すんですよね?」
チョンイン:「はい、お義父様。少々混乱があるでしょうがうまく収拾します」
メリ父:「あぁ^^。はぁ、今日みたいな嬉しい日にメリの母親が生きていればどんなに良かったろうな…」
メリ:「・・・」
イン父:「チョンイン、お前は会社があるから式場へ直接来るだろうし、メリは私たちと一緒に行くとしようか?」
メリ:「いいえ、おじ様。私、明日はお母さんに会いに行こうと思ってるんです」
イン父:「・・・」
メリ父:「そうか?なら、父さんとおじさんと一緒に行こう」
そのとき、チョンインが下を向いたまま口を開きます。
チョンイン:「僕が一緒に行きます」
驚いて彼の横顔を見上げるメリ。
顔を上げた彼は…
チョンイン:「大事な日ですからお義父様にご心配をお掛けしないよう、僕が行ってきます」
メリ:「・・・」
メリ父:「あぁ~、何て情が深いんだ。じゃ、そうなさい^^」
イン父:「そうだな。そうしよう」
+-+-+-+
スーツを脱ぐ余裕もなく、ベッドに倒れこんで眠るチョンイン。
彼の額には汗が滲みます。
うなされて目が覚めた彼。
その悪夢に、咄嗟に息もできず…。
やっとのことで起き上がった彼は、ベッドの端に腰掛け、明かりを灯します。
そこには、メリが自分のために買ってくれた睡眠用の靴下。
メリ(声):「靴下、ぜひ履いて眠ってください。そうすれば悪夢を見ることもありませんから」
彼は、その靴下をそっと頬に当ててみます。
>>回想
メリ:「気を楽に持ってください。過去はこれ以上あなたを苦しめることはできませんから」:
>>
靴下に足を通し、じっと座ったままその暖かさを感じるチョンイン。
もう一度ベッドに横になり、静かに目を閉じます。
この曲のサビ最高ですね~~。ハムニダ体(丁寧語)なところがまた真心がこもってる感じで素敵。
+-+-+-+
メリは静かに朝を迎えていました。
携帯の中の自分とチョンインの写真を順番に眺める彼女。
画像を順に送って行くと、偽装結婚を頼んだあのとき、みんなで撮った写真が現れます。
それを眺めながら、思わずふっと微笑むメリ。
そして、その次には… 初めてムギョルにあった「交通事故」の後、ムギョルを追いかけていって撮った写真。
+-+-+-+
メリはチョンインの運転する車に乗り、朝靄の中をどこかへ向かっていました。
静かな車の中。
口を開いたチョンインの口調は優しく…。
チョンイン:「よく眠れたかったようですね」
メリ:「えぇ。代表もよく眠れなかったんですか?」
チョンイン:「… いいえ。いい夢を見ましたよ」
メリ:「・・・」
チョンインの言葉にはとっても意味があるんだけど、この時点でメリにはおそらく伝わらず、視聴者には分かる…。そういう歯がゆいのが私は好き^^
メリ:「ところで、今どこへ向かってるんですか?」
答えずに黙っていたチョンインはかすかに微笑みます。
+-+-+-+
彼が車を停めたのは、鳥がさえずる静かな森林公園。
チョンイン:「眠りから覚めたら、一緒にここへ来たくなったんです。樹木が好きでしょう?」
立ち止まり、気まずそうにチョンインを見上げるメリ。
チョンインはメリの手を取り、優しく彼女を見つめてから、再び歩き始めます。
はぁ~。チョンインの服の色が風景に映えすぎる
メリ:「ごめんなさい」
チョンイン:「・・・」
メリ:「考えられないような結婚、したくなかったんです」
チョンイン:「… 分かります」
メリ:「?」
チョンイン:「僕も同じだったから」
メリ:「・・・」
チョンイン:「これまで考えることがすごく多くて…。腹も立ちました」
メリ:「分かります。私だったらすごく腹が立ったはずですから」
チョンイン:「メリさんのことじゃないんです」
メリ:「?」
立ち止まり、メリを振り返ったチョンイン。
チョンイン:「僕自身に… 腹が立ったんです」
メリ:「・・・」
チョンイン:「過去はこれ以上僕を苦しめないって言ってましたよね」
彼が胸元から取り出したのは、別荘で見つけた子どもの頃の写真。
メリ:「?」
彼は黙って彼女を見つめます。
>>
それはメリの母親の葬儀の日。
幼くて母親の死を理解出来ないメリは、いつもどおり飴を舐めながらチョンインの姿を探します。
2階で誰かと電話しているチョンイン。
チョンイン:「お母さん、僕、お母さんと一緒に韓国で暮らしたいよ!日本で暮らすのはイヤだ!みんな僕のこと苛めるんだ。お父さんはガマンしろって怒るんだ。お母さん!!!」
そこへやって来て「オッパ!」と声をかけるメリ。
チョンイン:「でていけ」
メリ:「なぁに?」
チョンイン:「お母さんが死んだのに何で笑ってるんだよ」
メリ:「お母さんはお空の国へ行ったのよ」
チョンイン:「それが死んだってことさ。死ぬってどういうことか知らないのか?おしまいだよ。もう会えないんだ!」
チョンインに飴を投げつけて大声で泣くメリ。
彼は泣いているメリを背負い、父親の元へ連れて行こうと階段を降り始めます。
靴下で階段を降りるうち、足を滑らせた彼はメリもろとも落ち…。
泣き叫ぶメリの額には大きな傷が出来ていました。
そんなメリを背負い、急いで駆け出すチョンイン。
お気に入りの場所に座らせ、絆創膏を貼ってやりますが、メリは「お母さん…」と何度も母を呼ぶばかり。
チョンイン:「ぼくがいる。ぼくがきみをまもってあげる。えいえんに」
メリ:「ほくがいる?」
チョンイン:「ぼくがいる」
メリ:「ぼくがいる?」
う~~~ん、惜しい!!!orz
再びメリを背負って歩き出すチョンイン。
メリ父:「二人で遊んでいて怪我したんだから花婿と花嫁にしなきゃな~」
イン父:「そうだな。写真を撮っておくと良さそうだ」
チョンイン&メリ:「???」
>>
+-+-+-+
メリ:「それじゃ… 記憶はすっかり戻ったんですか?」
チョンイン:「全部ではないんです。ぼんやりと… 」
メリ:「・・・」
チョンイン:「それでもこれからは… 悪夢よりいい夢が増えそうです」
メリ:「良かった^^」
立ち止まったチョンイン。
チョンイン:「額の傷… すみませんでした」
メリはニッコリ笑い、前髪をすっと撫でます。
メリ:「大丈夫ですよ」
チョンイン:「すごく痛かったでしょうね」
メリ:「過去はこれ以上私を苦しめませんから^^」
メリの笑顔に救われ、自分も笑顔になるチョンイン。
+-+-+-+
チョンインの家まで帰ってきた二人。
玄関を入ったメリをチョンインが呼び止めます。
チョンイン:「メリさん」
メリ:「?」
チョンイン:「… 見せるものがあるんです」
呼び方がね、「ウィ・メリさん」じゃなくなってるんですよ。
チョンインはある部屋の扉を開きます。
彼に続いて部屋に入ったメリの目の前に広がるのは…壁一杯に設置された本棚と、そこに綺麗に並べられた本。
部屋の中央には座り心地の良さそうな椅子が待っています。
メリ:「… 何ですか?」
チョンイン:「樹木園ですよ」
メリ:「!」
驚いて彼を見上げたメリを見つめ返すチョンイン。
チョンイン:「婚約の贈り物です」
何て優しい声なんだーーーっ(涙
悲しくなるじゃないか。
そっと棚に近づいてみるメリ。
メリ:「わぁ… 私が好きな本が揃ってる」
ふとその中の一冊に目がとまった彼女は、それを手に取ります。
それは、彼女がムギョルの家へやって来た頃、「邪魔しないから」と言って呼んでいた本。
>>回想
ギターを弾いているムギョル。
メリ:「あんたさ、ソローみたいに生きたいの?」
※ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(この本の著者)アメリカの作家・思想家・詩人・博物学者。
ムギョル:「言うなれば、簡素で素朴にな」
メリ:「… それじゃ、あんたがやりたい音楽はどんな音楽?」
ムギョル:「嘘じゃない音楽」
メリ:「正直な音楽?!正直な感動を与える音楽… そういうヤツ?」
ムギョル:「敢えて言えば、そういうヤツだな」
「あぁ~ん」と頷くメリ。
メリ:「あんた、何者なの?」
ムギョル:「何だよ?」
メリ:「お金なくったって、気持よくやりたいことやって生きてるでしょ。ひょっとしてあんた!財閥の隠し子とか?!」
ムギョルは楽しそうに笑い出します。
ムギョル:「小説でも書くつもりか?変なこと言ってないで、あっちで本でも読んでろ」
>>
チョンインからの心のこもった贈り物で、ムギョルとの思い出に浸る。
これぞ韓ドラヒロインクオリティ!イェイ (涙
チョンイン:「何を… そんなに考え込んでいるんです?」
メリ:「え?… あぁ、何でもないんです」
チョンインは手に持った紙袋を渡し、
チョンイン:「お母さんの墓地へ行って、昼食を一緒に食べますか?^^」
メリ:「えぇ。すぐ着替えて来ます」
手に持った本を棚に戻し、部屋を出て行くメリ。
チョンインの視線はメリが戻した本へ向かいます。
そこへ、チョンインの電話に着信が。
チョンイン(電話):「はい、PD」
PD(電話):「代表、大変な事になりました。ソジュンさんがドラマを降りるってたった今連絡が」
チョンイン(電話):「突然どういうことです?」
+-+-+-+
着替えて、再びメキシカンな上着を羽織って戻ってきたメリ。
メリ:「お母さんに見せに行きましょう」
チョンイン:「メリさん、会社に急用が出来まして」
メリ:「あ…。仕事に向かってください。私、一人で行ってきますから」
チョンイン:「そうせずに、午後に一緒に行ってから準備して、7時までに式場へ向かいましょう」
メリ:「それでもいいですよ」
チョンイン:「疲れるでしょうから、休んでいてください。すぐ戻ります」
なんて優しい「すぐ戻ります」なんだ(涙
メリ:「大丈夫ですよ。ゆっくりお仕事して来て下さい。私、本を読んでますから」
チョンイン:「えぇ。行って来ますね」
玄関へ向かおうとしたチョンインは、ふと思いついたように立ち止まります。
チョンイン:「あ…」
メリ:「どうしました?」
彼女の目の前まで戻ってきたチョンインは… 彼女の前髪を静かにかき分け、
おでこに優しく口づけます。
チョンイン:「誕生日おめでとう」
背中を向け、チョンインは家を出て行きます。
+-+-+-+
そこへメールの着信音が。
ソラ(メール):「独身最後の誕生日ね!ウィ・メリ!誕生日おめでとう!」
メリはいくつか誕生祝いのメールが届いているのに気づきます。
メールを見ていくうちに…
ムギョル(メール):「ちょっと会おう」
+-+-+-+
紅葉に染まった公園へやって来ると、ムギョルはそこで歌っていました。
+-+-+-+
ここで一旦区切りますね。
【コリアプラザ・韓国広場・K-POP・韓国ドラマ・ユチョン】[KI]HOT CHILI PAPER PLUS13 「…
※前半記事のコメント欄は閉鎖しています。
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