韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう

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テバク14話あらすじ&日本語訳vol.3

   

チャン・グンソク、ヨ・ジング出演「テバク」14話の終盤です。

はりきってGo~♪

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粛宗は息子の延礽君を連れ、弓矢の修練場に来ていた。

粛宗「お前、イ・インジャを捕らえたいのか」
延礽君「父上が…なぜ?」

粛宗は手に持った矢を、弓につがえる。「ならば捕らえるがよい」

延礽君「あまりに急なお言葉で…」
粛宗「いちいち理由を並べ立てる必要などない。虎が狐を捕まえるのに理由などあるか」
延礽君「…。」
粛宗「噛みついて、ばらばらに引き裂いてしまえばいいことだ」

粛宗の放った矢が的の真ん中に突き刺さった。

粛宗「お前に機会を与えているのだ。わざわざ余が乗り出すまでもなかろう」
延礽君「…。」
粛宗「連れて来い。猟犬となるあやつ… ペク・テギルを」
延礽君「!」

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延礽君は静かに頭を下げ、父のもとを後にした。

粛宗「キム・チェゴン… あやつは一体何をしているのだ?」

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「おっと!」山小屋で昼寝をしていたチェゴンは、ハッとして起き上がった。

チェゴン「誰か噂してるのか?耳が痒くて仕方ない」

#…えっ?これだけ?久しぶりなのに?

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インジャは刀を振り上げると、狙いを定めてひと思いに振り下ろした。
大きな戸棚に掛けてあった鍵がまっぷたつに割れる。

そこからインジャは大きな印鑑を取り出した。

インジャ「今こそ立ち上がる時だ!20年、ひたすらこの日を待ちながら息を潜めていた全国の同志たちと共に!」

書き上げた画に、インジャは力を込めて印を押した。『戌申』

#ついさっきまでいつもの調子だったのに、なんか知らないけど急に本気出したね!(゚д゚;)

インジャ「ファングに伝えよ。時が来たと」

「はい、主君」ムミョンは押印した画をくるくると丸め、出かけて行った。

インジャ「王め!」

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テギルの牢の前にやって来たのは、骨蛇の娘、ヨナだ。「確かめに来たの」

テギル「…。」
ヨナ「本当にお父さんを殺したのか、あなたの口から聞きたくて」
テギル「よく考えてみろ。何か見逃してるはずだ」
ヨナ「?」
テギル「骨蛇が死んで、利益を手にする者…。あるいは、その恩恵を受ける者。それでもなけりゃ、俺が投獄されて得をする者」

「…。」テギルの言葉に、ヨナは考えを巡らせる。

テギル「骨蛇が死ぬ前、手に何か握っていたんだが…」

ヨナは手に持っていた十の闘牋札を差し出した。

テギル「!」

テギルは立ち上がり、柵越しにそれを受け取る。

テギル「闘牋札…?」
ヨナ「ペク・テギル。あなたが犯人だという明白な証拠よ」
テギル「いや… ようやくわかったぞ。犯人が誰なのか」
ヨナ「?」

#ちょっと待って!種明かし待って!当事者全員集めてから!(笑)

テギル「骨蛇が死ぬ瞬間まで握っていたこの闘牋札が指し示す人物…。俺以外に、骨蛇が使う音カラクリを聞き分けた唯一の人物」

~~~~

夜中、骨蛇の執務室の扉を開けたのは… 犬斫刀だ。

骨蛇「犬斫刀。何の用だ?」

犬斫刀は蛇のように鋭い目で骨蛇を見る。「お互い恨み言はなしにしよう」

骨蛇「…。」

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と、骨蛇が机を蹴り飛ばし、それを避けた犬斫刀が宙に飛び上がる。
次の瞬間、犬斫刀の刀が目にも留まらぬ速さで骨蛇の首を切り裂いた。

骨蛇「!!!」

犬斫刀が部屋を出て行くと同時に、骨蛇は前に倒れこんだ。
必死で手を伸ばし、掴んだのは…。

~~~~

テギル「犬斫刀…!」

#うーん、謎解き編が弱い!

ヨナ「犬斫刀が犯人だという証拠は?」
テギル「証拠は探さないとな。今から」
ヨナ「証拠もなしに言い逃れするつもり?」
テギル「あんた、俺が犯人だって信じたいのか?」
ヨナ「…。」
テギル「誰が犯人だろうと、父親が死んだんだから、俺が憎いだろう。俺に奪われた賭場も取り戻したいはずだ。それとも…犬斫刀のことが怖いのか?」
ヨナ「わかっていないのね!犬斫刀は単なる賭博師じゃない。殺人を請け負う刺客集団の首長よ」

~~~~

殺人を依頼したい人物が、あちらこちらから犬斫刀を訪ねて来る。

男「賤民なら100両、良民なら200両、両班なら500両と聞いたが」

依頼者が暖簾越しに差し出した紙を、手下が犬斫刀に渡す。

犬斫刀「(紙を読み)従六品堂下官なら千両だ」

依頼者は懐から出した金を投げて寄越す。「全財産を賭けるから、殺してくれ!」

~~~~

テギル「それで…犬斫刀が怖くて、黙って見てるのか?」
ヨナ「違うわ。犬斫刀が犯人だというのはあなたの推測に過ぎない」
テギル「…。」
ヨナ「犬斫刀を犯人にして、六鬼神やお父さんを殺したように、犬斫刀を倒そうとしてるんだわ」

191.

「…。」憤るヨナを、テギルは静かに見つめる。

ヨナ「もう一度言うけれど、明白な証拠が出てこない限り、ペク・テギル、あなたが犯人… その考えは変わらないわ」
テギル「その考え、俺が変えてやるよ」

牢屋の入り口が開き、誰かが入ってくる。「?」
延礽君とサンギルだ。

ヨナ「何事ですか」
延礽君「ペク・テギルを解放する」
ヨナ「延礽君様!犯人を解放するなんて!」

延礽君がチラリとテギルを見た。

テギル「言ってなかったか?俺、どこまでも運のいい男なんだ」

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牢の中でさっさと着替えて出てくると、テギルは待っていたヨナに声を掛けた。「謝るのは…」

ヨナ「?」
テギル「犯人を捕まえてからだ」
ヨナ「!」

テギルは冠をかぶり、歩き出した。

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屋敷の廊下をやって来たのは、犬斫刀だ。
彼はインジャの後ろで立ち止まった。

インジャ「来たか」
犬斫刀「…。」
インジャ「朝鮮一の麻浦の商権が我が手に入ったのだ。どうやって感謝の気持ちを表現したものか」
犬斫刀「…。」
インジャ「君が骨蛇を殺し、ペク・テギルを捕らえさせたお陰だ」

~~~~

インジャもまた、骨蛇を殺すよう、犬斫刀に殺人依頼をしたのだった。
依頼者の顔を確認し、犬斫刀は呆気にとられた。

犬斫刀「白面書生が何の悪ふざけだ?」
インジャ「金さえ出せば誰でも殺すのが君の仕事ではないか」
犬斫刀[…。」
インジャ「今日、骨蛇がペク・テギルに負けた。そうなれば骨蛇が握っていた麻浦の商権はペク・テギルの元へ転がり込むはず。君にとっても私にとっても愉快なことではなかろう?」
犬斫刀「あんたなら難しくはないはずだが」
インジャ「はははっ。私は君のような刺客ではないからね」
犬斫刀「…。」

インジャは持参した木箱を差し出した。
蓋を開けると、そこには銀貨がぎっしり詰まっている。

インジャ「よろしく頼む」

インジャは腰を上げた。「あぁ…」

インジャ「君がそばに置いていたあの女人、ペク・テギルと一緒にいるようだが…」

「!」犬斫刀が目を見開いた。

インジャ「…知っていたかどうか。はははっ」

#このおっさんホンマにーーーっ

~~~~

「もしかしたら、今晩ペク・テギルが君に会いに来るだろう」インジャが言った。

犬斫刀「牢獄にいる奴がどうやって?」
インジャ「猟犬だ。王が解き放った…」

#何でもかんでもお見通しなの、ホント勘弁してほしい。度が過ぎると白ける。

犬斫刀「ペク・テギル… あいつに王と何の縁が?」
インジャ「深い深い縁だ。それより…」

インジャは一通の書状を犬斫刀に差し出す。

インジャ「君のために見物客を呼んでおいた」
犬斫刀「?」
インジャ「ふふっ、今夜は騒がしくなるぞ」

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延礽君に伴われ、テギルは粛宗の前にいた。

粛宗「お前、余の言ったことを理解はしたのか」
テギル「はい、殿下。今夜、亥の刻の鐘が鳴るまでに、必ずや真犯人を捕らえて来ます」
粛宗「延礽君」
延礽君「はい、殿下」
粛宗「こやつがやり遂げられなかった時は、どう責任を取る?」

#ええー だって王様が言ったんじゃん。ペク・テギルを連れて来いって

延礽君「…。」
粛宗「お前自らこの事件を受け持つと言ったではないか。責任は持つべきだ」
延礽君「全て… 手放します」
テギル「!」
粛宗「全て?お前、余が言ったことを覚えておるか?」
延礽君「…。」

「友のために命を差し出せるのか」粛宗はそう言ったのだ。
「民のために玉座を放棄できるか」それが出来ないなら、友でもなければ民でもないと…。

延礽君「肝に銘じております、殿下」
粛宗「そうか。全て手放すと…」

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粛宗は二人の若者を交互に見比べた。「面白い」

粛宗「真犯人を捕らえることが出来なければ、ペク・テギル、お前は明日の朝、日の出と同時に斬首に処する。肝に銘じよ」

「はい、殿下」二人は声を揃えた。

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外へ出たところで立ち止まった延礽君は、どこか優しい表情でテギルを見た。

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#彼女を心配するような目だねぇ(笑)

延礽君「今回は一人だ。出来そうか?」

「延礽君様」テギルが深刻な延礽君をからかう。「今回は一役買うどころか、何の苦労もせずに済むぞ」
延礽君が微笑む。

「受け取れ」粛宗がテギルに与えたあの剣を、延礽君は彼に返した。

延礽君「亥の刻だ。少しでも遅れたら…」
テギル「遅れはしないから、心配はどこかにぎゅっと結びつけてくださいよ、延礽君様」

数歩進んだところで、テギルは足を止めた。「あぁ、思い出した」

延礽君「?」
テギル「何で知りたいのかさっぱりわからないけど。俺の誕生日、癸酉年10月6日」

テギルはくるりと身を翻し、まっすぐ門へと歩き出した。

延礽君「癸酉年10月6日…。兄上の生年月日!」

#…え?

母の姿を思い浮かべ、延礽君はテギルの背中をじっと見つめた。「ペク・テギル!お前は本当に… 私の兄なのか?」

#…え?

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夜が来た。
長い年月の間、静かにくすぶっていた炎は、ついにその火の手を露わにしようとしていた。

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犬斫刀「早かったな」

犬斫刀は、音も立てず後ろに現れた男… テギルをゆっくりと振り返った。

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ここでエンディングです。
物静かな犬斫刀、ソリムがそばにいてくれないと寂しいっていう意外なところがすごく気に入ってるんだけど…
殺し屋で、犬斫刀を捕らえないとテギルが斬首刑だなんて、こりゃ犬斫刀も死を免れそうにないねぇ。
何もかもイ・インジャのせいだ。ふんっ

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