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Oh my Venusオーマイビーナス13話あらすじ&日本語訳vol.1

   

ソ・ジソブ、シン・ミナ主演のKBSドラマ「Oh my Venus(オーマイヴィーナス)」13話、あらすじと共に、台詞を丁寧に訳していきますね。

気合だっ!

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「今どちらですか」病院でチェ理事を見ていたミン室長は、すぐヨンホに連絡をいれた。

ヨンホ(電話)「家ですよ。そろそろ着替えて出掛けようかと」

一瞬電話を離し、ミン室長は素早く安堵の溜息をつく。「良かった」

ミン室長(電話)「絶対動かないで、お宅にいらしてください。チェ理事が…」
ヨンホ「え?」

ミン室長の話を聞いたヨンホの顔色が変わった。「ジュンソン!」

+-+-+-+

「ダメよ、お兄さん!」チェ理事の妹ヘランも、良からぬ気を起こした兄を追っていた。「ダメよ… ダメ!」

+-+-+-+

チェ理事がジュンソンの乗る車に突っ込むのを阻止しようと、ヨンホは二人の車の間に無理やり割り込んだ。
チェ理事は彼の車を避け、追いかけてきたヘランの車とも衝突を起こす。(多分)

ヨンホの車は…

対向車を避けようと大きくハンドルを切ると、別の車に乗り上げ、大きく宙を舞った。

+-+-+-+

車からフラフラと降りてきたチェ理事の目にまず入ったのは… 煙をあげて停まっている何故か見慣れた車だ。

チェ理事「?!」

運転席に駆け寄ると… そこには頭から血を流している妹の姿があった。

チェ理事「(大声で周りに)助けてください!!!誰かいませんか!!!」

#「こっちもかい!めんどくさい」と全員で突っ込みましょう

+-+-+-+

「兄貴!!!」血まみれになっているヨンホを発見したジュンソンは、夢中で叫びながら彼を助け出そうとした。
頭から血を流し、太腿にハンドルが食い込んでえぐれていた。

すぐに到着したミン室長が駆け寄る。

ジュンソン「兄貴を助けてください!兄貴を!」

ミン室長は掛けていた真っ白なマフラーを外し、ヨンホの足の傷口を押さえる。「理事長!しっかりなさってください!」

ミン室長「(部下たちに)早く来い!!!」

#演技だけで泣けるよね(´;ω;`)ブワッ

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手術が始まってから2時間を超えていた。

手術室の前で身動きせずにいたキム代表理事が、静かに口を開く。「口止めをしっかりやれ」

キム代表理事「マスコミに漏れないよう、徹底的に」
ミン室長「はい」
キム代表理事「会長には… 経過がわかってからお話しするんだ」
ミン室長「はい。…申し訳ありませんでした」
キム代表理事「…。」
ミン室長「全て私の過失です」

「起きてしまったことは… 何としてでも持ち堪えるしかない」祈るように手術室のドアを見つめ、キム代表理事が呟いた。

+-+-+-+

チェ理事も、別の手術室の前で茫然と座り込んでいた。「…。」
床でうなだれている彼を、人々が遠巻きに見て通り過ぎていく。
どうしてこんなことに…。彼はどこにもやり場のない怒りと虚しさで一杯になっていた。

+-+-+-+

ミン室長たちから少し離れ、廊下にポツンと立っていたジュンソンの前に、目を真っ赤にしたジウンがやって来た。「兄貴、どうしたんだ?」

ジュンソン「…。」

手術室へ向かおうとしたジウンを、ジュンソンが捕まえる。

ジウン「兄貴!!!」

0200

#また(´;ω;`)ブワッ

+-+-+-+

ジュンソンが贈った赤いコートを来て、スンジャは彼を待っていた。

『息子』そう記された連絡先に電話を掛けてみる。
いくら待っても、彼は現れなかった。

スンジャ「…。」

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いつものように夜は明けた。

出勤したジュウンはもう一度ヨンホに電話を掛けた。
昨日繋がらなかった電話は、今朝は「電源が入っていない」という自動メッセージに変わっている。

ジュウン「?」

彼女はジュンソンに掛けてみる。
呼び出し音が流れるのを、ジュウンは緊張して聞いた。

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スンジャが家から出てくると、そこにじっと立っていたのはジュンソンだった。

スンジャ「!」
ジュンソン「こんなに遅くなって…すみません」
スンジャ「私… 私… 何かあったのかと…」
ジュンソン「…。」
スンジャ「無事な姿が見られてすごく有り難いわ」

「か、母さん…」ジュンソンが震える声でそう呼んだ。

スンジャ「!!!」

息子に母さんと呼ばれる日が来るなんて…。
スンジャは思わず息子を抱きしめた。

スンジャ「ごめんなさい。そんな資格があるかわからないけど… これからたくさん抱きしめるわ」

0201

#昨夜のはずの約束が遅くなっただけどという…^^;

+-+-+-+

ヘランも無事手術を終え、病室へ移されていた。

医師「肋骨の骨折が多発性臓器損傷を引き起こさないか憂慮していたんですが、幸い手術が早かったので深刻な異常は起きないでしょう」
チェ理事「…。」
医師「骨折している足首と肋骨は安静にしていただければ…」

「ありがとうございました」チェ理事は途中で医師の言葉を遮った。

チェ理事「…。」

+-+-+-+

「叔父さん」ベッドの上で天井を見つめ、ヨンジュンが言った。

#そうだ。君もいたんだった(爆)
何人ベッドの上におんねん。あっちもこっちも忙しいわ。

チェ理事は妹の病室を離れ、甥の元へ来ていたのだ。

ヨンジュン「…叔父さん」
チェ理事「!」
ヨンジュン「お母さんは?」
チェ理事「あぁ、お母さん?じき来るさ」
ヨンジュン「…。」
チェ理事「お前、何でこんなバカな真似したんだ」
ヨンジュン「61周年記念式に… 行ったんです。叔父さんが電話してるのを聞いたんだけど、僕のせいで… 問題ばかり起きてるみたいで…」

そう言って、ヨンジュンは声を震わせる。

#叔父さんに自殺未遂の理由を訊かれて「叔父さんの話を聞いたから」って答える展開って、結構レアなケースだよね。

チェ理事「!」
ヨンジュン「僕さえいなくなれば… みんな欲もなくなって… 良くなると思って」
チェ理事「何てバカなことを」
ヨンジュン「すみません、叔父さん。もうバカなことはしません」
チェ理事「いや、いや…。バカな真似をしたのは叔父さんだ」

「ごめんな」チェ理事は目を真っ赤にして、そう呟いた。

+-+-+-+

ウシクが病院へやって来ると、チェ理事は救急治療室前の廊下でうなだれていた。

#救急治療室の中なのか外なのか、この人あちこち移動してうなだれるね。

ウシク「理事、一体どう…?」
チェ理事「…イム・スターか」
ウシク「大丈夫ですか?」
チェ理事「頼みがあるんだが」
ウシク「?」
チェ理事「個人的なことだ」
ウシク「おっしゃってください」

+-+-+-+

「お気をつけて」ジュウンは相談に訪れた男性を部屋の外で見送った。

男性「あの土地、絶対守らないといけないんです。どうぞよろしくお願いします」
ジュウン「はい、最善を尽くしますね」

「先生」秘書が立ち上がる。

秘書「副代表、今日もいらしてないんです」
ジュウン「えっ?!」
秘書「昨日は、体調が悪いって代表に連絡があったそうなんですけど、今日は何も連絡がないんです」
ジュウン「…。どうしたのかな、遅刻もしない子なのに」
秘書「そうですね。今日は決済書類もたっぷりあるんですけど…」
ジュウン「住所教えてください。行ってみるわ」
秘書「はい、先生」

+-+-+-+

運転しながらも、ジュウンはヨンホに電話を掛け続けた。
朝からずっと「電源が入っていない」と同じメッセージが流れるばかりだ。
携帯にも、何も通知はない。

ジュウン「(溜息)どうしちゃったの、ホント」

+-+-+-+

長い手術を終えたヨンホは、個室へ移されていた。

医師「幸い意識は回復し、生命の危険はなくなりましたが、多発性骨折に筋肉の損傷まで…」

装置でしっかり固定されたヨンホの足を、父キム・ソンチョルとミン室長は無言で見つめた。

医師「最善を尽くしましたが、また歩けるようになるかどうか… 今のところ断言できません」
キム代表理事「…。」

やり切れなさにミン室長は思わず目を閉じる。「…。」

キム代表理事「(医師に)よろしくお願いします」
医師「はい」
キム代表理事「(ミン室長に)ヨンホが目覚めたら、会長にお知らせするんだ」
ミン室長「…はい」

病室へ出てくると、ミン室長は声を潜めて切り出した。「調べました結果…」

ミン室長「理事長はチャン・ジュンソン選手を守ろうとして、チェ理事の車輌を遮ったようで、奥様はチェ理事を止めようとして…。結局全員が加害者なり被害者になったという状況です」

0202
キム代表理事「…。事態収拾のためには、何としてでもチェ理事側と和解しなければ」
ミン室長「(頷く)法的にはそうなるようです」
キム代表理事「しっかり後始末をしろ。傷ついて横たわっている子を… 罪人にできるか」
ミン室長「…申し訳ありません、代表理事」

+-+-+-+

ジュウンはスジンの部屋のチャイムを鳴らした。「副代表!」

ジュウン「(ノックして)いるんなら出てきなさいよ!」

何も反応はない。
試しに玄関キーのパスワードを入れてみると、いとも簡単に鍵が外れた。

ジュウン「オ・スジン?」

スジンの姿を探し、ジュウンは家の奥へ進む。
寝室のドアを開けてみると、スジンがベッドの上で眠っているのが見えた。

ジュウン「オ・スジン!」

呼んでも叩いても、スジンは反応しない。
力任せに揺すると、スジンが突然顔をしかめた。「あぁ!」

ジュウン「!」
スジン「オーバーなのよ。ただでさえ頭が痛くてたまらないのに」
ジュウン「はぁ、ビックリした!ホントにもう!」

「死んでないから帰って」スジンは背を向け、再び目を閉じる。

+-+-+-+

ジュウンはキッチンへ向かい、簡単な食事を作って持ってきた。

ジュウン「家ん中に一粒も米がなくてお粥も作れないから、それでも食べてしっかりして」

「はぁ」スジンは溜息をつき、お膳を横にどける。「何でこんなことするんだか」
ジュウンの視線は、ベッドサイドのテーブルに置いてあるワインと薬に向かった。「…。」

ジュウン「極々私的な空間だから、堂々とタメ口使うわよ」
スジン「好きにしなさいよ」
ジュウン「優しく言ってるうちに、お酒と薬、一緒に飲むのやめなさい。あんたの体、1日で使い捨てるわけじゃないんだから」
スジン「…。」
ジュウン「それから、玄関のパスワード変えなさいよ。0413、誕生日って何よ!一人暮らしなのに大胆ね」
スジン「…。」
ジュウン「それから、謝って」
スジン「何を?」
ジュウン「早く!」
スジン「ハッキリ言ったでしょ。ウシクは私が盗ったんじゃないって」
ジュウン「謝りなさいよ!優しく言ってるうちに!」
スジン「…。」
ジュウン「あんた、司法試験にパスしてアメリカに行くとき、何で私に連絡しなかったの?」
スジン「…。」
ジュウン「アメリカに行ってからも、何で私からのメール全部無視したのよ?何で同期だったとしか言わなかったの?友だちだったのに!」

「どうしてよ!」ジュウンは叫んだ。

スジン「カン・ジュウン」

ジュウンは力が抜けたようにベッドの縁に腰を下ろした。

ジュウン「今、地獄にいるような気分だから… 頼むから謝って」

#今、自分が何を訳してるのかわからないから… 頼むから教えて

スジン「…どこでやられて来たんだか」

「酷い女」ジュウンは何度もスジンを叩き、目に涙を一杯に溜めた。

スジン「酷いのはあんたの方よ!」
ジュウン「私が何よ?!」
スジン「工学部首席!あんたが紹介してくれたあいつ!」
ジュウン「…?」
スジン「あいつが言ってたわ。あんた、私を哀れに思って紹介してくれたんだって」
ジュウン「!」
スジン「私のプライド踏みつけて… 私みたいな子はこんなところうろつくなって」
ジュウン「…。ろくでなしね、全く」
スジン「イ・ジフンだってそうよ。会わせてあげるって言っといて、電話番号もらったのあんたじゃない!」
ジュウン「!」
スジン「あんた綺麗だったから。全部あんたのものだったから!」
ジュウン「…。」
スジン「私はあんたのそばで同情される、ふとっちょなブスだったから!」
ジュウン「(溜息)バカね。マネージャーを紹介するって、マネージャーの電話番号書いてくれただけよ」
スジン「もういいってば」
ジュウン「たかがこんなことのためだったの?私の友だち、オ・スジンが…?そんな感情のせいで?」
スジン「人間っていう動物は、そんなもののために死ぬことだってあるのよ」
ジュウン「…。」
スジン「寂しい…辛いっていうのは… そういうこと」

「酷い女」そう言って、スジンは目を逸らした。

ジュウン「…。」
スジン「あんたが先に謝りなさいよ」
ジュウン「…知らなかったわ。あんたがそんなふうに思ってたことも」
スジン「…。」
ジュウン「私が悪かったわよ」

「…。」スジンは俯いた。「ウシクは… ホントに私から口説いたんじゃないの」

ジュウン「私、ウシクと知り合って15年になるのよ。誰かに口説かれたからって、なびくヤツじゃないわ」
スジン「…。」
ジュウン「本気だったはずよ」
スジン「!」
ジュウン「私に悪いと思って二の足踏んでるうちに、きっと最悪のタイミングになったんだわ」
スジン「…。あんた、どうしたの?ガフンの理事長と喧嘩でもした?」
ジュウン「(溜息)(皆が知ってる人と恋愛するのが?恋愛くらい誰でもするのに?)、何でこんなに辛いの…?!」

ジュウンの目から涙がこぼれおちる。
どっと感情が湧き上がり、彼女は枕に突っ伏して泣いた。

#えぇ~っ?Σ(゚д゚lll)
昨夜すっぽかされてまだ連絡つかないだけで急にどした?
心なしかミナちゃんの泣き方がヤケクソに見える(笑

「…。」ジュウンをいたわろうと伸ばした手を… スジンは躊躇った末に引っ込める。

スジン「(ぼそっと)パスワード変えなくて良かった」

+-+-+-+

観葉植物の鉢を抱えて、ジウンがジュンソンと一緒にVIP病棟へやって来た。

#エアーフレッシュだね。

「ジウン」ジュンソンがジウンの肩を掴み、引き留める。

ジウン「ん?」(←ジウンのガチガチ具合がなんとも言えないね…
ジュンソン「兄貴の前で泣いちゃダメだぞ」
ジウン「(頷く)」
ジュンソン「兄貴を悲しませないようにしよう。いいな?」
ジウン「(頷く)うん」

0204

ジウンにそう言いながら、ジュンソンは自分の涙を懸命にこらえる。

ジウン「俺、泣かない。絶対泣かないよ」

ジウンは深く息をした。
“OK,don’t cry” そういいながら、ジウンの目から涙が流れ落ちる。”Never!”

+-+-+-+

ヨンホの病室へ入ってくると、二人は黙ってヨンホを見つめた。
そのとき…
ヨンホがうっすら目を開き、「はぁ」と息をつく。

ジュンソン「!…兄貴?」

ヨンホの目がジュンソンを捉えた。「あぁ、ジュンソン」

ジュンソン「えぇ、兄貴」

ジュンソンは涙を堪え、目を逸らす。「すみません…」

ヨンホ「お母さんは…」
ジュンソン「会いました!兄貴にお礼を言ってくれって」
ヨンホ「…。」
ジュンソン「僕のせいなんでしょう?兄貴がこんなことになったのは。僕が危険な目に遭うんじゃないかって…」
ヨンホ「はぁ、うるさいな。ジウン?」
ジウン「兄貴!ここにいるよ。ジウンだよ」
ヨンホ「…。」
ジウン「(気丈)しっかりジュンソン兄貴のそばについて、チャンピオンにするから!」

ジュンソンが静かに背を向ける。「…。」

ジウン「Don’t worry! 兄貴は何も心配するなよ。な?」

「あ、それから」ジウンは持ってきた観葉植物を見せる。「プレゼント持って来たんだ」

ジウン「自分で勝手に育つんだって。水だって20日に1回やればいいって。な?」
ヨンホ「…。」
ジウン「超簡単だよ。だから…、だから…」

#もー泣かせるなよーー(´;ω;`)ブワッ
健気すぎるよーー(´;ω;`)ブワッ

ジウン「絶対良くなって、ちゃんと水やってくれよ。な?!」
ジュンソン「…。」
ジウン「それから、ジュ…。(言いとどまる)こいつ枯らすなよ。な?」

「…。」ヨンホの目の縁にたまっていた涙が、スッと一筋流れ落ちた。

0205

ジュンソンの電話がポケットの中で唸った。「?」
画面には、「義姉さん、カン・ジュウン弁護士さん」と表示されている。
「兄貴」ジュンソンはヨンホを振り返った。「弁護士さんに何て言えばいいか…」

「…。」ヨンホの目から、もう一筋涙が溢れる。「こんな姿は… 見せたくないな」

ヨンホ「彼女が泣くのも見たくない。…どうなるかもわからないのに」
ジュンソン「…えぇ、兄貴」
ジウン「兄貴のために祈るよ、OK? 奇跡のために祈る。OK?!」
ヨンホ「…もう行け。仕事があるだろ」

そう言って、ヨンホは再び目を閉じた。

+-+-+-+

ここで区切ります。

もうヨンホとジュンソンとジウンのドラマにしてほしい。

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